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JP2009525798A - 血管分岐上の病変を治療するシステム - Google Patents

血管分岐上の病変を治療するシステム Download PDF

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JP2009525798A JP2008553759A JP2008553759A JP2009525798A JP 2009525798 A JP2009525798 A JP 2009525798A JP 2008553759 A JP2008553759 A JP 2008553759A JP 2008553759 A JP2008553759 A JP 2008553759A JP 2009525798 A JP2009525798 A JP 2009525798A
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Abstract

【解決手段】第1の分枝(B1)と第2の分枝(B2)とがある血管分岐上の病変を治療するシステムにおいて、前記第1の分枝内に配置されるように設計される第1の内部人工器官(100)と、一旦前記第1の内部人工器官(100)の開口部(140)が拡張されると、前記開口部(140)を介して係合することにより前記第2の分枝(B2)内に配置されるように設計される第2の内部人工器官(200)と、縦軸(1)を有する挿入器具(400)であって、前記第1の内部人工器官(100)の前記開口部(140)を介して前記第2の分枝内に導入されるとともに前記開口部(140)を拡張させるように設計される第1のバルーン(500)と、前記縦軸(1)に沿って前記第1のバルーン(500)と一直線となり、かつ前記第2の内部人工器官(200)を受けるとともに前記内部人工器官を拡張させるように設計される第2のバルーン(600)とからなる挿入器具(400)とからなる、第1の分枝(B1)と第2の分枝(B2)とがある血管分岐上の病変を治療するシステムに関する。

Description

本発明は、血管分岐上の病変を治療するシステムの分野に関する。
特に、本発明は、こうした目的のためにステントを配備するシステムに関する。
冠状動脈に見られる狭窄または狭小化を、狭窄部位において、ガイドを用いて、膨張可能である網状の穴あき管状体により形成されるステントを挿入することによって治療することは従来的によく知られている。
ほとんどの場合、これらのステントの膨張は、ステントの内側に配置されるバルーンを膨らませることにより達成され、前記バルーンは、その後、抜き取られる。
このステントを挿入するための一般的なシステムは、すでに随分と用いられてきた。しかし、前記システムは、全く申し分のないものというわけではない。
特に、本出願人は、よくある事例のように、狭窄が血管分岐に位置している場合には、前記システムが全く申し分のないものというわけではないことに気付いた。
実際に、こうした場合には、それぞれ分岐の異なる分枝内に配置されることを意図されるとともに、少なくとも分岐部分を覆うために相対的な配置が可能な限り正確に調節されなければならない2個の別々のステントを配置するためには、並行して行なわれる2つの処置において2個の別々の挿入システムを用いることが必要である。
これらの2つの別々の処置は、分岐部分においてステントを挿入するために用いられるガイドが交差して、このために血管分岐における狭窄部位の治療が複雑になってしまう危険性を高める。
本発明の第1の目的は、ステント挿入用システムを改良して、血管分岐における狭窄の治療を容易にし、かつ向上させることにある。
本発明の第2の目的は、同じ処置時に血管の分岐部分において1個または2個のいずれのステントを挿入するかの選択を手術者に委ねるステント配備システムを提案することにある。
本発明のまた他の目的は、各々が血管分岐の1つの分枝用に意図される2個のステントに連結された2個の挿入器具間においてガイドが交差する危険性を制限することができる挿入システムを提案することにある。
さらにまた、使用および製造が簡単である一方で、依然として最大限の有効性を保つステント用挿入システムを提案することが望ましい。
これらの目的は、本発明によれば、第1の分枝と第2の分枝とを含む血管分岐上の病変を治療するシステムにおいて、
‐部分的に、前記分岐の前記第1の分枝内に配置されるようになっている第1のステントと、
‐前記分岐の前記第2の分枝内に配置されるとともに、一旦前記第1のステントが拡張されると、前記第1のステントの開口部を通り抜けることにより、前記第2の分枝内に挿入されるようになっている第2のステントと、
‐第1の縦軸を有する挿入器具であって、
‐前記第1のステントの前記開口部を介して前記第2の分枝内に挿入されるとともに、前記開口部を拡張させるようになっている第1のバルーンと、
‐前記第1の縦軸に沿って前記第1のバルーンと一直線になる第2のバルーンであって、前記第2のステントを受けるとともに該ステントを拡張させる第2のバルーンとを含む挿入器具とを含むことを特徴とする、第1の分枝と第2の分枝とを含む血管分岐上の病変を治療するシステムにより達成される。
また他の態様によれば、本発明は、血管分岐上の病変を治療するシステムにおいて、
‐部分的に、前記分岐の第1の分枝内に配置されることを意図される主ステントに連結された、第1の縦軸を有する第1の挿入器具であって、自身の第1の案内要素を受けるように設計される、前記第1の軸に沿って位置する少なくとも1個の第1の案内チャネルを含む第1の挿入器具と、
‐それが適切である場合に、前記分岐の第2の分枝内に配置されることを意図される二次ステントに連結された、第2の縦軸を有する第2の挿入器具であって、第2の案内要素を受けるように設計される、前記第2の軸に沿って位置する少なくとも1個の第2の案内チャネルを含み、前記第2の案内要素は第2の挿入器具を前記分岐の前記第2の分枝内へと誘導することを意図される第2の挿入器具とを含み、
前記第2の挿入器具は、部分的に、前記第1の案内要素を受けるようになっている受容手段を有し、前記第1の挿入器具は、前記第1の案内要素を前記受容手段に可逆的に取り付けて、前記2個の挿入器具が前記第2の案内要素上において前記分岐まで前進するときに一緒に保持されるようにする手段を有することを特徴とする、血管分岐上の病変を治療するシステムを提案するものである。
本発明は、さらにまた、第1の分枝と第2の分枝とを含む血管分岐上の病変を治療する方法において、
‐部分的に、第1のステントを前記分岐の前記第1の分枝内に配置する工程と、
‐第2のステントを前記分岐の前記第2の分枝内に配置する工程であって、前記第2のステントは、一旦前記第1のステントが拡張されると、前記第1のステントの開口部を通り抜けることにより前記第2の分枝内に挿入される工程とを含み、
前記第2のステントを配置する工程は、第1の縦軸を有するとともに前記第1の縦軸に沿って第1のバルーンと前記第1のバルーンに一直線となる第2のバルーンとを含む挿入器具を用いて行なわれ、かつ前記工程は、
‐前記第1のバルーンを前記第2の分枝内に前記第1のステントの前記開口部を介して挿入するとともに、前記開口部を拡張させる工程と、
‐前記第2のステントを前記第2のバルーン上において受けるとともに、前記第2のステントを拡張させる工程とを含む、第1の分枝と第2の分枝とを含む血管分岐上の病変を治療する方法に関する。
添付図面を参照して非限定的な例として示される以下の説明を読むと、本発明をよりよく理解することができ、かつその他の利点および特徴がより明らかになろう。
最初に、本発明にしたがった、血管分岐上の病変を治療するステント配備システムを説明する。
a.挿入システムの器具
この挿入システムを用いて、所定の処置時に、治療される血管(V)の必要性にしたがって、1個または2個のいずれかのステントが挿入される。
この挿入システムは、第一に、図4に特に示されているように、治療される血管V内において分岐の第1の分枝B1および前記分岐の上流の主要部分P内に配置されることを意図されるいわゆる主ステント100を拡張させるように設計される主バルーン310を有する第1の挿入器具300を含む。
この主バルーン310は、該バルーンを分岐の第1の分枝B1内へと誘導することを意図される第1の案内要素800を受けることができる案内チャネル323と連結されている。
第二に、前記挿入システムは、それが適切である場合に、治療される血管Vの分岐の第2の分枝B2内におけるいわゆる二次ステント200の挿入に専ら用いられる第2のダブルバルーン挿入器具400を含む。
この第2の挿入器具400は、前記第1の挿入器具と結合するように設計される。
前記第2の挿入器具は、主ステント100の開口部140を介して第2の分枝B2内に挿入されるようになっている第1のバルーン500を含み、この第1のバルーン500は、さらにまた、主ステント100の開口部140を拡張させるようになっている。
前記挿入器具は、さらにまた、一旦第1のステント100が拡張されると、前記第1のステント100の開口部140を介した挿入により第2の分枝B2内へと挿入されることを意図される二次ステント200を受けるとともに該二次ステントを拡張させるようになっている第2のバルーン600を含む。
第二に、前記挿入器具は、有利な点として、部分的に第1の挿入器具300の第1の案内要素800を受けて、挿入システムを治療される血管V内の分岐に向かって前進させるときに、これらの2個の挿入器具300および400が一緒に保持されるようにしうる受容手段530を含む。
次に、図2に示される第2のダブルバルーン挿入器具400の構造をより正確に説明する。
本質的に、この縦軸1を有する挿入器具400は、この軸1に沿って一直線になる第1のバルーン500とより近位側の第2のバルーン600とを含む。
これらの2個のバルーン500および600は、それぞれ、好ましくは、軸1上に中心を置く略円筒状の長尺の管体510、610によって形成され、前記管体のそれぞれの端部511、512および611、612は、一般に丸められる。
より正確には、これらのバルーン500および600は、それぞれ、軸1に対して平行に位置するとともに前記バルーン500および600を軸方向に貫通する2個の内部中空管520および620上に固定される。これらのバルーンは、それぞれ、血管形成用可撓金属ガイド型700の案内要素を受ける少なくとも1個の案内チャネル522、622を含む。
前記バルーン500および600は、それぞれ自身の近位端511、611において、実質的に軸1に沿って位置するとともに前記バルーンを膨らませるようになっている2個のそれぞれの膨張管521および621を延在させる。
これらの膨張管521および621は、好ましくはガイド700を取り巻く。より正確には、好ましくは、これらの各々は、金属ガイド700を受けるとともに連結された内側管520および620の案内チャネル内に現れる第1のチャネル524、624と、膨張に用いられて、バルーン500および600の内容積中に現れる第2のチャネル525、625との2本のチャネルを含む。
内部管520および620と前記の第1のチャネル524および624とは、バルーン500および600の内容積から絶縁されることに注意されたい。
第二に、軸1に沿って一直線となる第1および第2のバルーン500および600は、第1のバルーン500からの膨張管521により数ミリメートルの長さにわたって分離される。
加えて、この膨張管521は、第2のバルーン600に連結された内部管620へと延在して開口し、前記第2のバルーンそのものは、該バルーンの膨張管621へと延在する。
このように、最近位側のバルーン600の膨張管621は、より正確には、3本のチャネル、すなわち2個のバルーン500および600に共通し、金属ガイド700を受ける案内チャネル624と、連結された内部管520内へと開口する第1のバルーン500の第1の膨張チャネル525と、第2のバルーン600の内容積中に開口する、第2のバルーン600の膨張に用いられる第2のチャネル625とによって構成される。
その結果として、2個のバルーン500および600に連結された2本の膨張管521および621は、自身の長さの大きな部分にわたって、第2のバルーン600の近位端611に一緒に固定される。
これらの管は、好ましくは互いに溶接される。
これらの管は、その後、それぞれ前記管、より正確には前記管の前記案内チャネル624と膨張チャネル525、625とに連結される3本のそれぞれのチャネル430、440、450を有する共有要素410を形成する。
これにより、2個のバルーン500および600は、自身の膨張管521および621の大部分にわたって結合されて取り付けられるとともに、組立体を分岐の第2の分枝B2内に誘導する金属ガイド700を受ける共通の案内チャネル624を有する。
その結果として、前記バルーンは、それが必要とされる場合に、第2のステント200を挿入する処置の過程において一緒に移動する。
加えて、第2の挿入器具400の共通要素410は、第2のバルーン600の反対側の近位端において、流体源を有するとともにそれぞれ膨張チャネル440および450に連結されてバルーン500および600の膨張を可能にする2個の接続システム445および455を備える。
前記共通要素410は、さらにまた、可逆的取付け手段、特にトルカTを有するとともに案内チャネル430に連結されてガイド700の取付けを可能にする接続システム435を有する。
たとえば、これらの接続システム430、440および450は、「ルアーロック」という名称を持つ種類のものでありうる。
変形態様において、前記バルーンを膨張させる接続手段445および455は、従来の膨張用注射器エンドピースを受けるようにされうる。
前記の接続手段445および455は、2個のバルーン500および600を別々に膨張させうることが重要である。
前記接続システムに近接する近位部分において、共有要素410は、二次ステント600を分岐の第2の分枝B2内において正しい位置に配置するために用いられるカラーマーカR1を有する。
この20mm程度の長さを有するマーカR1は、以下に図6に関して説明するように、第2の挿入器具400の移動時において、第1の挿入器具300上に配置されるマーカに対応するように配置される。
加えて、2個の各々のバルーン500および600は、好ましくは、X線不透過マーカを備える。より正確には、第1のバルーン500は、自身の内部管520により担持されるとともに前記管の中央位置に配置されるマーカ540を有する一方で、第2のバルーン600は、該バルーン600の近位端611に配置されるとともに連結された内部管620により担持されるマーカ640を有する。
加えて、第1のバルーン500の内部管520は、有利な点として、軸1に沿って位置するバルーン500のいわゆるノーズチューブ523により、膨張管521の反対側で該バルーンの遠位端512において外側に延在せしめられる。
内部管520に連結された案内チャネル522は、第1のバルーン500のノーズ523内に開口し、ガイド700は、該ノーズの自由な開口遠位端526により、ノーズ523から現れる。
この第1のバルーン500のノーズ523は、さらにまた、前記端部526において、第1の挿入器具300を案内する第1の案内要素800を受けるようになっている受容手段を有する。
ステント100および200の2個の挿入器具300および400は、これにより、以下に図5に関して説明するように、分岐の分枝B1およびB2内に前記ステントがそれぞれ配置されるときに、互いに嵌合しうる。
これらの受容手段は、軸5に中心を置くいわゆる補助中空管530を含む。
この中空管は、第1のバルーン500のノーズ523の遠位端526の軸5に沿って第1のバルーン500の方へと、軸1に対して若干角度をなす方向に位置する。
前記中空管は、軸1に対して平行かつ紙面の平面に対して垂直な平面によって決定される斜端部を備えた遠位端531を有する。
この遠位端531から、中空管は、接着または溶接により、前記斜端部の長さにわたって第1のバルーン500のノーズの自由端523に取り付けられる。この長さは、数ミリメートル程度である。
第二に、この補助管530は、自身の開口近位端532において、第1の挿入器具300を案内するマンドレル800または金属ガイドの一方の端部を受けるようになっている。
図1に示される、この第1の挿入器具300に関しては、内部管320と膨張管322と第1のバルーン500について図2に関して説明したものと実質的に同じであるノーズ321とに連結された軸2に中心を置く主バルーン310を含む。
このように、第1の挿入器具300は、異なる管320、322とノーズ321とに共通する案内チャネル323を含み、この案内チャネルは、冠状動脈内において分岐の第1の分枝B1の方へと前進するときに挿入器具300を案内するマンドレル800を受けるようになっている。
このマンドレル800は、バルーン310のノーズ321の自由端327において、挿入器具300から外へ開口するとともに、第2の挿入器具400の補助管530内において配置につく。
補助管530内におけるマンドレル800の取付けを可能にするために、主バルーン310の膨張管322は、自身の近位端において、可逆的取付け手段を、より正確には、トルカT2を有するとともに案内チャネル323に連結された接続システム325を備える。
2個の主ステント100と二次ステント200とのそれぞれの挿入器具300および400は、これにより、それぞれのノーズ321、523において互いに固定されて取り付けられる。
加えて、第1の挿入器具300は、さらにまた、主バルーン310の膨張を可能にする膨張チャネル324に連結されたルアーロック型の流体源を有する接続システム326を含む。
加えて、自身の膨張管322上において、前記挿入器具は、第2の分枝B2内における二次ステント200の配置時にマーカとしての役割を果たす2個の数十ミリメートルだけ分離されたカラーマーカR3およびR2を含む。最遠位マーカR3とR2マーカとの各々は、20mm程度の長さにわたって延在するとともに、例えば約27mmの距離だけ分離される。
主バルーン310は、さらにまた、自身の内部管320により担持されるとともに自身の2つの各端部312および311それぞれに配置される2個のX線不透過マーカ313および314を有する。これらのマーカ313および314は、2mm程度の長さにわたって延在する。
当然ながら本発明を制限しない本発明の特定の実施例によれば、主ステント100および二次ステント200の2個のそれぞれの挿入器具300および400は、以下の寸法を有する。
‐第1および第2のバルーン500および600は、血管V内の分岐の第2の分枝B2内において正位置につくような長さを有する一方で、主バルーン310は、血管Vの第1の分枝B1内および主要部分P内において正位置につくような長さを有する。
‐第1および第2のバルーン500および600は、それぞれ14mmおよび12mmの長さを有するとともに、膨張状態において2.0mm〜3.0mm程度の直径を有する。
‐主バルーン310は、20mm程度の長さと、膨張状態において2.5〜4mm程度の外径を有する。
‐バルーン500および600の収縮状態において取り付けられた挿入器具400および300の外寸は、好ましくは案内カテーテル6Fに沿って移動することができるような外寸である。
‐2個の挿入器具400および300の案内チャネル624、524および323は、110〜135cm程度の長さと、0.014インチの直径を有する可撓ガイドまたは金属マンドレルを受けることができるような内径とを有する。
‐第1のバルーン500は、自身の膨張管521により、第2のバルーン600から30〜34mmの距離だけ分離される。
‐第1のバルーン500は、10.5〜11mmの長さを有するノーズを有する一方で、主バルーン310のノーズ321は、3mm程度の長さにわたって延在する。
‐補助管530は、第1のバルーン500のノーズ522に6mm程度の長さにわたって取り付けられる。
b.ステント
次に、特に図4に示されるように、分岐部分に配置されることを意図される2個のステントを説明する。
図3bおよび4に図示されるとともに、それが適切である場合は、治療される血管V内において分岐の第2の分枝B2内に配置されることを意図される二次ステント200に関して、このステントは、軸4に中心を置く管部分220を含む。
管部分220は、好ましくは格子状の穴あき管構造221により形成されて、管部分220の構造が該部分の直線部分における膨張を可能にするようになっている。
前記管部分の網目状パターンは、多くの変形態様の主題となりうる。このパターンは、たとえば、それぞれ図3bおよび4に示されているように、分岐の分枝B2の内壁上において、第2の内部バルーン600により膨張せしめられるときに、網目状の外観を呈する菱形状または六角形状のパターンとされうる。
このような膨張可能な管状要素221の基本構造および該管状要素を構成する材料は、当業者にはすでに周知であるため、これらの構造を以下で詳細に説明することはしない。
図3bに図示されるように、分岐の鞘において、分岐の第2の分枝B2の始点に配置されることを意図される前記管部分220の近位端202は、自身の周縁部に斜端部240を備える。
この斜端部240は、軸4に対して傾斜するとともに紙面の平面に対して垂直をなす平面によって定められうる。このように、前記管部分の壁部の開口角は、前記近位端202から360°に及ぶまで、すなわち反対側端部201において軸4のまわりに完全な管形状をなすまで増大する。
非限定的な例として示される本発明の特定の実施例によれば、斜端部240の長さは、7〜9mm程度であり、二次ステント200の内径は、20〜3.0mm程度である。
また他の実施例は、自身の近位端202にいくつかの斜端部を含む二次ステント200を特徴とする。
第二に、ステント200は、この端部202にX線不透過マーカ230を有する。前記マーカは、前記管部分220の遠位端201に最も近く、かつ分岐の鞘に近接して配置されることを意図される末端である斜端部240の末端241に配置される。
展開位置において、図4に示されるように、ステント200が第2の分枝B2内において正位置に配置されると、斜端状の近位端202は、第2の分枝B2の入口に配置される主ステント100の開口部140に調和的に位置して、分岐部分を可能な限り完全に覆う。
主ステント100に関しては、図3aおよび4に示されるように、前記主ステントは、軸3に沿って配置されるとともに前記軸に中心を置く管部分110を含む。
この管部分110は、それぞれ血管Vの第1の分枝B1と主要部分Pとに挿入されることを意図される、同軸をなす遠位側130および近位側120の2個の部分により形成される。
前記遠位側部分の上流の、軸3に対して平行な長手端部113において、管部分110は、自身が配置される第2の分枝B2の入口の形態をとるように設計される開口部140を有する。
この開口部は、たとえば、管部分110の外側に向かって開口する半円形141の形状を呈する。
前記開口部は、特定の網状組織により形成されることが有利である。
この網状組織は、管部分110を形成する格子状の穴あき管要素101を形成する網状組織より粗い目を有する。
このような要素101は、二次ステント200に関して図3bを参照してすでに説明されているため、以下では詳細に説明することはしない。
展開位置において、主ステント100が血管V内の分岐に配置されると、開口部140は、第2の分枝B2の方を向く位置について、第2の挿入器具400を受ける用意が整う。
より正確には、開口部140の特定の網目または大きさは、第2の器具400の第1のバルーン500を受けることができ、かつこの第1のバルーン500が前記分岐の第2の分枝B2の入口において膨張するときに変形することなしに大きく開口するように設計される。
第二に、前記開口部は、挿入器具400の第2のバルーン600上に圧縮される二次ステント200の形の上に嵌合するように設計され、前記ステント200は、以下に図5に関して説明するように、分岐の第2の分枝B2の入口の手前において、前記開口した網目内に挿入されるとともに、前記入口を通過した後に分枝B2内に配置されなければならない。
加えて、約1mmの長さを有するX線不透過マーカ102が開口部140上に取り付けられる。このマーカは、前記開口部の周縁部に配置されうる。たとえば、図3aにおいて、前記マーカは、円弧141の中央に配置される。
一般に、このX線不透過マーカ102は、2個のステント100および200が分岐の2本の分枝内に取り付けられるときに、二次ステント200の斜端部240上に配置されるX線不透過マーカ230に対応するように配置される。
本発明の非限定的な一例において、主ステント100の管部分110は、17〜18mm程度の長さを有し、開口部140は、3mm程度の内径を有する。
主ステント100は、好ましくは、コバルトクロミウム型のステントである。
次に、本発明にしたがった挿入システム、特にこのシステムによる1個または2個のステントの挿入の実施例を説明する。
a.ステント配備システムの挿入
最初に、主バルーン310により担持される主ステント100内に二次ステント200の挿入器具400を配置する。
より正確には、図5aを参照すると、第2の挿入器具400の第1のバルーン500のノーズ523が、主ステント100の近位部分120の近位端112において挿入されるとともに、その後、第1のバルーン500の内部管520の長さの半分まで開口部140の網目を貫通して主ステント100の外側に挿入される。
次に、マンドレル800が主バルーン310のノーズ321から出るまで、該マンドレルの遠位端から第1の挿入器具300の案内チャネル323内に挿入される。
図5aおよび5bに図示されるように、このマンドレル800は、その後、第2の挿入器具400の補助管530内に挿入され、この組立体は、トルカT2を案内チャネル323に連結された接続システム325に螺着することにより固定される。
2個の挿入器具300および400の主バルーン310と第1のバルーン500との2個のノーズ523および321は、これにより、互いに取り付けられて保持される。
加えて、2個の挿入器具300および400は、これにより、実質的に整列して配置され、挿入システム全体の直径が冠状動脈内において減じられることがわかろう。
次に、2個の取り付けられた挿入器具300および400と該挿入器具が担持しているステント100および200とが、連結された案内カテーテル内に挿入される。
予め分岐の第2の分枝B2内に配置される可撓ガイド700は、その後、自身の近位端から、第2の挿入器具400の第1のバルーン500のノーズ523の自由端526内に挿入される。
2個の取り付けられた挿入器具300、400を含む組立体は、このガイド700に沿って、案内カテーテルとその後に治療される血管Vの主要部分Pとを介して、分岐に到達するまで移動する。
このように、分岐の方へと単一のガイド700に沿って前進するときに第1のバルーン500と主バルーン310との2個のノーズ522、321を一緒に保持する取り外し可能な補助管530/マンドレル800の組立体により、ガイドが交差する危険性を排除することが可能になる。
挿入システムの前進は、分岐の鞘の位置で停止され、剛性マンドレル800により保持される第1のバルーン500のノーズ523が解放される。
この目的のために、第1の段階において、主バルーン310からの膨張管322の接続システム325のトルカT2を緩めて、以ってマンドレル800が移動自在となるようにする。
第2の段階において、このマンドレル800を補助管530から引き戻して、2個のバルーン310および500から2個のノーズ523および321を解放する。
次に、主バルーン100に連結された案内チャネル323内の前記マンドレルを、分岐の第1の分枝B1内に挿入される可撓ガイドと交換する。
その後、分岐の2本の分枝B1およびB2内にすでに配置された2個の各々のガイドを前進させる。
互いから解放された2個のバルーン500および310と連結された挿入器具400および300とは、自身のそれぞれの可撓ガイドに沿って前進するとともに、それぞれ分岐の2本の分枝(B1およびB2)内へと分かれる。
この移動の後、第一に、主ステント100の遠位部分130は第1の分枝131内に配置され、自身のガイドに沿って開口部140まで前進したステント100は、分岐の第2の分枝B2の入口に配置される。
第二に、開口部140を通過する第1のバルーン500のノーズ523および前半分は、分岐の第2の分枝B2内に挿入される一方で、第1のバルーン500の後半分と主ステント100の近位部分120に配置される第2の挿入器具400の残りの部分とは、血管Vの主要部分P内に配置される。
この正確な位置は、分岐の鞘の位置に配置される第1のバルーン500と開口部140とのそれぞれのX線不透過マーカ540および102の対応により標識される。
この時点で挿入システムが配置について、分岐内の病変を治療する用意が整ったことになる。
b.ステント配備システムの展開
この時点まで、バルーン組立体は収縮状態に保たれてきた。
分岐の鞘の位置における開口部140および第1のバルーン500の位置は、X線不透過マーカ102、540により、すでに確認されたため、この時点でバルーンを膨らませることが可能になる。
システムを展開させるために、第1の段階において、第2の挿入器具400の第1のバルーン500が、自身の膨張管521を用いて膨らまされる。
図5cに図示されるように、この膨張を用いて、第一に、前記バルーンが貫通している開口部140の網目を拡張するとともに、前記網目を分岐の第2の分枝B2の入口の形状に合わせる。第二に、前記膨張を用いて、さらにまた、主ステント100の近位部分120が拡張される。このバルーン500は、その後、すぼまされる。
第2の段階において、図5dに図示されるように、主バルーン310の膨張を用いて、十分に開かれ、連結された主ステント100を完全に拡張させる。
主バルーン310は、その後、収縮せしめられる。
この段階で、主ステント100の管要素101の網目は、分岐の第1の分枝B1と血管の主要部分Pとを覆うとともに、第2の挿入器具400の第1のバルーン500が拡張された網目を横切る状態で、自身の開口部140を第2の分枝の方に向けて配置される。
第3の段階において、それぞれ第2の挿入器具400の共通要素410と第1の挿入器具300の膨張管322とにより担持される2個のカラーマーカR1およびR2を隔てる距離を知った上で、主バルーン310を引き戻して、図6aおよび6bに図示されるように、カラーマーカR2を固定された共通要素410のカラーマーカR1と一致させるようにする。
次に、血管造影検査を行なう。
主ステント100の挿入の結果が分岐の2本の分枝B1およびB2において申し分なく、かつ最適である場合は、第2の分枝B2内における二次ステント200の展開へと進む必要はない。その後、2個の挿入器具300および400を容易に引き戻して、処置を終える。
そうではなく、前記結果が第2の分枝B2内において最適ではない場合は、第2の挿入器具400を移動させて、二次ステント200を担持する第2のバルーン600が、主ステント100の開口部140を通過した後に第2の分枝B2内に配置されるようにする。
有利な点として、図5eに図示されるように、第2の挿入器具400の2個のバルーン500、600の線形配置は、第2のバルーン600が開口部140の網目を貫通して二次ステント200が取り付けられることを容易にする。
第1の挿入器具300の膨張管322により担持される2個のカラーマーカR3、R2を隔てる距離を知った上で、第2の挿入器具400を押圧することにより前記移動を達成して、図6cに図示されるように、カラーマーカR1をマーカR3に対応させるようにする。
第2のバルーン600の位置も、図5eおよび5fに図示されるように、それぞれ主ステント100と二次ステント200との開口部140上と斜端部202上とに配置される2個のX線不透過マーカ102および230を対応させることにより調節される。
第2のバルーン600が正しく配置されたことを確認した後に、前記バルーンを収縮させて、二次ステント200を配備する。
前記二次ステントは、第一に、第2の分枝B2の壁部に合う形状にされるとともに、第二に、自身の斜端状端部において、主ステント100の拡張された開口部140と結合する。
図4および5fに図示されるように、主ステント100と二次ステント200とがその後、拡張されて、分岐の2本の分枝B1およびB2と治療される血管Vの主要部分Pとを覆うようになる。
分岐における病変の治療は、このようにして完了する。
最終的な血管造影検査を行なって、2個のステント100および200の配置と展開とが最適であることを確認する。
最適である場合は、次に、2個の挿入器具300および400を同時に引き戻して、本発明の挿入システムを用いた血管Vの分岐における病変の治療を終える。
最適でない場合は、本明細書には説明しないキッシングバルーン法として知られている周知の技術を用いて、主バルーン310と第1のバルーン500との拡張を同時に繰り返すことができる。
当業者は、従来技術の周知の装置に関しては、分岐の第1の分枝B1内へのステントの挿入を可能にするとともに、同じ処置時において、それが必要とされる場合に、第2のステントを第2の分枝B2内に挿入するか否かの選択を手術者に委ねる挿入システムを有する、血管分岐における病変の治療用の血管造影システムを理解することができよう。
加えて、このような挿入システムは、分岐のそれぞれの分枝B1およびB2内において2個のステント100および200を誘導する金属ガイドが交差する危険性を伴うことなしに、簡単かつ確実かつ効果的な方法で使用されうる。
当然ながら、本発明は、前記に説明された特定の方法の実施に制限されるのではなく、さらにまた、本発明の精神に従ったあらゆる変形態様にわたる。特に、本発明は、添付図面に制限されるものではない。前記の説明において示された特定の例証は、本発明の非限定的な例である。
血管の分岐の第1の分枝に用いられる主ステントに対応する挿入器具の略側面図である。 血管の分岐の第2の分枝に用いられる二次ステントに連結されたダブルバルーン挿入器具の略側面図である。 血管の分岐の第1の分枝に用いられる主ステントと前記分岐の第2の分枝に用いられる二次斜端ステントとの断面図である。 血管の分岐の第1の分枝に用いられる主ステントと前記分岐の第2の分枝に用いられる二次斜端ステントとの断面図である。 血管の分岐に配置される図3aおよび3bのステントの斜視図である。 ステントにおいて図1の挿入器具上に取り付けられる図2のダブルバルーン挿入器具を含む本発明にしたがったステント配備システムの側面図である。 図1の挿入器具に取り付けられる図2のダブルバルーン挿入器具を含む本発明にしたがったステント配備システムの挿入を示す側面図である。 図2のダブルバルーン挿入器具の第1のバルーンを膨らませることによる、図1の挿入器具により運ばれるステントの展開を示す側面図である。 図1の挿入器具のバルーンの展開による、図1の挿入器具により運ばれるステントの展開を示す側面図である。 血管の分岐の分枝内において、連結されたダブルバルーン挿入器具による二次ステントの挿入を示す側面図である。 二次ステントが展開された状態にある図5cの変形態様の図である。 血管の分岐にステントを挿入するときの本発明にしたがった挿入システムの2個の挿入器具の協調的な相対移動を示す図である。 血管の分岐にステントを挿入するときの本発明にしたがった挿入システムの2個の挿入器具の協調的な相対移動を示す図である。 血管の分岐にステントを挿入するときの本発明にしたがった挿入システムの2個の挿入器具の協調的な相対移動を示す図である。

Claims (16)

  1. 第1の分枝(B1)と第2の分枝(B2)とを含む血管の分岐上の病変を処理するシステムにおいて、
    部分的に前記分岐の前記第1の分枝(B1)内に配置されるようになっている第1のステント(100)と、
    前記分岐の前記第2の分枝(B2)内に配置されるとともに、一旦前記第1のステントが拡張されると、前記第1のステント(100)の開口部(140)を通り抜けることにより前記第2の分枝(B2)内に挿入されるようになっている第2のステント(200)と、
    第1の縦軸(1)を有する挿入器具(400)と、を備え、
    前記挿入器具(400)は、
    前記第1のステント(100)の前記開口部(140)を介して前記第2の分枝(B2)内に挿入されるとともに前記開口部(140)を拡張するようになっている第1のバルーン(500)と、
    前記第1の縦軸(1)に沿って前記第1のバルーン(500)と一直線となり、前記第2のステント(200)を受けるとともに当該ステント(200)を拡張するようになっている第2のバルーン(600)とを含む、
    ことを特徴とする、第1の分枝(B1)と第2の分枝(B2)とを含む血管の分岐上の病変を処理するシステム。
  2. 前記第1および第2のバルーン(500、600)は、前記第1の軸(1)に沿って配置される第1の共通案内チャネルを含み、
    前記第1の案内チャネルは、前記分岐の前記第2の分枝(B2)内において、前記2個のバルーン(500、600)の組立体を誘導することを意図される第1の案内要素(700)を受けるようになっていることを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  3. 前記第1および第2の各々のバルーン(500、600)は、自身の近位端(511、611)において、前記第1の案内要素(700)を受けるとともに前記バルーン(500、600)を膨らませるようになっている膨張管(521、621)によって延在され、
    前記第1の縦軸(1)に対して実質的に平行に配置される前記膨張管(521、621)は、自身の長さの一部分にわたって互いに固定されることを特徴とする請求項1または2に記載のシステム。
  4. 前記膨張管(521、621)は、自身の長さの一部分にわたって互いに溶接されることを特徴とする請求項1乃至3に記載のシステム。
  5. 前記第1のステント(100)は、第2の縦軸(2)を有するとともに、前記第1のステント(100)を担持し、かつ拡張させるようになっている少なくとも1個の主バルーン(310)を含む第2の挿入器具(300)に連結され、
    前記主バルーン(310)は、近位端において、第2の案内要素(800)を受けるとともに前記バルーン(310)を膨らませるようになっている膨張管(322)によって延在させられることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のシステム。
  6. 前記第1の挿入器具(400)は、部分的に前記第2の案内要素(800)を受けるようになっている受容手段(530)を有し、
    前記第2の挿入器具(300)は、前記2個の挿入器具(300、400)が前記第1の案内要素(700)上において前記分岐まで前進するときに一緒に保持されるように、前記受容手段(530)に対する前記第2の案内要素(800)の可逆的取付手段(325)を有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のシステム。
  7. 前記受容手段(530)は、近位端(532)において前記第2の案内要素(800)を受けるとともに、遠位端(531)において前記第1の案内チャネルを含むいわゆるノーズチューブ(523)に取り付けられるようになっている中空の補助管を含み、
    前記ノーズ(523)は、前記第1のバルーン(500)の遠位端から前記第1の軸(1)に対して平行に延在することを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載のシステム。
  8. 前記可逆的取付手段(325)は、前記第2の案内チャネル(323)に連結されたトルカ(T2)を有する接続システムを含み、前記第2の案内要素(800)を前記受容手段(530)に固定することを特徴とする請求項6〜7のいずれかに記載のシステム。
  9. 前記第2の案内要素(800)は、マンドレルであることを特徴とする請求項5〜8のいずれかに記載のシステム。
  10. 前記補助管(530)は、前記ノーズ(523)から第1のバルーン(500)の方へと前記第1の軸(1)に対して角度をなす方向に配置される管であることを特徴とする請求項7〜9のいずれかに記載のシステム。
  11. 前記補助管(530)は、接着または溶接により前記ノーズ(523)に固定されるようになっている斜端部を有する遠位端(531)を含むことを特徴とする請求項7〜10のいずれかに記載のシステム。
  12. 前記開口部(140)は、前記第1のバルーン(500)を受けるとともに前記バルーンの膨張時に変形することなしに開くようになっており、かつ前記分岐の前記第2の分枝(B2)の入口において前記開口部を横切る前記第2のバルーン(600)により担持される前記第2のステント(200)の形状を呈するようになっている網目を有することを特徴とする請求項1乃至11いずれかに記載のシステム。
  13. 前記第2のステント(200)は、少なくとも1個の斜端部(240)を備える近位端(202)を有することを特徴とする請求項1乃至12のいずれかに記載のシステム。
  14. 前記膨張管(621、322)は、カラーマーカを含むことを特徴とする請求項1乃至13のいずれかに記載のシステム。
  15. 各バルーン(500、600)および各ステント(100、200)は、少なくとも1個のX線不透過マーカを有することを特徴とする請求項1乃至14のいずれかに記載のシステム。
  16. 第1の分枝(B1)と第2の分枝(B2)とを含む血管分岐上の病変を治療する方法において、
    第1のステント(100)を部分的に前記分岐の前記第1の分枝(B1)内に配置する工程と、
    第2のステント(200)を前記分岐の前記第2の分枝(B2)内に配置する工程であって、一旦前記第1のステント(100)が拡張されて、前記第1のステント(100)の開口部(140)を通り抜けることにより、前記第2のステントが前記第2の分枝(B2)内に挿入される工程と、を備え、
    前記第2のステント(200)を配置する工程は、第1の縦軸(1)を有するとともに、第1のバルーン(500)と前記第1の縦軸(1)に沿って前記第1のバルーン(500)と一直線になる第2のバルーン(600)とを含む挿入器具(400)を用いて行なわれ、当該工程は、
    前記第1のバルーン(500)を前記第2の分枝(B2)内に前記第1のステント(100)の前記開口部(140)を介して挿入するとともに、前記開口部(140)を拡張させる工程と、
    前記第2のステント(200)を前記第2のバルーン(600)上において受けるとともに、前記第2のステントを拡張させる工程とを含む、
    第1の分枝(B1)と第2の分枝(B2)とを含む血管分岐上の病変を治療する方法。
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