JP2009262471A - 流体噴射ヘッド支持装置、流体噴射ユニット、及び流体噴射装置 - Google Patents
流体噴射ヘッド支持装置、流体噴射ユニット、及び流体噴射装置 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】流体噴射ヘッドを支持する支持部の向きを精度よくターゲットの搬送方向に合わ
せることが可能な流体噴射ヘッド支持装置、流体噴射ユニット、及び流体噴射装置を提供
する。
【解決手段】記録ヘッド支持装置16は、上流側から下流側に向かって搬送されるカット
用紙にインクを噴射するための複数の記録ヘッド15を支持する支持部17と、該支持部
17の右側面及び左側面にそれぞれ2つずつ左右方向に沿って延設されたアーム部18と
を備えている。各アーム部18には、支持部17を位置決め状態で固定可能な位置決め孔
19がそれぞれ設けられている。
【選択図】図2
せることが可能な流体噴射ヘッド支持装置、流体噴射ユニット、及び流体噴射装置を提供
する。
【解決手段】記録ヘッド支持装置16は、上流側から下流側に向かって搬送されるカット
用紙にインクを噴射するための複数の記録ヘッド15を支持する支持部17と、該支持部
17の右側面及び左側面にそれぞれ2つずつ左右方向に沿って延設されたアーム部18と
を備えている。各アーム部18には、支持部17を位置決め状態で固定可能な位置決め孔
19がそれぞれ設けられている。
【選択図】図2
Description
本発明は、例えば、インクジェット式プリンタなどの流体噴射装置、該流体噴射装置に
備えられる流体噴射ユニット、及び該流体噴射ユニットに備えられる流体噴射ヘッド支持
装置に関する。
備えられる流体噴射ユニット、及び該流体噴射ユニットに備えられる流体噴射ヘッド支持
装置に関する。
一般に、流体噴射ヘッドから流体を噴射する画像形成装置(流体噴射装置)の一種とし
て、ラインヘッド方式のインクジェット式プリンタ(以下、単に「プリンタ」という。)
が知られている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1のプリンタでは、ヘッドフ
レーム(流体噴射ヘッド支持装置)に支持されたインクヘッド(流体噴射ヘッド)からベ
ルトプラテン(搬送手段)によって搬送される枚葉紙(ターゲット)にインク(流体)を
噴射することで、該枚葉紙に画像を形成するようになっている。
て、ラインヘッド方式のインクジェット式プリンタ(以下、単に「プリンタ」という。)
が知られている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1のプリンタでは、ヘッドフ
レーム(流体噴射ヘッド支持装置)に支持されたインクヘッド(流体噴射ヘッド)からベ
ルトプラテン(搬送手段)によって搬送される枚葉紙(ターゲット)にインク(流体)を
噴射することで、該枚葉紙に画像を形成するようになっている。
そして、特許文献1のプリンタでは、ヘッドフレームが、枚葉紙の搬送方向における下
流側端部及び枚葉紙の搬送方向と直交する方向における両端部に設けられた3つの固定部
(アーム部)において装置本体フレームにねじで締め付け固定されている。
特開2006−212927号公報
流側端部及び枚葉紙の搬送方向と直交する方向における両端部に設けられた3つの固定部
(アーム部)において装置本体フレームにねじで締め付け固定されている。
ところで、例えば、特許文献1のプリンタにおいて、組立時に、3つの固定部のうちの
いずれか1つを支点としてヘッドフレームを回動させることで、ヘッドフレームの向きを
ベルトプラテンが枚葉紙を搬送する方向に合わせようとした場合には、各固定部間の距離
が短いため、ヘッドフレームの回動半径を十分に確保することができない。このため、ヘ
ッドフレームの向きをベルトプラテンが枚葉紙を搬送する方向に精度よく合わせることが
困難であった。
いずれか1つを支点としてヘッドフレームを回動させることで、ヘッドフレームの向きを
ベルトプラテンが枚葉紙を搬送する方向に合わせようとした場合には、各固定部間の距離
が短いため、ヘッドフレームの回動半径を十分に確保することができない。このため、ヘ
ッドフレームの向きをベルトプラテンが枚葉紙を搬送する方向に精度よく合わせることが
困難であった。
本発明は、このような従来技術に存在する問題点に着目してなされたものであり、その
目的は、流体噴射ヘッドを支持する支持部の向きを精度よくターゲットの搬送方向に合わ
せることが可能な流体噴射ヘッド支持装置、流体噴射ユニット、及び流体噴射装置を提供
することにある。
目的は、流体噴射ヘッドを支持する支持部の向きを精度よくターゲットの搬送方向に合わ
せることが可能な流体噴射ヘッド支持装置、流体噴射ユニット、及び流体噴射装置を提供
することにある。
上記目的を達成するために、本発明の流体噴射ヘッド支持装置は、上流側から下流側に
向かって搬送されるターゲットに流体を噴射するための流体噴射ヘッドを支持する支持部
と、前記ターゲットの搬送方向における前記支持部の一端側及び他端側にそれぞれ少なく
とも1つずつ前記ターゲットの搬送方向に沿って延設されたアーム部とを備え、前記各ア
ーム部には、前記支持部を位置決め状態で固定可能な複数の位置決め部がそれぞれ設けら
れている。
向かって搬送されるターゲットに流体を噴射するための流体噴射ヘッドを支持する支持部
と、前記ターゲットの搬送方向における前記支持部の一端側及び他端側にそれぞれ少なく
とも1つずつ前記ターゲットの搬送方向に沿って延設されたアーム部とを備え、前記各ア
ーム部には、前記支持部を位置決め状態で固定可能な複数の位置決め部がそれぞれ設けら
れている。
この構成によれば、ターゲットの搬送方向における支持部を挟んだ各位置決め部間の距
離を十分に稼ぐことができる。すなわち、各位置決め部のうちのいずれか1つを中心とし
て支持部を回動させて該支持部の向きをターゲットの搬送方向に合わせようとした場合に
、支持部の回動半径を十分に確保することができる。したがって、流体噴射ヘッドを支持
する支持部の向きを精度よくターゲットの搬送方向に合わせることが可能となる。
離を十分に稼ぐことができる。すなわち、各位置決め部のうちのいずれか1つを中心とし
て支持部を回動させて該支持部の向きをターゲットの搬送方向に合わせようとした場合に
、支持部の回動半径を十分に確保することができる。したがって、流体噴射ヘッドを支持
する支持部の向きを精度よくターゲットの搬送方向に合わせることが可能となる。
本発明の流体噴射ヘッド支持装置において、前記支持部の一端側に設けられた前記アー
ム部と前記支持部の他端側に設けられた前記アーム部とは、前記ターゲットの搬送方向に
おいて互いに対応した位置関係を有している。
ム部と前記支持部の他端側に設けられた前記アーム部とは、前記ターゲットの搬送方向に
おいて互いに対応した位置関係を有している。
この構成によれば、支持部をバランスよく安定した状態で位置決めすることが可能とな
る。
本発明の流体噴射ヘッド支持装置において、前記各位置決め部は前記各アーム部の先端
部に位置している。
る。
本発明の流体噴射ヘッド支持装置において、前記各位置決め部は前記各アーム部の先端
部に位置している。
この構成によれば、各位置決め部のうちのいずれか1つを中心として支持部を回動させ
ることで該支持部の向きをターゲットの搬送方向に合わせようとした場合における支持部
の回動半径をより一層大きくすることが可能となる。
ることで該支持部の向きをターゲットの搬送方向に合わせようとした場合における支持部
の回動半径をより一層大きくすることが可能となる。
本発明の流体噴射ユニットは、前記流体噴射ヘッドと、上記構成の流体噴射ヘッド支持
装置とを備えた。
この構成によれば、上記と同様の作用効果を得ることが可能となる。
装置とを備えた。
この構成によれば、上記と同様の作用効果を得ることが可能となる。
本発明の流体噴射装置は、前記ターゲットを搬送する搬送手段と、上記構成の流体噴射
ユニットとを備えた。
この構成によれば、上記と同様の作用効果を得ることが可能となる。
ユニットとを備えた。
この構成によれば、上記と同様の作用効果を得ることが可能となる。
以下、本発明の流体噴射装置をインクジェット式プリンタに具体化した一実施形態を図
面に基づいて説明する。なお、以下の説明において、「前後方向」、「左右方向」、「上
下方向」をいう場合は図1及び図2に矢印で示す前後方向、左右方向、上下方向をそれぞ
れ示すものとする。
面に基づいて説明する。なお、以下の説明において、「前後方向」、「左右方向」、「上
下方向」をいう場合は図1及び図2に矢印で示す前後方向、左右方向、上下方向をそれぞ
れ示すものとする。
図1に示すように、流体噴射装置としてのインクジェット式プリンタ11は、図示しな
い本体フレーム内に、ターゲットとしてのカット用紙12を搬送するための搬送手段とし
ての搬送ユニット13と、該搬送ユニット13の上方に該搬送ユニット13と対向するよ
うに配設された流体噴射ユニットとしての記録ヘッドユニット14とを備えている。
い本体フレーム内に、ターゲットとしてのカット用紙12を搬送するための搬送手段とし
ての搬送ユニット13と、該搬送ユニット13の上方に該搬送ユニット13と対向するよ
うに配設された流体噴射ユニットとしての記録ヘッドユニット14とを備えている。
図1及び図2に示すように、記録ヘッドユニット14は、複数の流体噴射ヘッドとして
の記録ヘッド15と、該各記録ヘッド15を支持する流体噴射ヘッド支持装置としての記
録ヘッド支持装置16とを備えている。記録ヘッド支持装置16は左右方向に長い矩形板
状をなす支持部17を備えており、該支持部17の左右両側面における前端及び後端には
左右方向に長い矩形板状のアーム部18が左右方向に沿ってそれぞれ延設されている。す
なわち、本実施形態では、支持部17に4つのアーム部18が設けられている。
の記録ヘッド15と、該各記録ヘッド15を支持する流体噴射ヘッド支持装置としての記
録ヘッド支持装置16とを備えている。記録ヘッド支持装置16は左右方向に長い矩形板
状をなす支持部17を備えており、該支持部17の左右両側面における前端及び後端には
左右方向に長い矩形板状のアーム部18が左右方向に沿ってそれぞれ延設されている。す
なわち、本実施形態では、支持部17に4つのアーム部18が設けられている。
そして、支持部17の左側面に設けられた2つのアーム部18と支持部17の右側面に
設けられた2つのアーム部18とは、左右方向においてそれぞれ互いに対応した位置関係
を有している。したがって、記録ヘッド支持装置16は左右対称になっている。また、記
録ヘッド支持装置16は、支持部17の厚さと各アーム部18の厚さとが同じになってお
り、支持部17の上下両面と各アーム部18の上下両面とはそれぞれ互いに面一になって
いる。
設けられた2つのアーム部18とは、左右方向においてそれぞれ互いに対応した位置関係
を有している。したがって、記録ヘッド支持装置16は左右対称になっている。また、記
録ヘッド支持装置16は、支持部17の厚さと各アーム部18の厚さとが同じになってお
り、支持部17の上下両面と各アーム部18の上下両面とはそれぞれ互いに面一になって
いる。
各アーム部18の先端部には、支持部17を図示しないボルト及びナットによって位置
決め状態で本体フレーム(図示略)に固定可能な位置決め部としての位置決め孔19がそ
れぞれ形成されている。各アーム部18のうち支持部17の左後部に位置するアーム部1
8に形成された位置決め孔19には本体フレーム(図示略)に立設されたピン20が挿通
されており、該ピン20を中心として記録ヘッド支持装置16が回動可能になっている。
決め状態で本体フレーム(図示略)に固定可能な位置決め部としての位置決め孔19がそ
れぞれ形成されている。各アーム部18のうち支持部17の左後部に位置するアーム部1
8に形成された位置決め孔19には本体フレーム(図示略)に立設されたピン20が挿通
されており、該ピン20を中心として記録ヘッド支持装置16が回動可能になっている。
図2に示すように、各アーム部18のうち支持部17の右前部に位置するアーム部18
の前隣の位置及び各アーム部18のうち支持部17の右後部に位置するアーム部18の後
隣の位置には前側マイクロメータヘッド30及び後側マイクロメータヘッド31がそれぞ
れ配置されている。両マイクロメータヘッド30,31はそれぞれ本体フレーム(図示略
)に固定されている。
の前隣の位置及び各アーム部18のうち支持部17の右後部に位置するアーム部18の後
隣の位置には前側マイクロメータヘッド30及び後側マイクロメータヘッド31がそれぞ
れ配置されている。両マイクロメータヘッド30,31はそれぞれ本体フレーム(図示略
)に固定されている。
そして、前側マイクロメータヘッド30を、該前側マイクロメータヘッド30が支持部
17の右前部に位置するアーム部18を後方側へ押圧するように操作することで、ピン2
0を中心として記録ヘッド支持装置16が平面視で反時計方向に回動されるようになって
いる。一方、後側マイクロメータヘッド31を、該後側マイクロメータヘッド31が支持
部17の右後部に位置するアーム部18を前方側へ押圧するように操作することで、ピン
20を中心として記録ヘッド支持装置16が平面視で時計方向に回動されるようになって
いる。
17の右前部に位置するアーム部18を後方側へ押圧するように操作することで、ピン2
0を中心として記録ヘッド支持装置16が平面視で反時計方向に回動されるようになって
いる。一方、後側マイクロメータヘッド31を、該後側マイクロメータヘッド31が支持
部17の右後部に位置するアーム部18を前方側へ押圧するように操作することで、ピン
20を中心として記録ヘッド支持装置16が平面視で時計方向に回動されるようになって
いる。
図2に示すように、支持部17には、複数(本実施形態では22個)の記録ヘッド15
が互いに離間した状態で支持されている。22個の記録ヘッド15は11個の記録ヘッド
15を前後方向に沿って千鳥状をなすように規則的に2列に配列してなる記録ヘッド列2
1を2組形成しており、該両記録ヘッド列21は左右方向に所定間隔を置いて平行に並ん
でいる。両記録ヘッド列21は前後方向における幅がカット用紙12の幅よりも長くなっ
ており、両記録ヘッド列21における各記録ヘッド15同士は左右方向から投影した際に
それぞれ部分的に重なっている。
が互いに離間した状態で支持されている。22個の記録ヘッド15は11個の記録ヘッド
15を前後方向に沿って千鳥状をなすように規則的に2列に配列してなる記録ヘッド列2
1を2組形成しており、該両記録ヘッド列21は左右方向に所定間隔を置いて平行に並ん
でいる。両記録ヘッド列21は前後方向における幅がカット用紙12の幅よりも長くなっ
ており、両記録ヘッド列21における各記録ヘッド15同士は左右方向から投影した際に
それぞれ部分的に重なっている。
そして、図1に示すように、各記録ヘッド15には図示しないインクカートリッジから
それぞれインクが供給されるようになっており、該インクを各記録ヘッド15の下面に設
けられた図示しないノズルから搬送ユニット13によって搬送されるカット用紙12に対
してそれぞれ噴射することで印刷が行われるようになっている。
それぞれインクが供給されるようになっており、該インクを各記録ヘッド15の下面に設
けられた図示しないノズルから搬送ユニット13によって搬送されるカット用紙12に対
してそれぞれ噴射することで印刷が行われるようになっている。
また、図1に示すように、搬送ユニット13は左右方向に長い矩形板状のプラテン22
を備えている。プラテン22の右側には前後方向に延びる駆動ローラ23が駆動モータ2
4によって回転駆動可能に配置される一方、プラテン22の左側には前後方向に延びる従
動ローラ25が回転可能に配置されている。さらに、プラテン22の下側には前後方向に
延びるテンションローラ26が回転可能に配置されている。
を備えている。プラテン22の右側には前後方向に延びる駆動ローラ23が駆動モータ2
4によって回転駆動可能に配置される一方、プラテン22の左側には前後方向に延びる従
動ローラ25が回転可能に配置されている。さらに、プラテン22の下側には前後方向に
延びるテンションローラ26が回転可能に配置されている。
駆動ローラ23、従動ローラ25、及びテンションローラ26には、プラテン22を囲
むように、多数の貫通孔を有する無端状の搬送ベルト27が巻き回されている。この場合
、テンションローラ26は、図示しないばね部材によって下側に向かって付勢されており
、搬送ベルト27にテンションを付与することで該搬送ベルト27の弛みを抑制するよう
になっている。
むように、多数の貫通孔を有する無端状の搬送ベルト27が巻き回されている。この場合
、テンションローラ26は、図示しないばね部材によって下側に向かって付勢されており
、搬送ベルト27にテンションを付与することで該搬送ベルト27の弛みを抑制するよう
になっている。
そして、駆動ローラ23を前側から見て時計方向に回転駆動することで、搬送ベルト2
7が駆動ローラ23、テンションローラ26、及び従動ローラ25の外側を前側から見て
時計方向に周回移動されるようになっている。この場合、搬送ベルト27の内側の面はプ
ラテン22の上面を左側から右側に向かって摺動するとともに、搬送ベルト27上のカッ
ト用紙12は上流側である左側から下流側である右側に向かって搬送されるようになって
いる。
7が駆動ローラ23、テンションローラ26、及び従動ローラ25の外側を前側から見て
時計方向に周回移動されるようになっている。この場合、搬送ベルト27の内側の面はプ
ラテン22の上面を左側から右側に向かって摺動するとともに、搬送ベルト27上のカッ
ト用紙12は上流側である左側から下流側である右側に向かって搬送されるようになって
いる。
また、プラテン22の上面と対向する位置にあるカット用紙12は、図示しない吸引手
段によって搬送ベルト27越しにプラテン22側に吸引されるようになっている。すなわ
ち、プラテン22の上面と対向する位置にあるカット用紙12は、プラテン22により搬
送ベルト27を介して支持されるようになっている。
段によって搬送ベルト27越しにプラテン22側に吸引されるようになっている。すなわ
ち、プラテン22の上面と対向する位置にあるカット用紙12は、プラテン22により搬
送ベルト27を介して支持されるようになっている。
また、従動ローラ25の左斜め上側には、未印刷の複数のカット用紙12を1枚ずつ順
次搬送ベルト27上に給紙するための上下一対の給紙ローラ28が設けられている。一方
、駆動ローラ23の右斜め上側には、印刷後のカット用紙12を1枚ずつ搬送ベルト27
上から排紙するための上下一対の排紙ローラ29が設けられている。
次搬送ベルト27上に給紙するための上下一対の給紙ローラ28が設けられている。一方
、駆動ローラ23の右斜め上側には、印刷後のカット用紙12を1枚ずつ搬送ベルト27
上から排紙するための上下一対の排紙ローラ29が設けられている。
次に、記録ヘッド支持装置16の向きをカット用紙12の搬送方向である左右方向に合
わせる際の作用について説明する。
さて、インクジェット式プリンタ11の本体フレーム(図示略)に記録ヘッド支持装置
16を組み付けた際に、該記録ヘッド支持装置16が水平面内において左右方向に対して
ピン20を中心として時計方向に傾いている場合には、前側マイクロメータヘッド30を
操作して、記録ヘッド支持装置16を、ピン20を中心として反時計方向に回動する。こ
のとき、後側マイクロメータヘッド31はピン20を中心とした記録ヘッド支持装置16
の反時計方向への回動を妨げないように操作される。
わせる際の作用について説明する。
さて、インクジェット式プリンタ11の本体フレーム(図示略)に記録ヘッド支持装置
16を組み付けた際に、該記録ヘッド支持装置16が水平面内において左右方向に対して
ピン20を中心として時計方向に傾いている場合には、前側マイクロメータヘッド30を
操作して、記録ヘッド支持装置16を、ピン20を中心として反時計方向に回動する。こ
のとき、後側マイクロメータヘッド31はピン20を中心とした記録ヘッド支持装置16
の反時計方向への回動を妨げないように操作される。
そして、水平面内における左右方向に対する記録ヘッド支持装置16の傾きが0になっ
た位置で前側マイクロメータヘッド30の操作を止め、各アーム部18にそれぞれ形成さ
れた位置決め孔19のうちピン20が挿通されていない3つの位置決め孔19においてそ
れぞれの各アーム部18を本体フレーム(図示略)に図示しないボルト及びナットによっ
て締め付けて固定すればよい。
た位置で前側マイクロメータヘッド30の操作を止め、各アーム部18にそれぞれ形成さ
れた位置決め孔19のうちピン20が挿通されていない3つの位置決め孔19においてそ
れぞれの各アーム部18を本体フレーム(図示略)に図示しないボルト及びナットによっ
て締め付けて固定すればよい。
一方、インクジェット式プリンタ11の本体フレーム(図示略)に記録ヘッド支持装置
16を組み付けた際に、該記録ヘッド支持装置16が水平面内において左右方向に対して
ピン20を中心として反時計方向に傾いている場合には、後側マイクロメータヘッド31
を操作して、記録ヘッド支持装置16を、ピン20を中心として時計方向に回動する。こ
のとき、前側マイクロメータヘッド30はピン20を中心とした記録ヘッド支持装置16
の時計方向への回動を妨げないように操作される。
16を組み付けた際に、該記録ヘッド支持装置16が水平面内において左右方向に対して
ピン20を中心として反時計方向に傾いている場合には、後側マイクロメータヘッド31
を操作して、記録ヘッド支持装置16を、ピン20を中心として時計方向に回動する。こ
のとき、前側マイクロメータヘッド30はピン20を中心とした記録ヘッド支持装置16
の時計方向への回動を妨げないように操作される。
そして、水平面内における左右方向に対する記録ヘッド支持装置16の傾きが0になっ
た位置で後側マイクロメータヘッド31の操作を止め、各アーム部18にそれぞれ形成さ
れた位置決め孔19のうちピン20が挿通されていない3つの位置決め孔19においてそ
れぞれの各アーム部18を本体フレーム(図示略)に図示しないボルト及びナットによっ
て締め付けて固定すればよい。
た位置で後側マイクロメータヘッド31の操作を止め、各アーム部18にそれぞれ形成さ
れた位置決め孔19のうちピン20が挿通されていない3つの位置決め孔19においてそ
れぞれの各アーム部18を本体フレーム(図示略)に図示しないボルト及びナットによっ
て締め付けて固定すればよい。
このように、本実施形態の記録ヘッド支持装置16は、支持部17の左右両側面に各ア
ーム部18が左右方向に沿って延設されるとともに該各アーム部18にそれぞれ位置決め
孔19が形成されている。このため、記録ヘッド支持装置16の回動中心となるピン20
が挿通された位置決め孔19と、支持部17の右後部に位置するアーム部18に形成され
た位置決め孔19との距離、すなわち記録ヘッド支持装置16(支持部17)の回動半径
が十分に長くなる。したがって、記録ヘッド支持装置16(支持部17)の回動方向に対
する傾きの調整を精密に行うことが可能となり、記録ヘッド支持装置16(支持部17)
の向きを精度よく左右方向に合わせることが可能となる。
ーム部18が左右方向に沿って延設されるとともに該各アーム部18にそれぞれ位置決め
孔19が形成されている。このため、記録ヘッド支持装置16の回動中心となるピン20
が挿通された位置決め孔19と、支持部17の右後部に位置するアーム部18に形成され
た位置決め孔19との距離、すなわち記録ヘッド支持装置16(支持部17)の回動半径
が十分に長くなる。したがって、記録ヘッド支持装置16(支持部17)の回動方向に対
する傾きの調整を精密に行うことが可能となり、記録ヘッド支持装置16(支持部17)
の向きを精度よく左右方向に合わせることが可能となる。
この結果、各記録ヘッド列21の延びる方向(前後方向)とカット用紙12の搬送方向
(左右方向)とを精度よく直交させることができるので、カット用紙12の印刷精度を向
上することができる。
(左右方向)とを精度よく直交させることができるので、カット用紙12の印刷精度を向
上することができる。
以上詳述した実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)記録ヘッド支持装置16は、支持部17の左右両側面に各アーム部18が左右方
向に沿って延設されるとともに該各アーム部18にそれぞれ位置決め孔19が形成されて
いるため、左右方向(カット用紙12の搬送方向)における支持部17を挟んだ各位置決
め孔19間の距離を十分に稼ぐことができる。すなわち、ピン20を中心として記録ヘッ
ド支持装置16(支持部17)を回動させて該記録ヘッド支持装置16(支持部17)の
向きを左右方向に合わせようとした場合に、記録ヘッド支持装置16(支持部17)の回
動半径を十分に確保することができる。したがって、記録ヘッド支持装置16(支持部1
7)の回動方向に対する傾きの調整を精密に行うことができ、記録ヘッド支持装置16(
支持部17)の向きを精度よく左右方向に合わせることができる。
(1)記録ヘッド支持装置16は、支持部17の左右両側面に各アーム部18が左右方
向に沿って延設されるとともに該各アーム部18にそれぞれ位置決め孔19が形成されて
いるため、左右方向(カット用紙12の搬送方向)における支持部17を挟んだ各位置決
め孔19間の距離を十分に稼ぐことができる。すなわち、ピン20を中心として記録ヘッ
ド支持装置16(支持部17)を回動させて該記録ヘッド支持装置16(支持部17)の
向きを左右方向に合わせようとした場合に、記録ヘッド支持装置16(支持部17)の回
動半径を十分に確保することができる。したがって、記録ヘッド支持装置16(支持部1
7)の回動方向に対する傾きの調整を精密に行うことができ、記録ヘッド支持装置16(
支持部17)の向きを精度よく左右方向に合わせることができる。
(2)支持部17の右側面に延設された各アーム部18と支持部17の左側面に延設さ
れた各アーム部18とは、左右方向(カット用紙12の搬送方向)において互いに対応し
た位置関係を有しており、記録ヘッド支持装置16は左右対称になっている。このため、
記録ヘッド支持装置16(支持部17)をバランスよく安定した状態で本体フレーム(図
示略)に対して位置決めすることができる。
れた各アーム部18とは、左右方向(カット用紙12の搬送方向)において互いに対応し
た位置関係を有しており、記録ヘッド支持装置16は左右対称になっている。このため、
記録ヘッド支持装置16(支持部17)をバランスよく安定した状態で本体フレーム(図
示略)に対して位置決めすることができる。
(3)記録ヘッド支持装置16の各位置決め孔19は各アーム部18の先端部に位置し
ているため、ピン20を中心として記録ヘッド支持装置16(支持部17)を回動させて
該記録ヘッド支持装置16(支持部17)の向きを左右方向に合わせようとした場合に、
記録ヘッド支持装置16(支持部17)の回動半径をより一層大きくすることができる。
したがって、記録ヘッド支持装置16(支持部17)の回動方向に対する傾きの調整をよ
り一層精密に行うことができ、記録ヘッド支持装置16(支持部17)の向きをより一層
精度よく左右方向に合わせることができる。
(変更例)
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
ているため、ピン20を中心として記録ヘッド支持装置16(支持部17)を回動させて
該記録ヘッド支持装置16(支持部17)の向きを左右方向に合わせようとした場合に、
記録ヘッド支持装置16(支持部17)の回動半径をより一層大きくすることができる。
したがって、記録ヘッド支持装置16(支持部17)の回動方向に対する傾きの調整をよ
り一層精密に行うことができ、記録ヘッド支持装置16(支持部17)の向きをより一層
精度よく左右方向に合わせることができる。
(変更例)
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・支持部17の左右両側面に少なくとも1つずつのアーム部18が延設されていれば、
アーム部18の数は任意でよい。
・支持部17の左側面に延設されるアーム部18の数と支持部17の右側面に延設され
るアーム部18の数とは、必ずしも一致させる必要はない。
アーム部18の数は任意でよい。
・支持部17の左側面に延設されるアーム部18の数と支持部17の右側面に延設され
るアーム部18の数とは、必ずしも一致させる必要はない。
・支持部17の左側面に延設されるアーム部18と支持部17の右側面に延設されるア
ーム部18とは、左右方向において必ずしも互いに対応した位置関係を有している必要は
ない。
ーム部18とは、左右方向において必ずしも互いに対応した位置関係を有している必要は
ない。
・アーム部18の形状は、棒状であってもよい。
・位置決め孔19をアーム部18の基端部や中央部に形成してもよい。
・支持部17と各アーム部18とは一体に形成してもよい。
・位置決め孔19をアーム部18の基端部や中央部に形成してもよい。
・支持部17と各アーム部18とは一体に形成してもよい。
・記録ヘッド支持装置16の回動中心となるピン20は、各アーム部18のうち支持部
17の左後部に位置するアーム部18に形成された位置決め孔19以外の各位置決め孔1
9のうちのいずれか1つに挿通されるように構成してもよい。
17の左後部に位置するアーム部18に形成された位置決め孔19以外の各位置決め孔1
9のうちのいずれか1つに挿通されるように構成してもよい。
・搬送ベルト27を省略してもよい。この場合、ターゲットにはカット用紙12ではな
く長尺のロール紙が用いられる。そして、このロール紙は、搬送ユニット13の左側から
繰り出され、プラテン22上で支持されて印刷された後、搬送ユニット13の右側で巻き
取られる。
く長尺のロール紙が用いられる。そして、このロール紙は、搬送ユニット13の左側から
繰り出され、プラテン22上で支持されて印刷された後、搬送ユニット13の右側で巻き
取られる。
・上記実施形態では、流体噴射装置をインクジェット式プリンタ11に具体化したが、
インク以外の他の液体(機能材料の粒子が液体に分散又は混合されてなる液状体、ゲルの
ような流状体を含む)を噴射する液体噴射装置に具体化してもよい。そして、本明細書に
おける「液体」には、例えば、無機溶剤、有機溶剤、溶液、液状樹脂、液状金属(金属融
液)等を含むほか、液状体、流状体などが含まれる。
インク以外の他の液体(機能材料の粒子が液体に分散又は混合されてなる液状体、ゲルの
ような流状体を含む)を噴射する液体噴射装置に具体化してもよい。そして、本明細書に
おける「液体」には、例えば、無機溶剤、有機溶剤、溶液、液状樹脂、液状金属(金属融
液)等を含むほか、液状体、流状体などが含まれる。
11…流体噴射装置としてのインクジェット式プリンタ、12…ターゲットとしてのカ
ット用紙、13…搬送手段としての搬送ユニット、14…流体噴射ユニットとしての記録
ヘッドユニット、15…流体噴射ヘッドとしての記録ヘッド、16…流体噴射ヘッド支持
装置としての記録ヘッド支持装置、17…支持部、18…アーム部、19…位置決め部と
しての位置決め孔。
ット用紙、13…搬送手段としての搬送ユニット、14…流体噴射ユニットとしての記録
ヘッドユニット、15…流体噴射ヘッドとしての記録ヘッド、16…流体噴射ヘッド支持
装置としての記録ヘッド支持装置、17…支持部、18…アーム部、19…位置決め部と
しての位置決め孔。
Claims (5)
- 上流側から下流側に向かって搬送されるターゲットに流体を噴射するための流体噴射ヘッ
ドを支持する支持部と、
前記ターゲットの搬送方向における前記支持部の一端側及び他端側にそれぞれ少なくと
も1つずつ前記ターゲットの搬送方向に沿って延設されたアーム部と
を備え、
前記各アーム部には、前記支持部を位置決め状態で固定可能な複数の位置決め部がそれ
ぞれ設けられていることを特徴とする流体噴射ヘッド支持装置。 - 前記支持部の一端側に設けられた前記アーム部と前記支持部の他端側に設けられた前記ア
ーム部とは、前記ターゲットの搬送方向において互いに対応した位置関係を有しているこ
とを特徴とする請求項1に記載の流体噴射ヘッド支持装置。 - 前記各位置決め部は前記各アーム部の先端部に位置していることを特徴とする請求項1ま
たは請求項2に記載の流体噴射ヘッド支持装置。 - 前記流体噴射ヘッドと、請求項1〜請求項3のうちいずれか一項に記載の流体噴射ヘッド
支持装置とを備えたことを特徴とする流体噴射ユニット。 - 前記ターゲットを搬送する搬送手段と、請求項4に記載の流体噴射ユニットとを備えたこ
とを特徴とする流体噴射装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008116769A JP2009262471A (ja) | 2008-04-28 | 2008-04-28 | 流体噴射ヘッド支持装置、流体噴射ユニット、及び流体噴射装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008116769A JP2009262471A (ja) | 2008-04-28 | 2008-04-28 | 流体噴射ヘッド支持装置、流体噴射ユニット、及び流体噴射装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009262471A true JP2009262471A (ja) | 2009-11-12 |
Family
ID=41388935
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008116769A Withdrawn JP2009262471A (ja) | 2008-04-28 | 2008-04-28 | 流体噴射ヘッド支持装置、流体噴射ユニット、及び流体噴射装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009262471A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7571478B2 (ja) | 2019-11-28 | 2024-10-23 | 株式会社リコー | 記録ヘッド位置調整機構、記録ヘッドモジュール、及び、画像形成装置 |
-
2008
- 2008-04-28 JP JP2008116769A patent/JP2009262471A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20110705 |