JP2009254192A - 無停電電源装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】交流電源の復電時の突入電流による負荷電圧の変動を抑止し、装置の安全性を向上する。
【解決手段】交流電源1が正常なときはスイッチ2を閉じて交流電源1から負荷3に電力を供給するとともに、インバータ5は停止させるか又は電力貯蔵装置4に電力を供給し、交流電源1が停電したときは、スイッチ2を開くとともに、インバータ5は電力貯蔵装置4の直流を交流に変換して所定の交流電圧を負荷3に供給する。交流電減1が復電したときは、電源電圧と負荷電圧を一致させるとともに、それぞれの位相を一致させた後、スイッチ2を閉じ、インバータ5の出力電圧位相を交流電源1の電圧位相と一致させた後、インバータ5を停止又は電力貯蔵装置4への充電に移行させる。
【選択図】図3
【解決手段】交流電源1が正常なときはスイッチ2を閉じて交流電源1から負荷3に電力を供給するとともに、インバータ5は停止させるか又は電力貯蔵装置4に電力を供給し、交流電源1が停電したときは、スイッチ2を開くとともに、インバータ5は電力貯蔵装置4の直流を交流に変換して所定の交流電圧を負荷3に供給する。交流電減1が復電したときは、電源電圧と負荷電圧を一致させるとともに、それぞれの位相を一致させた後、スイッチ2を閉じ、インバータ5の出力電圧位相を交流電源1の電圧位相と一致させた後、インバータ5を停止又は電力貯蔵装置4への充電に移行させる。
【選択図】図3
Description
この発明は、復電時に商用電源又はディーゼル発電機電源等への切換をするとき、電源からの突入電流による大きな電圧低下の発生を防止する機能を備えた無停電電源装置に関するものである。
図3及び図4は特許文献1に示された従来の無停電電源装置の構成図及び制御ブロック図を示し、交流電源1にはスイッチ2を介して負荷3を接続し、直流側に蓄電池等の電力貯蔵装置4を有する順逆両方向に電力変換可能なインバータ5の交流端子をフィルタ用のリアクトル6を介して負荷3と並列に接続する。なお、Vinは交流電源1の電圧、θinは交流電源1の電圧位相、Iinは交流電源1の電流、Vswはスイッチ2のインバータ5側電圧、Vdは直流電圧即ち電力貯蔵装置4の充電電圧、Vinvはインバータ5の出力電圧、θinvはインバータ5の出力電圧位相、Iinvはインバータ5の出力電流、Voutは負荷電圧、ILは負荷電流、θoutは負荷電圧位相である。
前記構成において、交流電源1が正常なときはスイッチ2を閉じて、交流電源1から負荷3に電力を供給するとともに、インバータ5は電力貯蔵装置4に電力を供給して充電するか又は停止させる。交流電源1の電圧が停電等により許容電圧範囲を逸脱したときは、スイッチ2を開くとともに、第1の切換スイッチ7を定格電圧Vout*側に閉じ、定格電圧Vout*と負荷電圧Voutとの偏差を自動調節器9に入力し、自動調節器9はインバータ5への出力制御信号を出力する。これにより、インバータ5は電力貯蔵装置4の直流電力を交流に変換し、負荷3に供給する交流電圧が所定の値、即ち定格電圧Vout*となるように制御される。
又、交流電源電圧Vinを検出する第1の電圧検出手段を設けるとともに、負荷電圧Voutを検出する第2の電圧検出手段を設け、さらにスイッチ2のインバータ5側電圧Vswを検出する第3の電圧検出手段を設け、交流電源1が停電状態から復帰(復電)したときは、第1の切換スイッチ7を交流電源電圧Vin側に切り換え、復電確認から交流電源1への切換までの切換準備期間は交流電源電圧Vinと負荷電圧Voutとの偏差を自動調節器9に入力し、自動調節器9の出力でインバータ5の出力電圧を制御し、負荷電圧Voutが交流電源1の電圧と等しくなるようにインバータ5を制御した後に、スイッチ2を閉じ、インバータ5を交流電源1の電圧が正常なときの制御へ移行させる。
このように、負荷3への電力は常時は商用電源である交流電源1から供給し、停電時のみインバータ5から供給する。そして、交流電源1が停電状態から復帰(復電)したときは、負荷電圧が交流電源1の電圧と等しくなるようにインバータ5を制御した後、スイッチ2を閉じると同時に、インバータ5を電源電圧1が正常なときの制御、即ちインバータ5を停止又は充電電流制御に切り換える。
なお、この出願の発明に関連する他の先行技術文献情報としては、特許文献2,3がある。
特開2005−269817号公報
特開平8−154348号公報
特開2000−14041号公報
しかしながら、前記した従来の無停電電源装置においては、交流電源1が停電状態から正常状態に復帰(復電)した際に、スイッチ2を閉じると同時にインバータ5を停止させるか又は充電電流制御に切り換えるため、交流電源1から負荷電流ILを急峻に供給することになる。交流電源1が商用電源の場合でも電源インピーダンスが大きい場合には、急峻な電力変動に対して電圧変動を無視できないこともあり、特に停電期間中に交流電源1をディーゼル発電機等の非常電源に切り換えて復電すると、電源インピーダンスの影響により負荷電圧が大きく変動するとともに、負荷に悪影響を及ぼす可能性もあるという課題があった。
この発明は上記のような課題を解決するために成されたものであり、交流電源の復電時の突入電流による負荷電圧の大きな変動等を抑止し、装置の安全性を向上することができる無停電電源装置を得ることを目的とする。
この発明の請求項1に係る無停電電源装置は、交流電源にスイッチを介して負荷を接続するとともに、直流側に電力貯蔵装置を有する順逆両方向に電力変換可能なインバータの交流端子を前記負荷と並列に接続し、前記交流電源電圧が正常なときは前記スイッチを閉じるとともに、前記電力貯蔵装置に電力を供給するか又は停止させるように前記インバータを制御し、交流電源電圧が許容電圧範囲を逸脱したときはスイッチを開くとともに、負荷に供給する交流電圧が所定値になるようインバータを制御するようにした無停電電源装置において、交流電源が停電状態から復帰したときは、交流電源電圧と負荷電圧とが等しくなるとともに、交流電源電圧の位相と負荷電圧の位相が一致するようにインバータを制御した後に、前記スイッチを閉じ、インバータの出力電圧位相を交流電源電圧の位相と一致させた後、インバータを停止又は電力貯蔵装置への充電へ移行させるものである。
以上のようにこの発明の請求項1によれば、交流電源が復電した後に電源電圧と負荷電圧及びそれぞれの位相を一致させた後、スイッチを閉じ、移行期間ではインバータの出力位相を徐々に交流電源の電圧位相に一致させており、負荷電流をインバータ側から徐々に交流電源(商用電源又は発電機電源等)側に移行させることにより、交流電源からの突入電流による負荷電圧の変動等を抑止し、交流電源の電圧変動や周波数変動を低減させることができ、装置の安全性を向上することができる。
以下、この発明を実施するための最良の形態を図面とともに説明する。図1はこの発明の実施最良形態による無停電電源装置の制御ブロック図、図2はその動作説明図である。なお、図3の従来の無停電電源装置の構成図もそのまま用いられ、第1〜第3の電圧検出手段も設けられている。まず、交流電源1が正常なときはスイッチ2を閉じて商用給電期間となり、交流電源1から負荷3へ電力が供給される。インバータ5の出力は停止又は電力貯蔵装置4への充電が行われる。ここで、交流電源1が停電等したときは、スイッチ2を開き、停電期間に入る。このとき、第1の切換スイッチ7を作動させ、定格電圧Vout*側が閉じて交流電源電圧Vin側が開く。これにより、定格電圧の出力電圧指令値Vout*と負荷電圧検出値Voutとの偏差を減算器8により演算し、この偏差を自動調節器(AVR)9に入力し、波形生成器10を介してインバータ5に制御信号を出力する。この結果、停電期間中はインバータ5は電力貯蔵装置4の直流電力を交流に変換し、負荷3へ所定値(定格電圧Vout*)の交流電力を供給する。
次に、第1の電圧検出手段により交流電源電圧Vinを検出し、交流電源1の復電を確認した後、第1の切換スイッチ7を切り換えて、定格電圧Vout*側を開き、交流電源電圧Vin側を閉じる。これにより、同期合わせ期間に入り、交流電源電圧Vinと負荷電圧Voutとの偏差を減算器8により演算し、この偏差に基づいて自動調節器(AVR)9及び波形生成器10を介してインバータ5に制御信号を出力し、交流電源電圧Vinと負荷電圧Voutとが一致するように制御する。又、第2の切換スイッチ11を負荷電圧位相θout側に切り換え、この負荷電圧位相θoutを電源電圧位相θInと共にPLL回路(位相同期ループ回路)12に入力し、PLL回路12の出力を波形生成器10を介してインバータ5の制御信号として出力し、負荷電圧の位相θoutが電源電圧1の位相θinと一致するように制御し、スイッチ2を投入する。このとき、交流電源1の電圧Vinとインバータ5側電圧Vswとは一致しているが、負荷3とインバータ5とを接続するために挿入されているリアクトル6に負荷電流ILが流れているために、インバータ5の出力電圧Vinvは交流電源電圧Vinと位相がずれた電圧となっている。
スイッチ2の投入により移行期間に入り、移行期間では、第2の切換スイッチ11をインバータ5の出力電圧位相θinv側に切り換え、インバータ5の出力電圧位相θinvと電源電圧位相θinとを一致させる。この時点で移行完了となり、負荷3への給電は交流電源1からのみとなり、商用給電期間となり、インバータ5は動作を停止させるか、電力貯蔵装置4への充電動作に切り換える。又、第2の切換スイッチ11を負荷電圧位相θout側に切り換える。
スイッチ2の投入により移行期間に入り、移行期間では、第2の切換スイッチ11をインバータ5の出力電圧位相θinv側に切り換え、インバータ5の出力電圧位相θinvと電源電圧位相θinとを一致させる。この時点で移行完了となり、負荷3への給電は交流電源1からのみとなり、商用給電期間となり、インバータ5は動作を停止させるか、電力貯蔵装置4への充電動作に切り換える。又、第2の切換スイッチ11を負荷電圧位相θout側に切り換える。
前記した実施最良形態においては、交流電源1が正常状態に復帰したときは、交流電源電圧Vinを負荷電圧Voutと一致させるとともに、それぞれの位相θin,θoutを一致させた後、スイッチ2を閉じ、インバータ5の出力電圧位相θinvを交流電源1の電圧位相θinと一致させた後、インバータ5を停止又は電力貯蔵装置4への充電へ移行させるようにしており、復電後、スイッチ2を投入して交流電源1に接続後に、インバータ5の出力位相θinvを徐々に交流電源1の電圧位相θinに一致させることにより、負荷電流ILをインバータ5側から徐々に交流電源1側に移行させており、交流電源1からの突入電流による負荷電圧の大きな変動やインバータ5と交流電源1との間の電流分担比率の急変を抑止し、交流電源1の電圧変動や周波数変動を低減させることができ、装置の安全性を向上することができる。
1…交流電源
2…スイッチ
3…負荷
4…電力貯蔵装置
5…インバータ
6…リアクトル
7,11…切換スイッチ
8…減算器
9…自動調節器
10…波形生成器
12…PLL回路
2…スイッチ
3…負荷
4…電力貯蔵装置
5…インバータ
6…リアクトル
7,11…切換スイッチ
8…減算器
9…自動調節器
10…波形生成器
12…PLL回路
Claims (1)
- 交流電源にスイッチを介して負荷を接続するとともに、直流側に電力貯蔵装置を有する順逆両方向に電力変換可能なインバータの交流端子を前記負荷と並列に接続し、前記交流電源電圧が正常なときは前記スイッチを閉じるとともに、前記電力貯蔵装置に電力を供給するか又は停止させるように前記インバータを制御し、交流電源電圧が許容電圧範囲を逸脱したときはスイッチを開くとともに、負荷に供給する交流電圧が所定値になるようインバータを制御するようにした無停電電源装置において、交流電源が停電状態から復帰したときは、交流電源電圧と負荷電圧とが等しくなるとともに、交流電源電圧の位相と負荷電圧の位相が一致するようにインバータを制御した後に、前記スイッチを閉じ、インバータの出力電圧位相を交流電源電圧の位相と一致させた後、インバータを停止又は電力貯蔵装置への充電へ移行させることを特徴とする無停電電源装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008102004A JP2009254192A (ja) | 2008-04-10 | 2008-04-10 | 無停電電源装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008102004A JP2009254192A (ja) | 2008-04-10 | 2008-04-10 | 無停電電源装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009254192A true JP2009254192A (ja) | 2009-10-29 |
Family
ID=41314316
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008102004A Pending JP2009254192A (ja) | 2008-04-10 | 2008-04-10 | 無停電電源装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2009254192A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016007094A (ja) * | 2014-06-20 | 2016-01-14 | 台達電子工業股▲ふん▼有限公司 | ハイブリッドエネルギーシステム及びその制御方法 |
CN110429702A (zh) * | 2019-01-25 | 2019-11-08 | 美律电子(深圳)有限公司 | 电源输出装置及电源输出方法 |
JP2020022311A (ja) * | 2018-08-02 | 2020-02-06 | 株式会社ダイヘン | 系統連系システム、連系制御装置及び系統連系方法 |
JP7489052B2 (ja) | 2020-09-17 | 2024-05-23 | サンシルエナジー カンパニー,リミテッド | エネルギー貯蔵システム |
-
2008
- 2008-04-10 JP JP2008102004A patent/JP2009254192A/ja active Pending
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