JP2009135589A - 移動通信端末及び信号中継方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】、テレビ会議用のデータ通信における通信網上のトラフィックを削減することにより、簡易な構成で通信コストの低減を図ること。
【解決手段】この移動通信端末1は、外部から直接入力された音声信号及び映像信号を含む親端末送信信号を生成する映像・音声入力部12と、移動通信端末2a,2b,2cから音声信号及び映像信号を含む子端末送信信号を近距離通信によって受信する近距離通信部11と、親端末送信信号と複数の子端末送信信号とを合成して合成信号を出力する信号合成部16と、親端末送信信号、子端末送信信号、及び合成信号のうちから信号を選択するスイッチ部17と、スイッチ部17によって選択された信号を、移動体通信網NWを経由して移動通信端末3に送信する移動体通信部18とを備える。
【選択図】図1
【解決手段】この移動通信端末1は、外部から直接入力された音声信号及び映像信号を含む親端末送信信号を生成する映像・音声入力部12と、移動通信端末2a,2b,2cから音声信号及び映像信号を含む子端末送信信号を近距離通信によって受信する近距離通信部11と、親端末送信信号と複数の子端末送信信号とを合成して合成信号を出力する信号合成部16と、親端末送信信号、子端末送信信号、及び合成信号のうちから信号を選択するスイッチ部17と、スイッチ部17によって選択された信号を、移動体通信網NWを経由して移動通信端末3に送信する移動体通信部18とを備える。
【選択図】図1
Description
本発明は、移動通信端末及び信号中継方法に関するものである。
近年、携帯電話機等の移動通信端末を用いたテレビ会議が行われるようになってきている。このようなテレビ会議用通信システムに関する技術としては、送信元端末から制御装置を経由することにより、映像/音声データを複数の配信先端末に一斉放送するテレビ会議システムや、各端末から受信した映像信号を縮小及び合成して会議情報を重畳した後に、音声信号及びデータ信号とともに分配するテレビ会議制御装置が知られている(下記特許文献1及び2参照。)。
また、テレビ会議をしながらファックスデータやイメージデータも送受信できるように、映像データ及び音声データの伝送帯域にファックスデータやパソコンデータの伝送帯域を割り当てることが可能なテレビ会議システムも開示されている(下記特許文献3参照。)。
特開2006−350831号公報
特開2004−265123号公報
しかしながら、上述した従来のテレビ会議システムにおいては、それぞれの通信端末がデジタル通信網に接続されているため、デジタル通信網上に無駄なトラフィックが発生する結果、通信コストも増大する傾向にある。また、送信元の通信端末の映像データ及び音声データを多重化してデジタル通信網に送信することも考えられるが、この場合であってもデジタル通信網で送受信するデータ量が膨大となり、加えて受信側端末で受信した映像データ及び音声データを抽出するための機能が必要となってしまう。
そこで、本発明は、かかる課題に鑑みて為されたものであり、テレビ会議用のデータ通信における通信網上のトラフィックを削減することにより、簡易な構成で通信コストの低減を図ることが可能な移動通信端末及び信号中継方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の移動通信端末は、複数の送信元端末によって生成された音声信号或いは映像信号である送信信号を、移動通信網を介して接続された送信先端末に中継する信号中継用の移動通信端末であって、外部から直接入力された音声或いは映像に基づいて、音声信号或いは映像信号である第1の送信信号を生成する入力手段と、複数の送信元端末から音声信号或いは映像信号である第2の送信信号を近距離通信によって受信する近距離通信手段と、第1の送信信号と複数の送信元端末から送信された第2の送信信号とを合成して合成信号を出力する信号合成手段と、第1の送信信号、第2の送信信号、及び合成信号のうちから信号を選択する信号選択手段と、信号選択手段によって選択された信号を、移動通信網を経由して送信先端末に送信する信号送信手段と、を備える。
或いは、本発明の信号中継方法は、複数の送信元端末によって生成された音声信号或いは映像信号である送信信号を、移動通信網を介して接続された送信先端末に中継する信号中継方法であって、入力手段が、外部から直接入力された音声或いは映像に基づいて、音声信号或いは映像信号である第1の送信信号を生成する入力ステップと、近距離通信手段が、複数の送信元端末から音声信号或いは映像信号である第2の送信信号を近距離通信によって受信する近距離通信ステップと、信号合成手段が、第1の送信信号と複数の送信元端末から送信された第2の送信信号とを合成して合成信号を出力する信号合成ステップと、信号選択手段が、第1の送信信号、第2の送信信号、及び合成信号のうちから信号を選択する信号選択ステップと、信号送信手段が、信号選択手段によって選択された信号を、移動通信網を経由して送信先端末に送信する信号送信ステップと、を備える。
このような移動通信端末及び信号中継方法によれば、外部から直接入力された音声或いは映像に基づく第1の送信信号と、近距離通信によって複数の送信元端末から音声或いは映像として受信された第2の送信信号と、第1及び第2の送信信号を合成した合成信号とのうち1つの信号が選択されて移動通信網を介して送信先端末に送信される。これにより、複数の移動通信端末からの映像或いは音声を送信先に選択的に送信する際に、予め必要な信号が選択されて移動通信網に送出されるので、無駄なトラフィックが削減されて簡易な構成で通信コストの低減を図ることができる。
信号選択手段は、送信元端末或いは送信先端末から送信される信号選択要求に基づいて信号を選択することが好ましい。この場合、送信元又は送信先の要求に基づいて、第1の送信信号、第2の送信信号、及び合成信号のうちから送信信号が選択されるので、テレビ会議における映像又は音声のタイムリーな提供が実現される。
また、近距離通信手段は、送信元端末からの接続要求を受信した後に、該送信元端末から第2の送信信号の受信を開始し、信号合成手段は、接続要求の送信元の送信元端末から送信された第2の送信信号と第1の送信信号とを合成する、ことも好ましい。かかる構成を採れば、送信元端末から接続要求を受けた場合に第2の送信信号の受信を開始するので、送信元端末から確実に映像信号又は音声信号を受信することができ、送信元端末のテレビ会議への円滑な参加が容易になる。
さらに、近距離通信手段は、送信元端末への接続要求が確立された後に、該送信元端末から第2の送信信号の受信を開始し、信号合成手段は、接続要求の送信元の送信元端末から送信された第2の送信信号と第1の送信信号とを合成することも好ましい。こうすれば、送信元端末との近距離通信の通信セッションが確立した場合に第2の送信信号の受信を開始するので、送信元端末から確実に映像信号又は音声信号を受信することができ、送信元端末のテレビ会議への円滑な招集が容易になる。
本発明によれば、テレビ会議用のデータ通信における通信網上のトラフィックを削減することにより、簡易な構成で通信コストの低減を図ることができる。
以下、図面とともに本発明による移動通信端末の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明においては同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
[第1実施形態]
図1は、本発明の第1実施形態である移動通信端末1の概略構成図である。同図に示す移動通信端末1は、IMT2000(International Mobile Telecommunications 2000)やPDC(Personal DigitalCellular)等の移動体通信方式が採用された移動体通信網NWとのデータの送受信が可能にされるとともに、ブルートゥース(Bluetooth)通信や赤外線通信(IrDA)等の近距離通信によってデータの送受信が可能にされた通信端末である。ここでは、移動通信端末1は、移動体通信網NWを介して移動通信端末(送信先端末)3と接続可能な状態にあり、移動通信端末(送信元端末)2a,2b,2cと近距離通信により接続可能な状態にある場合を示しているが、移動通信端末1の通信能力に従って接続される端末数は変更されてもよい。これらの移動通信端末1,2a,2b,2c,3においては、端末どうしでのテレビ会議を可能にするテレビ電話機能を有するアプリケーションソフトウェアが実行されており、端末相互に音声信号及び映像信号が送受信されてその音声信号及び映像信号が同時再生される。以下、「親端末」とは、複数の送信元端末と近距離通信によって接続されて1以上の送信先端末とそれらの複数の送信元端末との間で音声信号及び映像信号を中継する端末のことをいい、「子端末」とは、その親端末と近距離通信によって接続される送信元端末のことをいう。図1においては、移動通信端末1が「親端末」、移動通信端末2a,2b,2cが「子端末」に、それぞれ相当する。
図1は、本発明の第1実施形態である移動通信端末1の概略構成図である。同図に示す移動通信端末1は、IMT2000(International Mobile Telecommunications 2000)やPDC(Personal DigitalCellular)等の移動体通信方式が採用された移動体通信網NWとのデータの送受信が可能にされるとともに、ブルートゥース(Bluetooth)通信や赤外線通信(IrDA)等の近距離通信によってデータの送受信が可能にされた通信端末である。ここでは、移動通信端末1は、移動体通信網NWを介して移動通信端末(送信先端末)3と接続可能な状態にあり、移動通信端末(送信元端末)2a,2b,2cと近距離通信により接続可能な状態にある場合を示しているが、移動通信端末1の通信能力に従って接続される端末数は変更されてもよい。これらの移動通信端末1,2a,2b,2c,3においては、端末どうしでのテレビ会議を可能にするテレビ電話機能を有するアプリケーションソフトウェアが実行されており、端末相互に音声信号及び映像信号が送受信されてその音声信号及び映像信号が同時再生される。以下、「親端末」とは、複数の送信元端末と近距離通信によって接続されて1以上の送信先端末とそれらの複数の送信元端末との間で音声信号及び映像信号を中継する端末のことをいい、「子端末」とは、その親端末と近距離通信によって接続される送信元端末のことをいう。図1においては、移動通信端末1が「親端末」、移動通信端末2a,2b,2cが「子端末」に、それぞれ相当する。
次に、移動通信端末1の構成を説明する。図1に示すように、移動通信端末1は、機能的には、近距離通信部(近距離通信手段)11と、映像・音声入力部(入力手段)12と、映像・音声デコーダ部13、映像・音声合成部14、及び映像・音声エンコーダ部15を含む信号合成部(信号合成手段)16と、スイッチ部(信号選択手段)17と、移動体通信部(信号送信手段)18と、映像・音声出力部19とを備えている。移動通信端末1は、移動通信端末1,2a,2b,2cによって生成された音声信号及び映像信号を含む送信信号を移動通信端末3に向けて中継送信すると同時に、移動通信端末3によって生成された音声信号及び映像信号を含む受信信号を移動通信端末2a,2b,2cに中継する。すなわち、移動通信端末1は、移動通信端末1,2a,2b,2c,3のユーザ間でのテレビ会議を可能するデータ中継装置である。
また、図2は、移動通信端末1のハードウェア構成図である。移動通信端末1は、物理的には、図2に示すように、CPU21、主記憶装置であるRAM22及びROM23、ハードディスク装置等の補助記憶装置27、入力デバイスである入力キー、マイク等の入力装置26、スピーカ、ディスプレイ等の出力装置28、移動体通信モジュール24、ブルートゥース通信モジュールや赤外線通信モジュール等の近距離通信モジュール25などを含む端末装置として構成されている。この移動体通信モジュール24は、移動体通信方式によるデータ通信を実行するモジュールであり、近距離通信モジュール25は、近距離通信方式によるデータ通信を実行するモジュールである。図1において示した各機能は、図2に示すCPU21、RAM22等のハードウェア上に所定のソフトウェアを読み込ませることにより、CPU21の制御のもとで通信モジュール24,25、入力装置26、出力装置28を動作させるとともに、RAM22や補助記憶装置27におけるデータの読み出し及び書き込みを行うことで実現される。特に、近距離通信部11は、近距離通信モジュール25を、移動体通信部18は、移動体通信モジュール24を、映像・音声入力部12は、入力装置26を、映像・音声出力部19は、出力装置28を、それぞれ用いて機能する。
以下、図1を参照しながら、各機能要素について詳細に説明する。
近距離通信部11は、移動通信端末2a,2b,2cから音声信号及び映像信号を含む子端末送信信号を近距離通信によって受信する。この子端末送信信号に含まれる音声信号及び映像信号は、移動通信端末2a,2b,2cのマイク、カメラ等の入力手段を用いて生成された信号であり、子端末送信信号は、例えばITU-T(International Telecommunication Union TelecommunicationStandardization Sector) H.324規格等の所定の符号化方式によって音声信号及び映像信号が重畳して符号化されたものである。このとき、近距離通信部11は、複数の移動通信端末2a,2b,2cからの子端末送信信号を同一の無線リンク上で多重化して受信してもよいし、移動通信端末2a,2b,2cと順次又は並列に無線リンクを接続することにより別々に受信してもよい。そして、近距離通信部11は、受信した子端末送信信号を移動通信端末2a,2b,2cからの信号ごとに分離して、映像・音声デコーダ部13及びスイッチ部17に送出する。
また、近距離通信部11は、移動通信端末3から移動体通信部18を介して受信された音声信号及び映像信号を含む受信信号を、近距離通信によって移動通信端末2a,2b,2cに中継送信することにより、移動通信端末2a,2b,2cにおける移動通信端末3によって取得された映像及び音声の再生を可能にする。
映像・音声入力部12は、入力装置26を用いて外部から直接入力された音声及び映像に基づいて、映像・音声出力部19によって再生可能な信号形式の音声信号及び映像信号を含む親端末送信信号を生成する。映像・音声入力部12は、生成した親端末送信信号を映像・音声合成部14に送出する。また、映像・音声入力部12は、その親端末送信信号を所定の符号化方式で符号化後にスイッチ部17に送出する。
映像・音声デコーダ部13は、近距離通信部11から送出された子端末送信信号を復号することによって、映像・音声出力部19によって再生可能な信号形式の音声信号及び映像信号を含む子端末送信信号を出力する。映像・音声デコーダ部13は、出力した子端末送信信号を映像・音声合成部14に送出する。
映像・音声合成部14は、映像・音声デコーダ部13から送出された子端末送信信号及び映像・音声入力部12から送出された親端末送信信号に基づいて、移動通信端末1,2a,2b,2cによって取得された複数の映像及び音声を合成して合成信号を生成する。映像の合成は、例えば、複数の映像を同一画像フレーム内に並列に表示可能なように重畳データを作成することによって行われる。また、音声の合成は、複数の音声を同時再生可能なように重畳データが作成される。映像・音声合成部14は、生成した合成信号を映像・音声エンコーダ部15に出力する。
映像・音声エンコーダ部15は、映像・音声合成部14から出力された合成信号を、所定の符号化方式を用いて符号化して、符号化後の合成信号をスイッチ部17に送出する。
なお、映像・音声デコーダ部13、映像・音声合成部14、及び映像・音声エンコーダ部15を含む信号合成部(信号合成手段)16は、スイッチ部17によって合成信号が送信対象として選択されている場合にのみ起動するように予め設定されている。
スイッチ部17は、近距離通信部11から送出された移動通信端末2a,2b,2cごとの子端末送信信号、映像・音声入力部12からの親端末送信信号、及び映像・音声エンコーダ部15からの合成信号のうちから送信信号を選択して、選択した送信信号を移動体通信部18、及び映像・音声出力部19に送出する。このとき、スイッチ部17の選択は、予め移動通信端末1のユーザから受け付けられた選択入力、移動通信端末3から移動体通信網NWを介して受け付けられた信号切換要求信号(信号選択要求)、又は移動通信端末2a,2b,2cから近距離通信によって受け付けられた切換提案信号(信号選択要求)に基づいて実行される。
移動体通信部18は、スイッチ部17から送出された送信信号を移動体通信網NWを介して移動通信端末3に送信する。これにより、移動通信端末1,2a,2b,2cの映像/音声、又はこれらが重畳された映像/音声が、移動通信端末3にて選択的に送信可能にされる。
映像・音声出力部19は、移動通信端末1のユーザが送信先に送る信号をモニタ可能なように、スイッチ部17から送出された送信信号を、復号化及び再生して出力装置28に出力する。
次に、図3〜6を参照して、移動通信端末1,2a,2b,2c,3を含むテレビ会議通信システムの動作について詳細に説明する。
移動通信端末1は、移動通信端末3とテレビ電話通信を行う際に移動通信端末2a,2b,2cの親端末としての役割を有するが、移動通信端末2a,2b,2cがテレビ電話通信に参加する形態は、移動通信端末1がホストとして機能する場合とクライアントとして機能する場合とに分類される。まず、図3を参照して、移動通信端末1がホストとして機能する場合の通信開始手順を説明する。この場合の前提として、移動通信端末1と移動通信端末3との間のテレビ電話の通信セッションは既に確立されていることとする。
最初に、移動通信端末1のユーザによって又は自動でテレビ電話用アプリケーションのホスト機能が起動され、移動通信端末2a,2b,2cからの接続待ち状態に移行される(ステップS01)。これに対して、移動通信端末2aのユーザからのホスト探索要求が受け付けられると(ステップS02)、移動通信端末2aの近距離通信機能が起動される(ステップS03)。その後、移動通信端末2aから移動通信端末1に対して接続要求がなされ、移動通信端末2aと移動通信端末1との間の近距離通信の接続処理が開始される(ステップS04)。そして、近距離通信の接続が確立すると、移動通信端末1,2aのそれぞれのテレビ電話用アプリケーションが接続完了応答を受ける(ステップS05)。
次に、移動通信端末2aのテレビ電話用アプリケーションから移動通信端末1のテレビ電話用アプリケーションに対して起動確認要求が送信され(ステップS06)、これに対して、移動通信端末1のテレビ電話用アプリケーションから移動通信端末2aのテレビ電話用アプリケーションに対して起動確認応答が返信される(ステップS07)。そして、移動通信端末2aにおいて、ディスプレイを用いてユーザに移動通信端末1と接続するか否かが確認され、これに対して、ユーザから接続を許可することを示す接続確認が入力される(ステップS08)。そうすると、移動通信端末2aのテレビ電話用アプリケーションから移動通信端末1のテレビ電話用アプリケーションに対して接続要求が送信された後(ステップS09)、移動通信端末1から接続を許可する旨を示す接続許可信号が返信されて両者間の接続が確立される(ステップS10)。ここで、ステップS08の処理においては、移動通信端末1等における事前設定に応じてパスワード情報等の認証処理を加えても良い。
その後、移動通信端末2aにおいて音声及び映像の入力が開始されて子端末送信信号が生成される一方(ステップS11)、移動通信端末1においても、随時映像・音声入力部12によって入力映像及び入力音声に基づいて親端末送信信号が生成される(ステップS12)。生成された子端末送信信号は移動通信端末1に送信される(ステップS13)。
送信された子端末送信信号は、移動通信端末1によって受信された後、映像・音声デコーダ部13によって所定の符号化方式に従って復号される(ステップS14)。次に、子端末送信信号が複数の端末から受信されている場合及びスイッチ部17によって合成信号が送信対象として選択されている場合には、映像・音声合成部14によって合成信号が生成される(ステップS15)。そして、生成された合成信号は、映像・音声エンコーダ部15によって符号化される(ステップS16)。その後、スイッチ部17によって、符号化された合成信号、それぞれの子端末送信信号、及び親端末送信信号のうちから1つの送信信号が選択されて(ステップS17)、移動体通信部18によってその送信信号が移動通信端末3に向けて送信される(ステップS18)。
一方で、移動通信端末3において入力された映像及び音声に基づいて受信信号が生成されて(ステップS19)、その受信信号は所定の符号化方式で符号化された後に移動通信端末1に移動体通信網NWを介して送信される(ステップS20)。そして、受信信号は、移動体通信部18によっていったん受信された後に、近距離通信部11によって移動通信端末2a,2b,2cに中継送信される(ステップS21)。
移動通信端末1では、移動通信端末3から受信された受信信号が映像・音声出力部19によって復号及び再生されることにより、移動通信端末3における映像及び音声が出力装置28に出力される。それと同時に、スイッチ部17によって選択された送信信号も映像・音声出力部19によって復号及び再生される。また、移動通信端末2a,3においては、それぞれ、移動通信端末3からの受信信号、及び移動通信端末1から選択的に送信された送信信号が、復号及び再生される。
図4に移って、移動通信端末1がクライアントとして機能する場合の通信開始手順を説明する。
最初に、移動通信端末2aのユーザによってテレビ電話用アプリケーションのホスト機能が起動され、移動通信端末1からの接続待ち状態に移行される(ステップS31)。これに応じて、移動通信端末2aの近距離通信機能が起動される(ステップS32)。その後、移動通信端末1のユーザからのホスト探索要求が受け付けられると(ステップS33)、移動通信端末1から移動通信端末2aに対して接続要求がなされ、移動通信端末1と移動通信端末2aとの間の近距離通信の接続処理が開始される(ステップS34)。そして、近距離通信の接続が確立すると、移動通信端末1,2aのそれぞれのテレビ電話用アプリケーションが接続完了応答を受ける(ステップS35)。
次に、移動通信端末2aのテレビ電話用アプリケーションから移動通信端末1のテレビ電話用アプリケーションに対して起動確認要求が送信され(ステップS36)、これに対して、移動通信端末1のテレビ電話用アプリケーションから移動通信端末2aのテレビ電話用アプリケーションに対して起動確認応答が返信される(ステップS37)。そして、移動通信端末2aにおいて、ディスプレイを用いてユーザに移動通信端末1と接続するか否かが確認され、これに対して、ユーザから接続を許可することを示す接続確認が入力される(ステップS38)。そうすると、移動通信端末2aのテレビ電話用アプリケーションから移動通信端末1のテレビ電話用アプリケーションに対して接続要求が送信された後(ステップS39)、移動通信端末1から接続を許可する旨を示す接続許可信号が返信されて両者間の接続が確立される(ステップS40)。その後、上述したステップS11〜ステップS24の処理と同様にして、移動通信端末1,2a,3間でテレビ電話通信が行われる(ステップS41〜S54)。
図5に移って、移動通信端末1がホストとして機能する場合に、移動通信端末2aのテレビ電話通信の切断手順について説明する。
まず、移動通信端末1,2a,3間でテレビ電話通信が行われている際に、移動通信端末2aのユーザから切断要求が受け付けられる(ステップS61)。そうすると、移動通信端末2aのテレビ電話用アプリケーションから移動通信端末1のテレビ電話用アプリケーションに対して、近距離通信を用いて接続解除要求が送られる(ステップS62)。これに対して、スイッチ部17によって移動通信端末2aの子端末送信信号が送信対象として選択されていた場合には、移動通信端末1のユーザから送信対象の再選択を受け付け、それに基づいてスイッチ部17が出力する送信信号が切り替えられる(ステップS63)。
その後、移動通信端末2aと移動通信端末1とのテレビ電話通信の接続が解除され、移動通信端末1から移動通信端末2aに対して接続解除応答が返信される(ステップS64)。これに応じて、移動通信端末2aから移動通信端末1に対して接続解除完了が送信される(ステップS65)。次に、映像・音声合成部14により合成処理の対象から移動通信端末2aからの子端末送信信号が除外される(ステップS66)。そして、移動通信端末2aと移動通信端末1との間の近距離通信の通信セッションが開放されて(ステップS67)、テレビ電話通信の切断完了が移動通信端末1,2aに表示される(ステップS68)。
次に、図6を参照して、移動通信端末1がクライアントとして機能する場合に、移動通信端末2aのテレビ電話通信の切断手順について説明する。
まず、移動通信端末1,2a,3間でテレビ電話通信が行われている際に、移動通信端末1のユーザから移動通信端末2aとのテレビ電話通信の切断要求が受け付けられる(ステップS71)。そうすると、スイッチ部17によって移動通信端末2aの子端末送信信号が送信対象として選択されていた場合には、移動通信端末1のユーザから送信対象の再選択を受け付け、それに基づいてスイッチ部17が出力する送信信号が切り替えられる(ステップS72)。また、映像・音声合成部14により合成処理の対象から移動通信端末2aからの子端末送信信号が除外される(ステップS73)。
その後、移動通信端末1のテレビ電話用アプリケーションから移動通信端末2aのテレビ電話用アプリケーションに対して、近距離通信を用いて接続解除要求が送られる(ステップS74)。これに応じて、移動通信端末2aと移動通信端末1とのテレビ電話通信の接続が解除され、移動通信端末2aから移動通信端末1に対して接続解除応答が返信される(ステップS75)。そして、移動通信端末2aと移動通信端末1との間の近距離通信の通信セッションが開放されて(ステップS76)、テレビ電話通信の切断完了が移動通信端末1,2aに表示される(ステップS77)。
以上説明した移動通信端末1によれば、外部から直接入力された音声及び映像に基づく親端末送信信号と、近距離通信によって複数の移動通信端末2a,2b,2cから音声及び映像として受信された子端末送信信号と、親端末送信信号と子端末送信信号とを合成した合成信号とのうち1つの信号が選択されて移動体通信網NWを介して移動通信端末3に送信される。これにより、複数の移動通信端末からの映像及び音声を送信先に選択的に送信する際に、予め必要な信号が選択されて移動体通信網に送出されるので、無駄なトラフィックが削減されて簡易な構成で通信コストの低減を図ることができる。つまり、データ送信元からの上り信号を自動的に切り替えることで通信チャネルを占有するデータソースが時間毎に異なることになり、複数の送信元からの映像信号及び音声信号を単に多重化して送信する場合に比して、データ通信量及び通信コストが格段に削減される。
また、スイッチ部17は、移動通信端末2a,2b,2c,3から送信される信号選択要求に基づいて送信信号を選択するので、テレビ会議における映像又は音声のタイムリーな提供が実現される。
また、移動通信端末2a,2b,2cとの近距離通信の通信セッションが確立した場合に子端末送信信号の受信を開始するので、送信元端末から確実に映像信号又は音声信号を受信することができ、送信元端末のテレビ会議への円滑な参加又は招集が可能になる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態について説明する。図7は、本発明の第2実施形態である移動通信端末101の概略構成図である。同図に示す移動通信端末101は、移動通信端末2a,2b,2cから近距離通信によって受信された子端末送信信号を、近距離通信を用いて移動通信端末4に中継送信するとともに、移動通信端末3から移動通信端末4を経由して近距離通信で受信した受信信号を、移動通信端末2a,2b,2cに中継送信する点が第1実施形態と異なる。すなわち、移動通信端末101は、近距離通信によって映像信号及び音声信号を中継するハブ装置としての役割を有し、移動通信端末101が「親端末」、移動通信端末2a,2b,2cが「子端末」に、それぞれ相当する。する。ここで、移動通信端末4は、移動体通信網NWを介して移動通信端末3と接続可能な状態にあり、移動通信端末101と近距離通信により接続可能な状態にあるものとする。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。図7は、本発明の第2実施形態である移動通信端末101の概略構成図である。同図に示す移動通信端末101は、移動通信端末2a,2b,2cから近距離通信によって受信された子端末送信信号を、近距離通信を用いて移動通信端末4に中継送信するとともに、移動通信端末3から移動通信端末4を経由して近距離通信で受信した受信信号を、移動通信端末2a,2b,2cに中継送信する点が第1実施形態と異なる。すなわち、移動通信端末101は、近距離通信によって映像信号及び音声信号を中継するハブ装置としての役割を有し、移動通信端末101が「親端末」、移動通信端末2a,2b,2cが「子端末」に、それぞれ相当する。する。ここで、移動通信端末4は、移動体通信網NWを介して移動通信端末3と接続可能な状態にあり、移動通信端末101と近距離通信により接続可能な状態にあるものとする。
図7に示すように、移動通信端末101は、機能的には、近距離通信部(近距離通信手段)111と、映像・音声入力部(入力手段)12と、映像・音声デコーダ部13、映像・音声合成部14、及び映像・音声エンコーダ部15を含む信号合成部(信号合成手段)16と、スイッチ部(信号選択手段)117と、映像・音声出力部19とを備えている。以下、第1実施形態と異なる機能を有する部分のみについて説明する。
近距離通信部111は、移動通信端末2a,2b,2cから近距離通信によって受信された子端末送信信号を、スイッチ部117及び映像・音声デコーダ部13に送出すると同時に、移動通信端末3からの受信信号を、移動通信端末4を経由して近距離通信によって受信し、移動通信端末2a,2b,2cに中継送信する。また、近距離通信部111は、スイッチ部117によって選択出力された送信信号を、移動通信端末4に近距離通信によって送信する。この送信信号は、移動通信端末4によって、移動通信端末3に移動体通信網NWを介して中継されることになる。
スイッチ部117は、近距離通信部111から出力された子端末送信信号、及び親端末送信信号、及び合成信号のうちから送信信号を選択して、近距離通信部111に出力する。
以下、図8〜13を参照して、移動通信端末101,2a,2b,2c,3,4を含むテレビ会議通信システムの動作について詳細に説明する。
図8は、移動通信端末101がホストとして機能する場合の通信開始手順を示すシーケンス図である。同図に示すステップS102〜109、S112〜S120、S122〜S125は、図3のステップS02〜S18、S20〜S23の処理と同様である。
最初に、移動通信端末101では、テレビ電話用アプリケーションのホスト機能と共にハブ機能が起動される(ステップS101)。その後、近距離通信の接続確認、移動通信端末2aによるテレビ電話アプリケーションの機能の起動確認が完了し、移動通信端末2aから移動通信端末101に対してテレビ電話通信の接続要求が送信されると、その接続要求が移動通信端末4に転送され、移動通信端末2aと移動通信端末4との間で接続の認証処理が実行される(ステップS110)。そして、認証処理が正常に終了すると、移動通信端末4から移動通信端末101に対してテレビ電話通信の接続許可が送信され(ステップS111)、移動通信端末2aに中継される(ステップS112)。
その後、移動通信端末101から近距離通信を用いて移動通信端末4に送信信号が送信されると(ステップS120)、その送信信号を移動体通信網NWを介して移動通信端末3に中継すると同時に、移動通信端末3からの受信信号を、近距離通信によって移動通信端末101に中継する(ステップS121)。なお、移動通信端末4は、自端末において取得した映像信号及び音声信号を、移動通信端末3に切り替えて送信することも可能にされている。
図9に移って、移動通信端末101がホストとして機能する場合に、移動通信端末2aのテレビ電話通信の切断手順について説明する。
まず、移動通信端末101,2a,3,4間でテレビ電話通信が行われている際に、移動通信端末2aのユーザから切断要求が受け付けられる(ステップS131)。そうすると、移動通信端末2aのテレビ電話用アプリケーションから移動通信端末101のテレビ電話用アプリケーションに対して、近距離通信を用いて接続解除要求が送られ、移動通信端末101によって移動通信端末4に接続解除要求が中継される(ステップS132,S133)。これに対して、スイッチ部17によって移動通信端末2aの子端末送信信号が送信対象として選択されていた場合には、移動通信端末4のユーザから送信対象の再選択が受け付けられる(ステップS134)。その再選択に基づいた信号切換要求が、移動通信端末4から移動通信端末101に送信されると同時に、移動通信端末4から移動通信端末101を経由して移動通信端末2aに接続解除応答が送信されて、移動通信端末2aと移動通信端末101とのテレビ電話通信の接続が解除される(ステップS135,S136)。
これに応じて、移動通信端末2aから移動通信端末101を経由して移動通信端末4に対して接続解除完了が送信される(ステップS137,S138)。次に、映像・音声合成部14により合成処理の対象から移動通信端末2aからの子端末送信信号が除外される(ステップS139)。その後、テレビ電話通信の切断完了が移動通信端末4に表示される(ステップS140)。そして、移動通信端末2aと移動通信端末101との間の近距離通信の通信セッションが開放されて(ステップS141)、テレビ電話通信の切断完了が移動通信端末2aに表示される(ステップS142)。
次に、図10を参照して、移動通信端末101がホストとして機能する場合に、移動通信端末4からの移動通信端末2aのテレビ電話通信の切断手順について説明する。
まず、移動通信端末4のユーザから切断要求が受け付けられる(ステップS151)。これに対して、移動通信端末101のスイッチ部17によって移動通信端末2aの子端末送信信号が送信対象として選択されていた場合には、移動通信端末4のユーザから送信対象の再選択が受け付けられる(ステップS152)。そうすると、その再選択に基づいた信号切換要求が、移動通信端末4から移動通信端末101に送信されると同時に、移動通信端末4から移動通信端末101を経由して移動通信端末2aに接続解除要求が送信されて、移動通信端末2aと移動通信端末101とのテレビ電話通信の接続が解除される(ステップS153,S154)。接続解除が完了すると、移動通信端末2aから移動通信端末101に対して、近距離通信を用いて接続解除応答が送られる(ステップS155)。
これに応じて、映像・音声合成部14により合成処理の対象から移動通信端末2aからの子端末送信信号が除外される(ステップS156)。その後、移動通信端末2aからの接続解除応答が移動通信端末4に中継されることによって(ステップS157)、切断完了が移動通信端末4に表示される(ステップS158)。そして、移動通信端末2aと移動通信端末101との間の近距離通信の通信セッションが開放されて(ステップS159)、テレビ電話通信の切断完了が移動通信端末2aに表示される(ステップS160)。
さらに、図11には、各移動通信端末101,2a,4に対して接続中の子端末に関する情報を通知する手順について示している。まず、テレビ電話通信中においては、移動通信端末101から移動通信端末4に対して移動通信端末101に接続されている配下端末に関する情報を随時送信する(ステップS161)。これに対して移動通信端末4は、自端末内に保持する接続端末に関する情報を更新する(ステップS162)。
そして、移動通信端末4は、移動通信端末101に移動通信端末4の配下の全ての接続端末に関する情報を送信し(ステップS163)、移動通信端末101は、その情報を移動通信端末2aに中継する(ステップS164)。これにより、移動通信端末101,2a,4のそれぞれは、テレビ会議に参加している端末グループを把握することができ、移動通信端末101は、それに基づいて送信信号の選択を受け付けて(ステップS165)、移動通信端末4に送信する送信信号を切り替えることができる(ステップS166)。
図12及び図13は、それぞれ、移動通信端末4及び移動通信端末2aから送信信号の選択を受け付ける手順を示している。
図12を参照して、移動通信端末4のユーザから、送信信号を移動通信端末101の親端末送信信号に切り換える切換要求を受け付けると(ステップS171)、その切換要求は移動通信端末101に送信される(ステップS172)。これに対して、移動通信端末101のスイッチ部117によって送信信号が切り替えられる(ステップS173)。そして、移動通信端末101から移動通信端末4に対して、切り換えられた送信信号が送信される(ステップS174)。
一方、移動通信端末4のユーザから、送信信号を合成信号に切り換える切換要求を受け付けると(ステップS175)、その切換要求は移動通信端末101に送信される(ステップS176)。これに対して、それまで機能を停止していた移動通信端末101の信号合成部16の機能が起動する(ステップS177)。次に、スイッチ部117によって送信信号が合成信号に切り替えられる(ステップS168)。そして、移動通信端末101から移動通信端末4に対して、切り換えられた合成信号が送信される(ステップS179)。
図13を参照して、移動通信端末2aのユーザから、送信信号を移動通信端末101の親端末送信信号に切り換える切換提案信号を受け付けると(ステップS181)、その切換提案信号は移動通信端末101を経由して移動通信端末4に送信される(ステップS182,S183)。これに対して、移動通信端末4によってその切換提案信号が受け付けられると(ステップS184)、端末内に予め保持された認証情報に基づいて、切換提案の可否が認証される(ステップS185)。この認証によって切換が許可された場合は、移動通信端末4から移動通信端末101に切換許可応答が送信される(ステップS186)。それに応じて、移動通信端末101のスイッチ部117によって送信信号が切り替えられる(ステップS187)。そして、移動通信端末101から移動通信端末4に対して、切り換えられた送信信号が送信される(ステップS188)と同時に、移動通信端末2aに対して切換許可応答が転送される(ステップS188)。
以上説明した移動通信端末101によっても、複数の移動通信端末からの映像及び音声を送信先に選択的に送信する際に、予め必要な信号が選択されて移動体通信網に直接接続された親端末に送出され、その親端末がその選択された映像及び音声を移動体通信網を介して送信先に中継するので、無駄なトラフィックが削減されて簡易な構成で通信コストの低減を図ることができる。特に、移動通信端末101がハブ装置として機能することにより、処理負荷がより軽減されるとともに容易に接続端末数を増やすことができる。
1,101…移動通信端末、2a,2b,2c…移動通信端末(送信元端末)、3…移動通信端末(送信先端末)、11,111…近距離通信部(近距離通信手段)、12 映像・音声入力部(入力手段)、16…信号合成部(信号合成手段)、17,117…スイッチ部(信号選択手段)。
Claims (5)
- 複数の送信元端末によって生成された音声信号或いは映像信号である送信信号を、移動通信網を介して接続された送信先端末に中継する信号中継用の移動通信端末であって、
外部から直接入力された音声或いは映像に基づいて、音声信号或いは映像信号である第1の送信信号を生成する入力手段と、
前記複数の送信元端末から音声信号或いは映像信号である第2の送信信号を近距離通信によって受信する近距離通信手段と、
前記第1の送信信号と前記複数の送信元端末から送信された前記第2の送信信号とを合成して合成信号を出力する信号合成手段と、
前記第1の送信信号、前記第2の送信信号、及び前記合成信号のうちから信号を選択する信号選択手段と、
前記信号選択手段によって選択された信号を、前記移動通信網を経由して前記送信先端末に送信する信号送信手段と、
を備えることを特徴とする移動通信端末。 - 前記信号選択手段は、前記送信元端末或いは前記送信先端末から送信される信号選択要求に基づいて信号を選択する、
請求項1記載の移動通信端末。 - 前記近距離通信手段は、前記送信元端末からの接続要求を受信した後に、該送信元端末から前記第2の送信信号の受信を開始し、
前記信号合成手段は、前記接続要求の送信元の前記送信元端末から送信された前記第2の送信信号と前記第1の送信信号とを合成する、
ことを特徴とする請求項1又は2記載の移動通信端末。 - 前記近距離通信手段は、前記送信元端末への接続要求が確立された後に、該送信元端末から前記第2の送信信号の受信を開始し、
前記信号合成手段は、前記接続要求の送信元の前記送信元端末から送信された前記第2の送信信号と前記第1の送信信号とを合成する、
ことを特徴とする請求項1又は2記載の移動通信端末。 - 複数の送信元端末によって生成された音声信号或いは映像信号である送信信号を、移動通信網を介して接続された送信先端末に中継する信号中継方法であって、
入力手段が、外部から直接入力された音声或いは映像に基づいて、音声信号或いは映像信号である第1の送信信号を生成する入力ステップと、
近距離通信手段が、前記複数の送信元端末から音声信号或いは映像信号である第2の送信信号を近距離通信によって受信する近距離通信ステップと、
信号合成手段が、前記第1の送信信号と前記複数の送信元端末から送信された前記第2の送信信号とを合成して合成信号を出力する信号合成ステップと、
信号選択手段が、前記第1の送信信号、前記第2の送信信号、及び前記合成信号のうちから信号を選択する信号選択ステップと、
信号送信手段が、前記信号選択手段によって選択された信号を、前記移動通信網を経由して前記送信先端末に送信する信号送信ステップと、
を備えることを特徴とする信号中継方法。
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