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JP2009123322A - 光ディスク装置 - Google Patents

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JP2009123322A JP2008271564A JP2008271564A JP2009123322A JP 2009123322 A JP2009123322 A JP 2009123322A JP 2008271564 A JP2008271564 A JP 2008271564A JP 2008271564 A JP2008271564 A JP 2008271564A JP 2009123322 A JP2009123322 A JP 2009123322A
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Abstract

【課題】球面収差補正部を備えた機構を必要とせずに、球面収差が発生する光ディスクを的確に判別し、信号品質を確保できる光ディスク装置を提供する。
【解決手段】
光ディスク装置は、表面からの情報記録層の深さが異なる複数種類の光ディスクの各々から、データを読み出すことが可能である。光ディスクが装填されたときにおいて、光ディスク装置のサーボ制御部は、レンズから光ディスクまでの距離を変化させてフォーカス位置を調整するための第1駆動信号、および、光ディスクに対するレンズの角度を変化させてレンズのチルトを調整するための第2駆動信号の少なくとも一方を変化させて、フォーカス位置およびチルトの組み合わせによって定まる設定を変化させる。また、信号品質測定部は、設定の変化に応じて、反射光信号の品質を評価するための指標値を複数測定する。そして光ディスク装置は、複数の指標値に基づいて装填された光ディスクの種類を判別し、判別した光ディスクからデータを読み出す。
【選択図】図9

Description

本発明は、円盤状の情報担体(以下、「光ディスク」と称する。)に対するデータの記録、および、光ディスクに記録されたデータの再生の少なくとも一方を行う光ディスク装置に関する。より具体的には、本発明は、複数種類の光ディスクの判別を行うことが可能な光ディスク装置に関する。
近年、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、BD(Blu−ray Disc)等の多くの種類の光ディスクが実用化されている。
これらの光ディスクは、光ディスクの種類に応じて異なる特性を有している。そのような特性として、たとえば、反射率(光ディスクに照射した光量と反射した光量の割合)特性、ウォブル(ディスクにスパイラル状に刻まれた周期的なうねり)特性、フォーカスエラー信号(光ビームの焦点の位置が常に情報層上に位置するように対物レンズの位置を情報記録層の法線方向に制御するための制御信号)特性が挙げられる。
種々の種類の光ディスクを利用して情報の再生や記録を行うためには、光ディスク装置が現在装填されているディスクの種類を特定する「ディスク判別」と呼ばれる処理を行う必要がある。
ディスク判別は、光ディスクの特性の違いを利用して行われる。たとえば、光ディスク装置は、先に説明した光ディスクの反射率、ウォブルの周期、および/または、フォーカスエラー信号の振幅を測定して装填された光ディスクの特性を特定することにより、光ディスクの種類を判別している。
また、上記の光ディスクのうち、例えばBDに関しては、球面収差の発生が問題となる。すなわち、球面収差が発生すると、記録や再生の品質が劣化することが知られている。そこで、BDに対応する光ディスク装置には球面収差を補正する機構が設けられている。
図1は、球面収差が発生している状態を示す。「球面収差」とは、対物レンズ101の中心部を通過する光ビーム(破線)のフォーカス位置と、対物レンズの周辺部を通過する光ビーム(実線)のフォーカス位置とが光軸方向に沿ってずれる現象をいう。なお、図1において破線で示される光ビームのフォーカス位置と、実線で示される光ビームのフォーカス位置とのずれの大きさを「球面収差」と称する場合もある。
球面収差は種々の要因で変化する。その要因の例は、光ビームの波長、対物レンズの開口数(NA)、光ビームが入射する表面から情報記録層までの深さまたは距離(以下「表面から情報記録層までの深さ」と記述する。)である。BD規格に基づいて作製された光ディスクであっても、表面から情報記録層までの深さが僅かに(規格において許容された範囲内で)異なっていたり、光軸に対して光ディスクが傾斜しているだけで球面収差は変化する。このため、記録・再生の品質が球面収差の影響を受けやすい光ディスク(たとえばBD)に対して情報の記録・再生を行う際には、光ディスク装置が球面収差の補正処理を行う必要がある。
たとえば特許文献1では、光ビームを放射する光源とその光ビームを集束するための対物レンズとの間に、球面収差を補正する機構(球面収差補正部)を備えている。装填された光ディスクに応じて球面収差補正部を制御し、球面収差を最小化する(球面収差補正量を最適化する)ことで上述の補正処理を実現している。さらに、特許文献1の光ディスク装置では、球面収差補正部の設定を変化させて、複数の球面収差状態における信号の変化割合を検知することで、光ディスクの表面から情報記録層までの距離のばらつきや、光ディスクの記録状態の影響を受けないディスク判別処理を実現している。
特開2007−122850号公報
球面収差が発生する光ディスクの種類を判別し、信号品質を確保するために、従来は特許文献1に記載されているような球面収差を補正する機構(ハードウェア)を備えた光ディスク装置を使用していた。しかしながら、そのような機構を設けることは、光ディスク装置の製造コストが上がる原因となる。特に、光ディスク装置のDVD,CD光学系においては、コストが抑えられた機構が主流となっているため、コストの上昇を伴う機構を追加することは好ましくない。
上述した複数種類の光ディスクの仕様は、その各々に対応する規格に基づいて策定されている。近年は、デュアルディスク(DualDisc)と呼ばれる、規格化されていない光ディスクが実用化され市場に流通しており、そのような光ディスクの再生を行うことも必要とされている。
デュアルディスクは、DVD規格に準拠する情報記録層(以下、「DVD面」と称する。)と、CDデータが記録された情報記録層(以下「CD面」と称する。)とを有する、再生専用の光ディスクである。デュアルディスクは、DVD面を有する基板とCD面を有する基板とを張り合わせて作製される。
図2(a)はCD規格に準拠したCD(以下「通常のCD」と称する。)200を再生している様子を示し、図2(b)はデュアルディスク201のCD面を再生している様子を示す。
図2(a)に示す通常のCD200では、対物レンズ101を通過した光ビームは情報記録層203上で合焦している。CD200の表面から情報記録層203までの距離は約1.1mmであり、規格で想定された合焦状態が実現されている。
一方、図2(b)に示すデュアルディスクでは、対物レンズ101を通過した光ビームはCD面202上で合焦していない。その理由は、表面からCD面202までの距離が約0.9mmであり通常のCD200よりも薄く、CD規格に準拠していないためである。
よって、通常のCD200と同じ設定でデュアルディスク201のCD面202を再生しようとすると、光ビームは情報記録層202上に合焦せず、さらに球面収差が発生するため信号品質は悪くなる。したがって情報を再生することは困難である。
さらに、表面から情報記録層までの深さの違いにより、球面収差以外に非点収差やコマ収差も発生することが知られている。非点収差やコマ収差もまた、信号品質が悪くなる要因の一つであることが知られている。
上記のように表面から情報記録層までの深さが規格値と異なり、かつ、種々の収差が発生する光ディスクの再生を保証するためには、信号品質を高める工夫が必要である。このとき、特許文献1のようなコストの上昇を伴う機構を用いることなく、光ディスク装置のコストを抑えることも要求されている。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、球面収差を補正するための機構を必要とせずに、球面収差が発生する光ディスクの判別および信号品質の確保を行うことが可能な光ディスク装置を提供することである。
本発明による光ディスク装置は、表面からの情報記録層の深さが異なる複数種類の光ディスクの各々から、データを読み出すことが可能であり、光ビームを放射する光源と、前記光ビームを集束させるレンズと、光ディスクの情報記録層で反射した前記光ビームを受けて、反射光信号を出力する受光部と、前記レンズから前記光ディスクまでの距離を変化させてフォーカス位置を調整するための第1駆動信号を生成し、前記光ディスクに対する前記レンズの角度を変化させて前記レンズのチルトを調整するための第2駆動信号を生成するサーボ制御部と、前記反射光信号に基づいて、前記反射光信号の品質を評価するための指標値を測定する信号品質測定部とを備え、光ディスクが装填されたときにおいて、前記サーボ制御部は、前記第1駆動信号および前記第2駆動信号の少なくとも一方を変化させて、前記フォーカス位置および前記チルトの組み合わせによって定まる設定を変化させ、前記信号品質測定部は、前記設定の変化に応じて前記指標値を複数測定し、複数の前記指標値に基づいて、装填された光ディスクの種類を判別し、判別した前記光ディスクからデータを読み出す。
前記複数種類の光ディスクは、規格が定められた第1光ディスク、および、前記第1光ディスクと異なる種類の第2光ディスクを含んでおり、前記指標値が小さいほど前記信号品質がよいと評価されるときにおいて、求めた指標値のうちで最大の指標値が第1閾値以下のときは、前記光ディスク装置は、前記第1光ディスクが装填されたと判別し、前記サーボ制御部は、前記第1駆動信号および前記第2駆動信号の少なくとも一方を変化させることにより、前記設定を前記第1光ディスク用に予め定義された設定に変更してもよい。
前記最大の指標値が前記第1閾値より大きいときにおいて、前記サーボ制御部は、前記設定をさらに変化させるよう、前記第1駆動信号および前記第2駆動信号の少なくとも一方を追加的に変化させ、前記信号品質測定部は、前記設定の変化に応じて、少なくとも1つの指標値を追加的に測定し、前記最大の指標値に対する、前記少なくとも1つの指標値のうちの最小の指標値の変化量が、第2閾値以上のときは、前記光ディスク装置は、前記第2光ディスクが装填されたと判別し、前記サーボ制御部は、前記第1駆動信号および前記第2駆動信号の少なくとも一方を変化させることにより、前記設定を前記最小の指標値を与えたときの設定に変更してもよい。
前記最大の指標値に対する、前記最小の指標値の変化量が前記第2閾値よりも小さいときは、前記光ディスク装置は、前記第1光ディスクが装填されたと判別し、前記サーボ制御部は、前記第1駆動信号および前記第2駆動信号の少なくとも一方を変化させることにより、前記設定を前記第1光ディスク用に予め定められている設定に変更してもよい。
複数の設定に基づいて定まる前記フォーカス位置の変化量および前記チルトの変化量に関し、前記最大の指標値を求めたときの複数の設定に基づいて定まる変化量よりも、前記最小の指標値を求めたときの複数の設定に基づいて定まる変化量の方が大きくてもよい。
前記サーボ制御部は、前記反射光信号に基づいてトラッキングエラー信号をさらに変化させ、前記設定を変化させた場合には、前記サーボ制御部は、前記反射光信号に基づいてトラッキングエラー信号の設定を変化させ、前記トラッキングエラー信号を調整してもよい。
前記信号品質測定部は、前記指標値として、前記反射光信号に基づいて求められるジッタ値およびサーボ信号の信号値の少なくとも1つを測定してもよい。
前記光ディスク装置は、前記第1光ディスクであるコンパクトディスク、および、前記第2光ディスクであるデュアルディスクであって、コンパクトディスクのデータが記録された情報記録層およびDVDの規格に対応した情報記録層とを有するデュアルディスクの各々からデータを読み出すことが可能であってもよい。
本発明の光ディスク装置は、フォーカス位置およびチルトの設定を変化させることにより球面収差が発生する光ディスクのディスク判別を行うことができる。また、フォーカス位置の設定を変更することにより、スポット径を補正することが可能となり、チルトの設定値を変更することにより球面収差以外の非点収差やコマ収差の補正を行うことができる。このように、上記の2つのパラメータを変更することにより、信号品質を確保することができる。
以上から、本発明の光ディスク装置は、球面収差補正を行うための球面収差補正部を備えた機構を必要としないため、光ディスク装置のコストを抑えることができる。
以下、本発明による光ディスク装置の実施形態を説明する。
図3(a)および(b)は、それぞれ、コンパクトディスク(CD)200およびデュアルディスク201の断面を概略的に示している。簡単のため、ピットやグルーブなどの凹凸構造や反射層などの記載は省略する。
図3(a)のCD200は、光ビームが入射する側の面(表面)302および裏面(レーベル面)301を有し、それらの間に少なくとも1つの情報記録層303を有している。光ディスクの裏面301には、タイトルやグラフィックスのプリントを含むレーベル層304が設けられている。全体の厚さは1.2mmであり、直径は12cmである。なお、直径は8cmでも良い。情報記録層303は、表面302から約1.1mmの深さに位置している。CD200の情報記録層303からデータを読み出すには、波長約785nmの近赤外レーザを集束し、その焦点が情報記録層303上に位置するように制御を行う必要がある。
図3(b)のデュアルディスク201は、CDとDVDのそれぞれの裏面を張り合わせた構造を有している。デュアルディスク201は、一方にCD用レーザ光が入射する表面(光入射側表面)306を有し、他方にDVD用レーザ光が入射する表面(光入射側表面)308を有している。デュアルディスク201には、CD200のレーベル層304に相当する層は存在しない。
デュアルディスク201の情報記録層はCD面307とDVD面309の2層ある。CD面307は表面306から約0.9mmの深さに位置している。DVD面309は表面308から約0.6mmの深さに位置している。
デュアルディスク201のCD面307の位置は通常のCDの情報記録層の位置よりも浅い点において、デュアルディスク201および通常のCDは、物理構造が異なっている。そのため、デュアルディスクのCD面307に対して通常のCDの最適なフォーカス位置に焦点を合わせる制御を行うと、球面収差や非点収差やコマ収差が発生し、記録や再生の品質が劣化する。
次に、図4および図5を参照しながら、本発明による光ディスク装置の動作原理を説明する。本発明は、フォーカス位置とチルトの設定値を変更して球面収差が発生する光ディスクの信号品質を確保する。
まず、図4を参照して、フォーカス位置による合焦点補正の原理を説明する。図4(a)は通常のCDを再生している様子を示し、(b)は通常のCDのフォーカス位置の設定でデュアルディスクのCD面を再生している様子を示し、(c)は(b)の状態から対物レンズ101を光入射面から遠ざけたフォーカス位置の設定で再生している様子を示している。
図4(a)では、焦点が情報記録層401上に位置している。一方、図4(b)では、表面から情報記録層402までの距離が短いため情報記録層402上に合焦せず、情報記録層402上のスポットサイズがトラックピッチに対して大きくなる。
図4(c)では、対物レンズ101を光入射面400に対して遠ざける方向にずらし、焦点がデュアルディスクのCDの情報記録層402に位置するようにフォーカス位置を設定したため、情報記録層402上のスポットサイズが小さくなっている。このフォーカス位置の変更により、隣接トラックの影響が軽減され、信号品質が向上する。
ただし、CD規格に対応する光ピックアップは、表面からの深さ約1.1mmに情報記録層が存在することを前提として、その位置における記録時または再生時の収差が少なくなるように設計されている。上述の通り、デュアルディスクはCDと異なる物理構造を有している。よって、デュアルディスクでは、表面から情報記録層までの深さの違いによる球面収差や非点収差やコマ収差が発生し、良好な信号品質が確保できないことがある。図4(d)は、表面からの情報記録層の深さと、各種の収差の大きさとの関係を示す。表面からの深さ約1.1mmに位置する情報記録層においては各種の収差は最小化されているのに対し、表面からの深さ約0.9mmに位置する情報記録層においては、球面収差、非点収差およびコマ収差が発生している。
次に、図5(a)〜(c)を参照してチルトによる収差補正の原理を説明する。
図5(a)は、焦点がデュアルディスクのCD面上に存在するときの、デュアルディスクのCD面402を再生している様子を示す。これは図4(c)に示す状態に対応する。対物レンズ101はCD面402に対して傾いていない、すなわち対物レンズ101のチルトが無い状態である。
図5(b)は、図5(a)と同じフォーカス位置で、対物レンズ101をチルトさせた状態でデュアルディスクのCD面402を再生している様子を示す。
そして、図5(c)は、チルト設定を変化させたときの各収差の変動量を示す。横軸が対物レンズ101のチルト量に対応する。チルト設定を変えることによって、球面収差は大きく変化しないが非点収差とコマ収差が低減するチルト設定が存在することがわかる。
以上から、フォーカス位置の設定変更による合焦点補正と、チルトの設定変更による収差補正とを組み合わせることで、合焦点補正を行い、かつ、球面収差を除く他の収差の低減を行うことが可能になる。これにより、良好な信号品質を確保することが可能となる。
次に、本発明による光ディスク装置が光ディスクの種類を判別する原理を説明する。
本実施形態においては、「ジッタ」と呼ばれる指標値を利用して光ディスクの種類を判別する。そこで、まず図6を参照しながら、ジッタを説明する。
「ジッタ」とは、再生信号の品質を評価する指標値の一つである。
光ディスクから再生されるデータは、光学ピックアップにより再生されRF信号を2値化することにより得られる。この2値化をした各データは、本来であれば、再生クロックの周期(T)に対して整数倍の周期を有することとなる。よって、光ディスクに記録されたピットを再生するとき再生信号の変換点(ピットエッジ)は、記録される元の信号(原信号)の変換点と時間軸上で一致するのが理想とされている。
図6(a)は、理想的なピットに基づく、理想的な再生信号の波形を示している。理想的なピットは、ピット開始点および終了点がずれることなく、目的とされる長さ(3T、6Tなど)が確実に記録されているピットである。たとえば図6(b)は理想的な3Tピットを示している。このような理想的なピットであれば、再生信号の変換点(ピットエッジ)は、記録される元になった信号(原信号)の変換点と時間軸上で一致する。
しかし、実際にはピットの記録状態は様々である。たとえば図6(c)は、3Tのピットが実際にはより長く(たとえば3.3Tで)記録されている例を示す。また図6(d)および(e)は、3Tのピットが実際にはより短く(たとえば2.7Tで)記録されるとともに、記録開始位置および終了位置がずれている例である。このようなピットに基づく再生信号の波形は、原信号の波形と一致することはなく、変換点位置において誤差(進み、遅れ)が発生する。
また、製造誤差やピックアップの特性等の影響によっても、再生された各データの周期には、時間的なゆれが生じる。すなわち、収差、ノイズ、フォーカス位置、ディスクの製造ばらつきによっても、変換点位置誤差(進み、遅れ)が発生する。
この変換点位置誤差のずれの標準偏差が「ジッタ」である。「ジッタ」が小さいほど信号品質はよいと評価される。一方、ジッタが大きい(悪い)と、ピットエッジにおける立ち上がりや立ち下がりの検出がずれるため、隣の信号と干渉が発生し、再生品質の低下や再生エラーを生じる。なお、ジッタの測定方法はすでに確立されており周知であるため、詳細な説明は省略する。
次に、光ディスクの種類を判別する原理を説明する。
図7(a)および(b)はフォーカス位置とチルトの設定に対するジッタ値の変化を示したグラフである。図7(a)が通常のCDの特性を示し、図7(b)はデュアルディスクのCD面の特性を示している。前者は球面収差が発生しない光ディスクのジッタ特性であり、後者は球面収差が発生する光ディスクのジッタ特性であるということができる。いずれも、横軸がフォーカス位置を示し、縦軸がチルトを示している。フォーカス位置は、対物レンズが光ディスクに近づく方向を正方向とし、光ディスクから遠ざかる方向を負方向としている。
グラフ中の閉曲線は、ジッタの大きさが等しくなる座標点(フォーカス位置、チルト)を結んだ等高線である。内側の等高線ほど、ジッタの値が大きくなり、特性が悪化していることを意味する。
なお、図7(a)の領域601および図7(b)の領域602は、それぞれ評価対象となる設定範囲を示している。図7(a)の領域601内の点AからCは、それぞれフォーカス位置を変えずにチルト量を変えたときの設定に基づくジッタ値に対応する。図7(b)の領域602内の設定DからGも同様である。図7(b)では、点E周辺のジッタ値が最も悪くなっており、点Eから離れるにつれてジッタ値が良化している。
点BおよびFは、通常のCDに焦点を合わせるための設定に基づくジッタ値に対応する。点Bの状態で合焦させたとき、点Bの周辺でフォーカス位置とチルトの設定を変化させてもジッタ値は大きく変化しない。一方、点Fの設定状態では表面から情報記録層までの深さが原因で点Fには焦点が合っていないため、フォーカス位置とチルトの設定を変化させるとジッタ値が大きく変化する。
図8(a)および(b)は、図7でフォーカス位置の設定値を−0.1μmで固定にしたときのジッタ値の変化を示した図である。図8(a)は、図7(a)でフォーカス位置の設定値を−0.1μmに固定したときの通常のCDのジッタ値の変化を示したグラフであり、図8(b)は、図7(b)でフォーカス位置の設定値を−0.1μmに固定したときのデュアルディスクのCDのジッタ値の変化を示したグラフである。
図7(a)に示されように、領域601の範囲内には等高線が密な部分が存在せず、図8(a)に示すようにジッタ値が大きく変化するチルトの設定値が無い。よって、点A〜Cの間の全ての設定で、良好な信号品質を確保可能とされている8%を下回るジッタ値となっている。一方、図7(b)に示されように、領域602の範囲内には、等高線が密になっている部分があり、図8(b)に示すようにジッタが大きく変化するチルトの設定値が存在する。
これらの特性から、たとえば光ディスク起動時のディスク判別時に、フォーカス位置やチルトの設定を変えた時のジッタの変化量によって、光ディスク装置に装填された光ディスクが、球面収差が発生する光ディスク(例えばデュアルディスクのCD面)か否かを判別することが可能となる。
具体的には、ジッタに変化が生じた場合は、デュアルディスクのCD面が装置に装填されていると判別し、そのような変化が検知されない場合は、通常のCDが装置に装填されていると判別する。上記で、図4および図5を用いて球面収差が発生する光ディスクをフォーカス位置とチルトの両方の設定を変えて信号品質を確保する原理を説明した。
本ディスク判別でもディスクの反りや表面から情報記録層までの深さの違い、光ディスク装置の製造ばらつきなどの影響で、フォーカス位置やチルトの設定値のいずれか一方を変えるだけでは、通常のCDとデュアルディスクのCD面とを判別できるだけのジッタ変化が発生しないことがある。例えば、図7(b)の領域602内においてチルトの設定値を固定にして、フォーカス位置を等高線に沿って測定するときである。そのため、本発明では、領域601内のフォーカス位置とチルトの設定値を組み合わせて変更することで、ジッタ変化を検知する方法を用いており、この点が極めて重要である。
以下では、本発明による光ディスク装置の実施形態の構成および動作を説明する。
まず、図9を参照しながら、本実施形態における光ディスク装置の機能ブロックの構成を説明する。
図9は、本実施形態による光ディスク装置700の構成を示す。
本実施形態の光ディスク装置700は、アクチュエータ駆動部706と、回路部707と、ディスクモータ714と、光ピックアップ715とを備えている。アクチュエータ駆動部706は、後述するように光ピックアップ715内に設けられ、対物レンズ702の位置を調整するためのアクチュエータ703を駆動する。「対物レンズ702の位置」とは、光ディスク701の法線方向の位置のみならず、光ディスク701に対する対物レンズ702の傾き(チルト)も含む。
回路部707は光ピックアップ715との間で信号のやりとりを行う。ディスクモータ714は装填された光ディスク701を回転させる。光ピックアップ715は光ディスク701に光学的にアクセスする。なお、光ディスク701は理解を容易にするために示されているに過ぎず、光ディスク装置700の構成要素ではない。
光ピックアップ715は、公知の構成を有していればよい。たとえば光ピックアップ715は、レーザ光源717と、対物レンズ702と、受光部705とを備えている。
レーザ光源717は、たとえば、CDに対する情報の読み出しおよび/または書き込みを行うための波長約785nmの光ビームを放射する。またレーザ光源717は、DVDに対する情報の読み出しおよび/または書き込みを行うための波長約655nmの光ビームを放射する。図9では、これらの光ビームを総称して「光ビーム711」と記述している。
対物レンズ702は、レーザ光源717から放射された光ビーム711を光ディスク701に集束する。受光部705は、光ディスク701から反射された光ビーム711を受けて電気信号に変換する。この電気信号は反射光信号とも称する。
回路部707はいわゆる光ディスクコントローラとも呼ばれ、1つの回路チップとして構成されている。ただし、この構成は例である。たとえばコンピュータであるCPU(中央演算処理装置)とメモリとを有し、回路部707の機能(後述)を実現するためにメモリに格納されたコンピュータプログラムをCPUが実行できる構成によっても、同等の機能が実現される。
回路部707は、フォーカスエラー信号生成部708と、トラッキングエラー信号生成部709と、RF信号生成部710と、サーボ制御部712と、システム制御部716とを備えている。
フォーカスエラー信号生成部708は、受光部705から出力された電気信号を基に、フォーカスエラー信号(FE信号)を生成し、サーボ制御部712へ供給する。トラッキングエラー信号生成部709は、受光部705から入力された電気信号を基に、トラッキングエラー信号(TE信号)を生成し、サーボ制御部712へ供給する。RF信号生成部710は、受光部705から入力された電気信号を基に、再生信号(RF信号)を生成し、システム制御部716へ供給する。
サーボ制御部712は、チルト制御部712aとFE制御部712bとTE制御部712cとを備えている。サーボ制御部712は、フォーカスエラー信号生成部708およびトラッキングエラー信号生成部709から供給されたFE信号およびTE信号を基に、FE制御部712bで対物レンズ702と光ディスク701の記録面との相対距離を一定に保つフォーカスサーボ制御や、TE制御部712cで光ディスク701のトラック上にレーザ照射位置を追従させるトラッキングサーボ制御を行う。また、サーボ制御部712は、システム制御部716へFE信号およびTE信号を供給する。チルト制御部712aはシステム制御部716からの指令に基づいて、レーザ717の照射角(レーザ717の入射角)と光ディスク701の表面とがなす角度を制御する。サーボ制御部712からの制御信号はアクチュエータ駆動部706に供給される。
アクチュエータ駆動部706は、サーボ制御部712からの制御信号を受信して光ピックアップ715に設けられたアクチュエータ703に駆動信号を送出し、アクチュエータ703を駆動する。アクチュエータ703を駆動することにより、対物レンズ702の位置を調整することができる。
システム制御部716は、光ディスク装置700のシステム全体を制御する。システム制御部716は、ディスク判別部704と信号品質測定部713とを備えている。システム制御部716は、RF信号生成部710から供給されたRF信号を基にして、図9に図示されていないデータ再生部でユーザーデータの再生を行い、また、信号品質測定部713でジッタなどの測定を行う。さらにシステム制御部716は、サーボ制御部712から供給されたFE信号やTE信号、信号品質測定部713の測定結果を基にして、ディスク判別部704でディスク判別を行う。
また、システム制御部716は、対物レンズ702のフォーカス位置を示すフォーカス位置やレーザの照射角と光ディスク701との角度を示すチルトを制御する制御信号をサーボ制御部712へ送る。さらに、システム制御部716は、ディスクモータ714に対して回転指示や停止処理を行ったり、回転数の設定を行ったりすることで、ディスクモータ714の回転制御を行っている。
以下では、図9に加えて、図10から図12を参照しながら、通常のCD(球面収差の発生しないディスク、以下では「ディスクA」と記述する)とデュアルディスクのCD面(球面収差の発生するディスク、以下では「ディスクB」と記述する)のディスク判別の手順を説明する。
図10は、ディスクAおよびディスクBの第1段階判別処理の手順を示す。また、図11はディスクAとディスクBの第2段階判別処理の手順を示す。図12は、図10において順に切り替えられるフォーカス位置とチルトの設定1〜6と、図11において順に切り替えられるフォーカス位置とチルトの設定1〜4とを示す。
図10は、公知のディスク判別手法により、光ディスク装置の起動途中、装填された光ディスクの種別が通常のCD(ディスクA)であると判別された状態を開始点とする。これは、装填された光ディスクがDVDやBDであるとは判別されなかったことを意味している。開始点を基準として、図12の領域1001中の設定1に示されるフォーカス位置およびチルトが設定される。このときのフォーカス位置とチルトは、光ディスク装置を製造する際に、表面から情報記録層までの深さが規格に準拠しているCDで調整された設定値に基づいて決定される。
第1段階判別処理では、装填された光ディスクがディスクAであるかどうかの判別と、第2段階判別における比較に用いる基準ジッタ値(第1信号値)を求める。
先に、図7と図8を用いて光ディスクの判別の原理を述べたとおり、仮にディスクAが装填されているときは、領域1001内でフォーカス位置やチルト設定を変えても、良好な信号品質が確保できるジッタ値(例えば8%)よりも悪くなることが少ない。そのため、第1段階判別処理では、まず領域1001内でフォーカス位置とチルトの設定を変えて測定したジッタの最悪値が閾値(例えば8%)以下かどうかを判断し、それにより、装填された光ディスクがディスクAであるかどうかを判別する。
最悪値が閾値以下の場合には装填された光ディスクがディスクAであると判別する。一方、装填された光ディスクがディスクAであると判別されなかった場合は、ジッタの最悪値を第1信号値とする。
以下では、図9、図10、図12を用いて第1段階判別処理をより詳細に説明する。
回路部707は、ステップ801においてフォーカス位置の設定を変更し、ステップ802においてチルト設定を変更する。なお、フォーカス位置とチルトの設定順序はどちらが先でも良い。
より具体的には以下の通りである。図9に示すように、システム制御部716は、フォーカス位置、チルトの設定変更制御信号をサーボ制御部712に送り、サーボ制御部712は、前記制御信号に従ってFE制御部712bおよびチルト制御部712aを制御する。
FE制御部712bは、対物レンズ702を光軸方向にそって移動させ、光ビームの収束点が変わるように駆動信号(制御信号)を生成し、アクチュエータ駆動部706に送る。またチルト制御部712aは、光ディスク701に対する対物レンズ702の傾きを変更する駆動信号(制御信号)を生成し、アクチュエータ駆動部706に送る。アクチュエータ駆動部706は、FE制御部712bおよびチルト制御部712aからの制御信号を受けてアクチュエータ703を駆動させることにより対物レンズ702を動かす。
FE制御部712bおよびチルト制御部712aによる制御信号は、フォーカス位置およびチルトの各設定値に対応する。FE制御部712bおよびチルト制御部712aは、この時のフォーカス位置およびチルトの設定値を、表1に従い、ディスクAの設定値(表1の1回目のフォーカス位置およびチルト)にオフセットを加えて設定する。
Figure 2009123322
ここで、フォーカス位置、チルトの変更量に付与されている“h”は、値が16進数であることを示しており、フォーカス位置のオフセットは1000hで0.25μmとし、チルトのオフセットは500hで0.25度とする。なお、表1では測定回数を6回としているが、測定回数は何回でもよく、フォーカス位置やチルトの設定値も、ディスクAの設定値から一定範囲内にある他の値を用いてもよい。
チルト設定は、ディスクの反りや光ディスク装置の製造ばらつきなどによって、どちらにも傾く可能性があるため、チルトの設定のオフセットはプラス方向とマイナス方向の双方向の設定を含む。
また、フォーカス位置の設定のオフセットは、通常のCDのフォーカス位置からフォーカス位置を近づけたプラス方向の設定も含むこととする。その理由は、ディスクBの表面から情報記録層までの深さのばらつきや光ディスク装置の製造ばらつきなどによっては、通常のCDのフォーカス位置設定でも信号品質の確保が可能な場合があるためである。なお、通常よりも表面から情報記録層までの深さが厚いディスクに対応するために、フォーカス位置の設定のオフセットはマイナス方向の設定を含んでもよい。
再び図10を参照する。ステップ803では、信号品質測定部713がジッタの測定を行う。具体的には、RF信号生成部710は、受光部705で受けた信号をRF信号に変換し、システム制御部716の信号品質測定部713はRF信号に基づいてジッタを得る。
ステップ804において、ディスク判別部704は、ジッタ測定回数が所定の回数(6回)以上かどうかを判定する。
ステップ804で所定の回数以上ジッタ測定を実施していた場合は、ステップ805に進み、所定回数以上実施していない場合は、ステップ801に戻って以降の処理を繰り返す。
ステップ805において、ディスク判別部704は、ステップ803で測定したジッタの中から最悪値を第1信号値として選択する。なお、選択するジッタ値は、測定を行ったジッタの中から最良点と最悪点を除いたり、ジッタ値が特定の範囲内の値等の特定の条件を満たすものの中から選択してもよい。
ステップ806において、ディスク判別部704は、第1信号値が閾値以下か否かを判定し、閾値以下と判定された場合は、ステップ807に進み、閾値より大きい場合は、図11に示す第2段階判定に進む。ここで、前記閾値は、ディスクAとディスクBを識別可能なジッタ値(例えば、ジッタ8%)を用いる。
ステップ807において、ディスク判別部704は、光ディスク装置700に装填されている光ディスク701はディスクAであると判定する。
ステップ808において、システム制御部716からサーボ制御部712に制御信号を送ることにより、第1段階判別開始前のディスクAのフォーカス位置およびチルトの設定に戻す。これにより、通常のCD向けの設定が適用される。
図11に示すディスクAとディスクBの第2段階判別処理では、第1信号値が閾値より大きい場合に実施される。
第2段階判別処理では、装填された光ディスクがディスクBであるかどうかの判別を行う。仮に、装填された光ディスクがディスクBであると判別されなかったときは、その光ディスクはディスクAであると判別される。このように判断する理由は、仮にディスクAが装填されていたとしても、製造誤差が比較的大きい場合や汚れが多く付着している場合などにおいては、第1段階判別処理によって判別できない、良好とはいえない特性を有しているものが存在することに鑑みたものである。
先に図7および図8を用いて光ディスクの判別の原理を述べたとおり、ディスクBには、図12の領域1002内に第1信号値よりも一定量以上ジッタ値が良化するフォーカス位置やチルト設定が存在する。そこで第2段階判別処理では、領域1002内でフォーカス位置とチルトの設定を変えて測定したジッタの最良値(第2信号値)と第1信号値との差分を用いて、ディスクBであるかどうかを判別する。特に図7(a)および(b)に示されるように、フォーカス位置およびチルトの設定を変更したとき、ディスクAよりもディスクBの方が、ジッタの差は大きく現れる。そこで、差分が閾値よりも大きい場合には装填された光ディスクはディスクBであると判別し、そうでない場合には装填された光ディスクはディスクAであると判別する。
以下では、図9、図11および図12を用いて第2段階判別処理をより詳細に説明する。
システム制御部716は、ステップ901においてフォーカス位置の設定を変更し、ステップ902においてチルト設定を変更する。この時のフォーカス位置およびチルトの設定は、表2に従って行う。表1と表2の比較からも明らかなように、第2段階判別処理におけるフォーカス位置及びチルトの変化量は、第1段階判別処理におけるフォーカス位置及びチルトの変化量よりも大きくする。
Figure 2009123322
チルトの設定のオフセットは、第1段階判別処理と同様に、ディスクの反りや光ディスク装置の製造ばらつきなどによって、どちらにも傾く可能性があるため、プラス方向とマイナス方向の双方向の設定を含む。
また、フォーカス位置の設定のオフセットは、通常のCDのフォーカス位置からフォーカス位置を遠ざけた設定にすることにより、ディスクAの場合にはジッタ値に変化は生じないが、ディスクBの場合は合焦点補正され、良好なジッタとなるため、マイナス方向に設定することとする。なお、通常よりも表面から情報記録層までの深さが厚いディスクに対応するために、フォーカス位置の設定のオフセットをプラス方向に設定してもよい。
表2のフォーカス位置およびチルトは、ディスクAのフォーカス位置およびチルトの設定をそれぞれ0000hとした時のオフセット値である。なお、表2では測定回数を2回としているが、測定回数は何回でもよく、第2段階判別のフォーカス位置やチルトの設定値も、ディスクAの設定値からディスクAとディスクBを識別可能となる量以上離れている、他の設定値を用いてもよい。例えば、領域1002内の1,2の設定でトラッキングサーボ制御が不安定で、ジッタ値の測定を行うことが出来なかった場合は、領域1002内の3,4の設定でジッタ値を測定し、3,4のそれぞれの設定におけるジッタ値から第2信号値を選択しても良いし、領域1002内の1,2,3,4の4点の設定でジッタ値を測定し、4点のジッタ値の中から第2信号値を選択しても良い。
ステップ903において、信号品質測定部713はジッタの測定を行う。
ステップ904において、信号品質測定部713はジッタ測定回数が所定の回数(2回)以上かどうかを判定する。ステップ904で所定の回数以上ジッタ測定を実施している場合はステップ905に進み、所定回数以上実施していない場合はステップ901に戻って以降の処理を繰り返す。
ステップ905において、ディスク判別部704は、ステップ903で測定したジッタの中から最も良いジッタ値を第2信号値として選択する。なお、選択するジッタ値は、測定を行ったジッタの中から最良点と最悪点を除いたり、ジッタ値が特定の範囲内の値等の特定の条件を満たすものの中から選択してもよい。
ステップ906において、ディスク判別部704は、第1信号値から第2信号値への変化量が所定の閾値以上良化しているかどうかを判定する。ここで、前記閾値は、ディスクAとディスクBを識別可能なジッタの変化量(例えば、ジッタ5%)を用いる。ステップ906において閾値以上良化していると判定された場合は、処理はステップ907に進み、閾値以上の良化が発生していないと判定した場合はステップ909に進む。
ステップ907において、ディスク判別部704は、光ディスク装置700に挿入されている光ディスク701がディスクBであると判別する。そしてステップ908において、システム制御部716は、表2の中から第2信号値に対応したフォーカス位置およびチルトを選択し、設定する。
ステップ909では、ディスク判別部704で、光ディスク装置700に挿入されている光ディスク701をディスクAと判別する。
ステップ910では、第1段測定を開始する前のディスクAのフォーカス位置設定およびチルトの設定に戻す。
上記のように、本実施形態によれば、フォーカス位置およびチルトの設定を変更して測定を行ったジッタ値に基づいて、ディスクAとディスクBの判別を行い、判別結果に応じてフォーカス位置およびチルトの設定を変更する。その後、判別した光ディスクからデータを読み出す。フォーカス位置およびチルトは、判別結果に応じた光ディスクに適切な状態に設定されているため、高品質な再生信号を得ることが可能になる。
図10のステップ804および図11のステップ904において「No」と判断され、FE制御部712bおよびチルト制御部712aは、設定が変更された場合であっても、必ずしも双方の制御信号をその設定の変更に応じて変更する必要は無く、少なくとも一方が設定の変更に応じて制御信号を変更してもよい。たとえば図10のステップ804に関する表1の例では、第1回目から第3回目まで、および、第4回目から第6回目まではフォーカス位置は変化していない。よって、第2回目および第3回目の設定に際しては、FE制御部712bは制御信号を変化させず、チルト制御部712aのみが制御信号を変化させ、アクチュエータ駆動部706に送ればよい。表1と異なる順序で設定を変更する場合には、FE制御部712bのみが制御信号を変化させ、チルト制御部712aは制御信号を変化させなくてもよい。図11のステップ904に関する表2の例でも同様である。
なお、本実施形態は、あくまで本発明を説明するための1例であり、この実施形態によって本発明が限定されるものではない。
本実施形態では、デュアルディスクとCDの判別を例としてあげたが、表面から情報記録層までの深さが規格値と異なり球面収差が発生するCDと通常のCDに適用しても良い。さらに、CD用光学系だけでなく、表面から情報記録層までの深さが規格値と異なり球面収差が発生するDVDと通常のDVD、球面収差が発生するBDの判別といった他の光学系に適用してもよい。また、片面2層のハイブリッドディスク(例えばBDとHD-DVDとを張り合わせたディスク)におけるBDとHD−DVDの判別に適用しても良い。前記ハイブリッドディスクは、BD層とHD−DVD層のいずれに対しても同一の光学系で再生することが可能であり、さらに互いの層で表面から情報記録層までの深さが異なるため、本発明の判別方法を適用するのに適している。
なお、本実施形態では、判別の際の信号品質の指標としてジッタを用いたが、他の再生信号(例えばRF信号)やサーボ信号(例えばフォーカスエラー信号やトラッキングエラー信号)などを用いてもよい。
なお、第1段階測定や第2段階測定では、複数の条件でジッタ測定を行ったが、測定条件はそれぞれ1点ずつでもよい。
なお、本実施形態で述べたチルトは、対物レンズを傾けてディスクとの相対角度を変化させるレンズチルトやピックアップを傾けてディスクとの相対角度を変化させるメカチルトのいずれか、または両方であってもよい。
なお、フォーカス位置やチルトの設定を変えた場合、サーボの再調整(例えば、トラッキングエラー信号振幅調整やトラッキングエラー信号バランス調整)を実施してもよい。
本発明に係る光ディスク装置は、球面収差補正を実施するための機構の変更を必要とせず球面収差が発生する光ディスクの判別、および、信号品質の確保を行うことができるため、コストの大きな上昇を招くことなく、多様な光ディスクに対応できる光ディスク装置や、このような光ディスク装置を備える電子機器に好適に用いられる。
球面収差が発生している状態を示す。 (a)はCD規格に準拠したCD200を再生している様子を示す図であり、(b)はデュアルディスク201のCD面を再生している様子を示す図である。 (a)および(b)は、それぞれ、CD200およびデュアルディスク201の断面を概略的に示す図である。 (a)は通常のCDを再生している様子を示す図であり、(b)は通常のCDのフォーカス位置の設定でデュアルディスクのCD面を再生している様子を示す図であり、(c)は(b)の状態から対物レンズ101を光入射面から遠ざけたフォーカス位置の設定で再生している様子を示す図であり、(d)は、表面からの情報記録層の深さと、各種の収差の大きさとの関係を示す図である。 (a)は焦点がデュアルディスクのCD面上に存在するときの、デュアルディスクのCD面402を再生している様子を示す図であり、(b)は図5(a)と同じフォーカス位置で、対物レンズ101をチルトさせた状態でデュアルディスクのCD面402を再生している様子を示す図であり、(c)はチルト設定を変化させたときの各収差の変動量を示す図である。 (a)は、理想的なピットに基づく理想的な再生信号の波形を示す図であり、(b)〜(e)は種々の記録状態のピットを示す図である。 (a)および(b)はそれぞれ、通常のCDおよびデュアルディスクのCD面に関する、フォーカス位置とチルトの設定に対するジッタ値の変化を示したグラフである。 (a)および(b)は、図7でフォーカス位置の設定値を−0.1μmで固定にしたときのジッタ値の変化を示した図である。 本実施形態による光ディスク装置700の構成を示す図である。 ディスクAおよびディスクBの第1段階判別処理の手順を示す。 ディスクAとディスクBの第2段階判別処理の手順を示す。 図10において順に切り替えられるフォーカス位置とチルトの設定1〜6と、図11において順に切り替えられるフォーカス位置とチルトの設定1〜4とを示す。
符号の説明
101、702 対物レンズ
200 CD
201 デュアルディスク
202、203、303、307,309、401、402 情報記録層
301 裏面(レーベル面)
302、306、308、400 表面(光入射側表面)
304 レーベル層
601 領域
700 光ディスク装置
701 光ディスク
703 アクチュエータ
704 ディスク判別部
705 受光部
706 アクチュエータ駆動部
707 回路部
708 フォーカスエラー信号生成部
709 トラッキングエラー信号生成部
710 RF信号生成部
711 光ビーム
712 サーボ制御部
712a チルト制御部
712b FE制御部
712c TE制御部
713 信号品質測定部
714 ディスクモータ
715 光ピックアップ
716 システム制御部
717 光源
1001 第1段階判別
1002 第2段階判別

Claims (8)

  1. 表面からの情報記録層の深さが異なる複数種類の光ディスクの各々から、データを読み出すことが可能な光ディスク装置であって、
    光ビームを放射する光源と、
    前記光ビームを集束させるレンズと、
    光ディスクの情報記録層で反射した前記光ビームを受けて、反射光信号を出力する受光部と、
    前記レンズから前記光ディスクまでの距離を変化させてフォーカス位置を調整するための第1駆動信号を生成し、前記光ディスクに対する前記レンズの角度を変化させて前記レンズのチルトを調整するための第2駆動信号を生成するサーボ制御部と、
    前記反射光信号に基づいて、前記反射光信号の品質を評価するための指標値を測定する信号品質測定部と、
    を備え、光ディスクが装填されたときにおいて、
    前記サーボ制御部は、前記第1駆動信号および前記第2駆動信号の少なくとも一方を変化させて、前記フォーカス位置および前記チルトの組み合わせによって定まる設定を変化させ、
    前記信号品質測定部は、前記設定の変化に応じて前記指標値を複数測定し、
    複数の前記指標値に基づいて、装填された光ディスクの種類を判別し、判別した前記光ディスクからデータを読み出す、光ディスク装置。
  2. 前記複数種類の光ディスクは、規格が定められた第1光ディスク、および、前記第1光ディスクと異なる種類の第2光ディスクを含んでおり、
    前記指標値が小さいほど前記信号品質がよいと評価されるときにおいて、
    求めた指標値のうちで最大の指標値が第1閾値以下のときは、前記光ディスク装置は、前記第1光ディスクが装填されたと判別し、
    前記サーボ制御部は、前記第1駆動信号および前記第2駆動信号の少なくとも一方を変化させることにより、前記設定を前記第1光ディスク用に予め定義された設定に変更する、請求項1に記載の光ディスク装置。
  3. 前記最大の指標値が前記第1閾値より大きいときにおいて、
    前記サーボ制御部は、前記設定をさらに変化させるよう、前記第1駆動信号および前記第2駆動信号の少なくとも一方を追加的に変化させ、
    前記信号品質測定部は、前記設定の変化に応じて、少なくとも1つの指標値を追加的に測定し、
    前記最大の指標値に対する、前記少なくとも1つの指標値のうちの最小の指標値の変化量が、第2閾値以上のときは、前記光ディスク装置は、前記第2光ディスクが装填されたと判別し、
    前記サーボ制御部は、前記第1駆動信号および前記第2駆動信号の少なくとも一方を変化させることにより、前記設定を前記最小の指標値を与えたときの設定に変更する、請求項2に記載の光ディスク装置。
  4. 前記最大の指標値に対する、前記最小の指標値の変化量が前記第2閾値よりも小さいときは、前記光ディスク装置は、前記第1光ディスクが装填されたと判別し、
    前記サーボ制御部は、前記第1駆動信号および前記第2駆動信号の少なくとも一方を変化させることにより、前記設定を前記第1光ディスク用に予め定められている設定に変更する、請求項3に記載の光ディスク装置。
  5. 複数の設定に基づいて定まる前記フォーカス位置の変化量および前記チルトの変化量に関し、前記最大の指標値を求めたときの複数の設定に基づいて定まる変化量よりも、前記最小の指標値を求めたときの複数の設定に基づいて定まる変化量の方が大きい、請求項3に記載の光ディスク装置。
  6. 前記サーボ制御部は、前記反射光信号に基づいてトラッキングエラー信号をさらに変化させ、
    前記設定を変化させた場合には、前記サーボ制御部は、前記反射光信号に基づいてトラッキングエラー信号の設定を変化させ、前記トラッキングエラー信号を調整する、請求項1に記載の光ディスク装置。
  7. 前記信号品質測定部は、前記指標値として、前記反射光信号に基づいて求められるジッタ値およびサーボ信号の信号値の少なくとも1つを測定する、請求項4に記載の光ディスク装置。
  8. 前記第1光ディスクであるコンパクトディスク、および、
    前記第2光ディスクであるデュアルディスクであって、コンパクトディスクのデータが記録された情報記録層およびDVDの規格に対応した情報記録層とを有するデュアルディスクの各々からデータを読み出すことが可能な、請求項2に記載の光ディスク装置。
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