JP2009066718A - 卓上丸鋸盤における回転テーブルの位置決め装置 - Google Patents
卓上丸鋸盤における回転テーブルの位置決め装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009066718A JP2009066718A JP2007239112A JP2007239112A JP2009066718A JP 2009066718 A JP2009066718 A JP 2009066718A JP 2007239112 A JP2007239112 A JP 2007239112A JP 2007239112 A JP2007239112 A JP 2007239112A JP 2009066718 A JP2009066718 A JP 2009066718A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- positioning
- rotary table
- pin
- support member
- base
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23D—PLANING; SLOTTING; SHEARING; BROACHING; SAWING; FILING; SCRAPING; LIKE OPERATIONS FOR WORKING METAL BY REMOVING MATERIAL, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23D47/00—Sawing machines or sawing devices working with circular saw blades, characterised only by constructional features of particular parts
- B23D47/02—Sawing machines or sawing devices working with circular saw blades, characterised only by constructional features of particular parts of frames; of guiding arrangements for work-table or saw-carrier
- B23D47/025—Sawing machines or sawing devices working with circular saw blades, characterised only by constructional features of particular parts of frames; of guiding arrangements for work-table or saw-carrier of tables
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B27—WORKING OR PRESERVING WOOD OR SIMILAR MATERIAL; NAILING OR STAPLING MACHINES IN GENERAL
- B27B—SAWS FOR WOOD OR SIMILAR MATERIAL; COMPONENTS OR ACCESSORIES THEREFOR
- B27B5/00—Sawing machines working with circular or cylindrical saw blades; Components or equipment therefor
- B27B5/29—Details; Component parts; Accessories
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Wood Science & Technology (AREA)
- Forests & Forestry (AREA)
- Sawing (AREA)
Abstract
【解決手段】ベース2の位置決め孔2cに挿入して回転テーブル3の位置決めをするための位置決めピン33を微調整方向に移動可能に支持する支持部材41に基準固定ピン50を設け、この基準固定ピン50を基準固定孔51に挿入して支持部材41を基準位置に戻す構成とする。
【選択図】図7
Description
この斜め切りに対応した卓上丸鋸盤においては、上記回転テーブルを直角切り位置若しくは任意の回転位置に位置決めするための装置を備えており、これについては従来より様々な技術が提供されている。一般に用いられる位置決め装置としては、回転テーブルの側部に、ねじ軸部を介して進退可能に設けた回転操作用の操作ハンドルを軸回りに回転操作してベースの側壁部に突き当てることにより当該回転テーブルの回転位置を固定する第1の位置決め機構と、これとは別にベース側に一定の角度毎に設けた複数の位置決め孔に対して位置決めピンを抜き差し可能に設けた通称ポジティブロック機構と称される第2の位置決め機構を備えたものが知られている。また、これらの二系統の位置決め機構のうち後者の第2の位置決め機構については、さらに各回転位置の微調整を可能とする技術が例えば下記の特許文献1に開示されている。
特許文献1に開示された微調整技術は、ベース側の位置決め孔に抜き差しするストッパ部材の取り付け位置を調整ねじの締め込み量の調整により微調整して、当該回転テーブルの回転方向の角度位置を微調整する構成となっている。
本発明は、回転テーブルを有する卓上丸鋸盤において、回転テーブルの回転位置を位置決めする位置決め装置において、各回転位置の微調整を行う場合の操作性をよくするとともに、微調整後に簡単な操作で一定の基準位置に戻すことができるようにすることを目的とする。
請求項1記載の位置決め装置によれば、位置決め部材を位置決め位置に移動させてベースに係合させることによりベースに対する回転テーブルの回転位置が位置決めされる。逆に、位置決め部材を位置決め解除位置に移動させてベースに対する係合状態を解除すると回転テーブルを回転可能な状態となり、別の回転位置に移動させることができる。
位置決め部材は、回転テーブルに取り付けた支持部材に上記位置決め位置と位置決め解除位置との間を移動可能に支持されている。この支持部材は、回転テーブルの回転方向に位置調整可能に支持されている。従って、支持部材を回転テーブルの回転方向に位置調整することにより、位置決め部材の回転テーブルの回転方向の位置を微調整することができ、ひいては、ベースに対する回転テーブルの回転位置(位置決め位置)を微調整することができる。
支持部材は、基準固定部材を備えている。回転テーブルの各位置決め位置において、この基準固定部材を基準解除位置に移動させると、支持部材は回転テーブルの回転方向の位置について移動可能となり、従って位置決め部材を同方向に位置調整可能な状態となる。回転テーブルに設けた位置決め部材の当該回転テーブルの回転方向の位置を調整することにより、当該回転テーブルのベースに対する相対的な係合位置ひいてはその位置決め位置を微調整することができる。
これに対して、回転テーブルの各位置決め位置において、基準固定部材を基準固定位置に移動させた状態では、支持部材は、回転テーブルの回転方向について当該回転テーブルに固定された状態となり、従って位置決め部材は、同方向の位置について基準位置に固定された状態となる(基準位置戻し機能)。
このように、回転テーブルの各位置決め位置において、基準固定部材を基準解除位置に移動させて支持部材を移動させることにより当該位置決め位置を微調整した後に、当該位置決め位置若しくは別の位置決め位置において、基準固定部材を基準固定位置に移動させると、回転テーブルに対して支持部材が一定の基準位置に戻され、従って位置決め部材が基準位置に戻される。
このことから、基準固定部材を基準解除位置に移動させることにより従来通り回転テーブルの各位置決め位置の微調整を簡単に行うことができるとともに、基準固定部材を基準固定位置に移動させることにより、位置決め部材を簡単に一定の基準位置に戻すことができる。
係る基準位置戻し機能によれば、斜め切りを行う場合に、回転テーブルの位置決め位置を微調整し、その後回転テーブルを直角切り位置に戻す際に、位置決め部材の位置を精確かつ迅速に基準位置(直角切り位置)に戻すことができ、これにより当該卓上丸鋸盤の使い勝手を一層高めることができる。
位置決めピンの微調整後において、支持部材に設けた基準固定部材を基準固定位置に戻すと、支持部材が基準位置に戻され、従って微調整した位置決めピンを基準位置に簡単に戻すことができる。
請求項3記載の位置決め装置によれば、位置決め部材を支持する支持部材に基準固定部材としての基準固定ピンが設けられおり、この基準固定ピンを軸方向に移動させて基準固定位置に移動させると、当該基準固定ピンが回転テーブルに対して係合され、これにより当該支持部材が回転テーブルに対する基準位置に固定されて位置決め部材が基準位置に固定される。基準固定ピンを軸方向に移動させて基準解除位置に移動させると、当該基準固定ピンの回転テーブルに対する係合状態が解除され、これにより支持部材を移動可能な状態となって位置決め部材を基準位置から移動させることができ、ひいては回転テーブルの位置決め位置を微調整することができる。
ベース2は、作業台上や床面上に設置する基台であり、その上面にテーブル回転軸2aが設けられている。このテーブル回転軸2aを介して回転テーブル3が水平方向に回転可能に支持されている。この回転テーブル3上に切断材Wが固定される。切断材Wは、位置決め壁部5により位置決めされた状態で回転テーブル3上に固定される。位置決め壁部5は、ベース2側に取り付けられており、テーブル3の上方をわずかな隙間をおいて跨ぐ状態に設けられている。この位置決め壁部5の切断材当接面5aは、回転テーブル3の回転中心(テーブル回転軸2a)に一致している。
回転テーブル3の後部(使用者から見て手前側)には、一定の幅で放射方向に突き出すテーブル延長部8が当該回転テーブル3の一部として設けられている。このテーブル延長部8の上面から当該テーブル3の回転中心付近に至って刃口板9が取り付けられている。この刃口板9に、鋸刃を通過させる刃口9aが設けられている。このテーブル延長部8の先端部付近に、本実施形態に係る位置決め装置10が設けられている。
回転テーブル3の前端部には、本体支持部6が設けられている。この本体支持部6は、上方へ湾曲状態で延びる支持アーム6bを備えている。この支持アーム6bの先端部に支軸6aを介して切断機本体4が上下に傾動可能に支持されている。この切断機本体4は、電動モータ(図では見えていない)を駆動源として回転する円形の鋸刃7を備えている。鋸刃7の周囲は当該切断機本体4の上下動に連動して開閉するカバー4aに覆われている。
第1位置決め機構20は、テーブル延長部8の先端からさらに後方(使用者側)へ突き出す状態に支持された操作グリップ21をその軸回りに回転させることにより操作される。第2位置決め機構30は同じくテーブル延長部8の先端に設けられた操作レバー31を上下に傾動させることによって操作される。
第1位置決め機構20の操作グリップ21は、回転テーブル3を回転操作する際に使用者が把持するハンドルとしても機能するもので、固定ロッド22の後端部に固定されている。この固定ロッド22は、テーブル延長部8に設けた後ろ壁部8aと前壁部8bを介してその軸回りに回転操作可能に支持されている。固定ロッド22は、後ろ壁部8aに設けた支持孔8dに軸回りに回転可能かつ軸方向に移動可能に挿通されている。固定ロッド22の先端部(図2において左端部)には、ねじ軸部22aが設けられている。このねじ軸部22aは前壁部8bに設けたねじ孔8cにねじ込まれている。このため、操作グリップ21を把持してねじ締め込み方向に回転操作すると、固定ロッド22がその軸回りに回転してねじ軸部22aがねじ孔8cに対してねじ込まれ、これにより当該固定ロッド22がベース2側(前側、図2において左側)へ移動する。固定ロッド22がベース2側へ移動すると、その先端部が後述する保護板23を間に挟み込んだ状態でベース2の側壁部2bに突き当てられる。ねじ軸部22aの締め込み力により固定ロッド22の先端部がベース2の側壁部2bに強い力で突き当てられることによって回転テーブル3がベース2に対して回転不能に固定され、従って当該回転テーブル3の回転位置がロックされる。
ベース2の側壁部2bは、テーブル回転軸2aを中心とする円周に沿って設けられている。この側壁部2bには、第2位置決め機構20で用いられる位置決め孔2c〜2cが周方向に適宜間隔をおいて複数設けられている。
上記保護板23は、側面視L字形に屈曲した鋼板で、前壁部8bの下部に固定ねじ24で当該前壁部8bの前面に沿って上方へ立ち上がる状態に固定されている。この保護板23を間に挟み込んで固定ロッド22がベース2の側壁部2bに突き当てられることにより、当該側壁部2b変形若しくは損傷が防止される。
固定ロッド22は、前壁部8bの後面に沿って支持した支持部材41の挿通孔41aに挿通されている。この支持部材41は、第2位置決め機構30により位置決めされる回転位置の微調整をする機能を有するもので、これについては後述する。
位置決めピン33の長手方向ほぼ中央寄りの位置には、係合ピン34が取り付けられている。この係合ピン34は、当該位置決めピン33を径方向に突き抜けた状態に固定されている。このため、この係合ピン34の両端部34a,34aが当該位置決めピン33から放射方向に突き出す状態に固定されている。この係合ピン34と、後ろ壁部8aとの間に圧縮ばね35が介装されている。この圧縮ばね35によって位置決めピン33が位置決め位置側(図2において左方)へ付勢されている。
また、図5に示すように上記係合ピン34の両端部34a,34aは、操作レバー31の二股部31b,31bにそれぞれ設けた作動傾斜面31aに上記圧縮ばね35の付勢力によってそれぞれ押し付けられている。このため、図6に示すように操作レバー31を下方へ傾動操作すると、両作動傾斜面31a,31aに対する係合ピン34の両端部34a,34aの摺接作用により位置決めピン33が圧縮ばね35に抗して位置決め解除側(図6において右方)へ移動する。これに対して、図2,7に示すように操作レバー31の下方への傾動操作を解除すると、当該操作レバー31は上記摺接作用を経た圧縮ばね35の間接作用により上方へ戻され、これにより位置決めピン33が圧縮ばね35により位置決め位置側(図2において左方)へ移動する。
上記のように設けた第1位置決め機構20と第2位置決め機構30によれば、通常の使用形態として、まず第1位置決め機構20において操作グリップ21の回転操作により固定ロッド22を後退させてその前端部のベース2の側壁部2bに対する突き当て状態を解除し、これにより回転テーブル3をベース2に対して回転可能な状態とし、この状態で第2位置決め機構30の操作レバー31を下方へ傾動操作して位置決めピン33を後退させると、その先端部が位置決め孔2cから抜き出されるため、回転テーブル3を回転可能な状態となる。
操作グリップ21を把持したまま回転テーブル3を希望する回転角度位置に回転させた後、操作レバー31の傾動操作を解除すると、位置決めピン33がベース2の位置決め孔2cに挿入されて回転テーブル3の回転位置が位置決めされる。位置決めピン33が直接位置決め孔2cに挿入されず、隣接する二つの位置決め孔2c,2c間において側壁部2bに突き当てられた場合には、回転テーブル3の回転位置を調整することにより、位置決めピン33を直近の位置決め孔2cに挿入させることができる。位置決めピン33を位置決め孔2cに挿入することにより、回転テーブル3が予め適宜角度間隔で設定した回転位置に位置決めされる(ポジティブロック)。
こうして第2位置決め機構30による位置決め状態で、操作グリップ21を締め付け方向に回転操作して固定ロッド22の先端をベース2の側壁部2bに突き当てた状態とすることにより一定の位置に位置決めされた回転テーブル3の回転位置を強固に固定することができる。
また、位置決めピン33をベース2側の隣接する二つの位置決め孔2c,2c間において側壁部2bに突き当てた状態で操作グリップ21の締め込み操作により固定ロッド22を側壁部2bに突き当てることにより、回転テーブル3を上記予め設定された角度とは異なる任意の角度位置で固定することができる。
前記したように延長部8の前壁部8bには、支持部材41が支持されている。この支持部材41は、上側の挿通孔41aに挿通した固定ロッド22を介して左右方向(図2において紙面に直行する方向)に回動可能に支持されている。本実施形態の場合、固定ロッド22の軸線が特許請求の範囲に記載した回動支点の一実施形態に相当する。すなわち、本実施形態の場合、支持部材41は、固定ロッド22の軸線を回動支点として左右に回動可能に設けられている。
回動支点から一定の間隔をおいて当該支持部材41のほぼ中央に、円形の挿通孔41dが設けられており、この挿通孔41dに位置決めピン33が軸方向に移動可能な状態で挿通されている。このため、図4に示すように支持部材41を固定ロッド22を支点として左右に回動させると、位置決めピン33が固定ロッド22の軸線を中心とする円周に沿った軌跡で平行移動する。前記したテーブル延長部8の支持孔8e,8fは、固定ロッド22の軸線を中心とする円弧に沿った溝孔形状に形成されており、これによって位置決めピン33の径方向の平行移動(正確には、固定ロッド22の軸線を中心とする円弧に沿った平行移動)が許容される。
位置決めピン33を位置決め孔2cに挿入した状態で、支持部材41を左右に回動させて位置決めピン33をその径方向(回転テーブル3の回転方向)に移動させることによって当該位置決めピン33の当該第2位置決め機構30における相対的な支持位置を変化させることができ、これにより回転テーブル3のベース2に対する回転位置を微調整することができる。この微調整位置は、固定ロッド22の締め込みにより固定される。支持部材41自体は、独自の固定手段を備えていないが、固定ロッド22の締め込みにより回転テーブル3がベース2に対して固定されることにより間接的のその微調整位置が固定される。
図4に示すように支持部材41の左右側部には、当該支持部材41を回動操作する際に使用者が指先で操作するためのレバー部41b,41bがそれぞれ側方へ張り出す状態に設けられている。使用者は一方または双方のレバー部41b,41bを指先で摘んでこの支持部材41を左右に回動操作することができ、これにより位置決めピン33の当該第2位置決め機構30における相対的な支持位置を簡単な操作で微調整することができる。
支持部材41の後面(使用者から見て手前側の側面)には、適度な弾性を有する保持板42が当接されている。この保持板42によって支持部材41の前後方向(固定ロッド22の軸方向)の変位(がたつき)が規制されている。この保持板42は、固定ねじ43によってテーブル延長部8の下面側に固定されている。
固定ロッド22の締め込みを解除して第1位置決め機構20による回転テーブル3のベース2に対する固定状態を解除すると、支持部材41を回動可能な状態となる。この状態で、基準固定ピン50が軸方向に前進してその先端部が基準固定孔51に挿入されると、支持部材41が左右へ回動不能となって基準位置に固定される。これに対して図3中二点鎖線で示すように基準固定ピン50が軸方向に後退してその先端部が基準固定孔51から抜き出されると、支持部材41が左右へ回動可能な状態となって前記したように位置決めピン33の位置を微調整可能な状態となる。
基準固定ピン50の後部(使用者から見て手前側)は、支持部材41から後方へ突き出されており、この突き出し部分は当該基準固定ピン50の移動操作をするための切り換えレバー53に係合されている。この切り換えレバー53は、概ね円柱体形状を有するもので、図3に示すようにテーブル延長部8の左右側壁部8g,8h間に掛け渡された状態でその軸方向(図3において上下方向)に移動操作可能に支持されている。
切り換えレバー53の長手方向中央部には、基準固定ピン50を軸方向及び径方向の双方についての移動を許容する溝孔53aが前後方向に貫通した状態で形成されている。図5に示すようにこの溝孔53aは、当該切り換えレバー53の軸方向(操作方向)に一定の範囲で長く形成されている。
図3に示すようにこの溝孔53aの後部(使用者側、図3において右側)に沿って切り換え用の段差部が当該切り換えレバー53の後部側から切り込まれた状態で形成されている。この段差部は、長手方向中央に深く形成されたV字形の前進用段差部53bと、この前進用段差部53bの両側(図3において上下両側)に設けられたより浅い平坦な後退用段差部53c,53cから構成されている。
この段差部53b,53c内に、係合ピン54の両端部が嵌り込んでいる。この係合ピン54は、基準固定ピン50の後端部寄りの位置に径方向に貫通して、その両端部が放射方向上下に突き出された状態に固定されている。この係合ピン54の両端部が前進用段差部53b内に嵌り込むことにより基準固定ピン50が図3において左方へ前進する一方、係合ピン54の両端部が一方の後退用段差部53c内に嵌り込むことにより基準固定ピン50が図3において右方へ後退した位置に保持される。
この係合ピン54と後ろ壁部8aとの間には圧縮ばね55が介装されている。この圧縮ばね55によって、係合ピン54は上記段差部に嵌り込む方向に付勢されている。また、この圧縮ばね55によって当該基準固定ピン50が前進方向であってその先端部を基準固定孔51内に挿入する方向に付勢されている。
この基準位置解除状態では、図示するように位置決めピン33をベース2の位置決め孔2cに挿入した状態で、支持部材41を固定ロッド22を支点にして左右に回動させることにより位置決めピン33の第2位置決め機構30における相対的な支持位置を変化させることができ、これにより回転テーブル3のベース2に対する回転位置を微調整することができる。前記したようにこの微調整位置は、第1位置決め機構20の固定ロッド22を締め込むことにより固定される。また、これにより支持部材41の回動位置が間接的に固定される。
こうして微調整した回転位置は、予め設定された基準位置に簡単に戻すことができる。回転テーブル3の位置決め位置を基準位置に戻すには、固定ロッド22を緩めて第1位置決め機構20による位置決め状態を解除し、その後支持部材41を目測により概ね基準位置に戻した状態で切り換えレバー53の反対側の端部を押し込む方向に移動させる。すると、係合ピン54が切り換え段差部の前進用段差部53b内に嵌り込み、従って基準固定ピン50が圧縮ばね55の付勢力によって前進して基準固定位置に至り、その結果その先端部が基準固定孔51に挿入されて支持部材41が基準位置に戻される(固定される)。図6はこの基準位置固定状態を示している。支持部材41が基準位置に戻されると、位置決めピン33はその径方向の位置について微調整可能な範囲のうち予め設定された基準位置に精確に戻され、従って回転テーブル3のベース2に対する各位置決め位置が一定の基準角度位置に戻される。
また、本実施形態の位置決め装置10によれば、第1位置決め機構20の固定ロッド22を緩めた状態では、第2位置決め機構30によっていずれかの角度位置に位置決めした回転テーブル3の回転位置をさらに微調整することができる(角度位置微調整機能)。この角度位置微調整機能によれば、位置決めピン33を支持する支持部材41を左右に回動させて当該位置決めピン33をその径方向(テーブル回転方向)に移動させることによりなされる。
さらに、本実施形態に係る位置決め装置10は、上記角度位置微調整機能により微調整された位置決めピン33の位置を簡単に基準位置に戻すことができる(基準位置戻し機能)。本実施形態の基準位置戻し機能によれば、切り換えレバー53を移動操作してその前進用段差部53b内に係合ピン54を進入させ、これにより基準固定ピン50の先端部を基準固定孔51内に挿入して支持部材41を一定の基準位置に戻すことにより位置決めピン33をその基準位置に簡単に戻すことができる。
このように、本実施形態の位置決め装置10によれば、いわゆるポジティブロック機構による回転テーブル3の各位置決め位置において、その位置決め位置を微調整可能であるとともに、従来のねじの締め込み量を調整する構成に比してより簡単な操作で一定の基準位置に迅速かつ精確に戻すことができ、これによりこの種の卓上丸鋸盤1の使い勝手を向上させることができる。
また、支持部材41の回動支点をその上部に設定した構成を例示したが、下部側若しくは中央部を回動支点として回動させる構成としてもよい。
さらに、回動させる支持部材を例示したが、テーブル回転方向(左右方向)に沿って平行移動させることにより位置決めピンの位置を微調整する構成としてもよい。
また、基準固定部材としての基準固定ピン50を支持部材41側に設け、これが挿入される基準固定孔51を回転テーブル3の前壁部8bに設けた構成を例示したが、基準固定部材と基準固定孔を逆に配置する構成としてもよい。
また、基準固定部材としてのボールプランジャを前壁部8bに設ける一方、支持部材に基準固定孔を設けて、位置決めピン及び支持部材が基準位置に戻されると、ボールプランジャのボールが基準固定孔に弾性的に嵌り込んで回転テーブルが基準位置に精確かつ簡単に戻される構成としてもよい。
2…ベース、2a…テーブル回転軸、2b…側壁部、2c…位置決め孔
3…回転テーブル
4…切断機本体、4a…カバー
5…位置決め壁部、5a…切断材当接面
6…本体支持部、6a…支軸、6b…支持アーム
7…鋸刃
8…テーブル延長部
8a…後ろ壁部、8b…前壁部、8c…ねじ孔、8d…支持孔、8e,8f…支持孔
8g,8h…左右側壁部
9…刃口板、9a…刃口
10…位置決め装置
20…第1位置決め機構
21…操作グリップ
22…固定ロッド、22a…ねじ軸部
30…第2位置決め機構
31…操作レバー、31a…作動傾斜面
32…支軸
33…位置決めピン(位置決め部材)
34…係合ピン、34a…端部
41…支持部材、41a…挿通孔、41b…レバー部、41c,41d…挿通孔
42…保持板
50…基準固定ピン(基準固定部材)
51…基準固定孔
53…切り換えレバー、53a…溝孔、53b…前進用段差部、53c…後退用段差部
54…係合ピン
Claims (3)
- ベースに対して水平回転可能に設けられた回転テーブルと、該回転テーブルに対して上下動可能に設けられた切断機本体を備えた卓上丸鋸盤における前記回転テーブルの前記ベースに対する回転位置の位置決めをするための装置であって、
前記回転テーブルに、位置決め位置と位置決め解除位置との間を移動可能に設けられ、前記位置決め位置において前記ベースに係合して前記回転テーブルを前記ベースに対して回転方向に位置決めする位置決め部材と、
該位置決め部材を前記位置決め位置と前記位置決め解除位置との間を移動可能に支持し、かつ前記回転テーブルの回転方向に移動して前記位置決め部材の前記回転方向の位置を調整可能に支持する支持部材と、
該支持部材に、基準固定位置と基準解除位置との間を移動可能に設けられ、前記基準解除位置に移動して該支持部材を前記回転テーブルの回転方向に移動可能とする一方、前記基準固定位置に移動して前記支持部材を前記回転テーブルの回転方向に移動不能に固定して前記位置決め部材を基準位置に固定する基準固定部材を備えた位置決め装置。 - 請求項1記載の位置決め装置であって、前記支持部材は前記回転テーブルの側部に回動可能に支持されて、該回動支点に対して一定の間隔をおいて前記位置決め部材としての位置決めピンをその軸方向に移動可能に支持して前記位置決め位置と前記位置決め解除位置との間を移動可能に支持し、前記回転テーブルの回転方向に回動させて前記位置決めピンを前記回転テーブルの回転方向に位置調整可能な構成とした位置決め装置。
- 請求項1または2記載の位置決め装置であって、前記支持部材に前記基準固定部材としての基準固定ピンを備え、該基準固定ピンをその軸方向に移動させて、前記回転テーブルの側部に係合させて前記基準固定位置とする一方、前記回転テーブルの側部から離脱させて前記基準解除位置とする位置決め装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007239112A JP5184017B2 (ja) | 2007-09-14 | 2007-09-14 | 卓上丸鋸盤における回転テーブルの位置決め装置 |
PCT/JP2008/065849 WO2009034888A1 (ja) | 2007-09-14 | 2008-09-03 | 卓上丸鋸盤における回転テーブルの位置決め装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007239112A JP5184017B2 (ja) | 2007-09-14 | 2007-09-14 | 卓上丸鋸盤における回転テーブルの位置決め装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009066718A true JP2009066718A (ja) | 2009-04-02 |
JP5184017B2 JP5184017B2 (ja) | 2013-04-17 |
Family
ID=40451897
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007239112A Expired - Fee Related JP5184017B2 (ja) | 2007-09-14 | 2007-09-14 | 卓上丸鋸盤における回転テーブルの位置決め装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5184017B2 (ja) |
WO (1) | WO2009034888A1 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11285553B2 (en) | 2019-08-06 | 2022-03-29 | Makita Corporation | Miter saw |
US11383311B2 (en) | 2019-08-23 | 2022-07-12 | Makita Corporation | Compound miter saw |
US11633795B2 (en) | 2018-10-30 | 2023-04-25 | Makita Corporation | Tabletop cutting machine |
JP7500883B2 (ja) | 2021-03-27 | 2024-06-17 | 蘇州名科紡織科技有限公司 | 服装加工用の折り返し装置 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58102018U (ja) * | 1981-12-28 | 1983-07-11 | 株式会社日立工機原町 | 切断機における回転テ−ブル角度セツト機構 |
JPH09277118A (ja) * | 1996-04-15 | 1997-10-28 | Makita Corp | 切断機 |
JP2000201901A (ja) * | 1999-01-11 | 2000-07-25 | Foster Electric Co Ltd | 血圧計用ポンプ |
US20040154448A1 (en) * | 2002-04-30 | 2004-08-12 | Credo Technology Corporation | Fine-adjustment mechanism to preset a miter saw for precision miter cuts |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09136215A (ja) * | 1995-11-13 | 1997-05-27 | Makita Corp | 回転テーブルのストッパ装置 |
JP2000210901A (ja) * | 1999-01-27 | 2000-08-02 | Ryobi Ltd | 切断機の回転テ―ブルの位置決め機構 |
JP4138234B2 (ja) * | 2000-12-28 | 2008-08-27 | 株式会社マキタ | 丸鋸盤のテーブルロック装置 |
JP4569204B2 (ja) * | 2004-07-26 | 2010-10-27 | 日立工機株式会社 | 卓上切断機 |
-
2007
- 2007-09-14 JP JP2007239112A patent/JP5184017B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
2008
- 2008-09-03 WO PCT/JP2008/065849 patent/WO2009034888A1/ja active Application Filing
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58102018U (ja) * | 1981-12-28 | 1983-07-11 | 株式会社日立工機原町 | 切断機における回転テ−ブル角度セツト機構 |
JPH09277118A (ja) * | 1996-04-15 | 1997-10-28 | Makita Corp | 切断機 |
JP2000201901A (ja) * | 1999-01-11 | 2000-07-25 | Foster Electric Co Ltd | 血圧計用ポンプ |
US20040154448A1 (en) * | 2002-04-30 | 2004-08-12 | Credo Technology Corporation | Fine-adjustment mechanism to preset a miter saw for precision miter cuts |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11633795B2 (en) | 2018-10-30 | 2023-04-25 | Makita Corporation | Tabletop cutting machine |
US11285553B2 (en) | 2019-08-06 | 2022-03-29 | Makita Corporation | Miter saw |
US11383311B2 (en) | 2019-08-23 | 2022-07-12 | Makita Corporation | Compound miter saw |
JP7500883B2 (ja) | 2021-03-27 | 2024-06-17 | 蘇州名科紡織科技有限公司 | 服装加工用の折り返し装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
WO2009034888A1 (ja) | 2009-03-19 |
JP5184017B2 (ja) | 2013-04-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8495939B2 (en) | Table saws with slidably movable fences | |
US20060042444A1 (en) | Miter saw having two laser oscillators | |
US8359959B2 (en) | Cutting devices | |
JP5103083B2 (ja) | 卓上切断機 | |
US9174288B2 (en) | Slidable miter saw with guiding mechanism | |
JP5384886B2 (ja) | スライドマルノコ | |
JP2006035365A (ja) | 携帯用切断工具 | |
JP5009011B2 (ja) | 切断機 | |
JP5184017B2 (ja) | 卓上丸鋸盤における回転テーブルの位置決め装置 | |
JP5989552B2 (ja) | 卓上切断機 | |
JP4600184B2 (ja) | ガイド及びこれを備えた携帯用切断工具 | |
JP2010005750A (ja) | 卓上切断機 | |
JP5391840B2 (ja) | 卓上切断機 | |
JP2009126059A (ja) | バイス装置及び切断機 | |
JP4209120B2 (ja) | 切断機 | |
JP2009072983A (ja) | 切断機用ガイドフェンス及び切断機 | |
JP2008183784A (ja) | 携帯丸鋸 | |
JP2006001151A (ja) | 携帯用切断工具 | |
JP4528757B2 (ja) | 携帯用電動切断機 | |
JP5344891B2 (ja) | 卓上切断機における切断機本体の傾斜支持機構 | |
JP2009160904A (ja) | 卓上切断機における切断機本体の傾斜位置決め機構 | |
JP2004142105A (ja) | 切断機の傾斜ストッパ装置 | |
JP4138234B2 (ja) | 丸鋸盤のテーブルロック装置 | |
JP4446285B2 (ja) | 携帯用切断機 | |
JP2006044066A (ja) | フリップオーバーソー |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20100318 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120501 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120626 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130104 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130116 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160125 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |