JP2010048289A - 配管支持具用ボルト伴回り・脱落防止補助具及びそれを用いた配管支持具 - Google Patents
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Abstract
【目的】タンバックル、配管支持バンド及びボルトが脱離・脱落しないように仮止め状態とし、ボルトの伴回りを防止することができ、更に、配管の取り付け角度を微調節可能な配管支持具用補助具を提供する。
【構成】配管支持バンドの取付片を挟む内・外側面と、該内・外側面を連結する側面を有し、該配管支持バンドの取付片を挟持する挟持部と、前記内側面に形成されたボルト挿通孔と、前記内側面のボルト挿通孔の外縁に形成され、タンバックルの如き支持具の脚部を係止する係止部と、前記外側面に形成され前記ボルトの頭部の回動を規制する規制部、を有することを特徴とする配管支持具用ボルト伴回り・脱落防止補助具。
【選択図】 図1
【構成】配管支持バンドの取付片を挟む内・外側面と、該内・外側面を連結する側面を有し、該配管支持バンドの取付片を挟持する挟持部と、前記内側面に形成されたボルト挿通孔と、前記内側面のボルト挿通孔の外縁に形成され、タンバックルの如き支持具の脚部を係止する係止部と、前記外側面に形成され前記ボルトの頭部の回動を規制する規制部、を有することを特徴とする配管支持具用ボルト伴回り・脱落防止補助具。
【選択図】 図1
Description
本発明は、配管支持具用ボルト伴回り・脱落防止補助具(以下、単に配管支持具用補助具ともいう。)及びそれを用いた配管支持具に関し、詳しくは、配管用バンドに挿通されるナット螺合前のボルトの脱落を防止し、且つボルトの伴回りを防止し、配管用支持バンドの取付片とタンバックルの如き支持具の脚部とを係止することができる配管支持具用補助具及びそれを用いた配管支持具に関するものである。
従来より、配管支持具の吊りバンド等に挿通されるナット螺合前のボルトの脱落を防止し、且つボルトの伴回りを防止する技術が種々提案されている(特許文献1〜4等参照)。
配管支持具は、水道管等の配管を建物の天井や床下等に敷設するためのものであり、該配管内に流入する水等を滞りなく流すために、該配管に適当な傾斜を付ける必要があり、施工時に取り付け角度を微調整することが必要である。
配管支持具の取り付け角度を微調整する方法として、例えば、天井に固定されたタンバックルの如き支持具と配管支持バンドをボルト・ナットで螺合・緊締する際に、タンバックルの如き支持具と配管支持バンドとの間で角度を微調整する方法がある。
配管支持具の取り付け角度を微調整する方法として、例えば、天井に固定されたタンバックルの如き支持具と配管支持バンドをボルト・ナットで螺合・緊締する際に、タンバックルの如き支持具と配管支持バンドとの間で角度を微調整する方法がある。
また、施工時の利便性・安全性の観点から、タンバックルの如き支持具と配管支持バンドとにボルトを挿通した後、ナット螺合前においても、該タンバックルの如き支持具、配管支持バンド及びボルトが脱離・脱落しないように、仮止め状態とする必要があると共に、ナット螺合に際して、ナットの回転にボルトが伴回りすることを防止する必要もある。
特許文献1〜4に記載の技術は、配管支持バンドの取付片とタンバックルの脚部とを抱え込むように伴回り防止具を装着し、ボルトの脱落とナット螺合時のボルトの伴回りを防止している。
しかし、これらの技術では、伴回り防止具を装着後に、タンバックルと配管支持バンドとの間で角度を微調節することができないという問題点がある。
そこで、本発明の課題は、タンバックルの如き支持具、配管用支持バンド及びボルトが脱離・脱落しないように仮止め状態とすることができると共に、ナット螺合に際してナットの回転にボルトが伴回りすることを防止でき、更に、水道管等の配管の取り付け角度を微調節することが可能な配管支持具用補助具を提供すること、及び該配管支持具用補助具を用いた配管支持具を提供することにある。
本発明の上記課題は、下記構成によって達成される。
1.ボルト挿通孔が設けられた取付片を有する配管支持バンド、該支持バンドを支持するタンバックルの如き支持具、ボルト及びナットからなる配管支持具に取り付けられ、ボルトの伴回りを防止するとともに、ボルトの脱落を防止するために用いられる配管支持具用ボルト伴回り・脱落防止補助具において、
前記配管支持バンドの取付片を挟む内・外側面と、該内・外側面を連結する側面を有し、該配管支持バンドの取付片を挟持する挟持部と、
前記内側面に形成されたボルト挿通孔と、
前記内側面のボルト挿通孔の外縁に形成され、タンバックルの如き支持具の脚部を係止する係止部と、
前記外側面に形成され前記ボルトの頭部の回動を規制する規制部、
を有することを特徴とする配管支持具用ボルト伴回り・脱落防止補助具。
前記配管支持バンドの取付片を挟む内・外側面と、該内・外側面を連結する側面を有し、該配管支持バンドの取付片を挟持する挟持部と、
前記内側面に形成されたボルト挿通孔と、
前記内側面のボルト挿通孔の外縁に形成され、タンバックルの如き支持具の脚部を係止する係止部と、
前記外側面に形成され前記ボルトの頭部の回動を規制する規制部、
を有することを特徴とする配管支持具用ボルト伴回り・脱落防止補助具。
2.係止部が、ボルト挿通孔から挟持部の内側面に対し垂直に切り起こされ、先端を前記内側面に対し略水平に折り曲げた鉤形状であることを特徴とする請求項1に記載の配管支持具用ボルト伴回り・ 脱落防止補助具。
3.係止部が、ボルト挿通孔の外縁であって、配管用支持バンドの配管抱持部側に形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の配管支持具用ボルト伴回り・脱落防止補助具。
4.規制部が、切り起こしによって形成された突起部を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の配管支持具用ボルト伴回り・脱落防止補助具。
5.規制部が、六角形の透孔であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の配管支持具用ボルト伴回り・脱落防止補助具。
6.規制部が、六角形の1辺、2辺又は3辺に、切り起こしによって形成された突起部を有することを特徴とする請求項5に記載の配管支持具用ボルト伴回り・脱落防止補助具。
7.ボルト挿通孔が設けられた取付片を有する配管支持バンド、該支持バンドを支持するタンバックルの如き支持具、ボルト、ナット及び配管支持具用ボルト伴回り・脱落防止補助具から構成される配管支持具において、
該配管支持具用ボルト伴回り・脱落防止補助具が、請求項1〜6のいずれかに記載の配管支持具用ボルト伴回り・脱落防止補助具であることを特徴とする配管支持具。
該配管支持具用ボルト伴回り・脱落防止補助具が、請求項1〜6のいずれかに記載の配管支持具用ボルト伴回り・脱落防止補助具であることを特徴とする配管支持具。
前記1に記載の発明によれば、タンバックルの如き支持具、配管支持バンド及びボルトが脱離・脱落しないように仮止め状態とすることが可能であると共に、ナット螺合に際してナットの回転にボルトが伴回りすることを防止でき、しかも、水道管等の配管の取り付け角度を何時でも調節可能な配管支持具用補助具を提供することができる。
前記2に記載の発明によれば、タンバックルの如き支持具の仮止め状態を、より確実・簡単に達成することが可能な配管支持具用補助具を提供することができる。
前記3に記載の発明によれば、製造コスト面でより有利な配管支持具用補助具を提供することができる 。
前記4に記載の発明によれば、ナット螺合時に、ナットの回転にボルトが伴回りすることを、より確実に防止することが可能な配管支持具用補助具を提供することができる。
前記5に記載の発明によれば、ナット螺合時に、ナットの回転にボルトが伴回りすることを、より簡単な方法で防止することが可能な配管支持具用補助具を提供することができる。
前記6に記載の発明によれば、ナット螺合時に、ナットの回転にボルトが伴回りすることを、より確実に、より簡単な方法で防止することが可能な配管支持具用補助具を提供することができる。
前記7に記載の発明によれば、タンバックルの如き支持具、配管用支持バンド及びボルトが脱離・脱落しないように仮止め状態とすることが可能であると共に、ナット螺合に際してナットの回転にボルトが伴回りすることがなく、しかも、水道管等の配管の取り付け角度を何時でも調節可能な配管支持具を提供することができる。
本発明に係る配管支持具用補助具及び配管支持具の詳細について、添付の図面に基づき説明する。
図1は、本発明に係る配管支持具用補助具の1実施例の使用状態を示す斜視図、
図2は、図1の配管支持具用補助具の6面図、
図3は、図1の配管支持具用補助具の装着状態を説明する要部右側面図、
図4は、図1の配管支持具用補助具の装着状態を説明する要部断面図、
である。
図2は、図1の配管支持具用補助具の6面図、
図3は、図1の配管支持具用補助具の装着状態を説明する要部右側面図、
図4は、図1の配管支持具用補助具の装着状態を説明する要部断面図、
である。
先ず、本発明に係る配管支持具用補助具の構成について、図1〜図4に示す実施例に基づき説明する。
図1において、1は本発明に係る配管支持具用補助具、2は該配管支持具用補助具1が取り付けられる配管支持具である。
配管支持具2は、天井から吊り下げられた吊りボルトBに取り付けられるナットN、タンバックル3、該タンバックル3の脚部3A・3B、ボルト4、ナット5、配管支持バンド6(配管抱持部6A・6Bを有する。)、配管抱持部6A・6B夫々の端部である取付片6C・6Dとから主として構成されている。尚、仮想線で示されるPは配管である。
配管支持具用補助具1は、挟持部11、ボルト挿通孔12、係止部13及び規制部14から構成される。
図2において、配管支持具用補助具1の実施例を示す。
図2において、配管支持具用補助具1の実施例を示す。
挟持部11は、配管用支持バンド6の取付片6Cを挟む内側面11A・外側面11Bと、該内・外側面11A・11Bを連結する側面11Cから構成され、配管用支持バンド6の一方の取付片6Cを挟持する。
内側面11Aと外側面11Bとは、取付片6Cを挟持し得る間隔を隔て、平行に相対向して形成される。
側面11Cは、両面に形成し、挟持部11を平面視四角形としても良く(実施例、図2参照)、片面に形成し、挟持部11を平面視コの字形としてもよいが、挟持部11の強度を保つ観点から、前者の構成とすることが好ましい。また、側面11Cは、内側面11Aと外側面11Bの上端から下端までの全てを連結する態様でも良く、一部を連結する態様でもよい。
内側面11Aと外側面11Bとは、取付片6Cを挟持し得る間隔を隔て、平行に相対向して形成される。
側面11Cは、両面に形成し、挟持部11を平面視四角形としても良く(実施例、図2参照)、片面に形成し、挟持部11を平面視コの字形としてもよいが、挟持部11の強度を保つ観点から、前者の構成とすることが好ましい。また、側面11Cは、内側面11Aと外側面11Bの上端から下端までの全てを連結する態様でも良く、一部を連結する態様でもよい。
挟持部11は、配管用支持バンド6の一方の取付片6Cのみを挟持し、タンバックル3の脚部3Aを挟持しない構成である。
この構成によれば、配管用支持バンド6の取付片6Cとタンバックル3の脚部3Aとを一体に挟持しないため、配管支持バンド6が、ボルト4を中心として配管方向に回動可能となる。
また、この構成によれば、配管支持バンド6及びタンバックル3にボルト4を挿通後、これらが脱離するおそれがあるが、かかる問題点は、配管支持具用補助具1に後述する係止部13を設けることによって解決する。
この構成によれば、配管用支持バンド6の取付片6Cとタンバックル3の脚部3Aとを一体に挟持しないため、配管支持バンド6が、ボルト4を中心として配管方向に回動可能となる。
また、この構成によれば、配管支持バンド6及びタンバックル3にボルト4を挿通後、これらが脱離するおそれがあるが、かかる問題点は、配管支持具用補助具1に後述する係止部13を設けることによって解決する。
ボルト挿通孔12は、抱持部11の内側面11Aの中心近傍に形成される。
ボルト挿通孔12の形状は、図2においては楕円形の透孔であるが、ボルト4が挿通可能な透孔であれば、その形状を問わない。
ボルト挿通孔12の最小径部の径は、ボルト4のネジ山部の径より小さく、ネジ谷部の径より大きい。この構成によって、ボルト4の脱落を防止することができる。
ボルト挿通孔12の形状は、図2においては楕円形の透孔であるが、ボルト4が挿通可能な透孔であれば、その形状を問わない。
ボルト挿通孔12の最小径部の径は、ボルト4のネジ山部の径より小さく、ネジ谷部の径より大きい。この構成によって、ボルト4の脱落を防止することができる。
係止部13は、ボルト挿通孔12の外縁に形成され、図4に示すように、タンバックル3の一方の脚部3Aに設けられたボルト挿通孔に係止し、配管支持バンド6、タンバックル3及びボルト4のいずれかが、脱離・脱落することを防止する役割を果たす。配管支持バンド6とボルト4は、前述したボルト挿通孔12の径の大きさによって、離脱・脱落することが防止されているため、係止部13は、特に、タンバックル3の脱離を防止する役割を果たす。
係止部13の形状は、図2に表されるように、ボルト挿通孔12から挟持部の内側面11Aに対し垂直に切り起こされ、先端を前記内側面11Aに対し略水平に折り曲げた鉤形状である。更に、切り起こし又はプレス加工によって一体的に形成することが、製造コスト面での有利さも相俟って好ましい。
また、係止部13の形状は、タンバックルの脚部3Aに形成されたボルト挿通孔を係止する形状であればよく、本実施例では、ボルト挿通孔12を切り起こし又はプレス加工によって一体的に形成しているが、溶接、接着等によって他部材を付加する等の手段を採ることもできる。
また、係止部13の形状は、タンバックルの脚部3Aに形成されたボルト挿通孔を係止する形状であればよく、本実施例では、ボルト挿通孔12を切り起こし又はプレス加工によって一体的に形成しているが、溶接、接着等によって他部材を付加する等の手段を採ることもできる。
係止部13の形成位置については、ボルト挿通孔12の外縁に形成され、タンバックルの脚部3Aに形成されたボルト挿通孔を係止し得る位置であればよいが、図2に示すように、ボルト挿通孔12の外縁であって、配管用支持バンドの抱持部6A・6B側に形成されていることが、配管支持具用補助具1の取り付けが容易である点で好ましい。
タンバックル3の脱離をより確実に防止するためには、以下の構成とすることが好ましい。
即ち、図2〜図4に示す係止部13の形状について、鉤形状の先端が内側面11Aに対し略水平に折り曲げられているが、該先端部の長さが、タンバックル3の脚部3Aに設けられたボルト挿通孔の径からボルト4の径を減算した長さ以上であることが好ましい。
かかる構成とすることによって、ボルト4の径と係止部13の先端部の長さの和が、タンバックル3の脚部3Aに設けられたボルト挿通孔の径より大となり、係止部13が該ボルト挿通孔から脱離することがなく、タンバックル3の脱離を確実に防止することができる。
即ち、図2〜図4に示す係止部13の形状について、鉤形状の先端が内側面11Aに対し略水平に折り曲げられているが、該先端部の長さが、タンバックル3の脚部3Aに設けられたボルト挿通孔の径からボルト4の径を減算した長さ以上であることが好ましい。
かかる構成とすることによって、ボルト4の径と係止部13の先端部の長さの和が、タンバックル3の脚部3Aに設けられたボルト挿通孔の径より大となり、係止部13が該ボルト挿通孔から脱離することがなく、タンバックル3の脱離を確実に防止することができる。
規制部14は、抱持部の外側面11Bに形成され、突起部14Aと透孔14Bから構成される。
突起部14Aは、ボルト4の頭部の側部の一箇所乃至は複数箇所に当接して回動を規制
できる構成であれば形状を問わず、例えば、図1及び図2に示されるように、ボルト4の頭部の辺と同等幅を有する切り起こしによって形成することができる。
突起部14Aの形成方法としては、外側面11Bを部分的に切り起こし又はプレス加工によって形成してもよいし、或いは、溶接、接着等によって他部材を付加する等の手段を採ることもできる。
できる構成であれば形状を問わず、例えば、図1及び図2に示されるように、ボルト4の頭部の辺と同等幅を有する切り起こしによって形成することができる。
突起部14Aの形成方法としては、外側面11Bを部分的に切り起こし又はプレス加工によって形成してもよいし、或いは、溶接、接着等によって他部材を付加する等の手段を採ることもできる。
透孔14Bの形状は、ボルト4の頭部より僅かに大きい正六角形である。
ボルト4の頭部が、ボルト4の頭部より僅かに大きく、且つボルト頭部と同形の正六角形である透孔14Bに入り込むことにより、ボルト頭部の回動が規制されるので、ナット5を螺合する際のボルト4の伴回りを防止することができる。
ボルト4の頭部が、ボルト4の頭部より僅かに大きく、且つボルト頭部と同形の正六角形である透孔14Bに入り込むことにより、ボルト頭部の回動が規制されるので、ナット5を螺合する際のボルト4の伴回りを防止することができる。
透孔14Bは、図1及び図2に示されるようにボルト4の頭部より僅かに大きい正六角形に限定されず、ボルト4の頭部の回動を規制できる形状、即ち、ボルト4の頭部の側部の一箇所乃至は複数箇所に当接して回動を規制できる構成であれば、正六角形のボルト4の頭部の対向する1辺に当接する2辺を有する四角形でもよいし、3辺以上に当接する形状でもよい。
また、本実施例では、規制部14が、突起部14A及び透孔14Bを挟持部の外側面11Bに形成することによって構成されているが、突起部14Aのみで形成してもよいし、透孔14Bのみで形成してもよい。
配管支持具用補助具1の材質としては、鉄、ステンレス、アルミニウム等の金属製、或いはABS等の合成樹脂製など、この種の配管支持具の材料として公知公用の材質から形成されている。
配管支持具用補助具1を用いた配管支持具2は、例えば、以下の方法によって使用される。
先ず、配管支持具用補助具1を、配管支持バンド6の一方の取付片6Aを挟持又は抱持するように取り付ける。
次に、配管支持具用補助具1の係止部13を、タンバックル3の一方の脚部3Aに設けられたボルト挿通孔に係止する。
配管支持具用補助具1、取付片6A及び脚部3A・3Bの夫々に設けられたボルト挿通孔の位置を合わせ、該夫々のボルト挿通孔にボルト4を挿通する。この際、配管支持具用補助具1の規制部14が働く位置までボルト4を挿通する。
天井に固定され垂下する吊りボルトBに、ナットNを介してタンバックル3を螺合・緊締する。尚、前述のボルト挿通作業とは順を前後させてもよい。
先ず、配管支持具用補助具1を、配管支持バンド6の一方の取付片6Aを挟持又は抱持するように取り付ける。
次に、配管支持具用補助具1の係止部13を、タンバックル3の一方の脚部3Aに設けられたボルト挿通孔に係止する。
配管支持具用補助具1、取付片6A及び脚部3A・3Bの夫々に設けられたボルト挿通孔の位置を合わせ、該夫々のボルト挿通孔にボルト4を挿通する。この際、配管支持具用補助具1の規制部14が働く位置までボルト4を挿通する。
天井に固定され垂下する吊りボルトBに、ナットNを介してタンバックル3を螺合・緊締する。尚、前述のボルト挿通作業とは順を前後させてもよい。
続いて、配管抱持部6A及び6Bで配管Pを抱持し、配管抱持部6Bの端部6Dに設けられたボルト挿通孔にボルト4を挿通させる。
ボルト4にナット5を螺合し、仮止め状態とする。ここで、配管支持バンド6は、ボルト4を中心として配管方向に回動可能である。
最後に、配管の傾斜を調整し、それに応じて配管支持バンド6の配管方向の取り付け角度を微調整し、ボルト4とナット5を螺合・緊締する。
ボルト4にナット5を螺合し、仮止め状態とする。ここで、配管支持バンド6は、ボルト4を中心として配管方向に回動可能である。
最後に、配管の傾斜を調整し、それに応じて配管支持バンド6の配管方向の取り付け角度を微調整し、ボルト4とナット5を螺合・緊締する。
実施例において、配管支持具用補助具1を装着する配管支持具2は、吊りボルトB、該吊りボルトBに取り付けられるナットN、タンバックル3、ボルト4、ナット5及び配管支持バンド6から構成しているが、これらの構成部材については、公知公用の部材を代用することができる。
例えば、上記タンバックル3として説明した支持具については、天井と配管支持バンドとを連結することが可能な支持具、例えば、いわゆる羽子板ボルトやT足等、公知公用の
ものを代用してもよい。
また、配管支持バンド6については、実施例では、配管抱持部6Aと6Bとを同等の長さとした蝶番式の吊りバンドとして説明しているが、例えば、配管抱持部6Aと6Bの長さが異なる蝶番式の吊りバンドとしてもよいし、いわゆる組式の吊りバンドや配管抱持部の形状が円形以外の吊りバンド等、公知公用のものを代用してもよい。
例えば、上記タンバックル3として説明した支持具については、天井と配管支持バンドとを連結することが可能な支持具、例えば、いわゆる羽子板ボルトやT足等、公知公用の
ものを代用してもよい。
また、配管支持バンド6については、実施例では、配管抱持部6Aと6Bとを同等の長さとした蝶番式の吊りバンドとして説明しているが、例えば、配管抱持部6Aと6Bの長さが異なる蝶番式の吊りバンドとしてもよいし、いわゆる組式の吊りバンドや配管抱持部の形状が円形以外の吊りバンド等、公知公用のものを代用してもよい。
1 配管支持具用補助具
11 挟持部
11A 内側面
11B 外側面
11C 側面
12 ボルト挿通孔
13 係止部
14 規制部
14A 突起部
14B 透孔
2 配管支持具
3 タンバックル
3A・3B 脚部
4 ボルト
5 ナット
6 配管支持バンド
6A・6B 配管抱持部
6C・6D 取付片
B 吊りボルト
N ナット
P 配管
11 挟持部
11A 内側面
11B 外側面
11C 側面
12 ボルト挿通孔
13 係止部
14 規制部
14A 突起部
14B 透孔
2 配管支持具
3 タンバックル
3A・3B 脚部
4 ボルト
5 ナット
6 配管支持バンド
6A・6B 配管抱持部
6C・6D 取付片
B 吊りボルト
N ナット
P 配管
Claims (7)
- ボルト挿通孔が設けられた取付片を有する配管支持バンド、該支持バンドを支持するタンバックルの如き支持具、ボルト及びナットからなる配管支持具に取り付けられ、ボルトの伴回りを防止するとともに、ボルトの脱落を防止するために用いられる配管支持具用ボルト伴回り・脱落防止補助具において、
前記配管支持バンドの取付片を挟む内・外側面と、該内・外側面を連結する側面を有し、該配管支持バンドの取付片を挟持する挟持部と、
前記内側面に形成されたボルト挿通孔と、
前記内側面のボルト挿通孔の外縁に形成され、タンバックルの如き支持具の脚部を係止する係止部と、
前記外側面に形成され前記ボルトの頭部の回動を規制する規制部、
を有することを特徴とする配管支持具用ボルト伴回り・脱落防止補助具。 - 係止部が、ボルト挿通孔から挟持部の内側面に対し垂直に切り起こされ、先端を前記内側面に対し略水平に折り曲げた鉤形状であることを特徴とする請求項1に記載の配管支持具用ボルト伴回り・脱落防止補助具。
- 係止部が、ボルト挿通孔の外縁であって、配管支持バンドの配管抱持部側に形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の配管支持具用ボルト伴回り・脱落防止補助具。
- 規制部が、切り起こしによって形成された突起部を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の配管支持具用ボルト伴回り・脱落防止補助具。
- 規制部が、六角形の透孔であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の配管支持具用ボルト伴回り・脱落防止補助具。
- 規制部が、六角形の1辺、2辺又は3辺に、切り起こしによって形成された突起部を有することを特徴とする請求項5に記載の配管支持具用ボルト伴回り・脱落防止補助具。
- ボルト挿通孔が設けられた取付片を有する配管支持バンド、該支持バンドを支持するタンバックルの如き支持具、ボルト、ナット及び配管支持具用ボルト伴回り・脱落防止補助具から構成される配管支持具において、
該配管支持具用ボルト伴回り・脱落防止補助具が、請求項1〜6のいずれかに記載の配管支持具用ボルト伴回り・脱落防止補助具であることを特徴とする配管支持具。
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Cited By (4)
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---|---|---|---|---|
WO2011108761A1 (en) | 2010-03-04 | 2011-09-09 | Gigaphoton Inc. | Laser device, laser system, and extreme ultraviolet light generation apparatus |
JP2018197558A (ja) * | 2017-05-23 | 2018-12-13 | 株式会社オーティス | 止具連結方法、この止具連結方法を用いたパイプ支持具の製造方法、止具連結構造およびこの止具連結構造を有したパイプ支持具 |
CN112879664A (zh) * | 2020-12-25 | 2021-06-01 | 中石化工建设有限公司 | 一种管道安装用可调节式固定装置 |
JP7535991B2 (ja) | 2021-12-28 | 2024-08-19 | Awj株式会社 | ナットホルダー |
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2008
- 2008-08-20 JP JP2008211308A patent/JP2010048289A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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