JP2009273515A - Filter device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、吸入した液体を吐出する際にろ過するろ過器具に関する。 The present invention relates to a filtering instrument that filters when sucked liquid is discharged.
従来から、アンプルなどに封入され凍結乾燥された薬剤を生理食塩水などの液体に溶解し、注射針を装着した注射筒に吸入した後に患者に投与したり、輸液用バック内に注入して輸液用バック内の薬剤と混合したりすることが行われている。アンプル内の薬剤を液体で溶解させる場合、薬剤に既に異物が混入されていたり、ガラス製のアンプルを開封器具で開封する際に微細なガラス片が薬剤に混入されたりする。これら異物を含んだ薬液を、注射針を取り替えることなく注射筒に吸入し、且つろ過できるフィルタ付き注射針が提案されている(例えば、特許文献1,2)。特許文献1では、薬液の吸入通路と薬液をろ過する吐出通路とが別個に形成されている。特許文献2では、弾性部材とフィルタとを重ねて配置し、薬液の吸入時には支持部を起点に撓んで流入通路を形成するとともに、吐出時にはフィルタで薬液をろ過するように構成されている。
しかしながら、特許文献1では、ハウジングの内部を2つの通路に区画しており、薬液の吸入時及び吐出時でそれぞれ半分ずつしか容積を利用することができない。また、特許文献2では、フィルタの中央部分に支持部が接触する構造のため、ハウジングの中央部分から薬液の吸入やろ過(吐出)を行うことができない。このため、特許文献1,2では、吸入時及び吐出時において圧力損失が増加し、吸入や吐出に必要な圧力が増加する問題があった。
However, in
本発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものであり、その目的は、吸入又は吐出する際の圧力損失を低減することができるろ過器具を提供することにある。 The present invention has been made paying attention to such problems existing in the prior art, and an object of the present invention is to provide a filtration instrument that can reduce pressure loss during inhalation or discharge. is there.
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、液体が吸入及び吐出される開口部を有するハウジング内部に、前記開口部から吸入された液体を前記開口部から吐出する際に異物を除去するフィルタを配置したろ過器具において、前記ハウジング内部には、前記液体の吸入時に前記液体が通過する吸入通路と、前記フィルタが配置され前記液体の吐出時に前記液体が前記フィルタによりろ過されながら通過する吐出通路と、前記吸入時と前記吐出時において前記液体が通過する通路を切り替える切替手段と、を備え、前記吸入通路及び前記吐出通路のうち何れか一方を他方の通路の外側を囲むように配置し、前記他方の通路の内側に一方の通路を配置したことを要旨とした。
In order to solve the above-described problems, the invention according to
これによれば、例えば、ハウジングに注射筒や液体搬送装置を接続して液体の吸入又は吐出の何れか一方の動作をする際に、一方の通路により囲まれるように配置された他方(内側)の通路を液体が通過するようになっている。一般に、ハウジング内部を液体に通過させる場合、該液体が通過する位置が中央部分から離れる程圧力損失が大きくなり、液体の吸入や吐出に必要な圧力が増加することが知られている。このため、液体の吸入及び吐出の何れか一方の動作をさせる際の圧力損失を低減することができる。また、ろ過器具を注射筒等から取外さなくても、異物を含んだ液体をろ過しない状態で注射筒等の内部に吸入させ、且つフィルタでろ過しながら吐出させることができる。 According to this, for example, when a syringe or a liquid transport device is connected to the housing and either one of the liquid suction and discharge operations is performed, the other (inside) disposed so as to be surrounded by one passage The liquid passes through the passage. In general, when a liquid is passed through a housing, it is known that the pressure loss increases as the position where the liquid passes away from the central portion, and the pressure required for sucking and discharging the liquid increases. For this reason, it is possible to reduce pressure loss when performing either one of liquid suction and discharge. Further, without removing the filtration device from the syringe barrel or the like, the liquid containing the foreign matter can be sucked into the syringe barrel or the like without being filtered and discharged while being filtered by the filter.
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のろ過器具において、前記切替手段は、前記吸入時には、前記吸入通路を前記液体が通過することを許容する許容状態とし、前記吐出時には、前記切替手段に形成された受圧面により前記液体の液圧を受けて移動し、前記液体が前記吸入通路を通過しないように前記吸入通路を閉塞させることを要旨とした。 According to a second aspect of the present invention, in the filtration instrument according to the first aspect, the switching means is in a permissible state that allows the liquid to pass through the suction passage during the inhalation, and the discharge means The gist is to move by receiving the liquid pressure of the liquid by a pressure receiving surface formed in the switching means and block the suction passage so that the liquid does not pass through the suction passage.
これによれば、吸入時には、液体が吸入通路を通過する一方、吐出時には、液体の液圧により切替手段が吸入通路を閉塞させ、液体が通過する通路が吐出通路に切り替えられる。このため、吸入時と吐出時において通路を切り替えるように切替手段を操作する操作機構を別途設ける必要がない。 According to this, at the time of inhalation, the liquid passes through the suction passage, while at the time of discharge, the switching means closes the suction passage by the liquid pressure of the liquid, and the passage through which the liquid passes is switched to the discharge passage. For this reason, it is not necessary to separately provide an operation mechanism for operating the switching means so as to switch the passage during inhalation and during ejection.
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のろ過器具において、前記フィルタは、前記ハウジング内部の前記開口部側と反対側とを区画するように配置されており、前記吸入通路は、前記フィルタに形成された通液孔を含み、前記吐出通路は、前記通液孔の周囲に配設され前記吐出時に前記液体が通過可能な前記フィルタを含み、前記切替手段は、前記吸入時には、前記通液孔を開放する許容位置に位置して前記許容状態とし、前記吐出時には、前記通液孔を閉塞する位置に移動可能な可動体であることを要旨とした。 According to a third aspect of the present invention, in the filtration device according to the second aspect, the filter is disposed so as to partition the opening side and the opposite side inside the housing, and the suction passage is Including a liquid passage hole formed in the filter, the discharge passage including the filter disposed around the liquid passage hole and allowing the liquid to pass therethrough, and the switching unit includes The gist is that the movable body is located at a permissible position where the liquid passage hole is opened and is in the permissible state, and is movable to a position where the liquid passage hole is closed during the ejection.
これによれば、吸入時には、液体がフィルタに形成された通液孔を通過する一方、吐出時には、通液孔が可動体により閉塞されるため、通液孔の周囲に配設されたフィルタを液体が通過する。このため、吸入時における圧力損失を低減することができる。 According to this, at the time of inhalation, the liquid passes through the liquid passage hole formed in the filter, while at the time of discharge, the liquid passage hole is blocked by the movable body, so that the filter disposed around the liquid passage hole is removed. Liquid passes through. For this reason, the pressure loss at the time of inhalation can be reduced.
請求項4に記載の発明は、請求項2に記載のろ過器具において、前記吸入通路は、前記ハウジング内部の内壁面と離間する位置にある前記フィルタと前記内壁面との間に形成される通液路を含み、前記吐出通路は、前記吐出時に前記液体が通過可能であり、且つ前記内壁面と接触する位置にある前記フィルタを含み、前記切替手段は、前記通液路を形成して前記許容状態とする許容位置と、前記内壁面と接触して前記通液路を閉塞する閉塞位置との間で移動可能な前記フィルタであることを要旨とした。 According to a fourth aspect of the present invention, there is provided the filtration device according to the second aspect, wherein the suction passage is formed between the filter and the inner wall surface that are spaced apart from the inner wall surface inside the housing. The discharge passage includes the filter through which the liquid can pass during the discharge and is in a position in contact with the inner wall surface, and the switching means forms the liquid passage and The gist of the invention is that the filter is movable between a permissible position in a permissible state and a closed position that contacts the inner wall surface and closes the liquid passage.
これによれば、吸入時には、液体がフィルタ周囲に形成される通液路を通過する一方、吐出時には、フィルタにより通液路が閉塞されるため、通液路の内側に位置するフィルタを液体が通過する。このため、吐出時における圧力損失を低減することができる。 According to this, at the time of inhalation, the liquid passes through a liquid passage formed around the filter, while at the time of discharge, the liquid passage is blocked by the filter. pass. For this reason, the pressure loss at the time of discharge can be reduced.
本発明によれば、吸入又は吐出する際の圧力損失を低減することができる。 According to the present invention, it is possible to reduce pressure loss during inhalation or ejection.
(第1実施形態)
以下、本発明を具体化した第1実施形態を図1〜図4にしたがって説明する。
図1に示すように、本実施形態のろ過器具11は、略円環状に形成した本体部12に、該本体部12の対向する両面からそれぞれ略円筒状のオス型接続部13、及びメス型接続部14がそれぞれ突出形成されてハウジング11aが形成されている。ろ過器具11の全体は、プラスチック材料(例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリカーボネート、アクリル樹脂など)により形成されている。なお、ろ過器具11は、所定の滅菌バッグに封入して滅菌処理(例えば、EOG滅菌、高圧蒸気滅菌、放射線滅菌など)を施されてもよい。
(First embodiment)
Hereinafter, a first embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS.
As shown in FIG. 1, the
まず、ハウジング11aを構成し、オス型接続部13を有するオス側部材15について説明する。オス側部材15は、オス型接続部13と、オス型接続部13の基端部に対し連設された略円環状の蓋部16とから構成されている。オス型接続部13の外周面は、所定の接続規格(例えば、JIS,ISO)を満足するように基端部から先端部に向けて縮径されるテーパ構造となっているとともに、図示しない注射針が接続可能となっている。図2(a)に示すように、蓋部16においてオス型接続部13が配設された面とは反対側の底面15dには、複数(例えば、12本)の支持リブ部15cが、蓋部16の内周面から中心に向かって放射状に配設されている。支持リブ部15cは、蓋部16の内周を円周方向に均等に分割するように配置されている。また、図1に示すように、底面15dの中心には、該底面15dとオス型接続部13の先端面とを連通する断面視円形の通液路15aが開口している。同様に、オス型接続部13の先端面には、通液路15aの先端開口部Kが形成されている。また、通液路15aには、蓋部16の底面15d側の開口位置からオス型接続部13側へ向けて所定の長さだけ、通液路15aの直径が変化しないストレート部15bが設けられている。
First, the
次に、メス型接続部14を有し、オス側部材15とともにハウジング11aを構成するメス側部材17について説明する。メス側部材17は、メス型接続部14と、メス型接続部14の基端部に連設された略円環状の底板部18と、該底板部18の周縁部からメス型接続部14とは反対側へ延設された側壁部19とから構成されている。略円筒状のメス型接続部14の内周面は、所定の接続規格(例えば、JIS,ISO)を満足するように基端部から先端部に向けて拡径されるテーパ構造となっており、図示しない注射筒(シリンジ)が接続可能となっている。なお、メス型接続部14の先端部のロック構造は省略されている。また、底板部18においてメス型接続部14が配設された面とは反対側の面には、平滑な挟持部18aが側壁部19と隣接し、且つ底板部18と同心円状に形成されている。底板部18の中央には、挟持部18aとメス型接続部14の先端面とを連通する断面視略円形の通液路18bが開口している。なお、メス型接続部14の内周面は、通液路18bの一部をなしている。
Next, the
底板部18の内周面には、挟持部18a側の開口からメス型接続部14側に向かって延びる複数(例えば、3本)の摺動リブ部18cが、通液路18bの中心に向かって突出形成されている。摺動リブ部18cは、通液路18bの周方向を均等に分割するように配置されている。摺動リブ部18c同士の間には、液体が通過するリブ間通路18eが形成されている。また、摺動リブ部18cのメス型接続部14側の端部には、摺動リブ部18cと側面視で一致する位置から底板部18の中心に向かって支持部18dが突出形成されている。
A plurality (for example, three) of sliding
本実施形態のろ過器具11は、オス側部材15の蓋部16と、メス側部材17の側壁部19とを側面視で整合一致させた状態で、超音波により溶着してハウジング11aが形成されている。そして、ハウジング11aの内部には、オス側部材15、メス側部材17の底板部18(挟持部18a)、及び側壁部19とから、フィルタF1が収容される収容空間20が形成されている。
The
図4に示すように、フィルタF1は、側面視円形の円環状に形成された多孔質体(例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリテトラフルオロエチレンなど)により形成されている。また、フィルタF1の側面視略中央には、フィルタF1の両面を貫通する円形の通液孔21が形成されている。通液孔21の内周面には、通液孔21からフィルタF1、及びフィルタF1から通液孔21への双方向に液体を通過させないフィルム層21aが形成されている。通液孔21の直径は、オス側部材15のストレート部15bの内径と略同一とされている。フィルタF1は、オス側部材15の支持リブ部15cと、メス側部材17の挟持部18aとで挟持され、収容空間20内に固定されている。また、フィルタF1の外径は、メス側部材17の側壁部19の内径より僅かに大きく形成されており、フィルタF1を側壁部19の内側に挿入(圧入)した状態でフィルタF1の外周面と側壁部19の内周面とが密着するようになっている。すなわち、フィルタF1は、収容空間20をオス型接続部13(先端開口部K)側と、メス型接続部14側とに区画するように固定されている。
As shown in FIG. 4, the filter F <b> 1 is formed of a porous body (for example, polypropylene, polyethylene, polytetrafluoroethylene, etc.) formed in a circular ring shape in a side view. In addition, a circular
フィルタF1の通液孔21には、ろ過器具11の内部を通過する液体によって通液孔21内を摺動動作する可動体(切替手段)25が挿通されている。図3に示すように、可動体25は、略円盤状に形成された封止部26と、該封止部26から突出形成された円筒状の切替部27とから構成されている。封止部26の外径は、摺動リブ部18cの内接円の直径より僅かに小さく形成されている。また、封止部26の外径は、メス型接続部14の基端部側の内径と対応する大きさに設定されている。また、封止部26には、切替部27側に向けて円錐状に突出する円錐部26aが設けられている。円錐部26aのオス型接続部13側の面は、液体の液圧を受ける受圧面26bとされている。また、円錐部26aのメス型接続部14側の面は、すり鉢状の受圧面26cが形成されている。切替部27の基端部側面には、切替部27の外側と内側とを連通するように一対の通液窓27aが対向するように形成されている。図4に示すように、切替部27の外径は、フィルタF1の通液孔21の直径、及びストレート部15bの内径よりも僅かに小さく形成されている。
A movable body (switching means) 25 that slides in the
また、図4(a)に示すように、切替部27の長さは、封止部26が支持部18dと接触する位置(以下、「許容位置」と示す)に可動体25が位置したときに、切替部27の先端側がフィルタF1の通液孔21、及びストレート部15bに挿入される(臨む)長さに設定されている。許容位置において、通液窓27aの一部は、フィルタF1からメス型接続部14の内部空間内に露出するようになっている。なお、許容位置において、支持リブ部15cにより形成されるフィルタF1と底面15dの隙間は、切替部27の通液窓27aが形成されていない部分により覆われ、通液路15aと連通されないようになっている。そして、許容位置において、可動体25は、支持部18dに当接してメス型接続部14側への移動が規制されている。
Further, as shown in FIG. 4A, the length of the switching
また、図4(b)に示すように、可動体25は、可動体25の封止部26がフィルタF1の通液孔21の開口端部に当接する位置(以下、「閉塞位置」と示す)に移動された場合、通液窓27aが通液孔21に収容されメス型接続部14側の内部空間内に露出しないようになっている。このため、閉塞位置において、可動体25は、通液孔21を閉塞させるようになっている。また、閉塞位置において、可動体25の通液窓27aは、前述のフィルタF1と底面15dの隙間と通液路15aとが連通されるように位置する。すなわち、切替部27の突出方向に沿った通液窓27aの長さは、フィルタF1の厚さより支持リブ部15cの高さ分だけ長く設定されている。そして、可動体25は、ストレート部15b、通液孔21、及び摺動リブ部18cにより形成されるガイド機構により、許容位置と閉塞位置との間で、フィルタF1の通液孔21(内周面)を摺動可能にガイドされる。また、以上のように構成されたろ過器具11では、オス側部材15、フィルタF1、可動体25、及びメス側部材17の中心が同一線上に位置するように形成されている。このため、可動体25は、前記ガイド機構によりフィルタF1の中心線上を摺動するようにガイドされる。なお、以下の説明において可動体25が許容位置側へ移動することを「後退」、閉塞位置側へ移動することを「前進」と示す場合がある。
Further, as shown in FIG. 4B, the
次に、以上のように構成した第1実施形態のろ過器具11について、その作用を図4に基づき説明する。なお、以下の説明においてオス型接続部13には図示しない注射針が、メス型接続部14には図示しない注射筒が接続されているものとする。
Next, the effect | action is demonstrated based on FIG. 4 about the
図4(a)に示すように、注射筒のプランジャの操作により注射針を介して先端開口部Kから通液路15aへ異物を含んだ液体(薬液)が吸入されると、可動体25は、円錐部26aの表面が液体吸入時の液圧を受ける受圧面26bとして作用することで、許容位置まで後退させられる。この状態において、オス型接続部13(通液路15a)から切替部27の内側に流入された液体は、フィルタF1の内周面(通液孔21)から露出された通液窓27aを通過するとともに、摺動リブ部18cの間のリブ間通路18eに流入される(矢印Y1に示す)。さらに、リブ間通路18eに流入した液体は、封止部26の側方を抜けてメス型接続部14の内部(通液路18b)を通るとともに、注射筒内に吸入される(矢印Y2に示す)。この状態において、底面15dとフィルタF1との隙間は切替部27により覆われており、該隙間への異物を含んだ液体の流入が抑制されている。また、通液孔21の内周面には液体を通さないフィルム層21aが形成されていることから、液体は、フィルタF1を通過しないで通液窓27aを通過するようになっている。この状態において、ろ過器具11には、オス型接続部13の先端開口部KからフィルタF1の中央(通液孔21)を通過してメス型接続部14の先端の開口部まで連通する吸入通路が形成される。すなわち、液体の吸入時において、ろ過器具11には、フィルタF1を介さないで液体が通過する経路が形成される。
As shown in FIG. 4A, when a liquid (medical solution) containing a foreign substance is sucked into the
次に、図4(b)に示すように、注射筒のプランジャの操作により、注射筒に吸入した液体がメス型接続部14の内部(通液路18b)に押し出されると、可動体25は、円錐部26aの表面が液体吐出時の液圧を受ける受圧面26cとして作用することで、閉塞位置まで前進させられる。そして、フィルタF1の通液孔21は、可動体25により閉塞される。この状態において、通液路18bに押し出された液体は、受圧面26cにあたって分散するとともに、摺動リブ部18cの間のリブ間通路18eに流入される(矢印Y3に示す)。そして、リブ間通路18eに流入された液体は、フィルタF1を通過するとともにフィルタF1と底面15dとの隙間から、フィルタF1のオス型接続部13側に露出する通液窓27aを通過して切替部27の内側へ流入し、さらにオス型接続部13側の通液路15aへ流出される(矢印Y4に示す)。そして、フィルタF1によりろ過されて異物が除去された液体が、オス型接続部13の先端開口部K(注射針先端)から吐出(流出)される。この状態において、ろ過器具11には、メス型接続部14の先端の開口部から通液孔21の周囲に配設されたフィルタF1を通過してオス型接続部13の先端開口部Kまで連通する吐出通路が形成される。すなわち、吐出時において、ろ過器具11には、フィルタF1により液体がろ過されつつ通過する経路が形成される。以上のように、本実施形態の可動体25は、許容位置と閉塞位置との間で摺動(移動)することで、吸入時と吐出時において、液体が通過される通路を吸入通路と吐出通路との間で切り替えるようになっている。
Next, as shown in FIG. 4B, when the liquid sucked into the syringe barrel is pushed out into the female connector 14 (
したがって、本実施形態によれば、以下に示す効果を得ることができる。
(1)液体の吸入時において、液体は、フィルタF1の中央(内側)に形成された通液孔21を通過する一方、液体の吐出時において、液体は、通液孔21の周囲に配設されたフィルタF1を通過するようになっている。このため、注射筒で液体を吸入する際の圧力損失を低減することができる。
Therefore, according to the present embodiment, the following effects can be obtained.
(1) At the time of inhaling the liquid, the liquid passes through the
(2)可動体25は、許容位置及び閉塞位置の間で摺動して液体が通過する通路を切り替えるようにした。このため、ろ過器具11を注射筒から取外さなくても、異物を含んだ液体をろ過しない状態で注射筒内に吸入させ、且つフィルタF1でろ過しながらオス型接続部13の先端開口部K(注射針先端)から吐出させることができる。
(2) The
(3)液体の吸入時及び吐出時に液体の液圧を受ける受圧面26b,26cを設けた。このため、吸入時において、可動体25は、吸入される液体の液圧を受圧面26bが受け、許容位置へ移動させられる。また、吐出時において、可動体25は、注射筒から押し出される液体の液圧を受け、規制位置へ移動させられる。このため、収容空間20を通過する液体の液圧によって可動体25が移動し、吸入時と吐出時において、液体が通過する通路が切り替えられる。したがって、液体の吸入時と吐出時において、使用者が通路を切り替えるために操作する操作機構を別途設ける必要がない。
(3) Pressure receiving surfaces 26b and 26c for receiving the liquid pressure of the liquid at the time of sucking and discharging the liquid are provided. Therefore, at the time of inhalation, the
(4)可動体25は、ストレート部15b、通液孔21、及び摺動リブ部18cにより形成されるガイド機構により、フィルタF1の通液孔21(内周面)を摺動可能にガイドされる。このため、閉塞位置において、可動体25が傾くことで封止部26とフィルタF1の開口端部との間に隙間が生じてシール性が低下することを抑制することができる。すなわち、注射筒内に吸入された異物を含む液体が、フィルタF1でろ過されないまま、オス型接続部13の先端開口部K(注射針先端)から吐出されることを抑制できる。
(4) The
(5)底面15dには、フィルタF1の支持リブ部15cを設けた。このため、液体をろ過する場合において液体の液圧によりフィルタF1が底面15dに密着することを抑制できる。一般に、本体部12の収容空間20の内壁面にフィルタF1が密着すると、該密着した部分では液体のろ過効率が著しく低下する。したがって、フィルタF1によるろ過の効率が低下することを抑制できる。
(5) The
(6)許容位置では、可動体25の切替部27が底面15dとフィルタF1との隙間を覆う一方、閉塞位置では、通液窓27aが該隙間に対応するように位置して切替部27が隙間を覆わないようにした。このため、液体の吸入時には、底面15dとフィルタF1との隙間に異物を含んだ液体が流入することを抑制できる一方、吐出時には、当該隙間から液体を切替部27の内側へ通過させることができる。これにより、液体の吸入時に底面15dとフィルタF1との隙間(支持リブ部15cの間)に異物を含んだ液体が滞留することを抑制し、液体を吐出する際に行うパージに必要な液体の量を低減することができる。そして、オス型接続部13から吐出されるろ過後の液体に、異物が再び混入されることを抑制することができる。また、オス型接続部13側に配置されるフィルタF1の表面に、異物を含んだ液体が接触することを抑制することで、フィルタF1が異物で汚染されることを抑制することができる。
(6) In the allowable position, the switching
(7)封止部26に円錐部26aを設けた。このため、液体を吸入する場合には、切替部27の内側に流入された液体を通液窓27aから流出させるように、液体の流れを整流することができる。
(7) The
(8)封止部26の外径を通液路18bの内径と略同一に形成するとともに、受圧面26cを設けた。このため、注射筒で押し出された液体の液圧が周囲に逃げ難くなり、確実に可動体25を閉塞位置へ前進させるとともに、フィルタF1と封止部26とを密着させることができる。
(8) The outer diameter of the sealing
(9)通液孔21の内周面にフィルム層21aを形成した。このため、液体の吸入時において、液体が通液孔21の内周面からフィルタF1に進入して摺動リブ部18cの間へ抜けてしまうことにより、フィルタF1で液体をろ過してしまうことを防止するとともに、異物によるフィルタF1の汚染を抑制できる。そして、液体の吐出時において、フィルタF1のメス型接続部14側の面からフィルタF1内に進入した液体は、通液孔21の内周面から押し出されることなく、全て反対側(オス型接続部13側)の面から押し出される。このため、液体がフィルタF1内を通過する距離が短くなることにより、ろ過効率が低下することが回避される。
(第2実施形態)
次に、本発明を具体化した第2実施形態について図5〜図8に基づき説明する。以下の説明では、既に説明した実施形態と同一構成について同一の符号を付すなどし、その重複する説明を省略及び簡略化する。
(9) A
(Second Embodiment)
Next, a second embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. In the following description, the same reference numerals are given to the same configurations as those of the already described embodiments, and the overlapping description is omitted and simplified.
本実施形態の通液路15aには、オス型接続部13の先端開口部Kから流入される液体が通液路15aの内壁面に沿って流れるように整流する整流部28が形成されている。整流部28は、オス型接続部13の中心線上に配置される円柱状の円柱部28aと、該円柱部28aとオス型接続部13の内周面とを連結して支持する複数(例えば、3本)の支持部28bとから形成されている。支持部18dは、通液路15aの周方向を均等に分割するように配置されている。また、蓋部16には、底面15dは設けられておらず、代わりに通液路15aの開口に連設され、該開口から拡径されるように形成されたテーパ部29が設けられている。
In the
また、メス側部材17には、底板部18は設けられておらず、メス型接続部14の基端部に対し円環状に形成された側壁部19が連設されている。また、側壁部19の側面視中央には、円筒状に形成された保持部30が配設されている。保持部30には、メス型接続部14側と収容空間20側の両端面を貫通する通液路30aが形成されている。保持部30は、該保持部30と側壁部19の内周面とを連結する複数の支持部30bによって支持されている。支持部30bは、側壁部19の内周を円周方向に均等に分割するように配置されている。なお、保持部30は、通液路18bに対しても中央に位置するように配置されている。また、図6に示すように、保持部30の外周面には、支持部30bとの連結部分から収容空間20側に向けて延びる複数(例えば、3つ)の保持リブ30cが形成されている。
Further, the
次に、本実施形態の収容空間20に収容されるフィルタF2について説明する。本実施形態のフィルタF2は、プラスチック材料(例えば、ポリプロピレン、ポリエチレンなど)からなる多孔質の焼結体とされている。図7に示すように、フィルタF2は、先端を袋状に形成した袋状部31と、該袋状部31の開口端部から拡径してテーパ構造に形成したシール部32と、該シール部32の開口端部に連設した円筒状のスカート部33とからなり、その全体が略有底円筒状に構成されている。シール部32のテーパ角度は、オス側部材15に形成されたテーパ部29と対応した(平行となる)角度とされている。また、スカート部33の内径は、オス側部材15の保持部30の外径と略同一に形成され、且つ保持リブ30cの外接円の直径より僅かに小さい大きさとされている。このため、スカート部33を保持部30に挿入すると、保持リブ30cにより僅かに圧入した状態となり、フィルタF2は、保持部30に保持されるようになっている。なお、フィルタF2の保持部30への圧入状態は、スカート部33側から液圧が付与されることで、容易に解除されるようになっている。そして、フィルタF2は、保持部30に保持された状態で、収容空間20において平面視略中央に配置されるようになっている。また、スカート部33の外径は、通液路18bの内径と略同一に形成されている。そして、フィルタF2(スカート部33)の開口部端面は、メス側部材17から流入する液体の液圧を受ける受圧面33aとされている。
Next, the filter F2 accommodated in the
図8(a)に示すように、フィルタF2の長さは、スカート部33が僅かに圧入されて保持部30に保持される位置(許容位置)にある場合、袋状部31が通液路15a内に挿入される(臨む)長さに形成されている。許容位置において、フィルタF2は、通液路15a、テーパ部29、及び側壁部19とから構成される収容空間20の内壁面と離間して液体が通過する通液路35が形成されるようになっている。なお、ろ過器具11の使用前において、フィルタF2は、許容位置に配置されている。
As shown in FIG. 8A, the length of the filter F2 is such that when the
また、図8(b)に示すように、フィルタF2のスカート部33の長さは、フィルタF2のシール部32とオス側部材15のテーパ部29とが当接する位置(閉塞位置)にある場合、保持部30がスカート部33の内部に臨む長さに形成されている。すなわち、閉塞位置において、保持部30とスカート部33との係止状態が維持されるようになっている。そして、閉塞位置において、フィルタF2は、シール部32がテーパ部29に当接し、通液路35を閉塞させるようになっている。
Further, as shown in FIG. 8B, the length of the
次に、以上のように構成した第2実施形態のろ過器具11について、その作用を図8に基づき説明する。
図8(a)に示すように、通液路15aに異物を含んだ液体が流入されると、液体は、整流部28の円柱部28aにより分散されるとともに支持部30bの間を通過することで、通液路15aの内壁面に沿う流れに整流される(矢印Y5に示す)。そして、液体は、通液路35を通過してメス型接続部14の内部(通液路18b)を通過し、注射筒内に吸入される(矢印Y6に示す)。すなわち、この状態において、ろ過器具11には、オス型接続部13の先端開口部KからフィルタF2の周囲(通液路35)を通過してメス型接続部14の先端の開口まで連通する吸入通路が形成される。
Next, the effect | action is demonstrated based on FIG. 8 about the
As shown in FIG. 8A, when a liquid containing a foreign substance flows into the
次に、図8(b)に示すように、注射筒に吸入した液体がメス型接続部14の内部(通液路18b)に押し出されると、フィルタF2は、保持部30の通液路30aから袋状部31の内部に流入した液体、及び受圧面33aにより受けられる液体の液圧によって閉塞位置まで前進させられる。そして、フィルタF2は、シール部32がテーパ部29に当接して通液路35を閉塞させる。この際、フィルタF2は、保持部30によって許容位置から閉塞位置へ真っ直ぐ前進するようにガイドされる。この状態において、通液路18b内に流入した液体は、保持部30の通液路30aを通過して袋状部31の内部に流入するとともに、フィルタF2を通過する(矢印Y7,Y8に示す)。そして、フィルタF2を通過することで異物が除去された液体は、オス型接続部13の先端開口部K(注射針先端)から吐出(流出)される(矢印Y9に示す)。この状態において、ろ過器具11には、メス型接続部14の先端の開口部から保持部30の通液路30a及びフィルタF2を通過してオス型接続部13の先端開口部Kまで連通する吐出通路が形成される。以上のように、本実施形態のフィルタF2は、許容位置から閉塞位置へ移動することで、吸入時と吐出時において、液体が通過される通路を吸入通路と吐出通路との間で切り替える切替手段としても機能するようになっている。
Next, as shown in FIG. 8B, when the liquid sucked into the syringe barrel is pushed out into the female connection part 14 (
従って、第2実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
(10)液体の吸入時において、液体は、中央に配置されたフィルタF2の周囲の通液路35を通過する一方、液体の吐出時において、液体は、中央に配置された通液路30a及びフィルタF2を通過するようになっている。このため、注射筒で液体を吐出する際の圧力損失を低減することができる。
Therefore, according to the second embodiment, the following effects can be obtained.
(10) At the time of inhaling the liquid, the liquid passes through the
(11)フィルタF2は、許容位置から閉塞位置に移動して液体が通過する通路を切り替えるようにした。このため、ろ過器具11を注射筒から取外さなくても、異物を含んだ液体をろ過しない状態で注射筒内に吸入させ、且つフィルタF2でろ過しながらオス型接続部13の先端開口部K(注射針先端)から吐出させることができる。
(11) The filter F2 is moved from the permissible position to the closed position to switch the passage through which the liquid passes. For this reason, even if the
(12)液体の吐出時に液体の液圧を受ける受圧面33aを設けた。このため、吐出時において、フィルタF2は、注射筒から押し出される液体の液圧を受け、規制位置へ移動させられる。このため、収容空間20を通過する液体の液圧によってフィルタF2が移動し、吸入時と吐出時において、液体が通過する通路が切り替えられる。したがって、液体の吸入時と吐出時において、使用者が通路を切り替えるために操作する操作機構を別途設ける必要がない。
(12) A
(13)フィルタF2を焼結体とするとともに、保持部30でフィルタF2の前進動作をガイドするようにした。このため、閉塞位置において、フィルタF2が傾くことでテーパ部29とシール部32との間に隙間が生じ、シール性が低下することを抑制することができる。すなわち、注射筒内に吸入された異物を含む液体が、フィルタF2でろ過されないまま、オス型接続部13の先端開口部K(注射針先端)から吐出されることを抑制できる。
(13) The filter F2 is a sintered body and the holding
(14)フィルタF2は、袋状部31を有する有底略円筒状に形成した。このため、フィルタF2のろ過面積を大きくすることができ、ろ過効率を向上させることができる。
(15)スカート部33の外径を通液路18bの内径と略同一に形成するとともに、受圧面33aを設けた。このため、注射筒で押し出された液体の液圧が周囲に逃げ難くなり、確実にフィルタF2を閉塞位置へ前進させることができる。
(14) The filter F <b> 2 was formed in a substantially bottomed cylindrical shape having the bag-
(15) The outer diameter of the
(16)通液路15aに整流部28を設けた。このため、異物を含んだ液体を直接フィルタF2で受けてしまうことにより、フィルタF2が汚染されることを抑制できる。また、通液路15aの周囲に沿った流れに整流することで、許容位置にあるフィルタF2の側方(通液路35)に液体を流れ易くすることができる。
(第3実施形態)
次に、本発明を具体化した第3実施形態について図9に基づき説明する。なお、第3実施形態のろ過器具11は、以下に説明する部分を除いて第2実施形態と同一とされている。
(16) The rectifying
(Third embodiment)
Next, a third embodiment of the present invention will be described with reference to FIG. In addition, the
保持部30のオス型接続部13側の開口部には、有底略円筒状に形成されたフィルタF3が固定されている。フィルタF3は、第2実施形態と同様に多孔質の焼結体とされている。フィルタF3のオス型接続部13側の面には、略円盤状の切替弁部材36が固定されている。切替弁部材36は、弾性体(例えば、シリコンゴムやフッ素ゴム)からなる。切替弁部材36は、該切替弁部材36の周縁部が切替弁部材36自身の持つ復元力(弾性)によりオス側部材15のテーパ部29に密着するように配設されている。また、切替弁部材36の周縁部は、メス型接続部14側に撓むことでテーパ部29と離間し、フィルタF3の周囲にオス型接続部13の通液路15aと、メス型接続部14の通液路18bとを連通する通液路35を形成可能となっている。本実施形態では、テーパ部29に密着する位置が閉塞位置であり、切替弁部材36の周縁部がメス型接続部14側に撓んで(移動して)通液路35が形成される位置が許容位置となっている。また、切替弁部材36の略中央には、切替弁部材36の両面を連通するように一文字に切り込みを入れて形成した開閉弁36aが設けられている。開閉弁36aは、切替弁部材36の自身が持つ復元力(弾性)により、閉鎖された状態となっている。
A filter F3 formed in a substantially cylindrical shape with a bottom is fixed to the opening of the holding
次に、以上のように構成した第3実施形態のろ過器具11について、その作用を図9に基づき説明する。
図9(a)に示すように、通液路15aに異物を含んだ液体が流入されると、開閉弁36aが閉鎖されていることから通液路15aの内部圧力が高まり、切替弁部材36の周縁部がメス型接続部14側へ撓んで(移動して)テーパ部29と切替弁部材36との間に通液路35が形成される。そして、液体は、通液路35を通過して通液路18bに抜け、注射筒に吸入される(矢印Y10に示す)。この状態において、ろ過器具11には、オス型接続部13の先端開口部Kから通液路35を通過してメス型接続部14の先端の開口部まで連通する吸入通路が形成される。
Next, the effect | action is demonstrated based on FIG. 9 about the
As shown in FIG. 9A, when a liquid containing a foreign substance flows into the
図9(b)に示すように、注射筒に吸入した液体がメス型接続部14の内部(通液路18b)に押し出されると、切替弁部材36の周縁部は、切替弁部材36自身が持つ復元力に加えて、注射筒から押し出される液体の液圧によって、テーパ部29と密着する。この状態において、切替弁部材36は、通液路35を閉塞させた状態となる。その一方で、保持部30の通液路30aを通過した液体は、フィルタF3を通過するとともに、開閉弁36aを押し広げつつオス型接続部13の内部(通液路15a)へ流入する(矢印Y11に示す)。この状態において、ろ過器具11には、メス型接続部14の先端の開口部から保持部30の通液路30a及びフィルタF3を通過してオス型接続部13の先端開口部Kまで連通する吐出通路が形成される。以上のように、本実施形態の切替弁部材36は、許容位置と閉塞位置の間で変形することで、吸入時と吐出時において、液体が通過される通路を吸入通路と吐出通路との間で切り替える切替手段として機能するようになっている。
As shown in FIG. 9B, when the liquid sucked into the syringe barrel is pushed out into the female connection part 14 (
従って、第3実施形態によれば、第2実施形態の効果(10),(16)に加えて以下の効果を得ることができる。
(17)切替弁部材36は、許容位置と閉塞位置との間で変形(移動)して液体が通過する通路を切り替えるようにした。このため、ろ過器具11を注射筒から取外さなくても、異物を含んだ液体をろ過しない状態で注射筒内に吸入させ、且つフィルタF3でろ過しながらオス型接続部13の先端開口部K(注射針先端)から吐出させることができる。
Therefore, according to the third embodiment, the following effects can be obtained in addition to the effects (10) and (16) of the second embodiment.
(17) The switching
(18)切替弁部材36を弾性体とするとともに、閉塞位置において切替弁部材36の周縁部とオス側部材15のテーパ部29とが密着するようにした。このため、液体の吐出時において、通液路35を確実に閉塞させることができる。
(第4実施形態)
次に、本発明を具体化した第4実施形態について図10に基づき説明する。なお、第4実施形態のろ過器具11は、以下に説明する部分を除いて第2実施形態と同一とされている。
(18) The switching
(Fourth embodiment)
Next, a fourth embodiment embodying the present invention will be described with reference to FIG. In addition, the
本実施形態では、保持部30には通液路30aが形成されていない。また、収容空間20には、円形フィルム状のフィルタF4が配設されている。フィルタF4のオス型接続部13側の面には、切替弁部材36が配設されている。また、フィルタF4のメス型接続部14側の面には、弾性体(例えば、シリコンゴムや、フッ素ゴム)からなる角パッキン37が配設されている。フィルタF4、切替弁部材36、及び角パッキン37の外径は、略同一とされている。また、角パッキン37の内径は、保持部30の直径より僅かに大きく設定されている。そして、本実施形態では、フィルタF4を、切替弁部材36及び角パッキン37で挟むことによりユニット38が形成されており、該ユニット38として収容空間20の内部をオス型接続部13側へ前進、及びメス型接続部14側へ後進可能となっている。
In the present embodiment, the
次に、以上のように構成した第4実施形態のろ過器具11について、その作用を図10に基づき説明する。
図10(a)に示すように、通液路15aに異物を含んだ液体が流入されると、ユニット38は液体の液圧によりメス型接続部14側へ移動されるとともに、保持部30に接触した状態で支持される。そして、液体の液圧によりユニット38の周縁部がメス型接続部14側へ撓んで周囲に通液路35が形成される(許容位置)。そして、液体は、通液路35を通過して通液路18bに抜け、注射筒に吸入される(矢印Y12に示す)。この状態において、ろ過器具11には、オス型接続部13の先端開口部Kから通液路35を通過してメス型接続部14の先端の開口部まで連通する吸入通路が形成される。
Next, the effect | action is demonstrated based on FIG. 10 about the
As shown in FIG. 10A, when a liquid containing a foreign substance flows into the
一方、図10(b)に示すように、注射筒に吸入した液体がメス型接続部14の内部(通液路18b)に押し出されると、液体の液圧によりユニット38はオス型接続部13側へ移動されるとともに、ユニット38(切替弁部材36)の周縁部とオス側部材15のテーパ部29とが密着する(閉塞位置)。そして、閉塞位置において、ユニット38(切替弁部材36)は、通液路35閉塞させた状態となる。そして、液体は、保持部30の側方を通ってフィルタF4を通過するとともに、開閉弁36aを押し広げつつオス型接続部13の内部(通液路15a)へ流入する(矢印Y13に示す)。この状態において、ろ過器具11には、メス型接続部14の先端の開口部からフィルタF4を通過してオス型接続部13の先端開口部Kまで連通する吐出通路が形成される。以上のように、本実施形態のユニット38(切替弁部材36)は、許容位置と閉塞位置の間で変形することで、吸入時と吐出時において、液体が通過される通路を吸入通路と吐出通路との間で切り替える切替手段として機能するようになっている。
On the other hand, as shown in FIG. 10B, when the liquid sucked into the syringe barrel is pushed out into the female connection part 14 (
従って、第4実施形態によれば、第3実施形態と同様の効果を得ることができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
○ 第1実施形態において、可動体25の形状を異なる形状としてもよい。例えば、図11に示すように、切替部27を側面視十字状としてもよい。このように構成しても、液体の吸入時及び吐出時において、吸入通路と吐出通路との間で液体が通過される通路を切り替えることができる。
Therefore, according to the fourth embodiment, the same effect as that of the third embodiment can be obtained.
In addition, you may change the said embodiment as follows.
In the first embodiment, the shape of the
○ 第1実施形態において、ろ過器具11の使用前には、可動体25が許容位置に保持されているように構成してもよい。このように構成しても、吐出時において規制位置へ摺動して、通液孔21を閉塞させることができる。
In 1st Embodiment, before using the
○ 第1実施形態において、フィルタF1は、複数のフィルタを積層して構成してもよい。また、焼結体により形成してもよい。
○ 第1実施形態において、フィルタF1の中心に通液孔21を設けなくてもよい。この場合、通液孔21に対応する位置に、ストレート部15b、摺動リブ部18c、可動体25を配設するようにする。このように構成しても、吸入時と吐出時において、液体が通過する通路を切り替えることができる。
In the first embodiment, the filter F1 may be configured by stacking a plurality of filters. Moreover, you may form with a sintered compact.
In the first embodiment, the
○ 第1実施形態において、円錐部26aは設けなくてもよい。
○ 第3,第4実施形態において、開閉弁36aを設けないで液体を通過可能な通液孔としてもよい。一般に、フィルタを液体が通過するためには所定の圧力が必要なことから、このように構成しても、液体を吸入する場合において、通液路35から液体を優先的にメス型接続部14側へ通過させることができる。
In the first embodiment, the
In 3rd and 4th embodiment, it is good also as a liquid passage hole which can pass a liquid, without providing on-off
○ 第3,第4実施形態において、開閉弁36aは、十文字など異なる形状としてもよい。
○ 第4実施形態において、角パッキン37は設けなくてもよい。このように構成しても、液圧によりフィルタF4及び切替弁部材36は一体となって収容空間20を移動できる。
In the third and fourth embodiments, the on-off
○ In the fourth embodiment, the corner packing 37 may not be provided. Even if comprised in this way, the filter F4 and the switching
○ 各実施形態において、各接続部13,14は、オス型とメス型を入れ替えたり、ろ過器具11の両端ともオス型としたり、両端ともメス型としてもよい。また、オス型とした場合において、ロック機構を設けてもよい。
In each embodiment, each of the
○ 各実施形態において、オス型接続部13とメス型接続部14の中心線が一致するように形成することに限られず、両中心線が平行となるように形成したり、所定の角度で交差するように形成してもよい。
In each embodiment, it is not limited to forming the center line of the
○ 各実施形態において、オス型接続部13及びメス型接続部14は、フィルタに対して交差する方向に突出形成することに限られず、平行となるように形成してもよい。
○ 各実施形態において、オス型接続部13及びメス型接続部14の数は複数であってもよい。
In each embodiment, the
In each embodiment, the number of
○ 各実施形態において、本体部12の形状は側面視円形に限られず、方形や楕円など、異なる形状としてもよい。
○ 各実施形態において、オス型接続部13及びメス型接続部14は、所定の接続規格を満足した形状としなくてもよい。すなわち、規格形状の注射針や注射筒を接続できる形態に限らず、適宜変更してチューブや、液体を吸入する装置(器具)、液体搬送装置に装着できる形状としてもよい。
In each embodiment, the shape of the
In each embodiment, the
○ 各実施形態において、オス型接続部13に代えて注射針を直接設けてもよい。
○ 各実施形態において、メス型接続部14に代えて注射筒などの吸引器具を一体に設けてもよい。
In each embodiment, an injection needle may be provided directly instead of the
In each embodiment, a suction device such as a syringe may be provided integrally instead of the
○ 各実施形態において、吸入通路又は吐出通路を構成する部品のうち一部の部品の中心を他の部品と同一直線上に配置しなくてもよい。具体的に説明すると、例えば、フィルタF1〜F4の中心は、オス型接続部13及びメス型接続部14の中心線上になくてもよい。
In each embodiment, the center of some parts of the parts constituting the suction passage or the discharge passage may not be arranged on the same straight line as other parts. If demonstrating it concretely, the center of the filters F1-F4 may not be on the centerline of the male type |
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想を以下に追記する。
(イ)液体が吸入及び吐出される開口部を有するハウジング内部に、前記開口部から吸入された液体を前記開口部から吐出する際に異物を除去するフィルタを配置したろ過器具において、前記ハウジング内部には、前記液体の吸入時に前記液体が通過する吸入通路と、前記フィルタが配置され前記液体の吐出時に前記液体が前記フィルタによりろ過されながら通過する吐出通路と、前記吸入時と前記吐出時において前記液体が通過する通路を切り替える切替手段と、を備え、前記吸入通路及び前記吐出通路のうち何れか一方をハウジング中央に配置し、該中央に配置した通路の周囲に他方の通路を配置したろ過器具。
Next, a technical idea that can be grasped from the above embodiment and another example will be added below.
(A) In a filtering instrument in which a filter for removing foreign substances when a liquid sucked from the opening is discharged from the opening is disposed inside the housing having an opening through which liquid is sucked and discharged. Includes a suction passage through which the liquid passes when the liquid is sucked, a discharge passage through which the filter is disposed and the liquid passes through the filter when the liquid is discharged, and during the suction and the discharge. Switching means for switching the passage through which the liquid passes, and one of the suction passage and the discharge passage is disposed in the center of the housing, and the other passage is disposed around the passage disposed in the center. Instruments.
(ロ)液体が吸入及び吐出される開口部を有するハウジング内部に、前記開口部から吸入された液体を前記開口部から吐出する際に異物を除去するフィルタを配置したろ過器具において、前記フィルタは、前記ハウジング内部の前記開口部側と反対側とを区画するように配置されるとともに、前記液体の吸入時に前記液体が通過する通液孔が形成されており、前記器具は、前記液体の吸引時には、前記通液孔を開放して前記許容状態とする許容位置に位置し、前記液体の吐出時には、前記通液孔を閉塞する閉塞位置に移動可能な可動体を備えているろ過器具。 (B) In a filtering instrument in which a filter for removing foreign substances when a liquid sucked from the opening is discharged from the opening is disposed inside a housing having an opening through which liquid is sucked and discharged. And the inside of the housing is arranged so as to partition the opening side and the opposite side, and a liquid passage hole through which the liquid passes when the liquid is inhaled is formed. Sometimes, the filtration device is provided with a movable body that is located at a permissible position that opens the liquid passage hole and is in the permissible state, and that can move to a closed position that closes the liquid passage hole when the liquid is discharged.
(ハ)液体が吸入及び吐出される開口部を有するハウジング内部に、前記開口部から吸入された液体を前記開口部から吐出する際に異物を除去するフィルタを配置したろ過器具において、前記フィルタは、前記液体の吸入時には、前記ハウジングの内壁面と離間して前記内壁面と前記フィルタの間に前記液体が通過する通液路を形成する許容位置に位置し、前記液体の吐出時には、前記内壁面と接触して前記通液路を閉塞する閉塞位置に移動可能に構成されているろ過器具。 (C) In a filtering instrument in which a filter for removing foreign matters when a liquid sucked from the opening is discharged from the opening is disposed inside a housing having an opening through which liquid is sucked and discharged. When the liquid is sucked, the liquid is positioned at an allowable position so as to be separated from the inner wall surface of the housing and form a liquid passage through which the liquid passes between the inner wall surface and the filter. A filtration instrument configured to be movable to a closed position that contacts a wall surface and closes the liquid passage.
11…ろ過器具、11a…ハウジング、14…メス型接続部、20…収容空間、21…通液孔、25…可動体、35…通液路、F1〜F4…フィルタ、K…先端開口部。
DESCRIPTION OF
Claims (4)
前記ハウジング内部には、前記液体の吸入時に前記液体が通過する吸入通路と、前記フィルタが配置され前記液体の吐出時に前記液体が前記フィルタによりろ過されながら通過する吐出通路と、前記吸入時と前記吐出時において前記液体が通過する通路を切り替える切替手段と、を備え、
前記吸入通路及び前記吐出通路のうち何れか一方を他方の通路の外側を囲むように配置し、前記他方の通路の内側に一方の通路を配置したろ過器具。 In a filtering instrument in which a filter for removing foreign substances when discharging liquid sucked from the opening through the opening is disposed inside a housing having an opening through which liquid is sucked and discharged.
Inside the housing, a suction passage through which the liquid passes when the liquid is sucked, a discharge passage through which the filter is disposed and filtered while the liquid is discharged, the suction passage, Switching means for switching a passage through which the liquid passes during discharge,
A filtration instrument in which one of the suction passage and the discharge passage is disposed so as to surround the outside of the other passage, and the one passage is disposed inside the other passage.
前記吸入通路は、前記フィルタに形成された通液孔を含み、
前記吐出通路は、前記通液孔の周囲に配設され前記吐出時に前記液体が通過可能な前記フィルタを含み、
前記切替手段は、前記吸入時には、前記通液孔を開放して前記許容状態とする許容位置に位置し、前記吐出時には、前記通液孔を閉塞する閉塞位置に移動可能な可動体である請求項2に記載のろ過器具。 The filter is disposed so as to partition the opening side and the opposite side inside the housing,
The suction passage includes a liquid passage hole formed in the filter;
The discharge passage includes the filter that is disposed around the liquid passage hole and through which the liquid can pass during discharge.
The switching means is a movable body that is located at a permissible position that opens the liquid passage hole to be in the permissible state during the inhalation, and is movable to a closed position that closes the liquid passage hole during the ejection. Item 3. The filtration device according to Item 2.
前記吐出通路は、前記吐出時に前記液体が通過可能であり、且つ前記内壁面と接触する位置にある前記フィルタを含み、
前記切替手段は、前記通液路を形成して前記許容状態とする許容位置と、前記内壁面と接触して前記通液路を閉塞する閉塞位置との間で移動可能な前記フィルタである請求項2に記載のろ過器具。 The suction passage includes a liquid passage formed between the filter and the inner wall surface at a position spaced from the inner wall surface inside the housing;
The discharge passage includes the filter through which the liquid can pass during the discharge and is in a position in contact with the inner wall surface,
The switching means is the filter that is movable between an allowable position in which the liquid passage is formed to be in the allowable state and a closed position that is in contact with the inner wall surface and closes the liquid passage. Item 3. The filtration device according to Item 2.
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