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JP2009518235A - 組立式車両ホイールおよびその製造方法 - Google Patents

組立式車両ホイールおよびその製造方法 Download PDF

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JP2009518235A JP2008544508A JP2008544508A JP2009518235A JP 2009518235 A JP2009518235 A JP 2009518235A JP 2008544508 A JP2008544508 A JP 2008544508A JP 2008544508 A JP2008544508 A JP 2008544508A JP 2009518235 A JP2009518235 A JP 2009518235A
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Abstract

フル・フェース組立式ユーロフランジ車両ホイールが、軸を画定しさらに好適な材料から形成されさらに外側端部を有するフル・フェース・ホイール・ディスクと、好適な材料で形成されており、さらに、組立式ユーロフランジ車両ホイールを作り出すために少なくとも1つの接合部によりホイール・ディスクの外側端部に接合される外側端部を有するホイール・リムと、を有し、組立式ユーロフランジ車両ホイールが、ホイール・ディスクの2つの外側端部の少なくとも一部分とホイール・リムの外側端部と前記少なくとも1つの接合部との組合せで形成される、概して径方向外向きに延在する外側端部のみを含む。

Description

本発明は、概して車両ホイール(vehicle wheel)に関し、特に、改良されたフル・フェース組立式ユーロフランジ(euroflange)タイプ(full face fabricated euroflange type)の車両ホイールおよびその製造方法に関する。
従来の組立式車両ホイールは一般的に2ピース構成であり、内側ディスクおよび外側「フル」リムを含む。ディスクは鋼、アルミニウムまたは他の合金から鋳造される、鍛造される、あるいは組み立てられることができ、内側環状ホイール取付部および外側環状部を含む。ホイール取付部はインボード取付面を画定するとともに、センター・パイロットすなわちハブ孔と、ホイールを車軸に取り付けるためにホイール取付部を貫通するように形成された複数のラグ収容孔とを含む。リムは鋼、アルミニウムまたは他の合金から製造され、インボード・タイヤ・ビード・シート保持フランジと、インボード・タイヤ・ビード・シートと、軸方向に延在するウェルと、アウトボード・タイヤ・ビード・シートと、アウトボード・タイヤ・ビード・シート保持フランジとを含む。場合によっては、ディスクに固定される取付カップを有する3ピース・ホイール構成が使用される。両方のタイプの構成において、ディスクの外側環状部は一般的に、溶接によってリムに固定される。
従来のフル・フェース組立式車両ホイールは、単一体ホイール・ディスク構成を有することから、他のタイプの組立式ホイールと区別される。特に、フル・フェース・ホイールは「フル・フェース」ディスクと、「部分的」リムとを含む。フル・フェース・ディスクは鋼、アルミニウムまたは他の合金から鋳造される、鍛造される、あるいは組み立てられることにより、形成されることができる。フル・フェース・ディスクは内側環状ホイール取付部と外側環状部とを含み、外側環状部はホイールのアウトボード・タイヤ・ビード・シート保持フランジの少なくとも一部分を画定する。ホイール取付部はインボード取付面を画定するとともに、センター・パイロットすなわちハブ孔と、ホイールを車軸に取り付けるためにホイール取付部を貫通するように形成された複数のラグ収容孔とを含む。部分的リムは鋼、アルミニウムまたは他の合金から製造され、インボード・タイヤ・ビード・シート保持フランジと、インボード・タイヤ・ビード・シートと、軸方向に延在するウェルと、アウトボード・タイヤ・ビード・シートとを含む。いくつかの例では、リムのアウトボード・タイヤ・ビード・シートおよびディスクの外側環状部が協働してフル・フェース・ホイールのアウトボード・タイヤ・ビード・シート保持フランジを形成する。両方のタイプの構成において、リムのアウトボード・タイヤ・ビード・シートはディスクの外側環状部に近接して配置され、溶接が施されてリムおよびディスクが一体に固定される。
典型的なユーロフランジ・タイプの車両ホイールは、単一体鋳造ホイールとして形成されてよく、あるいは、アーチボルド(Archibald)らを発明者とする米国特許第5564792号明細書に示される車両ホイールなどの、鋳造外側ディスクとフル・フェース・ホイール・ディスクと部分的ホイール・リムとを有するツーピース組立式ユーロフランジ車両ホイールとして形成されてもよい。両方のタイプの構成において、ホイールは、従来のホイール釣合いおもりを受けることができる、概して軸線方向外向きに延在するリップまたは部分を有するアウトボード・タイヤ・ビード・シート保持フランジを含まない。
発明の要約
本発明は、フル・フェース組立式ユーロフランジ・タイプの車両ホイールに関する。
一実施形態によると、フル・フェース組立式ユーロフランジ車両ホイールは、軸を画定し、さらに、好適な材料から形成され、さらに、外側端部を有するフル・フェース・ホイール・ディスクと、好適な材料で形成されており、さらに、組立式ユーロフランジ車両ホイールを作り出すために少なくとも1つの接合部によりホイール・ディスクの外側端部に接合される外側端部を有するホイール・リムと、を有しており、この組立式ユーロフランジ車両ホイールは、ホイール・ディスクの2つの外側端部の少なくとも一部分とホイール・リムの外側端部と少なくとも1つの接合部との組合せで形成される、概して径方向外向きに延在する外側端部のみを含む。
別の実施形態によると、フル・フェース組立式ユーロフランジ車両ホイールの製造方法が、(a)軸を画定し、さらに、好適な材料から形成され、さらに、外側端部を有するフル・フェース・ホイール・ディスクを用意するステップと、(b)好適な材料で形成されおりさらに外側端部を有するホイール・リムを用意するステップと、(c)ホイール・ディスクおよびホイール・リムの外側端部を互いに対して所定の位置に配置するステップと、(d)組立式ユーロフランジ車両ホイールを作り出すために少なくとも1つの接合部によりホイール・ディスクとホイール・リムとを一体に接合するステップと、を含み、この組立式ユーロフランジ車両ホイールは、ホイール・ディスクの2つの外側端部の少なくとも一部分とホイール・リムの外側端部と少なくとも1つの接合部との組合せで形成される、概して径方向外向きに延在する外側端部のみを含む。
さらに別の実施形態によると、フル・フェース組立式ユーロフランジ車両ホイールは、軸を画定し、さらに、好適な材料から形成され、さらに、第1の厚さを画定する外側端部を有するフル・フェース・ホイール・ディスクと、好適な材料で形成され、組立式ユーロフランジ車両ホイールを作り出すために少なくとも1つの接合部によりホイール・ディスクの外側端部に接合されかつ第2の厚さを画定する外側端部を有するホイール・リムと、を有し、この組立式ユーロフランジ車両ホイールは、ホイール・ディスクの外側端部の第1の厚さとホイール・リムの外側端部の第2の厚さとの組合せにより画定される所定の厚さを有する、概して径方向外向きに延在する外側端部のみを含む。
本発明の他の利点は、当業者が添付の図面に照らして本発明の以下の詳細な説明を読むことにより明らかになるであろう。
ここで図面を参照すると、図1には、概して10で示されておりさらに車両ホイールの初期の組み立てを示している、フル・フェース組立式ユーロフランジ・タイプの車両ホイールの第1の実施形態が示されている。車両ホイール10は、例えば、鋼、アルミニウム、およびこれらの合金などの、任意適当なタイプの材料または複数の材料であってよく、以下で考察するように本発明に従って、一部分が図1Bに示されている「ユーロフランジ」タイプの車両ホイールを作り出すように作用する。ユーロフランジ・タイプの車両ホイールという用語は、本明細書で使用されるとき、関連する車両ホイールが、従来のホイール釣合いおもりを受けることができる、概して軸線方向外向きに延在するリップまたは部分を有するアウトボード・タイヤ・ビード・シート保持フランジを含まない、ことを意味する。本発明は、本明細書に開示する特定のユーロフランジ・タイプのフル・フェース組立式車両ホイール構成に関連して例示および説明されるが、本発明が他の種類のフル・フェース組立式ユーロフランジ車両ホイール構成と共に使用されることができることを理解されたい。
図1に示すように、車両ホイール10の初期の組み立てには、概して12で示されるホイール・ディスクおよび概して30で示されるホイール・リムの互いに対して所定の位置への位置決めが含まれる。ホイール・ディスク(wheel disc)12は任意適当な構成であってよく、例示した実施形態では、ホイール・ディスク12はホイール軸Xを画定し、さらに、中央案内穴(center pilot hole)14と、中央案内穴14の周りに間隔をあけて配置される複数の耳付きボルト受け入れ穴16(この耳付きボルト受け入れ穴16の1つのみを図1に示す)と、複数のスポーク18と、概して20で示される外側端部とを含む。耳付きボルト受け入れ穴16は、車両の車軸(図示せず)上に車両ホイール10を固定するための耳付きボルト(図示せず)およびナット(図示せず)を受ける。別法として、ホイール・ディスク12の構成(construction)、材料および/または構造(make−up)は、所望の場合には、例示した構成、材料および/または構造以外であってよい。
示した実施形態では、ホイール・ディスク12の外側端部20は、リム30に向かって概して軸線方向内向きに(すなわち、図1で見ると下向きに)延在するように内向きに反転あるいは旋回し、ホイール軸Xに概して平行になる。図1Aで最もよく示されるように、外側端部20は、第1の表面または外側表面22、第2の表面または内側表面24、および、第3の表面または端表面26を含む。示した実施形態では、第1の表面22は、非曲面のすなわち概して平坦な外側表面22Aを有する第1の部分と、曲面のすなわち丸みがつけられた外側表面22Bを有する第2の部分と、非曲面のすなわち概して平坦な外側表面22Cを有する第3の部分とを含む。第2の表面24は、非曲面のすなわち概して平坦な外側表面24Aを有する第1の部分と、曲面のすなわち丸みがつけられた外側表面24Bを有する第2の部分と、非曲面のすなわち概して平坦な外側表面24Cを有する第3の部分とを含む。第3の表面26は、概して平坦な外側表面26Aを含む。
示した実施形態では、表面22、24および26の外側表面22A、24Aおよび26Aはそれぞれ、概して互いに平行であり、ホイール軸Xに対して概して垂直である。表面22および24の外側表面22Cおよび24Cはそれぞれ、概して互いに平行であり、概してホイール軸Xに平行である。別法として、ホイール・ディスク12の外側端部20の構成および/または構造は、所望の場合には、例示した構成および/または構造以外であってよい。
ホイール・リム30は任意適当なタイプの構成であってよく、示した実施形態では、ホイール・リム30は、インボード・タイヤ・ビード・シート保持フランジ32と、インボード・タイヤ・ビード・シート34と、ウェル36と、アウトボード・タイヤ・ビード・シート38と、概して40で示される外側端部とを含む。示した実施形態では、ホイール・リム30の外側端部40は、概して径方向外向きに(すなわち、図1で見た場合に右に)延在するように外向きに反転あるいは旋回し、ホイール軸Xに対して概して垂直になる。
図1Aで最もよく示されるように、外側端部40は、第1の表面または外側表面40A、第2の表面または内側表面40B、および、第3の表面または端表面40Cを含む。示した実施形態では、外側端部40の外側表面40Aおよび内側表面40Bは、概して互いに平行でありかつホイール軸Xに対して概して垂直であり、端表面40Cは、概してホイール軸Xに平行である。別法として、ホイール・リム30の外側端部40の構成および/または構造は、所望の場合には、示した構成および/または構造以外であってもよい。
図1および図1Aに示すように、ディスク12およびリム30の初期の組み立てでは、好適には、ディスク12の端部20の外側表面22Cが、ビード・シート34および38の外側表面によって画定される軸X1から概して所定の径方向距離Aに配置される。示した実施形態では、距離Aは好ましくは約17.50mmである。その結果、示した実施形態では、好適には、概して42で示される隙間または「接合部受け入れ」ポケットが画定され、これは、以下で考察する目的のために、リム12の外側端部40の外側表面40Cとディスク12の端部20の内側表面24Cとの間で概して径方向の距離Bだけ延在する。
また、例示した実施形態に示すように、ディスク12およびリム30の初期の組み立てにおいて、好適には、ディスク12の端部20の内側表面22Aが、リム30の外側表面40Aから概して所定の軸線方向距離Cに配置される。距離Cは好ましくは約9mmから約14mmの範囲にある。より好ましくは、距離Cは約11mmから約13.5mmの範囲にある。
また、例示した実施形態に示すように、好適には、概して軸線方向の距離Dが、ディスク12の端部20の内側表面22Aとディスクの端部20の外側表面26Aとの間に画定される。例示した実施形態に示すように、好適には、距離Dは、以下で考察する目的のために、概して軸線方向の所定の距離Eだけ延在する、ディスク12の外側端部20の「オーバーハング領域」を画定するために距離Cより大きい。別法として、1つまたは複数の距離A、B、Cおよび/またはDは、所望の場合には、例示した距離以外であってもよい。
図1および1Aに示したディスク12およびリム30の初期の組み立てに続いて、ディスク12およびリム30は図1Bに示すように一体に接合される。示した実施形態においてこのことを実現するために、図1Bに示すように、接合部W1およびW2が、ディスク12とリム30とを一体に接合するために設けられる。第1の接合部W1は、図1Aにおいて概してF1で示した、リム30およびディスク12のそれぞれの表面40C、24Aおよび24Cにより隙間42内に画定される第1の取付け領域(fit−up area)に付着し、第2の接合部W2は、図1Aにおいて概してF2で示した、リム30およびディスク12のそれぞれの表面30Aおよび12Aにより画定される第2の取付け領域に付着する。別法として、接合部W1およびW2の一方または両方は開示された接合部以外であってもよい。
図1Aに示すようなディスク12とリム30との溶接に続いて、接合部W1の露出外側部分または「溶接物領域」(weldment area)が、図1Cに示すように仕上げ加工される。図1Cに示すように、仕上げ加工作業の間、好適には、ディスク12の外側端部20のオーバーハング部分も、接合部W1の外側部分と共に加工され、リム30の端部40の外側表面40Aと概して同一平面になるすなわち概して平坦になる。その結果、ホイール10は、図1Cおいて概して50で示した、概して径方向外向きに延在する仕上げられたアウトボード端部またはリップを備え、これは、リム30の端部40の関連する表面に沿った概して一定または一様な外側表面50Aと、接合部W1と、ディスク12の端部20とを有し、ディスク12の端部20の外側表面22Aからリムおよびホイール10の外側表面40Aおよび50Aのそれぞれまでの距離Cを概して維持するように作用する。外側表面50Aは概して滑らかであることが好ましく(すなわち、バンプあるいはエッジがない)、それにより関連するタイヤを収容することができるようになる。また、表面12Aおよび50Aは、示した実施形態では互いに概して平行であるように示されているが、表面22Aおよび50Aの一方または両方は非平行(すなわち、角度がついている)であってもよい。
次に図2、2Aおよび2Bを参照すると、対応する部品または要素を示すのに同様の参照符号が使用されており、概して200で示した、フル・フェース組立式ユーロフランジ・タイプの車両ホイールの第2の実施形態が示されている。この実施形態では、ホイール・リム230は、概して径方向内向きに(すなわち、図2で見た場合に左に)延在するように内向き反転あるいは旋回してホイール軸Xに対して概して垂直になる外側端部240を含む。示した実施形態では、外側端部240および20は所定の位置で互いに隣接して配置され、第1の内側接合部W3、第2の外側接合部W4および第3の外側接合部W5が、リム230とディスク12とを一体に接合するのに使用される。接合部W3およびW4は、第1の実施形態の接合部W1およびW2と同様であってよい。
また、この実施形態では、ディスク12の外側端部20は、好適には図1および1A〜1Cの第1の実施形態のようなオーバーハング部分を有さないが、所望の場合には外側端部20は第1の実施形態のようなオーバーハング部分を有してもよい。さらに、2つの分離した外側接合部W4およびW5は、リムとディスクとを一体に接合するように適合された「貫通」タイプ接合部の接合部W4および「注入」タイプ接合部の接合部W5であることが好ましいが、所望の場合には単一の外側接合部が使用されてもよい。
次に図3Aおよび3Bを参照すると、対応する部品または要素を示すのに同様の参照符号が使用されており、概して300で示した、フル・フェース組立式ユーロフランジ・タイプの車両ホイールの第3の実施形態が示されている。この実施形態では、リム330は概して平坦な外側端部340を含み、ディスク312は概して平坦な外側端部320を含む。示した実施形態では、外側端部340および320は所定の位置で互いに隣接して配置され、第1の内側接合部W6および第2の外側接合部W7が、リム330とディスク312とを一体に接合するのに使用される。
次に図4Aおよび4Bを参照すると、対応する部品または要素を示すのに同様の参照符号が使用されており、概して400で示した、フル・フェース組立式ユーロフランジ・タイプの車両ホイールの第4の実施形態が示されている。この実施形態では、リム430は、概して径外向き方向に延在する第1の部分440Aおよび概して軸線外向き方向に延在する第2の部分440Bを有する概略S形の外側端部440を含み、ディスク412は概して平坦な外側端部420を含む。示した実施形態では、外側端部440および420は所定の位置で互いに隣接して配置され、第1の内側接合部W8および第2の外側接合部W9が、リム430とディスク412とを一体に接合するのに使用される。
次に図5を参照すると、対応する部品または要素を示すのに同様の参照符号が使用されており、概して500で示した、フル・フェース組立式ユーロフランジ・タイプの車両ホイールの第5の実施形態が示されている。この実施形態では、リム530は、反転または旋回して概して径方向外向きに延在する外側端部540を含み、ディスク512は、旋回して径方向外向きに延在する外側端部分520Aを有する概して平坦な外側端部520を含む。別法として、外側端部520は、図5において鎖線で示したような外側端部分520A’を有することができる。
示した実施形態では、好適には、第1の接合部すなわち外側接合部W10が、リム530とディスク512とを一体に接合するのに使用される。別法として、さらに、第2の接合部すなわち内側接合部(図示せず)が、リム530とディスク512とを一体に接合するために設けられてよい。図5の実施形態では(図6および7の実施形態も同様)加工作業後のホイールの外側端部は示されていないが、この外側端部は、図1から4の実施形態に関連して上で説明および例示した方式と同様の方式で加工されることができることを理解されたい。
次に図6Aを参照すると、対応する部品または要素を示すのに同様の参照符号が使用されており、概して600で示した、フル・フェース組立式ユーロフランジ・タイプの車両ホイールの第6の実施形態が示されている。この実施形態では、リム630は、外側ショルダ640Bと概して平坦な部分640Cとを備える旋回した背面部分640Aを有する外側端部640を含み、ディスク612は、内側ショルダ620Aと概して平坦な部分620Bとを備える段付き外側端部620を含む。示した実施形態では、外側端部640および620は、所定の位置で互いに隣接して(例えば、それぞれのショルダ640Aと620Aとが互いに接触して)配置され、第1の内側接合部W11が、リム630とディスク612とを一体に接合するのに使用される。別法として、所望の場合には、図6Bに示すようにさらに第2の外側接合部W12が、リム630とディスク612とを一体に接合するのに使用されてよい。
次に図7を参照すると、対応する部品または要素を示すのに同様の参照符号が使用されており、概して700で示した、フル・フェース組立式ユーロフランジ・タイプの車両ホイールの第7の実施形態が示されている。この実施形態では、リム730は概して平坦な外側端部740を含み、ディスク712は反対にカールしたすなわち概略U形の外側端部720を含む。示した実施形態では、外側端部740および720は、所定の位置で互いに隣接して配置され、第1の内側接合部W13および第2の外側接合部W14が、リム730とディスク712とを一体に接合するのに使用される。
次に図8を参照すると、対応する部品または要素を示すのに同様の参照符号が使用されており、概して800で示した、フル・フェース組立式ユーロフランジ・タイプの車両ホイールの第8の実施形態が示されている。この実施形態では、リム830は概して平坦な外側端部840を含み、ディスク812は、ディスクの残りの部分によって概して画定される厚さT1と比較して増大された厚さT2を有する概して平坦な外側端部820を含む。例えば、距離Cが約12mmであることが所望される場合、リム830の外側端部840は厚さが約4mmであってよく、厚さT2は約8mであってよく、厚さT1は約4mmであってよい。別法として、リム830および/またはディスク812の一方または両方の厚さは、所望の場合には、開示した厚さ以外であってもよい。示した実施形態では、外側端部840および820は、所定の位置で互いに隣接して配置され、第1の内側接合部W15および第2の外側接合部W16が、リム830とディスク812とを一体に接合するのに使用される。
次に図9を参照すると、対応する部品または要素を示すのに同様の参照符号が使用されており、概して900で示した、フル・フェース組立式ユーロフランジ・タイプの車両ホイールの第9の実施形態が示されている。この実施形態では、リム930は概して平坦な外側端部940を含み、ディスク912は、リム30の厚さT5と比較して増大された厚さT4を有する概して平坦な外側端部920を含む。例えば、距離Cが約12mmであることが所望される場合、厚さT4は約8mであってよく、厚さT5は約4mmであってよい。別法として、リム30および/またはディスク12の一方または両方の厚さは、所望の場合には、開示した厚さ以外であってもよい。
示した実施形態では、外側端部940および920は、所定の位置で互いに隣接して配置され、第1の外側接合部W17が、リム930とディスク912とを一体に接合するのに使用される。別法として、所望の場合には、さらに第2の内側接合部(図示せず)が、リム930とディスク912とを一体に接合するのに使用されてよい。また、加工作業前のディスク912の外側端部は、図9において鎖線で示した輪郭920Aを有してよい。
次に図10を参照すると、対応する部品または要素を示すのに同様の参照符号が使用されており、概して1000で示した、フル・フェース組立式ユーロフランジ・タイプの車両ホイールの第10の実施形態が示されている。この実施形態では、リム1030は、逆行したすなわちカールした外側端部1040を含み、ディスク1012は、リム30の厚さT7と比較して増大された厚さT6を有する概して平坦な外側端部1020を含む。
また、この実施形態では、リム1030の外側端部1040の離れた端部または端表面1040Aがディスク1012と接触して、概して軸線方向の距離Fを有する概して1050で示した隙間が、それぞれが向かい合って隣接しているリム1030およびディスク1012の表面1030Aと1012Aとの間に画定されるようになる。例えば、距離Cが約13.5mmであることが所望される場合、厚さT6は約6mであってよく、厚さT7は約4mmであってよく、さらに、隙間1050の距離Fは約3.5mmであってよい。別法として、所望の場合には、リム1030および/またはディスク1012の一方または両方の厚さは、開示した厚さ以外であってもよく、ならびに/あるいは、隙間1050の距離Fは、開示した距離以外であってもよい。
示した実施形態では、外側端部1040および1020は、所定の位置で互いに隣接して配置され、第1の外側接合部W18が、リム1030とディスク1012とを一体に接合するのに使用される。別法として、所望の場合には、隙間1050に付着する第2の内側接合部(図示せず)がさらに、リム1030とディスク1012を一体に接合するのに使用されてよい。また、加工作業前のディスク1012の外側端部1020は、図10において鎖線で示した輪郭1020Aを有してよい。
次に図11を参照すると、対応する部品または要素を示すのに同様の参照符号が使用されており、概して1100で示した、フル・フェース組立式ユーロフランジ・タイプの車両ホイールの第11の実施形態が示されている。この実施形態は、ディスク1112の外側端部1120が、リム1130の外側端部1140の離れた端部1140Aを受けるように適合された、外側端部1120内に形成される溝1120Bを含むことを除いて、図10に示す実施形態と類似する。溝1120Bは、所定の軸線方向深さGで延在する。
示した実施形態では、外側端部1140および1120は、所定の位置で互いに隣接して配置され、第1の外側接合部W19が、リム1130とディスク1112とを一体に接合するのに使用される。別法として、所望の場合には、さらに第2の内側接合部(図示せず)が、リム1130とディスク1112とを一体に接合するのに使用されてよい。また、加工作業前のディスク1112の外側端部1120は、図11において鎖線で示した輪郭1120Aを有してよい。
本発明の1つの利点は、関連する既知のユーロフランジ車両ホイールの鋳造ホイール・ディスクを作り出すのに鋳造法を使用する必要がなく、フル・フェース組立式ユーロフランジ・タイプの車両ホイールを製造することができることである。
特許法の規定に従い、本発明の動作原理および方法を最良の実施形態において説明および例示してきた。しかし、本発明は、具体的に説明および例示した以外であっても、添付の請求の範囲および精神から逸脱することなく実施されることができることを理解されたい。
初期の組み立て作業を示す、フル・フェース組立式ユーロフランジ・タイプの車両ホイールの第1の実施形態の一部分の図である。 図1に示す車両ホイールの一部分の拡大図である。 溶接作業後のホイールを示す、図1に示す車両ホイールの一部分の図である。 加工作業後のホイールを示す、図1に示す車両ホイールの一部分の図である。 初期の組み立て作業を示す、フル・フェース組立式ユーロフランジ・タイプの車両ホイールの第2の実施形態の一部分の図である。 溶接作業後のホイールを示す、図2に示す車両ホイールの一部分の図である。 加工作業後のホイールを示す、図2に示す車両ホイールの一部分の図である。 溶接作業後のホイールを示す、フル・フェース組立式ユーロフランジ・タイプの車両ホイールの第3の実施形態の一部分の図である。 加工作業後のホイールを示す、図3Aに示す車両ホイールの一部分の図である。 溶接作業後のホイールを示す、フル・フェース組立式ユーロフランジ・タイプの車両ホイールの第4の実施形態の一部分の図である。 加工作業後のホイールを示す、図4Aに示す車両ホイールの一部分の図である。 溶接作業後のホイールを示す、フル・フェース組立式ユーロフランジ・タイプの車両ホイールの第5の実施形態の一部分の図である。 溶接作業後のホイールを示す、フル・フェース組立式ユーロフランジ・タイプの車両ホイールの第6の実施形態の一部分の図である。 図6Aに示すホイールの別の実施形態の溶接作業後を示す、図6Aと同様の図である。 溶接作業後のホイールを示す、フル・フェース組立式ユーロフランジ・タイプの車両ホイールの第7の実施形態の一部分の図である。 溶接作業および加工作業後のホイールを示す、フル・フェース組立式euroflangeタイプの車両ホイールの第8の実施形態の一部分の図である。 溶接作業およびその後の加工作業後のホイールを示す、フル・フェース組立式ユーロフランジ・タイプの車両ホイールの第9の実施形態の一部分の図である。 溶接作業およびその後の加工作業後のホイールを示す、フル・フェース組立式ユーロフランジ・タイプの車両ホイールの第10の実施形態の一部分の図である。 溶接作業およびその後の加工作業後のホイールを示す、フル・フェース組立式ユーロフランジ・タイプの車両ホイールの第11の実施形態の一部分の図である。

Claims (24)

  1. フル・フェース組立式ユーロフランジ車両ホイールであって、
    軸を画定し、さらに、好適な材料から形成され、さらに、外側端部を有するフル・フェース・ホイール・ディスクと、
    好適な材料で形成されており、さらに、前記組立式ユーロフランジ車両ホイールを作り出すために少なくとも1つの接合部により前記ホイール・ディスクの前記外側端部に接合される外側端部を有するホイール・リムと、
    を有し、
    前記組立式ユーロフランジ車両ホイールが、前記ホイール・ディスクの2つの前記外側端部の少なくとも一部分と前記ホイール・リムの前記外側端部と前記少なくとも1つの接合部との組合せで形成される、概して径方向外向きに延在する外側端部のみを含む、
    フル・フェース組立式ユーロフランジ車両ホイール。
  2. 前記ホイール・リムの前記外側端部が、2つの接合部により前記ホイール・ディスクの前記外側端部に接合される、請求項1に記載のフル・フェース組立式ユーロフランジ車両ホイール。
  3. 前記ホイール・リムの前記外側端部が、3つの接合部により前記ホイール・ディスクの前記外側端部に接合される、請求項1に記載のフル・フェース組立式ユーロフランジ車両ホイール。
  4. 前記概して径方向外向きに延在する外側端部が、前記ホイール・ディスクの前記外側端部の少なくとも一部分と、前記ホイール・リムの前記外側端部と、前記少なくとも1つの接合部とで形成される、請求項1に記載のフル・フェース組立式ユーロフランジ車両ホイール。
  5. 前記ホイール・ディスクの前記外側端部が、前記軸に概して平行に延在するように内向きに旋回し、前記ホイール・リムの前記外側端部が、前記軸に対して概して垂直に延在するように外向きに旋回する、請求項1に記載のフル・フェース組立式ユーロフランジ車両ホイール。
  6. 前記ホイール・ディスクの前記外側端部が、前記軸に概して平行に延在するように内向きに旋回し、前記ホイール・リムの前記外側端部が、前記軸に対して概して垂直に延在するように内向きに旋回する、請求項1に記載のフル・フェース組立式ユーロフランジ車両ホイール。
  7. 前記ホイール・リムの前記外側端部および前記ホイール・ディスクの前記外側端部が、概して互いに平行にかつ前記軸に対して概して垂直に延在する、請求項1に記載のフル・フェース組立式ユーロフランジ車両ホイール。
  8. 前記ホイール・ディスクの前記外側端部が、第1の厚さを画定し、前記ホイール・リムの前記外側端部が、前記第1の厚さより小さい第2の厚さを画定する、請求項1に記載のフル・フェース組立式ユーロフランジ車両ホイール。
  9. 少なくとも1つの接合部が、向かい合って隣接している前記ホイール・リムの前記外側端部の表面と前記ホイール・ディスクの前記外側端部の表面とによって画定される取付け領域の隙間に付着する、請求項1に記載のフル・フェース組立式ユーロフランジ車両ホイール。
  10. 前記ホイール・リムの前記外側端部が、前記軸に概して平行に延在する端表面を含み、前記ホイール・ディスクが、前記ホイール・リムの前記外側端部の前記端表面との接触から離れてかつそれに対して概して平行に延在する外側表面を含む、請求項1に記載のフル・フェース組立式ユーロフランジ車両ホイール。
  11. 前記ホイール・リムの前記外側端部が、前記軸に対して概して垂直に延在する外側表面を含み、前記ホイール・ディスクが、前記ホイール・リムの前記外側端部の前記外側表面の少なくとも一部分に隣接かつ接触して配置される内側表面を含む、請求項1に記載のフル・フェース組立式ユーロフランジ車両ホイール。
  12. 前記ホイール・リムおよび前記ホイール・ディスクが鋼で形成される、請求項1に記載のフル・フェース組立式ユーロフランジ車両ホイール。
  13. フル・フェース組立式ユーロフランジ車両ホイールの製造方法であって、
    (a)軸を画定し、さらに、好適な材料から形成され、さらに、外側端部を有するフル・フェース・ホイール・ディスクを用意するステップと、
    (b)好適な材料で形成されており、さらに、外側端部を有するホイール・リムを用意するステップと、
    (c)前記ホイール・ディスクおよび前記ホイール・リムの前記外側端部を互いに対して所定の位置に配置するステップと、
    (d)前記組立式ユーロフランジ車両ホイールを作り出すために、少なくとも1つの接合部により前記ホイール・ディスクと前記ホイール・リムとを一体に接合するステップであって、前記組立式ユーロフランジ車両ホイールが、前記ホイール・ディスクの2つの前記外側端部の少なくとも一部分と前記ホイール・リムの前記外側端部と前記少なくとも1つの接合部との組合せで形成される、概して径方向外向きに延在する外側端部のみを含む、ステップと
    を含む方法。
  14. ステップ(d)が、2つの接合部により前記ホイール・ディスクと前記ホイール・リムとを一体に接合するステップを含む、請求項13に記載の方法。
  15. ステップ(a)で用意される前記ホイール・ディスクの前記外側端部が、ステップ(c)において前記軸に概して平行に延在するように内向きに旋回し、ステップ(b)で用意される前記ホイール・リムの前記外側端部が、ステップ(c)において前記軸に対して概して垂直に延在するように外向きに旋回する、請求項13に記載の方法。
  16. ステップ(a)で用意される前記ホイール・ディスクの前記外側端部が、ステップ(c)において前記軸に概して平行に延在するように内向きに旋回し、ステップ(b)において用意される前記ホイール・リムの前記外側端部が、ステップ(c)において前記軸に対して概して垂直に延在するように内向きに旋回する、請求項13に記載の方法。
  17. ステップ(b)で用意される前記ホイール・リムの前記外側端部およびステップ(a)で用意される前記ホイール・ディスクの前記外側端部が、ステップ(c)において、概して互いに平行にかつ前記軸に対して概して垂直に延在する、請求項13に記載の方法。
  18. ステップ(b)で用意される前記ホイール・リムの前記外側端部が第1の厚さを画定し、ステップ(a)で用意される前記ホイール・ディスクの前記外側端部が、前記第1の厚さより大きい第2の厚さを画定する、請求項13に記載に方法。
  19. ステップ(b)で用意される前記ホイール・リムの前記外側端部が、前記軸に概して平行に延在する端表面を含み、ステップ(a)で用意される前記ホイール・ディスクが、ステップ(c)において前記ホイール・リムの前記外側端部の前記端表面との接触から離れてかつそれに対して概して平行に延在する外側表面を含む、請求項13に記載の方法。
  20. ステップ(b)で用意される前記ホイール・リムの前記外側端部が、前記軸に対して概して垂直に延在する外側表面を含み、ステップ(a)で用意される前記ホイール・ディスクが、ステップ(c)において前記ホイール・リムの前記外側端部の前記外側表面の少なくとも一部分に隣接および接触して配置される内側表面を含む、請求項13に記載の方法。
  21. ステップ(a)で用意される前記ホイール・ディスクが鋼で形成され、ステップ(b)で用意される前記ホイール・リムが鋼で形成される、請求項13に記載の方法。
  22. フル・フェース組立式ユーロフランジ車両ホイールであって、
    軸を画定し、さらに、好適な材料から形成され、さらに、第1の厚さを画定する外側端部を有するフル・フェース・ホイール・ディスクと、
    好適な材料で形成されており、前記組立式ユーロフランジ車両ホイールを作り出すために少なくとも1つの接合部により前記ホイール・ディスクの前記外側端部に接合されかつ第2の厚さを画定する外側端部を有するホイール・リムと、
    を有し、
    前記組立式ユーロフランジ車両ホイールが、前記ホイール・ディスクの前記外側端部の前記第1の厚さと前記ホイール・リムの前記外側端部の前記第2の厚さとの組合せにより画定される所定の厚さを有する、概して径方向外向きに延在する外側端部のみを含む、
    フル・フェース組立式ユーロフランジ車両ホイール。
  23. 前記ホイール・ディスクの前記外側端部の前記第1の厚さが、前記ホイール・リムの前記外側端部の前記第2の厚さより大きい、請求項22に記載のフル・フェース組立式ユーロフランジ車両ホイール。
  24. 前記ホイール・リムおよび前記ホイール・ディスクが鋼で形成される、請求項22に記載のフル・フェース組立式ユーロフランジ車両ホイール。
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