JP2009218189A - Terminal metal fitting - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、端子金具に関する。 The present invention relates to a terminal fitting.
特許文献1に記載の端子金具は、前後方向に延びる底板を備え、底板の前部に相手側の雄タブとの接続を行う箱型の端子接続部が形成され、底板の後部に電線の端末部の被覆をかしめるインシュレーションバレルが形成され、さらに底板の後部でかつインシュレーションバレルよりも前方に電線の端末部の被覆が除去されて露出する芯線をかしめるワイヤバレルが形成されている。かかる端子金具は、コネクタハウジング内に挿入されて端子接続部の後端がランス又はリテーナ等の係止手段によって係止されることにより、コネクタハウジング内に抜け止めされる。
The terminal fitting described in
また、芯線は、ワイヤバレルによってかしめられた状態で底板の内面上に載置され、その前端がワイヤバレルの前端と端子接続部の後端との間に位置するように設定されている。この場合、芯線のワイヤバレルの前端からの出代が短いと、電線に後方への引っ張り力が作用したときに電線がワイヤバレルから外れるおそれがあり、また前記出代が長いと、芯線が係止手段と干渉して係止動作に支障をきたすおそれがある。このため、芯線のワイヤバレルの前端からの出代を適正に管理する必要があり、従来においては、図19に示すように、端子金具2の側方に定規3を宛がい、所定の目盛り内に芯線4のワイヤバレル5からの出代が収まっているかどうかを検査している。つまり、芯線4の前端位置が最小許容位置(図中MIN)と最大許容位置(図中MAX)との間に入っている場合は合格と判断し、それ以外は不合格と判断している。
しかし、上記の手法で芯線4の出代を測定する場合に、図19に示すように、目盛りの粗い定規を用いると、目盛りの間隔のほうが芯線4の前端位置の許容範囲(最小許容位置と最大許容位置との間の間隔)よりも大きくなってしまい、正確な測定が出来ないという問題がある。 However, when measuring the allowance of the core wire 4 by the above method, as shown in FIG. 19, if a ruler with a coarse scale is used, the interval between the scales is the allowable range of the front end position of the core wire 4 (minimum allowable position and There is a problem that accurate measurement cannot be performed.
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、芯線の長さ管理を高い精度で行うことを目的とする。 The present invention has been completed based on the above-described circumstances, and an object of the present invention is to perform core length management with high accuracy.
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、前後方向に延びる底板を備え、前記底板の前部には相手側端子との接続を行う端子接続部が形成され、前記底板の後部には電線の端末部の被覆が除去されて露出する芯線をかしめるワイヤバレルが形成されている端子金具であって、
前記底板の内面には、前記ワイヤバレルの前端と前記端子接続部の後端との間に、前記芯線の前端位置の許容範囲を示す視認可能な目印が設けられている構成としたところに特徴を有する。
As means for achieving the above object, the invention of
The inner surface of the bottom plate is characterized in that a visible mark indicating an allowable range of the front end position of the core wire is provided between the front end of the wire barrel and the rear end of the terminal connection portion. Have
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記目印は前記底板を貫通する孔によって構成されているところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項2に記載のものにおいて、前記孔は前記底板の幅方向に延びた長孔であるところに特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項2に記載のものにおいて、前記孔は真円形であるところに特徴を有する。
The invention of
The invention of
The invention of claim 4 is characterized in that, in the invention of
請求項5の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記目印は前記底板の内面に形成された溝又は突起によって構成されているところに特徴を有する。
請求項6の発明は、請求項5に記載のものにおいて、前記溝は前記底板の幅方向に延びた長溝であるところに特徴を有する。
The invention of
A sixth aspect of the invention is characterized in that, in the fifth aspect, the groove is a long groove extending in the width direction of the bottom plate.
請求項7の発明は、請求項2ないし6のいずれか1項に記載のものにおいて、前記底板の両側縁から一対の側板が立ち上げて形成され、この両側板には、前記目印の両側外方に、補強部が叩き出しによって形成されているところに特徴を有する。 A seventh aspect of the present invention is the apparatus according to any one of the second to sixth aspects, wherein a pair of side plates is formed upright from both side edges of the bottom plate, and the both side plates are formed on both sides of the mark. On the other hand, the reinforcing part is characterized by being formed by knocking out.
請求項8の発明は、請求項1ないし7のいずれか1項に記載のものにおいて、前記目印は、前記芯線の許容し得る最前位置と対応する最大許容位置と前記芯線の許容し得る最後位置と対応する最小許容位置との2箇所に設けられているところに特徴を有する。
The invention according to claim 8 is the one according to any one of
請求項9の発明は、請求項8に記載のものにおいて、前記最小許容位置の目印の前端と前記最大許容位置の目印の後端との間に、芯線長さの合格領域が設定され、前記芯線の前端が前記合格領域にあるときに、前記最小許容位置の目印の全体が前記芯線によって隠れる一方、前記最大許容位置の目印の全体が見えるように構成されているところに特徴を有する。 According to a ninth aspect of the present invention, in the eighth aspect, an acceptable region of a core length is set between a front end of the mark of the minimum permissible position and a rear end of the mark of the maximum permissible position, When the front end of the core wire is in the pass area, the entire mark of the minimum allowable position is hidden by the core wire, and the entire mark of the maximum allowable position is visible.
<請求項1の発明>
底板の内面に芯線の前端位置の許容範囲を示す視認可能な目印が設けられているから、目印を見ることにより、芯線のワイヤバレルの前端からの出代が許容範囲に収まっているかどうかを正確に知ることができる。このため、従来において前記出代の測定に用いていた定規が不要とされ、芯線の長さ管理を高い精度で行うことができる。
<Invention of
Since a visible mark indicating the allowable range of the front end position of the core wire is provided on the inner surface of the bottom plate, it is possible to accurately check whether the allowance of the core wire from the front end of the wire barrel is within the allowable range by looking at the mark. Can know. For this reason, the ruler which was conventionally used for the measurement of the said allowance is made unnecessary, and the length management of the core wire can be performed with high accuracy.
<請求項2の発明>
目印が底板を貫通する孔によって構成されるから、孔からの透過光によって目印を際立たせ、良好な視認性を確保できる。
<請求項3の発明>
孔が底板の幅方向に延びた長孔であるから、より良好な視認性を確保できる。
<Invention of
Since the mark is constituted by a hole penetrating the bottom plate, the mark is made to stand out by the transmitted light from the hole, and good visibility can be secured.
<Invention of
Since the hole is a long hole extending in the width direction of the bottom plate, better visibility can be secured.
<請求項4の発明>
底板に孔が貫通することにより、底板が強度不足となる懸念があるが、請求項4の発明によれば、孔が真円形であるから、底板に外力が作用したときに、応力が目印の全周に亘って均等に分散され、所定の強度を確保できる。
<Invention of Claim 4>
There is a concern that the bottom plate may have insufficient strength due to the penetration of the hole in the bottom plate. However, according to the invention of claim 4, since the hole is a perfect circle, when an external force is applied to the bottom plate, the stress is marked. It is evenly distributed over the entire circumference, and a predetermined strength can be ensured.
<請求項5の発明>
目印は底板の内面に形成された溝又は突起によって構成されているから、孔と比べて、底板が脆弱化するのを回避できる。
<請求項6の発明>
溝が底板の幅方向に延びた長溝であるから、良好な視認性を確保できる。
<Invention of
Since the mark is constituted by a groove or a protrusion formed on the inner surface of the bottom plate, the bottom plate can be prevented from becoming weaker than the hole.
<Invention of Claim 6>
Since the groove is a long groove extending in the width direction of the bottom plate, good visibility can be secured.
<請求項7の発明>
両側板に補強部が叩き出しにより形成されているから、底板に孔又は溝が形成されているという事情があっても、所定の強度を確保できる。
<Invention of Claim 7>
Since the reinforcing portions are formed by knocking out the both side plates, a predetermined strength can be ensured even if there are holes or grooves formed in the bottom plate.
<請求項8の発明>
目印が最大許容位置と最小許容位置との2箇所に設けられているから、定規の目盛りと比べて、芯線長さの合否を判別し易い。
<Invention of Claim 8>
Since the marks are provided at two places, the maximum allowable position and the minimum allowable position, it is easier to determine whether the core length is acceptable or not as compared with the ruler scale.
<請求項9の発明>
芯線の前端が合格領域にあるときに、最小許容位置の目印の全体が芯線によって隠れる一方、最大許容位置の目印の全体が見えるようになっているから、目印の形態変化を見ることで芯線長さの合否判定を行うことができる。このため、従来のように芯線の前端と定規の目盛りとの位置関係を見比べる場合に比べ、より正確に合否判定を行うことができる。
<Invention of
When the front end of the core wire is in the acceptance area, the entire mark of the minimum allowable position is hidden by the core wire, while the entire mark of the maximum allowable position is visible. It is possible to perform pass / fail determination. For this reason, it is possible to perform the pass / fail determination more accurately as compared with the conventional case where the positional relationship between the front end of the core wire and the scale of the ruler is compared.
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1ないし図7によって説明する。本実施形態の端子金具10は、いわゆる雌側端子金具を例示するものであって、雌側のコネクタハウジング(図示せず)に挿入された状態で雄側端子金具の雄タブ(図示せず)と電気的に接続可能とされている。
<
A first embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. The terminal fitting 10 of this embodiment is an example of a so-called female terminal fitting, and is a male tab (not shown) of the male terminal fitting inserted into a female connector housing (not shown). Can be electrically connected.
端子金具10は、導電性の金属板材を曲げ加工等して成形されるものであり、図1及び図2に示すように、前後方向の全長に亘って延びる細長い底板11を備えている。底板11の前部には相手側の雄タブとの接続を行う箱型の端子接続部12が形成され、図3に示すように、底板11の後部には電線60に接続されるオープンバレル状のバレル部13、14が形成されている。さらに、バレル部13、14は、電線60の端末部における被覆61を除去することで露出した芯線62をかしめてこれに圧着可能なワイヤバレル14と、電線60の被覆61の端末部をかしめてこれに圧着可能なインシュレーションバレル13とから構成されている。ワイヤバレル14はインシュレーションバレル13の前方に配置され、インシュレーションバレル13より前後長さが長くなっている。図1に示すように、底板11の内面には、ワイヤバレル14と対応する位置に、芯線62のワイヤバレル14からの離脱を防止する複数の滑り止め部15が形成されている。各滑り止め部15は、幅方向に延び、それぞれ互いに平行にかつ前後方向に一定間隔をあけて配置されている。
The
端子接続部12は、底板11の前端側の両側縁から立ち上がる左右夫々の側板16と、一方の側板16から他方の側板16の上端にかけて架け渡されてなる天板17とからなり、全体として角筒状をなしている。側板16は端子接続部12とワイヤバレル14との間にも連続して形成され、この端子接続部12とワイヤバレル14との間の側板16は、端子接続部12の側板16より低背とされるとともに、図6に示すように、その上端が後方へ行くに従って上り勾配となる斜辺とされている。端子接続部12の前後長さは、端子金具10全体の前後長さの半分より少し長い。
The
端子接続部12の底板11には、図2に示すように、コネクタハウジングに設けられたランスが弾性的に係止可能なランス孔18が開口して形成されている。また、端子接続部12の後端あご部19には、図6に示すように、コネクタハウジングに差し込まれるリテーナが係止可能とされる。よって、端子金具10はランスとリテーナとで2重に係止された状態でコネクタハウジング内に抜け止め保持されるようになっている。
As shown in FIG. 2, the
また、端子接続部12内には、底板11の前端から後方へ向けて折り返された弾性接触片21が撓み変形可能に形成されている。この弾性接触片21は、底板11の幅方向中心より一側にオフセットして配置されている。コネクタハウジングが相手側の雄側コネクタハウジングと嵌合するのに伴って端子接続部12内に雄タブが進入し、これにより、雄タブが弾性接触片21と天板17との間に弾性的に挟持され、両端子金具が導通接続されるようになっている。
Further, an
さて、上記構成によれば、芯線62のワイヤバレル14の前端からの出代(以下、単に「芯線62の出代」という)が短い場合には、電線60を後方へ引っ張ったときに、芯線62がワイヤバレル14から抜け出るおそれがあり、芯線62の出代が長い場合には、芯線62がリテーナと干渉してリテーナの移動操作に支障をきたすおそれがある。このため、芯線62の出代は適正な範囲(許容範囲)に収められていることが必要とされる。
Now, according to the above-described configuration, when the allowance of the
そこで、この端子金具10の底板11の内面(芯線62の載置面となる面であって図示上面)には、図1に示すように、ワイヤバレル14の前端と端子接続部12の後端との間に、芯線62の出代、言い換えれば芯線62の前端位置が許容範囲に収まっているのかどうかを判断するための目印30が設けられている。目印30は、溝、詳細には幅方向に延びた前後一対の細長い長溝として構成されている。両目印30は、互いに平行に配置され、滑り止め部15とも平行でかつ滑り止め部15より狭い溝幅で短く形成されている。
Therefore, the front end of the
このうち、前側の目印30は、許容範囲内で芯線62の出代が最も大きい位置、言い換えれば芯線62の許容し得る最前位置と対応する最大許容位置の目印31とされ、後側の目印30は、許容範囲内で芯線62の出代が最も小さい位置、言い換えれば芯線62の許容し得る最後位置と対応する最小許容位置の目印32とされている。この場合、図4に示すように、最小許容位置の目印32の前端と最大許容位置の目印31の後端との間に芯線62の長さの合格領域Pが設定され、これ以外の領域は不合格領域とされる。
Among these, the
次に、芯線62の長さの管理を上記の目印30によって行う場合の判定方法について説明する。なお、目印30の鉛直上方に観測者の視点が位置するものとし、芯線62の前端は幅方向に真直ぐ配置されているものとする。
図3に示すように、芯線62の前端が最小許容位置の目印32の後端と一致し、最小許容位置の目印32が少しでも見える場合は、芯線62の長さが短く、芯線62の前端位置が合格領域Pに達していないとして、不合格と判断される。
Next, a determination method when the length of the
As shown in FIG. 3, when the front end of the
これに対し、図4に示すように、芯線62の前端が最小許容位置の目印32の前端と一致し、最小許容位置の目印32の全体が隠れる場合は、芯線62の長さが短いながらも適正であり、芯線62の前端位置が合格領域Pに達したとして、合格と判断される。
また、図5及び図6に示すように、芯線62の前端が最大許容位置の目印31の後端と一致し、最大許容位置の目印31の全体が見える場合は、芯線62の長さが長いながらも適正であり、芯線62の前端位置が合格領域Pに留まっているとして、合格と判断される。
On the other hand, as shown in FIG. 4, when the front end of the
Also, as shown in FIGS. 5 and 6, when the front end of the
これに対し、図7に示すように、芯線62の前端が最大許容位置の目印31の前端を超え、最大許容位置の目印31が少しでも隠れる場合は、芯線62の長さが長く、芯線62の前端位置が合格領域Pを超えたとして、不合格と判断される。その他、芯線62の前端が最小許容位置の目印32の中間領域(最小許容位置の目印32の前端と後端との間)にある場合又は芯線62の前端が最大許容位置の目印31の中間領域(最大許容位置の目印31の前端と後端との間)にある場合等も、芯線62の前端位置が合格領域Pに入っていないとして、不合格と判断される。要は、芯線62によって最小許容位置の目印32の全体が隠れ、かつ最大許容位置の目印31の全体が見える場合は合格と判断されるが、それ以外の場合は不合格と判断される。
On the other hand, as shown in FIG. 7, when the front end of the
このように実施形態1によれば、底板11の内面に芯線62の前端位置の許容範囲を示す視認可能な目印30が設けられているから、目印30を見ることにより、芯線62のワイヤバレル14の前端からの出代が許容範囲に収まっているかどうかを正確に知ることができる。このため、従来において芯線62の出代の測定に用いていた定規が不要とされ、芯線62の長さの管理を高い精度で行うことができる。
As described above, according to the first embodiment, since the
また、目印30は底板11の内面に形成された溝によって構成されているから、孔と比べて、底板11が脆弱化するのを回避できる。そして、突起と違って目印30に芯線62が乗り上がることがなく、芯線62の前端位置を明りょうに視認できる。しかも、溝が底板11の幅方向に延びた長溝であることから、視認領域を大きく確保でき、良好な視認性を確保できる。
Further, since the
さらに、目印30が底板11の内面において最大許容位置と最小許容位置との2箇所に設けられているから、定規の如く合否判断の指標となる目盛りが最大許容位置と最小許容位置とは無関係に列設されている場合に比べ、芯線62の長さの合否を判別し易い。特に、目印30が最大許容位置と最小許容位置との2箇所以外には設けられていないから、誤判断を回避し易い。
Furthermore, since the
さらにまた、芯線62の前端が合格領域Pにあるときに、最小許容位置の目印32の全体が芯線62によって隠れる一方、最大許容位置の目印31の全体が見えるようになっているから、目印30の形態変化を見ることで芯線62の長さの合否判定を行うことができる。このため、従来のように芯線62の前端と定規の目盛りとの位置関係を見比べる場合に比べ、より正確に合否判定を行うことができる。
Furthermore, when the front end of the
<実施形態2>
次に、本発明の実施形態2を図8ないし図13によって説明する。実施形態2では、目印30Aの形状が実施形態1とは異なる。しかし、その他は実施形態1と同様であるため、実施形態1と同様の構造部位には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
実施形態2の目印30Aは、図8及び図12に示すように、底板11の内面を貫通する孔、詳細には底板11の内面の幅方向中央を貫通する真円形の小孔として構成されている。目印30Aの位置が最大許容位置と最小許容位置との2箇所であり、最大許容位置の目印31Aと最小許容位置の目印32Aとからなる点は実施形態1と同様である。
<
Next, a second embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. In the second embodiment, the shape of the
As shown in FIGS. 8 and 12, the
また、実施形態2では、検査を行うにあたり、端子金具10Aの底板11の下方に光源(図示せず)が設置されており、この光源から目印30Aを通過して底板11の上方へと抜ける透過光を見るようにしている。
In the second embodiment, a light source (not shown) is installed below the
図9に示すように、芯線62の前端が最小許容位置の目印32Aの中間領域にあり、最小許容位置の目印32Aが少しでも見える場合は、芯線62の長さが短く、芯線62の前端位置が合格領域Pに達していないとして、不合格と判断される。
これに対し、図10に示すように、芯線62の前端が最小許容位置の目印32Aの前端と一致し、最小許容位置の目印32Aの全体が隠れる場合は、芯線62長さが短いながらも適正であり、芯線62の前端位置が合格領域Pに達したとして、合格と判断される。
As shown in FIG. 9, when the front end of the
On the other hand, as shown in FIG. 10, when the front end of the
また、図11及び図12に示すように、芯線62の前端が最大許容位置の目印31Aの後端と一致し、最小許容位置の目印31Aの全体が見える場合は、芯線62の長さが長いながらも適正であり、芯線62の前端位置が合格領域Pに留まっているとして、合格と判断される。
これに対し、図13に示すように、芯線62の前端が最大許容位置の目印31Aの中間領域にあり、最大許容位置の目印31Aが少しでも隠れる場合は、芯線62の長さが長く、芯線62の前端位置が合格領域Pを超えたとして、不合格と判断される。よって、合否の判断手法は実施形態1と同様であり、つまり、芯線62によって最小許容位置の目印32Aの全体が隠れ、かつ最大許容位置の目印31Aの全体が見える場合は合格と判断されるが、それ以外の場合は不合格と判断される。
As shown in FIGS. 11 and 12, when the front end of the
On the other hand, as shown in FIG. 13, when the front end of the
実施形態2によれば、実施形態1と同様の効果(目印30で底板11の脆弱化を回避する点を除く)を奏するのに加え、目印30Aの孔からの透過光を見て合否判断を行うから、目印30Aが際立ち、視認性が良好となる。また、底板11に目印30Aの孔が開口するため、底板11の強度不足が懸念されるところであるが、実施形態2によれば、目印30Aが真円形の孔によって構成されているから、底板11に外力が作用したときに、応力が目印30Aの全周に亘って均等に分散され、所定の強度を確保できる。
According to the second embodiment, in addition to the same effects as the first embodiment (except for the point that the weakening of the
<実施形態3>
図14は本発明の実施形態3の端子金具10Bを示す。実施形態3では、目印30Bの形状が実施形態1とは異なる。しかし、その他は実施形態1と同様であるため、実施形態1と同様の構造部位には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
実施形態3の目印30Bは、底板11の内面を貫通する孔、詳細には底板11の内面を幅方向に延びた長孔として構成されている。目印30Bの位置が最大許容位置と最小許容位置との2箇所であり、最大許容位置の目印31Bと最小許容位置の目印32Bとからなる点及び芯線62の長さの合否判断の手法は、実施形態1と同様である。また、検査の行うにあたり、目印30Bの孔からの透過光を見る点は実施形態2と同様である。
<
FIG. 14 shows a terminal fitting 10B according to
The
したがって、実施形態3によれば、実施形態2と同様の効果を奏するのに加え、目印30Bの孔が底板11の幅方向に延びた長孔であるから、光の透過領域を大きく確保でき、より良好な視認性を確保できる。
Therefore, according to the third embodiment, in addition to having the same effect as the second embodiment, the hole of the
<実施形態4>
図15ないし図17は本発明の実施形態4の端子金具10Cを示す。実施形態4では、目印30Cの形状及び側板16の形状が実施形態1とは異なる。しかし、その他は実施形態1と同様であるため、実施形態1と同様の構造部位には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
実施形態4の両側板16には、ワイヤバレル14の前端と端子接続部12の後端との間と対応する位置に、詳細には目印30Cの両側外方に、一対の補強部29が叩き出しによって形成されている。補強部29は、図17に示すように、外側からの叩き出しによって内側へエンボス状に膨出するとともに、図15及び図16に示すように、前後方向に延びる形態とされている。目印30Cの形状及び位置は実施形態3と同様であり、最大許容位置の目印31Cと最小許容位置の目印32Cとからなる点及び芯線62の長さの合否判断の手法は、実施形態1と同様である。
<Embodiment 4>
15 to 17 show a terminal fitting 10C according to the fourth embodiment of the present invention. In the fourth embodiment, the shape of the
A pair of reinforcing
実施形態4によれば、実施形態3と同様の効果を奏するのに加え、両側板16に補強部29が形成されているから、底板11に目印30Cの長孔が開口するという事情があっても、所定の強度を確保できる。また、補強部29が叩き出しによって形成されているから、製造が簡単であり、しかもこの叩き出しによって両側板16の内側に膨出して形成されているから、端子金具10Cのコネクタハウジングへの挿入動作に支障をきたすこともない。
According to the fourth embodiment, in addition to the same effects as those of the third embodiment, since the reinforcing
<実施形態5>
図18は本発明の実施形態5の端子金具10Dを示す。実施形態5では、目印30Dの形状が実施形態1と異なる。しかし、その他は実施形態1と同様であるため、実施形態1と同様の構造部位には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
実施形態5の目印30Dは、底板11の内面に形成された突起として構成されている。具体的には突起30Dは、底板11に対して下方から上方への叩き出しによって底板11の内面にエンボス状に膨出して形成されている。目印30Dの位置が最大許容位置と最小許容位置との2箇所であり、最大許容位置の目印31Dと最小許容位置の目印32Dとからなる点及び芯線62長さの合否判断の手法は、実施形態1と同様である。さらに、実施形態5によれば、目印30Dが突起よって構成されているから、底板11の強度が高められる。
<
FIG. 18 shows a terminal fitting 10D according to
The
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)実施形態4の補強部を、実施形態1、2、5の端子金具に形成しても構わない。
(2)目印が孔によって構成されている場合、孔の形状は正多角形等の多角形であってもよい。
(3)インシュレーションバレルは、電線の端末に嵌着されたシール栓に圧着され、シール栓を介して電線をかしめる構成であってもよい。
(4)本発明は、雄側端子金具に適用可能である。
<Other embodiments>
The present invention is not limited to the embodiments described with reference to the above description and drawings. For example, the following embodiments are also included in the technical scope of the present invention.
(1) You may form the reinforcement part of Embodiment 4 in the terminal metal fitting of
(2) When the mark is constituted by a hole, the shape of the hole may be a polygon such as a regular polygon.
(3) The insulation barrel may be configured to be crimped to a seal plug fitted to the end of the electric wire and caulk the electric wire via the seal plug.
(4) The present invention is applicable to a male terminal fitting.
10、10A、10B、10C、10D…端子金具
11…底板
12…端子接続部
13…インシュレーションバレル
14…ワイヤバレル
16…側板
30A、30B、30C、30D…目印
31A、31B、31C、31D…最大許容位置の目印
32A、32B、32C、32D…最小許容位置の目印
60…電線
61…被覆
62…芯線
DESCRIPTION OF
Claims (9)
前記底板の内面には、前記ワイヤバレルの前端と前記端子接続部の後端との間に、前記芯線の前端位置の許容範囲を示す視認可能な目印が設けられていることを特徴とする端子金具。 A bottom plate extending in the front-rear direction is provided, a terminal connection portion for connecting to a mating terminal is formed at the front portion of the bottom plate, and a core wire exposed by removing the covering of the end portion of the electric wire is formed at the rear portion of the bottom plate. A terminal fitting in which a caulking wire barrel is formed,
A terminal having a visible mark indicating an allowable range of a front end position of the core wire is provided on an inner surface of the bottom plate between a front end of the wire barrel and a rear end of the terminal connection portion. Hardware.
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