JP2009071054A - 半導体装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】半導体装置1では、エピタキシャル層3の基層部がN−型領域4をなし、エピタキシャル層3には、そのN−型領域4に接して、P−型のボディ領域5が形成されている。ゲート絶縁膜7を介してゲート電極8が埋設されるトレンチ6は、エピタキシャル層3の表面から掘り下げて形成され、ボディ領域5を貫通して、その最深部がN−型領域4に達している。そして、ゲート電極8の表面は、耐酸化性のW膜28により被覆されている。
【選択図】図1
Description
図3は、従来のトレンチゲート型VDMOSFETを備える半導体装置の模式的な断面図である。
N−型エピタキシャル層103上には、層間絶縁膜113が積層されている。層間絶縁膜113上には、ゲート配線114が形成されている。ゲート配線114は、層間絶縁膜113に形成されたコンタクト孔115を介して、ゲート電極108にコンタクト(電気接続)される。N+型ソース領域109およびボディコンタクト領域110には、層間絶縁膜113に形成されたコンタクト孔(図示せず)を介して、ソース配線116が電気的に接続される。
半導体装置1を製造する工程においては、トレンチ106内にドープドポリシリコンからなるゲート電極108が形成された後N+型ソース領域109を形成するためのイオン注入に先立って、N−型エピタキシャル層103の表面を洗浄するための洗浄処理が行われる。この洗浄処理では、ゲート電極108の表面を含むN−型エピタキシャル層103の表面の全域を酸化させる熱酸化処理と、その熱酸化処理によって形成された酸化膜を除去する酸化膜除去処理とが繰り返し実施される。そして、N+型ソース領域109およびボディコンタクト領域110が形成された後、CVD法により、N−型エピタキシャル層103上に予め定める厚みの層間絶縁膜113が形成される。そして、フォトリソグラフィ技術およびエッチング技術により、層間絶縁膜113に、コンタクト孔115が形成される。
そこで、本発明の目的は、ゲート電極の形成後に酸化処理および酸化膜除去処理からなる洗浄処理が行われても、ゲート電極の表面が半導体層の表面よりも下がるのを防止することができる構造の半導体装置を提供することである。
図1は、本発明の一実施形態に係る半導体装置の構造を模式的に示す断面図である。
半導体装置1は、トレンチゲート型VDMOSFETを有するユニットセルがマトリクス状に配置されたアレイ構造を有している。
半導体装置1の基体をなすN+型基板2上には、N+型基板2よりもN型不純物が低濃度(たとえば、1015〜1016/cm3)にドーピングされたシリコンからなる、半導体層としてのN−型のエピタキシャル層3が積層されている。エピタキシャル層3の基層部は、エピタキシャル成長後のままの状態を維持し、N−型領域4をなしている。また、エピタキシャル層3には、N−型領域4上に、P−型のボディ領域5がN−型領域4に接して形成されている。
ドレイン電極17に適当な大きさの正電圧を印加しつつ、ゲート電極8の電位を制御することにより、ボディ領域5におけるゲート絶縁膜7との界面近傍にチャネルを形成して、ソース領域9とドレイン電極17との間に電流を流すことができる。
図2A〜図2Oは、半導体装置1の製造方法を工程順に示す模式的な断面図である。
その後、図2Dに示すように、SiN層22が除去される。さらに、犠牲酸化膜21,23が除去される。これにより、エピタキシャル層3の表面およびトレンチ6の内面が露出する。
次いで、CVD法により、酸化膜24上に、ドープドポリシリコンの堆積層25が形成される。ドープドポリシリコンの堆積層25は、図2Fに示すように、トレンチ6内を埋め尽くし、トレンチ6外における酸化膜24上にも形成される。トレンチ6がエピタキシャル層3の表面から掘り下げて形成されているために、ドープドポリシリコンの堆積層25の表面には、トレンチ6の上方位置に、凹み26が形成される。
その後、図2Iに示すように、エッチングによって、エピタキシャル層3の表面上から酸化膜24が除去される。これにより、エピタキシャル層3の表面が露出する。
次いで、図2Jに示すように、熱酸化処理により、エピタキシャル層3の表面に、SiO2からなる犠牲酸化膜32が形成される。このとき、ゲート電極8の表面は、耐酸化性を有するW膜28で被覆されているので、このゲート電極8上には、酸化膜は形成されない。
その後、図2Lに示すように、熱酸化処理により、エピタキシャル層3の表面に、SiO2からなる酸化膜31が形成される。
さらに、図2Nに示すように、酸化膜31上に、ボディコンタクト領域10を形成すべき部分と対向する部分に開口を有するマスク30が形成される。そして、マスク30の開口を介して、エピタキシャル層3の表層部に、P型不純物のイオンが注入される。このイオン注入後、マスク30は除去される。
以上の工程を経た後、エピタキシャル層3の表面に存在する酸化膜31が除去され、トレンチ6の内面上の酸化膜24のみが残されることにより、ゲート絶縁膜7が得られる。その後、CVD法により、エピタキシャル層3上に予め定める厚みの層間絶縁膜13が形成される。そして、エッチングにより、層間絶縁膜13にコンタクト孔15などが形成された後、ゲート配線14、ソース配線16およびドレイン電極17が形成されることにより、図1に示す半導体装置1が得られる。
たとえば、金属膜として、W膜28に代えてPt(プラチナ)膜が採用されていてもよい。この場合、ゲート電極8の表面を含むエピタキシャル層3の全面にPt膜を形成し、このPt膜におけるゲート電極8に接する部分をシリサイド化させた後、そのPt膜のシリサイド化されていない部分を除去することにより、ゲート電極8上にPt膜を形成することができる。
さらに、半導体装置1の各半導体部分の導電型を反転した構成が採用されてもよい。すなわち、半導体装置1において、P型の部分がN型であり、N型の部分がP型であってもよい。
3 エピタキシャル層(半導体層)
4 N−型領域
5 ボディ領域
6 トレンチ
7 ゲート絶縁膜
8 ゲート電極
9 ソース領域
14 ゲート配線
15 コンタクト孔
28 W膜(金属膜)
Claims (1)
- シリコンからなる半導体層と、
前記半導体層を、その表面から掘り下げて形成されたトレンチと、
前記トレンチの内壁面上に形成され、酸化シリコンからなるゲート絶縁膜と、
前記ゲート絶縁膜を介して前記トレンチに埋設され、不純物がドーピングされたポリシリコンからなるゲート電極と、
前記ゲート電極の表面上に配置され、当該表面を被覆する耐酸化性の金属膜とを備える、半導体装置。
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