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JP2009010799A - 無線通信システムおよび無線通信装置 - Google Patents

無線通信システムおよび無線通信装置 Download PDF

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JP2009010799A
JP2009010799A JP2007171396A JP2007171396A JP2009010799A JP 2009010799 A JP2009010799 A JP 2009010799A JP 2007171396 A JP2007171396 A JP 2007171396A JP 2007171396 A JP2007171396 A JP 2007171396A JP 2009010799 A JP2009010799 A JP 2009010799A
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Tatsuo Yoshikawa
達夫 吉川
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Abstract

【課題】親機と子機との縁組処理が実行可能であるとともに、縁組処理を利用した送信強度の調整が可能である無線通信システムを提供する。
【解決手段】複数の子機と、該複数の子機の各々との無線通信を行う親機と、を有するとともに、前記各々の子機と親機が互いのID情報を取得することで縁組を行う処理(縁組処理)を実行する縁組手段をも備えた無線通信システムであって、前記縁組処理は、前記複数の子機の何れか(対象子機)が、自己のID情報を、前記親機に対して所定の送信強度にて無線送信する、第1処理と、前記親機が、該対象子機のID情報を無線受信するとともに、該無線受信における受信強度を検出する、第2処理と、前記親機が、該検出結果に基づいて、該対象子機への無線送信における送信強度の設定を行う、第3処理と、を含む処理である無線通信システムとする。
【選択図】図3

Description

本発明は、例えばガスメータの自動検針システムなどに用いられる、無線通信システムおよび無線通信装置に関する。
従来、互いに無線通信を実行する無線通信システムが、様々な分野で適用されている。その一例としては、例えば特許文献1に記載のように、ガスメータの自動検針システムが挙げられる。かかるシステムによれば、検針員が各家庭のガスメータを見回ることなく検針の実行が可能となり、検針作業の効率向上に大きく役立つと考えられる。
また特許文献1によれば、無線通信システムにおける無線送信出力(送信強度)を固定せず、受信強度の検出によって通信環境を推測し、これに応じて送信強度を調整するものが記載されている。これによれば、送信強度が極力過不足のないように調整され、無線通信を実現しながらも無駄な消費電力を抑えることが可能となる。
特開平6−217027号公報 特開平4−92518号公報 実開平4−92838号公報
しかし上述の無線通信システムによれば、通常の使用時における無線受信がなされるまで、送信強度の調整の実行が想定されていないと考えられる。従ってそれまでは、送信強度の調整がなされていない状態で無線送信が行われることになり、電力が無駄に消費されるおそれがある。またシステムの安定性等の面からも、送信強度の調整は、通常の使用が開始される前に完了していることが望ましい。
ところで無線通信システムにおいては、親機と子機を互いに認識させること等のため、通常の使用に先立って縁組処理が通常実行される。この縁組処理は、互いのID情報を、例えば無線通信等を通じて取得し合うことで実現される。そしてかかる縁組処理の実行中に、先述した送信強度の調整が実行されるようになっていれば、送信強度の調整を、通常の使用に先立って実現することができる。また更に、縁組処理でなされる無線通信を利用して通信環境を推測するものとすれば、処理の効率向上が期待できる。
そこで本発明は、上記の問題点に鑑み、親機と子機との縁組処理が実行可能であるとともに、縁組処理を利用した送信強度の調整が可能である無線通信システムおよび無線通信装置の提供を目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る無線通信システムは、複数の子機と、該複数の子機の各々との無線通信を行う親機と、を有するとともに、前記各々の子機と親機が互いのID情報を取得することで縁組を行う処理(「縁組処理」とする)を実行する縁組手段をも備えた無線通信システムであって、前記縁組処理は、前記複数の子機の何れか(「対象子機」とする)が、自己のID情報を、前記親機に対して所定の送信強度にて無線送信する、第1処理と、前記親機が、該対象子機のID情報を無線受信するとともに、該無線受信における受信強度を検出する、第2処理と、前記親機が、該検出結果に基づいて、該対象子機への無線送信における送信強度の設定(「親側設定」とする)を行う、第3処理と、を含む処理である構成(第1の構成)とする。
本構成によれば、第1処理から第3処理の各処理によって、縁組処理に必要となる、親機が子機側のID情報を取得する処理が実現される。またこれらの処理によって、親機と子機との無線通信経路の状況に応じた、親機から子機への無線送信における送信強度の設定も実現される。その結果、縁組処理を利用して、無線送信における送信強度の調整が可能となる。
また上記第1の構成において、前記縁組処理は、前記親機が、自己のID情報を、前記対象子機に対して所定の送信強度にて無線送信する、第4処理と、前記対象子機が、該親機のID情報を無線受信するとともに、該無線受信における受信強度を検出する、第5処理と、前記対象子機が、該検出結果に基づいて、該親機への無線送信における送信強度の設定(「子側設定」とする)を行う、第6処理と、を更に含む構成(第2の構成)としてもよい。
本構成によれば、第1処理から第6処理の各処理によって、縁組処理に必要となる、親機と子機が互いのID情報を取得する処理が実現される。またこれらの処理によって、親機と子機との無線通信経路の状況に応じた、親機と子機の互いの無線送信における送信強度の設定も実現される。その結果、縁組処理を利用して、無線送信における送信強度の調整が可能となる。
また上記第2の構成において、前記対象子機は、前記第6処理を実行した後、前記子側設定に係る送信強度にて、前記親機に所定の第1信号を無線送信するものである一方、前記親機は、前記第1信号を無線受信したときに、所定の第2信号を該対象子機に無線送信するものであり、更に前記対象子機は、前記第1信号の無線送信後の所定時間内に、該親機から該第2信号の無線受信がなされない場合は、前回よりも大きい送信強度にて、該親機に再度の第1信号の無線送信(「子側再送信」とする)を行う構成(第3の構成)としてもよい。
また上記第3の構成についてより具体的には、前記対象子機は、前記子側再送信後の所定期間内に、前記親機からの前記第2信号の無線受信がなされた場合は、前記子側設定の内容を、該子側再送信における送信強度に更新する構成(第4の構成)としてもよい。
本構成によれば、第1信号と第2信号の無線送信によるやり取りを通じて、子側設定に係る送信強度の妥当性を検証することが可能となる。また更に、所定の条件下では、前回よりも大きい送信強度にて子側再送信がなされ、これにより対象子機側で第2信号の無線受信がなされた場合は、子側設定の内容が更新される。そのため、これまで(更新前)の子側設定の内容では送信強度が不十分であった場合に、子側設定の内容を適切に補正することが可能となる。
また上記第3または第4の構成において、前記対象子機は、情報を記憶する記憶部を有しているとともに、前記子側再送信後の所定期間内に、前記親機からの前記第2信号の無線受信がなされなかった場合は、その旨を示す情報を該記憶部に記憶させる構成(第5の構成)としてもよい。
本構成によれば、親機からの第2信号の無線受信がなされなかったことを示す情報が記憶されるため、事後的にこの情報を、無線通信の状況(不具合の発生状況など)の調査に役立てることが可能となる。
また上記第1から第5の何れかの構成において、前記親機は、前記第3処理を実行した後、前記親側設定に係る送信強度にて、前記対象子機に所定の第3信号を無線送信するものである一方、前記対象子機は、前記第3信号を無線受信したときに、所定の第4信号を前記親機に無線送信するものであり、前記親機は、前記第3信号の無線送信後の所定時間内に、該対象子機から該第4信号の無線受信がなされない場合は、前回よりも大きい送信強度にて、該親機に再度の第3信号の無線送信(「親側再送信」とする)を行う構成(第6の構成)としてもよい。
また上記第6の構成についてより具体的には、前記親機は、前記親側再送信後の所定期間内に、前記対象子機からの前記第4信号の無線受信がなされた場合は、前記親側設定の内容を、該親側再送信における送信強度に更新する構成(第7の構成)としてもよい。
本構成によれば、第3信号と第4信号の無線送信によるやり取りを通じて、親側設定に係る送信強度の妥当性を検証することが可能となる。また更に、所定の条件下では、前回よりも大きい送信強度にて親側再送信がなされ、これにより親機側で第4信号の無線受信がなされた場合は、親側設定の内容が更新される。そのため、これまで(更新前)の親側設定の内容では送信強度が不十分であった場合に、親側設定の内容を適切に補正することが可能となる。
また上記第3から第5の何れかの構成において、前記対象子機は、前記第2信号を無線受信したときに、所定の第4信号を前記親機に無線送信するものであり、前記親機は、前記第2信号の無線送信後の所定時間内に、該対象子機から該第4信号の無線受信がなされない場合は、前回よりも大きい送信強度にて、該親機に再度の第2信号の無線送信を行う構成(第8の構成)としてもよい。
本構成によれば、上記第7の構成によるものと同等の効果を奏することが可能である。そして更に、第7の構成での第3信号に相当するものとして第2信号を流用しているため、処理の効率化を図ることができる。
また前記親機からの情報受信が可能である情報受信装置をも備えた、上記第6または第7の構成に係る通信システムであって、該親機は、前記親側再送信後の所定時間内に、前記対象子機からの前記第4信号の無線受信がなされなかった場合は、その旨を示す情報を、前記情報受信装置に送信する構成(第9の構成)としてもよい。
本構成によれば、対象子機からの第4信号の無線受信がなされなかったことを示す情報が情報受信装置(例えばセンター装置)に送信されるため、情報受信装置側で、無線通信の状況(不具合の発生状況など)を把握することが容易となる。
また本発明に係る無線通信システムは、互いに無線通信が可能である、第1通信装置と第2通信装置を有し、これらの装置が、互いのID情報を前記無線通信により取得し合うことで縁組を行う処理を実行する縁組手段をも備えた通信システムであって、前記第1通信装置は、前記第2通信装置からの前記ID情報の無線受信における受信強度を検出し、該検出結果に基づいて、該第2通信装置への無線送信における送信強度を設定する構成(第10の構成)とする。
本構成によれば、縁組処理に必要となる、第1通信装置が第2通信装置のID情報を取得する処理が実現される。また、双方の装置における無線通信経路の状況に応じた、第1通信装置から第2通信装置への無線送信における送信強度の設定も実現される。その結果、縁組処理を利用して、無線送信における送信強度の調整が可能となる。
また本発明に係る無線通信装置は、所定の通信装置(「相手側」とする)との無線通信を実行するものであって、該相手側と、互いのID情報を前記無線通信により取得し合うことで縁組を行う処理(「縁組処理」とする)を実行する通信装置において、前記相手側からの前記ID情報の無線受信における、受信強度を検出する検出部と、該検出の結果に応じて、前記相手側への無線送信における送信強度を設定する設定部と、を備えた構成(第11の構成)とする。
本構成の無線通信装置によれば、上記第1または第2の構成等における、親機や子機を実現することが容易となる。
また上記第11の構成において、前記送信強度の設定後、該設定された送信強度にて、前記相手側に所定の第5信号を無線送信するとともに、該第5信号の無線送信の後の所定時間内に、前記相手側から所定の第6信号の無線受信がなされない場合は、前回よりも大きい送信強度にて、該相手側に再度の第5信号の無線送信(「再送信」とする)を行う構成(第12の構成)としてもよい。
本構成によれば、上記第3または第6の構成等における、親機や子機を実現することが容易となる。
また上記第12の構成において、前記再送信後の所定期間内に、前記相手側からの前記第6信号の無線受信がなされた場合は、前記設定の内容を、該再送信における送信強度に更新する構成(第13の構成)としてもよい。
本構成によれば、上記第4または第7の構成等における、親機や子機を実現することが容易となる。
また上記第1から第9の何れかの構成に係る無線通信システムが適用された、複数の計量器に対する自動検針システムであって、前記子機は、該複数の計量器の各々に対して設けられるとともに、対応する該計量器による計量結果を把握して前記親機に無線送信するものである自動検針システムも有用である。
また上記第14の構成として具体的には、前記計量器は、ガスメータ、電気メータ、および水道メータの何れかであるようにしてもよい。かかる自動検針システムによれば、上記構成による利点を享受しつつ、各種の自動検針を実現することが可能である。
上述した通り、本発明に係る無線通信システムによれば、第1処理から第3処理の各処理によって、縁組処理に必要となる、親機が子機側のID情報を取得する処理が実現される。またこれらの処理によって、親機と子機との無線通信経路の状況に応じた、親機から子機への無線送信における送信強度の設定も実現される。その結果、縁組処理を利用して、無線送信における送信強度の調整が可能となる。
また本発明に係る無線通信装置によれば、本発明に係る無線通信システムにおける親機や子機を、容易に実現することが可能となる。
本発明の実施形態について、ガスメータの自動検針システム(以下、単に「自動検針システム」と称する)を例に挙げて、以下に説明する。まず自動検針システムの構成について、図1を参照しながら説明する。
本図のように自動検針システムは、無線通信装置である親機1と子機2に加え、センター装置3、および自動検針用ガスメータ4を有している。なお子機2および自動検針用ガスメータ4は、実際には複数存在しているが、ここでは代表として一つずつを挙げている。
親機1は、無線アンテナ11、無線受信部12、無線送信部13、受信強度検出部14、制御部15、電話回線インターフェース16、縁組開始スイッチ17、確認用ランプ18、および記憶部19などを備えている。
無線アンテナ11は、子機2との無線通信を行うためのアンテナとして機能する。無線受信部12は、無線アンテナ11を通じて、子機2から送信されてきた情報を無線受信する。また無線送信部13は、無線アンテナ11を通じて、制御部15から伝送されてきた情報を無線送信する。
受信強度検出部14は、無線受信部12により無線受信された信号の振幅を検出する。これにより、無線受信における受信強度を検出することが可能となっている。なお、受信強度検出部14に、無線受信部13に入力された無線アナログ信号をデジタル変換した信号を生成させ、これに基づいて、制御部15に受信信号の強度を判別させるようにしても良い。
制御部15は、親機1において実行される種々の処理を制御する。なおかかる処理には、親機1と子機2との間で互いのID情報を取得しあう縁組処理も含まれる。処理のより具体的な内容については、改めて説明する。なお「ID情報」とは、当該機器を他の機器から識別させ得る情報のことであり、例えば製造番号などが挙げられるが、その内容は特に限定されない。
電話回線インターフェース16は、電話回線を通じて、外部装置との接続を可能とする。縁組開始スイッチ17は、例えば押しボタンスイッチとして構成されており、ユーザが任意のタイミングで操作できるようになっている。通常、縁組開始スイッチ17はOFF状態となっているが、ON状態とされることにより、制御部15は後述の縁組処理を開始する。
確認用ランプ18は、LED等により構成されており、制御部15からの指示に応じて、外部から視認可能に点灯する。記憶部19は、書換え可能である不揮発性メモリにより構成されており、種々の情報を記憶することが可能となっている。特に後述する、送信強度の設定に関する各種情報を記憶するものとして、重要な役割を果たす。
一方、子機2は、無線アンテナ21、無線受信部22、無線送信部23、受信強度検出部24、制御部25、メータインターフェース26、縁組開始スイッチ27、確認用ランプ28、および記憶部29などを備えている。
無線アンテナ21は、親機1との無線通信を行うためのアンテナとして機能する。無線受信部22は、無線アンテナ21を通じて、親機1から送信されてきた情報を無線受信する。また無線送信部23は、無線アンテナ21を通じて、制御部25から伝送されてきた情報を無線送信する。
受信強度検出部24は、無線受信部22により無線受信された信号の振幅を検出する。これにより、無線受信における受信強度を検出することが可能となっている。なお、受信強度検出部24に、無線受信部23に入力された無線アナログ信号をデジタル変換した信号を生成させ、これに基づいて、制御部25に受信信号の強度を判別させるようにしても良い。
制御部25は、子機2において実行される種々の処理を制御する。なおかかる処理には、親機1と子機2との間で互いのID情報を取得しあう縁組処理も含まれる。
メータインターフェース26は、自動検針用ガスメータ4との接続を可能とするものである。これにより子機2は、自動検針用ガスメータ4によるガス使用量の計量結果を示す情報(検針情報)を、取得できるようになっている。
縁組開始スイッチ27は、例えば押しボタンスイッチとして構成されており、ユーザが任意のタイミングで操作できるようになっている。通常、縁組開始スイッチ17はOFF状態となっているが、ON状態とされることにより、制御部25は後述の縁組処理を開始する。
確認用ランプ28は、LED等により構成されており、制御部25からの指示に応じて、外部から視認可能に点灯する。記憶部29は、書換え可能である不揮発性メモリにより構成されており、種々の情報を記憶することが可能となっている。特に後述する、送信強度の設定に関する各種情報を記憶するものとして、重要な役割を果たす。
またセンター装置3は、電話回線5を通じて親機1と接続されるようになっている。これによりセンター装置3は、親機1から各情報を取得することが可能となっており、ひいては、親機1と各子機2を通じて、ガス使用量に係る検針情報を取得可能となっている。
また自動検針用ガスメータ4は、各家庭や事業所等に設置され、これらにおけるガスの使用量を継続的に計量する。つまり一般的なガスメータとしての機能を備えている。そして更に自動検針を可能とするべく、対応する子機2に対して検針情報を伝送することが可能となっている。
次に本自動検針システムの使用方法の概略について、図2のフローチャートを参照しながら、順を追って説明する。なお上述した自動検針用ガスメータ4が、各家庭や事業所などに事前に設置されていることを前提とする。
まず親機1と複数の子機2を、適切な位置に配置するとともに所定の接続状態を確保する(ステップS1)。より具体的には、親機1については、電話回線5によりセンター装置3と接続させる。また各子機2については、各自動検針用ガスメータ4との通信が可能となるように配置・接続する。なお親機1と各子機2との距離は、少なくとも、互いの無線通信が可能となる範囲内に収めるようにする。
ステップS1の作業が完了したら、次に親機1と子機2に、所定の縁組処理を実行させる(ステップS2)。この縁組処理は、親機1と各子機2の間で、少なくとも互いのID情報を取得し合わせることにより、互いの通信対象を確定可能とするものであり、従来一般的に実施されているものである。これにより、例えば他の通信システムとの混信を回避することが可能となる。
なお当該縁組処理においては、親機1と子機2の互いの無線送信における送信強度を過不足の無いように設定する処理や、かかる設定内容の妥当性を検証する処理も、併せて実行されるようになっている。より具体的には、改めて説明する。
縁組処理(ステップS2)が完了した段階で、自動検針システムの事前準備は整ったことになり、以降は当該システムが通常通りに使用される(自動検針が実行される)こととなる(ステップS3)。なおこの自動検針の詳細については、改めて説明する。また当該システムに、新たな子機を追加する場合は(ステップS4)、その都度、当該子機と親機1との縁組処理を行うことにより対応可能である。
次に先述した「縁組処理」の前半の内容について、図3のフローチャートを参照しながら以下に説明する。なお以下、複数の子機の何れかについての縁組処理について説明するが、複数の子機の各々についても同様にして、順次、同じ親機との縁組処理を実行させることが可能である。
親機1は、縁組開始スイッチ17がONにされることにより、一連の縁組処理が実行される縁組モードとなる(ステップS11)。まず縁組開始スイッチ17がONされた後、親機1は、子機2側から当該子機2のID情報を無線受信したか否かを監視する(ステップS12)。そしてかかる受信がなされたら(ステップS12のY)、親機1側における最大の送信強度(予め定められている強度)で、親機1のID情報を子機2に無線送信する(ステップS13)。
また親機1は、ステップS12の処理で得られたID情報で特定される通信機を、子機として登録する。またその一方で、ステップS12の処理における受信強度の検出結果に基づいて、当該子機2に対して無線送信を行うにあたっての適切な送信強度を算出した上で、この算出結果を、当該子機に対する送信強度として設定する(ステップS14)。この設定内容は記憶部19に記憶され、本システムの通常の使用時(ステップS3)における親機1から当該子機2への無線送信は、この設定された送信強度でなされることになる。
一方、子機2は、縁組開始スイッチ27がONにされることにより、一連の縁組処理が実行される縁組モードとなる(ステップS21)。まず縁組開始スイッチ27がONされると、子機2側における最大の送信強度(予め定められている強度)で、子機2のID情報を親機1に無線送信する(ステップS22)。
その後、子機2は、親機1側から親機1のID情報を無線受信したか否かを監視する(ステップS23)。そしてかかる受信がなされたら(ステップS23のY)、このID情報で特定される通信機を、親機として登録する。
またその一方で、ステップS23の処理における受信強度の検出結果に基づいて、親機1に対して無線送信を行うにあたっての適切な送信強度を算出した上で、この算出結果を、親機1に対する送信強度として設定する(ステップS24)。この設定内容は記憶部29に記憶され、本システムの通常の使用時(ステップS3)における当該子機2から親機1への無線送信は、この設定された送信強度でなされることになる。
以上までのステップS11〜S14、およびステップS21〜S24の処理がなされた段階で、親機1および子機2ともに、互いのID情報を取得し合い、互いを正規の通信対象として登録することが可能となっている。またこれに加え、互いに無線送信を行う場合の送信強度を設定することが可能となっている。
なお、ステップS14やステップ24における送信強度の算出では、極力過不足の無い送信強度(正常な通信を確保できる範囲で、できるだけ小さい送信強度)が算出されることとしている。つまりID情報の無線通信での送信強度と受信強度が分かっていることから、両機間の無線伝送経路における通信波の減衰度合が推測可能である。そこでこれを利用して、無線伝送経路で通信波の減衰が生じても無線通信が阻害されない程度に、できるだけ小さい送信強度が算出される。
具体的な算出方法としては種々が考えられるが、例えば、先ず検出された受信強度を2つの閾値(小さい方から、「第1レベル」および「第2レベル」とする)と比較する。その結果を、受信強度が第1レベル以下であった場合(受信強度「弱」)、同じく第1レベルと第2レベルとの間であった場合(受信強度「中」)、同じく第2レベル以上であった場合(受信強度「強」)の3段階に分ける。
そして受信強度「弱」の場合には、この結果から推測される通信経路での通信波の減衰が生じても、無線通信が阻害されないと想定される所定の送信強度(送信強度「強」)を算出する。また同じく、受信強度「中」の場合には送信強度「強」より小さい所定の送信強度(送信強度「中」)を、受信強度「強」の場合には送信強度「中」より小さい所定の送信強度(送信強度「弱」)を算出する。なお送信強度は、特定小電力無線で定められている送信電力の範囲内となるようにする。
以上に説明した通り、親機1と子機2は、縁組処理で実行されるID情報を送信し合う処理での無線通信を利用して、適切な送信強度を算出するものとなっている。そのため、例えば縁組処理とは別途に送信強度を算出するものに比べて、処理の効率化が実現されている。また送信強度の算出および設定が縁組処理の中で実行されているため、本自動検針システムにおける通常の使用に先立って、送信強度の設定を完了させておくことが可能となっている。
次に「縁組処理」の後半の内容について、図4のフローチャートを参照しながら以下に説明する。
親機1は、ステップS14の処理の後(図3および図4のA)、子機2側から、後述する縁組確認信号の受信があったか否かを監視する(ステップS31)。そして縁組確認信号の受信があった場合は(ステップS31のY)、確認用ランプ18を点灯させ(ステップS32)、更にステップS14で設定された送信強度にて、所定の応答信号(第2信号、第3信号)を当該子機2に無線送信する(ステップS33)。なお例えば一定時間、縁組確認信号の受信が無い場合は(ステップS31のN)、その旨をセンター装置3に通報することとする。
ステップS33の後、親機1はこの無線送信の実行時からの所定時間内に、子機2から、後述する応答受領信号の受信が有ったか否かを判断する(ステップS34)。その結果、かかる所定時間内に応答受領信号が有った場合には(ステップS34のY)、親機1は、一連の縁組処理を終了する。
しかし所定時間内に応答受領信号が無かった場合には(ステップS34のN)、親機1は前回(ステップ14で設定された送信強度)よりも送信強度を所定分だけ上げて、応答信号を再度無線送信する(ステップS35)。そして当該再送信の実行時からの所定時間内に、子機2からの応答受領信号の受信が有ったか否かを判断する(ステップS36)。
その結果、所定時間内に応答受領信号の受信が有った場合には(ステップS36のY)、親機1は、送信強度の設定の内容を、ステップS35での送信における送信強度に更新し(ステップS37)、一連の縁組処理を終了する。しかし所定時間内に応答受領信号の受信が無かった場合には(ステップS36のN)、子機2から応答が無かったことを示す信号をセンター装置3に送信して(ステップS38)、一連の縁組処理を終了する。
一方、子機2は、ステップS24の処理の後(図3および図4のB)、ステップS24で設定された送信強度にて、所定の縁組確認信号(第1信号)を親機1に無線送信する(ステップS41)。その後、この無線送信の実行時からの所定時間内に、親機1からの応答信号の受信が有ったか否かを判断する(ステップS42)。
その結果、所定時間内に、親機1からの応答信号の受信が有った場合は(ステップS42のY)、子機2は、確認用ランプ28を点灯させるとともに(ステップS43)、所定の応答受領信号(第4信号)を親機1に送信し(ステップS44)、一連の縁組処理を終了する。
しかし所定時間内に、親機1からの応答信号の受信が無かった場合は(ステップS42のN)、子機2は前回(ステップ24で設定された送信強度)よりも送信強度を所定分だけ上げて、縁組確認信号を再度無線送信する(ステップS45)。そして当該再送信の実行時からの所定時間内に、親機1からの応答信号の受信が有ったか否かを判断する(ステップS46)。
その結果、所定時間内に、親機1からの応答信号の受信が有った場合は(ステップS46のY)、子機2は、送信強度の設定の内容を、ステップS45での送信における送信強度に更新する(ステップS47)。そして先述したステップS43およびS44の処理を実行し、一連の縁組処理を終了する。しかし所定時間内に応答信号の受信が無かった場合には(ステップS46のN)、親機1から応答が無かったことを示す情報を記憶部29に記憶して(ステップS48)、一連の縁組処理を終了する。
以上のステップS31〜S39、およびステップS41〜S48の処理がなされることにより、親機1および子機2において設定された送信強度による無線送信が試験的に実行され、当該送信強度での無線通信の可否を確認することが可能となっている。つまり、親機1側の確認用ランプ18が点灯したときは(ステップS32)、子機2から親機1への無線送信が可能であると確認でき、子機2側の確認用ランプ28が点灯したときは(ステップS43)、親機1から子機2への無線送信が可能であると確認できる。
また仮に、最初に(ステップS14、S24により)設定された送信強度によっては無線送信が困難である場合(ステップS34のN、S42のN)には、送信強度を増大させた上で無線送信を再度試みることとし、これが成功すれば、送信強度の設定内容を変更することとしている(ステップS37、S47)。そのため、ステップS14、S24の処理において、何らかの要因により送信強度が過小に設定されていた場合であっても、設定内容を自動的に補正させることが可能となっている。
なお本実施形態では、無線受信が無い場合に、送信強度を増大させて再送信を行う処理(ステップS35、S45)を一度だけ実行するようにしているが、無線受信がなされるまで、かかる処理を何回か繰り返すようにしても良い。つまり、無線受信がなされるまで、徐々に送信強度を上げながら再送信を試みるようにすることも可能である。
また一方で、親機1側において送信強度を増大させたにも関わらず、依然として無線送信がなされない場合(ステップS36のN)には、かかる状況がセンター装置3に通報されるようになっている(ステップS38)。そのため、センター装置3側で、無線通信の状況(不具合の発生状況など)を把握することが容易となっている。
また子機2側において送信強度を増大させたにも関わらず、依然として無線送信がなされない場合(ステップS46のN)には、かかる状況を示す情報が記憶部29に記憶されるようになっている(ステップS48)。そのため、事後的にこの情報を、無線通信の状況(不具合の発生状況など)の調査に役立てることが可能となっている。
ここで、縁組処理の実行に関する具体的事例について、図6および図7を参照しながら以下に説明する。なお本例では、センター装置3とガスメータA〜C(4A〜4C)の各々が、図6に示すように存在しており、親機1と子機A〜C(2A〜2C)が本図に示すように配置・接続されたとする(ステップS1)。
この状態でまず作業者が、親機1と子機A(2A)の縁組開始スイッチ(17、27)をON状態とする。これにより、自動的に両機間の縁組処理が遂行されることとなる。そしてこの縁組処理が完了したら、次に親機1と子機B(2B)の間で縁組処理を実行させ、次いで親機1と子機C(2C)の間で縁組処理を実行させる。
これらの縁組処理において、先述のステップS12およびS23における受信の強度が、子機A(2A)については「弱」、子機B(2B)については「中」、子機C(2C)については「強」であったとすると、親機1の記憶部19には図7(P)に示す内容が、子機A(2A)の記憶部29には同じく図7(A)に示す内容が、子機B(2B)の記憶部29には同じく図7(B)に示す内容が、子機C(2C)の記憶部29には同じく図7(C)に示す内容が、それぞれ記憶される。
つまり、親機1側では、子機2の種類毎に、検出された受信強度およびこれに応じて設定された送信強度を記憶する。また子機2側では、検出された受信強度およびこれに応じて設定された送信強度を記憶する。
これにより、子機の種類ごとに極力過不足の無い適切な送信強度が実現される。つまり、子機A〜C(2A〜2C)の各々は、互いに異なる位置に配置されており、ひいては、親機1との無線通信の環境(距離や障害物の有無など)も異なっているところ、この環境に応じた送信強度が実現されることになる。なお無線通信において、送信強度が過小であると通信に支障をきたす結果となり、逆に送信強度が過大であると、必要以上に電力を消費する結果となるため、環境に応じて極力過不足の無い(必要最小限の)送信強度を採用することは重要である。
次に、本システムによる自動検針(ステップS3)について、より詳細に説明する。自動検針としては種々の態様を採用し得るが、一例としては、1ヵ月おきにセンター装置3が親機1に対して検針情報の送信を指示し、これを受けて親機1が、子機2および自動検針用ガスメータ4を通じて検針情報を取得し、センター装置3に送信するものが挙げられる。これによりセンター装置3では、各自動検針用ガスメータ4に係るガス使用量を定期的に把握することが可能となる。
かかる態様の自動検針でなされる処理の流れについて、図5のフローチャートを参照しながら、より詳細に説明する。
センター装置3は、検針情報の取得が必要になると、親機1に対して検針情報(ガスメータによる計測結果の情報)を送信するように指示を出す(ステップS51)。一方、親機1は、継続的に検針情報の送信指示を待っており(ステップS61)、送信指示が有った場合には(ステップS61のY)、既に設定されている送信強度にて、所定の指示信号を子機2に無線送信する(ステップS62)。その後親機1は、当該送信から所定時間内に、子機2からの検針情報の受信がなされるかを監視する(ステップS63)。
一方、子機2は、継続的に親機1からの指示信号の受信を待っており(ステップS71)、指示信号を受信したときは(ステップS71のY)、ガスメータ4にアクセスして検針情報を取得する(ステップS72)。その後子機2は、既に設定されている送信強度にて、親機1に対して検針情報を無線送信し(ステップS73)、ステップS71の処理に戻る。
そして親機1は、ステップ63の処理において、子機2からの検針情報の受信が有れば、(ステップS63のY)、この検針情報をセンター装置3に送信した上で(ステップS64)、ステップS61の処理に戻る。しかし検針情報の受信が無ければ(ステップS63のN)、親機1は、所定分だけ送信強度を増大させた上で、指示信号を再送信する(ステップS65)。
次いで当該再送信の後の所定時間内に、子機2からの検針情報の受信があれば(ステップS66のY)、親機1は、送信強度の設定内容を当該再送信における送信強度に更新し(ステップS67)、ステップS64の処理に移る。しかし再送信後も検針情報の受信が無ければ(ステップS66のN)、不応答である旨をセンター装置3に通報する。
以上に説明した自動検針処理によれば、センター装置3からの指示に応じて、親機1および子機2を介して、センター装置3に検針情報が伝送されることとなる。これによりセンター装置3側では、かかる検針情報に基づいて、ガスの利用者に使用分のガス料金を請求すること等が可能となる。
更に先述の縁組処理の場合と同様に、親機1が検針情報を受信できなくても(ステップS63のN)、送信強度を上げて指示信号を再送信するようになっている(ステップS65)。そのため何らかの事情により、現状設定されている送信強度が過小になっていたとしても、これを自動的に改善することが可能となっている。また、再送信後にも検針情報が受信されない場合は(ステップS66のN)、その旨がセンター装置3に伝えられ、然るべき処置を行うことが可能となっている。
以上までに説明したように、本実施形態の自動検針システムは、複数の子機2と、該複数の子機の各々との無線通信を行う親機1と、を有するとともに、各々の子機2と親機1が互いのID情報を取得することで縁組を行う処理(縁組処理)を実行する縁組手段をも備えている。またこの縁組処理は、複数の子機2の何れか(対象子機)が、自己のID情報を、親機1に対して所定の送信強度(子機2の最大通信強度)にて無線送信する、第1処理と、親機1が、対象子機のID情報を無線受信するとともに、この無線受信における受信強度を検出する、第2処理と、親機1が、この検出結果に基づいて、対象子機への無線送信における送信強度の設定を行う、第3処理と、を含んでいる。
また更に縁組処理は、親機1が、自己のID情報を、対象子機に対して所定の送信強度(親機1の最大通信強度)にて無線送信する、第4処理と、対象子機が、親機1のID情報を無線受信するとともに、この無線受信における受信強度を検出する、第5処理と、対象子機が、この検出結果に基づいて、親機1への無線送信における送信強度の設定を行う、第6処理と、を含んでいる。
その結果、かかる第1処理から第6処理の各処理によって、縁組処理に必要となる、親機1と子機2が互いのID情報を取得する処理が実現される。またこれらの処理によって、親機1と子機2との無線通信経路の状況に応じた、親機1と子機2の互いの無線送信における送信強度の設定も実現される。その結果、縁組処理を利用して、無線送信における送信強度の調整が可能となっている。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明はこの内容に限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない限り、種々の改変を加えることが可能である。また、本実施形態では、ガスメータ(ガスの使用量を計量する装置)の自動検針システムを取り上げたが、その他に、電気メータ(電気の使用量を計量する装置)や水道メータ(水道水の使用量を計量する装置)などの自動検針システムも、同様にして実現することが可能である。
本発明は、例えばガスメータの自動検針システムの分野において利用可能である。
本発明の実施形態に係る自動検針システムの構成図である。 本発明の実施形態に係る自動検針システムの使用手順に係る流れ図である。 本発明の実施形態における縁組処理の前半に関する流れ図である。 本発明の実施形態における縁組処理の後半に関する流れ図である。 本発明の実施形態における自動検針の流れ図である。 本発明の実施形態における縁組処理を説明するための説明図である。 本発明の実施形態における縁組処理を説明するための説明図である。
符号の説明
1 親機(無線通信装置)
2、2A〜2C 子機(無線通信装置)
3 センター装置(情報受信装置)
4、4A〜4C 自動検針用ガスメータ(計量器)
5 電話回線
11、21 無線アンテナ
12、22 無線受信部
13、23 無線送信部
14、24 受信強度検出部
15、25 制御部
16 電話回線インターフェース
17、27 縁組開始スイッチ
18、28 確認用ランプ
19、29 記憶部
26 メータインターフェース

Claims (15)

  1. 複数の子機と、該複数の子機の各々との無線通信を行う親機と、を有するとともに、
    前記各々の子機と親機が互いのID情報を取得することで縁組を行う処理(「縁組処理」とする)を実行する縁組手段をも備えた無線通信システムであって、
    前記縁組処理は、
    前記複数の子機の何れか(「対象子機」とする)が、自己のID情報を、前記親機に対して所定の送信強度にて無線送信する、第1処理と、
    前記親機が、該対象子機のID情報を無線受信するとともに、該無線受信における受信強度を検出する、第2処理と、
    前記親機が、該検出結果に基づいて、該対象子機への無線送信における送信強度の設定(「親側設定」とする)を行う、第3処理と、
    を含む処理であることを特徴とする無線通信システム。
  2. 前記縁組処理は、
    前記親機が、自己のID情報を、前記対象子機に対して所定の送信強度にて無線送信する、第4処理と、
    前記対象子機が、該親機のID情報を無線受信するとともに、該無線受信における受信強度を検出する、第5処理と、
    前記対象子機が、該検出結果に基づいて、該親機への無線送信における送信強度の設定(「子側設定」とする)を行う、第6処理と、
    を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。
  3. 前記対象子機は、
    前記第6処理を実行した後、前記子側設定に係る送信強度にて、前記親機に所定の第1信号を無線送信するものである一方、
    前記親機は、
    前記第1信号を無線受信したときに、所定の第2信号を該対象子機に無線送信するものであり、
    更に前記対象子機は、
    前記第1信号の無線送信後の所定時間内に、該親機から該第2信号の無線受信がなされない場合は、
    前回よりも大きい送信強度にて、該親機に再度の第1信号の無線送信(「子側再送信」とする)を行うことを特徴とする請求項2に記載の無線通信システム。
  4. 前記対象子機は、
    前記子側再送信後の所定期間内に、前記親機からの前記第2信号の無線受信がなされた場合は、
    前記子側設定の内容を、該子側再送信における送信強度に更新することを特徴とする請求項3に記載の無線通信システム。
  5. 前記対象子機は、
    情報を記憶する記憶部を有しているとともに、
    前記子側再送信後の所定期間内に、前記親機からの前記第2信号の無線受信がなされなかった場合は、その旨を示す情報を該記憶部に記憶させることを特徴とする請求項3または請求項4に記載の無線通信システム。
  6. 前記親機は、
    前記第3処理を実行した後、前記親側設定に係る送信強度にて、前記対象子機に所定の第3信号を無線送信するものである一方、
    前記対象子機は、
    前記第3信号を無線受信したときに、所定の第4信号を前記親機に無線送信するものであり、
    前記親機は、
    前記第3信号の無線送信後の所定時間内に、該対象子機から該第4信号の無線受信がなされない場合は、
    前回よりも大きい送信強度にて、該親機に再度の第3信号の無線送信(「親側再送信」とする)を行うことを特徴とする請求項1から請求項5の何れかに記載の無線通信システム。
  7. 前記親機は、
    前記親側再送信後の所定期間内に、前記対象子機からの前記第4信号の無線受信がなされた場合は、
    前記親側設定の内容を、該親側再送信における送信強度に更新することを特徴とする請求項6に記載の無線通信システム。
  8. 前記対象子機は、
    前記第2信号を無線受信したときに、所定の第4信号を前記親機に無線送信するものであり、
    前記親機は、
    前記第2信号の無線送信後の所定時間内に、該対象子機から該第4信号の無線受信がなされない場合は、
    前回よりも大きい送信強度にて、該親機に再度の第2信号の無線送信を行うことを特徴とする請求項3から請求項5の何れかに記載の無線通信システム。
  9. 前記親機からの情報受信が可能である情報受信装置をも備えた、請求項6または請求項7に記載の通信システムであって、
    該親機は、
    前記親側再送信後の所定時間内に、前記対象子機からの前記第4信号の無線受信がなされなかった場合は、その旨を示す情報を、前記情報受信装置に送信することを特徴とする無線通信システム。
  10. 互いに無線通信が可能である、第1通信装置と第2通信装置を有し、
    これらの装置が、互いのID情報を前記無線通信により取得し合うことで縁組を行う処理を実行する縁組手段をも備えた無線通信システムであって、
    前記第1通信装置は、
    前記第2通信装置からの前記ID情報の無線受信における受信強度を検出し、該検出結果に基づいて、該第2通信装置への無線送信における送信強度を設定することを特徴とする無線通信システム。
  11. 所定の通信装置(「相手側」とする)との無線通信を実行するものであって、
    該相手側と、互いのID情報を前記無線通信により取得し合うことで縁組を行う処理(「縁組処理」とする)を実行する無線通信装置において、
    前記相手側からの前記ID情報の無線受信における、受信強度を検出する検出部と、
    該検出の結果に応じて、前記相手側への無線送信における送信強度を設定する設定部と、を備えたことを特徴とする無線通信装置。
  12. 前記送信強度の設定後、該設定された送信強度にて、前記相手側に所定の第5信号を無線送信するとともに、
    該第5信号の無線送信の後の所定時間内に、前記相手側から所定の第6信号の無線受信がなされない場合は、
    前回よりも大きい送信強度にて、該相手側に再度の第5信号の無線送信(「再送信」とする)を行うことを特徴とする請求項11に記載の無線通信装置。
  13. 前記再送信後の所定期間内に、前記相手側からの前記第6信号の無線受信がなされた場合は、
    前記設定の内容を、該再送信における送信強度に更新することを特徴とする請求項12に記載の無線通信装置。
  14. 請求項1から請求項9の何れかに記載の無線通信システムが適用された、複数の計量器に対する自動検針システムであって、
    前記子機は、該複数の計量器の各々に対して設けられるとともに、対応する該計量器による計量結果を把握して前記親機に無線送信するものであることを特徴とする自動検針システム。
  15. 前記計量器は、ガスメータ、電気メータ、および水道メータの何れかであることを特徴とする請求項14に記載の自動検針システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014049093A (ja) * 2012-09-04 2014-03-17 Osaka Gas Co Ltd 警備システム
JP2017212497A (ja) * 2016-05-23 2017-11-30 シャープ株式会社 無線テレメータシステム及び無線機
CN109300296A (zh) * 2018-10-11 2019-02-01 京信通信系统(中国)有限公司 一种智能水表的监控方法、监控设备及NB-Iot基站
US10219165B2 (en) 2009-03-13 2019-02-26 Nec Corporation Radio communication system, radio communication method, radio base station and control station

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