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JP2009060676A - 低電圧での能力を備えた高速出力回路 - Google Patents

低電圧での能力を備えた高速出力回路 Download PDF

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Abstract

【課題】1つの電圧レベル(たとえば、より低い電圧レベル)で入力信号を受入れかつ別の電圧レベル(たとえば、より高い電圧レベル)で出力信号を提供することができ、高い動作スピードを維持する出力回路を提供する。
【解決手段】 性能を犠牲にすることなく、さまざまな入力および出力電圧レベルとの互換性を提供する出力回路。出力端子上のプルアップ(P12)は内部ノード(PD)によってゲートされ、この発明はデータ入力信号をこの内部ノード(PD)に与えるためのさまざまな回路および手段を含む。一実施例は、データ入力経路上にレベルシフタ(100)を含み、レベルシフタをバイパスし出力回路を通る代替の経路も提供する。入力データの値がハイになると、代替の経路は減衰されたハイの値を内部ノードに素早く与える。レベルシフタはアクティブになり、内部ノードの電圧を出力パワーハイレベルに上昇させ、出力プルアップ(P12)が完全にオフされるようにする。
【選択図】図2

Description

発明の分野
この発明は集積回路(IC)内の出力バッファに関する。特に、この発明は、ICのための高速出力バッファに関し、この出力バッファは、低電圧レベルを含め、さまざまな電圧レベルで動作する他の回路とインターフェイスする能力を有する。
発明の背景
集積回路(IC)は、製品の世代ごとに、より高密度かつ高速になっている。ICは、より多くの回路を同じ量のシリコン面積にパックし、より高速で動作するため、電力消費は急速に増加している。電力消費の増加は、いくつかの理由で望ましくない。たとえば、電力消費が多いと、デバイスは電池の電力で作動する用途には適さない。さらに、電力消費が多いと、デバイスは大量の熱を発し、これは消散させるのが難しくかつ費用がかかる。
ICの電力消費を低下させる1つの方法は、動作電圧を減少させることである。したがって、ICの動作電圧は、年とともに確実に低下してきている。かつては、ほとんどすべてのICが5ボルトで動作していたが、現在では3.3ボルトおよび2.5ボルトの動作電圧が一般的であり、1.8ボルトのICも利用可能である。この幅広い動作電圧のため、多くのICは、異なる電圧レベルで動作する他のICとインターフェイスするように設計されている。
今日の高速のICでのもう1つの重要な課題は、異なるIC間でデータを伝えることのできるスピードである。IC上の出力バッファは、入出力(I/O)パッドのキャパシタンスだけでなく、外部バスへのボンディングワイヤのキャパシタンス、バスワイヤ自身および目的地ICの入力バッファも駆動しなければならない。したがって、データを信頼できる形で出力パッドにおいて駆動することのできるスピードは、システム全体の動作スピードを決定する要因であることが多い。
さらに、より低い電圧レベル(たとえば、1.8ボルト)で動作する電子回路は、より高い電圧レベル(たとえば、3.3ボルトまたは5ボルト)で動作する同じ電子回路よりも本質的に低速である。したがって、電力消費を低減するために動作電圧が下げられると、出力バッファのスピードはよりいっそう重要になる。したがって、ICの「コア」(内部)は電力消費を低減するためにより低い電圧レベルで動作し、ICの入出力回路は出力性能を向上するためにより高い電圧レベルで動作する。
米国特許第6,169,421号明細書
したがって、1つの電圧レベル(たとえば、より低い電圧レベル)で入力信号を受入れかつ別の電圧レベル(たとえば、より高い電圧レベル)で出力信号を提供することができ、高い動作スピードを維持する出力回路を提供することが望ましい。さらに、出力回路は、出力回路の動作電圧よりも高い電圧でパッドに到達する入力信号と互換性のあることが望ましい。
発明の概要
この発明は、性能を犠牲にすることなく、さまざまな入力および出力電圧レベルとの互換性を提供する出力回路を提供する。出力端子上のプルアップは内部ノードによってゲートされ、この発明は、データ入力信号をこの内部ノードに素早く与えるためのさまざまな手段を含む。一実施例はデータ入力経路上にレベルシフタを含み、レベルシフタをバイパスし出力回路を通る代替の経路も提供する。たとえば、入力データの値がハイになると、代替の経路は減衰されたハイの値をすばやく内部ノードに与え、レベルシフタはアクティブになり、内部ノードの電圧を出力電力ハイレベルまで「昇圧し」、出力プルアップが完全にオフになるようにする。
この発明の第1の実施例による出力回路はレベルシフタを含み、これは第1のデータ入力信号の電圧レベルを出力回路の電圧ハイレベルに調節し、調節された信号をレベルシフタ出力ノードに提供する。出力回路は出力端子(出力パッドまたは入出力パッドに接続可能)、出力端子上のプルアップおよびプルダウンも含む。出力プルダウンは第2のデータ入力信号によってゲートされ、これは第1のデータ入力信号から分離されてもよいし、それに関連してもよいし、それから導かれてもよいし、またはそれと同じでもよい。一実施例では、第1および第2の入力信号は共通のデータ入力信号から導かれる。
第1の実施例の出力回路は、出力端子上のプルアップをゲートする内部ノードも含む。この出力プルアップのスピードは、通常、出力回路の動作スピードを決定する。したがって、この発明は、出力プルアップを駆動する内部ノードに第1のデータ入力信号をすばやく与えるためのさまざまな手段を含む。
出力回路を通る第1の経路は、レベルシフタをバイパスする非反転回路(一実施例では、インバータおよび2つのNチャネルトランジスタを含む)を通るように第1のデータ入力信号を経路設定し、その信号を内部ノードに与える。第1の経路は高速であるが、内部ノードをずっと引くわけではなく、すなわち、内部ノードは電力ハイ電圧レベルVDDEに一貫して引かれるわけではない。したがって、第2の経路も設けられる。
出力回路を通る第2の経路は、レベルシフタを通ってレベルシフタ出力ノードに至るように第1のデータ入力信号を経路設定する。出力回路は、内部ノード上にプルアップ、たとえば、レベルシフタの出力ノードによってゲートされるNチャネルトランジスタを含む。内部ノードとレベルシフタ出力ノードとの間に、出力端子上の信号によってゲートされるパストランジスタも設けられる。これら2つのデバイスは、内部ノードが一貫して機能するようにし、出力端子上のプルアップを完全にオフする。
この発明の別の実施例は、以下の付加的な回路、つまり、構成可能なスルーレート制御回路、出力回路を通る第2の経路を構成可能に不能化するイネーブル回路、高電圧許容回路、Nウェル制御回路、および接地跳ね返り電流低減回路のうちの1つまたは複数を含む。一実施例では、出力回路はプログラマブル論理装置(PLD)の一部分を形成し、スルーレート構成信号はPLDの構成メモリセルに記憶される。別の実施例では、イネーブル信号は同様に記憶される。
同様の参照番号が同様の要素を示す図面の中で、この発明を限定ではなく、例示によって説明する。
図面の詳細な説明
この発明は、さまざまな電子回路に適用可能であると考えられる。この発明は、コンプレックスプログラマブル論理装置(CPLD)およびフィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)などのプログラマブル論理装置(PLD)を含む集積回路(IC)に特
に適用可能であり、有利であることがわかっている。しかしながら、この発明はそのように限定されない。さらに、以下の説明では、この発明をさらに完全に理解できるように、さまざまな具体的な詳細を説明する。しかしながら、当業者には、この発明はこれらの具体的な詳細なしに実現可能であることが明らかであろう。
図1は、複数の電圧レベルを有する他の回路と互換性のある先行技術の出力回路の概略図である。図1の出力回路は、レベルシフタ100、およびレベルシフタの出力信号PGATEによって駆動されかつ出力端子PADに出力信号を提供する出力ドライバを含む。(この明細書では、端子、信号線およびそれらの対応する信号を示すために同じ参照番号が使用される。)
出力ドライバは、出力端子PADと電力ハイVDDEとの間に結合されたプルアップPUP、および出力端子PADと接地GNDとの間に結合されたプルダウンPDNを含む。プルアップPUPは、NWELL端子を有するPチャネルトランジスタであり、これは通常、電力ハイVDDE、または外部ソースによって出力端子PADに与えられる最も高い値のどちらか高いほうに結合される。プルアップPUPは、レベルシフタからの出力信号PGATEによって駆動されるゲート端子も有する。プルダウンPDNは、通常、レベルシフタへのDATA入力と同じ論理値を有する別の入力信号NDによって駆動されるNチャネルトランジスタであるが、2つの信号DATAおよびNDは異なるタイミング特性を有してもよい。
レベルシフタは当該分野で周知であるため、レベルシフタ100はここでは詳細には説明しない。使用可能な多くのさまざまなレベルシフタがある。チェン(Chen)らは、米国特許第4,978,870号で1つの互換性のあるCMOSレベルシフタを説明している。まとめると、レベルシフタ100は、入力信号DATAを受入れ、これは入力信号DATAの電力ハイレベルがNチャネルトランジスタのしきい値電圧Vtnよりも高い限り、出力回路によって使用される電力ハイVDDEと同じかまたはそれと異なる電圧レベルであってもよい。レベルシフタ100は、入力信号DATAからレベルシフタ出力信号PGATEを提供し、これは電力ハイレベルのVDDEを有する。
したがって、レベルシフタ100は、出力回路の電圧レベルと異なる電圧レベルを有する他の回路とインターフェイスする能力を提供する。したがって、ICのコアは、より低い電圧で動作し(ICの消費電力を低減する)、出力回路は、より高い電圧(VDDE)で動作することができ、システム設計者によって要求される高速の入出力インターフェイスを提供することができる。
なお、レベルシフタは、通常、入力信号NDと出力プルダウンとの間の経路には適用されない。入力信号NDの電力ハイレベルがNチャネルトランジスタのしきい値電圧Vtnよりも高い限り、プルダウンPDNは適切に機能する。よって、レベルシフタはこの経路では必要ではない。
図1の出力回路の欠点は、回路の電圧レベルの柔軟性が出力プルアップ経路のスピードを犠牲にして得られる点である。出力回路は、出力端子PADを電力ハイVDDE電圧レベルにプルアップするときに最も低速である。したがって、出力回路を通るクリティカルパスは、入力ノードDATAからノードPGTEを通ってプルアップPUPに至り、そして出力端子PADに至る回路である。レベルシフタは、必然的にインバータよりも大きな遅延を有する。したがって、図1の出力回路にレベルシフタ100を含めることは、出力回路のスピードに悪影響を及ぼす。
この発明の出力回路は、出力回路を通るクリティカルパスからレベルシフタを取除くことによって、または言い換えると、レベルシフタをバイパスし回路を通る代替の経路を提
供することによって、この限界に対処する。
第1の実施例
図2は、この発明による出力回路の第1の実施例の概略図である。図2の出力回路は、レベルシフタ100、PチャネルトランジスタP2およびP12、NチャネルトランジスタN3、N4、N7ならびにN11、およびインバータINVAを含む。一実施例では、インバータINVAは、出力回路の大半によって使用される電力ハイレベルVDDEではなく、コア電圧VDDCを使用する。
PチャネルトランジスタP12およびNチャネルトランジスタN11は、出力端子PADにプルアップおよびプルダウンをそれぞれ提供する。PチャネルトランジスタP12は、内部ノードPDによってゲートされる。NチャネルトランジスタN11は、入力信号NDによってゲートされ、これは入力信号DATAに関連付けられてもよい。たとえば、入力信号DATAおよびNDは、図3A〜図3Cのいずれかに示されるように関連付けられてもよい。図3Aは、共通ソースの信号DATAINが2つのインバータ301および302を通るように経路設定されて、入力信号DATAおよびNDをそれぞれ生成する一実施例が示される。図3Bは、入力信号DATAがインバータ303および304を通り、2度反転されて入力信号NDを生成する一実施例を示す。図3Cは、入力信号DATAおよびNDが同じ信号である実施例を示す。入力信号DATAおよびNDは、関連付けられなくてもよいし、または別の態様で関連付けられてもよい(図示せず)。
出力回路を通る第1の経路では、図1のように、入力信号DATAはレベルシフタ100を通るが、レベルシフタは内部ノードPDを直接駆動するのではなく、ノードBを駆動する。ノードBはNチャネルトランジスタN4を駆動し、これは内部ノードPDと電力ハイVDDEとの間に結合される。したがって、トランジスタN4はノードPDに対するプルアップとして働き、レベルシフタ出力信号Bがハイのときに電力ハイVDDEの電圧レベルを内部ノードPDに印加するための手段を提供する。PチャネルトランジスタP2は、ノードBと内部ノードPDとの間に、出力端子PADによってゲートされるパストランジスタを提供する。よって、トランジスタP2は、出力端子PADの値がローのときにレベルシフタ出力信号Bを内部ノードPDに印加するための手段を提供する。
出力回路を通る第2の経路では、入力信号DATAはNチャネルトランジスタN3を駆動し、これは内部ノードPDに第2のプルアップを提供する。入力信号DATAも、インバータINVAを通じて、内部ノードPD上のプルダウンであるNチャネルトランジスタN7を駆動する。(図示しない一実施例では、インバータINVAの出力もレベルシフタ100に提供される。)したがって、データ入力端子DATAの値は、レベルシフタ100を通ることなく、内部ノードPDに印加される。
出力回路を通る第2の経路は、入力信号DATAから内部ノードPDへ、そして出力端子PADへの高速な応答時間を提供する。出力回路を通る第1の経路は、内部ノードPDに最大限の電力ハイ電圧レベルVDDEを提供するため、DATA入力信号がハイのときにプルアップP12を完全に遮断する。
PチャネルトランジスタP2およびP12は、ノードNWELLに結びつけられたNウェルを有する。ノードNWELLは、電力ハイVDDE、または異なる電圧レベルに結びつけられてもよい。たとえば、出力端子PADが外部ソースによってVDDEより高い値まで駆動され得る場合、少なくとも出力端子PADの電圧に等しい電圧レベルにノードNWELLを結びつけることが好ましい。これは、たとえば、ノードNWELLの電圧レベルが出力端子PADの電圧よりも低い場合、PチャネルトランジスタP12は、逆方向バイアスダイオードではなく、順方向バイアスダイオードとして機能するために望ましく、
これは望ましい機能性である。
一実施例では、ノードNWELLは、電力ハイVDDEと出力端子PADの電圧との高い方に保持される。1つのそのようなNウェル生成回路を、図4を参照して以下に説明する。
図2の出力回路の挙動を2つの異なる電圧の組合せについて説明する。上述のように、VDDEは、出力回路に対する電力ハイ電圧レベルを示す。「コア」回路、たとえば、出力回路に対するDATAおよびND入力信号を生成する回路に対する電力ハイ電圧レベルは、VDDCと示される。
第1の例では、VDDEおよびVDDCはともに同じであり、たとえば、1.8ボルトである。入力信号DATAがローになると、ノードAの電圧は1.8ボルトに上昇し、NチャネルトランジスタN7はオンする。NチャネルトランジスタN3はオフする。したがって、内部ノードPDはローに引かれ、出力プルアップP12はオンする。入力信号NDは信号DATAに追従し、これもローになり、出力プルダウンN11はオフする。したがって、出力端子PADはハイになる。
一実施例では、NチャネルトランジスタN7は大きなデバイスであるため、内部ノードPDは非常にすばやくプルダウンされる。内部ノードPDは出力端子PADのプルアップのスピードを制御するため、このことは出力端子PADの高速なプルアップスピードにつながる。
入力信号DATAがハイになるとき、ノードAはローになり、NチャネルトランジスタN7はオフする。NチャネルトランジスタN3はオンし、減衰されたハイの信号(1.8ボルトマイナスVtn、Nチャネルしきい値電圧)を内部ノードPDに通す。出力プルアップP12はオフするが、完全にオフしなくてもよい。すなわち、トランジスタP12を通るいくらかの漏れ電流があってもよい。入力信号NDは入力信号DATAに追従してハイになるため、出力プルダウンN11はオンし、出力端子PADはローになる。
一方、入力信号DATAのハイの値はレベルシフタ100を通ってレベルシフタ出力ノードBに通され、これはNチャネルトランジスタN4をオンする。トランジスタN4は、減衰されたハイの信号(1.8ボルト−Vtn)も内部ノードPDに通す。しかしながら、出力端子PADのローの値はPチャネルトランジスタP2をオンし、これは最大限の1.8ボルトをノードBから内部ノードPDに通す。内部ノードPDが最大限の電力ハイの値VDDEに達したため、出力プルアップP12は完全にオフされる。
一実施例では、NチャネルトランジスタN3は大きなデバイスであるため、内部ノードPDは非常にすばやくプルアップされる。内部ノードPDは出力端子PADのプルアップスピードを制御するため、このことは出力プルアップP12を非常にすばやくオフさせる。大きなNチャネルトランジスタN11とともに、このことは出力端子PADの高速なプルダウンスピードにつながる。
第2の例では、VDDCはより低い電圧(たとえば、1.8ボルト)であり、VDDEはより高い電圧(たとえば、2.5ボルト)である。入力信号DATAがローになるとき、出力回路は第1の例で述べたように挙動する。
入力信号DATAがハイになるとき、ノードAはローになり、NチャネルトランジスタN7はオフし、NチャネルトランジスタN3はオンする。NチャネルトランジスタN3は減衰されたハイの信号(VDDC−Vtn、または1.8ボルト−Vtn)を内部ノード
PDに通す。出力プルアップP12はオフするが、完全にオフしなくてもよい。入力信号NDは入力信号DATAに追従してハイになっているため、出力プルダウンN11はオンし、出力端子PADはローになる。
一方、入力信号DATAのハイの値はレベルシフタ100を通ってレベルシフタ出力ノードBに通され、これは電力ハイレベルVDDE、または2.5ボルトまで高くなる。NチャネルトランジスタN4はオンし、減衰されたハイの信号(VDDE−Vtn)を内部ノードPDに通す。したがって、内部ノードPDは(2.5ボルト−Vtn)の電圧レベルである。しかしながら、出力端子PADのローの値はPチャネルトランジスタP2をオンし、これは最大限の2.5ボルトをノードBから内部ノードPDに通す。内部ノードPDが最大限の電力ハイの値VDDEに達したので、出力プルアップP12は完全にオフされる。
第2の実施例
図4は、この発明の出力回路の第2の実施例の概略図である。この実施例は、図2の実施例には提供されない付加的な能力を含む。図2に存在する要素に加えられるのは、レベルシフタ100(図4ではLVLSと示される)、構成可能なスルーレート制御回路CSRC、イネーブル回路ENAB、高電圧許容回路HVT、接地跳ね返り電流低減回路GBCRおよびNウェル制御回路NWCの一実施例の詳細である。図4の回路は、図2の回路に存在しない2つの入力信号、スルーレート制御回路CSRCを制御するスルーレート構成信号であるSLEWRATEB、およびイネーブル回路ENABを制御するイネーブル信号であるTSENBの2つを含む。
図4の出力回路は、NチャネルトランジスタN0〜N12、PチャネルトランジスタP0〜P12、インバータINVA、INV0ならびにINV1、NORゲートNORC、およびレベルシフタLVSならびにLVLSを含む。レベルシフタLVSの一実施例の詳細は図5に示され、以下に説明する。一実施例のNチャネルトランジスタおよびPチャネルトランジスタのデバイスのサイズは表1に示す。同じ実施例のインバータおよびNORゲートのデバイスのサイズは表2に示す。すべてのデバイスのサイズはミクロンで示され、長さ/幅の形式である。
表1では、チャネルの長さが0.34ミクロン以上のデバイスは入出力デバイスであり、より厚い酸化物層および高いしきい値電圧を有する。チャネルの長さが0.22ミクロン以下のデバイスは低電圧デバイスであり、より薄い酸化物および低いしきい値電圧を有する。表2では、デバイスはすべて低電圧デバイスである。
Figure 2009060676
図4の出力回路は、LVLSと示されるレベルシフタ100の一実施例を含み、これはトランジスタP0、P1、N1、N2およびN5を含む。レベルシフタLVLSは、電力ハイ電圧レベルのVDDCを有する入力信号DATAを受入れ、出力信号Bを提供し、これは電力ハイ電圧レベルのVDDEを有する。
PチャネルトランジスタP0およびNチャネルトランジスタN5は、電力ハイVDDEと接地GNDとの間に直列に結合され、各々レベルシフタ出力ノードBによってゲートされる。NチャネルトランジスタN2は、NチャネルトランジスタN5に並列に結合され、入力信号DATAによってゲートされる。PチャネルトランジスタP1およびNチャネルトランジスタN1は、電力ハイVDDEと接地GNDとの間に直列に結合される。PチャネルトランジスタP1は、トランジスタP0とN5との間のノード(ノードF)によってゲートされる。NチャネルトランジスタN1は、入力信号DATAの逆数(ノードA、インバータINVAによって提供される)によってゲートされる。トランジスタP1とN1との間のノードはレベルシフタ出力ノードBである。
NチャネルトランジスタN5は、パワーアップシーケンス中に働き始める。パワーアップ時、VDDC=VDDE=0ボルトである。したがって、入力信号DATAはロー(0ボルト)であり、インバータ(ノードA)の出力もローである(VA=0ボルト)。電力ハイVDDEが0ボルトから上昇すると、ノードBおよびFは、一般にVDDEと調和して、ともに上昇する(VB=VF=VDDE)。(VDDEからこれらのノードの各々へはいくらかの電圧の下降があり得る。)しかしながら、ノードFの電圧がNチャネルしきい値電圧まで上昇すると(VF=Vtn)、NチャネルトランジスタN5はノードFを接地GNDに向かって引き下げ始め、PチャネルトランジスタP1をオンする。このことは
、ノードBをVDDEに引き、それは動作電力ハイの値までVDDEに確実に追従する。したがって、内部ノードPDはVDDEに確実に追従し、パワーアップ後、出力プルアップP12を確実にオフにする。
任意の構成可能なスルーレート制御回路CSRCは、NORゲートNORCおよびNチャネルトランジスタN6を含む。NORゲートNORCは、入力信号DATAおよび新しい入力信号SLEWRATEBによって駆動され、NチャネルトランジスタN6をゲートし、これは内部ノードPDと接地GNDとの間に結合される。一実施例では、NORゲートNORCは、出力回路の大半によって使用される電力ハイレベルVDDEではなく、コア電圧VDDCを使用する。
信号SLEWRATEBはスルーレート構成信号である。一実施例では、出力回路はプログラマブル論理装置(PLD)の一部分を含み、スルーレート構成信号はPLDの構成メモリセルに記憶される。
構成可能なスルーレート制御回路は以下のように機能する。入力信号SLEWRATEBがハイのとき、低速のスルーレートが選択される。NORゲートNORC(ノードC)の出力がローのとき、NチャネルトランジスタN6はオフであり、すなわち、内部ノードPDをプルダウンすることに参加しない。入力信号SLEWRATEBがローのとき、高いスルーレートが選択される。入力信号DATAがローになるとき、ノードCはハイになり、Nチャネルトランジスタは内部ノードPDをプルダウンするのに参加する。
一実施例では(表1を参照)、NチャネルトランジスタN7は比較的小さく(すなわち、低速)、NチャネルトランジスタN6は比較的大きい(すなわち、高速)。したがって、入力信号SLEWRATEBをローの値に設定することによって、内部ノードPDをプルダウンするプロセスが高速化され、したがって、出力端子PADをプルアップするプロセスが高速化される。
任意のイネーブル回路ENABは、レベルシフタLVS、PチャネルトランジスタP11、NチャネルトランジスタN8〜N10およびN12を含む。入力信号TSENBは、出力回路を通る代替の経路に対するイネーブル信号である。イネーブル信号TSENBがハイのとき、代替の経路は不能化される。イネーブル信号TSENBがローのとき、代替の経路は可能化される。
一実施例では、出力回路はプログラマブル論理装置(PLD)の一部分を含み、イネーブル信号TSENBは、PLDの構成メモリセルに記憶される。
イネーブル信号TSENBはレベルシフタLVSを通り、これは2つの出力信号、TSENB1(イネーブル信号TSENBに追従する)および信号TSENB1の逆数、信号TSEN1を提供する。信号TSENB1は、信号TSEN1によってゲートされるNチャネルトランジスタN12を通じて接地までローに引かれる。(図5に関して説明するように、NチャネルトランジスタN12は、レベルシフタLVLSのトランジスタN5に対応するため、レベルシフタLVSの一部とみなすことができる。)
信号TSENB1は、PチャネルトランジスタP11およびNチャネルトランジスタN8で作られるインバータも駆動する。このインバータの出力は、図4にノードEと示される。ノードEは、出力端子PADと第2の内部ノードDとの間に結合されるNチャネルトランジスタN0をゲートする。信号TSENB1は、ノードDと接地GNDとの間のNチャネルトランジスタN9をゲートする。
イネーブル回路ENABは以下のように機能する。イネーブル信号TSENBがローの
とき、信号TSENB1はローであり、信号TSEN1はハイである。NチャネルトランジスタN12はオンである。PチャネルトランジスタP11はオンであり、NチャネルトランジスタN8およびN9はオフである。したがって、ノードEはハイである。トランジスタN0はオンであり、出力端子PADをノードDに結合する。したがって、回路は図2に示される回路と同じように機能する。代替の経路は可能化される。
イネーブル信号TSENBがハイのとき、信号TSENB1はハイであり、信号TSEN1はローである。NチャネルトランジスタN12はオフである。PチャネルトランジスタP11はオフで、NチャネルトランジスタN8およびN9はオンである。したがって、ノードEおよびDはともにローである。ノードDはローであるため、PチャネルトランジスタP2はオンであり、内部ノードPDをレベルシフタ出力ノードBに結合する。トランジスタN0はオフであり、出力端子PADをノードDから切離す。よって、回路は図1に示される先行技術の回路と同じように機能する。代替の経路は不能化される。
イネーブル回路は電子回路設計の分野で周知である。したがって、多くのさまざまな種類のイネーブル回路が知られており、任意でこの発明の出力回路に含めてもよい。
任意の高電圧許容回路HVTは、PチャネルトランジスタP3、P5、およびP6を含む。PチャネルトランジスタP3は、NチャネルトランジスタN0と並列に結合され、電力ハイVDDEによってゲートされる。PチャネルトランジスタP5は、内部ノードPDと電力ハイVDDEとの間に結合され、出力端子PADによってゲートされる。PチャネルチャネルトランジスタP6は、出力端子PADと内部ノードPDとの間に結合され、電力ハイVDDEによってゲートされる。
多くの出力回路でそうであるように、出力端子PADは、入力端子としてシステム内の他のICから信号を受取るように機能することもできる。(入力経路は図2および図4には図示されないが、出力回路設計では周知である。)したがって、出力端子PADは、さまざまな電圧レベルの入力信号を扱うことが望ましい。出力端子PADの電圧(VPAD)は、VDDCまたはVDDEのどちからより高くなってもよい。たとえば、VDDCおよびVDDEがともに1.8ボルトのとき、VPADは3.6ボルトに駆動されてもよい。
代替の経路が可能化されおり(TSENBがローである)、スルーレートがハイになるように構成される(SLWRATEBがローである)と仮定する。入力信号DATAがハイのとき(VDATA=1.8ボルト)、ノードBはハイであり(VB=1.8ボルト)、NチャネルトランジスタN3およびN4はともにオンされ、内部ノードPDをVDDEマイナスVtn(1.8ボルト−Vtn)に引く。イネーブル信号TSENBはローであるため、信号TSENB1はローである。したがって、NチャネルトランジスタN9はオフであり、ノードEの電圧はVDDEであり(VE=1.8ボルト)、NチャネルトランジスタN0はオンである。
VPAD=0ボルトのとき、ノードDの電圧(VD)は0ボルトである(トランジスタN0を通じて引かれてローになる)。したがって、PチャネルトランジスタP2はオンである。よって、ノードBの高い電圧(1.8ボルト)はトランジスタP2を通じて通され、内部ノードPDを一貫して1.8ボルトに引く(VPD=VDDE=1.8ボルト)。トランジスタP5も内部ノードPDをVDDEに引くのを支援する。
VPADがVDDEレベルに上昇するとき(現在の例を続けて、VPAD=VDDE=1.8ボルトのとき)、ノードDの電圧(VD)は上昇するが、トランジスタN0を通ることによって減衰される。すなわちVD=VDDE−Vtnである。したがって、トラン
ジスタP2は完全にはオンされない。PチャネルトランジスタP5はオフである。この「中間期間」中、内部ノードPDの電圧は、1.8ボルト(VPD=VDDE)のままであってもよいし、または低下して1.8ボルトを下回ってもよい。
一旦、VPADがVDDEより高くなると、PチャネルトランジスタP6はオンし、内部ノードPDの電圧(VPD)をVPADに追従させる。したがって、VPD=VPADであり、出力プルアップP12は完全にオフされる。PチャネルトランジスタP3はオンし、ノードDの電圧(VD)をVPADに追従させる。したがって、トランジスタP2も完全にオフされる。
したがって、図4の実施例では、内部ノードPDの電圧(VPD)がハイのとき、PチャネルトランジスタP3、P5およびP6は、VDDEおよびVPADの2つの電圧レベルのうちの高い方にVPDを追従させることがわかる。よって、出力回路は、出力回路の電力ハイ電圧よりも高い出力端子の電圧を許容する。この能力のため、出力プルアップは、内部ノードPDがハイのときに常に完全にオフし、プルアップを通る漏れ電流はない。
任意の接地跳ね返り電流低減回路GBCRは、インバータINV0およびINV1ならびにNチャネルトランジスタN11を含む。NチャネルトランジスタN11は、出力端子PADと接地GNDとの間に結合される。インバータINV0およびINV1は直列に結合され、インバータINV0の入力端子はND入力信号を受取るように結合され、インバータINV1(ノードND2)の出力はNチャネルトランジスタN11をゲートする。よって、信号ND2は入力信号NDを遅延させたものである。
接地跳ね返り電流低減回路GBCRは以下のように機能する。入力信号NDがハイになるとき(VND=VDDC)、第1のNチャネルトランジスタN10はオンし、インバータINV0およびINV1を通る遅延の後、NチャネルトランジスタN11がオンする。効果は、出力端子PADの立下がり時間を増加させ(通常は立上がり時間よりもずっと短い)、典型的な接地跳ね返り電流を低減することである。2つのインバータ内のデバイスは、目標とされるシステムの用途で所望のように接地跳ね返り電流を制御するようにサイズを決めることができる。
接地跳ね返り電流低減回路は、オーバーラップ電流を低減するようにも機能する。オーバーラップ電流は、出力プルアップ(トランジスタP12)および出力プルダウンがともにオンであるときに流れる電流である。この状態は、出力プルアップが完全にオフする前に出力プルダウンがオンしたときに短時間起る。プルダウンの幅の一部分をオンするのを遅延させることによって(すなわち、トランジスタN10がすでにオンした後かつ好ましくはトランジスタP12がオフになった後にトランジスタN11をオンすることによって)、オーバーラップ電流は低減される。
任意のNウェル制御回路NWCは、3つのプルアップ(PチャネルトランジスタP4、P7およびP8)を含み、これらはNWELLと電力ハイVDDEとの間に結合され、ノードD、ノードNWELLおよび出力端子PADによってそれぞれゲートされる。回路は、2つのPチャネルトランジスタP9およびP10をさらに含み、これらは出力端子PADとノードNWELLとの間に結合され、電力ハイVDDEおよびノードNWELLによってそれぞれゲートされる。
Nウェル制御回路NWCは、電力ハイVDDEと出力端子PADの電圧との高い方にノードNWELLを維持するように機能する。このことは、たとえば、ノードNWELLの電圧レベルが出力端子PADの電圧よりも低い場合に、PチャネルトランジスタP3およびP12は、所望のように、逆方向バイアスダイオードとしてではなく、順方向バイアス
ダイオードとして機能するため、望ましい。
Nウェル制御回路NWCは以下のように機能する。出力端子PADの電圧(VPAD)が0ボルトと電力ハイVDDEマイナスPチャネルのしきい値電圧の絶対値との間であるとき(すなわち、0ボルト<VPAD<VDDE−|Vtp|のとき)、トランジスタP4およびP8はノードNWELLをVDDEに引く。VDDE−|Vtp|<VPAD<VDDEのとき、トランジスタP7はノードNWELLをVDDEに維持する。VDDE<VPAD<VDDE+|Vtp|のとき、トランジスタP10はノードNWELLをVPADに引く。VPAD>VDDE+|Vtp|のとき、トランジスタP9はオンし、ノードNWELLをVPADに維持する。したがって、ノードNWELLの電圧は、常にVDDEとVPADとの高い方に維持される。
図5はレベルシフタLVSの一実施例を示し、これはトランジスタP20、P21、P22、N20、N21およびN22を含む。レベルシフタLVSは、電力ハイ電圧レベルのVDDCを有する入力信号TSENBを受入れ、かつ信号電力ハイ電圧レベルのVDDEを有するTSENB1およびTSENBを提供する。
PチャネルトランジスタP20およびNチャネルトランジスタN20は、電力ハイVDDEと接地GNDとの間に直列に結合される。PチャネルトランジスタP20は、トランジスタP21とN21との間のノード(TSENB1)によってゲートされる。NチャネルトランジスタN20は、入力信号TSENBによってゲートされる。トランジスタP20とN20との間のノードは、レベルシフタ出力ノードTSEN1である。PチャネルトランジスタP21およびNチャネルトランジスタN21は、電力ハイVDDEと接地GNDとの間に直列に結合される。PチャネルトランジスタP21は、ノードTSEN1によってゲートされる。NチャネルトランジスタN21は、トランジスタP22およびN22から形成されるインバータによって提供される入力信号TSENBの逆数によってゲートされる。トランジスタP21とN21との間のノードは、レベルシフタ出力ノードTSENB1である。
なお、NチャネルトランジスタN12と組合されたレベルシフタLVS(図4を参照)は、インバータINVAと組合されたレベルシフタLVLSと同じ回路を形成する。これは、トランジスタをグループ化して上述の異なる出力機能を提供できるようにする方法の一例である。図4は、トランジスタをグループ化して回路にする1つの方法を示すにすぎず、これは出力回路のさまざまな機能を説明するのに都合がよい方法である。
NチャネルトランジスタN12は、レベルシフタLVLS内のNチャネルトランジスタN5が果たすのと同じ役割を、パワーアップシーケンス中のレベルシフタLVSに対して果たす。また、トランジスタP22およびN22によって形成されるインバータは、コア電圧レベルVDDCと接地GNDの間に結合されることに注意されたい。この結合は、図4のインバータINVAでも使用可能である。
他の実施例では、NチャネルトランジスタNおよびPチャネルトランジスタは、それらに対応するデバイス(Pチャネルデバイスを備えたNチャネルデバイスおよびその逆)によって置き換えることができ、反転されたゲート信号によってゲートされる。これは回路設計の分野では周知の置換技術である。上述の実施例のこれらの変形および他の変形は、この発明に含まれる。
この発明の関連技術の当業者には、この開示の結果としてなされ得るさまざまな変形例および追加が認められるであろう。たとえば、上述の説明は、PLDを含むICに関連してこの発明の回路を説明している。しかしながら、この発明は、電子設計分野の他の分野
にも適用可能である。さらに、ここに説明される以外のトランジスタ、プルアップ、プルダウン、インバータおよびNORゲートを使用してこの発明を実現することも可能である。さらに、構成要素の中には互いに直接接続されて示されるものもあれば、中間の構成要素を介して接続されるものもある。それぞれの場合、相互接続の方法は2つ以上の回路ノード間の所望の電子的な通信を確立する。そのような通信は、当業者によって理解されるように、いくつかの回路構成を使用することによって実現可能であることが多い。したがって、そのような変形および追加は、すべてこの発明の範囲内にあるものと考えられる。この発明は請求項およびその均等物によってのみ限定される。
先行技術の出力回路の概略図である。 この発明の第1の実施例による出力回路の概略図である。 DATAとND入力信号との間の第1のあり得る関係を示す第1の概略図である。 DATAとND入力信号との間の第2のあり得る関係を示す第2の概略図である。 DATAとND入力信号との間の第3のあり得る関係を示す第3の概略図である。 この発明の第2の実施例による出力回路の概略図である。 図4の実施例で使用されるレベルシフタ回路の概略図である。
符号の説明
100 レベルシフタ、P2,P12 Pチャネルトランジスタ、N3,N4,N7,N11 Nチャネルトランジスタ、INVA インバータ。

Claims (10)

  1. 複数の電圧レベルに互換性のある出力回路であって、
    第1のデータ入力信号を提供する第1のデータ入力端子(DATA)と、
    第2のデータ入力信号を提供する第2のデータ入力端子(ND)と、
    内部ノード(PD)と、
    出力端子(PAD)と、
    前記第1のデータ入力端子に結合される内部ノード、および出力ノードを有するレベルシフタ(100、LVLS)と、
    前記出力端子(PAD)と電力ハイVDDEとの間に結合され、前記内部ノードに結合されるゲート端子を有する第1のプルアップ(P12)と、
    前記出力端子と接地GNDとの間に結合され、前記第2のデータ入力端子(ND)に結合されるゲート端子を有する第1のプルダウン(N11、N10)と、
    前記内部ノードと前記電力ハイVDDEとの間に結合され、前記第1のデータ入力端子に結合されたゲート端子を有する第2のプルアップ(N3)と、
    前記内部ノードと前記接地GNDとの間に結合され、前記第1のデータ入力信号からの反転信号を受けるように結合されたゲート端子を有する第2のプルダウン(N7)と、
    前記内部ノードと前記電力ハイVDDEとの間に結合され、前記レベルシフタの出力ノードに結合されたゲート端子を有する第3のプルアップ(N4)と、
    前記内部ノードと前記レベルシフタの出力ノードとの間に結合され、前記出力端子に結合されたゲート端子を有するパストランジスタ(P2)とを含む、出力回路。
  2. 前記出力回路はCMOS集積回路内で実現される、請求項1に記載の出力回路。
  3. 前記内部ノードに結合された構成可能なスルーレート制御回路(CSRC)をさらに含む、請求項1に記載の出力回路。
  4. 前記出力回路はプログラマブル論理装置(PLD)の一部分を含み、前記構成可能なスルーレート制御回路は、前記PLDの構成メモリセルに記憶されるスルーレート構成信号(SLEWRATEB)を含む、請求項3に記載の出力回路。
  5. 前記内部ノードおよび前記出力端子に結合されたイネーブル回路(ENAB)をさらに含む、請求項1に記載の出力回路。
  6. 前記出力回路はプログラマブル論理装置(PLD)の一部分を含み、前記イネーブル回路は、前記PLDの構成メモリセルに記憶されるイネーブル信号(TSENB)を含む、請求項5に記載の出力回路。
  7. 前記内部ノード、前記出力端子、および前記パストランジスタのゲート端子に結合された高電圧耐性回路(HVT)をさらに含む、請求項5に記載の出力回路。
  8. 前記出力端子に結合された接地跳ね返り電流低減回路(GBCR)を含む、請求項1に記載の出力回路。
  9. 前記第1のプルアップ(P12)および前記パストランジスタ(P2)の各々はNウェル端子を有し、前記出力回路は、
    前記第1のプルアップおよび前記パストランジスタのNウェル端子に結合されたNウェルノード(NWELL)と、
    前記Nウェルノードおよび前記出力端子に結合されたNウェル制御回路(NWC)とを含み、前記Nウェル制御回路は、さらに、電力ハイVDDEの電圧レベルと、外部ソース
    によって前記出力端子に印加される電圧レベルとのうち大きい方の電圧を前記Nウェルノードに与えるように結合される、請求項1に記載の出力回路。
  10. 前記内部ノード、前記出力端子、および前記パストランジスタのゲート端子に結合された高電圧耐性回路(HVT)をさらに含む、請求項1に記載の出力回路。
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