JP2009226073A - アタッカー装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】大当たり状態において一つのラウンドが終了してから次のラウンドを開始するまでの時間を短くできるアタッカー装置を提供する。
【解決手段】本体ハウジング41と、入賞口(大入賞口45)を開放及び閉口する開閉扉50と、遊技球Bの通過を検知する入賞球検知手段(磁気センサ57A,57B)と、本体ハウジング内へ進入した遊技球が入賞球検知手段へと移動する入賞空間領域66とを備えるアタッカー装置40において、本体ハウジング内に、閉状態の開閉扉と対向する対向壁60が配設され、開閉扉が閉状態の時、開閉扉の裏面50aと対向壁の前面60aとによって、遊技球の直径D1よりも小さな離隔距離Lを有する幅狭部64が、入賞空間領域に形成され、開閉扉が閉じるとき、開閉扉は、幅狭部を構成する開閉扉の裏面と対向壁の前面との間に位置する遊技球に対して、入賞球検知手段に向かう方向の押出力を加える。
【選択図】図3
【解決手段】本体ハウジング41と、入賞口(大入賞口45)を開放及び閉口する開閉扉50と、遊技球Bの通過を検知する入賞球検知手段(磁気センサ57A,57B)と、本体ハウジング内へ進入した遊技球が入賞球検知手段へと移動する入賞空間領域66とを備えるアタッカー装置40において、本体ハウジング内に、閉状態の開閉扉と対向する対向壁60が配設され、開閉扉が閉状態の時、開閉扉の裏面50aと対向壁の前面60aとによって、遊技球の直径D1よりも小さな離隔距離Lを有する幅狭部64が、入賞空間領域に形成され、開閉扉が閉じるとき、開閉扉は、幅狭部を構成する開閉扉の裏面と対向壁の前面との間に位置する遊技球に対して、入賞球検知手段に向かう方向の押出力を加える。
【選択図】図3
Description
本発明は、パチンコ遊技機のアタッカー装置に関する。
周知のように、パチンコ遊技機は、遊技盤面上の遊技領域に打ち込まれた遊技球が始動入賞口に入賞することを条件として、液晶式やドラム式等の図柄表示装置が複数種類の図柄を変動表示し、その結果、図柄表示装置に大当たりの図柄が確定停止すると、遊技領域に配設されたアタッカー装置の開閉扉を開状態にして、遊技者に多数の賞球を払い出す好機を与える所謂大当たり状態を発生させる。この大当たり状態では、開閉扉が開状態にされると、遊技球がアタッカー装置の本体ハウジングの入賞口から本体ハウジング内に進入可能となり、本体ハウジング内に配設された入賞球検知手段が進入した遊技球を検知すると、所定個数の賞球が払い出される。ここで、大当たり状態における開閉扉の開状態の時間は予め設定されており、この設定時間が経過するか、この設定時間内に規定数の遊技球が入賞球検知手段に検知されると、開閉扉は閉状態に変移する。そして、開閉扉が開状態となってから閉状態となるまでを1ラウンドとして所定のラウンド数(通常15ラウンド)繰り返される。
従来より、このようなパチンコ遊技機に使用されるアタッカー装置としては、遊技盤面と略面一に配置される前面を有し、この前面に左右方向に長くかつ上下方向に短い入賞口が形成された本体ハウジングと、本体ハウジングに配設され、入賞口を開放及び閉口する開閉扉と、本体ハウジングの床面上に配置され、遊技球の通過を検知する入賞球検知手段であって、入賞口の開放時、開状態の開閉扉の裏面上に受止められ本体ハウジングの床面上に進入してきた遊技球の通過を検知する入賞球検知手段と、入賞口から本体ハウジング内へ進入した遊技球が入賞球検知手段へと移動する入賞空間領域とを備えて構成されているものが一般的に知られている。
なお、本願に先立ち、先行技術を調査したところ下記特許文献1を見出した。
特開2006−280610号公報
しかしながら、このような周知のアタッカー装置を使用したパチンコ遊技機では、本体ハウジング内の入賞空間領域が広いため、大当たり状態時に本体ハウジング内に進入した遊技球のなかには、一つのラウンドが終了して開閉扉が閉状態となった後も、まだ入賞球検知手段に検知されずに入賞空間領域を入賞球検知手段へと移動している状態の遊技球が存在していた。この点、前記特許文献1に記載のアタッカー装置においても、開閉扉が閉状態のときに入賞空間領域に遊技球が存在する状態が発生する構成である(特許文献1図9参照)。
ここで、パチンコ遊技の大当たり状態においては、一つのラウンド中に本体ハウジング内に進入した遊技球を次のラウンドにおいて検知し、これに基づいて賞球を払い出すことができないとされている。
そのため、一つのラウンドが終了してから次のラウンドが開始されるまでの間には、本体ハウジング内の入賞空間領域に存在する遊技球を入賞球検知手段に検知させてアタッカー装置の外部へ排出させるために、ある程度の長さ(例えば2秒程度)のインターバル時間が設けられていた(図14参照)。
このインターバル時間は、短時間で大当たり状態を終了させることの弊害となっており、パチンコ遊技機の実質的な遊技時間及び稼動時間を少なくする要因となっていた。そして、大当たり遊技時間を短縮して実質的な遊技時間及び稼働時間を長くしたい遊技者や遊技店にとっては、インターバル時間は短いことが好ましく、一つのラウンドが終了して開閉扉が閉状態になったときには、入賞空間領域に遊技球が存在せず、すぐに次のラウンドを開始できるアタッカー装置が望まれていた。
そこで、本発明は、上述の課題を解決し、パチンコ遊技の大当たり状態において一つのラウンドが終了してから次のラウンドを開始するまでの時間を短くすることができるアタッカー装置を提供することを目的とする。
本発明に係るアタッカー装置は、遊技盤面と略面一に配置される前面を有し、該前面に左右方向に長くかつ上下方向に短い入賞口が形成された本体ハウジングと、前記本体ハウジングに配設され、前記入賞口を開放及び閉口する開閉扉と、前記本体ハウジングの床面上に配置され、遊技球の通過を検知する入賞球検知手段であって、前記入賞口の開放時、開状態の前記開閉扉の裏面上に受止められ前記本体ハウジングの床面上に進入してきた遊技球の通過を検知する入賞球検知手段と、前記入賞口から前記本体ハウジング内へ進入した遊技球が前記入賞球検知手段へと移動する入賞空間領域とを備えるアタッカー装置において、前記本体ハウジング内に、閉状態の前記開閉扉と対向する対向壁が配設され、前記開閉扉が閉状態の時、前記開閉扉の裏面と前記対向壁の前面とによって、遊技球の直径よりも小さな離隔距離を有する幅狭部が、前記入賞空間領域に形成され、前記開閉扉が閉じるとき、該開閉扉は、前記幅狭部を構成する該開閉扉の裏面と前記対向壁の前面との間に位置する遊技球に対して、前記入賞球検知手段に向かう方向の押出力を加える構成とされていることを特徴とする。
本発明に係るアタッカー装置では、本体ハウジング内に、開閉扉が閉状態のとき開閉扉の裏面から遊技球の直径よりも小さい離隔距離となる領域(幅狭部)を形成するように、対向壁が配設されている。よって、開閉扉が開状態から閉状態に変移するときには、幅狭部を構成する開閉扉と対向壁との間に位置する遊技球を、開閉扉の裏面と対向壁の前面とで挟むことになる。このとき、遊技球は開閉扉から受ける力によって入賞球検知手段へと向かう方向に移動する。すなわち、開閉扉が遊技球に加える押出力は、遊技球を入賞球検知手段へと向かわせる方向に作用し、遊技球は入賞球検知手段に向かって素早く移動する。
したがって、開閉扉が閉状態になったときに本体ハウジング内の入賞空間領域に存在している遊技球が、入賞球検知手段に検知されてアタッカー装置の外部へと排出されるまでの時間を短くすることができる。
したがって、本発明に係るアタッカー装置は、大当たり状態において一つのラウンドが終了してから次のラウンドを開始するまでの時間を短くすることができる。その結果、一回の大当たり状態に要する遊技時間を短縮でき、パチンコ遊技機の実質的な遊技時間や稼働時間を増加させることができる。
ここで、本発明に係るアタッカー装置において、前記幅狭部を、前記入賞球検知手段側に向かうにつれて漸次拡開させて形成することによって、開閉扉が閉じるときに開閉扉が遊技球に対して入賞球検知手段に向かう方向の押出力を加えることができる。
さらに、本発明に係るアタッカー装置においては、前記幅狭部を、前記開閉扉の裏面において左右両端を除いた部分と前記対向壁の前面との間の全域にわたって形成することが望ましい。
このような構成とすれば、開閉扉が閉じるときに遊技球が開閉扉と対向壁との間の左右両端以外どの位置にあっても、開閉扉が遊技球に対して押出力を作用させることができ、確実に遊技球を入賞球検知手段の方向に素早く移動できる。そのため、開閉扉が閉状態となったときに入賞空間領域に存在する遊技球が入賞球検知手段に検知されてアタッカー装置の外部へ排出されるまでの時間を短くすることができる。
また、本発明に係るアタッカー装置においては、前記開閉扉の裏面が、閉状態のとき前記対向壁側へ突出する突出部を備え、前記突出部と前記対向壁の前面とによって、前記幅狭部を形成する構成とすることが望ましい。
このような構成とすれば、開閉扉が開状態のときは、突出部が、開閉扉の裏面に受け止められた遊技球を入賞球検知手段の方向へ転動させる傾斜面となり、遊技球を入賞球検知手段へと誘導できる。また、開閉扉が閉じるときには、突出部は、開閉扉に押出力を加えられた遊技球を対向壁の前面とともに入賞球検知手段の方向へ案内する。したがって、遊技球を入賞球検知手段へ確実に移動でき、遊技球が入賞球検知手段に検知されてアタッカー装置の外部へ排出されるまでの時間を短くすることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、実施形態に係るアタッカー装置を使用したパチンコ遊技機の遊技盤の正面図、図2は、実施形態に係るアタッカー装置の分解斜視図、図3は、同アタッカー装置の一連の動作を説明するための平面断面図、図4は、実施形態に係るアタッカー装置を使用したパチンコ遊技機の電気系統のブロック図、図5は、遊技制御基板が実行する大入賞口処理の一部のフローチャート、図6は、同大入賞口処理の残部のフローチャート、図7は、遊技制御基板が実行する大入賞口スイッチ処理のフローチャート、図8〜図13は、実施形態に係るアタッカー装置の変形例を示す平面断面図、をそれぞれ示す。
図1において、パチンコ遊技機の遊技盤1は、遊技者がハンドル(図示せず)を操作することによって発射された遊技球が転動しながら落下してゆく遊技領域2を備える。
遊技領域2には、2つの普通入賞口4A、4B、2つのゲート5A、5B、2つの始動入賞口6A、6B、アウト口7、アタッカー装置40の開閉扉50などが配設される。
遊技領域2の中央部に画像表示装置3が配される。画像表示装置3は、液晶表示器などで構成され、表示画面3aに、公知のデモ表示、始動入賞口6A、6Bへの入賞に基づく図柄変動表示、リーチ演出、大当たり演出などが行われる。
その他、遊技盤1には、4つの保留ランプ8、普通図柄表示器9及び特別図柄表示器10などが配設される。
アタッカー装置40は、図2〜3に示すように、遊技盤1の図示しない取付孔に挿入、固定される前部材42と、前部材42に後方から挿入、固定される後部材43を備える。前部材42と後部材43とはアタッカー装置40の本体ハウジング41を形成している。
前部材42は、遊技盤1の遊技盤面1aに固定される薄肉の前壁部44を有する。前壁部44には、上下方向に短く、左右方向に長い開口部すなわち大入賞口45が形成されている。
また、前壁部44には、大入賞口45を開閉する開閉扉50が配設されている。開閉扉50は、大入賞口45の下端部を回転中心として前後方向へ揺動可能に設けられており、前方への回動によって開状態となって大入賞口45を開放状態にし、遊技盤1の遊技盤面1a上の遊技球Bを受止め大入賞口45への入球を可能にし、また、後方への回動によって閉状態となって大入賞口45を閉口状態にし、遊技盤1の盤面1a上の遊技球Bが大入賞口45に入球できないようにする。開閉扉50は、ソレノイド(図4図示の大入賞口ソレノイド30)、リンク機構などで構成される公知の駆動機構52によって開閉駆動される。
開閉扉50の裏面50aは、閉状態のとき本体ハウジング41内に配設された後述する対向壁60側に突出する突出部51を備える(図3のC参照)。突出部51は、左右方向中央部を最も対向壁60側へ突出させた頂部51bとして、頂部51bから左端50bへ延びる左下がり傾斜面51cと頂部51bから右端50cへ延びる右下がり傾斜面51dとを有している。ここで、「左下がり」及び「右下がり」は、開閉扉50の裏面50a側を上向きとした場合を基準とする。
前壁部44の前面44aには、左右一対の壁部46A、46Bが設けられている。左側の壁部46Aは、開閉扉50の左端部と対峙する部位に、また、右側の壁部46Bは、開閉扉50の右端部と対峙する部位にそれぞれ配置されている。これらの壁部46A、46Bは、開状態の開閉扉50の裏面50a上に載った遊技球Bが開閉扉50の左端部又は右端部から零れ落ちるのを防止する作用を発揮するものである。なお、左右一対の壁部46A、46Bは、上記のように前壁部44に設ける代わりに、開閉扉50の左端部及び右端部に設けるようにしてもよく、このように構成しても、遊技球Bの零れ落ちを防止することが可能である。
後部材43は、図3に示すように、床面53を備える。床面53は、前床面54と後床面55とを有する。
前床面54は、開状態の開閉扉50の裏面50aの後方に連続するよう形成されており、開閉扉50の裏面50a上から進入してきた遊技球Bを後床面55側へと案内するよう下り傾斜面で構成されている。
後床面55は、前床面54の後方に形成されており、左右方向の左端には、遊技球Bを検知するとともに遊技球Bをアタッカー装置40の外部に排出するための左入賞球検知排出口部56Aが配設され、また、左右方向の右端には、遊技球Bを検知するとともに遊技球Bをアタッカー装置40の外部に排出するための右入賞球検知排出口部56Bが配設されている。左入賞球検知排出口部56A及び右入賞球検知排出口部56Bは、それぞれ磁気センサ(大入賞口スイッチ、入賞球検知手段)57A、57Bを備え、磁気センサ57A、57Bは、遊技球Bを磁気的に検知する。
後床面55の後方には、遊技球Bがさらに本体ハウジング41内の後方へと進入することを防止するための垂直壁部58が設けられている。
床面53には、閉状態の開閉扉50と対向させて対向壁60が配設される。対向壁60は、左右方向中央部を開閉扉50側へ突出させた平面視略「V」の字形状の前壁部61と、前壁部61の左右両端からそれぞれ後方へ垂直壁部58まで延設される側壁部62、62とを備える。
前壁部61の前面61a(対向壁60の前面60a)は、左右方向の幅寸法を開閉扉50の左右方向の幅寸法と略一致させて、左右方向中央部から左後方へ延びる左側傾斜面61bと左右方向中央部から右後方へ延びる右側傾斜面61cとを有している。
本体ハウジング41内には、図3のCに示すように、開閉扉50が閉状態の時、本体ハウジング41と、開閉扉50と、垂直壁部58と、対向壁60とにより、入賞空間領域66が形成されている。入賞空間領域66は、大入賞口45から本体ハウジング41内へ進入した遊技球Bが磁気センサ(入賞球検知手段)57A,57Bへと移動する領域である。
入賞空間領域66における開閉扉50の裏面50aと対向壁60の前面60aとの間の領域には、開閉扉50の裏面50aと対向壁60の前面60aとの離隔距離(前後方向の間隔)Lが遊技球の直径寸法D1より小さい幅狭部64(図3のCに斜線で示した部分)が形成される(図3のC参照)。幅狭部64における開閉扉50の裏面50a(突出部51)と対向壁60の前面60a(前壁部61の前面61a)との離隔距離Lは、磁気センサ(入賞球検知手段)57A,57B側の領域に向かうにつれて漸次大きくなるよう設定されている。換言すると、幅狭部64の左側は、突出部51の左下がり傾斜面51cと前壁部61の左側傾斜面61bとが対向して形成され、幅狭部64の右側は、突出部51の右下がり傾斜面51dと前壁部61の右側傾斜面61cとが対向して形成されている。そのため、幅狭部64は、前壁部61の左右方向中央部と突出部51の頂部51bとが対向する中央を最も幅狭とし、中央から磁気センサ(左入賞球検知手段)57Aへと向かって幅狭部64の左側の領域を漸次拡開させ、中央から磁気センサ(右入賞球検知手段)57Bへと向かって幅狭部64の右側の領域を漸次拡開させている。
また、幅狭部64は、開閉扉50の裏面50aにおいて左端50b及び右端50c(図3のC参照)を除いた部分と対向壁60の前面60aとの間の全域にわたって形成されている。
対向壁60の側壁部62、62は、それぞれ、本体ハウジング41の側壁までの離隔距離D2(図3のC参照)を磁気センサ(入賞球検知手段)57A,57Bの左右方向の幅寸法と略一致させて配設され、入賞空間領域66の左右両端側に移動した遊技球Bを磁気センサ(入賞球検知手段)57A,57Bまで案内する。
次に、開閉扉50の動作を図3に基づいて説明する。
開閉扉50は、図3のAに示すように、開状態にあるときは、大入賞口45を開放状態にし、遊技球Bを裏面50aで受止め大入賞口45への入球を可能にする。このとき、突出部51が左下がり傾斜面51cと右下がり傾斜面51dとを有していることから、開閉扉50の裏面50aに受け止められた遊技球Bは、左下がり傾斜面51c又は右下がり傾斜面51dを、磁気センサ(入賞球検知手段)57A又は57Bの方向へと誘導されつつ、本体ハウジング41内へと転動していく。そして、大入賞口45から本体ハウジング41内に進入した遊技球Bは、対向壁60の前壁部61の左側傾斜面61b又は右側傾斜面61cに案内されながら、磁気センサ(左入賞球検知手段)57A又は磁気センサ(右入賞球検知手段)57Bに向かって前床面54を転動し、左入賞球検知排出口部56A又は右入賞球検知排出口部56Bから外部に排出される。
左入賞球検知排出口部56A及び右入賞球検知排出口部56Bの磁気センサ(入賞球検知手段)57A及び57Bが所定個数の遊技球Bを検知したとき、開閉扉50は開状態から閉状態へ変移する。このとき、幅狭部64を構成する開閉扉50の裏面50aと対向壁60の前面60aとの間に遊技球Bが存在していると、図3のBに示すように、開閉扉50の裏面50a(突出部51)が、遊技球Bを対向壁60の前面60a(前壁部61の前面61a)に押し付けるようして、遊技球Bと当接して、遊技球Bに対し磁気センサ(入賞球検知手段)57A又は57B(図3のBの場合、右側の磁気センサ57B)へ向かう方向(図3のB図示矢印a方向)の押出力を加える。この押出力の方向は、前壁部61の左側傾斜面61bと突出部51の左下がり傾斜面51cとの間に形成される幅狭部64の左側の領域が、左方へ向かって拡開していること、及び、前壁部61の右側傾斜面61cと突出部51の右下がり傾斜面51dとの間に形成される幅狭部64の右側の領域が、右方へ向かって拡開していることに基づいて決定される。なお、本実施形態では、開閉扉50と対向壁60とが共に傾斜面(左下がり傾斜面51cと右下がり傾斜面51d、左側傾斜面61bと右側傾斜面61c、)を有し、これらの傾斜面が入賞空間領域66を磁気センサ(入賞球検知手段)57A,57Bの方向へ向かうにつれて拡開させているから、押出力を受けた遊技球Bは磁気センサ(入賞球検知手段)57A,57Bの方向に誘導されやすい。
開閉扉50によって押出力を受けた遊技球Bは、開閉扉50の裏面50aと対向壁60の前面60aとの間で上方に持ち上がりつつ、幅狭部64が拡開していく方向へ向かって押し出される。そのため、遊技球Bは、図3のCに示すように、磁気センサ(入賞球検知手段)57A又は57B(図3のCの場合、右側の磁気センサ57B)の方向に向かって入賞空間領域66を素早く移動し、その後は、本体ハウジング41の側壁と対向壁60の側壁部62とに案内されて前床面54を転動して磁気センサ(入賞球検知手段)57A又は57Bによって検知されるようになる。
上記のように、開閉扉50が閉じるとき、幅狭部64を構成する開閉扉50の裏面50aと対向壁60の前面60aとの間に遊技球Bが存在する場合、開閉扉50によって遊技球Bに対し磁気センサ(入賞球検知手段)57A又は57Bに向かう方向の押出力が加えられ、遊技球Bは素早く磁気センサ(入賞球検知手段)57A又は57Bに向かって移動するようになる。
次に、パチンコ遊技機の電気系統を図4に基づいて説明する。
図4において、電気系統は遊技制御基板20を中枢部とし、遊技制御基板20に演出制御基板21、払出制御基板22及び盤用外部情報端子基板23が接続され、演出制御基板21に画像制御基板24及びランプ制御基板25が接続され、払出制御基板22に枠用外部情報端子基板26が接続される。遊技制御基板20、演出制御基板21、払出制御基板22、画像制御基板24及びランプ制御基板25は、それぞれ、CPU、ROM、RAM、I/Oなどを備える。
遊技制御基板20に、遊技球Bが始動入賞口6A、6Bに入賞したことを検出する始動口スイッチ27A、27B、普通図柄表示器9の変動表示数字が所定の数字で表示停止したとき、始動入賞口6Bを開放駆動する始動口ソレノイド28、始動口ソレノイド28を動作させる契機として遊技球Bがゲート5A及び5Bをそれぞれ通過したことを検出するゲートスイッチ29A及び29B、大入賞口45の開放時に遊技球Bが大入賞口45に入賞したことを検出する大入賞口スイッチ(磁気センサ57A、57B)、大当たり時に大入賞口45を所定ラウンド数だけ開放させる大入賞口ソレノイド30、遊技球Bが普通入賞口4A及び4Bにそれぞれ入賞したことを検出する普通入賞口スイッチ31A及び31B、保留球数を表示する保留ランプ8、遊技球Bがゲート5A、5Bを通過することが契機となって数字が変動表示される普通図柄表示器9、画像表示装置3による演出と同期して特別図柄を変動表示する特別図柄表示器10がそれぞれ接続される。普通図柄表示器9に所定の数字が変動停止したとき、始動口ソレノイド28が動作して始動入賞口6Bが所定時間開放する。
払出制御基板21に、賞球を払出す賞球払出装置の駆動源である払出電動モータ32、賞球払出装置により払い出された遊技球Bを検出する払出球検出スイッチ33、賞球払出装置に供給すべき遊技球Bが有ることを検出する球有り検出スイッチ34、球発射装置に供給される遊技球Bを貯留する球貯留皿が、払い出された遊技球によって満杯になったことを検出する満タン検出スイッチ35がそれぞれ接続される。
画像制御基板24に、画像表示装置3などが接続される。
次に、遊技制御基板20が実行する大入賞口処理及び大入賞口スイッチ処理を図5〜図7に基づいて順に説明する。
(1)大入賞口処理(図5、6)
図5及び図6において、遊技制御基板20は、まず、大当たり中であるか否かを判定し(ステップS1)、大当たり中である場合、オープニング中であるか否かを判定する(ステップS2)。ここで、オープニング中とは、大当たり発生してから大当たりの第1ラウンドが開始されるまでの期間をいう。
図5及び図6において、遊技制御基板20は、まず、大当たり中であるか否かを判定し(ステップS1)、大当たり中である場合、オープニング中であるか否かを判定する(ステップS2)。ここで、オープニング中とは、大当たり発生してから大当たりの第1ラウンドが開始されるまでの期間をいう。
大当たり発生直後では、オープニング中となるため、次に、オープニング時間つまり、大当たり発生時点から大当たりの第1ラウンドの開始時点までの時間が経過したか否かを判定する(ステップS3)。
オープニング時間経過前は、ステップS1、ステップS2及びステップS3を繰り返し実行する。
その後、オープニング時間が経過すると、ラウンド数Rを「1」だけ加算する(ステップS4)。オープニング時間経過直後においては、それまでのラウンド数Rが「0」であるため、ステップS4における加算後のラウンド数Rは「1」となる。次に、大入賞口55への入賞個数Cを「0」にクリアした後(ステップS5)、大入賞口ソレノイド30に指令信号を出力し、開閉扉50を閉状態から開状態へ変移させて大入賞口45を閉口状態から開放状態に変移させる(ステップS6)。
次に、予め設定した開放時間つまり、大入賞口45が開放状態を持続することができる時間が経過したか否かを判定する(ステップS7)。
大入賞口45が開放状態へ変移した直後においては、ステップS7の判定結果は「NO」となるため、次に、大入賞口45への入賞個数Cが所定値「9」であるか否かを判定し(ステップS8)、この判定結果は「NO」であることから、ステップS1に戻り、次にステップS2を実行する。ステップS2の判定結果は、この時点では既にオープニング中ではなくなっているため「NO」となり、次に大入賞口45が開放中であるか否かを判定し(ステップS9)、この判定結果が「YES」であることから、ステップS7に移行する。以後、ステップS7〜ステップS9、ステップS1、ステップS2を繰り返し実行する。
ステップS7〜ステップS9、ステップS1、ステップS2を繰り返し実行している間、大入賞口45に遊技球Bが入賞するたびに、換言すると、大入賞口スイッチ57A又は57Bが遊技球Bを検知するたびに、入賞個数Cは、「1」、「2」、‥と増加してゆく。なお、この入賞個数Cのカウントは、後述する大入賞口スイッチ処理において説明する。そして、入賞個数Cが「9」になると、ステップS8の判定結果は「YES」となり、あるいは、入賞個数Cが「9」になる前に開放時間が経過すると、ステップS7の判定結果は「YES」となり、大入賞口ソレノイド30への指令信号を出力停止し、開閉扉51を開状態から閉状態へ変移させて大入賞口45を閉口する(ステップS10)。
このとき、上述したように、幅狭部64を構成する開閉扉50の裏面50aと対向壁60の前面60aとの間に遊技球Bが存在していると(図3のB参照)、遊技球Bに対し磁気センサ(入賞球検知手段)57A又は57Bへ向かう方向の押出力が加えられ、遊技球Bは磁気センサ(入賞球検知手段)57A又は57Bの方向に向かって入賞空間領域66を素早く移動する。そのため、開閉扉50が閉状態となったときに入賞空間領域66に遊技球Bが存在しても、この遊技球Bが磁気センサ(入賞球検知手段)57A又は57Bに検知されてアタッカー装置40の外部へと排出されるまでの時間が短縮され、後述するインターバル時間を短く設定することができる。
ステップS10を実行した後は、ラウンド数Rが「15」であるか否かを判定する(ステップS11)。この時点では、ラウンド数Rは「1」であるため、ステップS11の判定結果は「NO」となり、ステップS1に戻る。
ステップS1に戻った後は、ステップS1、ステップS2を経た後ステップS9を実行し、この時点では大入賞口45は開放中ではないためステップS9の判定結果は「NO」となり、次にエンディング中であるか否かを判定する(ステップS12)。ここで、エンディング中とは、第15ラウンドが終了した後に画像表示装置3において大当たり終了演出が行われているときをいう。
この時点では、第1ラウンドの終了直後であることからステップS12の判定結果は「NO」となり、次にインターバル時間が経過したか否かを判定する(ステップS13)。ここで、インターバル時間とは、大入賞口45が閉口した時点から次のラウンドを開始させるべく大入賞口45を開放する時点までの、予め設定した遅延時間をいう。この時点では大入賞口45が閉口した直後であるため、ステップS13の判定結果は「NO」となり、ステップS1に戻る。
ステップS1に戻った後は、インターバル時間が経過する前においては、ステップS1、ステップS2、ステップS9、ステップS12及びステップS13を繰り返し実行する。
その後、インターバル時間が経過すると、ステップS13の判定結果は「YES」となり、次にラウンド数Rを「1」だけ加算し、ラウンド数Rを「2」にし(ステップS4)、入賞個数Cを「0」にクリアし(ステップS5)、大入賞口45を開放し、第2ラウンドが開始される(ステップS6)。
第2ラウンドにおいても、上述した第1ラウンドにおける処理と同様な処理が行われ、入賞個数Cが「9」に達したとき、あるいは、入賞個数Cが「9」に達する前に開放時間が経過したとき、大入賞口45を閉口する(ステップS10)。
ステップS10の実行後は、第1ラウンドが終了したときと同様な処理が行われ、インターバル時間の経過を待って第3ラウンドが開始される。
以後、第3ラウンド、第4ラウンド、‥第14ラウンドが行われ、第15ラウンドが終了すると、ステップS11の判定結果は「YES」となり、ラウンド数Rが「0」にクリアされ(ステップS14)、エンディングが開始される(ステップS15)。その後、エンディング時間が経過すると(ステップS16)、エンディングを終了し、大当たりを終了する(ステップS17)。
(2)大入賞口スイッチ処理(図7)
図7において、遊技制御基板20は、大入賞口スイッチ57A又は57Bがオンすると(ステップS21)、大当たり中のときは入賞個数Cを「1」だけ加算し(ステップS22、ステップS23)、賞球15個コマンドをセットし払出制御基板22に送信する(ステップS24)。賞球15個コマンドを受信した払出制御基板22は、払出駆動モータ32に指令信号を出力し、払出駆動モータ32が駆動されて15個分の賞球が払出される。
図7において、遊技制御基板20は、大入賞口スイッチ57A又は57Bがオンすると(ステップS21)、大当たり中のときは入賞個数Cを「1」だけ加算し(ステップS22、ステップS23)、賞球15個コマンドをセットし払出制御基板22に送信する(ステップS24)。賞球15個コマンドを受信した払出制御基板22は、払出駆動モータ32に指令信号を出力し、払出駆動モータ32が駆動されて15個分の賞球が払出される。
以上説明したように、本実施形態に係るアタッカー装置40は、遊技盤面1aと略面一に配置される前面44aを有し、前面44aに左右方向に長くかつ上下方向に短い入賞口(大入賞口45)が形成された本体ハウジング41と、本体ハウジング41に配設され、入賞口(大入賞口45)を開放及び閉口する開閉扉50と、本体ハウジング41の床面53上に配置され、遊技球Bの通過を検知する入賞球検知手段(磁気センサ57A,57B)であって、入賞口(大入賞口45)の開放時、開状態の開閉扉50の裏面50a上に受止められ本体ハウジング41の床面53上に進入してきた遊技球Bの通過を検知する入賞球検知手段(磁気センサ57A,57B)と、入賞口(大入賞口45)から本体ハウジング41内へ進入した遊技球Bが入賞球検知手段(磁気センサ57A,57B)へと移動する入賞空間領域66とを備えるアタッカー装置40において、本体ハウジング41内に、閉状態の開閉扉50と対向する対向壁60が配設され、開閉扉50が閉状態の時、開閉扉50の裏面50aと対向壁60の前面60aとによって、遊技球Bの直径D1よりも小さな離隔距離Lを有する幅狭部64が、入賞空間領域66に形成され、開閉扉50が閉じるとき、開閉扉50は、幅狭部64を構成する開閉扉50の裏面50aと対向壁60の前面60aとの間に位置する遊技球Bに対して、入賞球検知手段(磁気センサ57A,57B)に向かう方向の押出力を加える構成とされている。
よって、開閉扉50が開状態から閉状態に変位するときには、幅狭部64を構成する開閉扉50と対向壁60との間に位置する遊技球Bを、開閉扉50の裏面50aと対向壁60の前面60aとで挟むことになる。このとき、遊技球Bは開閉扉50から受ける力によって入賞球検知手段(磁気センサ57A,57B)へと向かう方向に素早く移動する。したがって、開閉扉50が閉状態になったときに入賞空間領域66にまだ存在している遊技球Bが、入賞球検知手段(磁気センサ57A,57B)に検知されてアタッカー装置40の外部へと排出されるまでの時間を短くすることができる。
したがって、本実施形態のアタッカー装置40は、大当たり状態において一つのラウンドが終了してから次のラウンドを開始するまでの時間を短くすることができる。その結果、一回の大当たり状態に要する遊技時間を短縮できて、パチンコ遊技機の実質的な遊技時間や稼働時間を増加させることができる。
ここで、本実施形態のアタッカー装置40では、幅狭部64は、入賞球検知手段(磁気センサ57A,57B)側に向かうにつれて漸次拡開して形成されている。そのため、開閉扉50が閉じるとき、開閉扉50が遊技球Bに対して入賞球検知手段(磁気センサ57A,57B)に向かう方向の押出力を加えることができる。
さらに、本実施形態のアタッカー装置40では、幅狭部64を、開閉扉50の裏面50aにおいて左右両端(左端50b及び右端50c)を除いた部分と対向壁60の前面60aとの間の全域にわたって形成している。
したがって、開閉扉50が閉じるときに遊技球Bが開閉扉50と対向壁60との間の左右両端以外どの位置にあっても、開閉扉50が遊技球Bに対して押出力を作用させることができ、確実に遊技球を入賞球検知手段(磁気センサ57A,57B)の方向に素早く移動できる。そのため、開閉扉50が閉状態となったときに入賞空間領域66に存在する遊技球Bが入賞球検知手段(磁気センサ57A,57B)に検知されてアタッカー装置40の外部へ排出されるまでの時間を短くすることができる。
ここで、幅狭部64の入賞球検知手段(磁気センサ57A,57B)側と入賞球検知手段(磁気センサ57A,57B)の配置位置とを近くすることにより、開閉扉50が閉状態となったときに入賞空間領域66に存在する遊技球を発生させないことも可能となる。例えば、幅狭部64の入賞球検知手段(磁気センサ57A,57B)側の終端に入賞球検知手段(磁気センサ57A,57B)を配設させれば、開閉扉50が閉状態となったときには、入賞する可能性のある遊技球Bは全て入賞球検知手段(磁気センサ57A,57B)へ押し出されて検知されるため、開閉扉50が閉状態となったときに入賞空間領域66に存在する遊技球の数を略ゼロとすることができる。そして、このように構成したアタッカー装置を使用したパチンコ遊技機においては、開閉扉50を閉状態とした直後でも次のラウンドを開始することができる。
また、本実施形態のアタッカー装置40では、開閉扉50の裏面50aが、閉状態のとき対向壁60側へ突出する突出部51を備え、突出部51と対向壁60の前面60aとによって、幅狭部64が形成されている。
そのため、開閉扉50が開状態のときは、突出部51が、開閉扉50の裏面50aに受け止められた遊技球Bを入賞球検知手段(磁気センサ57A,57B)の方向へ転動させる傾斜面(左下がり傾斜面51c及び右下がり傾斜面51d)となり、遊技球Bを入賞球検知手段(磁気センサ57A,57B)へと誘導できる。また、開閉扉50が閉じるときには、突出部51は、開閉扉50に押出力を加えられた遊技球Bを対向壁60の前面60aとともに入賞球検知手段(磁気センサ57A,57B)の方向へ案内する。したがって、遊技球Bを入賞球検知手段(磁気センサ57A,57B)へ確実に移動でき、遊技球Bが入賞球検知手段(磁気センサ57A,57B)に検知されてアタッカー装置40の外部へ排出されるまでの時間を短くすることができる。
なお、本実施形態では磁気センサ(入賞球検知手段)57A,57Bを本体ハウジング41内の左右両端側に2つ配設する構成としたが、磁気センサ(入賞球検知手段)は、1つだけ配設する構成であっても、3つ以上配設する構成であってもよい。例えば、図8に示すように、本体ハウジング41内の左右方向中央に磁気センサ(入賞球検知手段)57Cを1つ配設してもよい。この場合、幅狭部64,64が、開閉扉50の裏面50aと対向壁60,60の前面60a,60aとの離隔距離Lを左右方向両端部において最も小さくし、左右方向両端部から左右方向中央部に向かって漸次拡開するように、開閉扉50の突出部51,51及び対向壁60,60が形成される。そして、開閉扉50が閉じるときには、遊技球Bは開閉扉50により磁気センサ(入賞球検知手段)57Cへと向かう方向(図8の図示矢印b方向)の押出力を与えられる。また、図9、図10に示すように、本体ハウジング41内の左右方向の右端側又は左端側のどちらか一方に磁気センサ(入賞球検知手段)57Cを配設してもよい。この場合、幅狭部64が、開閉扉50の裏面50aと対向壁60の前面60aとの離隔距離Lを、左右方向における磁気センサ(入賞球検知手段)57Cが配設されていない側において最も小さくし、左右方向における磁気センサ(入賞球検知手段)57Cが配設されている側に向かって漸次拡開していくように、開閉扉50の突出部51及び対向壁60が形成される。そして、開閉扉50が閉じるときには、遊技球Bは開閉扉50により磁気センサ(入賞球検知手段)57Cへと向かう方向(図9又は図10の図示矢印c又はd方向)の押出力を与えられる。
また、図11に示すように、開閉扉50の裏面50aが突出部51を備え、突出部51と対向壁60の前面60aとによって幅狭部64を形成するのであれば、対向壁60の前面60aを傾斜面(図3の符号61b,61c参照)に形成せず左右方向に対して平行な平面状に形成しても、遊技球Bに対して磁気センサ(入賞球検知手段)57A,57Bに向かう方向(図11の図示矢印e方向)の押出力を加える構成とすることができる。また、図12に示すように、開閉扉50に突出部を設けずに開閉扉50の裏面50aを平面状に形成しても、対向壁60の前面60aが、左側傾斜面61bと右側傾斜面61cとを有し、対向壁60の前面60aと開閉扉50の裏面50aとで幅狭部64を形成すれば、遊技球Bに対して磁気センサ(入賞球検知手段)57A,57Bに向かう方向(図12の図示矢印f方向)の押出力を加える構成とすることができる。
さらに、図13に示すように、開閉扉50の裏面50a側の入賞空間領域66の全域が、磁気センサ(入賞球検知手段)57A,57B側の領域に向かうにつれて漸次拡開して形成されていなくても、開閉扉50の裏面50a側の入賞空間領域66の一部(図13では中央部)のみが、磁気センサ(入賞球検知手段)57A,57B側の領域に向かうにつれて漸次拡開して形成され幅狭部64を構成していれば、遊技球Bに対して磁気センサ(入賞球検知手段)57A,57Bに向かう方向(図13の図示矢印g方向)の押出力を加える構成とすることができる。
41 本体ハウジング
40 アタッカー装置
45 大入賞口(入賞口)
50 開閉扉
50a 裏面
51 突出部
57A,57B,57C 磁気センサ(入賞球検知手段)
60 対向壁
60a 前面
64 幅狭部
66 入賞空間領域
L 離隔距離
40 アタッカー装置
45 大入賞口(入賞口)
50 開閉扉
50a 裏面
51 突出部
57A,57B,57C 磁気センサ(入賞球検知手段)
60 対向壁
60a 前面
64 幅狭部
66 入賞空間領域
L 離隔距離
Claims (4)
- 遊技盤面と略面一に配置される前面を有し、該前面に左右方向に長くかつ上下方向に短い入賞口が形成された本体ハウジングと、
前記本体ハウジングに配設され、前記入賞口を開放及び閉口する開閉扉と、
前記本体ハウジングの床面上に配置され、遊技球の通過を検知する入賞球検知手段であって、前記入賞口の開放時、開状態の前記開閉扉の裏面上に受止められ前記本体ハウジングの床面上に進入してきた遊技球の通過を検知する入賞球検知手段と、
前記入賞口から前記本体ハウジング内へ進入した遊技球が前記入賞球検知手段へと移動する入賞空間領域と
を備えるアタッカー装置において、
前記本体ハウジング内に、閉状態の前記開閉扉と対向する対向壁が配設され、
前記開閉扉が閉状態の時、前記開閉扉の裏面と前記対向壁の前面とによって、遊技球の直径よりも小さな離隔距離を有する幅狭部が、前記入賞空間領域に形成され、
前記開閉扉が閉じるとき、該開閉扉は、前記幅狭部を構成する該開閉扉の裏面と前記対向壁の前面との間に位置する遊技球に対して、前記入賞球検知手段に向かう方向の押出力を加える構成とされていることを特徴とするアタッカー装置。 - 前記幅狭部は、前記入賞球検知手段側に向かうにつれて漸次拡開して形成されていることを特徴とする請求項1に記載のアタッカー装置。
- 前記幅狭部は、前記開閉扉の裏面において左右両端を除いた部分と前記対向壁の前面との間の全域にわたって形成されていることを特徴とする請求項2に記載のアタッカー装置。
- 前記開閉扉の裏面は、閉状態のとき前記対向壁側へ突出する突出部を備え、
該突出部と前記対向壁の前面とによって、前記幅狭部が形成されることを特徴とする請求項1乃至請求項3に記載のアタッカー装置。
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- 2008-03-24 JP JP2008076425A patent/JP2009226073A/ja active Pending
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