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JP2004016506A - 弾球遊技機の変動入賞装置 - Google Patents

弾球遊技機の変動入賞装置 Download PDF

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JP2004016506A
JP2004016506A JP2002176161A JP2002176161A JP2004016506A JP 2004016506 A JP2004016506 A JP 2004016506A JP 2002176161 A JP2002176161 A JP 2002176161A JP 2002176161 A JP2002176161 A JP 2002176161A JP 2004016506 A JP2004016506 A JP 2004016506A
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continuous
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JP2002176161A
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Inventor
Takeshi Sumiya
角谷 猛
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Naito Shokai KK
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Naito Shokai KK
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Abstract

【課題】ソレノイドといった駆動手段を小型化することにより、遊技盤面の取付スペースが狭くても取り付けられるように変動入賞装置の小型化を可能とした弾球遊技機の変動入賞装置を提供する。
【解決手段】継続入賞口32aと一般入賞口32bとの間に振分部材33を配置し、振分部材33の前側に対向位置させて底壁29の下側に軸装される球誘導部材36を設け、その往復揺動に伴って左右いずれかの誘導板部38a,38bを前記底壁29上面から上方へ出没自在に突出させ、パチンコ球Bを底壁29上面で転動させつついずれかの誘導板部38a,38bにより誘導するようにした。
【選択図】 図10

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、弾球遊技機の変動入賞装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の変動入賞装置にあっては、パチンコ遊技機に関する法律の規定により、「大入賞口の開放状態を継続させる継続入賞口への入賞球は、変動入賞装置内への総入賞球数の3分の1以内とする。」と決められており、この規定を遵守するため種々の構造のものが案出されている。
【0003】
例えば、実用新案登録第3073892号に開示される変動入賞装置は、大入賞口の内側であってその左右両側に継続入賞口と一般入賞口とが設けられている。そして、その間に、平板の球導路を有し、かつ中央部の揺動軸を支点にして前記平板がいずれかの入賞口側へ下傾するように往復揺動する振り分け部材が配設されている。常態では、前記振り分け部材が継続入賞口側へ下傾しており、一定の遊技条件の成立によって大入賞口が開放状態となったとき、その大入賞口に入るパチンコ球は平板の上面に乗って継続入賞口へ導かれる。そこで、この継続入賞口へ少なくとも1個のパチンコ球が入賞すると、ソレノイドにより前記振り分け部材が揺動して一般入賞口側へ下傾し、後続するパチンコ球を平板の上面に乗せて一般入賞口へ導くようにしている。
【0004】
また、特開平6−254223号に開示される変動入賞装置は、誘導流路の流下端に継続入賞口と一般入賞口とが併設され、誘導流路を流下するパチンコ球は先に継続入賞口へ入賞するようになっている。そして、一定の遊技条件の成立によって大入賞口が開放状態となったとき、その大入賞口に入るパチンコ球は誘導流路を流下して継続入賞口へ入賞する。そこで、前記継続入賞口に少なくとも一個のパチンコ球が入賞すると、ソレノイドにより開閉部材が継続入賞口内へ進出して該継続入賞口を完全に塞ぎパチンコ球の流入を阻止する。そして、後続するパチンコ球を一般入賞口へ導くようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前者の変動入賞装置にあっては、パチンコ球をすべて球導路の平板の上面に乗せて継続入賞口または一般入賞口へ導くようにしているので、振り分け部材、すなわちこの振り分け部材を作動させるソレノイドにパチンコ球の重量やその勢いに勝る力が必要になり、勢いソレノイドが大型化する。また、パチンコ球を正確に導くために継続入賞口と一般入賞口との間の距離を比較的長く設定する必要がある。よって、これに伴って変動入賞装置も大型化するが、このように大型化すると、遊技盤の中央に配置され表示部を有する可変表示装置の大型化に伴い遊技盤面での取付スペースが近時狭くなっていることから、遊技盤面での配置・取付に苦慮している。更には、前記継続入賞口と一般入賞口との間隔が長いとその分パチンコ球の検出に遅れが生じ、開放状態となった大入賞口へ一度に入るパチンコ球が設定個数以上になる可能性があり、遊技客に過剰のサービスをしてしまうといった課題が有る。
【0006】
また、後者の変動入賞装置にあっても、継続入賞口に少なくとも一個のパチンコ球が入賞した後、その継続入賞口を塞ぐべくその中へ進出する開閉部材は、そのストロークが比較的長いことから、この場合もプランジャがその動作に見合った寸法のソレノイドを必要とし、このためにソレノイドが大型化する。同時に、変動入賞装置までもが大型化するという課題が有る。
【0007】
そこで、本発明は上記課題を解決すべくなされたもので、球誘導部材を作動させる力を軽減してソレノイドといった駆動手段を小型化し、これにより遊技盤面の取付スペースが狭くても取り付けられるように変動入賞装置の小型化を可能とした弾球遊技機の変動入賞装置を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するため、本発明に係る弾球遊技機の変動入賞装置は、一定の遊技条件の成立により開放する大入賞口と、前記大入賞口の内側であってその左右側に位置し、前記大入賞口に入ったパチンコ球が底壁を転動して流入し得る一般入賞口及び継続入賞口と、を備えた変動入賞装置であって、前記一般入賞口と継続入賞口との間に配置され、前記パチンコ球を前記いずれかの入賞口に振り分ける振分部材と、前記振分部材の前側に対向位置すると共に前記底壁の下側に軸装され、かつ、往復揺動に伴って左右いずれかの誘導板部を前記底壁上面から上方へ出没自在に突出させて前記パチンコ球を前記底壁上面で転動させつつ前記振分部材へ向け誘導する球誘導部材と、前記球誘導部材を往復揺動させる駆動手段と、を備えてなる。
【0009】
このように、継続入賞口と一般入賞口との間に振分部材を配置し、振分部材の前側に対向位置させて底壁の下側に軸装される球誘導部材を設け、その揺動に伴って左右いずれかの誘導板部を前記底壁上面から上方へ出没自在に突出させてパチンコ球を底壁上面で転動させつつ誘導するようにしたので、誘導される際、前記球誘導部材にパチンコ球が乗るようなことはなく、このため球誘導部材を作動させる力が軽減され、ソレノイドといった駆動手段を小型化できる。また、継続入賞口と一般入賞口との間隔を長くする必要もなく、このためパチンコ球の検出に遅れが生ずることもなくなる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る弾球遊技機の変動入賞装置の実施の形態を図面に基づき説明する。なお、弾球遊技機には、例えばパチンコ遊技機、アレンジボール機または雀球遊技機があるが、本発明にあっては、一例としてパチンコ遊技機について説明する。図1は、本発明が適用されるパチンコ遊技機の正面図である。図において、1はパチンコ遊技機Pの機枠であって縦長方形枠状に成形されている。そして、その前面に額縁状の前面枠2が、その右側上下部を前記機枠1の同側上下部に設けた軸支部3によって軸支され、その軸支部3を中心として回動自在に装着されている。この前面枠2には遊技盤4が装着される。
【0011】
また、前記前面枠2の前面に、遊技盤4前面の遊技部4aを覆う透明な二枚のガラス板5を備えたガラス扉枠6及び遊技盤4の下部を覆う前面板7が装着されている。前面板7の前面に、貯留された弾球であるパチンコ球を打球発射部(図示せず。)に供給するための打球供給皿8が装着される。また、前記前面枠2の下部前面には、前記打球供給皿8から溢れるパチンコ球を貯留する余剰球貯留皿9が装着されている。10は、前面枠2の下部前面であってその左側に設けられ、打ち出されるパチンコ球の打球力の強弱を調節する操作ハンドルである。
【0012】
前記遊技盤4の前面に内側ガイドレール11が取り付けられ、遊技部4aはこの内側ガイドレール11で囲まれて形成される。そして、そのほぼ中央に表示部12aを備えた可変表示装置12が装着され、その下方にパチンコ球の入賞により前記表示部12aの文字、数字、図柄等の表示を変動表示させる始動入賞口13が配設される。更に、その下方に、本発明に係る変動入賞装置14が装着されている。この変動入賞装置14は、その前面中央に開閉扉14aにより開閉される大入賞口14bが開設されている。
【0013】
前記可変表示装置12の両側やや下方位置に一般入賞口15が配設され、両側位置にはパチンコ球が通過することによりそれを検知し、前記始動入賞口13の一対の可動翼片13a,13aをパチンコ球が受入れ易いように傾動させるための通過チャッカー16が配設されている。17は、前記遊技部4aの適宜位置に回転自在に装着され、流下するパチンコ球の流れを変えて面白みを出させるための風車であり、18は障害釘である。更にまた、遊技部4aの下部には、遊技部4aを流下して前記始動入賞口13、一般入賞口15などに入賞しなかったパチンコ球をアウト球として遊技盤4の後方へ回収するアウト球口19が開設されている。
【0014】
そこで、前記始動入賞口13にパチンコ球が入賞すると、可変表示装置12の表示部12aの表示が変動する。そして、一定の時間経過後に停止して特定の表示(例えば「777」)を示すと、遊技者にとって有利な特別遊技状態になり、しかも、一定の遊技条件の成立により、大入賞口14bの開放状態を所定回数継続させ一度に多くの入賞球が得られるようになっている。
【0015】
次に、変動入賞装置14について説明する。図2は本発明に係る変動入賞装置の斜視図、図3は同分解斜視図である。図において、20は遊技盤4面に取り付けられる取付基板であり、その中央部に横長の大入賞口14bが開設されている。この大入賞口14bには開閉扉14aが装着される。さらに詳しく説明すると、開閉扉14aの両側に後方へ突出する側壁21が設けられ、該各側壁21の外側面に一直線上に位置して回動軸22がそれぞれ水平に突設される。一方、取付基板20の後面に大入賞口14bの両側に位置して支持板23が取り付けられ、各支持板23であって大入賞口14bの側縁に面した位置に前記各回動軸22を軸承する軸受部24が一体に設けられる。これにより、開閉扉14aが回動軸22を中心にして前後に自在に傾動して大入賞口14bを開閉できるようにしている。25は取付基板20の所定位置に設けられる取付用のビス挿通孔である。
【0016】
取付基板20の後側に大入賞口14bを囲うようにして中間枠26が取り付けられ、更にその後側に本体枠27が取り付けられる。中間枠26は、上下の横板部とその間を左右に略三分割する縦板部とを有し横長方形枠状に成形され、前面・後面は開放されている。また、本体枠27は、下の横板部と前記と同様に左右に略三分割する縦板部と後側板部とを有し、同じく横長方形枠状に成形される。
【0017】
前記中間枠26の中央に、縦板で仕切られ前記大入賞口14bと連通する第一球流入部28aが成形される。この第一球流入部28aには、後方へ向かって下傾すると共に横幅が後方へ進むに連れ漸次狭くなるように後端縁が中央へ向かって傾斜する底壁29が敷設される。この底壁29の上面は、前記前側へ傾動した開閉扉14aの上面と連なるようになる。また、この底壁29の下側中央部に、その前側壁29aの後面から後方へ突出しかつ後記する振分部材33を往復揺動するように軸支する支持軸30が設けられる。また、同じく下側両側部に、前記前側壁29aの後面に前記振分部材33の鉛直面内における往復揺動角度を規制する止ピン31が設けられている。
【0018】
一方、本体枠27は、縦板部により区画され、前記第一球流入部28aに対向位置すると共にこれと連通する第二球流入部28bが形成される。この第二球流入部28bには、奥端一側(図3では右側)に継続入賞口32aが位置し、奥端他側(図3では左側)に一般入賞口32bが位置している。前記継続入賞口32aと一般入賞口32bとの間に、第一・二球流入部28a,28bに流入したパチンコ球を前記いずれかの入賞口32a,32bに振り分ける振分部材33が配置される。この振分部材33の前面はその中央縦線を基線として左右両側面がそれぞれ後方へ向かって傾斜しており、各面に当接したパチンコ球を継続入賞口32aまたは一般入賞口32bへ導くようにしている。また、両入賞口32a,32bの前側にはスリット状の隙間34を介して前記底壁29の後端縁と連なる底壁35が設けられる。
【0019】
前記隙間34に、第一球流入部28aに入ったパチンコ球を誘導するための球誘導部材36が軸装される。この球誘導部材36は、中央の軸筒部37に前記支持軸30が挿通され、軸筒部37の左右両側に鉛直に起立する誘導板部38a,38bがそれぞれ対称的に設けられている。また、各誘導板部38a,38bの先端下縁に前記各止ピン31に対応位置する切欠部39が設けられる。40は前記軸筒部37の下側に設けられ、下面が開放される凹窪みであり、後記する係合ピン42が係合して球誘導部材36を左右へ往復揺動させるためのものである。
【0020】
そして、球誘導部材36が支持軸30を支点にして左右に自在に往復揺動し、切欠部39が止ピン31に係合して一方の誘導板部38a,38bが底壁29の上面から下方へ没入すると、他方の誘導板部38a,38bが底壁29の上面から上方へ突出する。この突出する部分が、同側の継続・一般入賞口32a,32bへのパチンコ球の入賞を遮り、反対側の継続・一般入賞口32a,32bへパチンコ球を誘導するようになっている。これら誘導板部38a,38bの突出する部分は、先端側から軸筒部37の基端側へ進むにつれその上下幅が漸次少なくなるようになっており、その基端側では上下幅がなくなる。そして、各誘導板部38a,38bの上方へ突出する部分によってパチンコ球が誘導される。
【0021】
前記中間枠26の一側(図3では右側)の下の横板部上面に、水平板41aとその上面一端側に起立する直杆41bとからなる可動部材41が、左右方向へ摺動自在に配置される。前記水平板41の他端側の内側に、前記球誘導部材36の凹窪み40に係合する係合ピン42が突設される。また、直杆41bには前後に貫通する透孔43が貫設される。
【0022】
前記本体枠27の一側(図3では右側)に、内側を向くプランジャ45を備えた駆動手段としての第一ソレノイド44が横向きに配置される。前記プランジャ45の先端には作動部材46が取着され、この作動部材46の前面に突出する作動ピン47が前記直杆41bの透孔43に係合される。そこで、常時は第一ソレノイド44は消磁している。この状態では、図4(イ)、図5(イ)に示すようにそのプランジャ45がコイルばね45aの付勢により前進しており、可動部材41が内側へ摺動して継続入賞口32a側の誘導板部38aを没入させ、一般入賞口32b側の誘導板部38bを突出させている。次に、前記第一ソレノイド44が励磁すると、図4(ロ)、図5(ロ)に示すようにプランジャ45がコイルばね45aの付勢に抗して後退する。これに伴い、可動部材41が外側へ摺動し、球誘導部材36を揺動させて一般入賞口32b側の誘導板部38bを没入させ、継続入賞口32a側の誘導板部38aを突出させるようにしている。
【0023】
また、前記中間枠26の他側(図3では左側)には、下の横板上面に支軸48を前方へ突設させた平面L字状の受止片49が固着され、前記支軸48を軸孔50に挿通してカム片51が鉛直面内で揺動自在に軸支される。カム片51の内側に、前記開閉扉14aの側壁21に突設された作用杆21aが嵌入して係合する係合凹部52が設けられ、上部には長孔53が貫設される。
【0024】
前記本体枠27の他側(図3では左側)には、プランジャ55が内側を向く第二ソレノイド54が横向きに配置される。前記プランジャ55の先端に作動部材46が取着され、その前面に突出する作動ピン47が前記カム片51の長孔53に係合している。
【0025】
そこで、常時は第二ソレノイド54は消磁している。この状態では、図6(イ)、図7(イ)に示すようにそのプランジャ55がコイルばね55aの付勢により前進しており、カム片51が下方へ回動して作用杆21aを押し下げ、大入賞口14bを開閉扉14aで閉塞している。一方、可変表示装置12の表示部12aの表示が特定の数字、図柄(例えば「777」)に揃って一定の遊技条件が成立し、遊技者に有利な特別遊技状態になったときは、前記第二ソレノイド54が励磁し、図6(ロ)、図7(ロ)に示すようにそのプランジャ55がコイルばね55aの付勢に抗して後退する。これに伴い、カム片51が上方へ回動して作用杆21aを引き上げ、開閉扉14aを前側へ傾動させて大入賞口14bを開放させる。これにより、大入賞口14bの内側にパチンコ球が入り、該パチンコ球が継続入賞口32aまたは一般入賞口32bに入賞することになる。56は、前記両入賞口32a,32bに入賞したパチンコ球を電気的に検出する球検出器である。前記第一・第二ソレノイド44,54及び球検出器56は、いずれも電気的に制御されるようになっている。
【0026】
本発明に係る変動入賞装置14は上記構成からなり、次に作用について説明する。特別遊技状態になると大入賞口14bが開放するが、この際、図8に示すように球誘導部材36は一般入賞口32b側の誘導板部38bが底壁29上面より上方へ突出し、継続入賞口32a側の誘導板部38aが底壁29上面より下方へ没入している。よって、大入賞口14b内に入りかつ前記上方へ突出する誘導板部38bに当接したパチンコ球Bは、その誘導板部38bに支持されつつ振分部材33側へ進み、振分部材33の前面で振り分けられて継続入賞口32aへ入賞する。なお、パチンコ球Bが前記誘導板部38bに触れずに直接継続入賞口32aに入賞することもある。
【0027】
そこで、前記継続入賞口32aに少なくとも一個のパチンコ球Bが入賞して検出されると、第一ソレノイド44が励磁し、前記球誘導部材36が、図9に示すように逆方向へ揺動し、継続入賞口32a側の誘導板部38aが底壁29面から上方へ突出し、一般入賞口32b側の誘導板部38bが底壁29上面から下方へ没入する。これにより、今度は大入賞口14b内に入りかつ前記上方へ突出する誘導板部38aに当接したパチンコ球Bは、その誘導板部38aに支持されつつ振分部材33側へ進み、振分部材33の前面で振り分けられて一般入賞口32bへ入賞する。
【0028】
これにより、「大入賞口の開放状態を継続させる継続入賞口への入賞球は、変動入賞装置内への総入賞球数の3分の1以内とする。」という法律の規定は遵守される。また、このように、前記上方へ突出する誘導板部38aまたは誘導板部38bに当接したパチンコ球Bは、図10に示すようにそれら誘導板部38a,38bの上面に乗ることなく前記底壁29上面で転動させつつ前記振分部材33へ向け誘導される。よって、第一ソレノイド44に大きな負荷が掛かるようなことがなく、許容範囲内で極力小型のソレノイドの使用が可能となる。
【0029】
また、本発明の変動入賞装置14にあっては、継続入賞口32aと一般入賞口32bとの間隔を長くする必要がない。このため、パチンコ球の検出に遅れが生ずることもなく、遊技者への過剰のサービスもなくなる。また、これは装置のコンパクト化にもつながる。
【0030】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る弾球遊技機の変動入賞装置は、一般入賞口と継続入賞口との間に振分部材を配置し、振分部材の前側に対向位置させて底壁の下側に軸装される球誘導部材を設け、その往復揺動に伴って左右いずれかの誘導板部を前記底壁上面から上方へ出没自在に突出させてパチンコ球を底壁上面で転動させつつ誘導するようにしたので、誘導される際、前記球誘導部材にパチンコ球が乗るようなことはなく、このため球誘導部材を作動させる力が軽減される。これにより、ソレノイドといった駆動手段が小型化でき、更には変動入賞装置の小型化も可能となり、取付スペース的な面で苦労することがないという効果が有る。また、継続入賞口と一般入賞口との間隔を長くする必要がなく、このためパチンコ球の検出も早まり、遊技者への過剰のサービスもなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されるパチンコ遊技機の正面図。
【図2】本発明に係る変動入賞装置の斜視図。
【図3】同分解斜視図。
【図4】(イ)要部の正面断面図。
(ロ)作用を示す要部の正面断面図。
【図5】(イ)要部の平面断面図。
(ロ)作用を示す要部の平面断面図。
【図6】(イ)開閉扉の動作部を示す正面断面図。
(ロ)開閉扉の動作部の作用を示す正面断面図。
【図7】(イ)開閉扉の動作部を示す平面断面図。
(ロ)開閉扉の動作部の作用を示す平面断面図。
【図8】開放した大入賞口部の斜視図。
【図9】開放した大入賞口部の斜視図。
【図10】同作用を示す側面断面図。
【符号の説明】
14            変動入賞装置
14b           大入賞口
29            底壁
32a           継続入賞口
32b           一般入賞口
33            振分部材
35            底壁
36            球誘導部材
38a           誘導板部
38b           誘導板部
44            駆動手段(第一ソレノイド)
B             パチンコ球
P             パチンコ遊技機

Claims (1)

  1. 一定の遊技条件の成立により開放する大入賞口と、前記大入賞口の内側であってその左右側に位置し、前記大入賞口に入ったパチンコ球が底壁を転動して流入し得る継続入賞口及び一般入賞口と、を備えた変動入賞装置であって、
    前記継続入賞口と一般入賞口との間に配置され、前記パチンコ球を前記いずれかの入賞口に振り分ける振分部材と、前記振分部材の前側に対向位置すると共に前記底壁の下側に軸装され、かつ、往復揺動に伴って左右いずれかの誘導板部を前記底壁上面から上方へ出没自在に突出させて前記パチンコ球を前記底壁上面で転動させつつ前記振分部材へ向け誘導する球誘導部材と、前記球誘導部材を往復揺動させる駆動手段と、を備えたことを特徴とする弾球遊技機の変動入賞装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006167140A (ja) * 2004-12-15 2006-06-29 Plm:Kk パチンコ機の入賞部品
JP2009226073A (ja) * 2008-03-24 2009-10-08 Kyoraku Sangyo Kk アタッカー装置

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