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JP2009251298A - 光コネクタモジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】構造が簡素で実装組み立てが容易な光コネクタモジュールを提供する。
【解決手段】光ファイバ2の端部を保持するファイバ端固定部5と、上記光ファイバ2の端部から該光ファイバ2に沿って所定距離離れた上記光ファイバ2の部分に係合される曲げ先係合部6と、上記光ファイバ2が上記ファイバ端固定部5と上記曲げ先係合部6との間で曲げられた状態で上記曲げ先係合部6を保持する曲げ先保持部7とを備えた。
【選択図】図1

Description

本発明は、構造が簡素及び実装組み立てが容易で屈曲可能な光コネクタモジュールに関する。
VCSEL(面発光レーザ)などの発光素子は、素子本体の上面又は下面から光を出射する構造になっている。このような構造の発光素子を基板に実装した場合、発光素子からの光を光ファイバに入射させるにあたり、単に光ファイバを発光素子の上面又は下面に接合するだけでは、そのまま光ファイバが基板の垂直方向に延びる構造となるため高さが高くなり、空間の利用効率が悪くなる。
そこで、発光素子からの光を基板と平行な方向に曲げるための部材を用意する。これにより、光ファイバの延出方向は基板と平行になり、高さを抑えることができるため、空間の利用効率を向上させることが可能となる。
図6に示した従来技術は、発光素子61を基板62の下面に実装し、基板62の上方に上基板66を配設し、この上基板66にミラー部材63を実装する。発光素子61から上向きに出射される光が基板62を透過してミラー部材63で反射され光路が基板62と平行に変換される。さらに、ミラー部材63の出射側に光ファイバ64が接続されており、外部に発光素子61の光を伝送することができる。ここで、発光素子61とミラー部材63との間には、レンズ65が配置され、効率よく発光素子61の光をミラー部材63に伝送することができる構造となっている。
図7に示した従来技術は、発光素子71を基板72の実装面の反対面から光が出射される構造とし、その発光素子71を基板72の上面に実装する。光ファイバ73の向きが90°変わるまで曲げを与えた光ファイバ73をハウジング74内に埋設して光コネクタ75を形成する。この光コネクタ75の下面を発光素子71の上面に接合する。ただし、実際にはマイクロレンズ76とレンズ焦点合わせ用のスペーサ77が挟まれている。そして、光コネクタ75の横面から光ファイバ73が基板72と平行に延出される。
なお、素子本体の上面又は下面に光を入射する受光素子を基板に実装する場合も、光ファイバとの接続構造は上記発光素子の場合と同様である。本明細書では、発光素子と受光素子を統合して光素子と称する。
特開2005−257937号公報 特開2007−271998号公報 特開2007−121973号公報
図6の構成は、発光素子61とミラー部材63とが基板62と上基板66の表裏にそれぞれ実装されているため、発光素子61からミラー部材63を経て光ファイバ64に到達するまでの光路長が長く、途中で光が拡散しないようにするにはコリメート用のレンズ65を設置する必要がある。この結果、部材の数が多くなり、構造が複雑化する。
一方、図7の構成は、光軸の方向が90°変わるまで曲げを与えた光ファイバ73をハウジング74内に埋設する光ファイバ73の実装作業や、ハウジング74の組み立て作業が複雑である。
そこで本発明の目的は、上記課題を解決し、構造が簡素で実装組み立てが容易な光コネクタモジュールを提供することにある。
上記目的を達成するために本発明は、光ファイバの端部を保持するファイバ端固定部と、上記光ファイバの端部から該光ファイバに沿って距離が所定距離離れた上記光ファイバの部分に係合される曲げ先係合部と、上記光ファイバが上記ファイバ端固定部と上記曲げ先係合部との間で曲げられた状態で上記曲げ先係合部を保持する曲げ先保持部とを備えたものである。
上記ファイバ端固定部から上記曲げ先係合部までを繋ぎ可撓性を有する可撓性連結部を備えてもよい。
上記曲げ先係合部が上記光ファイバを該光ファイバに沿った方向に運動自在に係合してもよい。
上記ファイバ端固定部と上記曲げ先係合部と上記可撓性連結部とが可撓性部材により一体形成されてもよい。
上記光ファイバのクラッド径が60μm以上100μm以下であってもよい。
上記ファイバ端固定部が上記光ファイバを基板に実装された光素子に臨ませた状態で上記基板に固定されてもよい。
本発明は次の如き優れた効果を発揮する。
(1)構造が簡素になる。
(2)実装組み立てが容易になる。
以下、本発明の一実施形態を添付図面に基づいて詳述する。
図1及び図2に示されるように、屈曲可能な本発明に係る光コネクタモジュール1は、光ファイバ2の端部を保持すると共に、該光ファイバ2を基板3に実装された光素子4に臨ませた状態で上記基板3に固定されるファイバ端固定部5と、上記光ファイバ2の端部から該光ファイバ2に沿って上記光ファイバ2の曲げに必要な所定距離離れた上記光ファイバ2の部分に係合される曲げ先係合部6と、上記基板3に固定され上記光ファイバ2が上記ファイバ端固定部5と上記曲げ先係合部6との間で曲げられた状態で上記曲げ先係合部6を保持する曲げ先保持部7とを備えたものである。
図示のように、本実施形態では、光ファイバ2は、複数本、例えば、12本の光ファイバ2を平行に並べて12芯ファイバとして提供される。各光ファイバ2は直径80μmファイバであってもよい。
本実施形態では、基板3はSi基板3である。Si基板3の下面には、光素子4と並んでICチップ8がはんだバンプによって実装されている。さらに、Si基板3には光素子4の実装面に臨む貫通孔9が形成されている。
Si基板3は、フレキシブル基板11にAuバンプによって取り付けられている。
ここで、光素子4は、発光素子又は受光素子のいずれでも良いことは明白である。
ファイバ端固定部5は、樹脂をモールド成形してほぼ直方体に形成されたブロック状の部材であり、光ファイバ2を挿通して保持するためのファイバ孔12を有する。ファイバ端固定部5のファイバ孔12は、ファイバ端固定部5の上面から中間付近までは光ファイバ2の樹脂被覆を除去することなく光ファイバ2を挿入し、ファイバ端固定部5の高さ方向の中間付近から下面までは樹脂被覆を除去してコアとクラッドだけの光ファイバ2を挿入するようになっている。ファイバ端固定部5の下面においてファイバ孔12はSi基板3の貫通孔9に正対しており、光素子4が発光素子の場合、発光素子からの光はこの貫通孔9を透過してファイバ孔12に配設された光ファイバ2と光学的に結合することが可能となる。もちろん、光素子4が受光素子の場合にも、発光素子と光の経路が逆になるだけであり、発光素子の場合と同様に光学的に結合することが可能となる。
曲げ先係合部6は、樹脂をモールド成形してほぼ直方体に形成されたブロック状の部材であり、光ファイバ2を挿通して保持するためのファイバ孔13を有する。曲げ先係合部6の樹脂としては、PPS(ポリフェニレンサルファイド)、PEI(ポリエーテルイミド)などを用いることができる。曲げ先係合部6のファイバ孔13は、光ファイバ2の外径より大きい内径を有する。これにより、曲げ先係合部6は、光ファイバ2を該光ファイバ2に沿った方向に運動自在に係合することができる。
本実施形態では、曲げ先保持部7がファイバ端固定部5と一体に形成されている。よって、ファイバ端固定部5がSi基板3に固定されていることで、曲げ先保持部7もSi基板3に固定されている。曲げ先保持部7とファイバ端固定部5は、別体に形成してそれぞれSi基板3に固定してもよい。この図にはないが、曲げ先保持部7と曲げ先係合部6の両方又は少なくとも一方に、曲げ先係合部6を曲げ先保持部7に保持するための機構が形成されている(図3参照)。
次に、本発明の屈曲可能な光コネクタモジュール1の実装組み立て方法を説明する。
図3(a)〜図3(c)に示されるように、光ファイバ2は曲げないで真っ直ぐな状態において、曲げ先係合部6のファイバ孔13に差し込む。この曲げ先係合部6を光ファイバ2に沿った方向に送り込み、曲げ先係合部6が光ファイバ2の端部から光ファイバ2に沿った距離で所定距離に位置するよう調節する。次いで、光ファイバ2の先端のみ樹脂被覆を除去してコアとクラッドだけにする。光ファイバ2をファイバ端固定部5のファイバ孔12に差し込む。ファイバ端固定部5の下面においては、ファイバ孔12の開口に光ファイバ2のコアとクラッドの端面が現れる。
ファイバ孔12の下面より突き出した光ファイバ2をファイバ端固定部5と共に研磨する。これにより、光ファイバ2の端面がファイバ端固定部5の下面に揃う。
ファイバ端固定部5をSi基板3に固定する。このとき、ファイバ孔12(光ファイバ2のコアとクラッドの端面)がSi基板3の貫通孔9に正対するようにファイバ端固定部5を位置合わせする。位置合わせは、Si基板3の位置合わせ穴31とファイバ端固定部5の位置合わせ穴32とを位置合わせピン33で貫通することにより行う。ファイバ端固定部5は接着剤によりSi基板3に固定する。
このようにして、ファイバ端固定部5がSi基板3に固定された時点で、光ファイバ2はSi基板3の面に垂直に立ち、そのまま真っ直ぐに伸びた状態である。なお、Si基板3に光素子4とICチップ8を実装する工程及びSi基板3をフレキシブル基板11に取り付ける工程は、光ファイバ2を取り付ける工程よりも前にあらかじめ済ませておいてもよいし、光ファイバ2を取り付ける工程の後に行ってもよい。
ここで、曲げ先保持部7にはスナップ突起14が形成されており、曲げ先係合部6にはスナップ突起14に対応するスナップ受け15が形成されている。スナップ突起14の外径はスナップ受け15の内径より数μm大きく、スナップ突起14とスナップ受け15は、曲げ先保持部7と曲げ先係合部6を所定以上の力で圧着すると嵌め付けられ、曲げ先保持部7と曲げ先係合部6を所定以上の力で引っ張ると嵌め付けが外れるようになっている。
また、曲げ先保持部7のスナップ突起14の位置は、曲げ先係合部6が光ファイバ2の端部から該光ファイバ2に沿った距離で、上記光ファイバ2の曲げに必要な所定距離離れた位置にあって、かつ、光ファイバ2が適正な曲げ半径で曲げられることにより、光ファイバ2の向きが90°変わるまで曲げられたとき、曲げ先係合部6のスナップ受け15に位置が合うように配置されている。曲げ先係合部6の光ファイバ2の延長方向の位置は既に調節してあるので、光ファイバ2を自然に曲げればスナップ突起14とスナップ受け15が合わさる。
曲げ先保持部7と曲げ先係合部6を所定以上の力で圧着するとスナップ突起14とスナップ受け15が嵌め付けられて曲げ先係合部6に保持されると共に、光ファイバ2は光ファイバ2の向きが90°変わるまで曲げられた図1の状態となる。この結果、光ファイバ2の延出方向は基板と平行になり、空間の利用効率を向上させることができる。光ファイバ2はSi基板3の厚さ方向(Si基板3のからの高さ方向)に大きく突き出さないのが好ましく、このためには光ファイバ2が伝送特性に影響しない程度にできるだけ小さい曲げ半径で曲げられることが望ましい。
ここで、光ファイバ2のΔ(比屈折率差)が2%、クラッド径が80μm、曲げ半径が2.5mmとすると、曲げ損失は0.28dB(φ5mm10ターン)、断線確率10-6(φ5mm1ターン)である。光ファイバ2のΔが1%、クラッド径が125μm、曲げ半径が2.5mmとすると、曲げ損失は0.27dB(φ5mm10ターン)、断線確率10-8(φ5mm1ターン)である。
以上説明したように、本発明の屈曲可能な光コネクタモジュール1は、発光素子4から光ファイバ2に到達するまでの光路長が従来に比して非常に短く、従来のようにコリメート用のレンズを設置する必要がない。この結果、従来より部材の数が少なくてすみ、構造が簡素になる。
本発明の屈曲可能な光コネクタモジュール1は、光ファイバ2を保持するファイバ端固定部5と光ファイバ2を係合する曲げ先係合部6の構造がいずれも従来のハウジングやミラー部材より簡素である。また、ファイバ端固定部5、曲げ先係合部6は単にファイバ孔12、13に光ファイバ2を挿入するだけで光ファイバ2と組み立てることができ、実装組み立てが容易である。
次に、本発明の他の実施形態を説明する。
図4に示されるように、本発明に係る屈曲可能な光コネクタモジュール41は、光ファイバ2の端部を保持すると共に該光ファイバ2を基板(図示せず)に実装された光素子(図示せず)に臨ませた状態で上記基板に固定されるファイバ端固定部5と、上記光ファイバ2の端部から該光ファイバ2に沿った距離が上記光ファイバ2の曲げに必要な所定距離離れた上記光ファイバ2の部分に係合される曲げ先係合部6と、上記基板(図示せず)に固定され上記光ファイバ2が上記ファイバ端固定部5と上記曲げ先係合部6との間で曲げられた状態で上記曲げ先係合部6を保持する曲げ先保持部(図示せず)とを備えたものである。
ここでは基板、光素子は省略したが、図1、図2の前記実施形態に準じるものとする。また、曲げ先保持部は省略したが、前記実施形態と同様にファイバ端固定部5と一体的に形成してもよいし、ファイバ端固定部5とは別個に形成して基板に実装してもよい。
本実施形態の屈曲可能な光コネクタモジュール41は、上記構成に加えて、上記ファイバ端固定部5から上記曲げ先係合部6までを繋ぎ可撓性を有する可撓性連結部42を備える。つまり、ファイバ端固定部5と曲げ先係合部6は可撓性連結部42を介して一体化されている。可撓性連結部42は、材料の軟らかさ、曲げ方向の厚み、断面形状(図5参照)を適宜選択することにより、光ファイバ2の向きが90°変わるまで、あるいは任意の角度に曲げられるようになっている。
ファイバ端固定部5は、前記実施形態と同様に樹脂をモールド成形してほぼ直方体に形成されたブロック状の部材であり、光ファイバ2を挿通して保持するためのファイバ孔12を有する。ファイバ端固定部5のファイバ孔12は、ファイバ端固定部5の上面から中間付近までは光ファイバ2の樹脂被覆を除去することなく光ファイバ2を挿入し、ファイバ端固定部5の中間から下面までは樹脂被覆を除去してコアとクラッドだけの光ファイバ2を挿入するようになっている。
ファイバ端固定部5の下面43にはファイバ孔12の開口44があり、光ファイバ2の端面がファイバ孔12の開口44に位置する。例えば、光ファイバ2の樹脂被覆を除去した先端をファイバ孔12の開口44から下面43より下へ突き出すように余分に光ファイバ2をファイバ孔12に差し込み、下面43より突き出した光ファイバ2をファイバ端固定部5と共に研磨する。これにより、光ファイバ2の端面がファイバ端固定部5の下面43に揃う。光ファイバ2の端面は光ファイバ2が端面から十分な長さまで真っ直ぐな状態で研磨するのが好ましい。
ファイバ端固定部5には、複数のファイバ孔12の並びの両端の外側に位置合わせ穴45が形成されている。位置合わせ穴45がファイバ端固定部5が固定される基板に設けられた位置合わせピン(図示せず)に嵌合させることにより、基板に実装された複数の光素子に対して各ファイバ孔12が正対する。
ファイバ孔12の並びピッチは光素子の並びピッチと同じにする。例えば、普及しているVCSELアレイではVCSELの並びピッチが250μmであるから、ファイバ孔12の並びピッチを250μmとする。
曲げ先係合部6は、前記実施形態と同様に樹脂をモールド成形してほぼ直方体に形成されたブロック状の部材であり、光ファイバ2を挿通して保持するためのファイバ孔13を有する。曲げ先係合部6のファイバ孔13は、光ファイバ2の外径より大きい内径を有する。これにより、曲げ先係合部6は、光ファイバ2を該光ファイバ2に沿った方向に運動自在に係合することができる。
ここで言う光ファイバ2の外径とは、被覆46の外径である。ファイバ孔13は、被覆46の外径より大きい内径を有する。ファイバ孔13の並びピッチはファイバ孔12の並びピッチと同じにする。各ファイバ孔13の位置は、各ファイバ孔12の真上であり、すなわち、光ファイバ2が真っ直ぐな状態でファイバ孔13を貫通してファイバ孔12に挿入されるようになっている。
ファイバ端固定部5に対して光ファイバ2を接着等により固定するのに対し、曲げ先係合部6に対して光ファイバ2は固定しない。これにより、一点鎖線で示すように可撓性連結部42を屈曲させたとき、光ファイバ2と可撓性連結部42の曲げ径の違いによる曲げ部分の長さの違いのため、曲げ先係合部6に対して光ファイバ2が光ファイバ2に沿った方向に運動する。
光ファイバ2のクラッド径(石英径)は、100μm以下とするのが好ましい。これはクラッド径を100μm以下とすることで一般に使われているクラッド径125μmの光ファイバに比して、光ファイバ2の耐曲げ性(機械的特性)を向上させることができる。また、一般の多芯光ファイバを基板や光素子等の対象物に接続するために、光ファイバを保持する部材としてコネクタフェルールが知られている。コネクタフェルールはセラミック、プラスチック等からなるブロックに径125μmのファイバ孔を多芯光ファイバの光ファイバ配置ピッチと同じピッチで形成したものである。このコネクタフェルールをファイバ端固定部5に利用すると、クラッド径100μmの光ファイバ2を挿入するのに好適である。
一方、光ファイバ2のクラッド径厚(径方向の厚さ)は5μm以上あることが望ましい。コア径が50μmのときクラッド径は60μmとなる。クラッド径厚が5μm以上あるとコアに十分光を閉じ込めることができ、伝送損失が低減できる。従って、クラッド径は60μm以上あると良い。
光ファイバ2は、耐曲げ性(光学的特性)のために、通常のΔ1%の光ファイバよりも、高Δ(Δ2〜3%)GIファイバを用いるのが好ましい。
本実施形態の屈曲可能な光コネクタモジュール41は、前記実施形態の光コネクタモジュール1と同様の作用効果を奏する。特に、光ファイバ2の端面は光ファイバ2が端面から十分な長さまで真っ直ぐな状態で研磨するのが好ましいが、その点、本実施形態の光コネクタモジュール41は、可撓性連結部42に曲げの力を加えない自然状態にて各ファイバ孔13が各ファイバ孔12の真上になるようにファイバ端固定部5と曲げ先係合部6とが上下に位置する。よって、光ファイバ2は曲げないで真っ直ぐな状態において、曲げ先係合部6のファイバ孔13に挿通し、そのままファイバ端固定部5のファイバ孔12に差し込んで樹脂などで固定した後、ファイバ端固定部5の下面43を研磨すれば、光ファイバ2を好適に研磨することができる。
本実施形態の光コネクタモジュール41は、光ファイバ2を真っ直ぐな状態で取り付けた後、所望したときに光ファイバ2を曲げることができる。また、図4では、光ファイバ2の向きが90°変わるまで曲げた様子が一点鎖線で示されているが、これに限らず光ファイバ2は任意の角度で曲げられ、その角度になったところで光ファイバ2の曲げが保持できるように曲げ先保持部を形成し、配置することができる。
図5に、図4と同様の構成を有する光コネクタモジュールにおける可撓性連結部の実施形態を示す。図5(a)に示した光コネクタモジュール51aは、可撓性連結部52aの曲げ側の面に凹部53を形成したものである。図5(b)に示した光コネクタモジュール51bは、可撓性連結部52bに波形部(蛇腹部)54を形成したものである。図5(c)に示した光コネクタモジュール51cは、可撓性連結部52cの曲げ側の面とその反対側の面にそれぞれ凹部53を形成したものである。
図5(a)〜図5(c)の構造によれば、可撓性連結部52a,52b,52cを容易に曲げることができる。
本発明の一実施形態を示す光コネクタモジュールの斜視図である。 図1の光コネクタモジュールの側断面図である。 図1の光コネクタモジュールの実装組み立て過程を示す図であり、(a)はフレキシブル基板の延長側から見た斜視図、(b)は光ファイバの延長側から見た斜視図、(c)は分解組立図である。 本発明の他の実施形態を示す光コネクタモジュールの光ファイバを含む面で切った側断面、光ファイバを含む面で切った正面断面、下面を示した三面図である。 (a)〜(c)は図4の光コネクタモジュールにおける各種実施形態を示した側断面図である。 従来技術を示す側断面図である。 従来技術を示す側断面図である。
符号の説明
1、41、51a〜51c 光コネクタモジュール
2 光ファイバ
3 基板(Si基板)
4 光素子
5 ファイバ端固定部
6 曲げ先係合部
7 曲げ先保持部
42、52a〜52c 可撓性連結部

Claims (6)

  1. 光ファイバの端部を保持するファイバ端固定部と、上記光ファイバの端部から該光ファイバに沿って距離が所定距離離れた上記光ファイバの部分に係合される曲げ先係合部と、上記光ファイバが上記ファイバ端固定部と上記曲げ先係合部との間で曲げられた状態で上記曲げ先係合部を保持する曲げ先保持部とを備えたことを特徴とする光コネクタモジュール。
  2. 上記ファイバ端固定部から上記曲げ先係合部までを繋ぎ可撓性を有する可撓性連結部を備えたことを特徴とする請求項1記載の光コネクタモジュール。
  3. 上記曲げ先係合部が上記光ファイバを該光ファイバに沿った方向に運動自在に係合することを特徴とする請求項1記載の光コネクタモジュール。
  4. 上記ファイバ端固定部と上記曲げ先係合部と上記可撓性連結部とが可撓性部材により一体形成されていることを特徴とする請求項2記載の光コネクタモジュール。
  5. 上記光ファイバのクラッド径が60μm以上100μm以下であることを特徴とする請求項1〜4いずれか記載の光コネクタモジュール。
  6. 上記ファイバ端固定部が上記光ファイバを基板に実装された光素子に臨ませた状態で上記基板に固定されることを特徴とする請求項1〜5いずれか記載の光コネクタモジュール。
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