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JP2009003180A - 表示方法及び表示装置 - Google Patents

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Junji Sakuta
淳治 作田
Hideaki Hashimoto
秀明 橋本
Yoshiyuki Suzuki
義行 鈴木
Chikaaki Kan
新明 韓
Yusuke Banba
裕介 伴場
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Abstract

【課題】表示装置における輝度ムラ、色ムラを補正することができる表示方法及び該表示方法を実施する表示装置を提供する。
【解決手段】画像信号の色成分毎の階調値を補正するムラ補正部13の後段で、表示部16の前段に、表示部16における階調特性を高次関数で表わされる特性に従った入力階調及び出力階調が格納されたLUT14を設ける。これにより、ムラ補正部13の後段における階調特性が、表示部16における階調特性のばらつきを吸収した線形特性となる。
【選択図】図1

Description

本発明は、表示装置の特性に応じて、入力される画像信号の各色成分の強度を補正して輝度ムラ、色ムラを補正する表示方法及び表示装置に関する。
LCD(Liquid Crystal Display)モニタ、PDP(Plasma Display Panel)モニタ、有機EL(Electro Luminescence)モニタ等の表示装置は、LCDモニタであれば個々の製品の液晶パネルの特性、PDPモニタであれば素子毎の発光特性により、画面領域における空間的な輝度ムラ、色ムラが発生する。
輝度ムラに対する従来の補正方法として、表示装置では全般的に画面領域の中央部分と比較して周辺部分の輝度レベルが低下する傾向があることから、中央部分の輝度レベルを周辺部分の輝度レベルに相当するように低下させる方法がある。具体的には、画面領域を複数の領域に区分し、画面全体で均一な輝度の階調値(強度)の画像信号を入力して実際の表示画面の各領域の輝度を測定し、周辺部分の輝度レベルを目標輝度とした場合に他の領域の輝度の階調値を補正する補正量を各領域毎に求める。さらに、入力する均一な輝度の階調値を段階的に変化させて同様に実際の輝度を測定し、階調値別に各領域毎の補正量を求める。求めた補正量を階調値毎及び各領域毎に記憶しておくことにより、実際の画像を表示させる際に各画素の輝度の階調値を補正量に基づいて補正し、中央部分の輝度レベルを周辺部分と同程度の輝度レベルに揃えて輝度ムラを抑えることができる。
図6は、従来の輝度ムラに対する補正方法を概念的に示す説明図である。図6の説明図では、3×3の9領域に区分された画面の各領域における(a)補正前の輝度レベル、(b)各領域に対応付けられる補正量、(c)補正後の輝度レベルを模式的に水平に並べて示す画面上に表わし、夫々を輝度の階調値別に3層に重ねて表わしている。最下層は輝度の階調値が192である場合、中層は階調値が224である場合、最上層は階調値が255である場合の補正前の輝度レベル、補正量、補正後の輝度レベルを夫々表わしている。
図6(a)は、実際に測定した輝度に基づき、中央部分の輝度レベルを100として各領域の輝度レベルを示したものである。図6(a)には例えば、画面全体に輝度の階調値が255に相当する単一色の画像信号を入力した場合の実際の表示画面の輝度レベルが、中央部分の輝度レベルと比較して周辺部分で低下することが示されている。同様に、輝度の階調値が224、192に相当する画像信号を入力した場合も、周辺部分の輝度レベルが中央部分の輝度レベルと比較して8割から9割と低下することが示されている。
図6(b)は、各領域の輝度レベルに対する補正量を百分率で示している。例えば、図6(b)の内の輝度の階調値が255である場合の補正量は、中央部分の輝度レベル100を周辺部分の輝度レベル80に相当させるために、輝度レベルを20%低下させる補正が必要であることが示されている。また、輝度レベルが95の領域の入力階調値には輝度レベルを16%低下させるための補正が必要であることが示されている。
図6(c)は、図6(b)に示した補正量によって補正された後の各領域の輝度レベルを示している。画面全体に輝度の階調値が255に相当する単一色の画像信号を入力した場合は、図6(b)に示した補正量によって補正前の中央部分の輝度レベルを100として全領域で輝度レベルが80に均一化される結果が表わされている。このように、予め求めておいた補正量に基づいて輝度ムラを抑えることができる。
なお、図6(b)に示した補正量は、表示面の全域を複数に区分した各領域毎及び表示可能な全ての階調値毎に用意しておくことが理想的であるが、補正量を記憶しておくメモリの記憶容量及び処理時間等の増大を回避するため、特定の領域毎及び特定の階調値毎のみについて用意しておき、用意されていない領域及び階調値については補間により補正量を算出し、算出した補正量に基づいて補正することが一般的である。
ここで、表示装置は、入力される画像信号の階調と、表示される画像の輝度との間に固有の入出力関係(以下、階調特性という)を有する。これに対し、滑らかな階調表示を実現するため、表示装置固有の階調特性を補正して所定の特性とする必要がある。図7は入力される画像信号の階調(入力階調)と表示される画像の輝度(出力輝度)との関係を示す階調特性図である。図7に示す階調特性図は、横軸に入力される画像信号の階調をとり、縦軸に表示される画像の輝度をとってその関係を実線にて示したガンマ曲線である。図7に示す様に入力階調と出力輝度との関係がガンマ曲線を描くように補正することにより、滑らかな階調表示を実現することができる。しかしながら、輝度ムラ補正を考慮した場合、入力階調の変化率と出力輝度の変化率とは線形の関係とならないので、例えば輝度ムラにより出力輝度が10%低下した場合、単に入力階調を10%上昇させても所望の出力輝度とはならず、輝度ムラを解消することはできない。
そこで、特許文献1では、表示装置の階調特性に基づいて、各階調値に対する補正量を修正する修正係数を予め算出してルックアップテーブルに登録しておき、入力された画像信号に対して、各階調値に対する補正量を各階調値に応じた修正係数によって修正し、得られた補正量に基づいて補正する方法が開示されている。
特開2006−184305号公報 特開平5−273949号公報
特許文献1で開示された方法では、表示装置の階調特性を加味した補正量に基づいて、入力される画像信号の階調を補正するので、輝度ムラを良好に解消しつつ、滑らかな階調表示を実現することができる。しかし、各階調値について、低下させたい出力輝度の割合に応じた修正係数を予め算出しておく必要があった。
ところで、特許文献2には、表示装置の階調特性を所望の階調特性に変換する装置が開示されている。特許文献2に開示された装置は、ガンマ補正された映像信号に対して拡大処理又は縮小処理を行なう際に、一旦逆ガンマ補正を行なうことによって表示装置の輝度特性が線形となるように変換する。従って、逆ガンマ補正された映像信号に対して拡大処理又は縮小処理を行なうので、拡大処理又は縮小処理に伴う補間処理によって映像信号の輝度が低下することを防止することができる。しかし、特許文献2では、輝度ムラを良好に補正するために、表示装置の階調特性を所望の階調特性に変換する処理を利用することについては記載されていない。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、画像を表示する際の階調特性を考慮した補正量を算出することなく、輝度ムラを良好に解消することが可能な表示方法及び表示装置を提供することにある。
本発明に係る表示方法は、入力された画像信号の一又は複数の色成分毎の強度を、表示領域及び前記強度に応じた補正量に基づいて補正し、補正された画像信号の色成分毎の強度に基づく画像を、所定の階調特性に従って表示する表示装置を用いた表示方法において、前記表示装置が、前記補正された画像信号の色成分毎の強度を、前記階調特性を高次関数で表わされる特性に従って更に補正し、補正された画像信号の色成分毎の強度に基づく画像を表示することを特徴とする。
本発明に係る表示装置は、入力された画像信号の一又は複数の色成分毎の強度を、表示領域及び前記強度に応じた補正量に基づいて補正する第1補正手段と、該第1補正手段によって補正された画像信号の色成分毎の強度に基づく画像を、所定の階調特性に従って表示する表示手段とを備えた表示装置において、前記第1補正手段によって補正された画像信号の色成分毎の強度を、前記階調特性を高次関数で表わされる特性に従って更に補正する第2補正手段を備え、前記表示手段は、前記第2補正手段によって補正された画像信号の色成分毎の強度に基づく画像を表示するように構成してあることを特徴とする。
本発明に係る表示装置は、前記第2補正手段は、前記階調特性を高次関数で表わされる特性に従って、色成分毎の強度と、該強度を補正した強度とを対応付けたルックアップテーブルに基づいて、前記第1補正手段によって補正された画像信号の色成分毎の強度を補正するように構成してあることを特徴とする。
本発明に係る表示装置は、前記第1補正手段は、入力された同一強度の画像信号に対し、全表示領域において表示強度が同一となるように入力強度を補正するように構成してあることを特徴とする。
本発明に係る表示装置は、前記高次関数で表わされる特性は、画像信号の強度と表示画像の強度とを変数とした一次関数であることを特徴とする。
本発明に係る表示装置は、前記強度は階調値であることを特徴とする。
本発明によれば、表示装置は、入力された画像信号の色成分毎の強度を、該強度に応じた補正量に基づいて補正した後、表示手段における階調特性を高次関数で表わされる特性に従って補正し、得られた強度に基づく画像を前記表示手段が表示する。また、表示手段における階調特性を高次関数で表わされる特性に従って生成された、色成分毎の強度と、該強度を補正した強度とを対応付けたルックアップテーブルに基づいて、各強度に応じた補正量に基づいて補正された画像信号を補正する。
本発明では、入力された画像信号の色成分毎の強度を補正する輝度ムラ補正処理の後段で、表示手段の前段において、表示手段における階調特性を高次関数で表わされる特性に従った補正処理を行なう。よって、輝度ムラ補正処理の後段における階調特性が、個々の表示手段における階調特性のばらつきを吸収して高次関数で表わされる特性となるので、表示手段における階調特性を考慮した輝度ムラ補正処理を行なう必要がない。従って、表示手段における階調特性を考慮した補正量の算出処理等の煩雑な処理が不要となるので、補正量を算出するために必要であった演算回路及びメモリ等が不要となり、回路規模を縮小することができると共に、製造コストの削減が可能となる。また、前記補正量の算出処理に要していた時間を製造工程から削減することができる。
また、本発明では、表示手段における階調特性を高次関数で表わされる特性に従って生成されたルックアップテーブルに基づいて画像信号を補正するので、表示手段における階調特性を吸収する補正処理を容易に行なうことができる。
以下、本発明に係る表示装置及び本発明に係る表示方法を、その実施形態を示す図面に基づいて具体的に説明する。
図1は、本発明に係る表示装置の構成を示すブロック図である。表示装置1は、後述する画像信号出力装置2からの画像信号の入力を受け付けるインタフェースである入力部11と、入力される画像信号が表わす強度(階調値)を適宜変換する変換部12と、輝度ムラ及び色ムラを補正するムラ補正部13と、表示部16における階調特性を吸収するルックアップテーブル(以下、LUTという)14と、ムラ補正部13及びLUT14による補正後の階調値を表示部16に出力する出力部15と、LCDパネル、PDPパネル等とそれらを駆動する駆動回路を含む表示部16と、各情報を記憶する書き換え可能な記憶部17と、各構成部を制御するCPU、MPU等からなる制御部10とを備えている。変換部12、ムラ補正部13、LUT14及び出力部15はASIC(Application Specific Integrated Circuit;特定用途集積回路)で構成されている。
画像信号出力装置2は、PC(Personal Computer)、テレビ用チューナー、DVD(Digital Versatile Disc)プレーヤー、ゲーム機等の画像信号を出力する装置である。表示装置1は、画像信号出力装置2から出力される制御信号及び画像信号を入力部11により受け付け、画像信号が表わす各画素の各色成分、又は輝度及び色差の階調値に基づき、表示部16に対応する画像信号を出力部15により出力し、表示部(表示手段)16に画像を表示させる。
変換部12では、表示部16に表示させる画像を構成する各画素の色成分をR(Red:赤成分)G(Green:緑成分)B(Blue:青成分)で表わし、且つそのRGB夫々の階調値(R,G,B)を8ビット、即ち0から255までの256段階で表わした24ビットのRGB信号の入力を受け付ける。したがって入力部11は、入力部11で受け付ける画像信号の種類によってはアナログ/デジタル変換の機能、RGB信号へ変換する機能等を有していてもよい。なお、変換部12が受け付ける画像信号は上述のような24ビットのRGB信号とは限らず、他の色成分を含む信号でもよく、更に、変換処理によっては例えば各色成分を10ビット、14ビット等で表わした画像信号でもよい。
変換部12は、入力部11を介して入力された各色成分の階調値を適宜変換して出力する。変換部12には色空間の変換のための係数(カラーマトリックス)が複数用意されている。変換部12は制御部10からの指示に応じた係数を用い、入力された各色成分の入力階調値に対する変換を実行する。
ムラ補正部(第1補正手段)13は、変換部12から出力された各色成分の階調値(R’,G’,B’)に対し、輝度ムラ及び色ムラの補正を行なって出力する。ムラ補正部13が変換部12の後段に配置されるのは、色空間の変換がされた上でムラ補正を行なう必要があるからである。ムラ補正部13は、後述の記憶部17に記憶されている補正量Cr,Cg,Cbを読み出し、補正量Cr,Cg,Cbに基づいて補正を行なう。
LUT14は、例えば、RGBの各色成分のそれぞれに対応したLUTを備え、入力された画像信号により表現される入力階調と、その入力階調に対応する表示部16への入力レベル(出力階調)とが関連付けられている。LUT14は、例えば、8ビットで表わされる入力階調(0〜255)のそれぞれに、例えば、10ビットで表される出力階調(0〜1023)を対応付けて格納している。
図2はLUT14の階調特性を示す特性図、図3はLUT14の階調特性と表示部16における階調特性とを加算した階調特性を示す特性図である。図2に示す特性図は、横軸にLUT14に入力される画像信号の入力階調をとり、縦軸にLUT14から出力される画像信号の出力階調をとってその関係を実線にて示しており、図3に示す特性図は、横軸にLUT14に入力される画像信号の入力階調をとり、縦軸に表示部16に表示される画像の出力輝度をとってその関係を実線にて示している。
LUT14(第2補正手段)は、図2に示す様に、図7に示す様な表示部16における階調特性を高次関数(例えば一次関数)で表わされる特性に変換できる特性に従って、8ビットの入力階調に対して10ビットの出力階調が格納されており、LUT14に入力された画像信号の入力階調がLUT14によって図2に示す様な特性に従って補正された後、図7に示す様な階調特性を有する表示部16に表示されるので、LUT14による入力階調の補正量と、表示部16における階調特性とが相殺され、ムラ補正部13から見た後段において、図3に示す様な一次関数の階調特性(例えば、ガンマ値が1)を有する表示部が設けられていることと同等とみなすことができる。
なお、表示部16における階調特性は、個々の表示部16においてばらつきを有するので、LUT14における入力階調及び出力階調は、表示装置1の製造工程で実際に表示部16に画像を表示させ、表示部16に表示された画像を測定した結果に基づいて決定される。
記憶部17には、ムラ補正部13により使用される各色成分に対する補正量が記憶されている。図4は、記憶部17に記憶されている補正量の例を模式的に示す説明図である。図4の説明図は、各RGB成分の階調値別に、区分された各領域毎の目標輝度に対応する階調値への変化量により補正量Cr,Cg,Cbを示している。図4の説明図では、ムラ補正部13に入力されたR成分の階調値R’が領域A1に含まれる画素の階調値であり、且つ階調値R’が255である場合は補正量Crは10%であり、階調値R’が192である場合は補正量Crは5%であることが示されている。また、入力されたR成分の階調値R’が領域A2に含まれる画素の階調値であり、且つ階調値R’が255である場合は補正量Crは20%であり、階調値R’が192である場合は補正量Crは25%であることが示されている。なお、階調値が255,192,128,64以外である場合については図示を省略しているが、全階調値に対応付けて補正量を記憶してもよい。
ムラ補正部13は、入力されたR成分の階調値R’が、領域A1に含まれる画素の階調値であり階調値R’が255である場合は、図4の説明図に示した補正量Cr=10%を記憶部17から読み出し、読み出した補正量Cr=10%に基づいて入力されたR成分の階調値R’を増加又は減少させることにより補正する。
図4の説明図では補正量を百分率で表わした数値により模式的に示した。しかしながら、実際の装置では演算処理の軽減、高速化のために、例えば入力階調値と同様に8ビットの数値でそれらを表わして記憶しておき、加減算及びシフト演算により適切に補正後のRGB信号を出力することができるようにしてある。
図4の説明図では、階調値255,192,128,64の4階調値について補正量を対応付けて記憶してあることを示し、他の階調値については図示を省略した。他の階調値については上述のように全階調値に対応付けて補正量を記憶するようにしてもよいし、ムラ補正部13又は制御部10が補間によって補正量を求める構成でもよい。また、ムラ補正部13は、入力された階調値の値が含まれる範囲の上限又は下限の階調値に対応付けられた補正量を読み出す構成でもよい。
また、輝度ムラ、色ムラは個々の表示装置1の表示部16の特性によって異なるので、図4の説明図に示した補正量は、表示装置1の製造工程で実際に輝度ムラ、色ムラを測定した結果に基づいて記憶される。
以下に、上述した構成の表示装置1による本発明に係る表示方法に基づく表示処理について説明する。図5は本発明に係る表示装置1による表示処理の手順を示すフローチャートである。
入力部11を介して画像信号が変換部12へ入力された場合、変換部12は所定の変換処理を実行し(S1)、入力された画像信号の各色成分の階調値を変換してムラ補正部13へ出力する。ムラ補正部13は、変換部12から入力された画像信号が表わす画素の各色成分の階調値(R’,G’,B’)、及び画素が含まれる領域に対応付けられている補正量(Cr,Cg,Cb)を記憶部17から読み出す(S2)。
ムラ補正部13は、読み出した補正量(Cr,Cg,Cb)に基づいて、変換部12から入力された画像信号の各色成分の階調値(R’,G’,B’)を補正し(S3)、LUT14へ出力する。LUT14は、ムラ補正部13から入力された各色成分の階調値に対応する階調値を出力階調として出力部15へ出力することにより、LUT14に基づく補正処理を実行する(S4)。出力部15は、LUT14から入力された各色成分の階調値を表示部16へ出力し、表示部16は、出力部15から入力された各色成分の階調値に基づく輝度の画像を表示し(S5)、処理を終了する。
上述したように、本発明に係る表示装置1では、画像信号の色成分毎の階調値を補正するムラ補正部13の後段で、表示部16の前段にLUT14を設けることによって、LUT14による補正処理により表示部16における階調特性を吸収する。具体的には、LUT14に入力される画像信号の入力階調と、表示部16に表示される画像の出力輝度との関係が、単純な高次関数(例えば一次関数)で表現できる。従って、ムラ補正部13の後段における階調特性が、表示部16における階調特性のばらつきを吸収した線形特性(高次関数で表わされる特性)となるので、ムラ補正部13が、表示部16における階調特性を考慮した補正量の算出処理等の煩雑な処理を含む補正処理を行なう必要がなく、例えば輝度ムラにより出力輝度が10%低下した場合、入力された階調値に拘わらず単純に入力階調を10%上昇させることによって所望の出力輝度を得ることができる。
また、煩雑な処理の代わりに、表示部16における階調特性を考慮した補正量を格納したテーブルを利用してムラ補正を行なう構成であった場合には、このようなテーブルの生成処理が不要となるので、テーブルの生成処理に要していた生成時間を削減できると共にテーブルを記憶させるメモリも不要となる。従って、ムラ補正部13が行なう処理を簡略化することができ、表示部16における階調特性を考慮した補正量の算出処理等の煩雑な処理に必要であった演算回路及びメモリ等が不要となるので、ムラ補正13及びLUT14を構成する回路の回路規模を縮小することができ、製造コストの削減が可能となる。
上述の実施形態では、変換部12によって変換され、ムラ補正部13及びLUT14に入力される画像信号の入力階調が256階調の場合について説明したが、階調数は、これに限定されるものではなく、他の階調数を用いることもできる。また、LUT14は、ルックアップテーブルを用いる構成であったが、これに限定されるものではなく、階調特性を変換することができるものであれば、入力値に対応する出力値を単にメモリに記憶する構成、各値をファイルとして記憶するような構成であってもよい。更に、本実施形態では複数の色成分の階調値に対する補正を例にあげたが、モノクロの画像信号における階調値に対する補正に適用してもよい。
また、LUT14によって設定される階調特性と、表示部16における階調特性との合計は、図3に示すような一次関数に限定されず、例えばy=x2.2 のような高次関数でもよい。更に、LUT14を用いて階調値を変換するだけでなく、階調値を例えば電圧値のようなアナログ値に変換するようにしてもよい。
本発明に係る表示装置の構成を示すブロック図である。 LUTの階調特性を示す特性図である。 LUTの階調特性と表示部における階調特性とを加算した階調特性を示す特性図である。 記憶部に記憶されている補正量の例を模式的に示す説明図である。 本発明に係る表示装置による表示処理の手順を示すフローチャートである。 従来の輝度ムラに対する補正方法を概念的に示す説明図である。 入力階調と出力輝度との関係を示す階調特性図である。
符号の説明
1 表示装置
10 制御部
12 変換部
13 ムラ補正部
14 LUT
16 表示部

Claims (6)

  1. 入力された画像信号の一又は複数の色成分毎の強度を、表示領域及び前記強度に応じた補正量に基づいて補正し、補正された画像信号の色成分毎の強度に基づく画像を、所定の階調特性に従って表示する表示装置を用いた表示方法において、
    前記表示装置が、
    前記補正された画像信号の色成分毎の強度を、前記階調特性を高次関数で表わされる特性に従って更に補正し、
    補正された画像信号の色成分毎の強度に基づく画像を表示することを特徴とする表示方法。
  2. 入力された画像信号の一又は複数の色成分毎の強度を、表示領域及び前記強度に応じた補正量に基づいて補正する第1補正手段と、該第1補正手段によって補正された画像信号の色成分毎の強度に基づく画像を、所定の階調特性に従って表示する表示手段とを備えた表示装置において、
    前記第1補正手段によって補正された画像信号の色成分毎の強度を、前記階調特性を高次関数で表わされる特性に従って更に補正する第2補正手段を備え、
    前記表示手段は、前記第2補正手段によって補正された画像信号の色成分毎の強度に基づく画像を表示するように構成してあることを特徴とする表示装置。
  3. 前記第2補正手段は、前記階調特性を高次関数で表わされる特性に従って、色成分毎の強度と、該強度を補正した強度とを対応付けたルックアップテーブルに基づいて、前記第1補正手段によって補正された画像信号の色成分毎の強度を補正するように構成してあることを特徴とする請求項2に記載の表示装置。
  4. 前記第1補正手段は、入力された同一強度の画像信号に対し、全表示領域において表示強度が同一となるように入力強度を補正するように構成してあることを特徴とする請求項2又は3に記載の表示装置。
  5. 前記高次関数で表わされる特性は、画像信号の強度と表示画像の強度とを変数とした一次関数であることを特徴とする請求項2乃至4のいずれかひとつに記載の表示装置。
  6. 前記強度は階調値であることを特徴とする請求項2乃至5のいずれかひとつに記載の表示装置。
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