JP2009076352A - 蛍光ランプおよび照明装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】寿命末期時に放電管または口金の以上過熱を抑制して、さらに、口金の構造を簡単化できて、口金の製造、温度ヒューズの装着を簡単化でき、温度ヒューズの装着時に温度ヒューズを破損してしまうことを極力防止できる蛍光ランプを提供すること。
【解決手段】温度ヒューズ16は、長手方向の一方が他方に比較して感熱感度が良いため、蛍光ランプ本体1の両端部に隣接するとともに互いに逆向きの状態とすることにより、いずれかの電極3、3が寿命末期になってランプの端部が発熱した場合には、いずれかの温度ヒューズがこの発熱に感応して作動する。
【選択図】図3
【解決手段】温度ヒューズ16は、長手方向の一方が他方に比較して感熱感度が良いため、蛍光ランプ本体1の両端部に隣接するとともに互いに逆向きの状態とすることにより、いずれかの電極3、3が寿命末期になってランプの端部が発熱した場合には、いずれかの温度ヒューズがこの発熱に感応して作動する。
【選択図】図3
Description
本発明は、寿命末期における放電管の端部または口金の異常発熱を抑制するための温度ヒューズを口金内に備えた蛍光ランプおよび照明装置に関する。
従来、寿命末期における放電管の端部または口金の異常発熱を抑制するための温度ヒューズを口金内に備えた蛍光ランプとして例えば特許文献1のものが提案されている。
特許第3843556号公報
特許文献1のものは、合成樹脂製口金基体にガラス製放電管の端部が挿入される挿入口を形成する一方、挿入口を画成する隔壁の一部に挿入口に連通する配設空間を形成し、
この配設空間に温度ヒューズを取付けるようにしたものである。
この配設空間に温度ヒューズを取付けるようにしたものである。
このような構成によって、寿命末期時に電極部の過熱により放電管の端部が発熱した場合に、口金や放電管の破損を防止できる。
しかしながら、特許文献1のものは、合成樹脂製口金基体の隔壁に配設空間を形成する必要があるため、口金の構造が複雑化し、製造が困難となり価格が上昇する要因となる。
また、隔壁の配設空間は小さなスペースにせざるを得ず、したがって、温度ヒューズの装着作業が面倒であり、稀には温度ヒューズの導出線を屈曲する際に温度ヒューズを 破損してしまう心配があった。
本発明は、寿命末期時に放電管または口金の異常過熱を抑制して、さらに、口金の構造を簡単化できて、口金の製造、温度ヒューズの装着を簡単化でき、温度ヒューズの装着時に温度ヒューズを破損してしまうことを極力防止できる蛍光ランプおよびこの蛍光ランプを使用する照明装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の蛍光ランプは、屈曲した放電管の互いに隣り合う両端部に熱陰極形の電極を有する蛍光ランプ本体と;蛍光ランプ本体の電極を有する両端部側封止部を包囲する口金と;それぞれが蛍光ランプ本体の電極の外部電線に直列的に接続され、かつ、それぞれが蛍光ランプ本体の両端部に隣接するとともに互いに逆向きの状態で口金内に設けられた一対の温度ヒューズと;を具備していることを特徴とする。
本発明および以下の各発明において、特に言及しない限り、各構成は以下のように定義される。
蛍光ランプ本体の放電管は、ガラス製、セラミック製等であって透光性を有するものである。また、蛍光ランプ本体の電極はステム封止、圧潰封止等の手段によって放電管の両端部に配設される。
蛍光ランプ本体としては、U字形状、H時形状や、これらU字形状やH時形状のものを2個並設したもの、あるいはその他、鞍形、螺旋形状等どのようなものでもよく、要するに、互いに隣り合う両端部に電極を有する形式のランプであれば本発明の対象となり得る。
また、口金は、合成樹脂製の場合には寿命末期に異常温度上昇により溶融する心配があるが、金属製の場合でも異常加熱によりソケット等の近接部材に悪影響を及ぼす心配があるため、口金の材質は特に限定されない。
さらに、温度ヒューズは、140℃〜400℃に動作温度があるようなもので、例えば日本エマゾン社製のサーモディスクを使用できる。このような比較的高温度領域にて作用する温度ヒューズは、その外形の長手方向の一端側が他端側に比較して相対的に感熱感度が優れている。
温度ヒューズは、蛍光ランプ本体の両端部に隣接するとともに互いに逆向きの状態で配設されることを要するもので、蛍光ランプ本体の両端部を挟むように設けてもよいし、蛍光ランプ本体の両端部の方側のみに2個を重ねるように設けてもよい。
本発明によれば、一対の温度ヒューズを蛍光ランプ本体の両端部に隣接するとともに逆向きにして口金内に設けたので、いずれの電極において寿命末期現象が生じてもいずれかの温度ヒューズが早期に確実に異常温度上昇を感知して作動する。すなわち、蛍光ランプ本体への通電を阻止する。それによって、電極部の異常温度上昇は停止する。
また、一対の温度ヒューズは蛍光ランプ本体の両端部に隣接するように設けられるものであって、格別な配設空間を形成する必要がないので、口金の製作が容易であるとともに、温度ヒューズの配設作業も容易となる。
請求項2に記載の蛍光ランプは、前記口金が外部に接続するための中空の接触ピンを備えているものであって、前記各温度ヒューズにおいて、それぞれの温度ヒューズ本体および電極の外部電線に接続される導出線部分を絶縁材にて埋設され、非電極側の導出線を接触ピン内に導入されて接続されていることを特徴とする請求項1記載の蛍光ランプ。
本発明によれば、温度ヒューズからの導出線の内、電極の外部電線に接続される導出線部分が埋設されるので、電極に接続されている他の外部電線との接触ないしは接近を極力防止する。
請求項3に記載の照明装置は、照明器具本体と;照明器具本体に設けられた請求項1または2記載の蛍光ランプと;蛍光ランプを点灯する点灯装置と;を具備していることを特徴とする。
本発明において照明器具本体は、一般照明用の他、表示装置用、検査、測定用、植物プラント用等どのようなものであってもよい。
請求項1の発明によれば、寿命末期時にいずれの電極側が異常発熱した場合でも一対の内のいずれかの温度ヒューズが早期に確実に作動して保護動作を行うことができる。また、口金の構造を簡単化できるので、製造が容易で温度ヒューズの装着作業も簡単化できる。
請求項2の発明によれば、温度ヒューズからの導出線が電極に接続された他の外部電線と接触することを抑えて電気的短絡事故を防止することが可能である。
請求項3の発明によれば、請求項1または2に記載の発明と同等の効果を得られる照明装置を提供できる。
以下、本発明の一実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1ないし図7は、本発明の一実施の形態を示し、図1は蛍光ランプの一部を断面して示す平面図、図2は同じく蛍光ランプの要部を模式的に示す部分拡大図、図3は同じく蛍光ランプの口金の接触ピン側底面部を取外した状態の底面図、図4は同じく蛍光ランプの口金の接触ピン側底面部を装着した状態の底面図、図5は口金の接触ピン側底面部を取外した状態の斜視図、図6は同じく口金の接触ピン側底面部を取外した状態の平面図、図7は蛍光ランプを点灯する回路装置の一例を示す回路図である。
1は蛍光ランプ本体であり、屈曲したガラス製放電管2の互いに隣り合う両端部に熱陰極形の電極3、3を有している。また、蛍光ランプ本体1は、放電管2内に蛍光体層4を形成し、放電媒体として水銀およびアルゴン等を封入している。
放電管2は、例えば外径が16.5mm以下、肉厚が1.1mm、長さが1100mmのソーダライムガラスからなる2本のガラス管5、5を先端を封止するとともに、先端部近傍で連結管6により連結し、ガラス管の基端部にはフレアステム7によって熱陰極形電極を封着して、長さ約2100mmのH字状の放電路を形成している。連結菅6は吹き破りにより形成されている。
放電管2の先端の内面から連結管6の先端側の付け根までの寸法を10mm以上にした場合には、放電管2の先端部に最冷部を形成することができる。上記寸法を5〜10mm未満にした場合には、電極の背方に最冷部をするなどにより所要の水銀蒸気圧を確保できる。
また、8は、放電管2の破損を防止するためのスペーサである。
蛍光体層は3波長発光形の蛍光体を用いることができる。
口金9は、合成樹脂製口金基体10と接触ピン11を有する底面部12とから構成されている。これら合成樹脂製口金基体10と底面部12とは、嵌合により一体化されるようになっている。接触ピン11は、図示しないソケットに装着された際に外部回路と電気的に、また、必要に応じて機械的に接続するものである。
合成樹脂製口金基体10は、前面に2個の放電管端部挿入孔13、13を有し、内部に放電管端部挿入孔13、13に連通する内部空間14を有している。また、合成樹脂製口金基体10は、短手の両側面に一対の係止め凸部15、15を有している。このような合成樹脂製口金基体10は、上下(あるいは左右)の割型を用いて射出成形により形成することができる。
底面部12は同様に射出成形され、中空の接触ピン11の一端が一体的に埋設されている。
このような口金9の内部の内部空間14に温度ヒューズ16が配設されている。すなわち、まず、放電管2の両端部が口金基体10の放電管端部挿入孔13、13から挿入されて、セメント、シリコーン等の絶縁性の接着材により口金基体10に固着される。この固着は仮り固定用であってもよい。
ついで、一対の温度ヒューズ16、16がそれぞれの一方の導出線16aが蛍光ランプ本体1の電極3の一方の外部電線3aに直列的に接続された後(図7参照)、それぞれが蛍光ランプ本体1の両端部に隣接するとともに互いに逆向きの状態で口金内に設けられる。
温度ヒューズ16、16を配設した状態で、セメント、シリコーン等の接着材17により温度ヒューズ16、16の大部分ないしは全部を埋設する。この場合、温度ヒューズ16、16の一方の導出線16aと蛍光ランプ本体1の電極3の一方の外部電線3aに接続した導線部分も埋設することが好ましい。このように埋設することによって、口金9の内部に存在する他の導線との不用意な接触ないしは接近を防止可能となる。
また、温度ヒューズ16、16は、その構成上、長手方向の一方が他方に比較して感熱感度が良いため、蛍光ランプ本体1の両端部に隣接するとともに互いに逆向きの状態とすることにより、いずれかの電極3が寿命末期になってランプの端部が発熱した場合には、いずれかの温度ヒューズ16、16がこの発熱に感応して作動する。本実施形態においては、動作温度が144℃〜152℃のものが使用される。
温度ヒューズ16、16の非電極側の導出線16bおよび電極3、3からの非温度ヒューズ側の外部電線3bの端部は、底面部12の接触ピン11内に挿通され圧接等により固着される。ついで、底面部12を合成樹脂製口金基体10の後面側の開口を閉塞するように嵌合する。
このような蛍光ランプは、高周波電圧を発生するインバータ等からなる点灯装置20により点灯される。なお、21は商用電源、22は点灯装置20の一部を構成する共振用兼電極予熱用のコンデンサである。
これら蛍光ランプおよび点灯装置は、所要の照明器具本体(図示しない。)に装着されて照明装置を構成する。なお、点灯装置は必ずしも照明器具本体に装着することを要しない。
1…蛍光ランプ本体
2…放電管
3…電極
9…口金
16…温度ヒューズ
2…放電管
3…電極
9…口金
16…温度ヒューズ
Claims (3)
- 屈曲した放電管の互いに隣り合う両端部に熱陰極形の電極を有する蛍光ランプ本体と;
蛍光ランプ本体の電極を有する両端部側封止部を包囲する口金と;
それぞれが蛍光ランプ本体の電極の外部電線に直列的に接続され、かつ、それぞれが蛍光ランプ本体の両端部に隣接するとともに互いに逆向きの状態で口金内に設けられた一対の温度ヒューズと;
を具備していることを特徴とする蛍光ランプ。 - 前記口金が外部に接続するための中空の接触ピンを備えているものであって、前記各温度ヒューズにおいて、それぞれの温度ヒューズ本体および電極の外部電線に接続される導出線部分を絶縁材にて埋設され、非電極側の導出線を接触ピン内に導入されて接続されていることを特徴とする請求項1記載の蛍光ランプ。
- 照明器具本体と;
照明器具本体に設けられた請求項1または2記載の蛍光ランプと;
蛍光ランプを点灯する点灯装置と;
を具備していることを特徴とする照明装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007244962A JP2009076352A (ja) | 2007-09-21 | 2007-09-21 | 蛍光ランプおよび照明装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007244962A JP2009076352A (ja) | 2007-09-21 | 2007-09-21 | 蛍光ランプおよび照明装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2009076352A true JP2009076352A (ja) | 2009-04-09 |
Family
ID=40611130
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007244962A Pending JP2009076352A (ja) | 2007-09-21 | 2007-09-21 | 蛍光ランプおよび照明装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2009076352A (ja) |
-
2007
- 2007-09-21 JP JP2007244962A patent/JP2009076352A/ja active Pending
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