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JP2009292108A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置 Download PDF

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JP2009292108A
JP2009292108A JP2008150163A JP2008150163A JP2009292108A JP 2009292108 A JP2009292108 A JP 2009292108A JP 2008150163 A JP2008150163 A JP 2008150163A JP 2008150163 A JP2008150163 A JP 2008150163A JP 2009292108 A JP2009292108 A JP 2009292108A
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JP2008150163A
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Toshiaki Yamaguchi
敏明 山口
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Canon Inc
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Abstract

【課題】 余白なし記録を行うためにプラテンに凹部を形成する場合でも、記録媒体の先端部の引っ掛かりを防止するとともにインクミストの発生を低減することができるインクジェット記録装置を提供する。
【解決手段】 プラテン22の通紙面に、前後方向の端部に余白なし記録を行うに際のはみ出しインクを受け入れるための第1凹部30と、左右方向の端部に余白なし記録を行う際のはみ出しインクを受け入れるための第2凹部31を設ける。第1凹部および第2凹部の内部に装填されるインク吸収部材6の表面により、第1凹部内に第1インク着弾面60aを、第2凹部内に第2インク着弾面60aをそれぞれ形成する。第1インク着弾面60aと記録ヘッド3との距離を、第2インク着弾面61aと記録ヘッド3との距離よりも大きくする。
【選択図】 図3

Description

本発明は、記録ヘッドから記録媒体へインクを吐出して画像を記録するインクジェット記録装置に関する。詳しくは、記録ヘッドと対向する位置で記録媒体を支持するプラテンに余白なし記録の際にはみ出して吐出されるインクを受けるための凹部を設けたインクジェット記録装置に関する。
プリンタ、複写機、ファクシミリ等の機能を有する記録装置、あるいはコンピュータ等を含む複合型機器やワークステーションの出力機器として用いられる記録装置は、画像情報に基づいて記録ヘッドにより記録媒体に画像を記録していく。記録装置として種々の記録方式のものが使用されており、その一つとして、記録ヘッドに設けられた吐出口から記録媒体へインクを吐出して記録を行うインクジェット記録装置がある。また、記録装置は、走査方式により、1ラインごとの主走査とピッチ搬送による副走査を交互に繰り返すライン方式と、1ラインを一括記録しながら副走査のみで記録するライン方式などに分けることができる。また、記録装置では、記録ヘッドと対向する位置に記録媒体の搬送を案内支持するための通紙面を有するプラテンが配されており、このプラテンは画像を形成する際の記録媒体の位置を規定している。
インクジェット記録装置の場合は、記録ヘッドと記録媒体との間にインク滴を飛翔させるための隙間が設けられており、この隙間はインク滴を正確に着弾させるためにも適正な距離に管理することを要請される。また、インクジェット記録装置による通常の記録では、記録媒体の前後方向の端部および左右方向の端部に余白を設けて記録が行われるが、余白を設けずに記録する場合もある。この余白なし記録を行う場合、プラテンや記録媒体のインク汚れを防ぐために、プラテンの通紙面の記録媒体の端部に対応する位置に凹部を設け、端部をはみ出して吐出されたインクをこの凹部内に受け入れる構成が採られている。
特許文献1には、余白なし記録を行う際にはみ出して吐出されるインクを、プラテンの上面に記録媒体の全幅をカバーする長さに形成された凹部で受け入れるように構成したインクジェット記録装置が開示されている。また、打ち捨てられたインクの跳ね返りを防いだり、記録装置を運搬する際のインクこぼれを防止するために、プラテンに形成した凹部の内部にインク吸収部材を装填することも開示されている。
特許文献2には、プラテンの通紙面より低い領域においてインク着弾面を昇降可能とし、インク着弾面を記録ヘッドから遠ざけることにより記録媒体やプラテンに対するインク付着を防止することが開示されている。また、インク着弾面を記録ヘッドに近づけることによりインクの浮遊インクの量を低減することも開示されている。
特開2000−118058号公報 特開2003−285433号公報
しかしながら、特許文献1のように記録媒体の全幅にわたって凹部を形成するプラテンでは、波打ちした記録媒体の先端部が凹部に引っ掛かったり、記録媒体の後端部が凹部内のインクで汚損されるなどの課題があった。これらの課題を解消するためにインク着弾面をプラテンの通紙面から遠ざけると、吐出インクの飛翔距離が大きくなり、着弾できずに浮遊するインクミストの量が多くなり、プラテンや記録媒体が汚損されやすいという課題があった。
本発明はこのような技術的課題に鑑みてなされたものである。本発明の目的は、プラテンに余白なし記録を行うための凹部を設ける場合でも、記録媒体の先端部の引っ掛かりを防止するとともにインクミストの発生を低減することができるインクジェット記録装置を提供することである。
本発明は、記録媒体へインクを吐出して画像を記録する記録ヘッドと、前記記録ヘッドと対向する位置で記録媒体を支持するプラテンと、を備えたインクジェット記録装置において、前記プラテンの通紙面に、記録媒体の前後方向の端部に余白なし記録を行うに際にはみ出して吐出されるインクを受け入れるための第1凹部と、記録媒体の左右方向の端部に余白なし記録を行う際にはみ出して吐出されるインクを受け入れるための第2凹部とを設け、前記第1凹部および前記第2凹部の内部に装填されるインク吸収部材の表面により、前記第1凹部の内部に第1インク着弾面を形成するとともに、前記第2凹部の内部に第2インク着弾面を形成し、前記第1インク着弾面と前記記録ヘッドとの距離を前記第2インク着弾面と前記記録ヘッドとの距離よりも大きくすることを特徴とする。
プラテンに余白なし記録を行うための凹部を設ける場合でも、記録媒体の先端部の引っ掛かりを防止するとともにインクミストの発生を低減することができ、記録媒体やプラテンのインク汚れを防止できるインクジェット記録装置が提供される。
以下に本発明の実施形態を説明する。なお、各図面を通して同一符号は同一又は対応部分を示すものである。図1は一実施形態に係るインクジェット記録装置の斜視図である。図2は一実施形態に係るインクジェット記録装置の縦断面図である。本実施形態では、記録媒体がロール紙Pである場合も例に挙げて説明する。記録装置に設けられたスプール42にはロール紙を巻回したシートロール34が回転可能に装着されている。シートロール34から引き出されたロール紙Pは、給送ローラ対35により、ロール紙通路44を通して搬送ローラ9とピンチローラ12のニップへ給送された後、搬送ローラ9の駆動により画像形成部40へ搬送される。画像形成部40には、搬送されてくるロール紙Pを記録ヘッド3と対向する位置で支持するためのプラテン22が配されている。画像形成部40では、プラテン22の通紙面に支持されたロール紙に対し、キャリッジ2に搭載された記録ヘッド3からインクを吐出することにより記録が行われる。記録されたロール紙Pは排紙ローラ16および拍車17により排紙ガイド33を通して排紙トレイ32上へ排出される。その際、ロール紙Pは、所定長さの記録を終了した後、その後端部をカッタ(不図示)で切断されて排紙トレイ32上に載置される。
キャリッジ2は、互いに平行に設置されたガイドシャフト7およびガイドレール8に沿って、不図示のキャリッジモータにより搬送方向と交差する方向に往復移動可能である。記録ヘッド3のプラテン22と対向する面には、複数の微細な吐出口の吐出口列が形成された吐出面3aが設けられている。カラー記録の場合は、異なるインクを吐出する複数の吐出口列が設けられる。記録ヘッド3に対しては、インクタンク4から供給チューブ5を介してインクが供給される。画像情報に基づいて記録ヘッド3の吐出口からロール紙Pへインクを吐出することにより、ロール紙Pの表面に画像が記録される。本実施形態では、キャリッジ2の移動に同期して記録ヘッド3からインクを吐出することにより、1ラインずつの画像が形成される。1ラインの画像形成とロール紙Pのピッチ搬送を交互に繰り返すことにより、ロール紙Pの所定長さの領域に画像が記録される。
図3は一実施形態に係るプラテンの斜視図である。図4は一実施形態に係るプラテンの部分平面図である。図5は図4中の線5−5に沿って一実施形態に係るプラテンの第1凹部および第2凹部を示す縦断面図である。画像形成部40では、プラテン22の通紙面11に支持されたロール紙Pに対して、記録ヘッド3により搬送方向の幅Dの画像が形成される。プラテン22の通紙面11には、ロール紙Pの前後方向および左右方向の端部に余白なし記録を行うための凹部が形成されている。この凹部は第1凹部30および第2凹部31からなる。第1凹部30は、ロール紙Pの前後方向の端部に余白なし記録を行う際にはみ出して吐出されるインクを受け入れるための凹部であり、第2凹部はロール紙Pの左右方向の端部に余白なし記録を行う際にはみ出して吐出されるインクを受け入れるための凹部である。
第1凹部30は、プラテン22の通紙面11の搬送上流側寄りに配されており、最大幅のロール紙Pの全幅をカバーする長さの所定幅の凹部で形成されている。図示の第1凹部30は、プラテン22の左右方向のほぼ全長にわたって形成されている。搬送面11の第1凹部30の搬送下流側の領域には、ロール紙Pを通紙面11に吸着させるための負圧吸引力を作用させるための複数の吸引孔13が設けられている。本実施形態では、複数の吸引孔13は、所定のパターンで形成された吸引凹部48内に配されている。吸引孔13および吸引凹部48は、不図示のダクトを通して不図示の吸引ファンに接続されており、吸引ファンの制御駆動により付与される所定の負圧吸引力によりロール紙Pの裏面を吸引する。これにより、通紙面11上のロール紙Pの浮き上がりを防止し、記録ヘッド3との隙間が適正に維持される。
第2凹部31は、ロール紙Pの左右方向の端部に余白なし記録を行う際にはみ出して吐出されるインクを受け入れるための凹部であることから、ロール紙Pのサイズごとの左右の端部に対応する複数位置に設けられている。第2凹部31のそれぞれは、ロール紙Pの端縁を挟んで、その内外の所定範囲をカバーする領域で搬送方向に所定長さ(例えば通紙面11上における記録幅Dより若干長い範囲)で形成されている。そして、各第2凹部31は、第1凹部30の搬送下流側であって、搬送方向に上述の吸引凹部48とほぼ同じ範囲の領域に形成されている。その理由は、第2凹部31内に吐出されたインクの浮遊ミストがロール紙Pと通紙面11との隙間へ侵入することを防ぐためには、左右方向の端部における余白なし記録はロール紙Pが吸引負圧により通紙面11に吸着された領域で行うことが好ましいからである。
第1凹部30および各第2凹部30は連続した溝状の凹部で形成されており、これらの凹部にはインク吸収部材6が装填されている。このインク吸収部材6は一体の部材で構成されている。つまり、第1凹部30内に装填される第1吸収部材部分60と複数の第2凹部31内に装填される複数の第2吸収材部分61とで構成され、全体として第1凹部30および第2凹部31と対応した形状寸法を有している。そして、第1吸収材部分60の表面により、第1凹部30内に吐出されるインクを着弾させる第1インク着弾面60aが形成されている。同様に、各第2吸収材部分61の表面により、各第2凹部31内に吐出されるインクを着弾させるための第2インク着弾面61aが形成されている。なお、本実施形態では、第1凹部30および各第2凹部31を連続した凹部で形成しているが、これらは仕切り等で分割された複数の凹部で構成しても良い。また、インク吸収部材6を分割構造とし、第1吸収材部分60および複数の第2吸収材部分61をそれぞれ個別の部材で構成し、それらの表面に形成される第1インク着弾面60aおよび第2インク着弾面61aaをそれぞれ個別に形成しても良い。
第1凹部30の内部に形成される第1インク着弾面60aは、記録媒体Pの前後方向の端部に余白なし記録を行なう際に端部をはみ出して吐出されるインクを着弾させる表面を形成している。各第2凹部31の内部に形成される第2インク着弾面61aは、記録媒体Pの左右方向の端部に余白なし記録を行なう際に端部をはみ出して吐出されるインクを着弾させる表面を形成している。これらの第1インク着弾面60aおよび第2インク着弾面61aは、プラテン22の通紙面11よりも低い位置に配されている。
また、第1凹部30内のインク着弾面60aは、カールしたロール紙Pの前端部が接触することを避けるために、プラテン22の通紙面11より一定以上遠ざけた低い位置することが好ましい。一方、第2凹部31内のインク着弾面61aは、ロール紙Pの左右方向の端部をはみ出して吐出されるインクによって発生するインクミストの量を低減するために、プラテン22の通紙面11に比較的近い浅い位置に配することが好ましい。そのため、図5に示すように、第1吸収材部分60の第1インク着弾面60aは、第2吸収材部分61の第2インク着弾面61aよりも、通紙面11から遠ざけた深い位置に配されている。つまり、第1インク着弾面60aと記録ヘッド3の吐出面3aとの距離が、第2インク着弾面61aと記録ヘッド3の吐出面3aとの距離よりも、大きくなるような配置構成となっている。図示の例では、インク吸収部材6の厚さをほぼ均一とし、第1凹部30を第2凹部31より深くする構成が採られているが、これは、インク吸収部材の厚さを変える構成でも良い。
また、第1凹部30の搬送下流側の端部には、該凹部の壁面から通紙面11に接続する斜面10が形成されている。かかる斜面10を設けることにより、搬送されるロール紙Pの先端部がプラテン22に引っ掛かることを一層確実に防止することができる。また、ロール紙Pが第1凹部30内のインク着弾面60aに接触することによるインク汚損も一層確実に防止することができる。この場合、図5に示すように、第1インク着弾面60aは斜面10の下縁よりも低い位置にあるような位置関係になっている。
以上の構成において、余白なし記録を行うときに記録媒体の端部からはみ出して吐出されたインクは、インク着弾面60a、61aに着弾した後、インク吸収部材6に吸収される。これにより、記録媒体Pやプラテン22をインクで汚すことなく余白なし記録を行うことができる。また、各凹部30、31内に打ち捨てられたインクの回収は、これらの凹部に接続された吸引手段により吸引したり、インク吸収部材を交換するなどの方法で行われる。この場合、上述のようなインク吸収部材6に吸収させる方法とは別に、プラスチックなどの表面にインクを着弾させる方法でインクを回収することも可能である。
以上説明した実施形態によれば、プラテンの通紙面に、前後方向および左右方向の各端部に余白なし記録を行うための凹部を設ける場合でも、記録される記録媒体の先端部が凹部に引っ掛かることを防止することができる。また、記録媒体の左右方向の端部に発生するインクミストの量を低減することができる。これにより、記録媒体やプラテンのインク汚れのない余白なし記録を行うことができるインクジェット記録装置が提供される。
図6は一実施形態の変更例に係るプラテンの斜視図である。図7は一実施形態の変更例に係るプラテンの部分平面図である。図8は図7中の線8−8に沿って一実施形態の変更例に係るプラテンの第1凹部および第2凹部を示す縦断面図である。本変更例に係るプラテン122は、前述の一実施形態に係るプラテン22に対し、搬送方向における第1凹部30と第2凹部31および吸引孔13との位置関係を逆にしたものであり、その他の点では同じ構成を有している。すなわち、記録媒体Pを支持するプラテン122の通紙面11には、記録媒体Pの前後方向の端部に余白なし記録を行う際にはみ出して吐出されるインクを受け入れるための第1凹部30が設けられている。そして、本変更例では、第1凹部30が通紙面11の搬送下流側寄りに配されている。この搬送下流側に配された第1凹部30の搬送上流側に、記録媒体Pの左右方向の端部に余白なし記録を行う際にはみ出して吐出されるインクを受け入れるための第2凹部31が配されている。また、記録媒体Pを通紙面11に吸着させるための負圧吸引力を作用させる吸引孔13も、上記の搬送下流側寄りに配された第1凹部30の搬送上流側に配されている。
そして、プラテン122に設けられる各凹部30、31やインク吸収部材6などの個別の構成は、全て、前述のプラテン22の場合と同様の構成になっている。そのため、プラテン122においては、プラテン22の場合とそれぞれ対応する部分を同一符号で示し、それらの詳細説明は省略する。従って、この変更例に係るプラテン122を用いるインクジェット記録装置によっても、前述のプラテン22を用いるインクジェット記録装置の場合と同様の作用効果を奏することができる。
なお、以上の実施形態では、記録媒体としてロール状に巻回された用紙(ロール紙)を使用するインクジェット記録装置を例に挙げて説明した。本発明は、記録媒体として定寸にカットされたカットシートなど、他の形態の記録媒体を使用するインクジェット記録装置においても同様に適用可能である。また、本発明は、インクジェット記録装置であれば、使用する記録媒体のサイズの数や種類に関係なく、また、幅方向縁なし溝の数や配置にも関係なく同様に適用可能である。
さらに、上述の実施形態では、記録媒体に沿って移動するキャリッジに搭載された記録ヘッドで記録するシリアルタイプのインクジェット記録装置を例に挙げた。本発明は、これに限定されるものではなく、副走査のみで記録するラインタイプのインクジェット記録装置など、他の記録方式のインクジェット記録装置に対しても同様に適用可能である。また、本発明は、インクジェット記録装置であれば、記録ヘッドの数や、使用するインクの種類数や性状等に関わらず、また、記録媒体である紙、プラスチックシート、写真調記録紙などの種類に関わらず、同様に適用可能である。
一実施形態に係るインクジェット記録装置の斜視図である。 一実施形態に係るインクジェット記録装置の縦断面図である。 一実施形態に係るプラテンの斜視図である。 一実施形態に係るプラテンの部分平面図である。 図4中の線5−5に沿って一実施形態に係るプラテンの第1凹部および第2凹部を示す縦断面図である。 一実施形態の変更例に係るプラテンの斜視図である。 一実施形態の変更例に係るプラテンの部分平面図である。 図7中の線8−8に沿って一実施形態の変更例に係るプラテンの第1凹部および第2凹部を示す縦断面図である。
符号の説明
2 キャリッジ
3 記録ヘッド
6 インク吸収部材
60a 第1インク着弾面
61a 第2インク着弾面
10 斜面
11 通紙面
13 吸引孔
22 プラテン
30 第1凹部
31 第2凹部
122 プラテン
P ロール紙

Claims (7)

  1. 記録媒体へインクを吐出して画像を記録する記録ヘッドと、前記記録ヘッドと対向する位置で記録媒体を支持するプラテンと、を備えたインクジェット記録装置において、
    前記プラテンの通紙面に、記録媒体の前後方向の端部に余白なし記録を行うに際にはみ出して吐出されるインクを受け入れるための第1凹部と、記録媒体の左右方向の端部に余白なし記録を行う際にはみ出して吐出されるインクを受け入れるための第2凹部とを設け、
    前記第1凹部および前記第2凹部の内部に装填されるインク吸収部材の表面により、前記第1凹部の内部に第1インク着弾面を形成するとともに、前記第2凹部の内部に第2インク着弾面を形成し、
    前記第1インク着弾面と前記記録ヘッドとの距離を前記第2インク着弾面と前記記録ヘッドとの距離よりも大きくすることを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 前記第1インク着弾面および前記第2インク着弾面は前記通紙面よりも低い位置にあることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. 前記第1凹部の搬送下流側の端部に前記通紙面に接続する斜面を形成することを特徴とする請求項1または2に記載のインクジェット記録装置。
  4. 前記第1インク着弾面は前記斜面の下縁より低い位置にあることを特徴とする請求項3に記載のインクジェット記録装置。
  5. 前記第1インク着弾面と前記第2インク着弾面は一体のインク吸収部材の表面に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  6. 前記第1凹部を前記通紙面の搬送上流側寄りに配し、この搬送上流側寄りに配された第1凹部の搬送下流側に、前記2凹部と、記録媒体を前記通紙面に吸着させるための負圧吸引力を作用させる吸引孔と、を配することを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  7. 前記第1凹部を前記通紙面の搬送下流側寄りに配し、この搬送下流側寄りに配された第1凹部の搬送上流側に、前記2凹部と、記録媒体を前記通紙面に吸着させるための負圧吸引力を作用させる吸引孔と、を配することを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
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