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JP2009245786A - 有機el素子 - Google Patents

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Abstract

【課題】光取出効率を向上させることができる有機EL素子を提供する。
【解決手段】有機EL素子1は、素子基板2と、素子基板2の成長主面2aに形成された発光部と、成長主面2aとは反対側の素子基板2の光取出主面2bに形成された光取出層8とを備えている。発光部は、アノード電極3と、有機発光層4と、カソード電極5とを含む。光取出層8は、ポリチオールを硬化剤として含むエポキシ樹脂を主成分とする樹脂層11と、樹脂層11とは屈折率の異なるシリカ粒子からなる微粒子12とを備えている。樹脂層11には、気泡13が形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、樹脂製の光取出層を備えた有機EL(エレクトロルミネッセンス)素子に関する。
従来、有機発光層を備えた有機EL素子が知られている。一般に、有機EL素子は、ガラス基板からなる素子基板と、一対の電極と、一対の電極の間に設けられた有機発光層とを備えている。このような有機EL素子の場合、一対の電極間に電圧が印加されると、有機発光層に正孔及び電子が注入される。注入された正孔と電子は、再結合して有機発光層内で発光する。発光した光は、電極及び素子基板を透過して、素子基板の光取出面から外部に照射される。ここで、上述した有機EL素子では、ガラス基板からなる素子基板の屈折率(=1.52)と外部の空気の屈折率(=1.0)とが異なるため光取出面で反射される光が多い。
そこで、発光された光の取出効率を向上させるための技術が知られている。特許文献1には、素子基板と、アノード電極と、有機発光層と、カソード電極と、散乱層とを備えた有機EL素子が開示されている。素子基板の一方の主面には、アノード電極、有機発光層及びカソード電極が順に積層されている。素子基板の他方の主面には、散乱層が形成されている。散乱層は、透過性樹脂と、透過性樹脂に分散された屈折率の異なる樹脂製の徴小領域部とを備えている。
特許文献1の有機EL素子では、有機発光層で発光された光が、アノード電極、素子基板を透過した後、散乱層に入射する。散乱層に入射した光は、徴小領域部によって散乱される。この後、散乱層の外側の主面である光取出面から照射される。ここで、上述の有機EL素子では、光を散乱させることによって、光取出面との入射角が変えられている。この結果、上述の有機EL素子では、光取出面によって反射される光を低減させて、光取出面から取り出される光を増加させることができる。
特開2004−207136号公報
しかしながら、特許文献1の有機EL素子では、透過性樹脂とは屈折率の異なる徴小領域部のみによって光を散乱させている。このため、光の取出効率を充分に向上させているとは言い難いといった課題がある。
本発明は、上述した課題を解決するために創案されたものであり、光取出効率を向上させることができる有機EL素子を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、素子基板と有機発光層を含み、前記素子基板の成長主面に形成された発光部と、前記成長主面とは反対側の前記素子基板の光取出主面に形成された樹脂層と、前記樹脂層とは屈折率の異なる微粒子とを含み、前記樹脂層に気泡が形成された光取出層とを備えたことを特徴とする有機EL素子である。
また、請求項2に記載の発明は、前記微粒子の屈折率は、前記樹脂層の屈折率よりも小さいことを特徴とする請求項1に記載の有機EL素子である。
また、請求項3に記載の発明は、前記樹脂層に対する前記微粒子の重量濃度は、2.0%以上、9.1%以下であることを特徴とする請求項1または請求項2のいずれか1項に記載の有機EL素子である。
また、請求項4に記載の発明は、前記光取出層の厚みは、0.59mm以上、0.88mm以下であることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の有機EL素子である。
本発明によれば、光取出層が、樹脂層とは屈折率の異なる微粒子と、気泡が形成された樹脂層とを備えているので、微粒子及び気泡によって、光取出層を導波する光を散乱することができる。これによって、本発明では、より光取出効率を向上させることができる。
(第1実施形態)
以下、図面を参照して、本発明の第1実施形態による有機EL素子について説明する。第1実施形態による有機EL素子1は、面光源照明や面光源バックライト等に適用されるものである。図1は、第1実施形態による有機EL素子の断面図である。
図1に示すように、第1実施形態による有機EL素子1は、素子基板2と、アノード電極3と、有機発光層4と、カソード電極5と、固体封止樹脂層6と、封止板7と、光取出層8とを備えている。尚、アノード電極3と、有機発光層4と、カソード電極5とが請求項に記載の発光部に相当する。
素子基板2は、約0.5mmの厚みを有し、光を透過可能なガラス基板からなる。尚、ガラス基板の屈折率は、約1.52である。素子基板2の上面は、発光部の各層3〜5が形成される成長主面2aである。また、素子基板2の下面は、光取出層8が形成される光取出主面2bである。
アノード電極3は、有機発光層4に正孔を注入するためのものである。アノード電極3は、素子基板2の成長主面2aに形成されている。アノード電極3は、光を透過可能な約100nmの厚みを有するITO(酸化インジウムスズ)からなる。尚、ITOの屈折率は、約1.85である。アノード電極3の一端部は、外部端子(図示略)と接続されている。
有機発光層4は、白色の光を発光するためのものである。有機発光層4は、アノード電極3上に電気的に接続された状態で形成されている。有機発光層4には、正孔輸送層及び電子輸送層がアノード電極3側から順に積層されている。正孔輸送層には、約50nmの厚みを有するNPD(ジフェニルナフチルジアミン)膜からなる。電子輸送層には、約50nmの厚みを有し、色素を混入させたキノリノールアルミ錯体(Alq)膜からなる。尚、有機発光層4の屈折率は、約1.73である。また、アノード電極3からの正孔注入を促進するために銅フタロシアニン(CuPc)をアノード電極3と有機発光層4との間に積層してもよい。
カソード電極5は、有機発光層4に電子を注入するためのものである。カソード電極5は、有機発光層4上に電気的に接続された状態で形成されている。カソード電極5は、約100nmの厚みを有するAl膜からなる。カソード電極5は、絶縁膜(図示略)によってアノード電極3と絶縁されている。カソード電極5の一端部は、外部端子(図示略)と接続されている。
固体封止樹脂層6は、封止板7をカソード電極5上に封着するためのものである。固体封止樹脂層6は、エポキシ系のUV硬化樹脂からなる。尚、固体封止樹脂層6を、熱硬化樹脂等の硬化樹脂によって構成してもよい。
封止板7は、約0.5mmの厚みを有するガラス基板からなる。封止板7は、固体封止樹脂層6によってカソード電極5上に封着されている。
光取出層8は、有機発光層4で発光された光の光取出効率を向上させるためのものである。光取出層8は、成長主面2aと反対側の素子基板2の光取出主面2bに直接形成されている。光取出層8は、樹脂材を塗布した後、攪拌することによって形成されている。光取出層8の下面は、光を取り出すための光取出面8aである。光取出層8の厚みは、約0.59mm以上、約0.88mm以下である。光取出層8は、樹脂層11と、微粒子12とを備えている。
樹脂層11は、ポリチオールを硬化剤として含み、光を透過可能なエポキシ樹脂を主成分とする。樹脂層11の屈折率は、約1.55である。樹脂層11には、複数の気泡13が形成されている。ここで、気泡13の内部に包含されている空気の屈折率は、約1.0である。気泡13の数及び大きさ等は、特に限定するものではないが、樹脂層11が白濁する程度まで気泡13を樹脂層11に形成することが好ましい。
微粒子12は、樹脂層11に均一に分散されている。微粒子12は、樹脂層11とは異なる屈折率(=約1.43)を有するシリカ粒子からなる。即ち、微粒子12の屈折率は、樹脂層11の屈折率より小さい。微粒子12の粒径は、約1.3μm以上、約1.8μm以下である。樹脂層11に対する微粒子12の重量濃度は、約2.0%以上、約9.1%以下である。尚、ここでいう重量濃度とは、
重量濃度=100×(微粒子の重量)/(樹脂層の重量)
である。
次に、上述した第1実施形態による有機EL素子1の動作を説明する。
まず、有機EL素子1では、外部電源によってアノード電極3とカソード電極5との間に電圧が印加される。これにより、アノード電極3から有機発光層4には、正孔が注入される。また、カソード電極5から有機発光層4には、電子が注入される。注入された正孔と電子は、有機発光層4内で再結合して光を発光する。発光した光は、アノード電極3及び素子基板2を透過した後、光取出層8の樹脂層11に入射する。ここで、光取出層8の樹脂層11の屈折率(=1.55)は、空気の屈折率(=1.0)に比べて、素子基板2の屈折率(=1.52)に近い。このため、光取出層8と素子基板2との間で反射される光は、光取出層8がない場合に比べて、低減することができる。
樹脂層11に入射した光は、光取出層8の微粒子12及び気泡13によって、散乱される。これによって、光取出面8aに達する光の入射角が変化するので、光取出面8aによって反射される光が低減する。この結果、多くの光が、光取出面8aを透過して、外部へ照射される。残りの光は、光取出面8aで反射された後、光取出層8の内部で、再度、微粒子12及び気泡13によって散乱される。これにより、光は入射角を変えて光取出面8aに達するので、一部の光が光取出面8aを透過して、外部へ照射される。
次に、上述した第1実施形態による有機EL素子1の製造方法について説明する。図2〜図5は、第1実施形態による有機EL素子の各製造工程を説明する図である。
まず、図2に示すように、スパッタ法及びリフトオフ法によって、パターニングされたアノード電極3を素子基板2上に形成する。その後、開口部が形成されたメタルマスク(図示略)を通して、アノード電極3上に有機発光層4を蒸着する。更に、スパッタ法及びリフトオフ法によって、パターニングされたカソード電極5を有機発光層4上に形成する。
次に、図3に示すように、UV硬化樹脂材6Aをカソード電極5上に塗布する。その後、UV硬化樹脂材6A上に封止板7を載置する。この状態で、封止板7を介してUV硬化樹脂材6Aに紫外線を照射する。これにより、UV硬化樹脂材6Aが硬化して、固体封止樹脂層6となり、カソード電極5と封止板7とが封着される。
次に、図4に示すように、ポリチオールからなる硬化剤及び微粒子12を含む、軟性のエポキシ樹脂材11Aを素子基板2の光取出主面2bに塗布する。
次に、硬化剤及び微粒子12が均一になるようにエポキシ樹脂材11Aを所定回数(例えば、100回)攪拌する。これによって、図5に示すように、エポキシ樹脂材11A内に気泡13が形成される。ここで、攪拌の回数は、特に限定されるものではないが、気泡13によってエポキシ樹脂材11Aが白濁する程度まで、攪拌することが好ましい。この後、所定時間、エポキシ樹脂材11Aを放置することによって、硬化させて、樹脂層11を形成する。これによって、光取出層8が形成される。
この後、素子単位に分割することによって、図1に示す有機EL素子1が完成する。
上述したように、第1実施形態による有機EL素子1は、微粒子12を含むとともに、気泡13が形成された樹脂層11とを有する光取出層8を備えている。これにより、有機発光層4で発光された光が、微粒子12及び気泡13によって散乱される。このため、有機EL素子1は、光取出層8の光取出面8aによって全反射される光が低減されるので、輝度向上率を向上させる。即ち、有機EL素子1は、光取出効率を向上させることができるとともに、電力効率を向上させることができる。
また、有機EL素子1では、樹脂層11の屈折率よりも微粒子12の屈折率を小さくすることによって、より輝度向上率及び光取出効率を向上させることができる。
また、有機EL素子1では、微粒子12の重量濃度を約2.0%以上、約9.1%以下にすることにより、より輝度向上率及び光取出効率を向上させることができる。
また、有機EL素子1では、光取出層8の厚みを約0.59mm〜約0.88mmにすることによって、輝度向上率及び光取出効率を向上させることができる。
<実験>
次に、上述した実施形態の効果を証明するために行った実験について説明する。
(光取出層の気泡と輝度向上率の関係)
まず、本実験のために、上述した第1実施形態に対応した試料(有機EL素子)として第1実施例を作製した。第1実施例は、樹脂層を構成するエポキシ樹脂及びポリチオールを攪拌することによって気泡を含む光取出層を作製した。第1実施例と比較するための試料として、第1比較例〜第4比較例を作製した。ここで、第1比較例は、光取出層を設けていない点以外は、第1実施例と同じ構成である(図6参照)。第2〜4比較例は、光取出層の樹脂層をビスフェノールA型及びF型の混合物(または、ビスフェノールF型のみ)から生成された液状エポキシ樹脂を所定の割り合い含む材料によって構成している点以外は第1実施例と同じ構成である。各試料の輝度向上率を調べた実験結果を図7に示す。尚、各比較例及び第1実施例は、それぞれ3個ずつ作製して輝度向上率を調べた。
ここで、輝度向上率を、
輝度向上率
=100×{(各試料の平均輝度)−(第1比較例の平均輝度)}
/(第1比較例の平均輝度)
で定義する。
次に、実験結果を説明する前に、第1比較例の内部での光の損失について、図6を参照して説明する。図6は、第1比較例の光損失を説明するための概略断面図である。尚、第1実施形態と同じ構成には同じ符号を付けて説明を省略する。有機発光層4で発光した光は、有機発光層4とアノード電極3との界面及びアノード電極3と素子基板2との界面によって反射されて、内部で約45%が損失する。更に、素子基板2の光取出主面2b、即ち、外部との界面において反射されて、素子基板2の内部で約35%が損失する。従って、有機発光層4で発光された光は、外部に出射されるまでに約80%が損失する。言い換えれば、第1比較例の光取出効率は、約20%である。尚、素子基板2を構成するガラス基板の屈折率が約1.52であり、外部の空気の屈折率が約1.0であることを考慮すると、全反射が生じる臨界角αは約35°である。
図7に示すように、第2〜4比較例では、輝度向上率が最大で約30%となっている。一方、本発明による第1実施例では、輝度向上率が約37%となっている。これにより、気泡を含む光取出層によって、輝度向上率を上昇させることができることがわかる。この結果、光取出効率が向上していることもわかる。
(光取出層の微粒子の屈折率及び濃度と輝度向上率との関係)
まず、本実験では、上述した第1実施形態に対応した試料として、第2実施例〜第6実施例を作製した。尚、第2実施例〜第6実施例では、光取出層の樹脂層に含まれる微粒子(シリカ粒子:屈折率1.43)の重量濃度をそれぞれ約2.0%〜約9.1%の間で変えている。尚、シリカ粒子からなる微粒子の粒径は、約1.3μm〜約1.8μmである。
次に、光取出層の樹脂層に含まれる微粒子に、ベンゾグアナミンホルムアルデヒド縮合物からなる樹脂粒子(屈折率:1.66)を採用した第7実施例〜第10実施例を作製した。尚、第7実施例〜第10実施例では、微粒子の重量濃度を約2.0%〜約16.7%の間で変えている。尚、樹脂粒子からなる微粒子の粒径は、約10μm〜約15μmである。
尚、ここでいう重量濃度とは、
重量濃度=100×(微粒子の重量)/(樹脂層の重量)
である。
これらの各試料の輝度向上率を調べた。ここでいう、輝度向上率とは、上述した実験の輝度向上率と同じ方法によって求めた。結果を図8に示す。更に、図8の数値をグラフ化したものを図9に示す。
図8及び図9に示すように、第2〜10実施例の全てにおいて、輝度向上率が第1比較例よりも向上していることがわかる。
また、各重量濃度において、シリカ粒子を微粒子とする第2〜6実施例の輝度向上率が、樹脂粒子を微粒子とする第7〜10実施例の輝度向上率よりも上がっていることがわかる。ここで、シリカ粒子の屈折率(=1.43)は、樹脂層の屈折率(=1.55)よりも低い。一方、樹脂粒子の屈折率(=1.66)は、樹脂層の屈折率(=1.55)よりも高い。即ち、輝度向上率を高めるためには、微粒子の屈折率は、樹脂層の屈折率よりも低い方が良いことがわかる。
更に、重量濃度が約3.8%〜約7.4%である第3〜5実施例の輝度向上率が、第2及び第6実施例に比べて、より向上していることがわかる。
(光取出層の厚みと輝度向上率の関係)
まず、本実験では、光取出層の厚みを変えた第11実施例〜第14実施例を試料として作製した。そして、これらの各実施例の輝度向上率を調べた。ここでいう輝度向上率は、
輝度向上率
=100×{(各試料の輝度)−(光取出層を形成する前の各試料の輝度)}
/(光取出層を形成する前の各試料の輝度)
と定義する。本実験においては、約3.09mA/cmの電流密度を有する電流を各試料に流した。
結果を図10に示す。図10に示すように、光取出層の厚みが、約0.59mm及び約0.88mmである第12及び第13実施例の輝度向上率が、第11及び第14実施例の輝度向上率よりも極めて高くなっていることがわかる。
以上、実施形態を用いて本発明を詳細に説明したが、本発明は本明細書中に説明した実施形態に限定されるものではない。本発明の範囲は、特許請求の範囲の記載及び特許請求の範囲の記載と均等の範囲により決定されるものである。以下、上記実施形態を一部変更した変更形態について説明する。
上述した各実施形態における材料、数値、形状等は、一例であり、適宜変更可能である。
例えば、光取出層の樹脂層を形成する材料は、ポリチオールを含むエポキシ樹脂に限定されるものではなく、他の樹脂に適宜変更可能である。
また、光取出層の微粒子はシリカ粒子に限定されるものではない。但し、微粒子の屈折率が、樹脂層の屈折率よりも小さいものが好ましい。また、微粒子の粒径は、上述した粒径に限定されるものではなく、100nm〜50μm、好ましくは、光の散乱効果を得るために0.5μm以上である。更に、微粒子の重量濃度は、上述した重量濃度に限定されるものではない。
また、光取出層の厚みは、上述した厚みに限定されるものではなく、適宜変更可能である。
第1実施形態による有機EL素子の断面図である。 第1実施形態による有機EL素子の各製造工程を説明する図である。 第1実施形態による有機EL素子の各製造工程を説明する図である。 第1実施形態による有機EL素子の各製造工程を説明する図である。 第1実施形態による有機EL素子の各製造工程を説明する図である。 第1比較例の光損失を説明するための概略断面図である。 光取出層の気泡と輝度向上率の関係を示す表である。 光取出層の微粒子の屈折率及び濃度と輝度向上率との関係を示す表である。 図8の数値をグラフ化したものである。 光取出層の厚みと輝度向上率の関係を示す表である。
符号の説明
1 有機EL素子
2 素子基板
2a 成長主面
2b 光取出主面
3 アノード電極
4 有機発光層
5 カソード電極
6 固体封止樹脂層
6A UV硬化樹脂材
7 封止板
8 光取出層
8a 光取出面
11A エポキシ樹脂材
11 樹脂層
12 微粒子
13 気泡
α 臨界角

Claims (4)

  1. 素子基板と
    有機発光層を含み、前記素子基板の成長主面に形成された発光部と、
    前記成長主面とは反対側の前記素子基板の光取出主面に形成された樹脂層と、前記樹脂層とは屈折率の異なる微粒子とを含み、前記樹脂層に気泡が形成された光取出層とを備えたことを特徴とする有機EL素子。
  2. 前記微粒子の屈折率は、前記樹脂層の屈折率よりも小さいことを特徴とする請求項1に記載の有機EL素子。
  3. 前記樹脂層に対する前記微粒子の重量濃度は、2.0%以上、9.1%以下であることを特徴とする請求項1または請求項2のいずれか1項に記載の有機EL素子。
  4. 前記光取出層の厚みは、0.59mm以上、0.88mm以下であることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の有機EL素子。
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