JP2009293739A - 変速機及び変速機の制御方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明の変速機11は、変速段のうち一部である同期変速段に対応して設けられ、入力軸20及び同期変速段の間を自身の摩擦係合により相対回転数を減少させる同期装置371、375をもつ変速機構3と、次変速段に対応するスリーブ411〜413を中立位置から係合位置に移動するようにアクチュエータ421〜423を制御する変速手段51、及び同期変速段のうちの1つを選択し、入力軸20と次変速段との間の相対回転数を所定値以下になるまで、選択した同期変速段に対応するスリーブ411を同期位置に移動する同期手段52をもつ制御手段5とを備えることを特徴とする。
【選択図】図1
Description
前記クラッチに接続される入力軸と、
出力軸と、
前記入力軸と前記出力軸との間に設けられた複数の変速段をもつ変速機構と、
前記複数の変速段のうち2つの前記変速段の間に位置し、どちらの前記変速段とも係合しない中立位置及び選択された一方の前記変速段に係合する係合位置をもつスリーブと前記スリーブを前記中立位置及び前記係合位置間で移動させるアクチュエータとをもつ変速段選択手段と、
前記クラッチ及び前記アクチュエータを制御する制御手段と、
を有する変速機であって、
前記変速機構は、前記変速段のうちの一部である同期変速段に対応して設けられ、前記同期変速段に対応する前記スリーブが、前記中立位置及び前記係合位置の間である同期位置から前記係合位置に向けて押圧することにより前記入力軸及び前記同期変速段の間を自身の摩擦係合により相対回転数を減少させる同期装置を有し、
前記制御手段は、
切り替える変速段である次変速段に対応する前記スリーブを選択し、前記スリーブを前記中立位置から前記係合位置に移動させるように、前記スリーブに対応する前記アクチュエータを制御する変速手段と、
前記同期変速段のうちの1つを選択し、前記入力軸と前記次変速段との間の相対回転数が所定値以下になるまで、選択した同期変速段に対応するスリーブを前記同期位置に移動させる同期手段と、
を備えることである。
前記クラッチに接続される入力軸と、
出力軸と、
前記入力軸と前記出力軸との間に設けられた複数の変速段をもつ変速機構と、
前記複数の変速段のうち2つの前記変速段の間に位置し、どちらの前記変速段とも係合しない中立位置及び選択された一方の前記変速段に係合する係合位置をもつスリーブと前記スリーブを前記中立位置及び前記係合位置間で移動させるために前記スリーブに対応した数のアクチュエータとをもつ変速段選択手段と、
前記クラッチ及び前記アクチュエータを制御する制御手段と、
を有する車両の変速機に用いられる変速機の制御方法であって、
前記変速機構は、前記変速段のうちの一部である同期変速段に対応して設けられ、前記同期変速段に対応する前記スリーブが、前記中立位置及び前記係合位置の間である同期位置から前記係合位置に向けて押圧することにより前記入力軸及び前記同期変速段の間を自身の摩擦係合により相対回転数を減少させる同期装置を有し、
切り替える変速段である次変速段に対応する前記スリーブを選択し、前記スリーブを前記中立位置から前記係合位置に移動させるように、前記スリーブに対応する前記アクチュエータを制御する変速ステップと、
前記同期変速段のうちの1つを選択し、前記入力軸と前記次変速段との間の相対回転数が所定値以下になるまで、選択した同期変速段に対応するスリーブを前記同期位置に移動させる同期ステップと、
を備えることである。
本実施形態1の変速機11は、図1に示されるように、クラッチCと、入力軸20と、出力軸23と、変速機構3と、変速段選択手段4と、制御手段5とを有する。
まず、回転数検出ステップS110で入力軸20の回転数を検出する。次に、同期変速段検出ステップS120で、入力軸20と次変速段3速の回転数とを比較する。ここで、2速の変速段で回転していた入力軸20の回転数は、2速の変速段からの係合が外れた直後はそのまま2速の変速段に相当する回転数に保たれると考えられるので、回転数RinとR3とは変速段が2速から3速に速やかに切り替えられる場合には、Rin>R3となる。よって、入力軸20の回転数Rinと3速の回転数R3とを比較すると、入力軸20の回転数が大きいので、同期変速比小選択ステップS122にて、変速段の5速を同期変速段として選択する。そして、変速ステップS130で3速の変速段が対応するスリーブ412を選択し、対応するアクチュエータ422を制御し、スリーブ412を中立位置と3速の変速ギヤ33側との間の待機位置に移動させる。変速ステップS130にて、スリーブ412を待機位置に移動させている間に、同期ステップS140を実行する。同期ステップS140の同期変速段同期ステップS141では、5速の変速段が対応するスリーブ411を選択し、対応するアクチュエータ421を制御し、スリーブ411を同期位置に移動させる。そして、所定時間後、回転数検出ステップS142で入力軸20の回転数を検出し、回転数比較ステップS143で入力軸20の回転数がR3であれば、同期終了ステップS144を実行する。同期終了ステップS144では、同期手段52によって5速の変速段が対応するスリーブ411をアクチュエータ421を制御して同期位置から中立位置に移動させる。回転数検出ステップS142で検出された入力軸20の回転数が次変速段の回転数に達していない場合は、回転数に達するまで同期変速段同期ステップS141から繰り返す。そして、変速ステップS130では、同期ステップS140が終了したところで、次変速段に対応するスリーブ412を待機位置から係合位置に移動させる。
回転数検出ステップS110で入力軸20の回転数を検出する。次に、同期変速段検出ステップS120で、入力軸20と次変速段3速の回転数とを比較する。ここで、4速の変速段で回転していた入力軸20の回転数は、4速の変速段からの係合が外れた直後はそのまま4速の変速段に相当する回転数に保たれると考えられるので、回転数RinとR3とは変速段が4速から3速に速やかに切り替えられる場合には、Rin<R3となる。よって、入力軸20の回転数が小さいので、同期変速比大選択ステップS123にて、1速を同期変速段として選択する。次に、変速ステップS130で3速の変速段が対応するスリーブ412を選択し、対応するアクチュエータ422を制御し、スリーブ412を待機位置に移動させる。変速ステップS130でスリーブ412が待機位置に待機している間に、同期ステップS140を実行する。同期変速段同期ステップS141にて、1速の変速段が対応するスリーブ411を選択し、対応するアクチュエータ421を制御し、スリーブ411を同期位置に移動させる。そして、所定時間後、回転数検出ステップS142で入力軸20の回転数を検出し、回転数比較ステップS143で入力軸20の回転数がR3であれば、同期終了ステップS144を実行する。同期終了ステップS144では、1速の変速段が対応するスリーブ411をアクチュエータ421を制御して同期位置から中立位置に移動させる。回転数検出ステップS142で検出された入力軸20の回転数が次変速段の回転数に達していない場合は、回転数に達するまで同期変速段同期ステップS141から繰り返す。そして、変速ステップS130では、同期ステップS140が終了したところで、次変速段の3速に対応するスリーブ412を待機位置から係合位置に移動させる。
本実施形態1の変速機11及び変速機の制御方法によれば、変速機構3が全ての変速段のうち一部の変速段である同期変速段(1速、5速)に対応した同期装置371、375を備え、全ての変速段に同期装置を備えてはいない。そして、変速手段51において次変速段に対応するスリーブ411〜413を中立位置から待機位置に移動させ待機している間に(変速ステップS130)、同期手段52では同期変速段に対応するスリーブ411を中立位置から同期位置に移動させるように、スリーブ411に対応するアクチュエータ421を制御する(同期ステップS140)。つまり、次変速段が同期装置を備えていない場合は、同期変速段に対応する同期装置371、375を用いて、入力軸20との回転同期を行う。次変速段が同期変速段である場合は、対応する同期装置371、375を用いて、入力軸20との回転同期を行う。次変速段が同期変速段である場合は更に別の同期変速段に対応する同期装置371、375を用いて、入力軸20との回転同期を行う。よって、全ての変速段と同じ数の同期装置を配置しなくても同期変速段に配置された同期装置371、375で同期を行うことができる。よって、同期装置の数が減少し、コストが低減できる。また、同期装置の減少に伴い、変速機の入力軸方向への全長が短縮され、変速機を小型化できる。
本実施形態2の変速機12は、図8に示されるように、第1クラッチC1と、第2クラッチC2と、第1入力軸21と、第2入力軸22と、出力軸23と、第1変速機構71と、第2変速機構72と、第1変速段選択手段81と、第2変速段選択手段82と、制御手段5とを有する。
まず、回転数検出ステップS210で第1及び第2入力軸21、22の回転数を検出する。次に、同期変速段検出ステップS220で、次変速段3速の回転数R3と第1入力軸21の回転数Rinとを比較する。ここで、3速の変速段は第1入力軸21上の変速段であるが、変速段が2速になる前において、第1入力軸21は第1入力21軸上の変速段の1速で回転していたとした場合、デュアルクラッチの利点である変速の速さを考慮すると、1速の変速段の係合が外れた直後に3速の準備がされると考えられるよって、1速、2速、3速と変速段が速やかに切り替えられる場合には、Rin>R3とする。よって、第1入力軸21の回転数Rinと3速の回転数R3とを比較すると、第1入力軸21の回転数が大きいので、同期変速比小選択ステップS223が実行される。同期変速比小選択ステップS223では、次変速段3速の第1変速機構81の変速段であり、次変速段3速の変速比より変速比が小さい変速段である7速が同期変速段として選択される。そして、変速ステップS230で3速の変速段が対応するスリーブ415を選択し、対応するアクチュエータ425を制御し、スリーブ415を3速の変速ギヤ712側の待機位置に移動させる。変速ステップS230でスリーブ415が待機位置に待機している間に、同期ステップS240を実行する。同期変速段同期ステップS241にて、7速の変速段が対応するスリーブ414を選択し、対応するアクチュエータ424を制御し、スリーブ414を7速の変速ギヤ713側の同期位置に移動させる。そして、所定時間後、回転数検出ステップS242で第1及び第2入力軸21、22の回転数を検出し、回転数比較ステップS243で第2入力軸22の回転数がR3であれば、同期終了ステップS244を実行する。同期終了ステップS244では、同期手段55によって7速の変速段が対応するスリーブ414をアクチュエータ424を制御して同期位置から中立位置に移動させる。回転数検出ステップS242で検出された第1入力軸21の回転数が次変速段4速の回転数に達していない場合は、回転数に達するまで同期変速段同期ステップS241から繰り返す。
回転数検出ステップS210で第1及び第2入力軸21、22の回転数を検出する。次に、同期変速段検出ステップS220で、次変速段4速の回転数と第2入力軸22の回転数とを比較する。ここで、4速の変速段は第2入力軸22上の変速段であるが、変速段が5速になる前において、第2入力軸22は第2入力22軸上の変速段の6速で回転していたとした場合、デュアルクラッチの利点である変速の速さを考慮すると、6速の変速段の係合が外れた直後に4速の準備がされると考えられる。よって、6速、5速、4速と変速段が速やかに切り替えられる場合には、Rin<R4とする。よって、第2入力軸22の回転数Rinと4速の回転数R4とを比較すると、第2入力軸22の回転数が小さいので、同期変速比大選択ステップS222を実行する。同期変速比大選択ステップS222では、次変速段4速の第2変速機構82の変速段であり、4速の変速比より変速比が大きい2速を同期変速段として選択する。次に、変速ステップS230で4速の変速段が対応するスリーブ417を選択し、対応するアクチュエータ427を制御し、スリーブ417を待機位置に移動させる。変速ステップS230でスリーブ417が待機位置に待機している間に、同期ステップS240を実行する。同期ステップS240の同期変速段同期ステップS241にて、2速の変速段が対応するスリーブ416を選択し、対応するアクチュエータ426を制御し、スリーブ416を2速の変速ギヤ721側の同期位置に移動させる。そして、所定時間後、回転数検出ステップS242で第1及び第2入力軸21、22の回転数を検出し、回転数比較ステップS243で第2入力軸22の回転数がR4であれば、同期終了ステップS244を実行する。同期終了ステップS244では、2速の変速段が対応するスリーブ416をアクチュエータ426を制御して同期位置から中立位置に移動させる。回転数検出ステップS242で検出された第2入力軸22の回転数が4速の回転数に達していない場合は、回転数に達するまで同期変速段同期ステップS241から繰り返す。
本実施形態1の変速機11及び変速機の制御方法によれば、第1変速機構81が全ての変速段のうち一部の変速段である同期変速段(1速、7速)に対応した同期装置381、382を備え、第2変速機構82では同期変速段(2速、6速)に対応した同期装置391、392を備えている。つまり、第1変速機構81及び第2変速機構82共に、全ての変速段に同期装置を備えてはいない。そして、同期装置を備えていない変速段については、変速手段51で次変速段に対応するスリーブ415、417を中立位置から待機位置に移動させている間に(変速ステップS230)、同期手段55で同期変速段に対応するスリーブ414、416を中立位置から同期位置に移動させるように、アクチュエータ424、426を制御する(同期ステップS240)。つまり、次変速段は同期変速段に対応する同期装置381、382、391、392を用いて、第1入力軸21又は第2入力軸22との回転同期を行うこととなる。よって、全ての変速段と同じ数の同期装置を配置しなくても同期変速段に配置された同期装置で同期を行うことができる。よって、同期装置の数が減少し、コストが低減できる。また、同期装置の減少に伴い、変速機の入力軸方向への全長が短縮され、変速機を小型化できる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、入力軸の回転数を入力軸に取り付けたセンサ(回転数検出手段53)によって検出する構成としているが、内燃機関出力軸24の回転数を用いることも考えられる。その場合、変速段を切り替えるためにクラッチCが接続状態から切断状態となった直後の内燃機関の回転数が入力軸の回転数とする。よって、同期ステップS240の回転数検出ステップS242では、入力軸をセンサによって検出するのではなく、一定時間後の入力軸の回転数を予測算出するか一定時間後に同期終了ステップS244を実行する等の制御が考えられる。
20:入力軸、21:第1入力軸、22:第2入力軸、23:出力軸、
24:内燃機関出力軸24、
3:変速機構、31〜33,35,36,711〜713,
721〜724:変速ギヤ、34,714:ドリブンギヤ、
371〜375、381,382,391,392:同期装置、
4:変速段選択手段、411〜417:スリーブ、421〜427:アクチュエータ、
431〜437:フォーク、441〜447:フォークシャフト、
5:制御手段、51:変速手段、52,55:同期手段、53:回転数検出手段、
531,532:センサ、54,56:同期変速段選択手段、
61:カウンタ軸、62:カウンタギヤ、63:アイドラギヤ、64:アイドラギヤ軸、
65:カウンタ軸ドライブギヤ、
71:第1変速機構、72:第2変速機構、81:第1変速段選択手段、
82:第2変速段選択手段、
C:クラッチ、C1:第1クラッチ、C2:第2クラッチ。
Claims (10)
- 動力源に接続される接続状態と前記動力源から切断される切断状態との間を移動することにより切り替え可能であるクラッチと、
前記クラッチに接続される入力軸と、
出力軸と、
前記入力軸と前記出力軸との間に設けられた複数の変速段をもつ変速機構と、
前記複数の変速段のうち2つの前記変速段の間に位置し、どちらの前記変速段とも係合しない中立位置及び選択された一方の前記変速段に係合する係合位置をもつスリーブと前記スリーブを前記中立位置及び前記係合位置間で移動させるアクチュエータとをもつ変速段選択手段と、
前記クラッチ及び前記アクチュエータを制御する制御手段と、
を有する変速機であって、
前記変速機構は、前記変速段のうちの一部である同期変速段に対応して設けられ、前記同期変速段に対応する前記スリーブが、前記中立位置及び前記係合位置の間である同期位置から前記係合位置に向けて押圧することにより前記入力軸及び前記同期変速段の間を自身の摩擦係合により相対回転数を減少させる同期装置を有し、
前記制御手段は、
切り替える変速段である次変速段に対応する前記スリーブを選択し、前記スリーブを前記中立位置から前記係合位置に移動させるように、前記スリーブに対応する前記アクチュエータを制御する変速手段と、
前記同期変速段のうちの1つを選択し、前記入力軸と前記次変速段との間の相対回転数が所定値以下になるまで、選択した同期変速段に対応するスリーブを前記同期位置に移動させる同期手段と、
を備えることを特徴とする変速機。 - 前記制御手段は、前記入力軸の回転数を検出する回転数検出手段を備え、
前記同期手段は、前記回転数検出手段によって検出された回転数が前記次変速段の回転数と一致した場合に、前記同期変速段に対応する前記アクチュエータを制御し前記スリーブを前記中立位置に移動させる請求項1に記載の変速機。 - 前記クラッチは第1クラッチ及び第2クラッチを備え、
前記入力軸は前記第1クラッチに接続される第1入力軸及び前記第2クラッチに接続される第2入力軸を備え、
前記同期手段は、前記次変速段のある一方の前記入力軸に設けられた前記同期変速段に対応した前記スリーブを前記同期位置に移動させるように、前記スリーブに対応する前記アクチュエータを制御する請求項1又は2の変速機。 - 前記制御手段は、前記次変速段の回転数と前記入力軸の回転数とを比べ、前記入力軸の回転数が小さい場合に前記同期変速段のうち前記次変速段の変速比より変速比が大きい前記同期変速段を選択し、前記入力軸の回転数が大きい場合は前記同期変速段のうち前記次変速段の変速比より変速比が小さい前記同期変速段を選択する同期変速段選択手段を備える請求項1〜3の何れか1項に記載の変速機。
- 前記同期変速段は、同一の前記入力軸上の前記変速段のうち変速比の最大及び最小の変速段である請求項1〜4の何れか1項に記載の変速機。
- 動力源に接続される接続状態と前記動力源から切断される切断状態との間を移動することにより切り替え可能であるクラッチと、
前記クラッチに接続される入力軸と、
出力軸と、
前記入力軸と前記出力軸との間に設けられた複数の変速段をもつ変速機構と、
前記複数の変速段のうち2つの前記変速段の間に位置し、どちらの前記変速段とも係合しない中立位置及び選択された一方の前記変速段に係合する係合位置をもつスリーブと前記スリーブを前記中立位置及び前記係合位置間で移動させるために前記スリーブに対応した数のアクチュエータとをもつ変速段選択手段と、
前記クラッチ及び前記アクチュエータを制御する制御手段と、
を有する車両の変速機に用いられる変速機の制御方法であって、
前記変速機構は、前記変速段のうちの一部である同期変速段に対応して設けられ、前記同期変速段に対応する前記スリーブが、前記中立位置及び前記係合位置の間である同期位置から前記係合位置に向けて押圧することにより前記入力軸及び前記同期変速段の間を自身の摩擦係合により相対回転数を減少させる同期装置を有し、
切り替える変速段である次変速段に対応する前記スリーブを選択し、前記スリーブを前記中立位置から前記係合位置に移動させるように、前記スリーブに対応する前記アクチュエータを制御する変速ステップと、
前記同期変速段のうちの1つを選択し、前記入力軸と前記次変速段との間の相対回転数が所定値以下になるまで、選択した同期変速段に対応するスリーブを前記同期位置に移動させる同期ステップと、
を備える変速機の制御方法。 - 前記入力軸の回転数を検出する回転数検出ステップを備え、
前記同期ステップは、前記回転数検出ステップによって検出された回転数が前記次変速段の回転数と一致した場合に、前記アクチュエータを制御し前記スリーブを前記中立位置に移動させる請求項6に記載の変速機の制御方法。 - 前記クラッチは第1クラッチ及び第2クラッチを備え、
前記入力軸は前記第1クラッチに接続される第1入力軸及び前記第2クラッチに接続される第2入力軸を備え、
前記同期ステップは、前記次変速段のある一方の前記入力軸に設けられた前記同期変速段に対応した前記スリーブを前記同期位置に移動させるように、前記スリーブに対応する前記アクチュエータを制御する請求項6又は7の変速機の制御方法。 - 前記次変速段の回転数と前記入力軸の回転数とを比べ、前記入力軸の回転数が小さい場合に前記同期変速段のうち前記次変速段の変速比より変速比が大きい前記同期変速段を選択し、前記入力軸の回転数が大きい場合は前記同期変速段のうち前記次変速段の変速比より変速比が小さい前記同期変速段を選択する同期変速段選択ステップを備える請求項6〜8の何れか1項に記載の変速機の制御方法。
- 前記同期変速段は、同一の前記入力軸上の前記変速段のうち変速比の最大及び最小の変速段である請求項6〜9の何れか1項に記載の変速機の制御方法。
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