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JP2009118916A - 流路切換装置、内視鏡洗浄消毒装置 - Google Patents

流路切換装置、内視鏡洗浄消毒装置 Download PDF

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JP2009118916A
JP2009118916A JP2007293614A JP2007293614A JP2009118916A JP 2009118916 A JP2009118916 A JP 2009118916A JP 2007293614 A JP2007293614 A JP 2007293614A JP 2007293614 A JP2007293614 A JP 2007293614A JP 2009118916 A JP2009118916 A JP 2009118916A
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JP2007293614A
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Shintaro Suzuki
信太郎 鈴木
Hideto Onishi
秀人 大西
Hidemichi Suzuki
英理 鈴木
Toshiaki Noguchi
利昭 野口
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Olympus Medical Systems Corp
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Abstract

【課題】簡単な構成で、ボール弁とハウジングとの間の空間に流体を意図的に供給することができる流路切換装置を提供する。
【解決手段】ハウジング部161と、ポート163〜165と、ハウジング部161内において回動自在に設けられた、一のポートに対する他のいずれかのポートの連通を、回動により内部に具備した流路168rによって切り換えるボール弁168と、ボール弁168を回動させるモータユニットと、モータユニット内において、流路168rにより一のポートに対して他のいずれかのポートが連通するボール弁168の第1の回動位置に設けられた、ボール弁168の回動位置を検出するセンサと、を具備し、モータユニット内において、流路168rが、一のポートに対して他のいずれかのポートが連通するとともに空間169a〜169cに連通するボール弁168の第2の回動位置に、センサはさらに設けられていることを特徴とする。
【選択図】図5

Description

本発明は、ハウジング部内に回動自在に設けられた、複数のポートにおける一のポートに対する他のいずれかのポートの連通を、回動により内部に具備した連通用流路によって切り換えるボール状の切換弁を具備する流路切換装置、内視鏡洗浄消毒装置に関する。
近年、内視鏡は、医療分野及び工業用分野において広く利用されている。医療分野において用いられる内視鏡は、細長い挿入部を体腔内に挿入することによって、体腔内の臓器を観察したり、必要に応じて内視鏡が具備する処置具の挿通チャンネル内に挿入した処置具を用いて各種処置をしたりすることができる。
医療分野の内視鏡は、特に検査及び治療を目的として体腔内に挿入されて使用されるものであるため、使用後、再度使用するためには洗浄消毒が必要となる。この使用済みの内視鏡を洗浄消毒する方法としては、例えば、内視鏡洗浄消毒装置(以下、単に洗浄消毒装置と称す)を用いて行う方法が周知である。
洗浄消毒装置を用いれば、内視鏡は、洗浄消毒装置の洗浄消毒槽内にセットされるのみで、内視鏡に対して、自動的に、洗浄、消毒、濯ぎ及び水切り等(以下、洗浄消毒工程と称す)を行うことができる。この際、内視鏡は、該内視鏡の外表面のみならず、内視鏡が内部に有する既知の送気送水管路、処置具挿通管路等の内視鏡管路内も洗浄消毒される。
また、洗浄消毒装置は、上述した洗浄消毒工程を行うため、洗浄消毒槽に対し水道水を供給する給水管路や、洗浄消毒槽に対して洗剤を供給する洗剤管路や、洗浄消毒槽に対して消毒液を供給する薬液管路や、洗浄消毒槽に対して液体を循環させる循環管路や、洗浄消毒槽内の液体を洗浄消毒槽にセットされた内視鏡管路内に供給する用のチャネル管路や、洗浄消毒槽内の消毒液を薬液タンクに回収する薬液回収管路や、洗浄消毒槽内の液体を洗浄消毒装置外に排出する排出管路等の複数の管路を具備している。
さらに、洗浄消毒装置においては、該洗浄消毒装置が具備する各種管路の中途位置に、流体の流れを複数の管路において切り換えることにより、複数の管路構成を簡易化する流路切換装置、例えば各管路に対する接続ポートを3つ有するとともに連通用流路を有する三方弁ユニットが設けられている構成が周知である。
ところで、従来、三方弁ユニットは、コモンポートに対する2つのポートのいずれかの連通を、モータによって弁を移動させることにより切り換える構成を有していたことから、管路間の連通を2種類しか切り換えることができず、使い勝手が悪いといった問題があった。
また、三方弁ユニットに対しコモンポートが下側に位置するよう、洗浄消毒装置内に三方弁ユニットを設けないと、三方弁ユニットのハウジング内の洗浄液、消毒液、濯ぎ水等の液体の残液が、コモンポートから抜けずにハウジング内に残留し、例えば消毒工程中に、残液により消毒液が希釈されてしまうことから、三方弁ユニットを設ける位置が制限されてしまうといった問題があった。
さらには、コモンポートから他の2つのポートのいずれかに流体を供給する際、従来の三方弁ユニットは、コモンポートと他の2つのポートのいずれかとの間の角度が90°を有しているため、即ち、三方弁ユニットは、T字状の連通用流路を有しているため、流路内の圧力損失が大きく、連通用流路を流れる流量が減少してしまうといった問題があった。
以上のような問題に鑑み、特許文献1には、ハウジング内に球状の空間を設けるとともに、ハウジングに対し、等間隔に3つのポートを平面視した状態でY字状になるよう設け、球状の空間内に平面視した状態でV字状の連通用流路を有するボール弁を配設した三方弁ユニットが開示されている。
このような構成によれば、1つのポートに対する他のポートの連通の切り換えを、ボール状の切換弁(以下、ボール弁と称す)を回動させて、ボール弁内のV字状の連通用流路を、2つのポートに連通させるのみで行うことができることから、各ポートに接続される管路間の連通をボール弁により3種類に切り換えることができるとともに、三方弁ユニットが設けられる位置が制限されることないため、使い勝手が良い。
さらに、3つのポートはハウジングに対しY字状に設けられているとともに、2つのポート間を連通する連通用流路はボール弁内においてV字状に形成されていることから、連通用流路によって、2つのポートが連通した際、圧力損失により、連通用流路を流れる流量が減少してしまうことがない。
特開2002−206831号公報
しかしながら、特許文献1に開示された三方弁ユニットにおいては、ハウジング内のボール弁が配設される空間が球状に形成されているが、該空間を球状に形成するには、射出等の形成方法では技術上困難であることから、複数のブロックを組み合わせて形成しなければならず、形成が煩雑になる他、複数のブロック間の水密を保つため、より多くのシール材を用いなければならないといった問題があった。
さらに、液体を流した状態で、第1のポートに対しボール弁の連通用流路によって第2のポートが連通した状態から、ボール弁を回動させ、第1のポートに対し、第3のポートを連通させる際、液体が、ボール弁とハウジングとの間の空間に入り込む場合があり、その液体を除去するためには、排水用のドレイン管路を設けたり、後工程の送気工程で何度もボール弁を動かしたりして除去するなど、手間の掛かる対応が必要であった。また、空間に意図的に洗浄液や消毒液を流すときも、弁内に液体があるときに、ボール弁を何度か動かすことで実現するため、多大な時間を要するといった問題点があった。
本発明の目的は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、簡単な構成で、ボール弁とハウジングとの間の空間に流体を意図的に供給することができる流路切換装置、内視鏡洗浄消毒装置を提供することにある。
上記目的を達成するため本発明による流路切換装置は、ハウジング部と、前記ハウジング部に設けられた、前記ハウジング部に連通する複数のポートと、前記ハウジング部内において、該ハウジング部の高さ方向に直交する方向に回動自在に設けられた、前記複数のポートにおける一のポートに対する他のいずれかのポートの連通を、回動により内部に具備した連通用流路によって切り換えるボール状の切換弁と、前記切換弁を回動させるモータユニットと、前記モータユニット内において、前記連通用流路により前記一のポートに対して前記他のいずれかのポートが連通する前記切換弁の第1の回動位置に設けられた、前記切換弁の回動位置を検出するセンサと、を具備し、前記モータユニット内において、前記連通用流路が、前記一のポートに対して前記他のいずれかのポートが連通するとともに前記切換弁と前記ハウジング部との間の空間に連通する前記切換弁の第2の回動位置に、前記センサはさらに設けられていることを特徴とする。
また、本発明による内視鏡洗浄消毒装置は、請求項1に記載の流路切換装置を具備する内視鏡洗浄消毒装置であって、前記センサの検出により、前記切換弁を回動させる制御部を具備し、前記制御部は、前記第2の回動位置に設けられた前記センサの検出により、前記第2の回動位置に前記切換弁を回動させるとともに、前記第2の回動位置にて、前記連通用流路が前記空間に連通した状態において、前記連通用通路に連通する前記ポートに流体を供給する制御を行うことを特徴とする。
本発明によれば、簡単な構成で、ボール弁とハウジングとの間の空間に流体を意図的に供給することができる流路切換装置、内視鏡洗浄消毒装置を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。尚、以下に示す実施の形態において、流路切換装置は、三方弁ユニットを例に挙げて示す。また、三方弁ユニットは、洗浄消毒装置に用いられるものとして説明する。
図1は、本実施の形態を示す三方弁ユニットを具備する洗浄消毒装置の斜視図、図2は、図1のトップカバーが開放され、洗浄消毒槽に内視鏡が収納自在な状態を示す洗浄消毒装置の斜視図である。
同図に示すように、洗浄消毒装置1は、使用済みの内視鏡100を洗浄、消毒するための装置であり、装置本体2と、その上部に、例えば図示しない蝶番を介して開閉自在に接続された蓋体であるトップカバー3とにより主要部が構成されている。
図1に示すように、トップカバー3が、装置本体2に閉じられている状態では、装置本体2とトップカバー3とは、装置本体2及びトップカバー3の互いに対向する位置に配設された、例えばラッチ8により固定される構成となっている。
装置本体2の操作者が近接する図中前面(以下、前面と称す)であって、例えば左半部の上部に、洗剤/アルコールトレー11が、装置本体2の前方へ引き出し自在に配設されている。
洗剤/アルコールトレー11には、内視鏡100を洗浄する際に用いられる液体である洗浄剤が貯留された洗剤タンク11aと、洗浄消毒後の内視鏡100を乾燥する際に用いられる液体であるアルコールが貯留されたアルコールタンク11bとが収納されており、洗剤/アルコールトレー11が引き出し自在なことにより、各タンク11a、11bに、所定に液体が補充できるようになっている。
尚、洗剤/アルコールトレー11には、2つの窓部11mが設けられており、該窓部11mにより、各タンク11a、11bに注入されている洗浄剤及びアルコールの残量が操作者によって確認できるようになっている。この洗浄剤は、図示しない給水フィルタにより濾過処理がされた水道水により所定の濃度に希釈される濃縮洗剤である。本実施の形態では、以下の説明において、前記洗浄剤と前記水道水との混合液を洗浄液という。
また、装置本体2の前面であって、例えば右半部の上部に、カセットトレー12が、装置本体2の前方へ引き出し自在に配設されている。カセットトレー12には、内視鏡100を消毒する際に用いる、例えば過酢酸等の消毒液が注入された薬液ボトル12aが収納されており、カセットトレー12が、引き出し自在なことにより、薬液ボトル12aを所定にセットできるようになっている。
さらに、装置本体2の前面であって、カセットトレー12の上部に、洗浄消毒時間の表示や、消毒液を加温するための指示釦等が配設されたサブ操作パネル13が配設されている。また、装置本体2の図中前面の下部に、装置本体2の上部に閉じられているトップカバー3を、操作者の踏み込み操作により、図2に示すように、装置本体2の上方に開くためのペダルスイッチ14が配設されている。
また、図2に示すように、装置本体2の上面の、例えば操作者が近接する前面側の両端寄りに、装置本体2の洗浄、消毒動作スタートスイッチ、及び洗浄、消毒モード選択スイッチ等の設定スイッチ類が配設されたメイン操作パネル25が設けられている。
また、装置本体2の上面であって、操作者が近接する前面に対向する背面側に、装置本体2に水道水を供給するための、後述する水道蛇口5(図3参照)に接続された後述する給水ホース31a(図3参照)が接続される給水ホース接続口31が配設されている。尚、給水ホース接続口31に、水道水を濾過するメッシュフィルタが配設されていてもよい。
さらに、装置本体2の上面の略中央部に、内視鏡収納口をトップカバー3によって開閉される、内視鏡100が収納自在な洗浄消毒槽4が設けられている。洗浄消毒槽4は、槽本体50と該槽本体50の内視鏡収納口の外周縁に連続して周設されたテラス部51とにより構成されている。
槽本体50は、使用後の内視鏡100が洗浄消毒される際、該内視鏡100が収納自在であり、槽本体50の槽内の面である底面50tには、槽本体50に供給された洗浄液、水、アルコール、消毒液等を槽本体50から排水するとともに、後述する給水循環ノズル24から槽本体50に再度上記液体を供給するための第1の排水口55が設けられている。
また、槽本体50の槽内の面である周状の側面50sの任意の位置に、槽本体50に供給された洗浄液、水、消毒液等を、後述する接続チューブ75(図3参照)を介して内視鏡100の内部に具備された各管路に供給する循環口56が設けられている。尚、循環口56には、洗浄液等を濾過するメッシュフィルタが設けられていても良い。
尚、上述した循環口56は、槽本体50の底面50tに設けられていてもよい。循環口56が槽本体50の底面50tに設けられていれば、内視鏡100の各管路への、洗浄液、水、消毒液等の供給タイミングを早めることができる。さらに、ユーザが循環口56に設けられたメッシュフィルタ等を交換するに際し、底面に設けられていると、操作者がアプローチしやすくなるといった利点がある。
洗浄消毒槽4の槽本体50には、さらに、図示しない超音波振動子と、ヒータとが配設されており、槽本体50の底面50tの略中央部に、洗浄ケース6が配設されている。この超音波振動子は、洗浄消毒槽4に貯留される洗浄水、或いは水道水に振動を与えて、内視鏡100の外表面を超音波洗浄、或いは濯ぐものである。また、ヒータは、洗浄消毒槽4内に貯留される洗浄液、水道水等を所定の温度に加温するためのものである。
洗浄ケース6には、内視鏡100の各スコープスイッチ等のボタン類等、内視鏡100に併設されている取り外し可能な部品が収容される。その結果、各ボタン類及び取り外した部品は、内視鏡100と一緒に洗浄、消毒される。
槽本体50の側面50sの任意の位置に、槽本体50に供給された洗浄液、水、消毒液等の水位を検出するカバー付き水位センサ32が設けられている。
テラス部51のテラス面51t以外の面、即ち槽本体50の底面50tと平行な面に、槽本体50に対し、洗剤タンク11aから、図示しない洗剤用ポンプにより、水道水により所定の濃度に希釈される洗浄剤を供給するための洗剤ノズル22及び、後述する薬液タンク58(図3参照)から、後述する薬液ポンプ65(図3参照)により、消毒液を供給するための消毒液ノズル23が配設されている。
さらに、テラス部51の槽本体50の底面50tと平行な面に、槽本体50に対し、給水するための、または槽本体50の第1の排水口55から吸引した洗浄液、水、消毒液等を、再度槽本体50に供給するための給水循環ノズル24が配設されている。尚、洗剤ノズル22、消毒液ノズル23及び給水循環ノズル24は、テラス面51tに配設されていても良い。
また、テラス部51のテラス面51tの操作者近接位置4kに対向する側の面51fに、内視鏡100の内部に具備された管路に、洗浄液、水、アルコール、消毒液、またはエア等を供給するための複数、ここでは2つの送気送水/鉗子口用ポート33と、鉗子起上用ポート34と、漏水検知用ポート35とが配設されている。
次に、図3を用いて、図1の洗浄消毒装置1の内部構成の概略について説明する。図3は、図1の洗浄消毒装置の内部構成の概略を示す図である。
尚、以下に示す説明においては、主要部以外の構成は、周知であることから省略して説明する。
図3に示すように、洗浄消毒装置1は、給水ホース接続口31に給水ホース31aの一端が接続され、この給水ホース31aの他端が外部の水道蛇口5に接続されることにより、水道水が供給される構成を有している。
給水ホース接続口31は、給水管路9aの一端と連通している。この給水管路9aは、他端が電磁弁から構成された切換ブロック10に接続されており、給水管路9aの中途位置において、逆止弁が介装されている。
切換ブロック10には、給水循環ノズル24に連通する給水管路9bと、液体管路18の一端とが接続されている。切換ブロック10は、給水管路9bに対する給水管路9aと液体管路18との連通を、装置本体2内に設けられた制御部200の駆動制御によって、図示しない内部の弁によって切り換えるものである。
つまり、給水管路9bは、切換ブロック10の切り換え動作により、給水管路9aと液体管路18とのいずれか一方と連通する。よって、切換ブロック10は、洗浄消毒槽4に対する、給水管路9aを介した水道水と液体管路18を介した液体Mとの供給を切り換えるものである。尚、液体Mとしては、水道水、消毒液、洗浄液、アルコール等が挙げられる。
また、切換ブロック10は、内部の弁を保持するハウジングを具備している。尚、ハウジングは、液体Mが貯留されやすい部位となっている。これは、給水管路9bに対する給水管路9aと液体管路18との連通を切り換える際に、切換ブロック10のハウジングに、残液が貯留されやすいためである。さらに、切換ブロック10に、該切換ブロック10のハウジングに貯留された液体Mの残液の排出を促進するドレイン管路44の一端が接続されていても構わない。
この場合、ドレイン管路44の中途位置であって、切換ブロック10の近傍に、切換ブロック10のハウジングに貯留された液体Mの残液の排出を吸気により促進するチェックバルブ61が設けられているとよい。
洗浄消毒槽4に配設された循環口56は、チャンネル管路21の一端に接続されている。チャンネル管路21の中途位置に、チャンネルポンプ26が介装されており、チャンネル管路21の他端は、各送気送水/鉗子口用ポート33に連通している(尚、図3においては、各送気送水/鉗子口用ポート33は1つのみ図示している)。また、図示しないが、チャンネル管路21の他端は、上述した鉗子起上用ポート34にも連通している。
このことにより、循環口56から排出された洗浄消毒槽4内の液体Mは、チャンネルポンプ26の駆動後、チャンネル管路21により、ポート33、34に接続された接続チューブ75を介して、内視鏡100内の各管路に供給されるようになっている。
また、チャンネル管路21には、図示しないが、アルコールタンク11b内のアルコールを供給する管路等が接続されている。
洗浄消毒槽4の第1の排水口55には、弁の切り換え動作により、洗浄消毒槽4の外部へ液体Mを排出するための開閉自在な切換弁57が配設されている。
切換弁57には、液体管路20の一端が接続されている。液体管路20の他端は、例えば三方ボール弁から構成された三方弁ユニット151に接続されている。尚、三方弁ユニット151の詳しい構成は後述する。
三方弁ユニット151には、薬液タンク58に連通する薬液回収管路69と、液体管路19の一端とが接続されている。三方弁ユニット151は、液体管路20と薬液回収管路69と液体管路19との内、いずれか2つの管路の連通を、制御部200の駆動制御によって、後述するモータユニット162(図4参照)により切換自在な後述するボール弁168(図5参照)によって切り換えるものである。
さらに、三方弁ユニット151に、該三方弁ユニット151の後述するハウジング部161(図5参照)内に貯留された液体Mの残液の排出を促進するドレイン管路46の一端が接続されていても構わない。
薬液タンク58は、薬液ボトル12aからの消毒液が供給されるように、薬液ボトル12aに一端が接続された図示しない管路の他端が接続されている。また、薬液タンク58内に、薬液管路64の一端の吸い込み口64kが開口されており、薬液管路64の他端は、消毒液ノズル23に接続されている。また、薬液管路64の中途位置に、薬液タンク58内の消毒液Sを、消毒液ノズル23へと持ち上げる用の薬液ポンプ65が介装されている。
液体管路19の他端は、例えば三方ボール弁から構成された三方弁ユニット152に接続されている。また、液体管路19の中途位置に、排出ポンプ60が介装されている。
三方弁ユニット152には、図3に示すように、排出管路59aの一端と、液体管路18の他端とが接続されている。三方弁ユニット152は、液体管路19と排出管路59aと液体管路18との内、いずれか2つの管路の連通を、制御部200の駆動制御によって、内部のボール弁によって切り換えるものである。尚、三方弁ユニット152は、上述した三方弁ユニット151と同様の構成を有している。
また、三方弁ユニット152は、三方弁ユニット151同様、内部のボール弁を保持するハウジング部を具備しており、該ハウジング部内は、液体Mが貯留されやすい部位となっている。これは、液体管路19に対し、液体管路18と排出管路59aとの連通を切り換える際に、ハウジング部内に、残液が貯留されやすいためである。
さらに、三方弁ユニット152に、該三方弁ユニット152のハウジング部内に貯留された液体Mの残液の排出を促進するドレイン管路45の一端が接続されていても構わない。
この場合、ドレイン管路45の中途位置であって、三方弁ユニット152の近傍に、三方弁ユニット152のハウジング部に貯留された液体Mの残液の排出を吸気により促進するチェックバルブ62が設けられているとよい。
排出管路59aの中途位置であって、装置本体2の高さ方向の最下部に、排出ブロック120が介装されている。排出ブロック120は、アスピレータ形状を有しており、排出ポンプ60を駆動して、洗浄消毒槽4内の液体Mを、液体管路20、19、排出管路59aを介して、装置本体2外に排出する際、各管路内の流路に負圧を生じさせて、洗浄消毒槽4内及び各管路20、19、59a内の液体Mを吸引するものである。
また、ドレイン管路45〜46が設けられている場合は、ドレイン管路45〜46の他端は、排出ブロック120に接続されているとよい。このことにより、排出ポンプ60駆動後、排出ブロック120によって生じた負圧により、切換ブロック10及び各三方弁ユニット151、152内の残液は、各ドレイン管路44〜46を介して吸引され、その後、排出管路59aから排出される。
次に、上述した三方弁ユニット151、152の構成について、図4〜図10を用いて説明する。尚、三方弁ユニット151と三方弁ユニット152とは同様の構成を有していることから、以下の説明においては、三方弁ユニット151を例に挙げて説明する。
図4は、図3の三方弁ユニットの拡大斜視図、図5は、図4の三方弁ユニットからモータユニットを取り外した状態において上方から見た三方弁ユニットの概略上面図、図6は、図4中のVI-VI線に沿う三方弁ユニットを、Aポートの流路とBポートの流路とが連通している状態で示す断面図である。
また、図7は、三方弁ユニットのBポートの流路とCポートの流路とが連通している状態を示す断面図、図8は、三方弁ユニットのCポートの流路とAポートの流路とが連通している状態を示す断面図、図9は、三方弁ユニットのBポートの流路とCポートの流路とが、ボール弁とハウジング部との間の空間に連通している状態を示す断面図、図10は、図5のボール弁の回動制御を行う回路の構成の概略を示す図である。
図4、図5に示すように、三方弁ユニット151は、高さ方向Hの上方から平面視した状態で、例えば六角形状を有したハウジング部161を有しており、ハウジング部161の高さ方向Hの上部に、モータユニット162が設けられている。
ハウジング部161に対し、等間隔に、例えば高さ方向Hの上方から平面視した状態でY字状となるように、ハウジング部161の内部に各流路163r、164r、165rがそれぞれ連通する3本のポート163〜165が設けられている。尚、以下、3本のポートを、Aポート163、Bポート164、Cポート165と称す。
各ポート163〜165は、液体管路19、20、薬液回収管路69のいずれかが接続されるポートであり、例えば、Aポート163には、液体管路20が接続され、Bポート164には、薬液回収管路69が接続され、Cポート165には、液体管路19が接続される。尚、各ポート163〜165に対する各管路19、20、69の接続は、この限りではない。
ハウジング部161の内部は、図5に示すように、高さ方向Hの上方から平面視した状態で、例えば六角形状を有しており、内部に、切換弁である、ステンレス等の金属性部材から構成されたボール状のボール弁168が、ハウジング部161の高さ方向Hに直交する方向Pにおいて、モータユニット162により回動自在に設けられている。
具体的には、図5に示すように、ボール弁168の高さ方向Hの上方から平面視した状態で略中央には、後述する流路168rに非貫通であって高さ方向Hに沿った平面視した形状が、例えば角状の有底穴168hが形成されており、該有底穴168hに、図10に示すように、モータユニット162内のモータ185によって回動する、例えば角柱形状を有する回動軸188が嵌入されている。このことにより、ボール弁168は、モータ185によって回動軸188に付与された回動力によって、方向Pにおいて回動する。
また、回動軸188には、図10に示すように、カム部190cを有するセンサ板190も嵌入されている。センサ板190は、モータユニット162内に配設されている。このことにより、センサ板190は、回動軸188に回動に伴い、ボール弁168と同期して方向Pにおいて回動する。
また、図5に示すように、ハウジング部161の内部において、ボール弁168と各ポート163〜165との間に、内部に各流路163r〜165rと連通する流路を有する摺動性の良い部材、例えばテフロン(登録商標)から構成されたシール材167が設けられている。
シール材167は、ハウジング部161内において、Oリング170(図6参照)を介して、ボール弁168に密着することにより、ボール弁168と、各ポート163〜165との間の水密を保つものであり、ボール弁168によって閉じているポートからの液漏れを防止するものである。
また、図5〜図9に示すように、ハウジング部161の内部において、ボール弁168とシール材167とハウジング部161との間に、空間169a〜169cが形成されている。
空間169a〜169cは、ハウジング部161の内部の空間を、ボール弁168に沿った形状に形成しない限り、即ち、ボール状に形成しない限り、ハウジング部161内に必ず形成されてしまうものである。
これは、上述したように、射出成形等の容易な手法によって、ハウジング部161内にボール状の空間を形成することは極めて難しいことから、他の形状にハウジング内の空間を形成し、該空間にボール弁168を配設すると、必ず空間が形成されてしまうためである。尚、各空間169a〜169cは、互いに連通している。
ボール弁168の内部に、図5、図6に示すように、高さ方向Hの上方から平面視した形状がまたは断面がV字状の連通用流路である流路168rが形成されている。ボール弁168は、3本のポート163〜165における一のポートに対する他のいずれかのポートの連通を、例えばポート163の流路163rに対する、ポート164の流路164rとポート165の流路165rとのいずれかの連通を、モータユニット162による回動により内部に具備した流路168rによって切り換えるものである。
図10に示すように、モータユニット162の内部に、センサ板190のカム部190cを検出するマイクロスイッチ、フォトセンサ等から構成された4つのセンサ181〜184が設けられている。4つのセンサ181〜184は、カム部190cの回動位置によって、オンオフが切り換わるようになっている。
センサ181〜183は、モータユニット162内において、図6〜図8に示すように、流路168rによって、3本のポート163〜165において、一のポートに対して他のいずれかのポートが連通するボール弁168の第1の回動位置に設けられている。
また、センサ184は、モータユニット162の内部において、図9に示すように、流路168rによって、3本のポート163〜165において、一のポートに対して他のいずれかのポートが連通するとともに、流路168rが空間169a〜169bのいずれかに連通するボール弁168の第2の回動位置に設けられている。具体的には、図10に示すように、センサ板190の回動方向に対し、センサ182とセンサ183との間に設けられている。尚、センサ184は、センサ181とセンサ182との間に設けられていても、センサ181とセンサ183との間に設けられていても構わない。
また、各センサ181〜184は、制御部200(図3参照)に電気的に接続されており、各センサ181〜184からの検出結果に基づいて、制御部200は、ボール弁168が回動するよう、モータ185の駆動制御を行う。
また、制御部200は、後述するが、ボール弁168が、図9に示すように、第2の回動位置に位置している際、流路168rに連通するハウジング部161内の空間169a、169bに液体を供給する制御を行う。
具体的には、薬液回収管路69が接続されたBポート164と、液体管路19が接続されたCポート165とが流路168rを介して連通するとともに、流路168rがハウジング部161内の空間169a、169bに連通した状態において、排出ポンプ60を駆動することにより、薬液タンク58内の消毒液Sを、空間169a、169bに供給する制御を行う。尚、空間169a、169bに供給された消毒液Sは、該空間169a、169bに連通する空間169cにもボール弁168の外周を伝って供給され、その後、ドレイン管路46から排出される。
次に、このように構成された本実施の形態の作用について、図3〜図10を用いて説明する。尚、以下に示す作用は、三方弁ユニット151のボール弁168の回動制御の一例について説明する。その他の作用は、周知であるため、その説明は省略する。
先ず、洗浄消毒槽4内の消毒液Sを薬液タンク58に回収する際、即ち、液体管路20が接続されるAポート163の流路163rと、薬液回収管路69が接続されるBポート164の流路164rとを連通させる場合には、図10に示すように、制御部200は、駆動信号W1(ABOPEN)を、センサ183に入力するとともに、センサ183がカム部190cからオフを検出する位置までモータ185を駆動して、回動軸188を介して、センサ板190、ボール弁168を第1の回動位置まで回動させる。
その結果、センサ183がオフを検出し、図6に示すように、流路168rにより、Aポート163の流路163rと、Bポート164の流路164rのみが連通する位置まで、ボール弁168が回動されると、センサ183は、Aポート163とBポート164とが連通した旨のフィードバック信号W2(AB)を、制御部200に入力する。その後、制御部200は、モータ185の駆動をオフにする。
この状態で、制御部200は、切換弁57を開成する制御を行うと、洗浄消毒槽4内の消毒液Sは、液体管路20から、Aポート163の流路163r、ボール弁168の流路168r、Bポート164の流路164r、薬液回収管路69を介して薬液タンク68内に回収される。
また、洗浄消毒槽4内の液体Mを装置本体2外に排出する際、または給水循環ノズル24から、再度洗浄消毒槽4に供給する際、即ち、液体管路20が接続されるAポート163の流路163rと、液体管路19が接続されるCポート165の流路165rとを連通させる場合には、制御部200は、駆動信号W1(CAOPEN)を、センサ182に入力するとともに、センサ182がカム部190cからオフを検出する位置までモータ185を駆動して、回動軸188を介して、センサ板190、ボール弁168を第1の回動位置まで回動させる。
その結果、センサ182がオフを検出し、図8に示すように、流路168rにより、Aポート163の流路163rと、Cポート165の流路165rのみが連通する位置まで、ボール弁168が回動されると、センサ182は、Aポート163とCポート165とが連通した旨のフィードバック信号W2(CA)を、制御部200に入力する。その後、制御部200は、モータ185の駆動をオフにする。
この状態において、制御部200は、切換弁57を開成する制御を行い、排出ポンプ60を駆動する制御を行うと、洗浄消毒槽4内の液体Mは、液体管路20から、Aポート163の流路163r、ボール弁168の流路168r、Cポート165の流路165r、液体管路19を介して装置本体2外に排出されるか、給水循環ノズル24から、再度洗浄消毒槽4に供給される。
さらに、薬液タンク58内の消毒液Sを、装置本体2外に排出する際、または給水循環ノズル24から、再度洗浄消毒槽4に供給する際、即ち、薬液回収管路69が接続されるBポート164の流路164rと、液体管路19が接続されるCポート165の流路165rとを連通させる場合には、制御部200は、駆動信号W1(BCOPEN)を、センサ181に入力するとともに、センサ181がカム部190cからオフを検出する位置までモータ185を駆動して、回動軸188を介して、センサ板190、ボール弁168を第1の回動位置まで回動させる。
その結果、センサ181がオフを検出し、図7に示すように、流路168rにより、Bポート164の流路164rと、Cポート165の流路165rのみが連通する位置まで、ボール弁168が回動されると、センサ181は、Bポート164とCポート165とが連通した旨のフィードバック信号W2(BC)を、制御部200に入力する。その後、制御部200は、モータ185の駆動をオフにする。
この状態において、制御部200は、排出ポンプ60を駆動する制御を行うと、薬液タンク68内の消毒液Sは、薬液回収管路69から、Bポート164の流路164r、ボール弁168の流路168r、Cポート165の流路165r、液体管路19を介して装置本体2外に排出されるか、給水循環ノズル24から、再度洗浄消毒槽4に供給される。
さらに、薬液タンク58内の消毒液Sを、三方弁ユニット151のハウジング部161内の空間169a〜169cに供給する際、即ち、薬液回収管路69が接続されるBポート164の流路164rと、液体管路19が接続されるCポート165の流路165rとを連通させるとともに、ボール弁168の流路168rを、空間169a、169bに連通させる場合には、制御部200は、駆動信号W1(BCOPEN)を、センサ181に入力するとともに、センサ184がカム部190cからオフを検出する位置までモータ185を駆動して、回動軸188を介して、センサ板190、ボール弁168を第2の回動位置まで回動させる。
その結果、センサ184がオフを検出し、図9に示すように、流路168rにより、Bポート164の流路164rと、Cポート165の流路165rとが連通するとともに、ボール弁168の流路168rが、空間169a、169bに連通する位置まで、ボール弁168が回動されると、センサ184は、Bポート164とCポート165とが連通した旨のフィードバック信号W3(Middle Position)を、制御部200に入力する。その後、制御部200は、モータ185の駆動をオフにする。
この状態において、制御部200は、排出ポンプ60を駆動する制御を行うと、薬液タンク68内の消毒液Sは、薬液回収管路69から、Bポート164の流路164r、ボール弁168の流路168rを介して、各空間169a〜169cに供給され、各空間169a〜169cが消毒される。尚、消毒後の消毒液Sは、液体管路19か、ドレイン管路46から装置本体2外に排出される。
このように、本実施の形態においては、三方弁ユニット151のモータユニット162内において、カム部190cの回動位置によって、オンオフが切り替わる4つのセンサ181〜184が設けられており、内、センサ184は、図9に示すように、流路168rによって、3本のポート163〜165において、一のポートに対して他のいずれかのポートが連通するとともに、流路168rが空間169a〜169bのいずれかに連通するボール弁168の第2の回動位置に設けられていると示した。
また、制御部200は、ボール弁168を第2の回動位置まで回動させた後、流路168rを介して、3本のポート163〜165のいずれか2本を連通するとともに、流路168rがハウジング部161内の空間169a〜169cのいずれか内に連通した状態で、連通するポートに、液体M、例えば消毒液Sを供給して、流路168rを介して空間169a〜169cに消毒液Sを供給すると示した。
このことによれば、三方弁ユニット151において、液体Mが残留しやすいハウジング部161内の空間169a〜169cに対し、積極的に流体を容易に供給することができることから、簡単な構成で、空間169a〜169cに流体を意図的に供給することができる三方弁ユニット、内視鏡洗浄消毒装置を提供することができる。
尚、以下、変形例を示す。
本実施の形態においては、三方弁ユニット151内のハウジング部161内の空間169a〜169cには、消毒液Sを供給すると示したが、これに限らず、三方弁ユニット151の各ポート163〜165に接続する管路によって、他の洗浄液や濯ぎ水等の液体や、エアを供給しても構わない、即ち、如何なる流体を供給しても構わないということは勿論である。
また、本実施の形態においては、センサ184を用いて、ボール弁168を第2の回動位置に移動すると示したが、これに限らず、センサ184を用いなくとも、回動軸188の回動時間制御や、モータ185をステップモータから構成することによってモータ185に対しパルス制御を制御部200が行うことにより、ボール弁168を第2の回動位置に移動させてもよい。
また、本実施の形態においては、三方弁ユニット151において、Aポート163には、液体管路20が接続され、Bポート164には、薬液回収管路69が接続され、Cポート165には、液体管路19が接続されると示したが、各ポート163〜165に、装置本体2内の他の管路が接続されても良いことは云うまでもない。
さらに、本実施の形態においては、流路切換装置は、三方弁ユニット151を例に挙げて示したが、三方弁ユニット152や、他の図示しない三方弁ユニットに適用しても、本実施の形態と同様の効果を得ることができるということは勿論である。
また、本実施の形態においては、流路切換装置は、三方弁ユニットを例に挙げて示したが、四方弁ユニット等、3本以上のポートを具備する装置に適用可能であることは云うまでもない。
さらに、本実施の形態においては、流路切換装置は、洗浄消毒装置に用いると示したが、他の装置に用いても良いことは勿論である。
以上詳述した如く、本発明の実施形態によれば、以下の如き構成を得ることができる。即ち、
(1)断面形状が三角状の三角空間を内部に有するハウジング部と、
前記三角空間を構成する前記ハウジング部の3つの辺に対し、1本ずつ開口することにより前記三角空間に連通する3本のポートと、
前記三角空間における前記3つの辺に一致する外周形状を有するとともに、前記3つの辺のいずれかに沿った長孔を有する、前記三角空間に対する前記3本のポートのいずれかの連通を塞ぐことにより、塞いでいない前記2本のポートを連通させる弁体と、
前記長孔に嵌入されたクランク軸を有するとともに、前記クランク軸に連結された前記クランク軸に平行な回動軸を平面視した状態で前記三角空間の中心に有する弁体移動部材と、
を具備し、
前記回動軸の回動に伴い、前記クランク軸が前記長孔の長手方向の一端と他端との間を往復運動することにより回動された前記弁体は、外周面が前記3辺の内、いずれかの1辺に沿うことにより、前記外周面が沿った前記1辺における前記三角空間に対する前記ポートの連通を塞ぐことを特徴とする流路切換装置。
(2)付記1に記載の流路切換装置を具備する内視鏡洗浄装置であって、
前記回動軸を回動させる制御部をさらに具備し、
前記制御部は、前記弁体が、前記3本のポートの内、いずれか1本のポートを塞ぐ位置まで、前記回動軸を回動させることを特徴とする内視鏡洗浄消毒装置。
(3)前記制御部は、前記3本のポート全てが前記三角空間に連通するよう前記弁体が移動する位置に、前記回動軸を回動させることを特徴とする付記2に記載の内視鏡洗浄消毒装置。
ところで、上述した実施の形態に示した流路切換装置である三方弁ユニット151、152においては、上述した図5に示すように、ハウジング部161とボール弁168との空間169a〜169cに、ボール弁168を切り換える際に液体Mが残留しやすく、該空間169a〜169cから、液体Mを排出するには、水切り工程において、排出ポンプ60を通常よりも長く駆動するか、上述したようなドレイン管路45、46を、それぞれ三方弁ユニット151、152に接続する必要がある他、ドレイン管路45、46に、上述したような、チェックバルブ62、63を設ける必要があり、装置本体2内の管路構成が複雑になってしまうといった問題があった。
以下、流路切換装置内の空間に、液体Mが残液してしまうことを防止した流路切換装置の構成を、図11〜図24を用いて示す。尚、以下においても、流路切換装置は、洗浄消毒装置1に用いる三方弁ユニットを例に挙げて説明する。
図11は、本構成を示す三方弁ユニットから、モータユニットを取り外した状態において上方から見た三方弁ユニットの概略上面図、図12は、図11の弁体移動部材を示す斜視図、図13は、図11の弁体を示す斜視図、図14は、図11の三方弁ユニットの斜視図、図24は、図11のクランク軸が常に弁体の長孔の中心に位置する変形例を示す斜視図である。
図11、図14に示すように、三方弁ユニット251は、高さ方向Hの上方から平面視した形状が、例えば六角形状を有したハウジング部261を有しており、ハウジング部161の高さ方向Hの上部に、モータユニット262が設けられている。
ハウジング部261に対し、等間隔に、例えば高さ方向Hの上方から平面視した形状がY字状となるように、ハウジング部261の内部の後述する三角空間261kの3辺261ka、261kb、261kcに各流路263r、264r、265rがそれぞれ開口して連通する3本のポート263〜265が設けられている。尚、以下、3本のポートを、Aポート263、Bポート264、Cポート265と称す。
ハウジング部261の内部には、図11に示すように、高さ方向の上方から平面視した形状が、例えば三角状の三角空間261kが形成されており、三角空間261k内に、図11、図13に示すように、該三角空間261kの3辺261ka〜261kcに一致する外周面271gを有するとともに、各辺261ka〜261kcのいずれかに沿った長孔271hを有する、三角空間261kに対するポート263〜265のいずれかの連通を塞ぐことにより、塞いでいない2本のポートを連通させる弁体271が設けられている。
弁体271は、三角空間261k内において、図11、図12に示す弁体移動部材280によって、高さ方向Hに直交する方向Pにおいて、制御部200の駆動制御により回転自在に設けられている。
弁体移動部材280は、図11に示すように、高さ方向Hの上方から平面視した状態における三角空間261kの中心において、高さ方向Hに沿って設けられたモータユニット262のモータ185(図10参照)によって制御部200の駆動制御により回動される回動軸281と、弁体271の長孔271hに嵌入された回動軸と平行な高さ方向Hに沿ったクランク軸282と、回動軸281とクランク軸282とを連結する連結部材283とにより主要部が構成されている。
尚、モータユニット262内には、モータ185や、センサ181〜184や、カム部190cを有するセンサ板190が上述した本実施の形態と同様に設けられている。尚、回動軸281には、センサ板190が嵌入しており、センサ板190は、回動軸281とともに同期して回転する。また、本構成においては、センサ184が、センサ181とセンサ182との間、及びセンサ183とセンサ184との間にも設けられている。
クランク軸282は、制御部200の駆動制御によって、回動軸281の反時計回りの回転に伴い、三角空間261k内において、方向Pにおいて回転軌跡282vに沿って反時計回りに、回動軸281と同期して回転する。
その結果、クランク軸282が、弁体271の長孔271hの一端271h1と他端271h2との間を往復運動することにより、弁体271は、方向Pにおいて回動し、弁体271の外周面271gが、各辺261ka〜261kcのいずれかに沿うことにより、三角空間261kに対する各ポート263〜265のいずれかのポートの連通を塞ぐようになっている。即ち、制御部200は、弁体271が、各ポート263〜265のいずれかを塞ぐ位置まで、回動軸281を回転させる機能を有している。
尚、弁体移動部材280は、図24に示すように、弁体271の長孔271h内にバネ等を入れることにより、クランク軸282が、弁体271の長孔271hの一端271h1と他端271h2との間を往復運動したとしても、クランク軸282が常に長孔271hの中心に位置するような構成であっても構わない。
また、弁体271は、制御部200の駆動制御によって、弁体271の外周面271gが、各辺261ka〜261kcのいずれにも沿わないことにより、三角空間261kに対して各ポート263〜265の全てを連通させる機能も有している。即ち、制御部200は、弁体271が、各ポート263〜265のいずれも三角空間261kに連通する位置まで、回動軸281を回転させる機能を有している。
尚、以下、このように構成された三方弁ユニット251の作用について、上述した図10と、図15〜図23を用いて説明する。
図15は、図14中のXV-XV線に沿う断面を、弁体がCポートを塞いだ状態で示す断面図、図16は、図15の状態からクランク軸を反時計回りに30°回転させた状態を示す断面図、図17は、図15の状態からクランク軸を反時計回りに60°回転させ、AポートとBポートとCポートを連通させた状態を示す断面図である。
また、図18は、図15の状態からクランク軸を反時計回りに90°回転させた状態を示す断面図、図19は、図15の状態からクランク軸を反時計回りに120°回転させ、弁体がAポートを塞いだ状態を示す断面図、図20は、図15の状態からクランク軸を反時計回りに180°回転させ、AポートとBポートとCポートを連通させた状態を示す断面図である。
さらに、図21は、図15の状態からクランク軸を反時計回りに240°回転させ、弁体がBポートを塞いだ状態を示す断面図、図22は、図15の状態からクランク軸を反時計回りに300°回転させ、AポートとBポートとCポートを連通させた状態を示す断面図、図23は、図15の状態からクランク軸を反時計回りに360°回転させ、弁体がAポートを塞いだ状態を示す断面図である。
先ず、Aポート263の流路263rと、Bポート264の流路264rとを連通させる場合には、図10に示すように、制御部200は、駆動信号W1(ABOPEN)を、センサ183に入力するとともに、センサ183がカム部190cからオフを検出する位置までモータ185を駆動して、回動軸281を反時計回りに回転させて、センサ板190、クランク軸282を反時計回りに回転させる。
その結果、センサ183がオフを検出し、図15に示すように、弁体271の外周面271gが、Cポート265の流路265rを塞ぐ辺161kcに沿う位置まで、即ち、Aポート263の流路263rとBポート264の流路264rのみが連通する位置まで、クランク軸282が回転軌跡282vに沿って反時計回りに回転されると、センサ183は、Aポート263とBポート264のみが連通した旨のフィードバック信号W2(AB)を、制御部200に入力する。その後、制御部200は、モータ185の駆動をオフにする。尚、この際のクランク軸282の回転角度を0°と規定する。
次いで、Bポート264の流路264rと、Cポート265の流路265rとを連通させる場合には、図10に示すように、制御部200は、駆動信号W1(BCOPEN)を、センサ181に入力するとともに、センサ181がカム部190cからオフを検出する位置までモータ185を駆動して、回動軸281を反時計回りに回転させて、センサ板190、クランク軸282を反時計回りに回転させる。
その結果、クランク軸282が、回転軌跡282vに沿って反時計回りに図15に示す状態から、図16に示すように、30°回転すると、クランク軸282は、長孔271hの他端271h2側に若干移動し、弁体271は、R1を回転中心として、時計回りに回転し始める。
その後、クランク軸282が、図15に示す状態から、図17に示すように、60°回転軌跡282vに沿って反時計回りに回転すると、クランク軸282は、長孔271hの他端271h2に接する位置まで移動し、弁体271は、R1を回転中心として、図16よりもさらに時計回りに回転する。
この状態において、センサ184がカム部190cからオフを検出し、図17に示すように、Aポート263の流路263rと、Bポート264の流路254rと、Cポート265の流路265rとのすべてを連通させると、センサ184は、Aポート163とBポート164とCポート165とが連通した旨のフィードバック信号W3(Middle Position)を、制御部200に入力する。その後、この位置で弁体271を止める場合は、制御部200は、モータ185の駆動をオフにする。
その後、クランク軸282が、図15に示す状態から、図18に示すように、90°回転軌跡282vに沿って反時計回りに回転すると、クランク軸282は、長孔271hの他端271h2から若干離間し、弁体271は、R1を回転中心として、図17よりもさらに時計回りに回転する。
その後、クランク軸282が、図15に示す状態から、図19に示すように、120°回転軌跡282vに沿って反時計回りに回転すると、クランク軸282は、長孔271hの略中間に位置する。
その結果、センサ181がオフを検出し、図19に示すように、弁体271の外周面271gが、Aポート263の流路263rを塞ぐ辺161kaに沿う位置まで、即ち、Bポート264の流路264rとCポート265の流路265rのみが連通する位置まで回転中心R1を中心として回転すると、センサ181は、Bポート264とCポート265のみが連通した旨のフィードバック信号W2(BC)を、制御部200に入力する。その後、制御部200は、モータ185の駆動をオフにする。
次いで、Aポート263の流路263rと、Cポート265の流路265rとを連通させる場合には、図10に示すように、制御部200は、駆動信号W1(ACOPEN)を、センサ182に入力するとともに、センサ182がカム部190cからオフを検出する位置までモータ185を駆動して、回動軸281を反時計回りに回転させて、センサ板190、クランク軸282を反時計回りに回転させる。
その結果、クランク軸282が、回転軌跡282vに沿って反時計回りに図15に示す状態から、図20に示すように、180°回転すると、クランク軸282は、長孔271hの一端271h1に接する位置まで移動し、弁体271は、R2を回転中心として、時計回りに回転し始める。
この状態において、センサ184がカム部190cからオフを検出し、図20に示すように、Aポート263の流路263rと、Bポート264の流路254rと、Cポート265の流路265rとのすべてを連通させると、センサ184は、Aポート163とBポート164とCポート165とが連通した旨のフィードバック信号W3(Middle Position)を、制御部200に入力する。その後、この位置で弁体271を止める場合は、制御部200は、モータ185の駆動をオフにする。
その後、クランク軸282が、図15に示す状態から、図21に示すように、240°回転軌跡282vに沿って反時計回りに回転すると、クランク軸282は、長孔271hの略中間に位置する。
その結果、センサ182がオフを検出し、図21に示すように、弁体271の外周面271gが、Bポート264の流路264rを塞ぐ辺161kbに沿う位置まで、即ち、Aポート263の流路263rとCポート265の流路265rのみが連通する位置までR2を中心に回転すると、センサ182は、Aポート263とCポート265のみが連通した旨のフィードバック信号W2(AC)を、制御部200に入力する。その後、制御部200は、モータ185の駆動をオフにする。
次いで、Aポート263の流路263rと、Bポート264の流路264rとを連通させる場合には、図10に示すように、制御部200は、駆動信号W1(ABOPEN)を、センサ183に入力するとともに、センサ183がカム部190cからオフを検出する位置までモータ185を駆動して、回動軸281を反時計回りに回転させて、センサ板190、クランク軸282を反時計回りに回転させる。
その結果、クランク軸282が、回転軌跡282vに沿って反時計回りに図15に示す状態から、図22に示すように、300°回転すると、クランク軸282は、長孔271hの他端271h2に接する位置まで移動し、弁体271は、R3を回転中心として、時計回りに回転し始める。
この状態において、センサ184がカム部190cからオフを検出し、図21に示すように、Aポート263の流路263rと、Bポート264の流路254rと、Cポート265の流路265rとのすべてを連通させると、センサ184は、Aポート163とBポート164とCポート165とが連通した旨のフィードバック信号W3(Middle Position)を、制御部200に入力する。その後、この位置で弁体271を止める場合は、制御部200は、モータ185の駆動をオフにする。
その後、クランク軸282が、図15に示す状態から、図23に示すように、360°回転軌跡282vに沿って反時計回りに回転すると、クランク軸282は、長孔271hの略中間に位置する。
その結果、センサ183がオフを検出し、図23に示すように、弁体271の外周面271gが、Cポート265の流路265rを塞ぐ辺161kcに沿う位置まで、即ち、Aポート263の流路263rとBポート264の流路264rのみが連通する位置までR3を中心に回転すると、センサ183は、Aポート263とBポート264のみが連通した旨のフィードバック信号W2(AB)を、制御部200に入力する。その後、制御部200は、モータ185の駆動をオフにする。
このように、本構成においては、三方弁ユニット251のハウジング部261内に、高さ方向Hから平面視した形状が三角状の三角空間261kが形成されており、該三角空間261kに、長孔271hに嵌入されるクランク軸282が回動軸281と同期して反時計回りに回転軌跡282vに沿って回転することにより、各ポート263〜265のいずれかの三角空間261kへの連通を塞ぐ弁体271が設けられていると示した。
このような構成によれば、三角空間261k内に弁体271を設けたとしても、三角空間261kと弁体271との間の空間は、全て各ポート263〜265のいずれかに連通している状態となることから、三方弁ユニット251内の空間に、液体Mが残液してしまうことを防止した三方弁ユニット251の構成を提供することができる。
尚、本構成においては、流路切換装置は、三方弁ユニット251を例に挙げて示したが、四方弁ユニット等、3本以上のポートを具備する装置に適用可能であることは云うまでもない。
また、本構成においては、センサ184を用いて、各ポート263〜265全てを、三角空間261kへ連通させると示したが、これに限らず、センサ184を用いなくとも、回動軸281の回動時間制御や、モータ185をステップモータから構成することによってモータ185に対しパルス制御を制御部200が行うことにより、各ポート263〜265全てを、三角空間261kへ連通させてもよい。
さらに、本構成においては、流路切換装置は、洗浄消毒装置に用いると示したが、他の装置に用いても良いことは勿論である。
本実施の形態を示す三方弁ユニットを具備する洗浄消毒装置の斜視図。 図1のトップカバーが開放され、洗浄消毒槽に内視鏡が収納自在な状態を示す洗浄消毒装置の斜視図。 図1の洗浄消毒装置の内部構成の概略を示す図。 図3の三方弁ユニットの拡大斜視図。 図4の三方弁ユニットからモータユニットを取り外した状態において上方から見た三方弁ユニットの概略上面図。 図4中のVI-VI線に沿う三方弁ユニットを、Aポートの流路とBポートの流路とが連通している状態で示す断面図。 三方弁ユニットのBポートの流路とCポートの流路とが連通している状態を示す断面図。 三方弁ユニットのCポートの流路とAポートの流路とが連通している状態を示す断面図。 三方弁ユニットのBポートの流路とCポートの流路とが、ボール弁とハウジング部との間の空間に連通している状態を示す断面図。 図5のボール弁の回動制御を行う回路の構成の概略を示す図。 本構成を示す三方弁ユニットから、モータユニットを取り外した状態において上方から見た三方弁ユニットの概略上面図。 図11の弁体移動部材を示す斜視図。 図11の弁体を示す斜視図。 図11の三方弁ユニットの斜視図。 図14中のXV-XV線に沿う断面を、弁体がCポートを塞いだ状態で示す断面図。 図15の状態からクランク軸を反時計回りに30°回転させた状態を示す断面図。 図15の状態からクランク軸を反時計回りに60°回転させ、AポートとBポートとCポートを連通させた状態を示す断面図。 図15の状態からクランク軸を反時計回りに90°回転させた状態を示す断面図。 図15の状態からクランク軸を反時計回りに120°回転させ、弁体がAポートを塞いだ状態を示す断面図。 図15の状態からクランク軸を反時計回りに180°回転させ、AポートとBポートとCポートを連通させた状態を示す断面図。 図15の状態からクランク軸を反時計回りに240°回転させ、弁体がBポートを塞いだ状態を示す断面図。 図15の状態からクランク軸を反時計回りに300°回転させ、AポートとBポートとCポートを連通させた状態を示す断面図。 図15の状態からクランク軸を反時計回りに360°回転させ、弁体がAポートを塞いだ状態を示す断面図。 図11のクランク軸が常に弁体の長孔の中心に位置する変形例を示す斜視図。
符号の説明
1…洗浄消毒装置(内視鏡洗浄消毒装置)
151…三方弁ユニット(流路切換装置)
152…三方弁ユニット(流路切換装置)
161…ハウジング部
162…モータユニット
163…Aポート
164…Bポート
165…Cポート
168…ボール弁(切換弁)
168r…流路(連通用流路)
169a…空間
169b…空間
169c…空間
181…センサ
182…センサ
183…センサ
184…センサ
200…制御部
251…三方弁ユニット(流路切換装置)
261…ハウジング部
261k…三角空間
261ka…三角空間の1辺
261kb…三角空間の1辺
261kc…三角空間の1辺
263…ポート
264…ポート
265…ポート
271…弁体
271g…弁体の外周面
271h…長孔
271h1…長孔の一端
271h2…長孔の他端
280…弁体移動部材
281…回動軸
282…クランク軸
H…ハウジング部の高さ方向
P…高さ方向に直交する方向

Claims (2)

  1. ハウジング部と、
    前記ハウジング部に設けられた、前記ハウジング部に連通する複数のポートと、
    前記ハウジング部内において、該ハウジング部の高さ方向に直交する方向に回動自在に設けられた、前記複数のポートにおける一のポートに対する他のいずれかのポートの連通を、回動により内部に具備した連通用流路によって切り換えるボール状の切換弁と、
    前記切換弁を回動させるモータユニットと、
    前記モータユニット内において、前記連通用流路により前記一のポートに対して前記他のいずれかのポートが連通する前記切換弁の第1の回動位置に設けられた、前記切換弁の回動位置を検出するセンサと、
    を具備し、
    前記モータユニット内において、前記連通用流路が、前記一のポートに対して前記他のいずれかのポートが連通するとともに前記切換弁と前記ハウジング部との間の空間に連通する前記切換弁の第2の回動位置に、前記センサはさらに設けられていることを特徴とする流路切換装置。
  2. 請求項1に記載の流路切換装置を具備する内視鏡洗浄消毒装置であって、
    前記センサの検出により、前記切換弁を回動させる制御部を具備し、
    前記制御部は、前記第2の回動位置に設けられた前記センサの検出により、前記第2の回動位置に前記切換弁を回動させるとともに、前記第2の回動位置にて、前記連通用流路が前記空間に連通した状態において、前記連通用通路に連通する前記ポートに流体を供給する制御を行うことを特徴とする内視鏡洗浄消毒装置。
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