JP2009168262A - 空気調和機 - Google Patents
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Abstract
【課題】切りタイマ終了後も室内の空調負荷に応じて運転を行うようにすることで、省エネ性の向上と、利用者に快適な空調を提供する。
【解決手段】人体付近温検出手段4と、空気調和機の吸込温度を検知する吸込温度検出手段5と、目標室温を設定する温度設定手段6と、設定温度と吸い込み温度の差温を判定する差温判定手段3と、切りタイマ時刻に空気調和機の運転を停止する切りタイマ手段1と、人体の活動量を検出する活動量検出手段8を備え、切タイマ動作後に人体付近の温度、人体の活動量、屋外温度、屋内温度の状況により、空気調和機を運転もしくは停止させるようにしたものである。これによって、空調負荷が大きいときには追加で運転をおこない、利用者が不快感なく就寝でき、また空調負荷が小さいときには余分な運転をせず無駄なエネルギーの消費を防止可能となる。
【選択図】図1
【解決手段】人体付近温検出手段4と、空気調和機の吸込温度を検知する吸込温度検出手段5と、目標室温を設定する温度設定手段6と、設定温度と吸い込み温度の差温を判定する差温判定手段3と、切りタイマ時刻に空気調和機の運転を停止する切りタイマ手段1と、人体の活動量を検出する活動量検出手段8を備え、切タイマ動作後に人体付近の温度、人体の活動量、屋外温度、屋内温度の状況により、空気調和機を運転もしくは停止させるようにしたものである。これによって、空調負荷が大きいときには追加で運転をおこない、利用者が不快感なく就寝でき、また空調負荷が小さいときには余分な運転をせず無駄なエネルギーの消費を防止可能となる。
【選択図】図1
Description
本発明は切りタイマ機能を有する空気調和機の快適制御に関するものである。
従来、この種の技術は切りタイマが終了しても一定時間強制的に運転し、その後ドライ或いは送風運転を更に一定時間継続する制御としている(例えば、特許文献1参照)。
特開昭55−102852号公報
しかしながら、前記従来の構成では切りタイマ終了後も必ず一定時間タイマ終了前の運転を継続し、更にその後、冷房或いは送風運転を一定時間実施する構成なので、室内の空調負荷が低下し空気調和機の運転が不要になったにも係わらず空気調和機が運転を継続するため、近年話題となっている省エネ性の観点において、又利用者に風を当て続けるため健康上の問題において課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、切りタイマ終了後も室内の空調負荷に応じて運転を行うようにすることで、省エネ性の向上と利用者に快適な空調を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の空気調和機は、人体付近の温度を検出する人体付近温検出手段と、空気調和機の吸込温度を検知する吸込温度検出手段と、空気調和機の制御目標室温を設定する温度設定手段と、運転時間をタイマ設定値と比較しタイマ設定値に達した時に空気調和機の運転を停止する切りタイマ手段と、切りタイマ動作終了前の前記吸込温度と前記制御目標室温の差温が一定時間所定値以上かどうかを判定する差温判定手段と、人体の活動量を検出する活動量センサと、前記差温判定手段の判定結果において前記差温が一定時間所定値以上、又は切りタイマ時刻から一定時間活動量が所定値以上の場合、切りタイマ動作終了後の運転モードとして少なくとも第一の所定時間、空気調和機を運転させる制御手段を設けたものである。
これによって、切りタイマ動作後に空調負荷が大きい場合は追加で運転をおこなうため、利用者が不快感なく就寝できる。また運転は最小限とするため余分な運転をせず、無駄なエネルギーの消費を防止可能となる。
本発明の空気調和機は、切りタイマ動作後に空調負荷が大きい場合は追加で運転をおこなうため、利用者が不快感なく就寝できる。また運転は最小限とするため余分な運転をせず、無駄なエネルギーの消費を防止できる。
第1の発明は、人体付近の温度を検出する人体付近温検出手段と、空気調和機の吸込温度を検知する吸込温度検出手段と、空気調和機の制御目標室温を設定する温度設定手段と、運転時間をタイマ設定値と比較しタイマ設定値に達した時に空気調和機の運転を停止する切りタイマ手段と、切りタイマ動作終了前の前記吸込温度と前記制御目標室温の差温が一定時間所定値以上かどうかを判定する差温判定手段と、人体の活動量を検出する活動量センサと、前記差温判定手段の判定結果において前記差温が一定時間所定値以上の場合、
切りタイマ動作終了後の運転モードとして少なくとも第一の所定時間、空気調和機を運転させるようにしたものである。
切りタイマ動作終了後の運転モードとして少なくとも第一の所定時間、空気調和機を運転させるようにしたものである。
これによって、切りタイマ動作後に空調負荷が大きい場合は追加で運転をおこなうため、利用者が不快感なく就寝できる。また運転は最小限とするため余分な運転をせず、無駄なエネルギーの消費を防止可能となる。
第2の発明は、切タイマ動作終了後、室温と設定温度の差温が所定値以上、又は切りタイマ時刻から一定時間活動量が所定値以上に達した場合は第1の所定時間空気調和機を運転し、その後空気調和機が停止した後も室温が設定温度に達した場合は再度空気調和機を運転するという動作を第1の所定回数繰り返すようにしたものである。
これによって、切りタイマ終了後室温が上昇し設定温度との間に所定値の差温が発生した場合、空気調和機を所定時間,所定回数運転させるためより快適な睡眠を提供できる。
第3の発明は、切タイマ動作終了後の空気調和機の運転において、設定温度を切タイマ動作前より圧縮機が停止し易い方向に所定値シフトするようにしたものである。
これによって、空調能力を低めに抑えることで冷やしすぎ、暖めすぎに伴うエネルギーの無駄使いや利用者の健康阻害を防止できる。
第4の発明は、切タイマ動作終了後の空気調和機の運転において、室内ファンの風量を切タイマ動作前より小さくするようにしたものである。
これによって、利用者が睡眠時において強風に当たることを防止できる。
第5の発明は、切タイマ動作終了後の空気調和機の運転において、設定温度を切タイマ動作前より圧縮機が停止し易い方向に外気温度に応じてシフトするようにしたものである。
これによって、空調負荷に応じて空調能力を低めに抑えることで冷やしすぎ、暖めすぎに伴うエネルギーの無駄使いや利用者の健康阻害を防止できる。
第6の発明は、切タイマ動作終了後の空気調和機の運転において、室内ファンの風量を切タイマ動作前より外気温度に応じて小さくするようにしたものである。
これによって、空調負荷に応じた風量にて運転するため、利用者が睡眠中に低負荷時において強風に当たることを防止できる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における空気調和機の制御ブロック図を示すものである。
図1は、本発明の実施の形態1における空気調和機の制御ブロック図を示すものである。
図1において、切タイマ手段1はタイマ設定値と運転時間の比較を常に行いタイマ設定時刻に達した場合制御手段7に空気調和機の停止信号を送信する。また、タイマ設定時刻に到達するまでの一定時間吸込温度と設定温度の差温を差温判定手段3により監視する。停止信号の受信後にこの差温が一定時間所定値以上、又は人体の活動量が一定時間所定値
以上を継続していた場合、外気温度検出手段2、人体付近温検出手段4、吸込温度検出手段5の各検出値、設定温度手段6の設定値に従って空気調和機の運転あるいは停止を決定する。
以上を継続していた場合、外気温度検出手段2、人体付近温検出手段4、吸込温度検出手段5の各検出値、設定温度手段6の設定値に従って空気調和機の運転あるいは停止を決定する。
以上のように構成された空気調和機について、以下その動作、作用を説明する。
図2は本発明の実施の形態1における空気調和機の動作を示すフローチャートで、ステップ1、ステップ2にて切タイマ時間の判定を実施する。切タイマ時間に達した場合はステップ3でエアコンを停止させる。ステップ4では切りタイマ時刻までの設定温度と吸込温度の差温が一定時間所定値以上かどうかの判定をおこなう。差温が一定時間所定値以上であった場合、又はステップ5で切りタイマ時刻からの人体の活動量が一定時間所定値以上であった場合はステップ6〜ステップ8で所定時間エアコンを運転させる。またステップ4で差温が一定時間所定値以上でなかった場合、かつステップ5で活動量が一定時間所定値以上でなかった場合はエアコンは停止したままとなる。
以上のように、本実施の形態においては切タイマ動作終了後の空気調和機の運転モードを切りタイマ動作終了前の吸込温度と設定温度の差温状態、及び切りタイマ時刻からの活動量とにより空気調和気を運転するかどうかを判定し、運転させる場合においても所定時間運転に限定させている。
これによって、切りタイマ動作後に空調負荷が大きい場合は追加で運転をおこなうため、利用者が不快感なく就寝できる。また運転は最小限とするため余分な運転をせず、無駄なエネルギーの消費を防止可能となる。
(実施の形態2)
図3は、本発明の実施の形態2における空気調和機の動作を示すフローチャートである。
図3は、本発明の実施の形態2における空気調和機の動作を示すフローチャートである。
ステップ1〜ステップ5は実施の形態1と同じのため説明を省略する。ステップ9において実施カウンタの確認を行う、このカウンタは所定の処理を実施したときにカウントするカウンタで通常はクリアされている。ステップ10では吸込温度と設定温度の差温が所定値以上かどうかの判定をおこない。所定値以上であればステップ6〜ステップ8でエアコンを一定時間運転させている。ステップ11では実施カウンタのカウント処理をおこない、ステップ9で実施カウンタの判定をおこない所定回数エアコンを一定時間運転させる動作がおこなわれた場合は本処理を終了しエアコンは停止継続となる。
以上のように、本実施の形態においては切タイマ動作終了後の空気調和機の運転モードを、切りタイマ動作終了後室温が設定温度に達した場合は、第1の所定時間空気調和機を運転させるという動作を所定回繰り返すことにより、切りタイマ終了後室温が上昇し設定温度に達した場合は、空気調和機を所定時間,所定回数運転させるためより快適な睡眠を提供できる。
(実施の形態3)
図4は、本発明の実施の形態3における空気調和機の動作を示すフローチャートである。
図4は、本発明の実施の形態3における空気調和機の動作を示すフローチャートである。
図3のフローチャートと同様の箇所は説明を省略する。ステップ12では実施フラグの判定、ステップ15では実施フラグのセットをおこないエアコンの運転処理は1回のみ実施するようにしている。ステップ14において設定温度を圧縮機が停止し易い方向にシフトさせている。
以上のように、本実施の形態においては切タイマ動作終了後の空気調和機の運転モードを、切タイマ動作前より圧縮機が停止し易い方向に設定温度を所定値シフトするようにしたことで、空調能力を低めに抑えることで冷やしすぎ、暖めすぎに伴うエネルギーの無駄使いや利用者の健康阻害を防止できる。
(実施の形態4)
図5は、本発明の実施の形態4における空気調和機の動作を示すフローチャートである。図4のフローチャートと同様の箇所は説明を省略する。ステップ16において室内ファンをLo設定にしている。
図5は、本発明の実施の形態4における空気調和機の動作を示すフローチャートである。図4のフローチャートと同様の箇所は説明を省略する。ステップ16において室内ファンをLo設定にしている。
以上のように、本実施の形態においては切タイマ動作終了後の空気調和機の運転モードを、切タイマ動作前より室内ファンの風量を小さくするようにしたことで、利用者が睡眠時において強風に当たることを防止できる。
(実施の形態5)
図6は、本発明の実施の形態5における空気調和機の動作を示すフローチャートである。図5のフローチャートと同様の箇所は説明を省略する。ステップ17において外気温度が高いか低いかの判定を行う。外気温度が高い場合はステップ18において設定温度シフトを小さくし、低い場合はステップ19で設定温度シフトを大きくしている。これは冷房運転時の動作を示したもので、暖房運転時は外気温度が高い場合は設定温度シフトを大きくし、低い場合は設定温度シフトを小さくする。
図6は、本発明の実施の形態5における空気調和機の動作を示すフローチャートである。図5のフローチャートと同様の箇所は説明を省略する。ステップ17において外気温度が高いか低いかの判定を行う。外気温度が高い場合はステップ18において設定温度シフトを小さくし、低い場合はステップ19で設定温度シフトを大きくしている。これは冷房運転時の動作を示したもので、暖房運転時は外気温度が高い場合は設定温度シフトを大きくし、低い場合は設定温度シフトを小さくする。
以上のように、本実施の形態においては切タイマ動作終了後の空気調和機の運転モードを、設定温度を切タイマ動作前より圧縮機が停止し易い方向に外気温度に応じてシフトするようにしたことで、空調負荷に応じて空調能力を低めに抑えることで冷やしすぎ、暖めすぎに伴うエネルギーの無駄使いや利用者の健康阻害を防止できる。
(実施の形態6)
図7は、本発明の実施の形態7における空気調和機の動作を示すフローチャートである。図6のフローチャートと同様の箇所は説明を省略する。ステップ17において外気温度が高いか低いかの判定を行う。外気温度が高い場合はステップ20において室内ファン速をMeとし、低い場合はステップ21で室内ファン速をLoとしている。
図7は、本発明の実施の形態7における空気調和機の動作を示すフローチャートである。図6のフローチャートと同様の箇所は説明を省略する。ステップ17において外気温度が高いか低いかの判定を行う。外気温度が高い場合はステップ20において室内ファン速をMeとし、低い場合はステップ21で室内ファン速をLoとしている。
以上のように、本実施の形態においては切タイマ動作終了後の空気調和機の運転モードを、室内ファンの風量を切タイマ動作前より外気温度に応じて小さくするようにしたことで、空調負荷に応じた風量にて運転するため、利用者が睡眠中に低負荷時において強風に当たることを防止できる。
以上のように、本発明にかかる空気調和機は、空調負荷が大きいときには追加で運転をおこない、利用者が不快感なく就寝できる。また空調負荷が小さいときには必要最小限の運転を行うことで利用者に不快感を与えることなく、余分な運転をせず無駄なエネルギーの消費を防止できるので、切りタイマ機能を有する空気調和機の快適制御の用途に有用である。
1 切りタイマ手段
2 外気温度検出手段
3 差温判定手段
4 人体付近温度検出手段
5 吸い込み温度検出手段
6 温度設定手段
7 制御手段
8 活動量検出手段
2 外気温度検出手段
3 差温判定手段
4 人体付近温度検出手段
5 吸い込み温度検出手段
6 温度設定手段
7 制御手段
8 活動量検出手段
Claims (6)
- 人体付近の温度を検出する人体付近温検出手段と、空気調和機の吸込温度を検知する吸込温度検出手段と、空気調和機の制御目標室温を設定する温度設定手段と、運転時間をタイマ設定値と比較しタイマ設定値に達した時に空気調和機の運転を停止する切りタイマ手段と、切りタイマ動作終了前の前記吸込温度と前記制御目標室温の差温が一定時間所定値以上かどうかを判定する差温判定手段と、人体の活動量を検出する活動量センサと、前記差温判定手段の判定結果において前記差温が一定時間所定値以上又は切りタイマ時刻から一定時間活動量が所定値以上の場合、切りタイマ動作終了後の運転モードとして少なくとも第一の所定時間、空気調和機を運転させる制御手段を有することを特徴とする空気調和機。
- 切タイマ動作終了後の運転モードは、切タイマ動作終了後室温と設定温度の差温が所定値以上又は切りタイマ時刻から一定時間活動量が所定値以上に達した場合、第1の所定時間空気調和機を運転する動作を第1の所定回数繰り返すことを特徴とする請求項1記載の空気調和機。
- 切タイマ動作終了後の運転モードは、設定温度を切タイマ動作前より圧縮機が停止し易い方向に所定値シフトすることを特徴とする請求項1〜2のいずれか1項記載の空気調和機。
- 切タイマ動作終了後の運転モードは、室内ファンの風量を切タイマ動作前より小さくすることを特徴とする請求項1〜2のいずれか1項記載の空気調和機。
- 切タイマ動作終了後の運転モードは、設定温度を切タイマ動作前より圧縮機が停止し易い方向に外気温度に応じてシフトすることを特徴とする請求項1〜2のいずれか1項記載の空気調和機。
- 切タイマ動作終了後の運転モードは、室内ファンの風量を切タイマ動作前より外気温度に応じて小さく変化させることを特徴とする請求項1〜2のいずれか1項記載の空気調和機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008003993A JP2009168262A (ja) | 2008-01-11 | 2008-01-11 | 空気調和機 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2009168262A true JP2009168262A (ja) | 2009-07-30 |
Family
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Family Applications (1)
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JP (1) | JP2009168262A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012241948A (ja) * | 2011-05-18 | 2012-12-10 | Panasonic Corp | 空気調和機 |
CN113251613A (zh) * | 2021-05-07 | 2021-08-13 | 青岛海尔空调器有限总公司 | 用于空调控制的方法、装置和空调 |
CN114383278A (zh) * | 2021-12-20 | 2022-04-22 | 青岛海尔空调器有限总公司 | 用于控制空调的方法、装置及空调 |
-
2008
- 2008-01-11 JP JP2008003993A patent/JP2009168262A/ja active Pending
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