JP2009058827A - 潤滑剤塗布装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】像担持体表面への潤滑剤塗布量を均一にすることを可能にして、像担持体表面に塗布された潤滑剤の塗布量の制御や均一性を確保することが可能な潤滑剤塗布装置及びこれを備えたプロセスカートリッジ並びに画像形成装置を提供する。
【解決手段】塗布ブラシローラ39a、39b、39cを中央部とその両端の3つに分割して千鳥状に配設したので、感光体8の画像面積の多少に応じて、感光体8への滑剤41の塗布量を制御することが可能となり、常に適切な状態で感光体8に滑剤31を供給することが可能となる。
【選択図】図4
【解決手段】塗布ブラシローラ39a、39b、39cを中央部とその両端の3つに分割して千鳥状に配設したので、感光体8の画像面積の多少に応じて、感光体8への滑剤41の塗布量を制御することが可能となり、常に適切な状態で感光体8に滑剤31を供給することが可能となる。
【選択図】図4
Description
本発明は、表面にトナー像を担持して回動する像担持体表面に潤滑剤を塗布する回転可能な塗布ブラシローラを前記像担持体の幅方向に配設した潤滑剤塗布装置及びこれを備えたプロセスカートリッジ並びに画像形成装置に関する。
従来から、電子複写機、プリンタ、ファクシミリ、或いはこれらの少なくとも2つの機能を備えた複合機などとして構成される画像形成装置においては、表面にトナー像を担持して回動する像担持体表面に潤滑剤を塗布する回転可能な塗布ブラシローラを前記像担持体の幅方向に配設した潤滑剤塗布装置が使用されている。(例えば特許文献1参照)
斯かる形式の画像形成装置によると、その像担持体表面に潤滑剤が塗布されるので、像担持体表面のトナーに対する摩擦係数を低下させることができ、これによって像担持体表面に形成されたトナー像を転写材に転写するときの転写不良の発生を抑え、転写されたトナー像の画質を高めることができる。特に、文字画像中の一部が虫くい状に欠ける文字部中抜け現象の発生を抑え、その画質を向上させることが可能である。また、像担持体表面におけるトナーフィルミングの防止や表面層の削れを抑制する効果があり、ハード面の像担持体寿命にも貢献している。また、近年の小粒径・狭粒径分布トナーは、粉砕製法では製造が困難であり、通常重合製法がとられているが、この重合製法によりトナーは球形化(真球化)されることで像担持体から転写材への転写効率は格段に向上している。一方で、転写残となった像担持体上のトナーは剥がれ難く、像担持体表面摩擦係数の効率的な低減手段は像担持体クリーニング工程の性能を保つことなどに非常に効果的でもある。
斯かる形式の画像形成装置によると、その像担持体表面に潤滑剤が塗布されるので、像担持体表面のトナーに対する摩擦係数を低下させることができ、これによって像担持体表面に形成されたトナー像を転写材に転写するときの転写不良の発生を抑え、転写されたトナー像の画質を高めることができる。特に、文字画像中の一部が虫くい状に欠ける文字部中抜け現象の発生を抑え、その画質を向上させることが可能である。また、像担持体表面におけるトナーフィルミングの防止や表面層の削れを抑制する効果があり、ハード面の像担持体寿命にも貢献している。また、近年の小粒径・狭粒径分布トナーは、粉砕製法では製造が困難であり、通常重合製法がとられているが、この重合製法によりトナーは球形化(真球化)されることで像担持体から転写材への転写効率は格段に向上している。一方で、転写残となった像担持体上のトナーは剥がれ難く、像担持体表面摩擦係数の効率的な低減手段は像担持体クリーニング工程の性能を保つことなどに非常に効果的でもある。
ところが、像担持体表面に潤滑剤を塗布すると、その表面のトナーに対する摩擦係数が低下するので、像担持体表面への潤滑剤の塗布量が不均一となると、その塗布むらによって、像担持体表面に形成されるトナー像のトナー付着量が不均一となる。かくして、トナー像に濃度むらが発生してその画質が劣化する。すなわち、潤滑剤の塗布量が多い像担持体表面部分にはトナーの付着量が少なくなり、逆に潤滑剤の塗布量の少ない部分にはトナーが多量に付着し、これによってトナー像に濃度むらが発生するのである。特に、低濃度のトナー像に濃度むらが発生し易い。詳細には、像担持体の静止摩擦係数が低くなり過ぎると、像担持体上に形成した画像に画像抜け(ドット、文字、ラインなどの一部が抜ける)が発生する。
そこで、従来から像担持体表面への潤滑剤の塗布量の制御や均一性を確保するための各種構成が提案され、例えば、潤滑剤を長手方向で複数に分割し、それぞれの潤滑剤を塗布ブラシローラに対して接離可能に取り付けることが提案されている。(例えば、特許文献2参照)
特開昭56−154778号公報
特開2005−208431公報
そこで、従来から像担持体表面への潤滑剤の塗布量の制御や均一性を確保するための各種構成が提案され、例えば、潤滑剤を長手方向で複数に分割し、それぞれの潤滑剤を塗布ブラシローラに対して接離可能に取り付けることが提案されている。(例えば、特許文献2参照)
しかしながら、特許文献2記載のものでは、潤滑剤を長手方向で複数に分割し、それぞれの潤滑剤を塗布ブラシローラに対して接離可能に取り付ける像担持体の中央部、端部での潤滑剤の塗布量を適切に制御することが可能であるが、潤滑剤を塗布する塗布ブラシローラは、像担持体の幅方向に延接された1本の塗布ブラシローラが使用されているため、塗布ブラシローラの回転軸の偏心や、塗布ブラシローラのブラシの偏摩耗等によって像担持体表面の潤滑剤塗布量は不均一になってしまっていた。
特に、塗布ブラシローラが?大型機のように幅方向に長くなることで、塗布ブラシローラの撓みの影響が大きくなり、長手方向に均一性をもって像担持体に接触することが難しくなる問題を招く。
本発明の目的は、上述した実情を考慮して、像担持体表面への潤滑剤塗布量を均一にすることを可能にして、像担持体表面に塗布された潤滑剤の塗布量の制御や均一性を確保することが可能な潤滑剤塗布装置及びこれを備えたプロセスカートリッジ並びに画像形成装置を提供することにある。
特に、塗布ブラシローラが?大型機のように幅方向に長くなることで、塗布ブラシローラの撓みの影響が大きくなり、長手方向に均一性をもって像担持体に接触することが難しくなる問題を招く。
本発明の目的は、上述した実情を考慮して、像担持体表面への潤滑剤塗布量を均一にすることを可能にして、像担持体表面に塗布された潤滑剤の塗布量の制御や均一性を確保することが可能な潤滑剤塗布装置及びこれを備えたプロセスカートリッジ並びに画像形成装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、表面にトナー像を担持して回動する像担持体表面に潤滑剤を塗布する回転可能な塗布ブラシローラを前記像担持体の幅方向に延設した潤滑剤塗布装置において、前記塗布ブラシローラを前記像担持体の幅方向で少なくても2つ以上に分割していることを特徴とする。
また、請求項2の発明は、請求項1記載の潤滑剤塗布装置において、前記分割された塗布ブラシローラが前記像担持体表面の幅方向に対して千鳥状又は階段上に配置されていることを特徴とする。
また、請求項3の発明は、請求項2記載の潤滑剤塗布装置において、前記千鳥状又は階段状に配置された塗布ブラシローラは、隣り合う塗布ブラシローラの端部において重複部を有して配置されていることを特徴とする。
また、請求項4の発明は、請求項3記載の潤滑剤塗布装置において、前記重複部の塗布ブラシローラの毛足の長さは、非重複部の塗布ブラシローラの毛足よりも短くなっていることを特徴とする。
また、請求項2の発明は、請求項1記載の潤滑剤塗布装置において、前記分割された塗布ブラシローラが前記像担持体表面の幅方向に対して千鳥状又は階段上に配置されていることを特徴とする。
また、請求項3の発明は、請求項2記載の潤滑剤塗布装置において、前記千鳥状又は階段状に配置された塗布ブラシローラは、隣り合う塗布ブラシローラの端部において重複部を有して配置されていることを特徴とする。
また、請求項4の発明は、請求項3記載の潤滑剤塗布装置において、前記重複部の塗布ブラシローラの毛足の長さは、非重複部の塗布ブラシローラの毛足よりも短くなっていることを特徴とする。
また、請求項5の発明は、請求項2乃至4の何れか1項記載の潤滑剤塗布装置において、前記分割された塗布ブラシローラは、それぞれの回転軸に連結された当該塗布ブラシローラに対応する回転駆動手段を有し、当該回転駆動手段は、独立して回転機能を制御されることを特徴とする。
また、請求項6の発明は、請求項5記載の潤滑剤塗布装置において、前記回転駆動手段は、回転数又は回転方向を独立して制御されることを特徴とする。
また、請求項7の発明は、請求項1乃至6の何れか1項記載の潤滑剤塗布装置において、前記分割された塗布ブラシローラの少なくとも1つは、当該塗布ブラシローラの外周が前記像担持体表面から接離可能に取り付けられていることを特徴とする。
また、請求項8の発明は、請求項1記載の潤滑剤塗布装置において、前記分割された塗布ブラシローラが連結されて直線状に配置されたことを特徴とする。
また、請求項9の発明は、請求項8記載の潤滑剤塗布装置において、前記分割された塗布ブラシローラの軸端に凹部又は突部の嵌合手段を有し、隣り合う塗布ブラシローラは、当該塗布ブラシローラの軸端の嵌合手段を嵌合させて連結されており、当該嵌合手段の嵌合部が塗布ブラシローラ端部よりも内側に配設されていることを特徴とする。
また、請求項6の発明は、請求項5記載の潤滑剤塗布装置において、前記回転駆動手段は、回転数又は回転方向を独立して制御されることを特徴とする。
また、請求項7の発明は、請求項1乃至6の何れか1項記載の潤滑剤塗布装置において、前記分割された塗布ブラシローラの少なくとも1つは、当該塗布ブラシローラの外周が前記像担持体表面から接離可能に取り付けられていることを特徴とする。
また、請求項8の発明は、請求項1記載の潤滑剤塗布装置において、前記分割された塗布ブラシローラが連結されて直線状に配置されたことを特徴とする。
また、請求項9の発明は、請求項8記載の潤滑剤塗布装置において、前記分割された塗布ブラシローラの軸端に凹部又は突部の嵌合手段を有し、隣り合う塗布ブラシローラは、当該塗布ブラシローラの軸端の嵌合手段を嵌合させて連結されており、当該嵌合手段の嵌合部が塗布ブラシローラ端部よりも内側に配設されていることを特徴とする。
また、請求項10の発明は、請求項1乃至9の何れか1項記載の潤滑剤塗布装置において、前記分割された塗布ブラシローラの外周と摺接する潤滑剤が設置されていることを特徴とする。
また、請求項11の発明は、請求項10記載の潤滑剤塗布装置において、前記潤滑剤は、潤滑剤が少なくても1つ以上に分割され、隣り合う潤滑剤が凹凸嵌合によって直線状に連結されていることを特徴とする。
また、請求項12の発明は、請求項10又は11記載の潤滑剤塗布装置において、前記潤滑剤が、脂肪酸金属塩またはフッ素化合物であることを特徴とする。
また、請求項13の発明は、請求項10乃至12の何れか1項記載の潤滑剤塗布装置において、前記潤滑剤は、前記塗布ブラシローラと接離自在に取り付けられていることを特徴とする。
また、請求項14の発明は、請求項1乃至13の何れか1項記載の潤滑剤塗布装置において、前記像担持体の回動方向の前記塗布ブラシローラの後方に、当該塗布ブラシローラで前記像担持体に塗布された潤滑剤を均す潤滑剤均し手段が配設されていることを特徴とする。
また、請求項11の発明は、請求項10記載の潤滑剤塗布装置において、前記潤滑剤は、潤滑剤が少なくても1つ以上に分割され、隣り合う潤滑剤が凹凸嵌合によって直線状に連結されていることを特徴とする。
また、請求項12の発明は、請求項10又は11記載の潤滑剤塗布装置において、前記潤滑剤が、脂肪酸金属塩またはフッ素化合物であることを特徴とする。
また、請求項13の発明は、請求項10乃至12の何れか1項記載の潤滑剤塗布装置において、前記潤滑剤は、前記塗布ブラシローラと接離自在に取り付けられていることを特徴とする。
また、請求項14の発明は、請求項1乃至13の何れか1項記載の潤滑剤塗布装置において、前記像担持体の回動方向の前記塗布ブラシローラの後方に、当該塗布ブラシローラで前記像担持体に塗布された潤滑剤を均す潤滑剤均し手段が配設されていることを特徴とする。
また、請求項15の発明は、請求項14記載の潤滑剤塗布装置において、前記潤滑剤均し手段は、塗布ブレード又は塗布ローラであり、前記像担持体の幅方向で少なくても2つ以上に分割されていることを特徴とする。
また、請求項16の発明は、請求項15記載の潤滑剤塗布装置において、前記潤滑剤均し手段は、塗布ローラであり、当該塗布ローラは、前記像担持体の幅方向で直線状、千鳥状及び階段状の何れかで配設されていることを特徴とする。
また、請求項17の発明は、請求項16記載の潤滑剤塗布装置において、前記塗布ローラは、分割された塗布ローラ毎に回転制御された回転駆動手段を備えたことを特徴とする。
また、請求項18の発明は、請求項1乃至17の何れか1項記載の潤滑剤塗布装置において、前記像担持体上に塗布された潤滑剤の塗布状態を検知する検知手段を備え、当該検知手段による検知結果に基づいて潤滑剤の塗布量を制御することを特徴とする。
また、請求項19の発明は、請求項18記載の潤滑剤塗布装置において、前記検知手段は、潤滑剤の塗布された像担持体に光を照射して当該像担持体の表面の曇り量を検知する検知手段か、又は潤滑剤の塗布された像担持体の表面電位を測定する検知手段の何れかであることを特徴とする。
また、請求項16の発明は、請求項15記載の潤滑剤塗布装置において、前記潤滑剤均し手段は、塗布ローラであり、当該塗布ローラは、前記像担持体の幅方向で直線状、千鳥状及び階段状の何れかで配設されていることを特徴とする。
また、請求項17の発明は、請求項16記載の潤滑剤塗布装置において、前記塗布ローラは、分割された塗布ローラ毎に回転制御された回転駆動手段を備えたことを特徴とする。
また、請求項18の発明は、請求項1乃至17の何れか1項記載の潤滑剤塗布装置において、前記像担持体上に塗布された潤滑剤の塗布状態を検知する検知手段を備え、当該検知手段による検知結果に基づいて潤滑剤の塗布量を制御することを特徴とする。
また、請求項19の発明は、請求項18記載の潤滑剤塗布装置において、前記検知手段は、潤滑剤の塗布された像担持体に光を照射して当該像担持体の表面の曇り量を検知する検知手段か、又は潤滑剤の塗布された像担持体の表面電位を測定する検知手段の何れかであることを特徴とする。
また、請求項20の発明は、請求項1乃至19の何れか1項記載の潤滑剤塗布装置において、前記像担持体に担持されるトナー画像の画像面積を検出する画像面積検出手段を備え、当該画像面積検出手段によって検出された画像面積に基づいて潤滑剤塗布量を制御することを特徴とする。
また、請求項21の発明は、表面にトナー像を担持して回動する像担持体と当該像担持体表面に潤滑剤を塗布する回転可能な塗布ブラシローラを前記像担持体の幅方向に配設した潤滑剤塗布装置とを少なくとも一体に構成したプロセスカートリッジにおいて、前記潤滑剤塗布装置は、請求項1乃至20の何れか1項記載の潤滑剤塗布装置であることを特徴とする。
また、請求項22の発明は、表面にトナー像を担持して回動する像担持体と当該像担持体表面に潤滑剤を塗布する回転可能な塗布ブラシローラを前記像担持体の幅方向に配設した潤滑剤塗布装置とを備えた画像形成装置において、前記潤滑剤塗布装置は、請求項1乃至20の何れか1項記載の潤滑剤塗布装置であるか又は請求項21記載のプロセスカートリッジであることを特徴とする。
また、請求項23の発明は、請求項22記載の画像形成装置において、前記トナー像を形成するトナーが、体積平均粒径が3〜8μmで、体積平均粒径(Dv)と個数平均粒径(Dn)との比(Dv/Dn)が1.00〜1.40の範囲にあることを特徴とする。
また、請求項24の発明は、請求項22又は23記載の画像形成装置において、前記トナー像を形成するトナーが、形状係数SF−1が100〜180の範囲にあり、形状係数SF−2が100〜180の範囲にあることを特徴とする。
また、請求項21の発明は、表面にトナー像を担持して回動する像担持体と当該像担持体表面に潤滑剤を塗布する回転可能な塗布ブラシローラを前記像担持体の幅方向に配設した潤滑剤塗布装置とを少なくとも一体に構成したプロセスカートリッジにおいて、前記潤滑剤塗布装置は、請求項1乃至20の何れか1項記載の潤滑剤塗布装置であることを特徴とする。
また、請求項22の発明は、表面にトナー像を担持して回動する像担持体と当該像担持体表面に潤滑剤を塗布する回転可能な塗布ブラシローラを前記像担持体の幅方向に配設した潤滑剤塗布装置とを備えた画像形成装置において、前記潤滑剤塗布装置は、請求項1乃至20の何れか1項記載の潤滑剤塗布装置であるか又は請求項21記載のプロセスカートリッジであることを特徴とする。
また、請求項23の発明は、請求項22記載の画像形成装置において、前記トナー像を形成するトナーが、体積平均粒径が3〜8μmで、体積平均粒径(Dv)と個数平均粒径(Dn)との比(Dv/Dn)が1.00〜1.40の範囲にあることを特徴とする。
また、請求項24の発明は、請求項22又は23記載の画像形成装置において、前記トナー像を形成するトナーが、形状係数SF−1が100〜180の範囲にあり、形状係数SF−2が100〜180の範囲にあることを特徴とする。
本発明によれば、塗布ブラシローラを前記像担持体の幅方向で少なくても1つ以上に分割することによって、像担持体表面への潤滑剤塗布量を均一にすることを可能として、像担持体表面に塗布された潤滑剤の塗布量の制御や均一性を確保することが可能な潤滑剤塗布装置及びこれを備えたプロセスカートリッジ並びに画像形成装置を提供することができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。
図1は、本発明による一実施形態である画像形成装置の概略構成を示す全体図である。本実施形態において同図に示す画像形成装置は、タンデム方式のカラー複写機であるが、本発明では、複写機だけでなくプリンタやファクシミリ装置あるいは印刷機を対象とすることも可能である。
図1において、画像形成装置には、色分解色に対する補色関係にある色のトナーであるイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)および黒(K)を用いた画像を形成可能な像担持体の1例であるドラム状感光体8Y、8M、8C、8Kが水平方向で同一線上に並置されている。各感光体像8Y、8M、8C、8Kは、一つの像担持体ユニットに配置されており、このユニットには、画像形成処理工程である、帯電、及びクリーニング、現像、除電などの工程を実行する装置が含まれている。像担持体ユニットの上部には感光体8Y、8M、8C、8Kの並置方向に平行する展張面を有するベルトが用いられた1次転写装置20を収容している中間転写ユニット1が配置されている。像担持体ユニットの下方には、光走査装置が配置されている書き込みユニット9が配置されている。各感光体8Y、8M、8C、8Kに対向している展張面を有する中間転写ベルト10に対して各感光体8Y、8M、8C、8Kからの色画像を順次転写し、1次転写により重畳された画像を給紙装置21から送り出される記録媒体Pに対して、一括転写する2次転写装置3が配置されている。各感光体8Y、8M、8C、8Kと対峠する位置にローラで構成された1次転写装置20が設置されており、中間転写駆動ローラ5の対峠する位置にはローラ4で構成された2次転写装置3が配置されている。
図1は、本発明による一実施形態である画像形成装置の概略構成を示す全体図である。本実施形態において同図に示す画像形成装置は、タンデム方式のカラー複写機であるが、本発明では、複写機だけでなくプリンタやファクシミリ装置あるいは印刷機を対象とすることも可能である。
図1において、画像形成装置には、色分解色に対する補色関係にある色のトナーであるイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)および黒(K)を用いた画像を形成可能な像担持体の1例であるドラム状感光体8Y、8M、8C、8Kが水平方向で同一線上に並置されている。各感光体像8Y、8M、8C、8Kは、一つの像担持体ユニットに配置されており、このユニットには、画像形成処理工程である、帯電、及びクリーニング、現像、除電などの工程を実行する装置が含まれている。像担持体ユニットの上部には感光体8Y、8M、8C、8Kの並置方向に平行する展張面を有するベルトが用いられた1次転写装置20を収容している中間転写ユニット1が配置されている。像担持体ユニットの下方には、光走査装置が配置されている書き込みユニット9が配置されている。各感光体8Y、8M、8C、8Kに対向している展張面を有する中間転写ベルト10に対して各感光体8Y、8M、8C、8Kからの色画像を順次転写し、1次転写により重畳された画像を給紙装置21から送り出される記録媒体Pに対して、一括転写する2次転写装置3が配置されている。各感光体8Y、8M、8C、8Kと対峠する位置にローラで構成された1次転写装置20が設置されており、中間転写駆動ローラ5の対峠する位置にはローラ4で構成された2次転写装置3が配置されている。
カラー複写機では、各感光体8Y、8M、8C、8Kに対する帯電後に書き込み走査に応じた静電潜像が形成され、静電潜像が現像装置によって可視像処理されると各感光体8Y、8M、8C、8Kから色画像が1次転写装置20を介して順次転写されて重畳画像が形成され、重畳画像が記録媒体Pに対して2次転写装置3により一括転写される。2次転写装置3によって重畳画像を一括転写された記録媒体Pは排紙トレー24に至る搬送路中に設けられている定着装置6によって定着処理されて排紙トレー24に排出される。なお、7はトナー補給ユニットである。
前述の本実施形態に係る画像形成装置においては、4色のトナー画像を形成する像担持体ユニットは、基本的に同一構成であり、図2に像担持体ユニットの具体的な概略構成を示す。この画像形成装置は、像担持体としてのドラム状の感光体8を有し、画像形成動作の開始に伴って、感光体8は、矢印B方向に回転駆動される。このとき、感光体8の表面に対向配置された帯電ローラ35が、図示していない駆動装置により、または感光体8の表面の移動に従動して矢印C方向に回転する。帯電ローラ35は芯金と、そのまわりに固定された弾性体より成り、かかる帯電ローラ35が上述のように回転するとき、その芯金に所定極性の帯電電圧が印加され、これによって感光体8の表面が所定の極性に帯電される。帯電された感光体8の表面には、露光装置の1例であるレーザ書き込みユニット(図示せず)から出射する光変調されたレーザビームLBが照射され、これによって感光体8の表面に静電潜像が形成される。
前述の本実施形態に係る画像形成装置においては、4色のトナー画像を形成する像担持体ユニットは、基本的に同一構成であり、図2に像担持体ユニットの具体的な概略構成を示す。この画像形成装置は、像担持体としてのドラム状の感光体8を有し、画像形成動作の開始に伴って、感光体8は、矢印B方向に回転駆動される。このとき、感光体8の表面に対向配置された帯電ローラ35が、図示していない駆動装置により、または感光体8の表面の移動に従動して矢印C方向に回転する。帯電ローラ35は芯金と、そのまわりに固定された弾性体より成り、かかる帯電ローラ35が上述のように回転するとき、その芯金に所定極性の帯電電圧が印加され、これによって感光体8の表面が所定の極性に帯電される。帯電された感光体8の表面には、露光装置の1例であるレーザ書き込みユニット(図示せず)から出射する光変調されたレーザビームLBが照射され、これによって感光体8の表面に静電潜像が形成される。
この静電潜像は現像器33によりトナー像として可視像化される。ここでの現像器33は、粉体状の現像剤を収容した現像ケース43と、現像剤を担持して搬送する現像ローラ30を有し、回転駆動される現像ローラ30の周面に担持された現像剤のトナーが感光体8に形成された静電潜像に静電的に移行し、前記静電潜像がトナー像として可視像化される。感光体8には、矢印A方向に駆動される中間転写ベルト10が接触配置され、先に感光体8上に形成されたトナー像が転写される。トナー像転写後の感光体8の表面に付着する転写残トナーは、感光体8の表面に圧接したクリーニングブレード37によって掻き取り除去される。掻き取り除かれた転写残トナーは廃トナー搬送スクリュー38によって搬送され、図示しない廃トナータンクへ蓄積される。
クリーニングブレード37によって清浄にされた感光体8表面の幅方向に延設されて回転自在、接離自在に取り付けられた塗布ブラシローラ39が配置されている。この塗布ブラシローラ39には、加圧スプリング40によって塗布ブラシローラ39に対して押圧された固形の潤滑剤からなる潤滑剤41が感光体8の対向位置に接離自在に取り付けられている。潤滑剤41が回転する塗布ブラシローラ39に摺接しているときは、塗布ブラシローラ39が潤滑剤41を削り取り、削り取った潤滑剤を塗布ブラシローラ39に保持した状態で回転し、塗布ブラシローラ39が感光体8と接触しているときに、この感光体8に潤滑剤を塗布する。感光体ドラム8上に塗布された潤滑剤は、潤滑剤均し手段36の1例である潤滑剤塗布ブレードによって周方向に延ばされ平坦に均されて、感光体ドラム8に馴染むようになっている。
使用する潤滑剤の材料としては、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸バリウム、ステアリン酸鉛、ステアリン酸鉄、ステアリン酸ニッケル、ステアリン酸コバルト、ステアリン酸銅、ステアリン酸ストロンチウム、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸カドミウム、ステアリン酸マグネシウム、オレイン酸亜鉛、オレイン酸マンガン、オレイン酸鉄、オレイン酸コバルト、オレイン酸鉛、オレイン酸マグネシウム、オレイン酸銅、パルチミン酸、亜鉛パルチミン酸コバルト、パルチミン酸銅、パルチミン酸マグネシウム、パルチミン酸アルミニウム、パルチミン酸カルシウム、カプリル酸鉛、カプロン酸鉛、リノレン酸亜鉛、リノレン酸コバルト、リノレン酸カルシウム及びコリノネン酸カドミウム、または同様のラウリン酸、ミリスチン酸などの脂肪酸塩が適宜用いられる。その他にも、例えば、カポットコーポレーションから市販されているCab−O−S11(商品名)のようなコロイド状高温シリカ粉末を使用することもでき、その他、カルナバワックス等のような天然ワックスも適宜用いることができる。またはPvDFなどのフッ素化合物も使用することができる
なお、本実施形態による画像形成装置においては、感光体8、帯電ローラ35、塗布ブラシローラ39がユニットケースに回転自在に一体に組み付けられてプロセスカートリッジを構成している。感光体8等の保守、交換時にプロセスカートリッジの取り出しによって、感光体8と共に帯電ローラ35、塗布ブラシローラ39が同時に取り外されるようになっている。プロセスカートリッジの場合、その中に構成される部品の1つに異常が発生した場合には、カートリッジ全体を交換する必要があり、まだ寿命内の部品も破棄してしまい、経済的でない。しかし、本実施形態の構成にすることにより、感光体8表面への潤滑剤塗布量を均一にすることによって、画像ムラ等の異常画像を防止でき、低コスト化を図り、プロセスカートリッジの利点(良好な作業性)を生かすことができる。さらに、プロセスカートリッジとして、後述する本発明による潤滑剤塗布装置を搭載すると、メンテナンスの面で有利であり、上記した部品または装置に起因した故障が発生した場合に、プロセスカートリッジを交換するだけで、早期に原状回復が可能となり、そのためサービス時間の短縮が可能である。
また、プロセスカートリッジの高寿命化には、電子写真感光体のクリーニング性や潤滑効果を良好にすることが大きく寄与する。プロセスカートリッジに、後述する本発明による潤滑剤塗布装置を適用した場合、プロセスカートリッジに含まれる現像手段で用いられるトナーとして、体積平均粒径が3〜8μmで、体積平均粒径(Dv)と個数平均粒径(Dn)との比(Dv/Dn)が1.00〜1.40の範囲にあるものを用いたとしても、転写残が発生しにくく、発生した場合にも剥離し易くすることができる。
また、上記小粒径・狭粒径分布のトナーとして、形状係数SF−1が100〜180の範囲にあり、形状係数SF−2が100〜180の範囲にあるものを使用した場合の同様の効果を得ることができる。なお、形状係数SF−1は、トナー形状の丸さの割合を示すものであり、下記式(1)で表される、トナーを2次元平面に投影してできる形状の最大長MXLNGの二乗を図形面積AREAで除して、100π/4を乗じた値である。
SF−1={(MXLNG)2/AREA}×(100π/4)・・・式(1)
SF−1の値が100の場合トナーの形状は真球となり、SF−1の値が大きくなるほど不定形になる。
形状係数SF−2は、トナー形状の凹凸の割合を示すものであり、下記式(2)で表される、トナーを2次元平面に投影してできる図形の周長PERIの二乗を図形面積AREAで除して、100/4πを乗じた値である。
SF−2={(PERI)2/AREA}×(100/4π)・・・式(2)
SF−2の値が100の場合トナー表面に凹凸が存在しなくなり、SF−2の値が大きくなるほどトナー表面の凹凸が顕著になる。
また、上記小粒径・狭粒径分布のトナーとして、形状係数SF−1が100〜180の範囲にあり、形状係数SF−2が100〜180の範囲にあるものを使用した場合の同様の効果を得ることができる。なお、形状係数SF−1は、トナー形状の丸さの割合を示すものであり、下記式(1)で表される、トナーを2次元平面に投影してできる形状の最大長MXLNGの二乗を図形面積AREAで除して、100π/4を乗じた値である。
SF−1={(MXLNG)2/AREA}×(100π/4)・・・式(1)
SF−1の値が100の場合トナーの形状は真球となり、SF−1の値が大きくなるほど不定形になる。
形状係数SF−2は、トナー形状の凹凸の割合を示すものであり、下記式(2)で表される、トナーを2次元平面に投影してできる図形の周長PERIの二乗を図形面積AREAで除して、100/4πを乗じた値である。
SF−2={(PERI)2/AREA}×(100/4π)・・・式(2)
SF−2の値が100の場合トナー表面に凹凸が存在しなくなり、SF−2の値が大きくなるほどトナー表面の凹凸が顕著になる。
また、上記実施形態においては、像担持体としてドラム状の感光体を使用しているが、無端ベルト状の感光体も使用可能であり、像担持体の幅方向とは、感光体の回動方向(例えば図2で示す矢印B方向)に対して直交する方向を指している。さらに、上記実施形態においては、感光体8を4個使用して4色のトナー像を形成するカラー印刷用の画像形成装置を例示しているが、カラー印刷用画像形成装置に限らず、モノクロの黒印刷用として1個の感光体を使用する場合も包含するものである。
本発明においては、塗布ブラシローラ39を感光体8の幅方向で少なくても1つ以上に分割して使用する潤滑剤塗布装置に特徴を有している。このように分割された塗布ブラシ39を使用して潤滑剤41を感光体8の外周表面に塗布する潤滑剤塗布装置について、実施例に基づいて説明する。
本発明においては、塗布ブラシローラ39を感光体8の幅方向で少なくても1つ以上に分割して使用する潤滑剤塗布装置に特徴を有している。このように分割された塗布ブラシ39を使用して潤滑剤41を感光体8の外周表面に塗布する潤滑剤塗布装置について、実施例に基づいて説明する。
[実施例1]
図3は、感光体8に対して分割して配置された塗布ブラシローラ39a、39b、39cを感光体8に対し幅方向(矢印D方向)に対して千鳥状に配設した斜視図、図4は図3の平面図、図5は図4のX1部の拡大図である。塗布ブラシローラ39は、感光体8の幅方向Dに対して3分割され、中央の塗布ブラシローラ39bは、その両側に配置される塗布ブラシローラ39a、39bより感光体8の回動方向Bに対して後方に配設されている。そして、中央の塗布ブラシローラ39bの両側では、両端の塗布ブラシローラ39a、39bの端部と塗布部分が重複するように形成されており、分割された塗布ブラシローラ39a、39b、39cによって感光体8の所要外周面で潤滑剤の塗布部分での塗り残しの発生を防止している。この場合、重複部分39a1、39b1、39c1で潤滑剤41の塗布量が過剰とならないように、図5に示すように、非重複部39a2、39b2、39c2の部分(ブラシの外径L1)よりも重複部39a1、39b1、39b2、39c1(ブラシの外径L2)でのブラシの毛足の長さがL3分だけ短くなっており、重複部39a1、39b1、39c1での塗布ブラシローラ39a、39b、39cによる潤滑剤41の塗布量を非重複部39a2、39b2、39c2よりも少なくして、重複して重複部39a1と39b1及び重複部39b1と39c1で重複して塗布する塗布量が非重複部39a2、39b2、39c2の塗布量と同一塗布量になるように形成されている。
図3は、感光体8に対して分割して配置された塗布ブラシローラ39a、39b、39cを感光体8に対し幅方向(矢印D方向)に対して千鳥状に配設した斜視図、図4は図3の平面図、図5は図4のX1部の拡大図である。塗布ブラシローラ39は、感光体8の幅方向Dに対して3分割され、中央の塗布ブラシローラ39bは、その両側に配置される塗布ブラシローラ39a、39bより感光体8の回動方向Bに対して後方に配設されている。そして、中央の塗布ブラシローラ39bの両側では、両端の塗布ブラシローラ39a、39bの端部と塗布部分が重複するように形成されており、分割された塗布ブラシローラ39a、39b、39cによって感光体8の所要外周面で潤滑剤の塗布部分での塗り残しの発生を防止している。この場合、重複部分39a1、39b1、39c1で潤滑剤41の塗布量が過剰とならないように、図5に示すように、非重複部39a2、39b2、39c2の部分(ブラシの外径L1)よりも重複部39a1、39b1、39b2、39c1(ブラシの外径L2)でのブラシの毛足の長さがL3分だけ短くなっており、重複部39a1、39b1、39c1での塗布ブラシローラ39a、39b、39cによる潤滑剤41の塗布量を非重複部39a2、39b2、39c2よりも少なくして、重複して重複部39a1と39b1及び重複部39b1と39c1で重複して塗布する塗布量が非重複部39a2、39b2、39c2の塗布量と同一塗布量になるように形成されている。
そして、本実施例における潤滑剤塗布装置においては、図6に示すように、塗布ブラシローラ39a、39b、39cは、それぞれの回転軸55a、55b、55cにギアを介して駆動モータ57a、57b、57cと連結されており、これらの駆動モータ57a、57b、57cを制御することによって、塗布ブラシローラ39a、39b、39cの回転速度、回転方向を独立に制御可能となっている。従って、画像面積の大きい中央部の感光体8には、中央部の塗布ブラシローラ39bを両側の塗布ブラシローラ39a、39cよりも回転速度を速めて感光体8の比較的画像面積の小さい両側部分よりも多量の潤滑剤を塗布したり、反対に、画像面積が小さい感光体8の領域では、塗布ブラシローラ39a、39cを反対方向に回転させて、余分の潤滑剤を削り取ることが可能となる。なお、この場合、潤滑剤41は、塗布ブラシローラ39a、39b、39cの全長に亘って摺接するように、3個の潤滑剤が使用されている。(図2では2個の潤滑剤を示している。)
また、図7に示すように、塗布ブラシローラ39a、39b、39cは、ソレノイド等によってこれらの回転軸55a、55b、55cが感光体8の回転軸8bとの距離D1を変化させるようにして、外周面8aからD2だけ接離可能なようになっている。従って、塗布ブラシローラ39a、39b、39cを感光体8の外周面8aと摺接又は離間させることによって、感光体8への潤滑剤の塗布量を感光体8に形成される画像面積の多少に応じて制御することが可能となる。
以上のように、本実施例においては、塗布ブラシローラ39a、39b、39cを中央部とその両端の3つに分割して千鳥状に配設したので、感光体8の画像面積の多少に応じて、感光体8への潤滑剤41の塗布量を制御することが可能となり、常に適切な状態で感光体8に潤滑剤31を供給することが可能となる。
以上のように、本実施例においては、塗布ブラシローラ39a、39b、39cを中央部とその両端の3つに分割して千鳥状に配設したので、感光体8の画像面積の多少に応じて、感光体8への潤滑剤41の塗布量を制御することが可能となり、常に適切な状態で感光体8に潤滑剤31を供給することが可能となる。
[実施例2]
図8〜図10は、本発明による他の実施例に係る潤滑剤塗布装置の概略構成を示す図で、図8は斜視図、図9は平面図、図10は図9のX2部の拡大平面図ある。本実施例における潤滑剤塗布装置は、分割された塗布ブラシローラ39a、39b、39cを実施例1の場合(千鳥状の配置)とは異なり、階段状の配置に変更している。このように、階段状の配置とすることによって、図11に示すように、これらの塗布ブラシローラ39a、39b、39cを回転駆動する駆動モータ57a、57b、57cの配置も変更され、駆動モータ57a、57b、57cの配置に裕度が生じ、また回転軸55a、55b、55cを感光体8の両端まで伸ばして確実、安定して支持可能とすることができる。
図8〜図10は、本発明による他の実施例に係る潤滑剤塗布装置の概略構成を示す図で、図8は斜視図、図9は平面図、図10は図9のX2部の拡大平面図ある。本実施例における潤滑剤塗布装置は、分割された塗布ブラシローラ39a、39b、39cを実施例1の場合(千鳥状の配置)とは異なり、階段状の配置に変更している。このように、階段状の配置とすることによって、図11に示すように、これらの塗布ブラシローラ39a、39b、39cを回転駆動する駆動モータ57a、57b、57cの配置も変更され、駆動モータ57a、57b、57cの配置に裕度が生じ、また回転軸55a、55b、55cを感光体8の両端まで伸ばして確実、安定して支持可能とすることができる。
[実施例3]
図12、図13は、本発明による他の実施例に係る潤滑剤塗布装置の概略構成を示す図で、図12は斜視図、図13は平面図である。本実施例における潤滑剤塗布装置は、前述の実施例1及び実施例2の場合と異なり、分割された塗布ブラシローラ39a、39b、39cを連結して直線状に配置している。この場合、塗布ブラシローラ39a、39b、39cの連結部58は、図14に示すように、塗布ブラシローラ39a、39b、39cの中心軸56a、56b、56cの端部の一方に突起部56b1を形成し、他方の連結される塗布ブラシローラの対向する中心軸56a、56b、56cの端部、例えば、中心軸56aの端部に突起部56b1と嵌合可能な凹部56a1を形成し、突起部56b1と凹部56a1とを嵌合、連結して塗布ブラシローラ39a、39b、39cを1本の塗布ブラシローラを形成している。この塗布ブラシローラ39a、39b、39cの連結時に、塗布ブラシローラ39a、39b、39cの中心軸の嵌合部59を、図15に示すように、一方の中心軸の端部、例えば、56aを長さEだけ突出させ、他方、連結される塗布ブラシローラ、例えば塗布ブラシローラ39bの中心軸56bを塗布ブラシローラ39bの連結部58から内方に長さEだけ凹んだ位置に形成し、中心軸56aと56bの嵌合部59と塗布ブラシローラの連結部58と位置を異ならせることによって、嵌合部59内への異物の混入を防止することが可能となる。
図12、図13は、本発明による他の実施例に係る潤滑剤塗布装置の概略構成を示す図で、図12は斜視図、図13は平面図である。本実施例における潤滑剤塗布装置は、前述の実施例1及び実施例2の場合と異なり、分割された塗布ブラシローラ39a、39b、39cを連結して直線状に配置している。この場合、塗布ブラシローラ39a、39b、39cの連結部58は、図14に示すように、塗布ブラシローラ39a、39b、39cの中心軸56a、56b、56cの端部の一方に突起部56b1を形成し、他方の連結される塗布ブラシローラの対向する中心軸56a、56b、56cの端部、例えば、中心軸56aの端部に突起部56b1と嵌合可能な凹部56a1を形成し、突起部56b1と凹部56a1とを嵌合、連結して塗布ブラシローラ39a、39b、39cを1本の塗布ブラシローラを形成している。この塗布ブラシローラ39a、39b、39cの連結時に、塗布ブラシローラ39a、39b、39cの中心軸の嵌合部59を、図15に示すように、一方の中心軸の端部、例えば、56aを長さEだけ突出させ、他方、連結される塗布ブラシローラ、例えば塗布ブラシローラ39bの中心軸56bを塗布ブラシローラ39bの連結部58から内方に長さEだけ凹んだ位置に形成し、中心軸56aと56bの嵌合部59と塗布ブラシローラの連結部58と位置を異ならせることによって、嵌合部59内への異物の混入を防止することが可能となる。
大型装置で使用される長尺の1本の塗布ブラシローラを使用する場合には、長尺の1本の塗布ブラシローラを精度良く製作することが困難であるだけでなく、撓みが発生し易い。そのため、感光体8の幅方向に均一性を持って感光体8に接触することが困難となる。しかし、この実施例のように、分割された塗布ブラシローラ39a、39b、39cを使用して、これらの塗布ブラシローラ39a、39b、39cを連結して1本の塗布ブラシローラとする場合には、分割された塗布ブラシローラ39a、39b、39cは、短尺のものとすることが可能となる。その結果、塗布ブラシローラを精度良く製作することが可能となり、さらに撓みの発生も抑制することが可能となって感光体8の幅方向に均一性をもって感光体8に接触させることができる。
[実施例4]
感光体8上に塗布された潤滑剤41は、均一に消費していくわけではない。例えば、画像比率が高いベタ画像を多数枚出力すると、その画像部に対応する感光体の場所では、潤滑剤の供給が不足する。しかしながら、その他の部分では、ほとんどトナーの供給がないことも有り、潤滑剤の量はリッチになってしまう。このような場合、長手方向で均一性がないことから、異なる転写紙サイズのプリント時や異なる原稿のプリント時などで部分的な異常画像が発生したり、さらにはクリーニング不良の問題が発生しまう。これらの問題を発生させないためには、感光体8の幅方向に亘って常に均一性を保つ必要がある。
このような問題点を改善するため、本実施例においては、潤滑剤41を感光体8の幅方向で3分割したものを使用している。3分割された潤滑剤41a、41b、41cを塗布ブラシローラ39の幅方向に沿って配置した例を図16、図17に示している。図16の例は、前述の実施例塗布1で示す塗布ブラシローラ39a、39b、39cの場合と同様に、1本の塗布ブラシローラ39に対して千鳥状に配設したものである。また、図17の例は分割された潤滑剤41a、41b、41cを階段状に配設したものである。このように、潤滑剤41を分割し、分割された潤滑剤41a、41b、41cを離間した状態で配設し、分割された潤滑剤41a、41b、41cをそれぞれ独立して、塗布ブラシローラ39から接離可能に取り付け、感光体8へのトナー像の形成状態に応じて、潤滑剤41a、41b、41cを塗布ブラシローラ39に摺接あるいは離間させたりすることができる。
感光体8上に塗布された潤滑剤41は、均一に消費していくわけではない。例えば、画像比率が高いベタ画像を多数枚出力すると、その画像部に対応する感光体の場所では、潤滑剤の供給が不足する。しかしながら、その他の部分では、ほとんどトナーの供給がないことも有り、潤滑剤の量はリッチになってしまう。このような場合、長手方向で均一性がないことから、異なる転写紙サイズのプリント時や異なる原稿のプリント時などで部分的な異常画像が発生したり、さらにはクリーニング不良の問題が発生しまう。これらの問題を発生させないためには、感光体8の幅方向に亘って常に均一性を保つ必要がある。
このような問題点を改善するため、本実施例においては、潤滑剤41を感光体8の幅方向で3分割したものを使用している。3分割された潤滑剤41a、41b、41cを塗布ブラシローラ39の幅方向に沿って配置した例を図16、図17に示している。図16の例は、前述の実施例塗布1で示す塗布ブラシローラ39a、39b、39cの場合と同様に、1本の塗布ブラシローラ39に対して千鳥状に配設したものである。また、図17の例は分割された潤滑剤41a、41b、41cを階段状に配設したものである。このように、潤滑剤41を分割し、分割された潤滑剤41a、41b、41cを離間した状態で配設し、分割された潤滑剤41a、41b、41cをそれぞれ独立して、塗布ブラシローラ39から接離可能に取り付け、感光体8へのトナー像の形成状態に応じて、潤滑剤41a、41b、41cを塗布ブラシローラ39に摺接あるいは離間させたりすることができる。
上記実施例においては、1本の塗布ブラシローラ39に対して、複数に分割された潤滑剤41a、41b、41cを配置した例を示したが、前述の実施例1、2で示した分割され塗布ブラシローラ39a、39b、39cを千鳥状又は階段状に離隔した塗布ブラシローラ39a、39b、39cのそれぞれに分割された潤滑剤41a、41b、41cを千鳥状又は階段状に配設しても良い。図18は、このように分割された塗布ブラシローラ39a、39b、39cに対して複数の分割された潤滑剤41a、41b、41cを配設した状態を示している。さらに、このように配設された潤滑剤41a、41b、41cをソレノイド等を使用して塗布ブラシローラ39a、39b、39cから距離Fだけ離間或いは当接させ、塗布ブラシローラ39a、39b、39cによる潤滑剤41a、41b、41cの削り取りの停止或いは削り取りを行うことができるようになっている。従って、画像面積比率が低い場合、潤滑剤の塗布量が多くなる場合など、また、機械停止時等、感光体8の表面8aの画像面積に応じて潤滑剤41供給を制御すれば、感光体8の画像面積に応じてより細かな潤滑剤の供給量を制御することが可能となるので好ましい。
[実施例5]
大型の潤滑剤塗布装置において使用される長尺の潤滑剤は、1本の単体で形成すると、ひび割れ等を起こし易く、潤滑剤の塗布時に、塗布ムラ等の問題を招き易い。本実施例においては、潤滑剤を複数に分割したものを使用し、これらの分割された潤滑剤を連結して使用する例について説明する。図19は、分割された潤滑剤41a、41b、41cを直線状に連結して使用する例を示している。この場合、隣接する潤滑剤、例えば、潤滑剤41aと41b及び潤滑剤41bと41cとの接合部60a、60bを図20に示すように断面形状で三角形状とすれば、塗布ブラシローラ39による接合部60a、60bにおける潤滑剤の削り取り量を他の領域と同一量とすることが可能となるので好ましい。
このように複数に分割された潤滑剤を使用することによって、1固体としての潤滑剤を小さくすることで、成型コストを下げ、輸送時の破損、使用途中の折れを防止することが可能となる。
大型の潤滑剤塗布装置において使用される長尺の潤滑剤は、1本の単体で形成すると、ひび割れ等を起こし易く、潤滑剤の塗布時に、塗布ムラ等の問題を招き易い。本実施例においては、潤滑剤を複数に分割したものを使用し、これらの分割された潤滑剤を連結して使用する例について説明する。図19は、分割された潤滑剤41a、41b、41cを直線状に連結して使用する例を示している。この場合、隣接する潤滑剤、例えば、潤滑剤41aと41b及び潤滑剤41bと41cとの接合部60a、60bを図20に示すように断面形状で三角形状とすれば、塗布ブラシローラ39による接合部60a、60bにおける潤滑剤の削り取り量を他の領域と同一量とすることが可能となるので好ましい。
このように複数に分割された潤滑剤を使用することによって、1固体としての潤滑剤を小さくすることで、成型コストを下げ、輸送時の破損、使用途中の折れを防止することが可能となる。
[実施例6]
上記本発明による実施形態においては、塗布ブラシローラ39によって潤滑剤41を感光体8の表面に塗布後、塗布ブレード等の潤滑剤均し部材36によって潤滑剤を均すことによって均質な摩擦係数を有する感光体8を形成している。この場合に、潤滑剤均し部材36としての塗布ブレードの構造を変えることによって、感光体8の画像面積に応じた潤滑剤層を感光体表面8aに形成することができる。
本実施例においては、塗布ブレード61を感光体8の幅方向で複数に分割して配置し、分割された塗布ブレード毎に感光体8に対する圧接力や、摩擦力を変えて感光体8の画像面積に応じて対応可能としている。
図21、22は、塗布ブレードを3個に分割して感光体8の幅方向に千鳥状に延設した例を示している。中央の塗布ブレード61bを、図22に示すように、その両側の塗布ブレード61a、61cより感光体8の回動方向Bの後方に配置し、さらに、図21に示すように、両側の塗布ブレード61a、61bよりも長い形状としている。このようにすることによって、感光体8の端部のトナー入力が少ない部分では、接触圧を強くし余計な潤滑剤を取り除き、中心部のトナーが多い領域では、端部と異なる最適条件にてブレードを接触させることが可能となる。即ち、感光体8の幅方向における場所によって潤滑剤の馴染ませる程度を変える事ができる。
上記本発明による実施形態においては、塗布ブラシローラ39によって潤滑剤41を感光体8の表面に塗布後、塗布ブレード等の潤滑剤均し部材36によって潤滑剤を均すことによって均質な摩擦係数を有する感光体8を形成している。この場合に、潤滑剤均し部材36としての塗布ブレードの構造を変えることによって、感光体8の画像面積に応じた潤滑剤層を感光体表面8aに形成することができる。
本実施例においては、塗布ブレード61を感光体8の幅方向で複数に分割して配置し、分割された塗布ブレード毎に感光体8に対する圧接力や、摩擦力を変えて感光体8の画像面積に応じて対応可能としている。
図21、22は、塗布ブレードを3個に分割して感光体8の幅方向に千鳥状に延設した例を示している。中央の塗布ブレード61bを、図22に示すように、その両側の塗布ブレード61a、61cより感光体8の回動方向Bの後方に配置し、さらに、図21に示すように、両側の塗布ブレード61a、61bよりも長い形状としている。このようにすることによって、感光体8の端部のトナー入力が少ない部分では、接触圧を強くし余計な潤滑剤を取り除き、中心部のトナーが多い領域では、端部と異なる最適条件にてブレードを接触させることが可能となる。即ち、感光体8の幅方向における場所によって潤滑剤の馴染ませる程度を変える事ができる。
[実施例7]
本実施例においては、潤滑剤均し部材として、実施例6における塗布ブレードに代えて潤滑剤塗布ローラ62を使用している。図23、図24は、潤滑剤塗布ローラを3個(62a、62b、62c)に分割して千鳥状に配設した例を示し、図23は平面図、図24は側面図である。潤滑剤塗布ローラ62は、感光体表面8aに接触していることから、ゴムやスポンジ等の感光体表面8aよりもやわらかい材質が望ましい。このような潤滑剤塗布ローラ62a、62b、62cを使用することによって、前述の実施例6で示す塗布ブレード61a、61b、61cと同様な作用、効果を得ることができる。
本実施例においては、潤滑剤均し部材として、実施例6における塗布ブレードに代えて潤滑剤塗布ローラ62を使用している。図23、図24は、潤滑剤塗布ローラを3個(62a、62b、62c)に分割して千鳥状に配設した例を示し、図23は平面図、図24は側面図である。潤滑剤塗布ローラ62は、感光体表面8aに接触していることから、ゴムやスポンジ等の感光体表面8aよりもやわらかい材質が望ましい。このような潤滑剤塗布ローラ62a、62b、62cを使用することによって、前述の実施例6で示す塗布ブレード61a、61b、61cと同様な作用、効果を得ることができる。
図25は、潤滑剤塗布ローラ62a、62b、62cを階段状に配置した例を示している。さらに潤滑剤塗布ローラ62a、62b、62cは、図26に示すように、塗布ローラの回転軸63a、63b、63cに駆動モータ64a、64b、64cを駆動連結して、駆動モータ64a、64b、64cの回転によって、駆動回転されるようになっている。この構成によって夫々の潤滑剤塗布ローラ62a、62b、62cを別々の挙動をさせることが可能となる。例えば、この構成によって真中に配置された潤滑剤塗布ローラ62bとその他の潤滑剤塗布ローラ62a、62bでは回転数を異なるようにしたり、回転方向を逆回転させることが可能な構成になっている。なお、前述の図21で示す千鳥状に配設された潤滑剤塗布ローラ62a、62b、62cについても、それぞれに駆動モータ64a、64b、64cを取りつけ、それぞれの潤滑剤塗布ローラ62a、62b、62cが独立して、回転駆動させることもできる。
また、潤滑剤塗布ローラ62a、62b、62cを、図27に示すように、直線状に配置することができる。この場合に、隣接する潤滑剤塗布ローラ62a、62b、62c同士の連結方法としては、前述の実施例3で示すように、回転軸63a、63b、63cの端部で凹凸嵌合させて連結することが可能である。なお、この場合に、潤滑剤塗布ローラ62a、62b、62cの材質等を変えて、感光体8の画像面積に応じた対応とすることも可能である。
また、潤滑剤塗布ローラ62a、62b、62cを、図27に示すように、直線状に配置することができる。この場合に、隣接する潤滑剤塗布ローラ62a、62b、62c同士の連結方法としては、前述の実施例3で示すように、回転軸63a、63b、63cの端部で凹凸嵌合させて連結することが可能である。なお、この場合に、潤滑剤塗布ローラ62a、62b、62cの材質等を変えて、感光体8の画像面積に応じた対応とすることも可能である。
[実施例8]
さて、潤滑剤塗布量を制御するにあたり、そのレベル、即ち、感光体8上に塗布された潤滑剤の量を把握することが有効である。方法としては、図28に示すように、感光体表面8aにLEDランプ等の発光部材65によって光を感光体表面8aに照射し、その反射光を受光センサ65で受光することで、感光体表面8aの曇り量を把握することで感光体表面8aに塗布された潤滑剤41の塗布量を知ることができる。このようにして検出された塗布量によって塗布ブラシローラ39、潤滑剤41、潤滑剤塗布ローラ62等の挙動を変える制御をおこなうことを可能としている。また、表面電位センサ67によって得た帯電後の感光体8の電位の状態を測定することによっても潤滑剤の塗布量を把握することができる。この測定された塗布量によって同様に塗布ブラシローラ39、潤滑剤41、潤滑剤塗布ローラ62等の挙動を変える制御を行うことができる。
さて、潤滑剤塗布量を制御するにあたり、そのレベル、即ち、感光体8上に塗布された潤滑剤の量を把握することが有効である。方法としては、図28に示すように、感光体表面8aにLEDランプ等の発光部材65によって光を感光体表面8aに照射し、その反射光を受光センサ65で受光することで、感光体表面8aの曇り量を把握することで感光体表面8aに塗布された潤滑剤41の塗布量を知ることができる。このようにして検出された塗布量によって塗布ブラシローラ39、潤滑剤41、潤滑剤塗布ローラ62等の挙動を変える制御をおこなうことを可能としている。また、表面電位センサ67によって得た帯電後の感光体8の電位の状態を測定することによっても潤滑剤の塗布量を把握することができる。この測定された塗布量によって同様に塗布ブラシローラ39、潤滑剤41、潤滑剤塗布ローラ62等の挙動を変える制御を行うことができる。
1 中間転写ユニット、3 2次転写装置、4 2次転写ローラ、6 定着ユニット、8、8Y、8C、8M、8K 感光体、9 光書き込みユニット、10 中間転写ベルト、20 1次転写装置、30 現像ローラ、33 現像器、35 帯電ローラ、36 潤滑剤均し部材、37 クリーニングブレード、39、39a、39b、39c 塗布ブラシローラ、39a1、39b1、39c1 重複部、39a2、39b2、39c2 非重複部、40 潤滑剤加圧スプリング、41、41a、41b、41c 潤滑剤、55a、55b、55c 回転軸、56a、56b、56c 中心軸、57a、57b、57c 駆動モータ、58 連結部、59 嵌合部、60 接合部、61、61a、61b、61c 塗布ブレード、62a、62b、62c 潤滑剤塗布ローラ、63a、63b、63c 回転軸、64a、64b、64c 駆動モータ、65 発光部材、66 受光センサ、67 表面電位センサ
Claims (24)
- 表面にトナー像を担持して回動する像担持体表面に潤滑剤を塗布する回転可能な塗布ブラシローラを前記像担持体の幅方向に延設した潤滑剤塗布装置において、
前記塗布ブラシローラを前記像担持体の幅方向に少なくとも2つ以上に分割していることを特徴とする潤滑剤塗布装置。 - 請求項1記載の潤滑剤塗布装置において、
前記分割された塗布ブラシローラが前記像担持体表面の幅方向に対して千鳥状又は階段状に配置されていることを特徴とする潤滑剤塗布装置。 - 請求項2記載の潤滑剤塗布装置において、
前記千鳥状又は階段状に配置された塗布ブラシローラは、隣り合う塗布ブラシローラの端部において重複部を有して配置されていることを特徴とする潤滑剤塗布装置。 - 請求項3記載の潤滑剤塗布装置において、
前記重複部の塗布ブラシローラの毛足の長さは、非重複部の塗布ブラシローラの毛足よりも短くなっていることを特徴とする潤滑剤塗布装置。 - 請求項2乃至4の何れか1項記載の潤滑剤塗布装置において、
前記分割された塗布ブラシローラは、それぞれの回転軸に連結された当該塗布ブラシローラに対応する回転駆動手段を有し、当該回転駆動手段は、独立して回転機能を制御されることを特徴とする潤滑剤塗布装置。 - 請求項5記載の潤滑剤塗布装置において、
前記回転駆動手段は、回転数又は回転方向を独立して制御されることを特徴とする潤滑剤塗布装置。 - 請求項1乃至6の何れか1項記載の潤滑剤塗布装置において、
前記分割された塗布ブラシローラの少なくとも1つは、当該塗布ブラシローラの外周が前記像担持体表面から接離可能に取り付けられていることを特徴とする潤滑剤塗布装置。 - 請求項1記載の潤滑剤塗布装置において、
前記分割された塗布ブラシローラが連結されて直線状に配置されたことを特徴とする潤滑剤塗布装置。 - 請求項8記載の潤滑剤塗布装置において、
前記分割された塗布ブラシローラの軸端に凹部又は突部の嵌合手段を有し、隣り合う塗布ブラシローラは、当該塗布ブラシローラの軸端の嵌合手段を嵌合させて連結されており、当該嵌合手段の嵌合部が塗布ブラシローラ端部の連結部よりも内側に配設されていることを特徴とする潤滑剤塗布装置。 - 請求項1乃至9の何れか1項記載の潤滑剤塗布装置において、
前記分割された塗布ブラシローラの外周と摺接する潤滑剤が設置されていることを特徴とする潤滑剤塗布装置。 - 請求項10記載の潤滑剤塗布装置において、
前記潤滑剤は、潤滑剤が少なくても1つ以上に分割され、隣り合う潤滑剤が凹凸嵌合によって直線状に連結されていることを特徴とする潤滑剤塗布装置。 - 請求項10又は11記載の潤滑剤塗布装置において、
前記潤滑剤が、脂肪酸金属塩またはフッ素化合物であることを特徴とする潤滑剤塗布装置。 - 請求項10乃至12の何れか1項記載の潤滑剤塗布装置において、
前記潤滑剤は、前記塗布ブラシローラと接離自在に取り付けられていることを特徴とする潤滑剤塗布装置。 - 請求項1乃至13の何れか1項記載の潤滑剤塗布装置において、
前記像担持体の回動方向の前記塗布ブラシローラの後方に、当該塗布ブラシローラで前記像担持体に塗布された潤滑剤を均す潤滑剤均し手段が配設されていることを特徴とする潤滑剤塗布装置。 - 請求項14記載の潤滑剤塗布装置において、
前記潤滑剤均し手段は、塗布ブレード又は塗布ローラであり、前記像担持体の幅方向に少なくとも2つ以上に分割されていることを特徴とする潤滑剤塗布装置。 - 請求項15記載の潤滑剤塗布装置において、
前記潤滑剤均し手段は、塗布ローラであり、当該塗布ローラは、前記像担持体の幅方向で直線状、千鳥状及び階段状の何れかで配設されていることを特徴とする潤滑剤塗布装置。 - 請求項16記載の潤滑剤塗布装置において、
前記塗布ローラは、分割された塗布ローラ毎に回転制御された回転駆動手段を備えたことを特徴とする潤滑剤塗布装置。 - 請求項1乃至17の何れか1項記載の潤滑剤塗布装置において、
前記像担持体上に塗布された潤滑剤の塗布状態を検知する検知手段を備え、当該検知手段による検知結果に基づいて潤滑剤の塗布量を制御することを特徴とする潤滑剤塗布装置。 - 請求項18記載の潤滑剤塗布装置において、
前記検知手段は、潤滑剤の塗布された像担持体に光を照射して当該像担持体の表面の曇り量を検知する検知手段か、又は潤滑剤の塗布された像担持体の表面電位を測定する検知手段の何れかであることを特徴とする潤滑剤塗布装置。 - 請求項1乃至19の何れか1項記載の潤滑剤塗布装置において、
前記像担持体に担持されるトナー画像の画像面積を検出する画像面積検出手段を備え、当該画像面積検出手段によって検出された画像面積に基づいて潤滑剤塗布量を制御することを特徴とする潤滑剤塗布装置。 - 表面にトナー像を担持して回動する像担持体と当該像担持体表面に潤滑剤を塗布する回転可能な塗布ブラシローラを前記像担持体の幅方向に配設した潤滑剤塗布装置とを少なくとも一体に構成したプロセスカートリッジにおいて、
前記潤滑剤塗布装置は、請求項1乃至20の何れか1項記載の潤滑剤塗布装置であることを特徴とするプロセスカートリッジ。 - 表面にトナー像を担持して回動する像担持体と当該像担持体表面に潤滑剤を塗布する回転可能な塗布ブラシローラを前記像担持体の幅方向に配設した潤滑剤塗布装置とを備えた画像形成装置において、
前記潤滑剤塗布装置は、請求項1乃至20の何れか1項記載の潤滑剤塗布装置であるか又は請求項21記載のプロセスカートリッジであることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項22記載の画像形成装置において、
前記トナー像を形成するトナーが、体積平均粒径が3〜8μmで、体積平均粒径(Dv)と個数平均粒径(Dn)との比(Dv/Dn)が1.00〜1.40の範囲にあることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項22又は23記載の画像形成装置において、
前記トナー像を形成するトナーが、形状係数SF−1が100〜180の範囲にあり、形状係数SF−2が100〜180の範囲にあることを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
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JP2007226907A JP2009058827A (ja) | 2007-08-31 | 2007-08-31 | 潤滑剤塗布装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 |
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2007
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