JP2009002111A - 人体装着型電子キーの人体動作検出式電子キーシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】車載機器を作動させる際に行う操作に関し、その操作性を高くすることができる人体装着型電子キーの人体動作検出式電子キーシステムを提供する。
【解決手段】キーウォッチ3には、各種の動きを検出するモーションセンサ33が内蔵されている。キーウォッチ3の通信制御部13(動作識別部34)は、モーションセンサ33から得る検出データDmtを基にキーウォッチ装着者が行う腕の動きを判定し、その通知データとして動作要求信号SdyをRF発信部15から発信する。スマートECU4(動作要求解読部37)は、動作要求信号SdyをRF受信機7で受信すると、その動作要求信号Sdyを読み取ってキーウォッチ3に付与された動きが何であるかを識別し、複数のECU40,40…の中からその指令内容に基づくものに動作要求Sysを出力して車載機器を作動させる。
【選択図】図1
【解決手段】キーウォッチ3には、各種の動きを検出するモーションセンサ33が内蔵されている。キーウォッチ3の通信制御部13(動作識別部34)は、モーションセンサ33から得る検出データDmtを基にキーウォッチ装着者が行う腕の動きを判定し、その通知データとして動作要求信号SdyをRF発信部15から発信する。スマートECU4(動作要求解読部37)は、動作要求信号SdyをRF受信機7で受信すると、その動作要求信号Sdyを読み取ってキーウォッチ3に付与された動きが何であるかを識別し、複数のECU40,40…の中からその指令内容に基づくものに動作要求Sysを出力して車載機器を作動させる。
【選択図】図1
Description
本発明は、使用時において人体装着される人体装着型電子キーを用いて人体動作を検出し、各種システム機器を動作させるに際しては人体動作を操作入力として用いる人体装着型電子キーの人体動作検出式電子キーシステム。
従来、車両には、車内運転環境向上や運転サポート等を目的にエアーコンディショナー装置、オーディオ装置、カーナビゲーション装置、ハザードランプ等の様々な車載機器が搭載されている。このため、車内には、これら車載機器を動作させる際の操作箇所として種々のスイッチ類が設置されている。ところで、この種のスイッチ類は、車内前部の中央位置であるセンタークラスターに配置されることが多い。よって、運転者がこれらスイッチ類を操作する際には、操作者は自身の手をセンタークラスターまで延ばす必要があり、車載機器を動作させるに際してこの操作が非常に面倒に感じる問題があった。
そこで、この問題を解消するために、例えば特許文献1には、ステアリングホイールのスポーク部分に、ハザードスイッチ等の各種スイッチ類を配置する技術が開示されている。この開示技術を採用すれば、運転者はハザードスイッチ等のスイッチ類を操作するに際して、ステアリングホイールの握り状態でこれらスイッチを操作することが可能となる。よって、運転者が車載機器を作動させるべく各種スイッチ類を操作するに際して、運転者はセンタークラスターまで手を延ばす操作が不要となり、この時のスイッチ操作を楽なものとすることが可能となる。
特開2005−1624号公報
しかし、特許文献1の技術を採用してステアリングホイールのスポーク部分に各種スイッチ類を配置したとしても、各種車載機器を作動させる際には、例えばスイッチを押し操作したり、或いはスイッチを回し操作したりするなどの実際のスイッチ操作が未だ必要である。よって、この種のスイッチ操作に際して、運転者はスイッチ位置を目で確認する操作等が必要であることから、この開示技術はスイッチ操作性が高いものであるとは言えない。このため、車載機器のスイッチ類に関してこれらスイッチの操作性をできるだけ高いものにしたい要望があった。
本発明の目的は、車載機器を作動させる際に行う操作に関し、その操作性を高くすることができる人体装着型電子キーの人体動作検出式電子キーシステムを提供することにある。
前記問題点を解決するために、本発明では、車両を動作させる際の車両キーとして、人体に装着可能でしかも自身固有の識別コードを前記車両に向けて無線発信する人体装着型電子キーが用いられる人体装着型電子キーの人体動作検出式電子キーシステムにおいて、前記人体装着型電子キーは、キー装着先である人体の動きを検出可能な人体動作検出手段と、少なくとも信号発信が可能な第1通信手段と、前記人体動作検出手段が前記人体の動きを検出すると、当該動きに応じて決まる機器作動要求とキー固有の識別コードとが含まれたキー情報を前記第1通信手段から無線で発信させる通信制御手段とを有し、前記車両は、前記人体装着型電子キーとの間で無線通信が可能な第2通信手段と、前記第2通信手段で前記キー情報を受信すると、当該キー情報内に含まれる前記機器作動要求及び前記識別コードを用い、前記識別コードの照合が自身と前記キーとの間で成立すれば、前記人体装着型電子キーの通信対象である車両に設置された各種車載機器のうち前記機器作動要求で指定された特定機器を作動させる作動制御手段とを有することを要旨とする。
この構成によれば、操作者は人体装着型電子キーを例えば腕等に装着した使用状態をとり、この人体装着型電子キーで特定機器を作動させる際には、キー装着箇所である腕等を回転させたり或いは振ったりして人体装着型電子キーに動きを付与する。例えば、特定機器を作動させる際に腕を2回振る動作が必要であるならば、人体装着型電子キーを装着した腕を2回振る動作をとる。このとき、人体装着型電子キーは、人体動作検出手段で人体の動きを検出し、この動きに応じて決まる機器作動要求とキー固有の識別コードとを含んだキー情報を、自身の第1通信手段から発信する。
人体装着型電子キーの通信対象である車両に設置された制御装置は、自身の第2通信手段でキー情報を受信すると、このキー情報を作動制御手段で解読し、キー情報に含まれるキー固有の識別コードが正しく、しかもキー情報に含まれた機器作動要求がどのような情報内容であるのかを確認する。制御装置は、機器作動要求及び識別コードの両者ともに正しいものであることが確認できれば、通信対象に設置された各種車載機器のうち機器作動要求で特定された特定機器を、その機器作動要求の指令に応じた内容で作動させる。
従って、本構成においては、人体装着型電子キーに人体動作を検出可能な人体動作検出手段を設け、キー装着箇所である例えば腕等の動きを検出することによって、キー通信対象に設置された車載機器群を遠隔操作可能としている。このため、キー装着箇所である腕等を回転させたり或いは振ったりする動作で、特定の車載機器を動作させることが可能であることから、車載機器を作動させるに際しては、例えばスイッチを押し操作したり、或いは回転操作したりするなどの実際のスイッチ操作が不要となる。よって、車載機器群を動作させる際の操作性が向上し、これら機器を簡単な操作で楽に作動させることが可能となる。
本発明では、前記人体動作検出式電子キーシステムの作動が許可される操作又は動作を行う際に用いられる操作機器手段と、前記操作機器手段の状態を監視することにより、前記人体動作検出式電子キーシステムの作動を許可し得る操作又は動作の有無を判別し、当該操作又は動作があった時に前記人体動作検出式電子キーシステムの作動を許可する作動許可手段とを備えたことを要旨とする。
この構成によれば、人体動作検出式電子キーシステムを作動させる際には、その作動を許可し得る操作又は動作が必要であるので、これら操作又は動作が行われていなければ、例えば仮に腕等を振って人体装着型電子キーを動かしても、人体動作検出式電子キーは作動せず、機器が勝手に作動する状況にならない。よって、人体動作検出式電子キーシステムで機器を作動させる際には、操作者が意図的に行う許可操作や許可動作が必ず必要となるので、操作者が意図せずに人体動作検出式電子キーシステムが働いてしまう状況が生じ難くなり、車載機器の誤操作が生じ難くなる。
本発明では、前記人体装着型電子キーが前記通信対象に向けて前記キー情報を発信する際に用いられる通信リソースは、当該人体装着型電子キーを用いて少なくとも前記車両のドアロックを施解錠する時に使用する通信リソースを兼ねていることを要旨とする。
この構成によれば、例えば腕を振るなどして人体装着型電子キーを動かして機器を動作させる際に使用される通信リソースと、人体装着型電子キーを用いて車両のドアロック施解錠を行う際に用いる通信リソースとは共通の通信リソースが使用される。従って、各々の通信で個別の通信リソースを用意する必要がないので、この種の通信系に必要となる部品点数を少なく抑えたり、或いは部品コストを低く抑えたりするなどの効果を得ることが可能となる。
本発明によれば、車載機器を作動させる際に行う操作に関し、その操作性を高くすることができる。
以下、本発明を具体化した人体装着型電子キーの人体動作検出式電子キーシステムの一実施形態を図1〜図7に従って説明する。
図1に示すように、車両1には、実際に車両キーを操作しなくても、ドアロック施解錠やエンジン始動を行うことが可能なハンズフリーシステム2が搭載されている。ハンズフリーシステム2は、キー固有のIDコード(識別コード)を無線通信で発信する電子キーが用いられるが、本例においてはこの種の電子キーとして、腕時計に電子キー機能が組み込まれたキーウォッチ3が使用されている。ハンズフリーシステム2は、車両1からリクエスト信号Srqを発信させ、このリクエスト信号Srqをキーウォッチ3が受信すると、それに応答する形でキーウォッチ3がIDコードを乗せたID信号Sidを車両1に返信し、キーウォッチ3のIDコードが車両1のIDコードと一致すると、ドアロック施解錠やエンジン始動が許可又は実行されるシステムである。なお、キーウォッチ3が人体装着型電子キーに相当する。
図1に示すように、車両1には、実際に車両キーを操作しなくても、ドアロック施解錠やエンジン始動を行うことが可能なハンズフリーシステム2が搭載されている。ハンズフリーシステム2は、キー固有のIDコード(識別コード)を無線通信で発信する電子キーが用いられるが、本例においてはこの種の電子キーとして、腕時計に電子キー機能が組み込まれたキーウォッチ3が使用されている。ハンズフリーシステム2は、車両1からリクエスト信号Srqを発信させ、このリクエスト信号Srqをキーウォッチ3が受信すると、それに応答する形でキーウォッチ3がIDコードを乗せたID信号Sidを車両1に返信し、キーウォッチ3のIDコードが車両1のIDコードと一致すると、ドアロック施解錠やエンジン始動が許可又は実行されるシステムである。なお、キーウォッチ3が人体装着型電子キーに相当する。
ハンズフリーシステム2を以下に説明すると、車両1には、車両キーとして使用されるキーウォッチ3との間でID照合を行うスマートECU4が設けられている。スマートECU4には、ドア等に埋設されて車外にLF帯の信号を発信可能な車外LF発信機5と、車内床下等に埋設されて車内にLF帯の信号を発信可能な車内LF発信機6と、車内バックミラー等に埋設されてRF帯の信号を受信可能なRF受信機7とが接続されている。これらLF発信機5,6は、リクエスト信号Srqを周囲に発信可能であって、車外LF発信機5が車両周囲にリクエスト信号Srqの車外通信エリアE1(図2参照)を形成し、車内LF発信機6が車内全域にリクエスト信号Srqの車内通信エリアE2(図2参照)を形成する。なお、RF受信機7が第2通信手段に相当する。
図1に示すように、スマートECU4には、例えば車外ハンドルノブ等に埋設されたタッチセンサ8が接続されている。タッチセンサ8は、操作者が施錠状態のドアロックを解除する時にハンドルノブをタッチする操作を検出する。スマートECU4には、例えばハンドルノブに設けられたロックボタン9が接続されている。ロックボタン9は、操作者が解除状態のドアロックを施錠する時に押し操作される。スマートECU4には、ドアロックの施解錠を制御するドアECU10が車内LAN(Local Area Network)11を通じて接続されている。ドアECU10は、スマートECU4からの指令に基づきドアロックモータ12を駆動することでドアロックを施錠状態又は解錠状態にする。
一方、キーウォッチ3には、車両1との間でハンズフリーシステム2に準じた無線通信のコントロールユニットとして働く通信制御部13と、LF帯の信号を受信可能なLF受信部14と、RF帯の信号を発信可能なRF発信部15とが設けられている。LF受信部14は、自身のLF受信アンテナ16で受信したLF帯の信号をLF受信回路17で復調するとともに、その復調後の信号を受信データとして通信制御部13に出力する。また、RF発信部15は、RF発信回路18が通信制御部13から得た通信データを変調する動作を行い、キーウォッチ3が持つ固有のIDコード(識別コード)を乗せたRF帯のID信号SidをRF発信アンテナ19から発信可能である。なお、RF発信部15が第1通信手段に相当する。
車両1が駐車状態(エンジン停止及びドアロック施錠状態)の際、スマートECU4は、車外LF発信機5からLF帯のリクエスト信号Srqを断続的に発信させ、車両周辺に車外通信エリアE1を形成する。キーウォッチ3がこの車外通信エリアE1に入り込んでリクエスト信号SrqをLF受信部14で受信すると、キーウォッチ3はリクエスト信号Srqに応答する形で、自信のIDコードを乗せたID信号SidをRF発信部15からRF帯の信号で返信する。スマートECU4は、RF受信機7を介してID信号Sidを受信すると、自身に登録されたIDコードとキーウォッチ3のIDコードとを照らし合わせてID照合(車外照合)を行う。スマートECU4は車外照合が成立すると、内部のメモリに車外照合成立フラグを立てるなどして車外照合成立を認識するとともに、待機中のタッチセンサ8を起動させる。ドアECU10は、車外照合成立下においてタッチセンサ8が車外ハンドルノブへのタッチ操作を検出すると、ドアロックモータ12を一方側に回転させ、施錠状態のドアロックを解除する。
一方、車両1が停止状態(エンジン停止及びドアロック解除状態)の際、スマートECU4は、ロックボタン9が押されたことを検出すると、車外LF発信機5からリクエスト信号Srqを発信させる。スマートECU4は、このリクエスト信号Srqを受けてキーウォッチ3が返信してきたID信号Sidにおいて車外照合が成立した事を認識すると、ドアECU10にドアロック施錠要求を出力する。ドアロック施錠要求を受けたドアECU10は、ドアロックモータ12を他方側に回転させて解除状態のドアロックを施錠する。
スマートECU4には、車載電装品の電源を管理する電源ECU20と、エンジン21の点火制御及び燃料噴射制御を行うエンジンECU22とがバス11を通じて接続されている。電源ECU20には、車載アクセサリやエンジンを作動させる際に操作するエンジンスタートスイッチ23と、車載アクセサリに繋がるACCリレー24と、エンジンECU22に繋がるIGリレー25とが接続されている。
スマートECU4は、車外照合が成立してドアロックが解除された後、例えばカーテシスイッチ等(図示略)からドアが開けられた事を検出すると、運転者が乗車すると認識して車内LF発信機6からリクエスト信号Srqを発信し、車室内に車内通信エリアE2を形成する。スマートECU4は、キーウォッチ3がこの車内通信エリアE2に入り込んで返信したID信号SidをRF受信機7で受信すると、自身に登録されたIDコードとキーウォッチ3のIDコードとを比較してID照合(車内照合)を行う。スマートECU4は、車内照合が成立すると、内部のメモリに車内照合成立フラグを立てて車内照合成立を認識する。
乗車した運転者がブレーキペダルを踏みながらエンジンスタートスイッチ23をエンジンオン操作(スイッチプッシュスタート操作)すると、この操作を検出した電源ECU20は、スマートECU4に車内照合結果を確認する。電源ECU20は、スマートECU4から室内照合が成立している通知を受けると、ACCリレー24及びIGリレー25をオンするとともに、エンジンECU22に起動信号を出力する。起動信号を受けたエンジンECU22は、スマートECU4との間で、車内照合結果の確認と、通信先がペアを成すスマートECU4であることを確認するペアリングとを暗号化通信により行う。これら両条件の確認を済ませたエンジンECU22は、点火制御及び燃料噴射制御を開始してエンジン21を始動させる。
また、車両1には、キーウォッチ3に埋設されたトランスポンダ29を用いて無線通信によるID照合を行うイモビライザーシステム26が設けられている。イモビライザーシステム26には、キーウォッチ3との間でトランスポンダ通信を行う際のアンテナとして働くトランスポンダキーコイル27が車両1に設けられている。トランスポンダキーコイル27は、エンジンスタートスイッチ23を支持する筐体内にリング状に巻回された取り付け状態をとるとともに、スマートECU4に接続されている。イモビライザーシステム26は、キーウォッチ3をトランスポンダキーコイル27に例えばかざすように近づけることにより、トランスポンダキーコイル27から発信される駆動電波Svでキーウォッチ3を起動させ、起動したトランスポンダ29が返信してきたトランスポンダコード信号Str内のコード番号を車両1側で照らし合わせてID照合を行うシステムである。
スマートECU4は、運転者がブレーキペダルを踏みながらエンジンスタートスイッチ23をプッシュスタート操作したことを検出すると、エンジン始動の前段階の認証動作として車内照合成立有無を確認する動作を行うが、この時に確認する照合成立対象はハンズフリーシステム2に準じたID照合のみに限定されない。即ち、スマートECU4は、キーウォッチ3の電池切れに対応すべく、このID照合成立確認に際して、ハンズフリーシステム2に準じたID照合とイモビライザーシステム26に準じたID照合との2照合のうち、少なくともどちらかが成立していれば車内照合が成立していることを認識する。
キーウォッチ3がワイヤレスキー機能を持つ場合、この種のキーウォッチ3には、キーウォッチ3でのスイッチ操作で車両1のドアロックを施錠する際に操作するロックスイッチ30と、同じくキーウォッチ3でのボタン操作で車両1のドアロックを解錠する際に操作するアンロックスイッチ31とが設けられている。通信制御部13は、ロックスイッチ30が押し操作された事を検出すると、自身固有のIDコードと施錠要求とを乗せた施錠要求信号SaをRF帯の信号でRF発信部15から発信させ、解錠状態にある車両1のドアロックを施錠状態にする。また、通信制御部13は、アンロックスイッチ31が押し操作された事を検出すると、自身固有のIDコードと解錠要求とを乗せた解錠要求信号SbをRF帯の信号でRF発信部15から発信させ、施錠状態にある車両1のドアロックを解錠状態にする。
図1に示すように、車両1には、運転者の腕振り等の人体操作を検出してハザードランプ等の各種車載機器を動作させる人体動作検出式機器作動システム32が搭載されている。この人体動作検出式機器作動システム32を以下に詳述すると、キーウォッチ3には、キーウォッチ3に付与された動きを検出するモーションセンサ33が内蔵されている。モーションセンサ33は、キーウォッチ3の取り付け先である腕の動きを検出すべく働き、例えばジャイロセンサ、加速度センサ、地磁気センサ、圧力センサ等の各種センサを単体若しくは複数種組み合わせたセンサから成る。モーションセンサ33は、キーウォッチ3の通信制御部13に接続され、動き検出時の検出データDmtを通信制御部13に出力可能である。なお、モーションセンサ33が人体動作検出手段に相当する。
通信制御部13には、人体動作検出式機器作動システム32のキー側制御部として働く動作識別部34と、この人体動作検出式機器作動システム32で使用される各種プログラム及びデータを格納するキー側メモリ35とが設けられている。動作識別部34は、キー側メモリ35に格納された人体動作判定制御プログラムを基に動作し、モーションセンサ33から得る検出データDmtを読み取ることにより、モーションセンサ33に付与される動き、即ちキーウォッチ装着者が行う腕の動きを判定する。なお、動作識別部34が通信制御手段に相当する。
また、キー側メモリ35には、図3に示すような第1〜第nまでの作動モードM,M…ごとに、人体動作登録データDjtとして具体的な腕の動きが登録された登録表36が記憶されている。この登録表36は、モーションセンサ33の検出データDmtから導き得る人体動作がどの作動モードMに相当するのか否かを導出する際に用いる表であって、例えば人体動作が腕を縦に2回振る動作が第1作動モードとして登録され、人体動作が腕を手前に2回回転する動作が第2作動モードとして登録され、人体動作が腕を奥に2回回転する動作が第3作動モードとして登録されている。人体動作判定制御プログラムは、モーションセンサ33から得る検出データDmtが、キー側メモリ35に登録された作動モードMのどの人体動作登録データDjtに合致するか否かを見ることにより、キーウォッチ操作者の腕の動きを判定するプログラムである。動作識別部34は、スマートECU4のCPU(図示略)が人体動作判定制御プログラムを実行した際に機能的に生成されるもので、図1ではこれをブロック図で表現している。
動作識別部34は、モーションセンサ33から得た検出データDmtがキー側メモリ35の人体動作登録データDjtに合致して人体動作を検出した際、その旨を通知するデータとして動作要求信号Sdyを、RF発信部15からRF帯の信号で発信する。この動作要求信号Sdyは、キーウォッチ装着者の人体動作に対応した作動モードM(第1作動モードや第2作動モード等)のモード番号情報(機器作動要求)と、キーウォッチ3が各々固有に持つIDコードとを含むデータ群である。動作識別部34は、検出データDmtから人体動作を検出する度に、動作要求信号SdyをRF発信部15から発信させる。動作要求信号Sdyの信号発信範囲は、インナーミラーに内蔵されたRF受信機7に動作要求信号Sdyが届く程度の狭域エリア範囲(例えば、運転席のエリア範囲)に設定されている。なお、動作要求信号Sdyがキー情報に相当する。
図1に示すように、スマートECU4には、人体動作検出式機器作動システム32の車両側制御部として働く動作要求解読部37と、この人体動作検出式機器作動システム32で使用される各種プログラム及びデータを格納した車両側メモリ38とが設けられている。動作要求解読部37は、車両側メモリ38に格納されたコード認識制御プログラムを基に動作し、キーウォッチ3から無線通信を介して得た動作要求信号Sdyを読み取って、キーウォッチ3に付与された動きが何であるかを識別する。なお、動作要求解読部37が作動制御手段及び作動許可手段を構成する。
また、車両側メモリ38には、図4に示すような第1〜第nまでの作動モードM,M…ごとに、車載機器動作登録データDkkとして具体的な車両動作の動作形態が登録された動作表39が記憶されている。この動作表39は、キーウォッチ3から無線通信で得た人体動作がどの車両動作に相当するのかを導出する際に用いる表であって、例えば第1作動モード(腕を縦に2回振る動作)がハザードの2回点滅動作として登録され、第2作動モード(腕を手前に2回回転する動作)がカーナビゲーション装置の現在位置画面表示として登録され、第3作動モード(腕を奥に2回回転する動作)がオーディオ機器の電源オン動作として登録されている。コード認識制御プログラムは、キーウォッチ3から無線通信で得た動作要求信号Sdyに、どの種の作動モードMが含まれているのかを見ることにより、キーウォッチ操作者の操作に基づく車両動作を導出するプログラムである。動作要求解読部37は、スマートECU4のCPUがコード認識制御プログラムを実行した際に機能的に生成されるもので、図1ではこれをブロック図で表現している。
車内LAN11には、車載機器のコントロールユニットとして各々の車載機器ごとに設けられた複数のECU40,40…が接続されている。これらECU40,40…としては、例えばハザードランプを点灯制御するランプECU40aや、カーナビゲーション装置を制御するカーナビゲーションECU40b等がある。動作要求解読部37は、動作要求信号Sdyを受信した際、この動作要求信号SdyをRF受信機7で復調してその信号内容を解読し、キーウォッチ3からの指令内容を認識する。そして、動作要求解読部37は、複数のECU40,40…の中からその指令内容に基づく特定機器に動作要求Sysを出力し、所定の動作形態で車載機器を作動させる。
図5に示すように、車内のステアリングホイール41には、人体動作検出式機器作動システム32を動作許可状態とする際に操作するシステム許可操作部42が設けられている。このシステム許可操作部42は、運転者がステアリングホイール41を握ったその握り状態で操作可能となるように例えばステアリングホイール41のスポーク部41aに配置されるとともに、静電容量センサや圧力センサ等から成る。また、システム許可操作部42は、電気配線(図示略)を介して動作要求解読部37に接続され、自身の検出信号を動作要求解読部37に出力する。
動作要求解読部37は、システム許可操作部42から得る検出信号を基に人体動作検出式機器作動システム32の動作可否を判定する。即ち、動作要求解読部37は、システム許可操作部42から動作許可指令(例えば、オン信号)を入力している間、人体動作検出式機器作動システム32の動作を許可し、この期間において動作要求信号Sdyを受け付ける状態をとり、システム許可操作部42から動作不許可指令(例えば、オフ信号)を受け付けている間、人体動作検出式機器作動システム32の動作を不許可とし、この期間において動作要求信号Sdyを受け付けずにこれを破棄する状態をとる。なお、システム許可操作部42が操作機器手段に相当する。
次に、人体動作検出式機器作動システム32の動作を説明する。
まず、車両1のエンジン21が停止状態にある際、人体動作検出式機器作動システム32は待機状態にあり、この時はキーウォッチ3の動作識別部34が停止状態をとるとともに、スマートECU4の動作要求解読部37も停止状態をとる。ここで、キーウォッチ装着者である運転者が車両1に乗り込み、車内照合成立下でエンジンスタートスイッチ23をエンジンスタート操作して、停止状態にあるエンジン21を始動させたとする。このとき、スマートECU4は、キーウォッチ3の人体動作検出機能を起動させる旨の通知として、動作起動要求S1をハンズフリー通信に準ずる無線通信によって車内LF発信機6からLF帯の信号で発信させる。
まず、車両1のエンジン21が停止状態にある際、人体動作検出式機器作動システム32は待機状態にあり、この時はキーウォッチ3の動作識別部34が停止状態をとるとともに、スマートECU4の動作要求解読部37も停止状態をとる。ここで、キーウォッチ装着者である運転者が車両1に乗り込み、車内照合成立下でエンジンスタートスイッチ23をエンジンスタート操作して、停止状態にあるエンジン21を始動させたとする。このとき、スマートECU4は、キーウォッチ3の人体動作検出機能を起動させる旨の通知として、動作起動要求S1をハンズフリー通信に準ずる無線通信によって車内LF発信機6からLF帯の信号で発信させる。
キーウォッチ3がLF受信部14で動作起動要求S1を受信すると、動作識別部34が停止状態から起動状態に移り、起動状態となった動作識別部34は人体動作検出機能の起動完了の旨の通知として、起動完了通知S2をRF発信部15からRF帯の信号で発信する。起動完了通知S2を受け付けたスマートECU4は、停止状態にある動作要求解読部37を起動状態にする。このように、キーウォッチ3の動作識別部34とスマートECU4の動作要求解読部37とが起動状態となると、待機状態にある人体動作検出式機器作動システム32が起動状態になる。
ここで、例えばキーウォッチ3の装着箇所が運転者の左手であるとした場合、運転者は人体動作検出式機器作動システム32で車載機器を動作させる際、スポーク部41aの右側寄りの位置にあるシステム許可操作部42を、ステアリングホイール41を握り状態のまま右手の指で触れる動作をとる。このとき、システム許可操作部42は、人体動作検出式機器作動システム32の作動を許可状態とする動作許可指令を動作要求解読部37に出力する。動作要求解読部37はシステム許可操作部42から動作許可指令を受け付けると、人体動作検出式機器作動システム32の動作状態を動作不許可状態から動作許可状態とし、キーウォッチ3から発信される動作要求信号Sdyを受け付ける状態となる。キーウォッチ装着者は、人体動作検出式機器作動システム32を起動させる間、システム許可操作部42に指で触れる状態を維持する。
ここでまず、ハザードランプを点滅させる場合、運転者はキーウォッチ3が装着された自身の左腕を縦に2回振る動作を行う。このとき、キーウォッチ3に内蔵されたモーションセンサ33は、キーウォッチ装着者が行う動作を検出し、その動作に応じたデータ内容を持つ検出データDmtを動作識別部34に出力する。動作識別部34は、モーションセンサ33から検出データDmtを取得すると、この検出データDmtのデータ内容を読み取り、図3に示す登録表36を参照して、検出データDmtがどの作動モードMに相当するのかを導出する。このとき、検出データDmtから得られるデータ内容がどの作動モードM,M…にも合致しない場合、動作識別部34はこの時に得た検出データDmtに反応しない。
動作識別部34は、モーションセンサ33の検出データDmtから、キーウォッチ装着者が腕を縦に2回振る動作を行ったと認識すると、その動作があった旨を通知する第1作動モードのモード番号情報とキーウォッチが持つ固有のIDコードとを含んだ動作要求信号Sdyを、RF発信部15からRF帯の信号で発信させる。なお、この動作要求信号Sdyは、人体動作検出時において例えば1回のみ発信されるだけでもよいし、或いは電波ノイズによる不受信も考慮に入れて複数回発信されてもよい。
動作要求解読部37は、キーウォッチ3から発信された動作要求信号SdyをRF受信機7で受信すると、まずはこの動作要求信号Sdyに含まれるIDコードと車両1に登録されたIDコードとを照らし合わせてID照合を行う。この時に使用するIDコードは、ハンズフリー通信時やワイヤレス通信時に用いるIDコードと同じものが使用される。動作要求解読部37は、動作要求信号受信時においてID照合が成立すれば、作動モードMが何番目のモードであるのかを読み取る動作に移り、一方でID照合が不成立の場合は、車両1と組みを成さない他のキーウォッチ3から発信された動作要求信号Sdyであると認識して、この時に得た動作要求信号Sdyを破棄する。
動作要求信号受信時にID照合成立を認識した動作要求解読部37は、続いて動作要求信号Sdyに含まれる作動モードMのモード番号情報を読み取り、図4に示す動作表39を用いて、この作動モードMからはどのような車両操作を行うべきかを導出する。ここで、腕が縦に2回振られた時は動作要求信号Sdyに第1作動モード番号が含まれていることから、動作要求解読部37は動作表39を参照した際、第1作動モードの動作内容を確認し、この時の要求動作がハザードの2回点滅であることを認識する。キーウォッチ3からの要求動作がハザードの2回点滅である事を認識した動作要求解読部37は、ハザードランプの点灯制御を行うランプECU40aに、車内LAN11を介してハザード2回点滅の動作要求Sysを送り、ハザードランプを2回点滅させる。
また、キーウォッチ装着者がカーナビゲーション装置の画面に現在位置を表示させた場合、キーウォッチ装着者は自身の腕を手前に2回回転する動作を行う。このとき、キーウォッチ3から発信される動作要求信号Sdyは、第2作動モード番号とキーのIDコードとを含む信号として発信される。そして、この動作要求信号Sdyを受け付けた車両1は、キーウォッチ装着者により行われた動作が腕を手前に2回回転する動作であった事を認識し、その操作の動作要求であるカーナビゲーション装置の現在位置画面表示を行う。また、オーディオ機器を起動状態とすべくキーウォッチ装着者が自信の腕を奥に2回回転する動作を行った時も、人体動作検出式機器作動システム32は同様に動作する。
また、キーウォッチ3の動作識別部34は、自身が起動状態となった際、起動してからの動作時間をタイマでカウントし、そのタイマがカウントアップするまで起動状態を維持する動作をとることから、この起動状態を維持するには、タイマがタイムアップする前にこれをクリアする必要がある。よって、動作要求解読部37は、エンジン21が稼働状態にあって自身が起動状態となっている際、定期的に動作起動要求S1をキーウォッチ3に発信する。動作識別部34は、動作要求解読部37から動作起動要求S1を受け付ける度にタイマをクリアし、このタイマクリア動作によって起動状態を維持する。
また、動作要求解読部37は、キーウォッチ3に動作起動要求S1を発信した際、キーウォッチ3から起動完了通知S2の返信を受けてハンズフリー通信の成立を認識すると、これを以てキーウォッチ3が車内に存在していると認識し、自身も起動状態を維持する。一方、動作要求解読部37は、動作起動要求S1を発信したにも拘わらずキーウォッチ3から起動完了通知S2の返信を受けないと、キーウォッチ3に何らかの不具合が生じたと認識して停止状態に移る。更に、動作要求解読部37は、エンジン21が停止状態になると、このエンジン停止状態を以て自身が起動状態から停止状態に作動状態が切り換わる。
ハンズフリー通信不成立やエンジン停止を条件として動作要求解読部37が停止状態となると、動作要求解読部37からは動作起動要求S1が発信されない状態となる。よって、動作識別部34は、動作要求解読部37が停止状態となると、動作要求解読部37からタイマクリア用の無線信号を得ることができなくなるので、起動状態となってから暫くの時間が経過すると、タイマのタイムアップに伴って停止状態となる。このように、動作識別部34及び動作要求解読部37が停止状態となると、人体動作検出式機器作動システム32は起動状態から待機状態に動作状態が戻る。
次に、人体動作検出式機器作動システム32のデータ登録先である車両側メモリ38に設定登録された各種登録データDjt,Dkkの変更の仕方を図6及び図7に従って説明する。
車両1の動作表39に登録された車載機器動作登録データDkkを変更する場合、操作者は車内センタークラスターに並ぶ各種操作スイッチ(タッチパネルも可)43,43…を用いて、登録データ変更開始操作を行う。スマートECU4は、この登録データ変更開始操作を検出すると、同じくセンタークラスターに設置された画面44に、図6に示すような動作内容入力画面45を立ち上げる。この動作内容入力画面45には、第1〜第nまでの各々の作動モードごとに、車載機器名を入力する車載機器入力欄46と、この車載機器で行いたい動作を入力する動作内容入力欄47とが設けられている。操作者は、車内の各種スイッチ43,43を用いて車載機器入力欄46及び動作内容入力欄47への入力作業を行い、入力作業が完了した際には、この時の入力内容を新規登録データとして更新して動作内容入力画面45を閉じる。
一方、キーウォッチ3の登録表36に登録された人体動作登録データDjtを変更する場合、図7に示すように、例えばロックスイッチ30及びアンロックスイッチ31を2つ同時に所定時間長押しする。この2スイッチ30,31の長押しを検出した通信制御部13は、自身の動作状態モードを新規の人体動作登録データDjtを入力可能な人体動作入力モードにし、モード切り換わりを通知すべく、キーウォッチ3のアラームを1回鳴らしてその旨を通知する。操作者は、キーウォッチ3の動作状態モードを人体動作入力モードとした後、例えばロックスイッチ30及びアンロックスイッチ31を押し操作することで作動モードMのモード番号を指定する。このとき、動作状態モードが人体動作入力モードと成った後にロックスイッチ30を1回押す度に作動モード番号が1つずつインクリメントされ、アンロックスイッチ31を1回押す度に作動モード番号が1つずつデクリメントされる。
作動モード番号を指定した操作者は、この入力操作に継続して実際に腕を振ったり回転させたりして人体動作をキー側メモリ35の登録表36に登録する。例えば、第3作動モードに腕を3回横に振る人体動作を登録する場合には、キーウォッチ3の動作状態モードが人体動作入力モードとなった後にロックスイッチ30を3回押し操作し、その状態でキーウォッチ3を装着した腕を横方向に3回振る動作を行う。このとき、モーションセンサ33は腕を横方向に3回振る動きを検出し、この検出データDmtを通信制御部13に出力する。通信制御部13は、この時に得た検出データDmtを人体動作登録データDjtとして登録表36の第3作動モードの入力欄に書き込む。
各々の作動モードM,M…に人体動作登録データDjtの入力が完了した後、この登録データ変更操作を終了すべく操作者はロックスイッチ30及びアンロックスイッチ31を再度2つ同時に長押しする。このとき、通信制御部13は、自身の動作状態モードを元の通常モードに戻し、人体動作入力モードが終了したことを通知すべく、キーウォッチ3のアラームを2回鳴らしてその旨を通知する。以上により、車両1側の車載機器動作登録データDkkとキーウォッチ3側の人体動作登録データDjtとが、操作者の望む新規のデータ内容に変更される。
従って、本例においては、キーウォッチ3にモーションセンサ33を組み込み、キーウォッチ3に予め登録しておいた腕の動きを行うことにより、ハザードランプやカーナビゲーション装置等の各種車載機器を遠隔操作することが可能である。このため、この種の車載機器を作動させるに際しては、センタークラスターに配置されたスイッチ群まで手を延ばして操作する手間が不要となり、キーウォッチ3を装着した腕をその場で振ったり或いは回転させたりするという楽な動作で機器作動を行うことが可能となる。よって、車載機器群を動作させる際の操作が操作性の高いものとなり、車載機器操作が面倒に感じる状況が生じ難くなる。
実施形態の構成によれば、以下に記載の効果を得ることができる。
(1)キーウォッチ3にモーションセンサ33に組み込み、このキーウォッチ装着者の腕の動きをモーションセンサ33で検出し、その人体動作を車両1に無線通信で通知して人体動作に応じた動作内容で車載機器を作動させる。このため、キーウォッチ3を装着した腕をその場で振ったり或いは回転させたりするという楽な動作で車載機器を作動させることが可能となるので、車載機器群を動作させる際の操作性を向上することができる。
(1)キーウォッチ3にモーションセンサ33に組み込み、このキーウォッチ装着者の腕の動きをモーションセンサ33で検出し、その人体動作を車両1に無線通信で通知して人体動作に応じた動作内容で車載機器を作動させる。このため、キーウォッチ3を装着した腕をその場で振ったり或いは回転させたりするという楽な動作で車載機器を作動させることが可能となるので、車載機器群を動作させる際の操作性を向上することができる。
(2)人体動作検出式機器作動システム32はキーウォッチ装着者がシステム許可操作部42に触れている間のみ許可されるので、システム許可操作部42が操作されていなければ、仮にキーウォッチ装着者が腕を動かしても、この時の人体動作で車載機器が動き出すことはない。このため、キーウォッチ装着者が車載機器を動作させる意志がなくシステム許可操作部42を操作していない時、キーウォッチ装着者が何かの弾みで腕振り操作を行ってしまっても、この時は車載機器が作動状態とならない。よって、キーウォッチ装着者の意図しない腕振り動作で車載機器が作動してしまう状況を生じ難くすることができ、機器操作に際して誤操作を生じ難くすることができる。
(3)キーウォッチ3に付与される動作をキーウォッチ3に内蔵したモーションセンサで検出し、その人体動作を無線通信で車両1に送る際に用いる通信リソースは、車両のドアロック施解錠やエンジン始動の許可(実行)に用いられるハンズフリーシステム2の通信リソースを利用している。このため、ハンズフリーシステム2と人体動作検出式機器作動システム32とで各々個別の通信リソースを用意する必要がないので、この種の通信系に必要な部品点数を少なく抑えたり、或いは部品コストを低く抑えたりすることができる。
(4)人体動作検出式機器作動システム32で用いられる登録データとして、キーウォッチ3のキー側メモリ35には人体動作登録データDjtが登録され、車両側メモリ38には車載機器動作登録データDkkが登録されているが、これら登録データDjt,Dkkは操作者の望む新規登録データにデータ変更可能である。このため、どのような人体動作でどの種の車載機器をどのような動作形態で作動させるのかを自由に設定変更することができる。
(5)キーウォッチ3が人体動作を検出した際には、キーウォッチ3からその時の動作要求として動作要求信号Sdyが車両1に向けて発信されるが、この時の人体動作を指定し得る人体動作指定情報としては、人体動作の動作内容から決まる作動モードのモード番号が用いられる。このため、人体動作を指定する指定情報としては番号情報という少ないデータ量で済むことから、動作要求信号Sdyを発信する時の発信データ量を極力少なくすることができる。
(6)人体動作検出式機器作動システム32は、エンジン21が稼働状態となっている際には起動状態をとり、エンジン21が停止状態にある時には待機状態をとる。このため、キーウォッチ3が人体動作を検出する必要のないエンジン停止状態の時は、キーウォッチ3が待機状態をとって電力を消費しない状態をとるので、キーウォッチ3及び車両1の電源の省エネルギー化に効果が高い。
なお、実施形態はこれまでの構成に限定されず、以下の態様に変更してもよい。
・ 人体動作検出式機器作動システム32に作動制限を持たせる場合、これはステアリングホイール41に設けたシステム許可操作部42を操作している間のみ人体動作検出式機器作動システム32の動作を許可するということに限定されない。例えば、図2に示すように、運転席に狭いLF帯の通信エリアE3(図2の一点鎖線で示すエリア)を形成し、このエリアE3内でのみキーウォッチ3の腕振りによる車載機器遠隔操作を許可する制限を用いてもよい。
・ 人体動作検出式機器作動システム32に作動制限を持たせる場合、これはステアリングホイール41に設けたシステム許可操作部42を操作している間のみ人体動作検出式機器作動システム32の動作を許可するということに限定されない。例えば、図2に示すように、運転席に狭いLF帯の通信エリアE3(図2の一点鎖線で示すエリア)を形成し、このエリアE3内でのみキーウォッチ3の腕振りによる車載機器遠隔操作を許可する制限を用いてもよい。
・ 人体動作検出式機器作動システム32の作動制限は、ステアリングホイール41に設けたシステム許可操作部42を用いたものや、或いは運転席に狭いLF帯の通信エリアE3を形成するものに限定されない。例えば、ステアリングホイール41のスポーク部41aに、車載機器ごとに複数種の選択スイッチを設け、この選択スイッチの特定の1つがオン操作されると、その選択スイッチに対応した車載機器が一定時間(例えば10秒)の間、キーウォッチ3により遠隔操作可能となるものでもよい。なお、この事は複数の選択スイッチに適用することに限らず、1つのみ(単数)の選択スイッチに適用できることは言うまでもない。
・ 人体動作検出式機器作動システム32は、システム許可操作部42が単発的に操作(1度押し操作)されると起動を開始し、キーウォッチ3による動作入力が完了、即ち動作要求解読部37がキーウォッチ3から動作要求信号Sdyを得てこれのデータ解読が完了するまで起動を継続する起動形態をとってもよい。この場合、システム停止は、システム起動開始からの継続時間がタイムアップしたときや、エンジンスタートスイッチ23がオフ位置に操作されたときなどを条件としてもよい。
・ キーウォッチ3の遠隔操作形態としては、例えば画面44にカーソル51が表示される場合、画面44のカーソル座標位置を動かすカーソル位置切り換えに利用してもよい。この場合、キーウォッチ装着腕が振り操作或いは回転操作されると、その時の動き量が無線通信で車両1に送られ、その動き量に応じた座標量だけ画面44のカーソル位置が動く動作形態をとる。
・ 動作要求信号Sdyには、人体動作を指定する指定情報が含まれるが、これは必ずしも作動モードのモード番号に限定されず、例えばモーションセンサ33が検出した検出データDmtそのものでもよい。この場合、車両1には検出データDmtのデータ内容を解読する機能が必要となる。また、動作要求信号Sdyにモード番号のみならず、各々のモード番号がどのような人体動作であるのかを通知する人体動作データも付け加えて車両1に送信してもよい。この場合、車内の画面44に動作内容入力画面45(図6参照)を立ち上げて車載機器動作登録データDkkを変更する際、この画面45上において各作動モードに対応する人体動作も合わせて表示してもよい。
・ システム許可操作部42は、必ずしも静電容量センサや圧力センサに限らず、例えば単なるプッシュスイッチを採用し、このプッシュスイッチがオン状態となっている間のみ、人体動作検出式機器作動システム32の動作が許可されるものでもよい。
・ 人体動作登録データDjtは、必ずしも人の動きそのもののデータに限定されない。例えば、人体動作登録データDjtが腕振りや腕回転等のデフォルトデータ(基準データ)としてメモリ登録され、検出データDm tから識別される人体動作が、このデフォルトデータに合致することを以て各人体動作を認識するものでもよい。
・ 人体動作検出式機器作動システム32の起動開始は、エンジン21が稼働状態となって続けてハンズフリー通信が成立することに限らず、ただ単にエンジン始動のみを起動開始条件としてもよい。また、ステアリングホイール41のスポーク部41aにシステム許可操作部42を設けた場合、システム許可操作部42が操作されて続けてハンズフリー通信が成立することを起動開始条件としてもよい。
・ キーウォッチ3の動作識別部34の起動開始は、必ずしも車両1から無線通信で動作起動要求S1を受けたことを条件とすることに限らず、例えばキーウォッチ3に専用の電源スイッチを設けて、このスイッチがオン操作された時に起動を開始するものでもよい。なお、この事は車両1の動作要求解読部37の起動開始についても同様に言える。
・ 各種登録データDjt,Dkkの変更は、データ変更の専用ツールを用いて行う形式でもよい。
・ キーウォッチ3の動作識別部34は、車両1から無線通信で動作起動要求S1を受けてから起動を開始することに限定されず、常時起動状態となっていてもよい。なお、この事は車両1の動作要求解読部37についても同様に言えることである。
・ キーウォッチ3の動作識別部34は、車両1から無線通信で動作起動要求S1を受けてから起動を開始することに限定されず、常時起動状態となっていてもよい。なお、この事は車両1の動作要求解読部37についても同様に言えることである。
・ 人体装着型電子キーは、必ずしもキーウォッチ3に限らず、例えばブレスレットにモーションセンサ33を組み込むなど、人体に装着できるものであれば、電子キーの媒体は特に限定されない。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について、それらの効果とともに以下に追記する。
(1)請求項1〜3のいずれかにおいて、前記人体動作検出式電子キーシステムの作動状態を待機状態から起動状態に移行させる際に用いられる起動操作手段と、前記起動操作手段の状態を監視することにより、前記人体動作検出式電子キーシステムの起動を許可し得る操作又は動作の有無を判別し、当該操作又は動作があった時に前記人体動作検出式電子キーシステムの起動を開始する起動許可手段とを備えた。この構成によれば、人体動作検出式電子キーシステムは起動許可条件が揃った時に起動状態となるので、それまでは待機状態で待って電源電力を浪費しない。よって、システム待機状態では人体装着型電子キーや制御装置は待機状態で待って電源電力を節約するので、人体装着型電子キーや制御装置の電源の省エネルギー化に寄与する。
(1)請求項1〜3のいずれかにおいて、前記人体動作検出式電子キーシステムの作動状態を待機状態から起動状態に移行させる際に用いられる起動操作手段と、前記起動操作手段の状態を監視することにより、前記人体動作検出式電子キーシステムの起動を許可し得る操作又は動作の有無を判別し、当該操作又は動作があった時に前記人体動作検出式電子キーシステムの起動を開始する起動許可手段とを備えた。この構成によれば、人体動作検出式電子キーシステムは起動許可条件が揃った時に起動状態となるので、それまでは待機状態で待って電源電力を浪費しない。よって、システム待機状態では人体装着型電子キーや制御装置は待機状態で待って電源電力を節約するので、人体装着型電子キーや制御装置の電源の省エネルギー化に寄与する。
(2)請求項1〜3及び前記技術的思想(1)において、前記人体装着型電子キーの前記通信制御手段は、前記人体動作検出手段から取得した検出信号を基に前記人体の動きを検出すると、当該動きが自身の記憶手段に登録された登録動作か否かを判別し、当該動きが登録動作であることを条件に前記機器作動要求を前記通信対象に向けて前記第1通信手段から発信させる。この構成によれば、人体動作検出手段で検出された動きが、人体装着型電子キーに予め登録された登録動作でなければ、人体装着型電子キーは機器作動要求を発信する動作を行わないので、人体装着型電子キーがむやみに信号発信状態をとらずに済み、人体装着型電子キーの電源省エネルギー化に一層寄与する。
1…車両、3…人体装着型電子キーとしてのキーウォッチ、7…第2通信手段としてのRF受信機、15…第1通信手段としてのRF発信部、33…人体動作検出手段としてのモーションセンサ、34…通信制御手段としての動作識別部、37…作動制御手段及び作動許可手段を構成する動作要求解読部、42…操作機器手段としてのシステム許可操作部、Sdy…キー情報としての動作要求信号。
Claims (3)
- 車両を動作させる際の車両キーとして、人体に装着可能でしかも自身固有の識別コードを前記車両に向けて無線発信する人体装着型電子キーが用いられる人体装着型電子キーの人体動作検出式電子キーシステムにおいて、
前記人体装着型電子キーは、キー装着先である人体の動きを検出可能な人体動作検出手段と、少なくとも信号発信が可能な第1通信手段と、前記人体動作検出手段が前記人体の動きを検出すると、当該動きに応じて決まる機器作動要求とキー固有の識別コードとが含まれたキー情報を前記第1通信手段から無線で発信させる通信制御手段とを有し、
前記車両は、前記人体装着型電子キーとの間で無線通信が可能な第2通信手段と、前記第2通信手段で前記キー情報を受信すると、当該キー情報内に含まれる前記機器作動要求及び前記識別コードを用い、前記識別コードの照合が自身と前記キーとの間で成立すれば、前記人体装着型電子キーの通信対象である車両に設置された各種車載機器のうち前記機器作動要求で指定された特定機器を作動させる作動制御手段とを有することを特徴とする人体装着型電子キーの人体動作検出式電子キーシステム。 - 前記人体動作検出式電子キーシステムの作動が許可される操作又は動作を行う際に用いられる操作機器手段と、
前記操作機器手段の状態を監視することにより、前記人体動作検出式電子キーシステムの作動を許可し得る操作又は動作の有無を判別し、当該操作又は動作があった時に前記人体動作検出式電子キーシステムの作動を許可する作動許可手段と
を備えたことを特徴とする請求項1に記載の人体装着型電子キーの人体動作検出式電子キーシステム。 - 前記人体装着型電子キーが前記通信対象に向けて前記キー情報を発信する際に用いられる通信リソースは、当該人体装着型電子キーを用いて少なくとも前記車両のドアロックを施解錠する時に使用する通信リソースを兼ねていることを特徴とする請求項1又は2に記載の人体装着型電子キーの人体動作検出式電子キーシステム。
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