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JP2009059635A - コネクタ - Google Patents

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JP2009059635A JP2007227185A JP2007227185A JP2009059635A JP 2009059635 A JP2009059635 A JP 2009059635A JP 2007227185 A JP2007227185 A JP 2007227185A JP 2007227185 A JP2007227185 A JP 2007227185A JP 2009059635 A JP2009059635 A JP 2009059635A
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Abstract

【課題】他コネクタ端子に接続される端子金具を確実に保持しつつ小型化を容易に図ること。
【解決手段】ハウジング140のキャビティ150に、圧着コンタクト110を先端側から挿入されることによって、キャビティ内に圧入固定する。カバー160をハウジング140に上方から取り付けて、キャビティ150の後方を覆い、圧着コンタクト110の後端側ととともにリード130を収容する。圧着コンタクト110は、圧入部114と、基部110aとの間に、係止突起部112を備え、この係止突起部112によって、挿入方向への移動が規制される。係止突起部112は、挿入方向と交差する方向に開口する切欠部1121を有する。カバー160の係止ブロック170は、切欠部1121と係合して、圧着コンタクト110の抜脱方向への移動を規制する。
【選択図】図1

Description

本発明は、圧着端子である金属端子を用いたコネクタに関する。
従来、コネクタにおいて、ハウジングに端子金具を抜け止め状態で収容する際には、例えば、特許文献1に示すようにハウジング内にランスを設けたものが知られている。
特許文献1に示すような従来のコネクタでは、コネクタハウジング内に端子金具を挿入可能なキャビティを設け、このキャビティの底面又は上面に、端子金具を抜け止めするランスを、撓み変形可能に設ける。これにより、コネクタハウジングのキャビティ内に端子金具が後方から挿入されると、ランスが端子金具によって一旦、撓まされ、端子金具が正規深さに達すると、ランスが復元して端子金具の被係止部と係合して、金属金具の抜け止めを図っている。
特開平4−92379号公報
近年、コネクタの小型化が望まれているが、上述した従来のコネクタにおいて小型化、特に低背化を図る場合、ランスの厚みを小さくし、ランスが被係止部と係合する際に必要な上下方向に撓むための空間を小さくすることが考えられる。
しかし、ランスの厚みを小さくするとランスが撓みやすくなり、端子金具との係合状態が弱くなり、端子金具が抜けやすくなるという問題がある。また、ランスの撓み変化量が少なくなる点も端子金具との係合力が弱くなるという問題がある。さらに、ランスにより端子金具をハウジングに固定するコネクタ構造の場合、端子金具のキャビティへの挿入は、一般的に金具装着装置によって行われ、その挿入に際し、端子金具の取付位置に多少のずれ(ガタ)が生じることが知られている。このずれによるハウジングにおける端子金具の接点位置のずれは、接点範囲が広いコネクタであれば問題は生じないが、一層小型化が図られたコネクタでは、相対的に接点範囲が狭くなる。よって、ランスを用いた構造では、コネクタ自体の小型化は困難である。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、他コネクタ端子に接続される端子金具を確実に保持しつつ小型化を容易に図ることができるコネクタを提供することを目的とする。
本発明のコネクタは、キャビティを有するハウジングと、先端側から挿入されることによって、前記キャビティ内に圧入固定される圧入部を有し、基端部でリードに圧着により固定された端子金具と、前記ハウジングに上方から取り付けられ、前記キャビティの後方を覆い、前記端子金具の後端側ととともに前記リードを収容するカバーと、を有し、前記端子金具は、前記圧入部と、前記基端部との間に配設され、前記キャビティの挿入方向側の開口縁部に係止されて挿入方向への移動が規制されるとともに、前記開口縁部に近接して設けられ、挿入方向と交差する方向に開口する切欠部を有する係止突部を備え、前記カバーには、前記ハウジングに取り付けられた際に、前記切欠部に係止して、前記端子金具の抜脱方向への移動を規制する係止部が設けられている構成を採る。
本発明によれば、他コネクタ端子に接続される端子金具を確実に保持しつつ小型化を容易に図ることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係るコネクタの構成を示す分解斜視図である。図2は本発明の一実施の形態に係るコネクタの要部構成を示す斜視図である。また、図3は、本発明の一実施の形態に係るコネクタにおいて、ハウジングに配設された圧着コンタクトとカバーとの関係を示す要部斜視図である。
図1に示すようにコネクタ100は、先端に圧着コンタクト110が取り付けられたリード130と、圧着コンタクト(端子金具)110をキャビティ150に収容したハウジング140と、ハウジング140に取り付けられたリード130を上方から覆うカバー160と、カバー160が取り付けられたハウジング140を被複するシールドケース180と、ハウジング140及びカバー160を覆うシールドケース180を被覆する樹脂製の被覆材190とを有する。なお、本実施の形態のコネクタ100は、2本のリード130を備えたコネクタ(例えば、電源ケーブルコネクタ)としており、本線132から分岐する2本のリード130を並行に配設するための配線路を有している。各図では、便宜上、一本のリード130の配線に関してのみ記載し、他のリードの配線に関する構成は同様であるため省略して説明する。
コネクタ100では、リード130の端部の圧着コンタクト110が圧入により固定されるハウジング140は、上方に開口する後側部分にカバー160の前側部分を嵌合させることで矩形平板状のコネクタ本体を形成し、このコネクタ本体がシールドケース180で覆われ、さらに被覆材190で覆われてなる。
このコネクタ100のコネクタ本体では、圧着コンタクト110がハウジング140の先端側の端子固定部142内に後方から圧入され、後側部分にカバー160が被さることにより、圧着コンタクト110とリード130との接続部分が被覆される。
なお、被覆材190は、圧着コンタクト110が配置されたコネクタ本体を収容したシールドケース180に対して、後側から樹脂を流して固化することで一体成形されたものである。なお、図1における被覆材190は、便宜上、成形後の状態をコネクタ本体から外して図示している。
また、図3に示すように、カバー160がハウジング140に取り付けられた際に、カバー160の係止ブロック部が、圧着コンタクト110の引き抜き方向への移動を抑制している。
ここで、本実施の形態のコネクタ100における各構成要素について詳細に説明する。
図4〜図6は、本発明の一実施の形態に係るコネクタのハウジングの説明に供する図であり、図4は前方から見たハウジング140の斜視図、図5は、後方からハウジング140の斜視図である。また、図6(a)は、ハウジング140の正面図、図6(b)は、図6(a)のA−A線矢視断面図、図6(c)は図6(a)のB−B線矢視断面図である。
図1、図3、図4及び図5に示すように、ハウジング140は、合成樹脂材によりなり、前後方向に延びる長尺矩形板状の底板部141上に、長手方向に沿って配置されるリード130の先端部の圧着コンタクト110が挿入されるキャビティ150を有する端子固定部142が設けられている。
この端子固定部142の前側には、上方に開口する先端凹部143が設けられ、先端凹部143の底面には長手方向に沿い、後側でキャビティ150に連続する溝部143aが形成され、溝部143a内には端子固定部142に挿入された圧着コンタクト110の先端が露出した状態で配置される。
端子固定部142の上面には、上方に突出し、先端凹部143がシールドケース180の先端筒部180aに挿入された際に、先端筒部180aの上面となる上板部181の後辺部に当接するストッパ突部144が設けられている。また、このストッパ突部144には、前後方向に連通する連通スリット144aが形成されている。
キャビティ150は、ここでは、端子固定部142に2箇所、長手方向に沿って、当該長手方向に連通して形成され、後側から挿入される圧着コンタクト110を収容して固定する。
キャビティ150は、図6に示すように、端子固定部142内に、端子固定部142の後面に開口し、挿入される圧着コンタクト110の係止突起部112が嵌入される被嵌入部152と、被嵌入部152に連通し、且つ、被嵌入部152より高さが低い圧入固定部154とを備える。
キャビティ150では、後方から挿入された圧着コンタクト110は、被嵌入部152に係止突起部112を嵌入した状態で、圧入固定部154にて、圧着コンタクト110の圧入部114が固定される。
ハウジング140では、底板部141の後端側の両側部には、上方に立ち上がる側壁部145が設けられ、これら側壁部145は、カバー160の凹部162と嵌合する。
また、ハウジング140の後側において、側壁部145間には、前後方向に延びる軸線上に、側壁部145と対向して配置された間仕切壁146が立設されている。この間仕切壁146は、ハウジング140に装着される圧着コンタクト110同士を仕切るものであり、ここでは、2本のリード130が、ハウジング140の前後方向(長手方向)に沿って配置されるため、底板部141の軸線上に位置するように形成されている。
図7〜図10は、圧着コンタクト110を示す図であり、図7は、圧着コンタクト110の平面図、図8は、同側面、図9は図7のC−C線矢視断面図、図10(a)は図7のD−D線矢視断面図、図10(b)は図7のE−E線矢視側断面図、図10(c)は図7のF−F線矢視側断面図、図10(d)は図7のG−G矢視側断面図である。
図7〜図10に示す圧着コンタクト110は、導電性を有する銅などの金属板を打ち抜き折曲してなる細長い長尺板状をなす。圧着コンタクト110は、ハウジング140の被嵌入部152に嵌入される係止突起部112から先端側に突出して、先端部を構成する接点部116と、基部110aに設けられ、リード130端部を導通した状態で固定するリード接続部118とを有する。
図7〜図9では、金属板のランナ11から外される前の状態を示し、ここでは金属板のランナ11に、コネクタ100に装着される2つの圧着コンタクト110が接続されているものとする。図1〜図3に示す圧着コンタクト110は、図7〜図9の状態において、切断部11aで切断して、基部110aをランナから切り離して用いられている。
圧着コンタクト110の基部110aに設けられたリード接続部118は、図10(c)、図10(d)に示すように、リード本体圧着部119と、導体圧着部120とを有する。リード本体圧着部119及び導体圧着部120は、それぞれ、底板部分の両側部から上方に突出し、互いに対向する一対の圧着片119a、120aを有する。なお、これら図7〜図10に示す圧着コンタクト110は、リード130に圧着される前のものであるため、リードに圧着されるリード接続部118における一対の圧着片119a、120aは立ち上がった状態となっている。
図1〜図3に示すように、リード本体圧着部119及び導体圧着部120では、図1〜図3に示すように、導体が外皮から導出されたリード130の端部が、基部110aの底板部分(リード本体圧着部の底板部分及び導体圧着部の底板部分)上に載置されている。
これら底板部分上に載置されたリード130の端部に対して、リード130の側方に配置されるリード本体圧着片119a及び導体圧着片120aは、内側(リード130の外皮(本体)及び導体側)に折曲されることで、リード本体及び導体を、リードの両側方からそれぞれ底板部分に押し付けて圧着している。
これにより圧着コンタクト110は、リード130の端部に、当該リードの導体と導通した状態で、リードの延在方向に沿って圧着されている。
なお、基部110aでは、図9に示すように、導体圧着片120a間の底板部分1101は、圧着コンタクト110自体を形成する金属板を長手方向と直交する方向に折曲して、圧着コンタクト110全体の底面部分よりも高い位置に位置されている。つまり、導体圧着部120の底面(底板部分1101)は、リード本体圧着部119の底面1102よりも高い位置に配置され、上下方向に変形可能となっている。
これにより、互いに対向する導体圧着片120a間に配置された導体は、上方で折曲された導体圧着片119aの先端部により下方に押圧された際に、下方の底板部分1101が変形することで上下から互いに押圧された状態で挟持される。
この基部110aの前側には、平板状の基部110aに連続する底板部分を底面部とし、圧着コンタクト110の長手方向に延在する角筒形状の係止突起部112が配設されている(図10(a)、図10(b)参照)。
係止突起部112は、中央部分の両側部に、側方及び上下方向に開口する切欠部1121が形成されている。
この切欠部1121には、図3に示すように、カバー160の係止ブロック170が嵌合する。
また、係止突起部112の先端部は、ハウジング140の被嵌入部152に嵌入される嵌入部1122を構成している。
圧着コンタクト110において、係止突起部112の前側には、底板部分から導出してなり、両側辺部からそれぞれ左右側方に突出する係止片を有する圧入部114が形成されている。圧入部114は、後方からハウジング140の圧入固定部154に挿入されて、当該圧入固定部154の両側壁部にそれぞれ掛止することにより、当該圧着コンタクト110の前後方向(主に後方)への移動を規制する。すなわち、圧入部114は、圧入固定部154に内嵌されることで固定され、圧着コンタクト110自体をキャビティ150に固定する。
このように圧入固定部154に内嵌された圧入部114の先端には、図3に示すように、ハウジング140の先端凹部143内の溝部143a内に挿入された、長尺板状の接点部116が先端側に向かって延設されている。
この接点部116は、ハウジング140の先端凹部143における底面の溝部143a内に挿入されることで、底面側で表面が露出する。この表面で、コネクタの先端側から挿入される他コネクタの接続端子と接続する。
この接点部116は、図9に示すように、先端側が下方に傾斜しており、先端凹部143の底面の溝部143a内に、先端凹部143の底面から浮くことなく配設される。これにより、先端側から侵入すする相手コネクタの端子に干渉することがない。
このように、ハウジング140には、圧着コンタクト110が圧入により固定され、ハウジング140の後側に配置される圧着コンタクト110の後側部分(切欠部から後方側の部分)は、ハウジング140の後端部分を覆うカバー160により覆われている。
カバー160は、前側部分で、ハウジング140の後側部分を上方から覆うとともに、後側部分がハウジング140後端に、延在方向に沿って接続されることにより、ハウジング140から後方に導出されるリード130を上方から覆う。
図11及び図12は、カバー160を示す図であり、図11はカバー160の裏側を先端側から見た図、図12は、カバー160の裏側を基端側から見た図である。
カバー160は、ハウジング140の後側部分(固定端子部142の後側部分)と嵌合して矩形帯状のコネクタ本体を構成する。
カバー160は、図11及び図12に示すように、平面視して前後方向に長い矩形状の上面部163の両側部から下方に垂下された両側壁部164を備えている。
これら上面部163の上面及び両側壁部164の外面は、ハウジング140に取り付けられた際に、ハウジング140の上面(詳細には端子固定部142の上面)及び先端凹部143、端子固定部142及び側壁部145の外面と面一になるように形成されている。
つまり、カバー160の高さ及び幅はハウジングの高さ及び幅に対応している。
カバー160の前側には、上面部163の先端部分から下方に突出して設けられ、ハウジング140の後側部分に形成された凹状部分(端子固定部142の後端辺と側壁部145の前側辺との間で形成された部分)に嵌合する嵌合凸部160aが設けられている。
また、カバー160の前側には、嵌合凸部160aに後側で隣接して、ハウジング140の側壁部145が内嵌する凹部162が形成されている。
具体的には、嵌合凸部160aの突端面は、両側壁部164の後側部分の端面よりも、ハウジング140の底板部の厚み分、高い位置に配置されている。また、上面部163の先端側には、軸心に沿って下方に突出する中央壁部165が形成され、この中央壁部165の両側部と、当該両側部と対向する両側壁部164の内面とには、ハウジング140に載置された圧着コンタクト110の切欠部に嵌合する係止ブロック172、174(170)が設けられている。
係止ブロック170は、図3に示すように、カバー160がハウジング140に取り付けられた際に、圧着コンタクト110の切欠部1121に嵌合して、圧入によって端子固定部142のキャビティ150内に配設された圧着コンタクト110の後方への移動を規制する。
また、カバー160の先端面では、係止ブロック172、174の前側から前方に突出し、前方向でカバー160の内外を連通させる壁片部166が形成されており、この壁片部166間に、切欠部1121の先端側辺部、つまり、嵌入部1122の後端部を配置可能とする。
なお、カバー160の上面部163には、後側部分に、軸心に沿ってスリット167が形成され、ハウジング140に取り付けられた際に、ハウジング140の間仕切壁146の上端部が嵌る。また、カバー160の上面部163には、表裏面に連通する上面開口168が形成されている。この上面開口168は、カバー160がシールドケース180内に配設された際に、挿通して折曲されたシールドケースの突片187と係合する。
図13及び図14は、シールドケース180を示す図であり、図13は、シールドケース180の裏面側を示す斜視図、図14はシールドケース180の表面側を示す図である。
図13及び図14に示すようにシールドケース180は、コネクタ本体の底面、両側面及び先端部の上面を被覆するものであり、ここでは、金属板を打ち抜いて折曲等の加工を施すことによって形成されている。このシールドケース180は変形可能な可塑性を有する材料から形成されている。
具体的には、シールドケース180の上板部181が、ハウジング140における先端部の先端凹部143を上方から覆うように形成されているため、当該先端凹部143は、シールドケース180の先端筒部180aによって周囲を囲まれている。
また、シールドケース180の上板部181の後端には、後方に突出する突出板部182が形成され、この突出板部182は、シールドケース180の先端部内に挿入されたストッパ突部144の連通スリット144aに挿入されシールドケース180に対するハウジング140の挿入方向への移動を規制している。図2では、連通スリット144aに突出板部182が挿入されて、シールドケース180にハウジング140を含むコネクタ本体が装着された状態を示している。
また、シールドケース180の底板部183には、内方に突出し、弾性変形自在な突出片184が設けられている。この突出片184は、シールドケース180内にコネクタ本体が配置された際に、カバー160の両側壁部間でハウジング140の後端に係止して、ハウジング140の後方への移動を規制する。
つまり図2では、シールドケース180内におけるハウジング140は、ストッパ突部144を、連通スリット144aに突出板部182に挿入させて、上板部181の後端に当接させて、前方向への移動が規制され、突出片184(図13及び図14参照)によって、後方への移動が規制された状態となっている。
また、シールドケース180の両側壁部185には、互いに対向して、ケース内方に突出し、収容するハウジング140に嵌合されたカバー160の側面を押圧して固定する押圧片186が設けられている。さらに、シールドケース180の両側壁部185には、両側壁部の上端の一部から上方に突出し、折曲自在な突片187が設けられている。図13及び図14では、突片187は、折曲された状態で示している。
シールドケース180では、突片187を、収容するカバー160の上面開口168に挿入して、折曲することでシールドケース180に対するカバー160の前後方向に移動を規制し、カバー160を固定している(図1では突片187は立設した状態、図2では折曲された状態で示されている)。
次に、コネクタ100の組立方法について説明する。
このように構成されたコネクタ100では、シールドケース180内に配置されたハウジング140の端子固定部142に後方からリード先端の圧着コンタクト110の先端を挿入する。
図1に示すようにハウジング140において圧着コンタクト110の係止突起部112が、端子固定部142と、側壁部145との間(ハウジング140の凹部)に配置された際に、切欠部1121の前側辺部を端子固定部142側に押し込む。この場合、押し込み治具の先端を切欠部1121に挿入して引っ掛けて、端子固定部142の被嵌入部152に、係止突起部112の先端側の嵌入部1122を押しこむ。
すなわち、圧着コンタクト110は、接点部116を先端凹部143の溝内に配置させた状態で、圧入固定部154に圧入部114が圧入され、係止突起部112の先端側は被嵌入部152に嵌入される(図2参照)。
これにより、圧着コンタクト110はキャビティ150内に圧入された状態で固定される。なお、ここでは、シールドケース180の先端側に挿入しておいたハウジング140に対して圧着コンタクト110の圧入を行っているが、これに限らず、ハウジング140のキャビティ150に圧着コンタクト110を圧入した後で、シールドケース180に挿入するようにしてもよく、ハウジング140への圧着コンタクト110の圧入後、カバー160を被せた後でシールドケース180に収容させてもよい。
ハウジング140の端子固定部142に圧着コンタクト110が圧入された際の、圧着コンタクト110の切欠部1121は、側面視して、端子固定部142と側壁部145との間(ハウジング140の凹部)で端子固定部142に隣接した位置に配置される(図2の圧着コンタクト110が配置されたハウジング140参照)。
このように圧着コンタクト110が圧入されたハウジング140に対し、カバー160を上方から挿入して取り付ける(図2参照)。なお、このときカバー160は、上面開口168にシールドケース180において折曲される前の状態(図1に示す状態)の突片187を挿入しつつ、ハウジング140に取り付ける。
ハウジング140に取り付けられるカバー160では、嵌合凸部160aがハウジング140の端子固定部142と側壁部との間(ハウジング140の凹部)に配置されるとともに、凹部162がハウジング140の側壁部145に内嵌し、スリット167にハウジング140の間仕切壁146が嵌合する。
また、カバー160では、図3に示すように、嵌合凸部160aの係止ブロック170(172、174)が圧着コンタクト110の切欠部1121に嵌合する。
さらにカバー160は、シールドケース180の押圧片186によって、シールドケース180内に押圧された状態で固定される。
そして、カバー160の上面開口168に挿通されて上方に突出したシールドケース180の突片187をカバー160側に折曲させることで、上面開口168内に折曲された突片187を位置させて、カバー160自体をシールドケース180に固定する。
本実施の形態のコネクタ100によれば、圧着によりリード130の端部に接続された圧着コンタクト110を、ハウジング140に後方から圧入し、カバー160を取り付けることで圧着コンタクト110の後方への移動を規制している。
よって、ランスを設けることなく、圧着コンタクト110を介してリードを接続することができ、小型化を容易に図ることができる。また、圧着コンタクト110には、係止突起部112に切欠部1121が形成されている。
このため、小型化されたハウジング140及び圧着コンタクト110であっても、先端の接点部116を端子固定部142のキャビティ150内に後方から挿入して、圧入固定部154に圧入部114を圧入する際に、端子固定部142と側壁部145との間の空間において、当該空間内に配置された切欠部1121に治具を引っ掛けて容易に圧入することができる。
なお、上記実施の形態のコネクタ100において、カバー160を、当該カバー160の係止ブロック170を切欠部1121に嵌合させて、ハウジング140に対してスライド移動自在に形成してもよい。この構成によれば、カバー160をハウジング140の先端側に押圧することで、圧着コンタクト110をハウジング140に圧入できるとともに、カバー160をハウジング140に取り付けて、平板状のコネクタ本体を形成することができる。
なお、上記本発明は、本発明の精神を逸脱しない限り、種々の改変をなすことができ、そして本発明が該改変させたものに及ぶことは当然である。
本発明に係るコネクタは、他コネクタ端子に接続される端子金具を確実に保持しつつ小型化を容易に図ることができる効果を有し、電源ケーブルのコネクタとして有用である。
本発明の一実施の形態に係るコネクタの構成を示す分解斜視図 本発明の一実施の形態に係るコネクタの要部構成を示す斜視図 本発明の一実施の形態に係るコネクタにおいて、ハウジングに配設された圧着コンタクトとカバーとの関係を示す要部斜視図 本発明の一実施の形態に係るコネクタのハウジングを前方から見た図 本発明の一実施の形態に係るコネクタのハウジングを後方から見た図 本発明の一実施の形態に係るコネクタのハウジングの説明に供する図 本発明の一実施の形態に係るコネクタの圧着コンタクトを示す図 本発明の一実施の形態に係るコネクタの圧着コンタクトを示す図 本発明の一実施の形態に係るコネクタの圧着コンタクトを示す図 本発明の一実施の形態に係るコネクタの圧着コンタクトを示す図 本発明の一実施の形態に係るコネクタのカバーを示す図 本発明の一実施の形態に係るコネクタのカバーを示す図 本発明の一実施の形態に係るコネクタのシールドケースを示す図 本発明の一実施の形態に係るコネクタのシールドケースを示す図
符号の説明
100 コネクタ
110 圧着コンタクト
110a 基部
112 係止突起部
114 圧入部
116 接点部
118 リード接続部
130 リード
140 ハウジング
141 底板部
142 端子固定部
150 キャビティ
154 圧入固定部
160 カバー
162 凹部
163 上面部
164 両側壁部
165 中央壁部
170 係止ブロック
180 シールドケース
181 上板部
183 底板部
185 両側壁部
1121 切欠部
1122 嵌入部

Claims (4)

  1. キャビティを有するハウジングと、
    先端側から挿入されることによって、前記キャビティ内に圧入固定される圧入部を有し、基端部でリードに圧着により固定された端子金具と、
    前記ハウジングに上方から取り付けられ、前記キャビティの後方を覆い、前記端子金具の後端側ととともに前記リードを収容するカバーと、
    を有し、
    前記端子金具は、前記圧入部と、前記基端部との間に配設され、前記キャビティの挿入方向側の開口縁部に係止されて挿入方向への移動が規制されるとともに、前記開口縁部に近接して設けられ、挿入方向と交差する方向に開口する切欠部を有する係止突部を備え、
    前記カバーには、前記ハウジングに取り付けられた際に、前記切欠部に係止して、前記端子金具の抜脱方向への移動を規制する係止部が設けられていることを特徴とするコネクタ。
  2. 前記キャビティは、先端側で他コネクタとの接続部が隣接する端子固定部内に、前記圧入部を固定する圧入固定部を含んで配設され、
    前記カバーは、その先端部を前記端子固定部に対して後方で隣接するように、前記ハウジングに取り付けられ、
    前記端子固定部において前記端子金具の延在方向周りの外面と、前記カバーにおいて前記端子金具の延在方向周りの外面とは略面一であることを特徴とする請求項1記載のコネクタ。
  3. 前記ハウジングには嵌合部が設けられ、
    前記カバーには、前記ハウジングに取り付けられた際に、前記嵌合部と上下方向で互いに嵌合する被嵌合部が設けられていることを特徴とする請求項1記載のコネクタ。
  4. 前記端子金具が圧入された前記ハウジング及び前記ハウジングに取り付けられたカバーの少なくとも底面と側面とは、シールドケースにより被覆されていることを特徴とする請求項2記載のコネクタ。
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