JP2009070654A - カードリーダ用照明装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 側壁中央部のスロット照明部と側壁周辺部の操作スイッチとを導光体を介して1個の発光素子で照射することにより、内部構造を簡素化し安価に構成できるとともに、省エネルギー・省電力を図ることのできるカードリーダ用照明装置を提供する。
【解決手段】 第一導光部21は、その基端部21aが共用LED11に対向配置されて挿入方向の手前側に延び、その先端部21bがインジケータ3の背面側に対向位置している。第二導光部22は、第一導光部21の中途部21cから分岐し挿入方向と交差する左右方向に延び、左右の末端部22L,22Rが上段左側の履歴スイッチ4及び上段右側の音量増加スイッチ5の背面側にそれぞれ対向位置している。
【選択図】 図2
【解決手段】 第一導光部21は、その基端部21aが共用LED11に対向配置されて挿入方向の手前側に延び、その先端部21bがインジケータ3の背面側に対向位置している。第二導光部22は、第一導光部21の中途部21cから分岐し挿入方向と交差する左右方向に延び、左右の末端部22L,22Rが上段左側の履歴スイッチ4及び上段右側の音量増加スイッチ5の背面側にそれぞれ対向位置している。
【選択図】 図2
Description
本発明は、ETC車載器等のカードリーダに用いられる照明装置に関する。
近年、ETC(Electronic Toll Collection:自動料金収受システム)や電子引き落としシステムのような高度キャッシュレスシステムが急速に普及している。これらのシステムでは、主としてICカードを媒介としてETC車載器、店頭精算器(店頭決済器)等のカードリーダ(カードリーダアンドライタともいう)によってデータ(取引情報)の記憶(入力)・読出(出力)が行われる。また、これらのカードリーダでは、例えば音声合成による音声応答・音声案内のような付加機能を有し、ICカードにおけるデータの記憶・読出の際の作動表示(LED表示)以外にも音量調節等の操作スイッチが設けられている。
一方、従来より映像機器、音響機器等の電子機器において、輝度ムラを抑えながら発光させるために、筐体(ケース体)の一側面(側壁)に設けられる2つの自照面(作動表示面)を1個の発光素子(LED)で照光させることが提案されている(特許文献1参照)。
特許文献1に示す電子機器の照明装置には発光素子が用いられ、従来のハロゲンランプ等を自照面毎に用いる場合に比べればはるかに電力消費量は小さくなる。しかし、上記した通り、昨今の電子機器やカードリーダでは、例えば音声合成による音声応答・音声案内のような付加機能を有し、記憶・読出の際の作動表示以外にも音量調節等の操作スイッチが設けられているので、これらの操作スイッチの操作表示をも行う必要があり、それに伴って内部構造が複雑化するおそれがある。その際、車載用のカードリーダとして用いる場合には、最近の高機能化・高性能化に伴って車両全体の電力消費量は増加傾向にあり、内部構造の簡素化とともに、一層の省エネルギー・省電力が求められている。また、店頭載置用のカードリーダとして用いる場合にも同様に、内部構造の簡素化とともに、昨今の地球環境保護の観点から更なる省エネルギー・省電力が求められている。
本発明の課題は、側壁中央部のスロット照明部と側壁周辺部の操作スイッチとを導光体を介して1個の発光素子で照射することにより、内部構造を簡素化し安価に構成できるとともに、省エネルギー・省電力を図ることのできるカードリーダ用照明装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のカードリーダ用照明装置は、
操作者側の側壁の中央部に形成され、情報の記憶・読出が可能なカードをその側壁に対して直交する方向に挿入するために開口するカードスロットと、その側壁の周辺部に配置され、前記カードにおける情報の記憶・読出に関連して人為的に操作するための操作スイッチと、前記カードスロットの近傍に配置され、そのカードスロットを照明するスロット照明部とを有する箱状のケース体と、
そのケース体の内部に配置され、前記カードの挿入方向の奥側から手前側に向かう光を発することにより前記スロット照明部を内側から照射する発光素子と、
その発光素子と前記操作スイッチとの間に配置され、前記発光素子で発した光を基端部にて導入し前記挿入方向と交差する方向に伝搬して、末端部にて前記操作スイッチを内側から照射する導光体とを備え、
前記発光素子で発した光は、前記カードの挿入方向に沿って伝搬して前記スロット照明部を照射するとともに、前記導光体を介して前記挿入方向と交差する方向に伝搬して前記操作スイッチを照射することを特徴とする。
操作者側の側壁の中央部に形成され、情報の記憶・読出が可能なカードをその側壁に対して直交する方向に挿入するために開口するカードスロットと、その側壁の周辺部に配置され、前記カードにおける情報の記憶・読出に関連して人為的に操作するための操作スイッチと、前記カードスロットの近傍に配置され、そのカードスロットを照明するスロット照明部とを有する箱状のケース体と、
そのケース体の内部に配置され、前記カードの挿入方向の奥側から手前側に向かう光を発することにより前記スロット照明部を内側から照射する発光素子と、
その発光素子と前記操作スイッチとの間に配置され、前記発光素子で発した光を基端部にて導入し前記挿入方向と交差する方向に伝搬して、末端部にて前記操作スイッチを内側から照射する導光体とを備え、
前記発光素子で発した光は、前記カードの挿入方向に沿って伝搬して前記スロット照明部を照射するとともに、前記導光体を介して前記挿入方向と交差する方向に伝搬して前記操作スイッチを照射することを特徴とする。
このように、側壁中央部のスロット照明部(例えばインジケータ)と側壁周辺部の操作スイッチ(例えば操作表示部)とを導光体を介して1個の発光素子(LED)で照射することにより、カードリーダ(例えばETC車載器)の内部構造を簡素化し安価に構成できるとともに、省エネルギー・省電力を図ることができる。なお、「カードリーダ」にはETC車載器の他に店頭精算器等も含まれる。また、「カード」にはICカードの他に磁気カード等も含まれる。
このとき導光体は、基端部がケース体の内部に位置する発光素子に対向配置されて挿入方向の手前側に延び、その先端部が側壁の中央部に配置されたスロット照明部に対向位置する第一導光部を構成する一方、その第一導光部の中途部から分岐し挿入方向と交差する左右方向に延び、末端部が側壁の周辺部に配置された左右の操作スイッチにそれぞれ対向位置する第二導光部を構成し、
発光素子で発した光は、第一導光部を基端部から先端部へ挿入方向に沿って伝搬してスロット照明部を照射するとともに、第二導光部を中途部から末端部へ挿入方向と交差する方向に伝搬して操作スイッチを各々照射することが望ましい。
発光素子で発した光は、第一導光部を基端部から先端部へ挿入方向に沿って伝搬してスロット照明部を照射するとともに、第二導光部を中途部から末端部へ挿入方向と交差する方向に伝搬して操作スイッチを各々照射することが望ましい。
これによって、発光素子で発した光が第一導光部の基端部から先端部へ伝搬することによって、カードスロットの近傍に配置されたスロット照明部でカードスロットを照明する。一方、第一導光部の中途部から分岐した一部の光が第二導光部の末端部へ伝搬することによって、側壁の周辺部に配置された左右の操作スイッチを内側から照らし出す。このように、導光体が第一導光部と第二導光部とを有することによって、側壁中央部のスロット照明部と側壁周辺部の操作スイッチ(操作表示部)とを少ない光量で内側から照明することができる。したがって、導光体を簡素に構成できるとともに一層の省エネルギー・省電力を図ることができる。
具体的には、発光素子は、ケース体の内部に水平状に配置された配線基板の主表面上に、その主表面に対して直交状をなす上下方向の光軸を有する形で実装されるとともに、
第一導光部は、発光素子で発した光が基端部に導入され光軸に沿って伝搬した後、途中に形成された反射面で反射され又は屈折面で屈折されて向きを変え、挿入方向の手前側に伝搬するに伴い、その伝搬方向に延びて先端部がスロット照明部に到達し、
第二導光部は、発光素子で発した光の一部が第一導光部の中途部において反射面又は屈折面に沿って左右方向に拡散するに伴い、その拡散方向に延びて末端部が左右の操作スイッチにそれぞれ到達することができる。
第一導光部は、発光素子で発した光が基端部に導入され光軸に沿って伝搬した後、途中に形成された反射面で反射され又は屈折面で屈折されて向きを変え、挿入方向の手前側に伝搬するに伴い、その伝搬方向に延びて先端部がスロット照明部に到達し、
第二導光部は、発光素子で発した光の一部が第一導光部の中途部において反射面又は屈折面に沿って左右方向に拡散するに伴い、その拡散方向に延びて末端部が左右の操作スイッチにそれぞれ到達することができる。
したがって、実装面に直交状をなす光軸を有する発光素子(いわゆるトップビュータイプ)から発する光は、第一導光部の反射面で反射し(又は屈折面で屈折し)て先端部に到達し、スロット照明部を内側から照らし出す。また、トップビュータイプの発光素子から発する光は、反射面での反射(又は屈折面での屈折)後にその反射面(又は屈折面)に沿って拡散する性質を有するため、光の一部はその拡散方向に延びる第二導光部を伝搬して末端部に到達し、操作スイッチ(操作表示部)を内側から照らし出す。このように、トップビュータイプの発光素子と反射面(又は屈折面)とを用いることによって、導光体(の第一導光部と第二導光部と)を簡素かつ安価に構成し、省エネルギー・省電力を図ることができる。
このとき、第二導光部は、丸棒状で中途部から末端部へ向かって連続的又は断続的に縮径(すなわち断面積減少)するように形成することができる。これによって、第二導光部の出口側(末端部側)で光束が収束することになり、少ない光量で操作スイッチを明るく光らせることができるから、更なる省エネルギー・省電力を図ることができる。なお、「配線基板の主表面」というとき、板状の配線基板の表面及び裏面のうちの少なくとも一方を指す。また、第一導光部の反射面(又は屈折面)にシボ加工やダイヤモンドカットを施すと、第二導光部への入射光(導入光)の輝度のばらつきを抑制することができる。
また、第二導光部の末端部には、その第二導光部を拡散方向に伝搬してきた光を操作スイッチに向かうように方向転換させるための副反射面又は副屈折面を形成することができる。したがって、第二導光部を拡散方向に伝搬してきた光は、末端部の副反射面で反射し(又は副屈折面で屈折し)て方向転換し、操作スイッチ(操作表示部)を内側から照らし出す。このように、第二導光部に副反射面(又は屈折面)を形成することによって、発光素子から操作スイッチに至る伝搬経路を簡素かつ安価に構成し、省エネルギー・省電力を図ることができる。この場合にも、第二導光部の副反射面(又は副屈折面)にシボ加工やダイヤモンドカットを施すと、操作スイッチへの出射光(導出光)の輝度のばらつきを抑制することができる。
さらに、操作スイッチは、ケース体の操作者側の側壁の一部を構成するとともに、導光体の末端部に臨む形態で、側壁と平行状に配置された回動軸線周りに回動変位することができる。これによって、回動式の操作スイッチを導光体(第二導光部)の末端部に接近させて配置することができるので、操作スイッチ(の表示内容)を明るく照らし出すことができる。
例えば、導光体の末端部は操作スイッチと一体的に形成され、操作スイッチがその操作内容を表わすための操作表示部を操作者側に有する形態で回動軸線周りに回動変位する際に、導光体は回動軸線周りでの捩れを発生して弾性変形することができる。この場合、操作スイッチを導光体の末端部と一体化することによって、発光素子から操作スイッチに至る伝搬経路をさらに簡素かつ安価に構成し、省エネルギー・省電力を図ることができる。また、操作内容を表わすための操作表示部が操作スイッチの操作者側(手前側)に形成されているので、操作表示部の表示内容を直接視認でき、操作内容を看取しやすい。
あるいは、導光体は、その全体が操作スイッチと別体に形成されてケース体の内部に固定配置されるとともに、末端部の操作者側にその操作スイッチの操作内容を表わすための操作表示部が形成される一方、
操作スイッチの操作表示部に対応する部位には、その操作スイッチを挿入方向に貫通する窓孔が形成され、
導光体の末端部に形成された操作表示部の表示内容が操作スイッチの窓孔を介して視認可能となすことができる。
操作スイッチの操作表示部に対応する部位には、その操作スイッチを挿入方向に貫通する窓孔が形成され、
導光体の末端部に形成された操作表示部の表示内容が操作スイッチの窓孔を介して視認可能となすことができる。
このように、導光体と操作スイッチとを切り離すことによって、導光体には捩れ等が発生しにくいので、導光体に高価な材質を用いなくても耐久性を向上させることができる。
一例として、導光体の末端部は操作スイッチの窓孔に突入配置され、操作表示部の表示内容がケース体の側壁の外側にて視認可能となすことができる。この場合、導光体の末端部に形成された操作表示部の表示内容をケース体の外側にて直接視認できるので、操作内容を看取しやすい。
あるいは他の例として、導光体の末端部は操作スイッチよりもケース体の内側に配置され、操作表示部の表示内容が操作スイッチの窓孔を介して視認可能となすことができる。この場合、導光体の末端部に形成された操作表示部は、操作スイッチの内側に位置するためケース体から外部に突出せず、破損等を防止できる。
(実施例1)
以下、本発明の実施の形態につき図面に示す実施例を参照して説明する。図1は本発明に係るカードリーダの一例としてのETC車載器の外観を示す斜視説明図、図2はその一部破断平面図、図3はその正面図である。図1及び図3に示すETC車載器100(カードリーダ)のケース体1は直方体の箱状を呈し、操作者側の側壁1aの中央部に形成されたカードスロット2(カード挿入口)と、カードスロット2の近傍(例えば真上)に配置されたインジケータ3(スロット照明部)と、側壁1aの周辺部に配置された複数(例えば4個)の操作スイッチ4〜7とを有する。
以下、本発明の実施の形態につき図面に示す実施例を参照して説明する。図1は本発明に係るカードリーダの一例としてのETC車載器の外観を示す斜視説明図、図2はその一部破断平面図、図3はその正面図である。図1及び図3に示すETC車載器100(カードリーダ)のケース体1は直方体の箱状を呈し、操作者側の側壁1aの中央部に形成されたカードスロット2(カード挿入口)と、カードスロット2の近傍(例えば真上)に配置されたインジケータ3(スロット照明部)と、側壁1aの周辺部に配置された複数(例えば4個)の操作スイッチ4〜7とを有する。
カードスロット2は、情報の記憶・読出が可能なETCカードC(ICカード)を側壁1aに直交する方向に挿入するために、厚さ方向に貫通して開口している。インジケータ3は、例えばポリカーボネート樹脂(PC)等の透明又は半透明の高分子材料で構成されて透光性を有し、後述する共用LED11(発光素子)からの光によりカードスロット2を照明する。
操作スイッチ4〜7は、例えばポリカーボネート樹脂(PC)等の透明又は半透明の高分子材料で構成されて透光性を有し、ETCカードCに情報(主として料金データ)を記憶し、ETCカードCから情報を読み出す際に人為的に操作される。具体的には、上段左側の履歴スイッチ4は、ETCカードCに記憶された料金納付データを読み出すときに押される。上段右側の音量増加スイッチ5は、例えばETCカードCにおける情報の記憶・読出が実行される場合に、音声応答・音声案内を行う合成音声の音量を大きくするときに押される。下段左側のカードイジェクトスイッチ6は、ETCカードCをカードスロット2から取り出すときに押される。下段右側の音量減少スイッチ7は、上記合成音声の音量を小さくするときに押される。
図2に示すように、ケース体1の内部には、ETCカードC(図3参照)の挿入方向の奥側から手前側に向かう光を発することにより、インジケータ3を内側から照射する共用LED11(発光素子)と、共用LED11と上段の各操作スイッチ4,5との間に配置されて、上段の各操作スイッチ4,5をそれぞれ内側から照射する導光体20とが備えられている。この導光体20は、例えばポリカーボネート樹脂(PC)等の透明又は半透明の高分子材料で構成されて透光性を有し、インジケータ3を内側から照射する第一導光部21と、操作スイッチ4,5をそれぞれ内側から照射する第二導光部22とを有する。
具体的には、第一導光部21は、その基端部21aが共用LED11に対向配置されて挿入方向の手前側に延び、その先端部21bがインジケータ3の背面側に対向位置している(図4参照)。他方、第二導光部22は、第一導光部21の中途部21cから分岐し挿入方向と交差する左右方向(例えば交差角60°〜80°の方向)に延び、左右の末端部22L,22Rが上段左側の履歴スイッチ4及び上段右側の音量増加スイッチ5の背面側にそれぞれ対向位置している。これによって、共用LED11で発した光は、第一導光部21を基端部21aから先端部21bへ挿入方向に沿って伝搬してインジケータ3を照射する。また、共用LED11で発した光の一部は、第二導光部22を第一導光部21の中途部21cから末端部22L,22Rへ挿入方向と交差する方向に伝搬して履歴スイッチ4と音量増加スイッチ5とを各々照射する。このように、導光体20が第一導光部21と第二導光部22とを有することによって、インジケータ3と操作スイッチ4,5とを少ない光量で内側から照明することができる。したがって、導光体20を簡素に構成できるとともに省エネルギー・省電力を図ることができる。
ケース体1の内部構造について、さらに具体的に説明する。図4は図3のA−A断面図、図5は図3のB−B断面図、図6は図2のD部拡大説明図を示す。図4に示すように、共用LED11は、ケース体1の内部に水平状に配置された配線基板10の上面10a(表面;主表面)上に、その上面10aに対して直交状をなす上下方向の光軸Yを有するトップビュータイプで実装されている。第一導光部21は、共用LED11で発した光が基端部21aに導入され光軸Yに沿って伝搬した後、途中に形成された反射面21dで反射されて向きを変え、挿入方向の手前側に伝搬するに伴い、その伝搬方向に延びて先端部21bがインジケータ3に到達して一体化されている。第二導光部22は、共用LED11で発した光の一部が第一導光部21の中途部21cにおいて反射面21dに沿って左右方向に拡散するに伴い、その拡散方向に延びて末端部22L,22Rが左右の操作スイッチ4,5にそれぞれ到達して一体化されている(図2参照)。
このように、トップビュータイプの共用LED11から発する光は、第一導光部21の反射面21dで反射して先端部21bに到達し、インジケータ3を内側から照らし出す。また、トップビュータイプの共用LED11から発する光は、反射面21dでの反射後にその反射面21dに沿って拡散する性質を有するため、光の一部はその拡散方向に延びる第二導光部22を伝搬して末端部22L,22Rに到達し、操作スイッチ4,5を内側から照らし出す(図2参照)。したがって、トップビュータイプの共用LED11と反射面21dとを用いることによって、導光体20(第一導光部21及び第二導光部22)を簡素かつ安価に構成し、省エネルギー・省電力を図ることができる。
なお、図2に示す第二導光部22は、丸棒状で中途部21cから末端部22L,22Rへ向かって連続的に縮径(すなわち断面積減少)するように形成されている。これによって、第二導光部22の出口側(末端部22L,22R側)で光束が収束することになり、少ない光量で操作スイッチ4,5を明るく光らせることができるから、更なる省エネルギー・省電力を図ることができる。また、第一導光部21の反射面21d(図4参照)にシボ加工やダイヤモンドカットを施すと、第二導光部22への入射光(導入光)の輝度のばらつきを抑制することができる。
図6に示すように、第二導光部22の末端部22L,22Rには、その第二導光部22を拡散方向に伝搬してきた光を操作スイッチ4,5に向かうように方向転換させるための副反射面22dが形成されている。したがって、第二導光部22を拡散方向に伝搬してきた光は、末端部22L,22Rの副反射面22dで反射して方向転換し、操作スイッチ4,5を内側から照らし出す。このように、第二導光部22に副反射面22dを形成することによって、共用LED11から操作スイッチ4,5に至る伝搬経路を簡素かつ安価に構成し、省エネルギー・省電力を図ることができる。この場合にも、第二導光部22の副反射面22dにシボ加工やダイヤモンドカットを施すと、操作スイッチ4,5への出射光(導出光)の輝度のばらつきを抑制することができる。
なお、図5に示すように、下段左側のカードイジェクトスイッチ6及び下段右側の音量減少スイッチ7には、配線基板10の下面10b(裏面;主表面)に実装され、光軸を下面10bと平行状に配置されるサイドビュータイプの単独LED12,13(発光素子)が、対応するスイッチ6,7の内側(背面側)に対向位置している。
図2及び図6に戻り、操作スイッチ4,5は、ケース体1の操作者側の側壁1aの一部を構成するとともに、導光体20の末端部22L,22Rに臨む形態で、側壁1aと平行状に配置された回動軸線O(回動軸1b)周りに回動変位する。これによって、回動式の操作スイッチ4,5を導光体20(第二導光部22)の末端部22L,22Rに接近させて配置することができるので、操作スイッチ4,5の表示内容を明るく照らし出すことができる。
具体的には、図5に示すように、導光体20の末端部22L,22Rは操作スイッチ4,5と一体的に形成されている。したがって、操作スイッチ4,5がその操作内容を表わすための操作表示部4a,5aを操作者側に有する形態で回動軸線O周りに回動変位する際に、導光体20は回動軸線O周りでの捩れを発生して弾性変形することができる。この場合、操作スイッチ4,5を導光体20の末端部22L,22Rと一体化することによって、共用LED11から操作スイッチ4,5に至る伝搬経路をさらに簡素かつ安価に構成し、省エネルギー・省電力を図ることができる。また、操作内容を表わすための操作表示部4a,5aが操作スイッチ4,5の操作者側(手前側)に形成されているので、操作表示部4a,5aの表示内容を直接視認でき、操作内容を看取しやすい。
(実施例2)
図7は、図5に代わって導光体の他の実施例を示す断面図である。図7に示すETC車載器200(カードリーダ)では、導光体120は、その全体が操作スイッチ4,5と別体に形成されてケース体1の内部に固定配置されている。末端部122L,122Rの操作者側に、その操作スイッチ4,5の操作内容を表わすための操作表示部122La,122Raが形成されている。操作スイッチ4,5の操作表示部122La,122Raに対応する部位には、その操作スイッチ4,5を挿入方向に貫通する窓孔4b,5bが形成されている。導光体120の末端部122L,122Rに形成された操作表示部122La,122Raの表示内容が操作スイッチ4,5の窓孔4b,5bを介して視認可能である。
図7は、図5に代わって導光体の他の実施例を示す断面図である。図7に示すETC車載器200(カードリーダ)では、導光体120は、その全体が操作スイッチ4,5と別体に形成されてケース体1の内部に固定配置されている。末端部122L,122Rの操作者側に、その操作スイッチ4,5の操作内容を表わすための操作表示部122La,122Raが形成されている。操作スイッチ4,5の操作表示部122La,122Raに対応する部位には、その操作スイッチ4,5を挿入方向に貫通する窓孔4b,5bが形成されている。導光体120の末端部122L,122Rに形成された操作表示部122La,122Raの表示内容が操作スイッチ4,5の窓孔4b,5bを介して視認可能である。
具体的には、導光体120の末端部122L,122Rは操作スイッチ4,5の窓孔4b,5bに突入配置され、操作表示部122La,122Raの表示内容がケース体1の側壁1aの外側にて視認可能となる。
このように、導光体120と操作スイッチ4,5とを切り離すことによって、導光体120には捩れ等が発生しにくいので、導光体120に高価な材質を用いなくても耐久性を向上させることができる。また、導光体120の末端部122L,122Rに形成された操作表示部122La,122Raの表示内容をケース体1の外側にて直接視認できるので、操作内容を看取しやすい。
(実施例3)
図8は、図7に代わって導光体のさらに他の実施例を示す断面図である。図8に示すETC車載器300(カードリーダ)では、導光体220の末端部222L,222Rは操作スイッチ4,5よりもケース体1の内側に配置され、操作表示部222La,222Raの表示内容が操作スイッチ4,5の窓孔4b,5bを介して視認可能となる。この場合、導光体220の末端部222L,222Rに形成された操作表示部222La,222Raは、操作スイッチ4,5の内側に位置するためケース体1から外部に突出せず、破損等を防止できる。
図8は、図7に代わって導光体のさらに他の実施例を示す断面図である。図8に示すETC車載器300(カードリーダ)では、導光体220の末端部222L,222Rは操作スイッチ4,5よりもケース体1の内側に配置され、操作表示部222La,222Raの表示内容が操作スイッチ4,5の窓孔4b,5bを介して視認可能となる。この場合、導光体220の末端部222L,222Rに形成された操作表示部222La,222Raは、操作スイッチ4,5の内側に位置するためケース体1から外部に突出せず、破損等を防止できる。
なお、図7(実施例2)及び図8(実施例3)において図5(実施例1)と共通する機能を有する部分には同一符号を付して説明を省略した。また、以上の実施例では、上段左側の履歴スイッチ4及び上段右側の音量増加スイッチ5を照射するための伝搬経路にトップビュータイプの共用LED11を臨ませる場合についてのみ説明したが、下段左側のカードイジェクトスイッチ6及び下段右側の音量減少スイッチ7を照射するための伝搬経路に、配線基板10の下面10bに実装されたトップビュータイプの共用LEDを臨ませてもよい。さらに、これらの実施例では、カードリーダとしてETC車載器についてのみ説明したが、店頭精算器(店頭決済器)等に適用してもよい。
1 ケース体
1a 側壁
2 カードスロット(カード挿入口)
3 インジケータ(スロット照明部)
4 履歴スイッチ(操作スイッチ)
4a 操作表示部
4b 窓孔
5 音量増加スイッチ(操作スイッチ)
5a 操作表示部
5b 窓孔
6 カードイジェクトスイッチ(操作スイッチ)
7 音量減少スイッチ(操作スイッチ)
10 配線基板
10a 上面(表面;主表面)
10b 下面(裏面;主表面)
11 共用LED(発光素子)
12,13 単独LED(発光素子)
20 導光体
21 第一導光部
21a 基端部
21b 先端部
21c 中途部
21d 反射面
22 第二導光部
22L,22R 末端部
22d 副反射面
100 ETC車載器(カードリーダ)
C ETCカード(ICカード)
O 回動軸線
Y 光軸
1a 側壁
2 カードスロット(カード挿入口)
3 インジケータ(スロット照明部)
4 履歴スイッチ(操作スイッチ)
4a 操作表示部
4b 窓孔
5 音量増加スイッチ(操作スイッチ)
5a 操作表示部
5b 窓孔
6 カードイジェクトスイッチ(操作スイッチ)
7 音量減少スイッチ(操作スイッチ)
10 配線基板
10a 上面(表面;主表面)
10b 下面(裏面;主表面)
11 共用LED(発光素子)
12,13 単独LED(発光素子)
20 導光体
21 第一導光部
21a 基端部
21b 先端部
21c 中途部
21d 反射面
22 第二導光部
22L,22R 末端部
22d 副反射面
100 ETC車載器(カードリーダ)
C ETCカード(ICカード)
O 回動軸線
Y 光軸
Claims (9)
- 操作者側の側壁の中央部に形成され、情報の記憶・読出が可能なカードをその側壁に対して直交する方向に挿入するために開口するカードスロットと、その側壁の周辺部に配置され、前記カードにおける情報の記憶・読出に関連して人為的に操作するための操作スイッチと、前記カードスロットの近傍に配置され、そのカードスロットを照明するスロット照明部とを有する箱状のケース体と、
そのケース体の内部に配置され、前記カードの挿入方向の奥側から手前側に向かう光を発することにより前記スロット照明部を内側から照射する発光素子と、
その発光素子と前記操作スイッチとの間に配置され、前記発光素子で発した光を基端部にて導入し前記挿入方向と交差する方向に伝搬して、末端部にて前記操作スイッチを内側から照射する導光体とを備え、
前記発光素子で発した光は、前記カードの挿入方向に沿って伝搬して前記スロット照明部を照射するとともに、前記導光体を介して前記挿入方向と交差する方向に伝搬して前記操作スイッチを照射することを特徴とするカードリーダ用照明装置。 - 前記導光体は、前記基端部が前記ケース体の内部に位置する発光素子に対向配置されて前記挿入方向の手前側に延び、その先端部が前記側壁の中央部に配置されたスロット照明部に対向位置する第一導光部を構成する一方、その第一導光部の中途部から分岐し前記挿入方向と交差する左右方向に延び、前記末端部が前記側壁の周辺部に配置された左右の操作スイッチにそれぞれ対向位置する第二導光部を構成し、
前記発光素子で発した光は、前記第一導光部を前記基端部から先端部へ前記挿入方向に沿って伝搬して前記スロット照明部を照射するとともに、前記第二導光部を前記中途部から末端部へ前記挿入方向と交差する方向に伝搬して前記操作スイッチを各々照射する請求項1に記載のカードリーダ用照明装置。 - 前記発光素子は、前記ケース体の内部に水平状に配置された配線基板の主表面上に、その主表面に対して直交状をなす上下方向の光軸を有する形で実装されるとともに、
前記第一導光部は、前記発光素子で発した光が前記基端部に導入され前記光軸に沿って伝搬した後、途中に形成された反射面で反射され又は屈折面で屈折されて向きを変え、前記挿入方向の手前側に伝搬するに伴い、その伝搬方向に延びて先端部が前記スロット照明部に到達し、
前記第二導光部は、前記発光素子で発した光の一部が前記第一導光部の中途部において前記反射面又は屈折面に沿って左右方向に拡散するに伴い、その拡散方向に延びて前記末端部が前記左右の操作スイッチにそれぞれ到達する請求項2に記載のカードリーダ用照明装置。 - 前記第二導光部の末端部には、その第二導光部を前記拡散方向に伝搬してきた光を前記操作スイッチに向かうように方向転換させるための副反射面又は副屈折面が形成されている請求項3に記載のカードリーダ用照明装置。
- 前記操作スイッチは、前記ケース体の操作者側の側壁の一部を構成するとともに、前記導光体の末端部に臨む形態で、前記側壁と平行状に配置された回動軸線周りに回動変位する請求項1ないし4のいずれか1項に記載のカードリーダ用照明装置。
- 前記導光体の末端部は前記操作スイッチと一体的に形成され、前記操作スイッチがその操作内容を表わすための操作表示部を操作者側に有する形態で前記回動軸線周りに回動変位する際に、前記導光体は前記回動軸線周りでの捩れを発生して弾性変形する請求項5に記載のカードリーダ用照明装置。
- 前記導光体は、その全体が前記操作スイッチと別体に形成されて前記ケース体の内部に固定配置されるとともに、前記末端部の操作者側にその操作スイッチの操作内容を表わすための操作表示部が形成される一方、
前記操作スイッチの前記操作表示部に対応する部位には、その操作スイッチを前記挿入方向に貫通する窓孔が形成され、
前記導光体の末端部に形成された操作表示部の表示内容が前記操作スイッチの窓孔を介して視認可能である請求項5に記載のカードリーダ用照明装置。 - 前記導光体の末端部は前記操作スイッチの窓孔に突入配置され、前記操作表示部の表示内容が前記ケース体の側壁の外側にて視認可能である請求項7に記載のカードリーダ用照明装置。
- 前記導光体の末端部は前記操作スイッチよりも前記ケース体の内側に配置され、前記操作表示部の表示内容が前記操作スイッチの窓孔を介して視認可能である請求項7に記載のカードリーダ用照明装置。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20110011935A1 (en) * | 2008-02-29 | 2011-01-20 | Panasonic Corporation | Light guiding device, reader/writer device for noncontact communication medium, and electronic apparatus |
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2007
- 2007-09-12 JP JP2007236756A patent/JP2009070654A/ja active Pending
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