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JP2009519480A - 調節可能な液体光学絞り - Google Patents

調節可能な液体光学絞り Download PDF

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JP2009519480A
JP2009519480A JP2008545016A JP2008545016A JP2009519480A JP 2009519480 A JP2009519480 A JP 2009519480A JP 2008545016 A JP2008545016 A JP 2008545016A JP 2008545016 A JP2008545016 A JP 2008545016A JP 2009519480 A JP2009519480 A JP 2009519480A
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Abstract

この発明は、光学軸を有する調節可能な光学絞りに関し、この調節可能な光学絞りは、印加電圧の下で、エレクトロウェッティング現象により互いに対して移動可能である第1および第2の混合しない液体を含み、第1の液体は実質的に不透明であり、第2の液体は実質的に透明であり、この絞りは、内側表面を有し、かつ内側表面と接触し、光学軸上に中心を置き、界面で第2の液体と接触する第1の液体の環状ボリュームを含むチャンバを含み、界面は半径方向内側外周と半径方向外側外周とを有し、内側および外側外周は内側表面に接触し、内側および外側外周のうちの一方は前記印加電圧の変化により内側表面に対して移動可能であり、内側および外側外周の他方は内側表面に対して固定または少なくとも移動不可能である。

Description

発明の分野
この発明は調節可能な光学絞りに関する。特定的には、この発明はエレクトロウェッティングによって流体を移動させることにより与えられる変動可能なアパーチャを有する調節可能な液体光学絞りに関する。
発明の背景
光学装置に変動可能なアパーチャを与える機械的な絞りは公知であり、運動部分を含む。ある適用例、たとえば携帯電話におけるカメラ、の場合、小さい光学素子が変動可能なアパーチャを与えるために必要とされる。機械的な絞りは、嵩張り、運動部分のせいで寿命期間が限られ、かつ製造するのが相対的に高価であるため、この適用例には理想的ではない。
図1Aおよび図1Bは米国特許出願番号第2001/0017985号で提案され、流体を含む光学装置の原理を示す。容器100は不透明な第1の流体102と透明な第2の流体104とを含む。不透明な流体102はたとえばカーボン粒子と混合された水である。透明な流体104はたとえば油である。容器100に形成される絶縁材料には環状電極106が埋込まれ、不透明な流体102に電圧を供給するよう電極108が構成される。図1Aに示されるように、第1の状態では、不透明な流体は全装置にわたって存在し、光線110が装置を通り抜けるのを妨げる。
図1Bに示されるように、約±200ボルトの振動電流が電極108に印加されると、不透明な流体102は光学装置の側に移動し、光線112が光学装置を通り抜けるのを可能にする。
図1Aおよび図1Bの装置は多くの欠点を有する。装置の内側表面の上において、水の分離が始まる地点が規定されておらず、中心でない場合がある。次いで、ひとたび水が分離すると、装置が与えるアパーチャが装置の光学軸に対して回転対称になるのを保証する方法がない。さらに、油104が容器100にくっつくことになり、電圧が除去されても、水102を装置にわたって再導入するのが難しくなる。アパーチャの開口および閉口が印加電圧に関連して単調になるように装置を制御することが難しくなる。
図2Aおよび図2Bは、国際特許出願WO2004/027489で提案される代替的な光学素子を示す。図2Aに示されるように、光学シャッタ200は第1の透明な液体202と第2の不透明な液体204とを含む。透明な液体202は導電性の液体であり、この場合は水である。液体204は誘電体であり、この例では油を含む。これら液体と電極208との間には接触層206が設けられる。層206は、第1の状態では油204が接触層206を覆うように親水性の表面を有する材料を含む。図2Bに示されるように、水202と電極208との間に電圧が印加されると、エレクトロウェッティング効果により、接触層206の濡れ性が増加し、水202はこの層206と接触し、油204を一方の側に移動させる。
装置200はシャッタとして妥当に動作し得るが、この装置の問題は、開状態と閉状態との間の状態で容易に制御され得ないということである。これは、閉状態から開状態へ油204が大きく動くためであり、これは正確に制御するのが難しい。
発明の概要
この発明の実施例の目的は、上で議論した先行技術の問題に対して少なくとも部分的に対処する調整可能な絞りを提供することである。
この発明の第1の局面に従えば、光学軸を有する調節可能な光学絞りが提供され、この調節可能な光学絞りは、印加電圧の下で、エレクトロウェッティング現象により互いに対して移動可能である第1および第2の混合しない液体を含み、第1の液体は実質的に不透明であり、第2の液体は実質的に透明であり、この絞りは、内側表面を有し、かつ内側表面と接触し、光学軸上に中心を置き、界面で第2の液体と接触する第1の液体の環状ボリュームを含むチャンバを含み、界面は半径方向内側外周と半径方向外側外周とを有し、内側および外側外周は内側表面に接触し、内側および外側外周のうちの一方は前記印加電圧の変化により内側表面に対して移動可能であり、内側および外側外周の他方は内側表面に対して固定されているかまたは少なくとも移動不可能である。
この発明のいくつかの実施例に従えば、界面の内側外周は第1の領域の外周と、第1の領域を取囲む第2の領域の外周との間を移動可能であり、界面の外側外周はチャンバの内側表面の形状または湾曲における鋭い変動によって、たとえば直角の環状縁部によって固定される。代替的な実施例では、界面の外側外周は、例えば親水性または疎水性を有するよう表面を処理することによって達成される、チャンバの内側表面のエリアの間の濡れ性の差によって固定される。
この発明のいくつかの実施例に従えば、第1の液体はチャンバの内側表面の第3の領域と常に接触し、第3の領域は透明接触表面に対して傾いている。したがって、この傾いている第3の領域によって、第1の液体に対していくらかの支持が与えられる。
この発明のさらなる局面に従えば、エレクトロウェッティングにより互いに対して移動可能な第1および第2の混合しない液体を含む調節可能な光学絞りを製造する方法が提供され、第1の液体は実質的に不透明であり、第2の液体は実質的に透明であり、絞りは光学軸を有し、この方法は、内側表面を有するチャンバを規定するとともに蓋を含む格納容器を、蓋を取除いた状態で第2の液体に浸すステップと、第1の液体をチャンバの中に挿入するステップとを含み、チャンバは第1の液体が内側表面と接触し、光学軸の上に中心を置き、界面で第2の液体と接触する環状ボリュームを形成するように構成され、界面は半径方向内側外周と半径方向外側外周とを有し、内側および外側外周は内側表面と接触し、内側および外側外周の一方は内側表面に対して移動可能であり、内側および外側外周の他方は内側表面に対して固定されるかまたは少なくとも移動不可能であり、この方法はさらに、第1および第2の液体がチャンバ内にシールされるように格納容器の上に蓋をシールするステップを含む。
この発明のさらなる局面に従えば、絞りの方法または調節可能な絞りを動作させる方法が提供され、この方法は、光学軸を有し、エレクトロウェッティングにより互いに対して移動可能な第1および第2の混合しない液体を含むチャンバを提供するステップを含み、第1の液体は実質的に不透明であり、第2の液体は実質的に透明であり、チャンバは内側表面を含み、かつ内側表面と接触し、チャンバの光学軸の上に中心を置き、第2の液体と界面で接触する第1の液体の環状ボリュームを含み、界面は半径方向内側外周と半径方向外側外周とを有し、内側および外側外周は内側表面に接触し、この方法はさらに、内側および外側外周の一方を内側表面に対して固定するステップと、必要とされる絞り動作を提供するよう、内側および外側外周の他方を内側表面に対して移動させるステップとを含む
この発明のさらなる局面に従えば、静止画または動画を撮像するためのカメラが提供され、このカメラは、例えば変動可能な焦点液体レンズのようなレンズと、フォトセンサアレイと、メモリと、エレクトロウェッティングにより互いに対して移動可能な第1および第2の混合しない液体を含む調節可能な絞りとを含み、第1の液体は実質的に不透明であり、第2の液体は実質的に透明であり、絞りは光学軸を有するとともに、内側表面を含み、かつ内側表面と接触し、光学軸の上に中心を置き、界面で第2の液体と接触する第1の液体の環状ボリュームを含み、界面は半径方向内側外周および半径方向外側外周を有し、内側および外側外周は内側表面と接触し、内側および外側外周の一方は内側表面に対して移動可能であり、内側および外側外周の他方は内側表面に対して移動不可能である。
この発明のさらなる目的、特徴、および利点は、添付の図面とともに考慮されると、例示的な好ましい実施例の以下の詳細な説明から明らかになるであろう。
明確さのため、図面における同じ要素は、図面にわたって同じ参照番号で参照される。図面は尺度決めされて描かれているわけではない。
発明の実施例の詳細な説明
図3Aおよび図3Bは変動可能なアパーチャを与える調節可能な絞りを示す。この装置は、透明なベース302、透明蓋304、および環状電極306を含む。ベース302および蓋304はガラスから形成されるのが好ましく、環状電極306は金属から形成されるのが好ましい。装置の中には、第1の透明な液体308と第2の不透明な液体310とが含まれる。透明な液体308は導電性の液体であり、塩のような電解質と混ぜられた水を含むのが好ましい。不透明な液体310は絶縁体であり、顔料と混ぜられた油を含むのが好ましい。第1および第2の液体308、310は混合しない。平坦な透明絶縁層312が第1および第2の液体308、310を、ベース302の上に形成される平坦な透明電極314から分離する。第1および第2の液体308、310は環状電極306の内側表面、蓋304の内側表面、透明絶縁層312の内側表面によって規定されるチャンバの中に含まれる。
透明なベース302と蓋304とに対して垂直に装置の中心を通るとともに、液体308、310を有するチャンバを通る絞り300の光学軸Δが図3Aに示される。光学軸Δは、変動可能な絞りによって与えられるアパーチャの中心であると解釈される。後でより詳細に議論されることになるチャンバの形状およびチャンバの壁への処理により、不透明な液体310は光学軸に対して回転対称である環状の落込みを形成する。
透明な絶縁体312の表面の円形領域316は親水性であり、絶縁体312の表面の残りおよび環状電極の内側表面318は疎水性である。領域316は装置の光学軸Δの上に中心を置く。明確さのため、図3Aおよび図3Bでは厚みを有するかのよう示されるが、それはこの領域の光学特性に影響を与えないただの表面処理である。図3Aに示されるように、静止状態では、液体310はエリア316に接触せず、光が通過し得る親水性の領域316を除いて、光学軸に平行にこの装置を通過する光線は不透明な液体310によって妨げられることになる。この領域316はしたがって、320minで示される、装置300の最小アパーチャ直径を与える。
電極314と電極306との間に電圧が印加され得る。しかしながら、図3Aに示されるように、静止状態では電圧は印加されない。
図3Bは、電極314と環状電極306との間に最大電圧Vmaxが印加される場合を示す。環状電極306は、環状の溝であるとともに断面が長方形であり、かつ環状電極の内側表面において透明蓋304と接触する端部に形成される領域322で、水308と接触する。水308はこの溝に入り込み、電極306と接触するが、環状電極306の内側表面318の残りは、不透明な液体310との接触により水から分離される。
電圧Vmaxが印加されると、エレクトロウェッティング効果により、水308の傍の絶縁層312の濡れ性が増加し、これにより水308が絶縁層312の表面のより多くの部分と接触し、水が油310をチャンバの側に押しやる。油310の最大分離時には、装置300のアパーチャは自身の最大直径320max′になり、光線が通過し得る最大の開口を提供する。電圧を0VからVmaxに増加させると、アパーチャ直径が320minから320maxに単調増加する。
水308と油310との間の界面は、図3Aおよび図3Bにおいて324で示されるとともに、絶縁層312にその内側外周326で接触する表面を規定する。内側外周326は、装置300のアパーチャを与え、この実施例では、変動可能なアパーチャのすべての直径で常に円形であり、光学軸Δに対して回転対称であることになる。これは部分的には、アパーチャの開口が絶縁層312上のどの点で始まることになるかを決定する円形の親水性領域316によって達成される。さらにこれは、図3Aおよび図3Bに示されるように、水/油の界面324の外側外周328を電極306の縁部に固定することにより達成される。界面324の外側外周328は、環状電極の内側表面318とこの表面に形成される溝322との間で、電極306の直角の角部により相対的に移動不可能となるように固定される。表面318は、疎水性であるように、かつ水ではなく油がこの表面に接触するように処理されている。油は溝322に入ることはない。なぜならば、完全に開いた状態でも、縁部328での油と表面318との間の最大接触角度は、油が溝322に入るほど十分に大きくないからである。
図3Cを参照すると、図3Aおよび図3Bの調節可能な絞り300の平面図が示される。この図は、水/油の界面の外側外周328が固定される円形の縁部を含む環状電極306を示す。絶縁層312の円形親水性領域316も図示され、電極に電圧が印加されないときに、装置のアパーチャの最小直径を与える。図3Cは、油310が最大分離状態まで分離され、これにより最大アパーチャ直径320maxを与えるのを示す。
ある実施例では、電極306および/または親水性領域316は円形でなく、その結果、異なる形のアパーチャが得られる。たとえば、楕円形または細長い円の形を有する形状は、正方形ではなくたとえば長方形の形状のセンサに光を与えるためにアパーチャが必要とされる実施例において便利である。図3Dは電極306が楕円形である場合を示す。絶縁層312の上に形成される親水性領域316も形状が楕円形であり、油310が親水性領域316から移動すると、油/水の界面の内側外周326も楕円形状を形成する。最大のアパーチャの場合が図3Dに示され、図3Dにおいて、楕円の長い方の軸に沿った最大幅のアパーチャは320max′であり、楕円の短い方の軸に沿った最大幅のアパーチャは320′maxである。
図4Aおよび図4Bは調節可能な絞り400の代替的な実施例の断面側面図を示す。この装置も、透明なベース402、透明蓋404、および環状電極406を含む。ベース402および蓋404はガラスから形成されるのが好ましく、環状電極406は金属から形成されるのが好ましい。装置には、第1の透明な液体408と第2の不透明な液体410とが含まれる。透明な液体408も導電性の液体であり、塩のような電解質と混ぜられた水を含むのが好ましい。不透明な液体410は絶縁体であり、顔料と混ぜられた油を含むのが好ましい。第1および第2の液体408、410は混合しない。平坦な透明絶縁層4
12が、ベース402の上で、装置の光学軸Δ上に中心がある平坦な円盤として形成される平坦な透明電極414から第1および第2の液体408、410を分離する。図3Aおよび図3Bの透明電極314は絶縁層312と同じエリアを覆いながら全装置にわたって延在するが、後でより詳しく説明するように、透明電極414は装置の可能な限り最大のアパーチャをほんの短い距離だけ超えて延在する。
第1および第2の液体408、410は、環状電極406の内側表面、蓋404の内側表面、絶縁層412の内側表面によって規定されるチャンバの中に含まれる。
図4Aおよび図4Bの不透明な液体410は、図3Aおよび図3Bに示されるように電極306の表面318に接触するのではなく、絶縁層412にのみ接触し、これによりドーナツの先端スライスの形状、すなわち自身の軸に直交してスライスされた形状を形成する。さらに、親水性領域416が絶縁層412の表面上に形成され、領域416は円形であり、光学軸Δの上に中心を置く。さらなる環状親水性領域422が絶縁層412の表面の上で、液体を含むチャンバの外周の近くに形成される。静止状態では、不透明な液体410が、領域416および422を除いて、絶縁層412を覆う。これは図4Aに示される。親水性領域416は光が通過するのを許し、装置400の最小直径420minを与える。親水性領域422は、光が不透明な液体410の縁部の周りを通過するのを避けるよう光を妨げるように処理されるのが好ましい。
図4Bに示されるように、電圧が環状電極406と透明電極414との間に印加されると、エレクトロウェッティングにより、液体408が絶縁層412の表面に引寄せられ、油410を装置の中心から離れさせ、これにより装置のアパーチャを拡大させる。図4Bは、アパーチャ直径が自身の最大値420maxを達成した場合を示す。
装置400における水/油の界面は、424で示され、界面の内側外周426で絶縁層412と接触する。この外周426は装置のアパーチャを規定する。しかしながら、油/水の界面424の外側外周428は、環状電極の縁部にではなく、絶縁層412に固定される。装置300における水/油の界面は電極306の機械的な構成により固定されるが、装置400では、外側外周428は領域422における透明絶縁層412の表面処理によって固定される。絶縁層412の表面は、親水性領域416と親水性領域422との間の領域では疎水性である。この結果、図4Aに示されるように、静止状態では水ではなく油がこの表面に接触する。絶縁層412の領域416および422と、環状電極416の内側表面418とは親水性であり、そのため水はこれらの表面に引寄せられ、油410はこれらの表面に接触しない。このように、水/油界面の外側外周428は装置の通常動作の間は動くことはない。電極の間に電圧が印加される際に、この外周がエレクトロウェッティングにより移動するのを避けるよう、透明電極414が油/水の界面の外側外周428の近傍にまで延在しないようにすることが必要である。
装置300および400がカメラに設置されると、たとえばf/2とf/16との間の変動可能なアパーチャを提供する。fはカメラレンズ構成の焦点距離である。カメラが5mmの焦点距離を有するとすると、これは最小アパーチャ直径320minが約0.5mmであり、最大アパーチャ直径320maxが約2.5mmであるということを意味する。装置300および400の厚みは1mmから2mmの範囲内である。
電極314および414は、インジウム錫酸化物(ITO)のような透明導電性材料から形成される。
親水性領域316、416、および422は、たとえば化学的侵食によってこれらの領域を処理することにより形成される。絶縁層312および412の他の領域は疎水性であ
るのが好ましいので、この層は(デュポン社(Dupont de Nemours)の)ブランドであるテフロン(登録商標)(Teflon)の透明なコーティングを酸化ケイ素(SiO2)のような親水性の誘電体材料の層の上に堆積させ、次いで、領域316、416および422を形成するよう必要な領域においてテフロン(登録商標)を化学修飾することにより形成されるのが好ましい。代替的には、絶縁層312および412について、疎水性表面を有する材料が選ばれ得、領域316、416、および422は、たとえば表面をシランで処理することにより親水性になるよう処理され得る。上記の例の両方において、得られる絶縁層の表面は装置の光学特性に対して最小限の変更しか与えない。
この装置は、透明なベース302、402と、透明電極314、414と、透明絶縁層312、412とを形成し、たとえば接着剤または糊を用いてこれを環状電極306、406に固定またはシーリングすることにより製造されるのが好ましい。次いで、たとえば装置を透明な液体308、408に浸し、次いで注射器を用いて不透明な液体310、410を、図3Aまたは図4Aに示される位置にそれが自然に移動することになる大体の位置に挿入することにより、液体308、408および310、410がチャンバ内の適切な位置に挿入され得る。次いで、蓋304、404が装置に対してシールされ得る。液体310、410の量が注意深く制御されることは重要である。領域316、416、および422を除いて、それは光を妨げるのに必要とされる厚みで絶縁層を完全に覆うべきである。
図3Aおよび図3Bの実施例では、環状電極306の内側表面318は、たとえばテフロン(登録商標)コーティングで疎水性を有するよう処理される。この内側表面318は絶縁層312に対して垂直であり、液体310を支持する。そのため、たとえばレンズが叩かれたり落とされたりしても、チャンバ内の液体310の望ましくない動きはあまり起こらない。この表面は絶縁層312に対して垂直であるよう図示されているが、代替的な実施例では、たとえば45°といったような異なる傾斜であり得る。しかしながら、この表面が絶縁層312に対して傾斜する、すなわちそれに対して平行でないならば、不透明な液体310にはいくらかの支持が与えられることになる。
装置300および400のアパーチャが開くと、油310、410と絶縁層312、412との間の接触角度が増加することになる。外周326および426での接触角度は好ましくは30°で始まり、油が分離するにつれて増加する。接触角度が変わる際にヒステリシスを避けるよう、油310、410と絶縁層312、412との間の接触角度が油とこの表面との自然な接触角度より高くなることが好ましい。この場合、基板の上にあるとともに導電性の液体に取囲まれる絶縁性の液体の自然な接触角度は、電圧が印加されず、かつ基板の湾曲における断絶または鋭い変化のような外乱が基板上に存在しない際に、これらの液体と基板との間の3種類の界面の地点で計測される基板との接線と絶縁性液体の表面との接線との間に形成される角度として規定される。電極314、414と306、406との間に印加される電圧は振動しているのが好ましい。なぜならば、これは絶縁層での電荷の蓄積を防止することになるからである。完全にアパーチャを開くのに60Vまでの電圧が必要とされる。
図5Aは調節可能な絞りの適用例の一実施例を示す。カメラのためのレンズユニット500は、変動可能な液体レンズ502、調節可能な絞り504、多くの固定レンズ506、およびフォトセンサアレイ508を含む。これらの素子は直列に配され、光学軸δ上に中心を置く。この光学軸δは光学素子群の光学軸であり、調節可能な絞りの光学軸Δと一致する。この素子群の厚みは約7mmであり、これにより携帯電話のカメラのような小さいカメラにとって好適になる。制御ユニット510は制御電圧を変動可能なレンズ502と調節可能な絞り504とに供給する。アレイによって撮像された画像を受取るために、メモリ512がフォトセンサアレイ508に接続される。光センサ514と焦点センサ5
16とが制御ユニット510に接続される。しかしながら、これらのブロックの光感知および焦点合わせ機能は、カメラの画像センサ、すなわちフォトセンサアレイ508によって直接与えられ得、その場合にはこれらのブロックは必要ではない。
動作において、光センサ514は写真が撮られることになる環境における光量を感知し、この光量に基づく信号を制御ユニット510に供給する。焦点情報も焦点センサ516から制御ユニット510に供給され、光センサ514と焦点センサ516とからの信号に基づき、制御ユニット510は変動可能な焦点レンズ502と調節可能な絞り504とを駆動するよう制御信号を生成する。装置502と504とは自身に供給された制御信号にすばやく応答し、制御ユニット510はメモリ512を制御して、フォトセンサアレイ508が取得した値を保存させる。フォトセンサアレイ508が光および焦点情報を供給するのに用いられる場合は、フォトセンサアレイからの出力はブロック510によって処理され、変動可能な焦点レンズ502と調節可能な絞り504とに対する制御信号を生成するよう用いられる。
図5Bは、長方形のアレイが設けられるとともに、調節可能な絞りが最小直径では円形であるが、最大直径では楕円形となる場合のフォトセンサアレイ508の平面図を示す。調節可能な絞り504からの光はレンズ構成の光学軸δに中心があり、それは長方形のフォトセンサアレイ508の中心にある。調節可能な絞りの中心の親水性領域は円形であり、この結果、最小アパーチャ直径は円形となり、この設定において、絞りを通過する光が、520で示されるとともに長方形のアレイ508のすべての縁部内にある円形領域を形成する。調節可能な絞りの環状電極は楕円形であり、したがって最大アパーチャ直径の場合には、光は長方形のアレイ508の大部分を覆う楕円形状522を形成する。図5Bの例では、光の楕円形522は、長方形アレイ508の最長縁部に対して直角で最長直径を有する。これは、楕円形の縁部の湾曲が小さくなればなるほど光収差が少なくなるので有利であり得る。
したがって、ここに記載される実施例に従うと、変動可能な絞りを有する光学液体装置が提供される。第1の絶縁性の不透明な液体と第2の透明な導電性の液体とが、印加電圧を変化させることによって透明な液体の傍の接触表面の濡れ性を変更することにより移動する。これにより、透明な液体が接触表面のより多くの部分またはより少ない部分に接触する。立ち代って、透明な液体のこの移動は不透明な液体を変位させる。不透明な液体と透明な液体との間の界面の内側または外側外周は、たとえば印加電圧の変化によって動き得ないように固定される。この界面の内側または外側外周の他方は変動可能なアパーチャを提供し、印加電圧の変化によって移動可能である。このアパーチャが拡張または収縮すると、界面の一方の外周が固定されているので、界面の湾曲と、界面の縁部での接触角度とだけが変動する。したがって、アパーチャは最小のヒステリシスで、かつ単調な形で変動し得る。
さらに、図3および図4の円形の実施例では、界面の外側外周が環状電極の円形縁部または親水性領域と疎水性領域との間の円形の境界のいずれかに固定されるので、これにより界面の内側外周326も円形になるのが保証される。同じことが図3Dの楕円形の実施例にも当てはまる。この実施例では、アパーチャの楕円形状を維持することは、水/油の界面の外側外周を楕円形の電極の楕円形の縁部に固定することにより保証されるので、この界面の内側外周326はこの同じ形状に追随する。
油の分離のためにスタート地点を与えることにより、親水性領域316と416とは、装置の最小直径が光学軸の上に中心を置くことを確実にするだけでなく、この地点で水を透明電極314、414のより近くに至らせ、油が分離するのをより容易にする。もし油が絶縁層312、412の表面の全体を覆うようにされていたならば、水は透明電極31
4、414から相対的に大きな離隔で始まり、水を絶縁層に接触させるのにより大きな電圧が必要であったであろう。
当業者には、ここで記載された実施例に対する多くの変形例が可能であるということは明らかであろう。
代替的な実施例では、環状電極、したがって装置300または400のアパーチャについて、円形および楕円形以外のその他の形状が可能である。たとえば、環状電極は正方形の形状であり得る。環状電極306、406と親水性領域316、416とは異なる形状、たとえば前者は正方形で後者は円形であることが可能であり、そのため、アパーチャが開くにつれて形状が変化する。
さらに、不透明な液体310、410は円形リング形状に限定されると意図されない環状の落込み形状を形成するが、ある量の不透明な液体310を、自身を環状にする穴を有する任意の形状で含み得る。この穴は絞りの光学軸に中心を置く。
上述した図3Aおよび図3Bの実施例では、油/水の界面の外側外周は電極の直角の縁部により環状電極306の内側表面318に固定されるが、当業者ならば、代替的な実施例では、溝322が設けられず、あるレベルまでの表面の第1の領域が疎水性を有するとともに、このレベルを超える第2のエリアが親水性を有するように表面318を処理することにより縁部が固定され得るということは明らかであろう。図4Aおよび図4Bの実施例では、油/水の界面の外側外周は、絶縁層412に円形の溝を設けることにより固定され得る。
さらに、図4の実施例では、油/水の界面424の内側外周は、調節可能であるアパーチャを有する調節可能な絞りを提供するよう移動可能であるが、代替的な実施例では、油/水の界面424の外側外周が調節可能であり得、内側外周が固定され得る。このような装置は、星の観察時のような、中心点で光を妨げる必要がある状況において便利である。これは、透明表面412の表面に環状の溝を設けることにより油/水の界面の内側外周を固定し、透明電極414を液体が移動することになる領域422の近くに、しかし界面が固定される領域416の近くではないところに位置決めされるように移動させることにより達成され得る。領域416は、この領域に光が入らないように不透明なコーティングで覆われ得る。
油および水の例が、不透明および透明な液体に対して上記の実施例で用いられてきたが、上記の実施例に記載の装置の動作を達成するよう、異なる液体が用いられ得るとともに、装置の内側表面に異なる表面処理を施すことが可能であるということは、当業者には明らかであろう。
装置300および400のアパーチャは0.5mmから2.5mmの範囲で動作し得るが、他の実施例では0.5mmより小さいまたは2.5mmより大きいアパーチャが、装置の要件に依って提供され得るということは当業者には明らかであろう。装置の厚みも必要とされる使用に依って変動し得る。不透明な液体の厚みは、すべての予想される光のレベルに対して、不透明な液体で覆われる領域ではすべての光が防がれることを確実にするよう変動し得る。しかしながら、いくつかの実施例では、不透明な液体が最も薄いところを通過するのを許される光があり得、そのためアパーチャの開口と不透明な液体との間に穏やかな遷移がある。
このようにこの発明の少なくとも1つの説明的な実施例を記載してきたが、当業者ならばさまざまな変更例、修正例、および改善例を容易に思い付くであろう。このような変更
例、修正例、および改善例はこの発明の範囲内であるということが意図される。したがって、前述の記載はただの例示目的であり、限定を意図したものではない。この発明は特許請求の範囲およびその均等物において規定されるようにのみ限定される。
変動可能な絞りを提供する公知の光学装置の概略断面図である。 変動可能な絞りを提供する公知の光学装置の概略断面図である。 シャッタの機能を提供する公知の光学装置の概略図である。 シャッタの機能を提供する公知の光学装置の概略図である。 この発明の第1の実施例に従った調節可能な絞りの概略断面側面図である。 この発明の第1の実施例に従った調節可能な絞りの概略断面側面図である。 図3Aおよび図3Bの調節可能な絞りの概略平面図である。 この発明の別の実施例に従った代替的な調節可能な絞りの概略平面図である。 この発明のさらなる実施例に従った調節可能な絞りの概略断面側面図である。 この発明のさらなる実施例に従った調節可能な絞りの概略断面側面図である。 この発明の実施例に従った装置の適用例の概略図である。 この発明の実施例に従った装置の適用例の概略図である。

Claims (15)

  1. 光学軸(Δ)を有する調節可能な光学絞りであって、印加電圧の下で、エレクトロウェッティング現象により互いに対して移動可能である第1および第2の混合しない液体(310、410、308、408)を含み、第1の液体(310、410)は実質的に不透明であり、第2の液体(308、408)は実質的に透明であり、前記絞りは、内側表面を有し、かつ前記内側表面と接触し、前記光学軸(Δ)上に中心を置き、界面(324、424)で前記第2の液体と接触する前記第1の液体(310、410)の環状ボリュームを含むチャンバを含み、前記界面は半径方向内側外周(326、426)と半径方向外側外周(328、428)とを有し、前記内側および外側外周は前記内側表面に接触し、前記内側および前記外側外周のうちの一方は前記印加電圧の変化により前記内側表面に対して移動可能であり、前記内側および外側外周の他方は前記内側表面に対して移動不可能である、調節可能な光学絞り。
  2. 前記チャンバの前記内側表面は前記装置の前記光学軸(Δ)に事実上垂直な透明接触表面(312)を含み、前記界面(324、424)の前記内側外周(326、426)は前記透明接触表面と接触し、前記透明接触表面は、前記光学軸(Δ)に事実上中心を置き、前記第2の液体(308、408)と常に接触するように構成される第1の領域(316、416)を含む、請求項1に記載の調節可能な光学絞り。
  3. 前記界面(324、424)の前記内側外周(326、426)は前記第1の領域(316、416)の外周と、前記第1の領域を取囲む第2の領域の外周との間を移動可能である、請求項2に記載の調節可能な光学絞り。
  4. 前記界面(324、424)の前記外側外周(328、428)は移動不可能であり、前記内側外周(326、426)は移動可能であり、前記外側外周は前記チャンバの前記内側表面の形状における鋭い変動によって固定される、請求項1に記載の調節可能な光学絞り。
  5. 前記界面(324、424)の前記外側外周(328、428)は移動不可能であり、前記内側外周(326、426)は移動可能であり、前記外側外周は前記チャンバの前記内側表面のエリアの間の濡れ性の差によって固定される、請求項1に記載の調節可能な光学絞り。
  6. 前記第1の液体(310)は前記チャンバの前記内側表面の第3の領域(318)と常に接触し、前記第3の領域(318)は前記透明接触表面(312)に対して傾いている、請求項2に記載の調節可能な光学絞り。
  7. 前記第2の液体(308、408)と電気的に接触する第1の電極(306、406)と、前記移動可能な外周の近くにあるとともに前記移動可能な外周と平行なエリアに少なくともわたって形成される第2の透明電極(314、414)とをさらに含み、前記電圧は、前記印加電圧における前記変化が前記界面(324、424)の前記内側および外側外周の一方を動かすように前記第1および第2の電極の間に印加される、請求項1に記載の調節可能な光学絞り。
  8. 前記界面(324、424)の前記外側外周(328、428)は円形であり、前記界面の前記内側外周(326、426)は円形であり、前記第1の領域(316、416)は円形である、請求項3に記載の調節可能な光学絞り。
  9. 前記第1の液体(310、410)は絶縁性の液体を含み、前記第2の液体(308、
    408)は導電性の液体を含む、請求項1に記載の調節可能な光学絞り。
  10. 前記第1の領域(316、416)は親水性であり、前記第2の領域は疎水性である、請求項3に記載の調節可能な光学絞り。
  11. 前記第1の液体(310、410)と前記透明接触表面との間の接触角度は、前記第1の液体と前記透明接触表面との間の自然な接触角度よりも大きいままである、請求項3に記載の調節可能な光学絞り。
  12. エレクトロウェッティングにより互いに対して移動可能な第1および第2の混合しない液体(310、410、308、408)を含む調節可能な光学絞りを製造する方法であって、第1の液体(310、410)は実質的に不透明であり、第2の液体(308、408)は実質的に透明であり、絞りは光学軸(Δ)を有し、前記方法は、
    内側表面を有するチャンバを規定するとともに蓋を含む格納容器を、蓋を取除いた状態で前記第2の液体に浸すステップと、
    前記第1の液体をチャンバの中に挿入するステップとを含み、チャンバは前記第1の液体が前記内側表面と接触するとともに光学軸(Δ)の上に中心を置く環状ボリュームを形成するように構成され、前記第1の液体は界面(324、424)で前記第2の液体と接触し、界面は前記内側表面と接触する半径方向内側外周(326、426)と半径方向外側外周(328、428)とを有し、前記内側および外側外周の一方は前記内側表面に対して移動可能であり、前記内側および外側外周の他方は前記内側表面に対して移動不可能であり、前記方法はさらに、
    前記第1および第2の液体がチャンバ内にシールされるように格納容器の上に蓋をシールするステップを含む、方法。
  13. 絞りの方法であって、前記方法は、
    光学軸(Δ)を有し、エレクトロウェッティングにより互いに対して移動可能な第1および第2の混合しない液体(310、410、308、408)を含むチャンバを提供するステップを含み、第1の液体(310、410)は実質的に不透明であり、第2の液体(308、408)は実質的に透明であり、前記チャンバは内側表面を含み、かつ前記内側表面と接触し、前記チャンバの光学軸(Δ)の上に中心を置き、前記第2の液体と界面(324、424)で接触する前記第1の液体(310,410)の環状ボリュームを含み、前記界面は半径方向内側外周(326、426)と半径方向外側外周(328、428)とを有し、前記内側および外側外周は前記内側表面に接触し、前記方法はさらに、
    前記内側および外側外周の一方を前記内側表面に対して固定するステップと、
    必要とされる絞り動作を提供するよう、前記内側および前記外側外周の他方を前記内側表面に対して移動させるステップとを含む、方法。
  14. レンズ(502、506)と、
    フォトセンサアレイ(508)と、
    メモリ(512)と、
    エレクトロウェッティングにより互いに対して移動可能な第1および第2の混合しない液体を含む調節可能な絞りとを含み、第1の液体(310、410)は実質的に不透明であり、第2の液体は実質的に透明であり、絞りは光学軸(Δ)を有するとともに、内側表面を含み、かつ前記内側表面と接触し、前記光学軸(Δ)の上に中心を置き、半径方向内側外周(326、426)および半径方向外側外周(328、428)を有する界面(324、424)で前記第2の液体と接触する前記第1の液体の環状ボリュームを含み、前記内側および外側外周は前記内側表面と接触し、前記内側および外側外周の一方は前記内側表面に対して移動可能であり、前記内側および外側外周の他方は前記内側表面に対して移動不可能である、カメラ。
  15. 前記レンズは液体の変動可能なレンズ(502)である、請求項14に記載のカメラ。
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