JP2009272155A - 電気コネクタ - Google Patents
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Abstract
【課題】圧着端子をコネクタハウジングに位置固定した際に、固定のガタをなくすようにしてコンタクト部の接続を安定させる。
【解決手段】圧着端子3における断面コ字型の側壁面に係止用の突起が外側に向けて突設され、コネクタハウジング4に、前記圧着端子に接続ケーブルを直列的に接続する長手方向に対して直交する方向において、前記圧着端子の突起3bが挿入されて係合し係止する係止部4aが設けられるとともに、前記コネクタハウジングのコネクタ本体4bとヒンジ4cを介して設けられる蓋部材であって前記圧着端子が前記コネクタハウジングに装着された後に当該圧着端子が前記長手方向に直交する方向に抜け出さないように前記ヒンジで回動して閉蓋してロックされる脱着防止蓋4dが設けられている電気コネクタ1とする。
【選択図】図1
【解決手段】圧着端子3における断面コ字型の側壁面に係止用の突起が外側に向けて突設され、コネクタハウジング4に、前記圧着端子に接続ケーブルを直列的に接続する長手方向に対して直交する方向において、前記圧着端子の突起3bが挿入されて係合し係止する係止部4aが設けられるとともに、前記コネクタハウジングのコネクタ本体4bとヒンジ4cを介して設けられる蓋部材であって前記圧着端子が前記コネクタハウジングに装着された後に当該圧着端子が前記長手方向に直交する方向に抜け出さないように前記ヒンジで回動して閉蓋してロックされる脱着防止蓋4dが設けられている電気コネクタ1とする。
【選択図】図1
Description
本発明は、圧着端子と該圧着端子を挿着して固定するコネクタハウジングとからなる電気コネクタに関するものである。
従来、接続ケーブルを圧着端子にかしめて接続し、この圧着端子をコネクタハウジングに挿着するには、例えば、図2に示すように、圧着端子21にケーブル22を装着して、かしめ部23でかしめて電気的に接続し、固定する。そして、この圧着端子21を、合成樹脂製のコネクタハウジング24の一端側開口部から挿入する。
その後、前記コネクタハウジング24のバネ性を有したモールドランス24aの部分で、前記圧着端子21の長手方向の途中にそれと直交する方向に設けてある突起25が乗り越えて係止され、圧着端子21が戻らないようにロックされる。このように、圧着端子21の挿入方向に沿って、モールドランスがあって、抜止め防止手段でないようになっている。
また、図3に示すように、圧着端子26に弾性を有したコンタクトランス26aが設けてある。この圧着端子26がケーブル22を接続固定した後、コネクタハウジング27にその一端開口部から挿入されると、前記コネクタハウジング27の長手方向の途中の内側に段部27aが設けられているので、ここに前記コンタクトランス26aの先端部が落ち込んで引っかかる。こうして、挿入方向と反対側に抜け出さないようにされている。このような従来の電気コネクタとして、図4又は図5に示す構造のコンタクトランス28a,29aが知られており、更に、公知文献として特許文献1に記載のコネクタが知られている。
特開2006−221819号公報
しかし、従来の電気コネクタにおいては、圧着端子21若しくは圧着端子26の挿入方向に沿ってランスが設けられているので、抜けだしを防止するものの、そのランスの先端面と係止部の端面との間に若干の隙間があり、その分、挿入方向におけるガタとなる。また、圧着端子を繰り返して使用することで、次第にランスと係止部との係止作用が甘くなり、圧着端子を強く挿入方向と逆方向に引っ張ると、抜けてしまうこともある。本発明に係る電気コネクタは、このような課題を解決するために提案されたものである。
本発明に係る電気コネクタの上記課題を解決して目的を達成するための要旨は、接続ケーブルと電気的に接続される圧着端子と、該圧着端子を位置決めして固定するコネクタハウジングとでなる電気コネクタであって、前記圧着端子における断面コ字型の側壁面に係止用の突起が外側に向けて突設され、前記コネクタハウジングに、前記圧着端子に接続ケーブルを直列的に接続する長手方向に対して直交する方向において、前記圧着端子の突起が挿入されて係合し係止する係止部が設けられるとともに、前記コネクタハウジングのコネクタ本体とヒンジを介して設けられる蓋部材であって前記圧着端子が前記コネクタハウジングに装着された後に当該圧着端子が前記長手方向に直交する方向に抜け出さないように前記ヒンジで回動して閉蓋してロックされる脱着防止蓋が設けられていることである。
本発明の電気コネクタによれば、圧着端子が接続ケーブルによる引き抜き方向に対して直交する方向にコネクタハウジングの嵌合部に挿入され嵌合されているので、前記接続ケーブルの長手方向に当該圧着端子が引き抜かれるおそれがない。そして、コネクタハウジングに装着された圧着端子の位置固定のガタが前記長手方向において無くなり、圧着端子のコンタクト部の接触が安定する。
本発明に係る電気コネクタ1は、図1(A),(B)に示すように、接続ケーブル2電気的に接続される圧着端子3と、該圧着端子3を位置決めして固定する、合成樹脂製のコネクタハウジング4とでなる。
前記電気コネクタ1は、図1(B)に示すように、前記圧着端子3における断面コ字型の側壁面3aに係止用の突起3bが外側に向けて突設されている。
そして、前記コネクタハウジング4に、前記圧着端子3に接続ケーブル2を直列的に接続する長手方向aに対して直交する方向bにおいて、前記圧着端子3の突起3bが挿入されて係合し係止する係止部4aが設けられている。
そして、前記コネクタハウジング4に、前記圧着端子3に接続ケーブル2を直列的に接続する長手方向aに対して直交する方向bにおいて、前記圧着端子3の突起3bが挿入されて係合し係止する係止部4aが設けられている。
更に、前記コネクタハウジング4のコネクタ本体4bとヒンジ4cを介して設けられる蓋部材であって、前記圧着端子3が前記コネクタハウジング4に装着された後に当該圧着端子3が前記長手方向aに直交する方向bに抜け出さないように、前記ヒンジ4cで回動して閉蓋してロックされる脱着防止蓋4dが設けられている。
前記脱着防止蓋4dは、その先端部が回動して、コネクタ本体4bの後端部に立設したロック部4eに係止してロックされるものである。この脱着防止蓋4dがロックされ閉蓋されることで、前記圧着端子3が、前記直交方向bへの抜け出しが防止される。
前記圧着端子3は、接続しているケーブル2によって、そのケーブル2の長手方向aに引っ張られても、装着された状態では係止部4aに突起部3bが係止されているので、抜け出すことがない。前記突起部3bは、側壁面3aの外側に広がろうとする弾性力により確実に係止される。
このようにして、電気コネクタ1は、接続ケーブル2を接続した圧着端子3を、引っ張られる方向(長手方向a)に対して直交する方向bに位置決めして固定しているので、挿着状態において長手方向a及び直交する方向bともにガタがなく、圧着端子3のコンタクト部3cの接触位置が安定する。
このようにして、電気コネクタ1は、接続ケーブル2を接続した圧着端子3を、引っ張られる方向(長手方向a)に対して直交する方向bに位置決めして固定しているので、挿着状態において長手方向a及び直交する方向bともにガタがなく、圧着端子3のコンタクト部3cの接触位置が安定する。
1 電気コネクタ、
2 接続ケーブル、
3 圧着端子、 3a 側壁面、
3b 突起、 3c コンタクト部、
4 コネクタハウジング、 4a 係止部、
4b コネクタ本体、 4c ヒンジ、
4d 脱着防止蓋、 4e ロック部、
21 圧着端子、
22 ケーブル、
23 かしめ部、
24 コネクタハウジング、 24a モールドランス、
25 突起、
26 圧着端子、 26a コンタクトランス、
27 コネクタハウジング、 27a 段部、
28a コンタクトランス、
29a コンタクトランス。
2 接続ケーブル、
3 圧着端子、 3a 側壁面、
3b 突起、 3c コンタクト部、
4 コネクタハウジング、 4a 係止部、
4b コネクタ本体、 4c ヒンジ、
4d 脱着防止蓋、 4e ロック部、
21 圧着端子、
22 ケーブル、
23 かしめ部、
24 コネクタハウジング、 24a モールドランス、
25 突起、
26 圧着端子、 26a コンタクトランス、
27 コネクタハウジング、 27a 段部、
28a コンタクトランス、
29a コンタクトランス。
Claims (1)
- 接続ケーブルと電気的に接続される圧着端子と、
該圧着端子を位置決めして固定するコネクタハウジングとでなる電気コネクタであって、
前記圧着端子における断面コ字型の側壁面に係止用の突起が外側に向けて突設され、
前記コネクタハウジングに、前記圧着端子に接続ケーブルを直列的に接続する長手方向に対して直交する方向において、前記圧着端子の突起が挿入されて係合し係止する係止部が設けられるとともに、
前記コネクタハウジングのコネクタ本体とヒンジを介して設けられる蓋部材であって前記圧着端子が前記コネクタハウジングに装着された後に当該圧着端子が前記長手方向に直交する方向に抜け出さないように前記ヒンジで回動して閉蓋してロックされる脱着防止蓋が設けられていること、
を特徴とする電気コネクタ。
Priority Applications (2)
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---|---|---|---|
JP2008122130A JP2009272155A (ja) | 2008-05-08 | 2008-05-08 | 電気コネクタ |
US12/436,934 US7806728B2 (en) | 2008-05-08 | 2009-05-07 | Electrical connector with crimp contact |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008122130A JP2009272155A (ja) | 2008-05-08 | 2008-05-08 | 電気コネクタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009272155A true JP2009272155A (ja) | 2009-11-19 |
Family
ID=41267230
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008122130A Pending JP2009272155A (ja) | 2008-05-08 | 2008-05-08 | 電気コネクタ |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US7806728B2 (ja) |
JP (1) | JP2009272155A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015536537A (ja) * | 2012-10-30 | 2015-12-21 | ローゼンベルガー ホーフフレクベンツテクニーク ゲーエムベーハー ウント ツェーオー カーゲー | 絶縁部品を有する差込式コネクタ |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011014423A (ja) * | 2009-07-03 | 2011-01-20 | Yazaki Corp | コネクタ |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS63111779U (ja) * | 1987-01-10 | 1988-07-18 | ||
JPH0684682U (ja) * | 1993-05-19 | 1994-12-02 | エスエムケイ株式会社 | 電線用コネクタ |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US3764960A (en) * | 1972-05-25 | 1973-10-09 | Prod Inc Van | Cluster assembly and connector clip therefor |
JP3998922B2 (ja) * | 2001-05-25 | 2007-10-31 | 矢崎総業株式会社 | コネクタ |
JP2006221819A (ja) | 2005-02-08 | 2006-08-24 | Fujikura Ltd | コネクタ及びその製造方法 |
CN2932717Y (zh) * | 2006-08-01 | 2007-08-08 | 富士康(昆山)电脑接插件有限公司 | 电连接器 |
-
2008
- 2008-05-08 JP JP2008122130A patent/JP2009272155A/ja active Pending
-
2009
- 2009-05-07 US US12/436,934 patent/US7806728B2/en not_active Expired - Fee Related
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KR101900377B1 (ko) | 2012-10-30 | 2018-09-20 | 로젠버거 호흐프리쿠벤츠테흐닉 게엠베하 운트 코. 카게 | 삽입형 커넥터 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US7806728B2 (en) | 2010-10-05 |
US20090280700A1 (en) | 2009-11-12 |
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