JP2009272190A - 車両用表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 過酷な環境下であっても定電流回路が破壊する虞のない車両用表示装置を提供する。
【解決手段】 第1の光源2aと接続される第1の定電流回路13と、第2の光源2bと接続される第2の定電流回路15と、バッテリー17と第1の光源2aとの間に介在する第1配線部P1箇所に設けられる第1のトランジスタ12と、第2の光源2bと第2の定電流回路15との間に介在する第2配線部P2箇所に設けられる第2のトランジスタ14と、第1配線部P1と第2配線部P2とを繋ぐ第3配線部P3に設けられる第3のトランジスタ16と、バッテリー17の電源電圧を監視し、前記電源電圧が所定の閾値を超えたとき、第1、第2のトランジスタ12、14をオフ状態、第3のトランジスタ16をオン状態とし、各光源2a、2bに第1の定電流回路13に基づく定電流を供給する制御手段11と、を備えてなる。
【選択図】図2
【解決手段】 第1の光源2aと接続される第1の定電流回路13と、第2の光源2bと接続される第2の定電流回路15と、バッテリー17と第1の光源2aとの間に介在する第1配線部P1箇所に設けられる第1のトランジスタ12と、第2の光源2bと第2の定電流回路15との間に介在する第2配線部P2箇所に設けられる第2のトランジスタ14と、第1配線部P1と第2配線部P2とを繋ぐ第3配線部P3に設けられる第3のトランジスタ16と、バッテリー17の電源電圧を監視し、前記電源電圧が所定の閾値を超えたとき、第1、第2のトランジスタ12、14をオフ状態、第3のトランジスタ16をオン状態とし、各光源2a、2bに第1の定電流回路13に基づく定電流を供給する制御手段11と、を備えてなる。
【選択図】図2
Description
本発明は、液晶表示パネル等からなる表示手段の背後に配置される複数の光源を備え、かかる各光源の発光に伴い表示手段を照明する車両用表示装置に関するものである。
従来、この種の車両用表示装置にあっては、例えば下記特許文献1に記載されているものが知られている。この特許文献1に記載の車両用表示装置は、液晶表示パネル等のごとき表示器(表示手段)の背後に配置される複数のLED(光源)と、各光源にある一定の定電流を供給するための定電流回路とを備え、定電流回路は例えば定電流回路内蔵ICに備えられており、また各光源及び定電流回路内蔵IC(定電流回路)は回路基板に設けた配線パターン上に搭載されてなる。
特開2004−345590号公報
図3は、特許文献1に記載の光源制御回路を示しており、かかる光源制御回路L1は、第1の光源110と、第2の光源120と、定電流回路130とを備えてなる。第1の光源110は、そのアノード側が車両に搭載された駆動電源であるバッテリー140に接続され、そのカソード側が第2の光源120のアノード側に接続される。また第2の光源120は、そのカソード側が定電流回路130に接続される。なお、この場合、第1の光源110と、第2の光源120と、定電流回路130と、バッテリー140とは直列接続されている。
そして、バッテリー140からの電力供給により各光源110、120を点灯駆動させるべく各光源110、120に前記定電流が供給される構成となっている。すると、各光源110、120への前記定電流の供給により各光源110、120が点灯駆動され、かかる光源110、120の点灯(発光)に伴い前記液晶表示パネルがバックライト照明される。
ところで、このような回路構成において、バッテリー140の電源電圧が、ある一定の電圧値ではなく、所定の上限電圧値(例えば18V)と所定の下限電圧値(例えば6V)との間を変動可能であり、また各光源110、120の両端にかかる電圧が各光源110、120の特性上、一定値(例えば4V)であるものとする。
この際、バッテリー140の電源電圧が、前記下限電圧値に近い7Vである場合、各光源110、120に4Vの電圧は印可できないため、回路構成として成立しない。その理由は、第1の光源110の両端にかかる電圧(4V)と第2の光源110の両端にかかる電圧(4V)とを加算した電圧値(8V)が、バッテリー140の電源電圧(7V)を超えてしまうからである。
従って、バッテリー140の電源電圧変動に関係なく、各光源110、120を用いて前記液晶表示パネルをバックライト照明するにあたっては、各光源110、120を直列接続せずに並列接続し、且つ、各光源110、120毎に定電流回路を設ける必要がある。具体的には、図4に示す光源制御回路L2のごとく、第1の光源110とこれに接続される第1の定電流回路130、並びに第2の光源120とこれに接続される第2の定電流回路150をバッテリー140と各々接続する回路構成とする必要がある。つまり、第1の光源110と第2の光源120とが、バッテリー140に対し並列接続され、第1の定電流回路130は第1の光源110に定電流を供給する機能を有し、第2の定電流回路150は第2の光源120に定電流を供給する機能を有することになる。
この図4に示す光源制御回路L2において、各光源110、120の両端にかかる電圧がそれぞれ一定値(4V)である場合、バッテリー140の電源電圧変動に応じて、各定電流回路130、150に供給される電圧値が変動することになる。
例えばバッテリー140の電源電圧が前記下限電圧値に近い7Vであれば、第1の光源110と第2の光源120とがバッテリー140に対し並列接続されていることに伴い、第1の光源110にて2Vの電圧降下が生じ、同様に第2の光源120にて2Vの電圧降下が生じるので、各定電流回路130、150に供給される電圧値V1は、それぞれ7Vー2V=5Vとなる。また、バッテリー140の電源電圧が前記上限電圧値に近い16Vであれば、各定電流回路130、150に供給される電圧値V2は、それぞれ18Vー2V=14Vとなる。
ここで、例えば各光源110、120に供給される前記定電流がともに60mAであるときの各定電流回路130、150にて消費される電力に着目する。まず、第1の定電流回路130では、第1の光源110に供給される定電流60mAは、第1の定電流回路130にて生成される電流値と等しいから、第1の定電流回路130にて消費される電力は、第1の定電流回路130に供給される電圧値と、第1の定電流回路130にて生成される電流値I1とを乗算することで算出される。なお、この場合、第2の定電流回路150にて消費される電力は、第1の定電流回路130にて消費される電力値と同一であるものとする。
例えば、バッテリー140の電源電圧が7Vのとき各定電流回路130、150にて消費される電力P1は電圧値V1×電流値I1=0.3Wとなり、一方、バッテリー140の電源電圧が16Vのとき各定電流回路130、150にて消費される電力P2は電圧値V2×電流値I1=0.84Wとなる。つまり、このことは、バッテリー140の電源電圧が高くなれば、これに連動して各定電流回路130、150にて消費される電力が増加することを意味してなる。
上述した図4に示す光源制御回路L2は、車両に搭載された車両用計器の計器用基板(つまり前記回路基板)の一部に設けられ、各光源110、120の点灯によりオドメータ等(前記表示器)をバックライト照明する場合がある。この場合、光源制御回路L2は、車両内部(車内)に搭載されることになるので、太陽光等の外光が車内に照射された場合、光源制御回路L2自体の温度が高温となることがある。
ここで、光源制御回路L2を構成する構成部品のうち、各定電流回路130、150での許容電力は、常温環境下のときよりも高温環境下のとき(換言すれば、過酷な環境下では)著しく低下することが知られており、具体的には、常温環境下での前記許容電力が1.2Wであったとき、これが高温環境下(例えば70度)になると前記許容電力が常温時に比べて著しく低下し、約半減してしまう(つまり0.6Wとなる)ことがある。
すると、例えば、各定電流回路130、150が、過酷な環境下(高温環境下)にあり、且つ、バッテリー140の電源電圧が前記上限電圧値に近い16Vのとき、各定電流回路130、150にて消費される電力P2は前述したように各々0.84Wとなるが、かかる0.84Wなる電力値は、前述した高温環境下における前記許容電力(0.6W)をオーバーすることになる。従って、かかる過酷な環境下における許容電力値のオーバーは、各定電流回路130、150自体の発熱量を増大させると同時に、各定電流回路130、150を正常に動作させる際の障害となり、これにより各定電流回路130、150が正常に機能せず破壊してしまう虞があった。
そこで本発明は、前述の課題に対して対処するため、過酷な環境下であっても定電流回路が破壊する虞のない車両用表示装置の提供を目的とするものである。
そこで本発明は、前述の課題に対して対処するため、過酷な環境下であっても定電流回路が破壊する虞のない車両用表示装置の提供を目的とするものである。
本発明は、表示手段の背後に配置される第1、第2の光源と、前記第1の光源に定電流を供給すべく前記第1の光源と接続される第1の定電流回路と、前記第2の光源に前記定電流を供給すべく前記第2の光源と接続される第2の定電流回路とを備え、前記第1の光源と前記第1の定電流回路、並びに前記第2の光源と前記第2の定電流回路は車両に搭載されたバッテリーと各々接続されるとともに、前記バッテリーからの電力供給により前記各光源に前記定電流を各々供給し、前記各光源の発光に伴い前記表示手段を照明する構成とした車両用表示装置において、前記バッテリーと前記第1の光源との間に介在する第1配線部に設けられる第1のスイッチ手段と、前記第2の光源と前記第2の定電流回路との間に介在する第2配線部に設けられる第2のスイッチ手段と、前記第1のスイッチ手段と前記第1の光源との間に位置する前記第1配線部箇所と、前記第2の光源と前記第2のスイッチ手段との間に位置する前記第2配線部箇所とを繋ぐ第3配線部に設けられる第3のスイッチ手段と、前記バッテリーの電源電圧を監視し、前記電源電圧が所定の閾値を超えたとき、前記第1、第2のスイッチ手段をオフ状態、前記第3のスイッチ手段をオン状態とし、前記各光源に前記第1の定電流回路に基づく前記定電流を供給する制御手段と、を備えてなることを特徴とする。
本発明によれば、初期の目的を達成でき、過酷な環境下であっても定電流回路が破壊する虞のない車両用表示装置を提供できる。
以下、添付図面に基づき、本発明による車両用表示装置の一実施形態を説明する。なお、図1は、本発明の実施形態による車両用表示装置の断面図、図2は同実施形態による光源制御回路を示すブロック図である。
本実施形態による車両用表示装置としては、例えば車両に搭載された速度計の一部に組み込まれた表示ユニットを適用することができ、かかる表示ユニットDは、図1に示すように表示器(表示手段)1と、表示器1の背後に配置される複数の光源2と、各光源2を実装してなる回路基板3と、各光源2を包囲するように表示器1と回路基板3との間に配置されるケース体4とを備えてなる。
表示器1は、例えば液晶表示パネルからなり、図示しない各種センサからの検出信号(電気信号)に基づいて、車両の走行距離、燃料消費、外気温、時刻等の各種情報を複数の表示セグメント(図示せず)により情報表示するものである。
光源2は、適宜色の照明光を発するチップ型発光ダイオード(LED)からなり、表示器1の背後側となる回路基板3上に実装され、前方側(表示器1側)に照明光を供給する発光体である。なお、この場合、第1の光源2aと第2の光源2bとからなる2個のLEDにて光源2が構成されてなる。
回路基板3は、例えばガラスエポキシ系基材に配線パターン(図示せず)を施した硬質回路基板からなり、表示器1の駆動・制御を行う駆動手段(図示せず)と、各光源2と、後述する光源制御回路と、抵抗、コンデンサ等の各種回路部品(図示せず)とが前記配線パターンに導通接続されている。
ケース体4は、例えば白色合成樹脂からなり、各光源2を取り囲むように回路基板3と表示器1との間に位置し、表示器1を保持する機能等を有する。なお、必要に応じて、ケース体4と表示器1との間に拡散板を介在させ、各光源2から発せられる照明光を前記拡散板によって略均一化させ、この略均一化した照明光を表示器1に導く構成としてもよい。なお、図1中、5は、速度計の文字板であり、この文字板5に設けられた開口部5aを臨むように表示器1が配置されている。
次に、図2を用いて、各光源2を点灯駆動させるための光源制御回路について説明する。
この図2において、光源制御回路10は、回路基板3上に設けられ、制御手段11と、第1の光源2aと、第1のトランジスタ12と、第1の定電流回路13と、第2の光源2bと、第2のトランジスタ14と、第2の定電流回路15と、第3のトランジスタ16とを備えてなり、車両に搭載された駆動電源であるバッテリー17からの電力供給により動作してなる。
なお、本実施形態では、第1の光源2aと第1のトランジスタ12と第1の定電流回路13とが、前記配線パターンの一部である第1配線部P1上に接続され、且つ、第2の光源2bと第2のトランジスタ14と第2の定電流回路15とが、第1配線部P1とは異なる前記配線パターンの他の一部である第2配線部P2上に接続された回路構成となっている。
そして、第1配線部P1と第2配線部P2とは、図2中、第1のトランジスタ12の上方に位置する回路接続部分Cにて接続され、この回路接続部分Cがバッテリー17と接続されてなる。また、本実施形態の場合、バッテリー17の電源電圧は、所定の下限電圧値(6V)と所定の上限電圧値(18V)との間を変動可能となっているものとする。
制御手段11は、CPU、ROM、RAM並びに入出力インターフェイス等を備えたマイクロコンピュータからなる。かかる制御手段11は、この場合、前記下限電圧値(6V)と前記上限電圧値(18V)との間を変動可能なバッテリー17の電源電圧を監視する電源電圧監視機能を備えてなり、前記電源電圧が所定の閾値(本例では12V)以下のとき、第1、第2のトランジスタ12、14をオン状態とし、且つ、第3のトランジスタ16をオフ状態とするような制御信号を生成し、各トランジスタ12、14、16へ出力する。また、制御手段11は、前記電源電圧が前記閾値である12Vを超えたとき、第1、第2のトランジスタ12、14をオフ状態とし、且つ、第3のトランジスタ16をオン状態とするような制御信号を生成し、各トランジスタ12、14、16へ出力する。
第1の光源2aは、表示器1の背後側に配置され、第1の定電流回路13に基づく定電流(以下、これを第1の定電流と言う)が供給されることで点灯駆動される。かかる第1の光源2aは、第1配線部P1上に位置する第1のトランジスタ12と第1の定電流回路13との間に介在してなり、そのアノード側が第1のトランジスタ12のコレクタに接続され、そのカソード側が第1の定電流回路13に接続される。
第1のトランジスタ(第1のスイッチ手段)12は、前記制御信号に応じてオン/オフ状態が切り替わるスイッチ手段となるものである。かかる第1のトランジスタ12は、バッテリー17と第1の光源2aとの間に介在する第1配線部P1上に設けられ、コレクタ側が第1の光源2aのアノード側に接続され、エミッタ側がバッテリー17(回路接続部分C)に接続され、ベース側が制御手段11の出力部に接続されている。
第1の定電流回路13は、例えば定電流回路内蔵ICに備えられ、各トランジスタ12、14、16のオン/オフ状態に応じて、両光源2a、2bのうち少なくとも第1の光源2aに前記第1の定電流を供給する機能を有してなる。なお、第1の定電流回路13は、一端側が第1の光源2aのカソード側に接続され、他端側がグランドレベルに接地される。
第2の光源2bは、第1の光源2aと同様に表示器1の背後側に配置され、第2配線部P2上に位置する回路接続部分Cと、第2のトランジスタ14(または第3のトランジスタ16)との間に介在してなり、そのアノード側が回路接続部分Cに接続され、そのカソード側が第2のトランジスタ14のエミッタ及び第3のトランジスタ16のエミッタに接続される。
第2のトランジスタ(第2のスイッチ手段)14は、前記制御信号に応じてオン/オフ状態が切り替わるスイッチ手段となるものである。かかる第2のトランジスタ14は、第2の光源2bと第2の定電流回路15との間に介在する第2配線部P2上に設けられ、コレクタ側が第2の定電流回路15に接続され、エミッタ側が第2の光源2bのカソード側に接続され、ベース側が制御手段11の出力部に接続されている。
第2の定電流回路15は、例えば定電流回路内蔵ICに備えられ、各トランジスタ12、14、16のオン/オフ状態に応じて、第2の光源2bに第2の定電流回路15に基づく定電流(以下、これを第2の定電流と言う)を供給する機能を有してなる。なお、第2の定電流回路15は、一端側が第2のトランジスタ14のコレクタ側に接続され、他端側がグランドレベルに接地される。また本実施形態の場合、前記第2の定電流の値は、前記第1の定電流の値と略同一であり、本例における定電流の値(前記第1、第2の定電流の値)は、従来と同様にそれぞれ60mAとなっている。
第3のトランジスタ(第3のスイッチ手段)16は、前記制御信号に応じてオン/オフ状態が切り替わるスイッチ手段となるものである。かかる第3のトランジスタ16は、第1のトランジスタ12のコレクタと第1の光源2aのアノードとの間に位置する第1配線部P1箇所と、第2の光源2bのカソードと第2のトランジスタ14のエミッタとの間に位置する第2配線部P2箇所とを繋ぐ第3配線部P3に設けられてなる。
また第3のトランジスタ16は、コレクタ側が第1のトランジスタ12のコレクタと第1の光源2aのアノードとの間に位置する第1配線部P1箇所に接続され、エミッタ側が第2の光源2bのカソードと第2のトランジスタ14のエミッタとの間に位置する第2配線部P2箇所に接続され、ベース側が制御手段11の出力部に接続されている。
以上の各部により、光源制御回路10が構成されている。次に、かかる光源制御回路10における制御手段11の処理動作について説明する。
制御手段11は、この場合、バッテリー17の前記電源電圧を監視し、前記電源電圧が前記閾値以下(つまり12V以下)のとき、第1、第2のトランジスタ12、14をオンさせ、且つ、第3のトランジスタ16をオフさせるような前記制御信号を各トランジスタ12、14、16に出力してなる。
すると、第1、第2のトランジスタ12、14は前記制御信号を受けてオン状態となると同時に第3のトランジスタ16は前記制御信号を受けてオフ状態となり、これにより第1配線部P1においては第1のトランジスタ12を介して回路接続部分C(バッテリー17)と第1の光源2aと第1の定電流回路13とが直列接続されるとともに、第2配線部P2においては第2のトランジスタ14を介して回路接続部分C(バッテリー17)と第2の光源2bと第2の定電流回路15とが直列接続される。
従って、第1配線部P1上にある第1の光源2aには、これを点灯駆動させるべく、第1の定電流回路13を起点として前記第1の定電流が供給され、また第2配線部P2上にある第2の光源2bには、これを点灯駆動させるべく、第2の定電流回路15を起点として第2のトランジスタ14のコレクタ、エミッタを介して前記第2の定電流が供給される。そして、各光源2a、2bが点灯することで表示器1がバックライト照明される。
一方、制御手段11は、前記電源電圧を監視し、前記電源電圧が前記閾値である12Vを超えたとき、第1、第2のトランジスタ12、14をオフさせ、且つ、第3のトランジスタ16をオンさせるような前記制御信号を各トランジスタ12、14、16に出力してなる。
すると、第1、第2のトランジスタ12、14は前記制御信号を受けてオフ状態となると同時に第3のトランジスタ16は前記制御信号を受けてオン状態となり、これにより図2中、点線部分Tにて示すように第3のトランジスタ16を介して回路接続部分C(バッテリー17)と各光源2a、2bと第1の定電流回路13とが直列接続される。
従って、この場合は、第1の光源2aと第2の光源2bとが第1の定電流回路13に直列接続されているから、各光源2a、2bを点灯駆動させるべく、各光源2a、2bには、第1の定電流回路13を起点として前記第1の定電流が供給される。そして、各光源2a、2bが点灯することで表示器1がバックライト照明される。
ここで、バッテリー17の前記電源電圧が、前記閾値(12V)以下の場合と前記閾値(12V)を超えた場合とで、各定電流回路13、15にて消費される電力に着目する。なお、前提条件として、LEDである各光源2a、2bの両端にかかる電圧は、LEDの特性上、一定値であり、この場合、各光源2a、2bの両端にかかる電圧は従来と同様にそれぞれ4Vであるものとする。
まず、バッテリー17の前記電源電圧が、前記閾値以下、例えば7Vであるとき、各トランジスタ12、14、16のうち第1、第2のトランジスタ12、14がオン状態となり、第1の光源2aと第2の光源2aとが回路接続部分C(バッテリー17)に対し並列接続されていることに伴い、第1の光源2aにて2Vの電圧降下が生じ、同様に第2の光源2bにて2Vの電圧降下が生じる。つまり、各定電流回路13、15に供給される電圧値V3は、それぞれ7Vー2V=5Vとなる。
そして、このとき各定電流回路13、15にて消費される電力P3は、各定電流回路13、15に供給される電圧値V3と、各定電流回路13、15にて生成される電流値I2(つまり前記第1、第2の定電流の値60mA)とを乗算することにより算出される。従って、バッテリー17の電源電圧7V時において、各定電流回路13、15にて消費される電力P3は、電圧値V3×電流値I2=0.3Wとなる。
次に、バッテリー17の前記電源電圧が、前記閾値を超えたとき、例えば16Vであるとき、各トランジスタ12、14、16のうち第3のトランジスタ16のみがオン状態となって、バッテリー17と各光源2a、2bと第1の定電流回路13とが直列接続される。従って、このときのバッテリー17の電源電圧16Vは、第1の光源2aの両端にかかる電圧と、第2の光源2bの両端にかかる電圧と、第1の定電流回路13に供給される電圧とを加算したものに等しい。ここで、各光源2a、2bの両端にかかる電圧は各々4Vであるから、第1の定電流回路13に供給される電圧値V4は、16Vー4Vー4V=8Vとなる。
そして、このとき第1の定電流回路13にて消費される電力P4は、第1の定電流回路13に供給される電圧値V4と、第1の定電流回路13にて生成される電流値I2(60mA)とを乗算することにより算出される。従って、バッテリー17の電源電圧16V時において、第1の定電流回路13にて消費される電力P4は、電圧値V4×電流値I2=0.48Wとなる。なお、この電源電圧16V時、第2の定電流回路15にて消費される電力は、第2のトランジスタ14がオフされることにより0Wとなる。
かかる実施形態によれば、制御手段11が、前記電源電圧を監視し、前記電源電圧が前記閾値(12V)以下のとき、第1、第2のトランジスタ12、14をオン状態、第3のトランジスタ16をオフ状態とし、第1の光源2aに前記第1の定電流を供給し、且つ第2の光源2bに前記第2の定電流を供給する制御を行うとともに、前記電源電圧が前記閾値(12V)を超えたとき、第1、第2のトランジスタ12、14をオフ状態、第3のトランジスタ16をオン状態とし、第1、第2の光源2a、2bに前記第1の定電流を供給する制御を行う構成となっている。
このような構成としたことにより、前記電源電圧が前記閾値以下の状態から前記閾値を超えた状態となったとき、第1の定電流回路13に供給される電圧の一部を第1の光源2aだけではなく両光源2a、2bに分散させることができる。
つまり、従来技術にて説明したように、過酷な環境下(高温環境下)での定電流回路の許容電力が著しく低下し、例えば0.6Wなる電力値に低下し、且つ、前記電源電圧が前記閾値を超え、16Vとなった場合、定電流回路にて消費される電力は、従来では前記許容電力をオーバーした0.84Wであったのが、本発明によれば第1、第2のトランジスタ12、14のオフ制御、第3のトランジスタ16のオン制御により両光源2a、2bと第1の定電流回路13とを直列接続させることで、第1の定電流回路13に供給される電圧の一部が各光源2a、2bに分散され、前述したように0.48Wとなり、前記許容電力をオーバーしない構成となる。これにより、過酷な環境下であっても、定電流回路を正常に動作させることが可能となり、定電流回路が破壊する虞がなくなる。
また、前記電源電圧が16Vとなった場合においては、図4に示す従来の光源制御回路にて2つの定電流回路にて消費される電力は、合計で1.68W(0.84W×2)であったのが、本発明によれば第1、第2のトランジスタ12、14のオフ制御、第3のトランジスタ16のオン制御により両光源2a、2bと第1の定電流回路13とを直列接続させることで、第1の定電流回路13に供給される電圧の一部が各光源2a、2bに分散され、2つの定電流回路13、15にて消費される電力は、合計で0.48Wとなるので、2つの定電流回路から発せられる発熱量を大幅に低減させることが可能となる。
また本実施形態では、各スイッチ手段12、14、16として全てトランジスタを採用した例について説明したが、例えばスイッチ手段12、14、16のうち少なくとも1つをトランジスタではなくリレーもしくはサイリスタに置き換えてもよい。
1 表示器(表示手段)
2 光源
2a 第1の光源
2b 第2の光源
10 光源制御回路
11 制御手段
12 第1のトランジスタ(第1のスイッチ手段)
13 第1の定電流回路
14 第2のトランジスタ(第2のスイッチ手段)
15 第2の定電流回路
16 第3のトランジスタ(第3のスイッチ手段)
17 バッテリー
C 回路接続部分
P1 第1の配線部
P2 第2の配線部
P3 第3の配線部
2 光源
2a 第1の光源
2b 第2の光源
10 光源制御回路
11 制御手段
12 第1のトランジスタ(第1のスイッチ手段)
13 第1の定電流回路
14 第2のトランジスタ(第2のスイッチ手段)
15 第2の定電流回路
16 第3のトランジスタ(第3のスイッチ手段)
17 バッテリー
C 回路接続部分
P1 第1の配線部
P2 第2の配線部
P3 第3の配線部
Claims (1)
- 表示手段の背後に配置される第1、第2の光源と、前記第1の光源に定電流を供給すべく前記第1の光源と接続される第1の定電流回路と、前記第2の光源に前記定電流を供給すべく前記第2の光源と接続される第2の定電流回路とを備え、
前記第1の光源と前記第1の定電流回路、並びに前記第2の光源と前記第2の定電流回路は車両に搭載されたバッテリーと各々接続されるとともに、前記バッテリーからの電力供給により前記各光源に前記定電流を各々供給し、前記各光源の発光に伴い前記表示手段を照明する構成とした車両用表示装置において、
前記バッテリーと前記第1の光源との間に介在する第1配線部に設けられる第1のスイッチ手段と、
前記第2の光源と前記第2の定電流回路との間に介在する第2配線部に設けられる第2のスイッチ手段と、
前記第1のスイッチ手段と前記第1の光源との間に位置する前記第1配線部箇所と、前記第2の光源と前記第2のスイッチ手段との間に位置する前記第2配線部箇所とを繋ぐ第3配線部に設けられる第3のスイッチ手段と、
前記バッテリーの電源電圧を監視し、前記電源電圧が所定の閾値を超えたとき、前記第1、第2のスイッチ手段をオフ状態、前記第3のスイッチ手段をオン状態とし、前記各光源に前記第1の定電流回路に基づく前記定電流を供給する制御手段と、を備えてなることを特徴とする車両用表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008122820A JP2009272190A (ja) | 2008-05-09 | 2008-05-09 | 車両用表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008122820A JP2009272190A (ja) | 2008-05-09 | 2008-05-09 | 車両用表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009272190A true JP2009272190A (ja) | 2009-11-19 |
Family
ID=41438563
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008122820A Pending JP2009272190A (ja) | 2008-05-09 | 2008-05-09 | 車両用表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009272190A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015167213A (ja) * | 2014-03-04 | 2015-09-24 | 新日本無線株式会社 | Led駆動回路 |
JP2017017127A (ja) * | 2015-06-30 | 2017-01-19 | 新日本無線株式会社 | Led駆動回路 |
CN106402707A (zh) * | 2016-09-26 | 2017-02-15 | 漳州立达信光电子科技有限公司 | 发光二极管装置 |
-
2008
- 2008-05-09 JP JP2008122820A patent/JP2009272190A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015167213A (ja) * | 2014-03-04 | 2015-09-24 | 新日本無線株式会社 | Led駆動回路 |
JP2017017127A (ja) * | 2015-06-30 | 2017-01-19 | 新日本無線株式会社 | Led駆動回路 |
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