JP2009052708A - Assembly method for bearing device for wheel with rotating speed detection device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、自動車等の車輪の回転速度を検出する回転速度センサを内蔵した回転速度検出装置付き車輪用軸受装置の組立方法に関するものである。 The present invention relates to a method of assembling a wheel bearing device with a rotation speed detection device incorporating a rotation speed sensor for detecting the rotation speed of a wheel of an automobile or the like.
自動車の車輪を懸架装置に対して回転自在に支承すると共に、アンチロックブレーキシステム(ABS)を制御するために車輪の回転速度を検出する装置が軸受に内蔵された回転速度検出装置付き車輪用軸受装置が一般的に知られている。従来、このような車輪用軸受装置は、転動体を介して転接する内方部材および外方部材の間にシール装置が設けられ、円周方向に磁極を交互に並べてなる磁気エンコーダを前記シール装置に一体化させると共に、磁気エンコーダと、この磁気エンコーダに対面配置され、車輪の回転に伴う磁気エンコーダの磁極変化を検出する回転速度センサとで回転速度検出装置が構成されている。 A wheel bearing with a rotation speed detecting device in which a wheel of an automobile is rotatably supported with respect to a suspension device and a device for detecting the rotation speed of the wheel for controlling an anti-lock brake system (ABS) is incorporated in the bearing. Devices are generally known. Conventionally, in such a wheel bearing device, a sealing device is provided between an inner member and an outer member that are in rolling contact with a rolling element, and a magnetic encoder in which magnetic poles are alternately arranged in a circumferential direction is provided as the sealing device. In addition, the rotational speed detecting device is constituted by a magnetic encoder and a rotational speed sensor that is arranged facing the magnetic encoder and detects a magnetic pole change of the magnetic encoder accompanying the rotation of the wheel.
前記回転速度センサは、懸架装置を構成するナックルに車輪用軸受装置が装着された後、当該ナックルに装着されているものが一般的である。しかし、この回転速度センサと磁気エンコーダとのエアギャップ調整作業の煩雑さを解消すると共に、よりコンパクト化を狙って最近では、回転速度センサをも軸受に内蔵した回転速度検出装置付き車輪用軸受装置が提案されている。 Generally, the rotational speed sensor is attached to the knuckle after the wheel bearing device is attached to the knuckle constituting the suspension device. However, in order to eliminate the complexity of the air gap adjustment work between the rotation speed sensor and the magnetic encoder and to achieve further compactness, recently, a bearing apparatus for a wheel with a rotation speed detection device in which the rotation speed sensor is also incorporated in the bearing. Has been proposed.
このような回転速度検出装置付き車輪用軸受装置の一例として図5に示すような構造が知られている。この回転速度検出装置付き車輪用軸受装置50は、外方部材51と、この外方部材51に複列のボール52を介して内挿された内方部材53と、外方部材51と内方部材53との間に形成された環状空間の開口部に装着された回転速度検出装置54とを備えている。
A structure as shown in FIG. 5 is known as an example of such a wheel bearing device with a rotational speed detection device. The wheel bearing
外方部材51は、外周に懸架装置を構成するナックル(図示せず)に取り付けられるための車体取付フランジ51bを一体に有し、内周に複列の外側転走面51a、51aが一体に形成されている。一方、内方部材53は、ハブ輪55と、このハブ輪55に固定された内輪56とからなる。ハブ輪55は、一端部に車輪(図示せず)を取り付けるための車輪取付フランジ57を一体に有し、外周に前記複列の外側転走面51a、51aの一方に対向する内側転走面55aと、この内側転走面55aから軸方向に延びる円筒状の小径段部55bが形成され、内周にトルク伝達用のセレーション55cが形成されている。内輪56は、外周に前記複列の外側転走面51a、51aの他方に対向する内側転走面56aが形成され、ハブ輪55の小径段部55bに所定のシメシロを介して圧入されている。
The
外方部材51の複列の外側転走面51a、51aと、これらに対向するハブ輪55の内側転走面55aおよび内輪56の内側転走面56a間には複列のボール52、52が収容され、保持器58、58によって転動自在に保持されている。また、外方部材51と内方部材53との間に形成される環状空間の開口部にはシール59、60が装着され、軸受内部に封入された潤滑グリースの漏洩と、外部から軸受内部に雨水やダスト等が侵入するのを防止している。
Double rows of
回転速度検出装置54は、磁気センサ61が包埋されたセンサホルダ62と、シール60とからなる。センサホルダ62は、図6に示すように、合成樹脂から射出成形により成形され、シール60を構成する芯金65に一体にインサート成形されている。シール60は、第1のシールリング63と第2のシールリング64とが組み合わされた、所謂パックシールで構成されている。第1のシールリング63は外方部材51に装着され、断面が略L字状に形成された芯金65と、この芯金65に被着され、サイドリップ66aと一対のラジアルリップ66b、66cとを有するシール部材66とからなる。
The rotational
第2のシールリング64は、内輪56に装着され、断面が略L字状に形成されたスリンガ67と、このスリンガ67に外嵌され、断面が略コの字状に形成されたパルサリング68とからなる。スリンガ67は、内輪56の外径に圧入される円筒部67aと、この円筒部67aから径方向外方に延びる立板部67bとを有し、パルサリング68はスリンガ67の円筒部67aに圧入されている。
The
パルサリング68は、スリンガ67の円筒部67aに圧入される円筒状の内径部68aと、この内径部68aから径方向外方に延びる立板部68b、およびこの立板部68bから軸方向に延びる外径部68cを有している。そして、この外径部68cに多極磁石ロータ69が被着されている。この多極磁石ロータ69は、磁性粉を含有したゴムまたは樹脂を加硫接着して周方向交互にN極、S極を配置するように径方向から着磁されている。また、シール部材66のサイドリップ66aはパルサリング68の立板部68bに摺接されると共に、一対のラジアルリップ66b、66cはスリンガ67の円筒部67aに摺接されている。ここで、センサホルダ62の円周所定位置には、磁気センサ61と車体の電子回路に接続されたハーネス(図示せず)とを結線する雄型のコネクタ70が径方向外方に突出した状態で一体に形成されている(図5参照)。
The
回転速度検出装置54は、第1のシールリング63とパルサリング68とが組み合わされた後、パルサリング68の内径部68aがスリンガ67に圧入されることで、すべての構成が予め組み立てられ、その全体が軸方向に押圧されることにより、芯金65が外方部材51の端部に内嵌されると共に、スリンガ67の円筒部67aが内輪56の小径部56bに圧入される。このような構成により、芯金65とセンサホルダ62との分離が防止できると共に、芯金65とセンサホルダ62との境界からの水分の浸入を防止することができる。
In the rotational
このように、第1のシールリング63を構成する芯金65が外方部材51の端部内周に圧入固定されているので、外方部材51と第1のシールリング63との間から軸受内部に水分が浸入するのが防止できると共に、パルサリング68の立板部68bにシール部材66のサイドリップ66aが摺接されているので、第1のシールリング63と第2のシールリング64との間から軸受内部に水分が浸入するのが防止できる。しかも、磁気センサ61と多極磁石ロータ69との間に金属部分が存在しないように形成されているので、芯金65が磁気センサ61の検知精度に悪影響を与えることも防止できる。
こうした従来の回転速度検出装置付き車輪用軸受装置50では、第1のシールリング63とパルサリング68とが組み合わされた後、パルサリング68の内径部68aがスリンガ67に圧入されることで、すべての構成が予め組み立てられ、その全体が軸方向に押圧されるが、図6に示すように、コネクタ70がセンサホルダ62から軸方向に突出して形成されて段差δ1があると共に、このセンサホルダ62と第2のシールリング64におけるスリンガ67の立板部67bとの間に段差δ2があるため、図5および図7に示すような圧入治具71(図中ハッチングにて示す)を使用し、突出したコネクタ70をはじめ環状のセンサホルダ62とスリンガ67を押圧して外方部材51と内輪56に圧入する場合、圧入治具71にそれぞれの段差δ1、δ2に相当する段差を設ける必要がある。
In such a conventional wheel bearing
然しながら、こうした圧入治具71に段差を精度良く加工するのはコストアップの要因となるだけでなく、圧入治具71の段差が加工誤差によってばらついた場合、圧入によってセンサホルダ62と外方部材51が密着せず両者との間にすきまが生じて気密性が損なわれる。また、内輪56に対してスリンガ67の位置決め誤差が生じてシール部材66のサイドリップ66aのシメシロがばらついて密封性が低下する恐れがあった。特に、センサホルダ62に過大な押圧力が生じた場合、樹脂製のセンサホルダ62に微小なクラックが発生して耐久性が低下すると共に、速度検出が不能となる恐れがある。
However, it is not only a factor to increase the cost to process the step in the press-
さらに、センサホルダ62を外方部材51に圧入する際、センサホルダ62のコネクタ70の位相を位置決めして圧入する必要がある。このコネクタ70の位置が周方向にずれた状態で圧入されると、車輪用軸受装置を車両に組み立てた後にハーネスの長さが不足して断線したり、また、逆にハーネスが弛んで周辺部品に干渉したりして好ましくない。
Furthermore, when press-fitting the sensor holder 62 into the
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、センサホルダの嵌合部の気密性を向上させると共に、組立精度を高めて信頼性を向上させた回転速度検出装置付き車輪用軸受装置の組立方法を提供することを目的としている。 The present invention has been made in view of such circumstances, and improves the airtightness of the fitting portion of the sensor holder, and improves the assembly accuracy and improves the reliability of the wheel bearing device with a rotational speed detection device. It is an object to provide an assembly method.
係る目的を達成すべく、本発明のうち請求項1記載の方法発明は、外周に懸架装置に取り付けるための車体取付フランジを一体に有し、この車体取付フランジに取付孔が形成され、内周に複列の外側転走面が一体に形成された外方部材と、一端部に車輪を取り付けるための車輪取付フランジを一体に有し、外周に軸方向に延びる小径段部が形成されたハブ輪、およびこのハブ輪の小径段部に圧入された少なくとも一つの内輪からなり、外周に前記複列の外側転走面に対向する複列の内側転走面が形成された内方部材と、この内方部材と前記外方部材の両転走面間に転動自在に収容された複列の転動体と、前記外方部材と内方部材との間に形成される環状空間の開口部に装着されたシールと、前記外方部材のインナー側の端部に装着され、合成樹脂を射出成形によって形成された環状のホルダ本体、およびこのホルダ本体の円周所定位置に突出した状態で一体に形成され、回転速度センサが包埋されたコネクタからなるセンサホルダと、前記回転速度センサにエアギャップを介して対峙し、円周方向に関する特性が交互にかつ等間隔に変化する被検出部を有するパルサリングとを備え、前記シールのうちインナー側のシールが、前記センサホルダがインサート成形され、鋼板からプレス加工によって形成された芯金、およびこの芯金に一体に接合されたシール部材からなる環状のシール板と、このシール板に対向して配置され、前記内輪の外径に圧入された円筒部、およびこの円筒部から径方向外方に延び、前記センサホルダの内周との間に僅かな径方向すきまを介して対峙する立板部からなり、鋼板からプレス加工によって断面がL字状に形成されたスリンガとを備えた回転速度検出装置付き車輪用軸受装置の組立方法において、前記センサホルダのコネクタが前記車体取付フランジの取付孔に対して所定の位相になるように設定されると共に、これら車体取付フランジの取付孔と同じピッチ円直径、同じ位相になるように支持棒が固定され、前記コネクタに対応する部位に軸方向に延びる切欠きが形成されたガイド治具と、このガイド治具にスライド自在に嵌挿される圧入治具とを備え、この圧入治具を前記ガイド治具に嵌挿してユニットにした状態で、前記センサホルダを前記圧入治具に嵌合して保持する工程と、前記ガイド治具を前記外方部材に当接させ、前記支持棒を前記取付孔に挿入する工程と、前記ガイド治具と外方部材との軸心を一致させた状態で、前記センサホルダが保持された圧入治具を前記ガイド治具に沿ってスライドさせることにより、前記センサホルダを前記外方部材に圧入する工程とを備えている。 In order to achieve the object, the method invention according to claim 1 of the present invention has a vehicle body mounting flange integrally attached to the suspension on the outer periphery, and a mounting hole is formed in the vehicle body mounting flange. A hub having an outer member integrally formed with an outer rolling surface of a double row and a wheel mounting flange for mounting a wheel at one end portion, and a small-diameter step portion extending in the axial direction on the outer periphery. An inner member formed of a ring and at least one inner ring press-fitted into a small-diameter step portion of the hub wheel, and formed with a double-row inner rolling surface facing the double-row outer rolling surface on the outer periphery; A double row rolling element accommodated between the rolling surfaces of the inner member and the outer member so as to roll freely, and an opening in an annular space formed between the outer member and the inner member And a seal attached to the inner side end of the outer member. An annular holder body formed by injection molding of grease, a sensor holder formed of a connector formed integrally with the holder body protruding at a predetermined circumferential position, and a rotational speed sensor embedded therein, and the rotational speed And a pulsar ring having a detected portion whose characteristics in the circumferential direction alternately and at equal intervals are opposed to each other through an air gap, and the sensor holder is formed by insert molding of the seal on the inner side. An annular seal plate made of a cored bar formed by pressing from a steel plate and a seal member integrally joined to the cored bar, and disposed opposite to the seal plate, and press-fitted into the outer diameter of the inner ring And a standing plate that extends radially outward from the cylindrical portion and faces the inner circumference of the sensor holder via a slight radial clearance. And a method of assembling a wheel bearing device with a rotational speed detection device comprising a slinger having a cross section formed into an L shape by pressing from a steel plate, wherein the connector of the sensor holder is attached to the mounting hole of the vehicle body mounting flange The support rod is fixed so as to have the same pitch circle diameter and the same phase as the mounting holes of the vehicle body mounting flanges, and extends in the axial direction to the portion corresponding to the connector. The sensor includes a guide jig in which a notch is formed, and a press-fitting jig that is slidably inserted into the guide jig, and the press-fitting jig is inserted into the guide jig to form a unit. Fitting and holding a holder in the press-fitting jig; bringing the guide jig into contact with the outer member; and inserting the support bar into the mounting hole; and the guide jig A step of press-fitting the sensor holder into the outer member by sliding a press-fitting jig holding the sensor holder along the guide jig in a state in which the axial centers of the outer member and the outer member are aligned. And.
このように、外方部材と内方部材との間に形成される環状空間の開口部に装着されたシールと、外方部材のインナー側の端部に装着され、合成樹脂を射出成形によって形成された環状のホルダ本体、およびこのホルダ本体の円周所定位置に突出した状態で一体に形成され、回転速度センサが包埋されたコネクタからなるセンサホルダと、回転速度センサにエアギャップを介して対峙し、円周方向に関する特性が交互にかつ等間隔に変化する被検出部を有するパルサリングとを備え、シールのうちインナー側のシールが、センサホルダがインサート成形され、鋼板からプレス加工によって形成された芯金、およびこの芯金に一体に接合されたシール部材からなる環状のシール板と、このシール板に対向して配置され、内輪の外径に圧入された円筒部、およびこの円筒部から径方向外方に延び、センサホルダの内周との間に僅かな径方向すきまを介して対峙する立板部からなり、鋼板からプレス加工によって断面がL字状に形成されたスリンガとを備えた回転速度検出装置付き車輪用軸受装置の組立方法において、センサホルダのコネクタが車体取付フランジの取付孔に対して所定の位相になるように設定されると共に、これら車体取付フランジの取付孔と同じピッチ円直径、同じ位相になるように支持棒が固定され、コネクタに対応する部位に軸方向に延びる切欠きが形成されたガイド治具と、このガイド治具にスライド自在に嵌挿される圧入治具とを備え、この圧入治具をガイド治具に嵌挿してユニットにした状態で、センサホルダを圧入治具に嵌合して保持する工程と、ガイド治具を外方部材に当接させ、支持棒を取付孔に挿入する工程と、ガイド治具と外方部材との軸心を一致させた状態で、センサホルダが保持された圧入治具をガイド治具に沿ってスライドさせることにより、センサホルダを外方部材に圧入する工程とを備えているので、センサホルダのコネクタを位置決めした状態で圧入するができ、外方部材に対して所望の周方向位置にセンサホルダを装着することができる。したがって、車輪用軸受装置を車両に組み立てた後にハーネスの長さが不足して断線したり、また、逆にハーネスが弛んで周辺部品に干渉したりするのを確実に防止することができ、組立精度を高めて信頼性を向上させた回転速度検出装置付き車輪用軸受装置を提供することができる。ここで、所定の位相とは、センサホルダのコネクタと車体取付フランジの取付孔との間で機種毎に予め設定された位相のことを言う。 In this way, a seal attached to the opening of the annular space formed between the outer member and the inner member, and an end on the inner side of the outer member, synthetic resin is formed by injection molding An annular holder main body, a sensor holder formed integrally with the holder main body protruding in a predetermined circumferential position of the holder main body, and a rotational speed sensor embedded therein, and the rotational speed sensor via an air gap The palsar ring has a detected portion whose characteristics in the circumferential direction alternately and at equal intervals, and the inner seal of the seal is formed by press molding from a steel plate by insert molding of the sensor holder. And an annular seal plate made of a seal member integrally joined to the core metal, and a circle that is disposed opposite the seal plate and press-fitted into the outer diameter of the inner ring And a vertical plate portion extending radially outward from the cylindrical portion and facing the inner circumference of the sensor holder through a slight radial clearance, and the cross section is formed into an L shape by pressing from the steel plate In a method of assembling a wheel bearing device with a rotational speed detection device provided with a formed slinger, the connector of the sensor holder is set so as to be in a predetermined phase with respect to the mounting hole of the vehicle body mounting flange. A guide jig in which a support rod is fixed so as to have the same pitch circle diameter and the same phase as the mounting hole of the mounting flange, and a notch extending in the axial direction is formed in a portion corresponding to the connector, and slides on this guide jig A press-fitting jig that is freely inserted, and a step of fitting and holding the sensor holder to the press-fitting jig while the press-fitting jig is inserted into the guide jig to form a unit; With the outer member abutting on the outer member and inserting the support rod into the mounting hole, with the guide jig and the outer member being aligned with the axial center of the guide jig, And a step of press-fitting the sensor holder into the outer member by sliding along the tool, so that the connector of the sensor holder can be press-fitted and positioned in a desired circumferential direction with respect to the outer member. The sensor holder can be mounted at the position. Therefore, after the wheel bearing device is assembled in the vehicle, it is possible to reliably prevent the harness from being short-circuited and disconnected, or conversely, the harness loosening and interfering with surrounding parts. It is possible to provide a wheel bearing device with a rotational speed detection device with improved accuracy and improved reliability. Here, the predetermined phase refers to a phase preset for each model between the connector of the sensor holder and the mounting hole of the vehicle body mounting flange.
好ましくは、請求項2に記載の発明のように、前記圧入治具の前記コネクタに対応する部位に、前記コネクタとホルダ本体との段差以上に端面から凹ませて凹所が形成され、この凹所と前記ガイド治具の切欠きの位相を一致させた状態で当該圧入治具を前記ガイド治具に嵌挿してユニットされていれば、圧入治具の端面をセンサホルダのホルダ本体に当接させて押圧するだけで、コネクタに干渉することなく、ミスアライメントを防止して精度良くセンサホルダを外方部材に位置決め固定することができ、センサホルダと外方部材との嵌合部の気密性を向上させることができる。
Preferably, as in the invention described in
また、請求項3に記載の発明のように、前記車輪取付フランジのアウター側の側面を鉛直方向下方にして台座に当接させた状態で前記車輪用軸受装置が載置されていれば、車輪用軸受装置の組立ラインに連続して回転速度検出装置の組立工程を設けることができ、工程のレイアウトが簡素化できると共に、各部品や治具の軸心が一致し易くなり、精度良く組み立てることができる。
Further, as in the invention according to
また、請求項4に記載の発明のように、前記ガイド治具を前記外方部材のインナー側の端部に外嵌させ、前記外方部材のインナー側の端面および前記車体取付フランジのインナー側の側面のうち少なくとも一方に当接させた状態で載置させれば、ガイド治具と外方部材との軸心を精度良く一致させた状態で圧入作業ができ、ミスアライメントを防止し、センサホルダをこじれることなく外方部材に精度良く位置決め固定することができる。 According to a fourth aspect of the present invention, the guide jig is fitted on the inner side end of the outer member, and the inner side end surface of the outer member and the inner side of the vehicle body mounting flange are fitted. If it is placed in contact with at least one of its side surfaces, the press-fitting operation can be performed with the axial center of the guide jig and the outer member accurately aligned, preventing misalignment and the sensor. The holder can be accurately positioned and fixed to the outer member without twisting the holder.
また、請求項5に記載の発明のように、前記センサホルダのホルダ本体の端面と前記スリンガにおける立板部のインナー側の側面が面一になるように設定されていれば、前記圧入治具の端面が、シール板を含むセンサホルダとスリンガが予め組み立てられ、圧入治具の端面をホルダ本体の端面とスリンガの立板部の側面に当接させて全体を軸方向に押圧するだけで容易に回転速度検出装置を軸受部に組み立てることができ、組立工数を削減して組立精度を向上させることができる。
Further, as in the invention described in
また、請求項6に記載の発明のように、前記シール板の芯金が、前記センサホルダがインサート成形され、その一部が露出した部分が前記外方部材の端部に内嵌される円筒部と、この円筒部から径方向内方に延びる内径部とからなり、この内径部に前記シール部材が接合されていれば、センサホルダの外方部材への圧入時、センサホルダがこじれることなく精度良く圧入することができ、強固な抜け耐力を有して嵌合部の気密性を高めることができる。 Further, as in the invention described in claim 6, the core metal of the seal plate is a cylinder in which the sensor holder is insert-molded, and a part of which is exposed is fitted into the end of the outer member. And an inner diameter portion extending radially inward from the cylindrical portion, and the seal member is joined to the inner diameter portion, the sensor holder is not twisted when the sensor holder is press-fitted into the outer member. It is possible to press-fit with high accuracy, and to have a strong proof strength and to improve the airtightness of the fitting portion.
また、請求項7に記載の発明のように、前記シール部材にサイドリップとラジアルリップが形成されると共に、前記パルサリングが、前記スリンガの円筒部に圧入される円筒状の内径部と、この内径部から径方向外方に延びる立板部、およびこの立板部から軸方向に延び、磁気エンコーダが一体に接合された外径部を有し、鋼鈑からプレス加工によって断面がコの字状に形成され、前記サイドリップが前記パルサリングの立板部に摺接され、前記ラジアルリップが前記スリンガの円筒部に摺接されていれば、磁気エンコーダがサイドリップとラジアルリップによって転動体および各転走面から隔離され、転動体の回転によって生じる金属摩耗粉等が磁気エンコーダに付着するのを確実に防止することができると共に、パルサリングをスリンガに圧入し、このスリンガとシール板を含むセンサホルダとが予め組み立てられ、圧入治具の端面をホルダ本体の端面とスリンガの立板部の側面に当接させて全体を軸方向に押圧するだけで回転速度検出装置を軸受部に組み立てることができ、組立工数を一層削減することができる。 According to a seventh aspect of the present invention, a side lip and a radial lip are formed on the seal member, and the pulsar ring is a cylindrical inner diameter portion that is press-fitted into the cylindrical portion of the slinger, and the inner diameter A vertical plate extending radially outward from the upper portion and an outer diameter portion extending axially from the vertical plate and joined integrally with the magnetic encoder. The cross section is U-shaped by pressing from a steel plate. If the side lip is slidably contacted with the vertical plate portion of the pulsar ring and the radial lip is slidably contacted with the cylindrical portion of the slinger, the magnetic encoder is rotated by the side lip and the radial lip. It is possible to reliably prevent metal wear powder, etc., generated by the rotation of the rolling elements from adhering to the magnetic encoder from being isolated from the running surface, and to make the pulsar ring a slinger. The sling and the sensor holder including the seal plate are assembled in advance, and the end surface of the press-fitting jig is brought into contact with the end surface of the holder main body and the side surface of the standing plate portion of the slinger to press the whole in the axial direction. The rotational speed detection device can be assembled to the bearing portion, and the number of assembly steps can be further reduced.
本発明に係る回転速度検出装置付き車輪用軸受装置の組立方法は、外周に懸架装置に取り付けるための車体取付フランジを一体に有し、この車体取付フランジに取付孔が形成され、内周に複列の外側転走面が一体に形成された外方部材と、一端部に車輪を取り付けるための車輪取付フランジを一体に有し、外周に軸方向に延びる小径段部が形成されたハブ輪、およびこのハブ輪の小径段部に圧入された少なくとも一つの内輪からなり、外周に前記複列の外側転走面に対向する複列の内側転走面が形成された内方部材と、この内方部材と前記外方部材の両転走面間に転動自在に収容された複列の転動体と、前記外方部材と内方部材との間に形成される環状空間の開口部に装着されたシールと、前記外方部材のインナー側の端部に装着され、合成樹脂を射出成形によって形成された環状のホルダ本体、およびこのホルダ本体の円周所定位置に突出した状態で一体に形成され、回転速度センサが包埋されたコネクタからなるセンサホルダと、前記回転速度センサにエアギャップを介して対峙し、円周方向に関する特性が交互にかつ等間隔に変化する被検出部を有するパルサリングとを備え、前記シールのうちインナー側のシールが、前記センサホルダがインサート成形され、鋼板からプレス加工によって形成された芯金、およびこの芯金に一体に接合されたシール部材からなる環状のシール板と、このシール板に対向して配置され、前記内輪の外径に圧入された円筒部、およびこの円筒部から径方向外方に延び、前記センサホルダの内周との間に僅かな径方向すきまを介して対峙する立板部からなり、鋼板からプレス加工によって断面がL字状に形成されたスリンガとを備えた回転速度検出装置付き車輪用軸受装置の組立方法において、前記センサホルダのコネクタが前記車体取付フランジの取付孔に対して所定の位相になるように設定されると共に、これら車体取付フランジの取付孔と同じピッチ円直径、同じ位相になるように支持棒が固定され、前記コネクタに対応する部位に軸方向に延びる切欠きが形成されたガイド治具と、このガイド治具にスライド自在に嵌挿された圧入治具とを備え、この圧入治具を前記ガイド治具に嵌挿してユニットにした状態で、前記センサホルダを前記圧入治具に嵌合して保持する工程と、前記ガイド治具を前記外方部材に当接させ、前記支持棒を前記取付孔に挿入する工程と、前記ガイド治具と外方部材との軸心を一致させた状態で、前記センサホルダが保持された圧入治具を前記ガイド治具に沿ってスライドさせることにより、前記センサホルダを前記外方部材に圧入する工程とを備えているので、センサホルダのコネクタを位置決めした状態で圧入するができ、外方部材に対して所望の周方向位置にセンサホルダを装着することができる。したがって、車輪用軸受装置を車両に組み立てた後にハーネスの長さが不足して断線したり、また、逆にハーネスが弛んで周辺部品に干渉したりするのを確実に防止することができ、組立精度を高めて信頼性を向上させた回転速度検出装置付き車輪用軸受装置を提供することができる。 The method of assembling a wheel bearing device with a rotational speed detection device according to the present invention has a vehicle body mounting flange integrally attached to a suspension device on the outer periphery, a mounting hole is formed in the vehicle body mounting flange, and a plurality of components are mounted on the inner periphery. An outer member in which the outer rolling surface of the row is integrally formed, and a hub wheel integrally having a wheel mounting flange for mounting a wheel at one end, and a small-diameter step portion extending in the axial direction on the outer periphery; And an inner member formed of at least one inner ring press-fitted into a small-diameter step portion of the hub wheel, and having an inner periphery formed with a double row inner rolling surface facing the double row outer rolling surface on the outer periphery thereof, A double row rolling element housed movably between both rolling surfaces of the outer member and the outer member, and an opening in an annular space formed between the outer member and the inner member Attached to the inner side end of the outer member An annular holder body formed by injection molding of grease, a sensor holder formed of a connector formed integrally with the holder body protruding at a predetermined circumferential position, and a rotational speed sensor embedded therein, and the rotational speed And a pulsar ring having a detected portion whose characteristics in the circumferential direction alternately and at equal intervals are opposed to each other through an air gap, and the sensor holder is formed by insert molding of the seal on the inner side. An annular seal plate made of a cored bar formed by pressing from a steel plate and a seal member integrally joined to the cored bar, and disposed opposite to the seal plate, and press-fitted into the outer diameter of the inner ring And a standing plate that extends radially outward from the cylindrical portion and faces the inner circumference of the sensor holder via a slight radial clearance. And a method of assembling a wheel bearing device with a rotational speed detection device comprising a slinger having a cross section formed into an L shape by pressing from a steel plate, wherein the connector of the sensor holder is attached to the mounting hole of the vehicle body mounting flange The support rod is fixed so as to have the same pitch circle diameter and the same phase as the mounting holes of the vehicle body mounting flanges, and extends in the axial direction to the portion corresponding to the connector. A guide jig having a notch formed therein, and a press-fitting jig that is slidably inserted into the guide jig, and the press-fitting jig is inserted into the guide jig to form a unit. A step of fitting and holding a sensor holder in the press-fitting jig; a step of bringing the guide jig into contact with the outer member; and inserting the support bar into the mounting hole; and the guide jig. A step of press-fitting the sensor holder into the outer member by sliding a press-fitting jig holding the sensor holder along the guide jig in a state in which the axial centers of the outer member and the outer member are aligned. Therefore, the connector of the sensor holder can be press-fitted in a positioned state, and the sensor holder can be mounted at a desired circumferential position with respect to the outer member. Therefore, after the wheel bearing device is assembled in the vehicle, it is possible to reliably prevent the harness from being short-circuited and disconnected, or conversely, the harness loosening and interfering with surrounding parts. It is possible to provide a wheel bearing device with a rotational speed detection device with improved accuracy and improved reliability.
外周に懸架装置に取り付けるための車体取付フランジを一体に有し、この車体取付フランジに取付孔が形成され、内周に複列の外側転走面が一体に形成された外方部材と、一端部に車輪を取り付けるための車輪取付フランジを一体に有し、外周に前記複列の外側転走面の一方に対向する内側転走面と、この内側転走面から軸方向に延びる小径段部が形成されたハブ輪、およびこのハブ輪の小径段部に圧入され、前記複列の外側転走面の他方に対向する内側転走面が形成された内輪からなる内方部材と、この内方部材と前記外方部材の両転走面間に転動自在に収容された複列の転動体と、前記外方部材と内方部材との間に形成される環状空間の開口部に装着されたシールと、前記外方部材のインナー側の端部に装着され、合成樹脂を射出成形によって形成された環状のホルダ本体、およびこのホルダ本体の円周所定位置に突出した状態で一体に形成され、回転速度センサが包埋されたコネクタからなるセンサホルダと、前記回転速度センサに所定のエアギャップを介して対峙し、エラストマに磁性体粉が混入されて周方向に交互に磁極N、Sが着磁されたゴム磁石からなる磁気エンコーダを有するパルサリングとを備え、前記シールのうちインナー側のシールが、前記センサホルダがインサート成形され、鋼板からプレス加工によって形成された芯金、およびこの芯金に一体に接合されたシール部材からなる環状のシール板と、このシール板に対向して配置され、前記内輪の外径に圧入された円筒部、およびこの円筒部から径方向外方に延び、前記センサホルダの内周との間に僅かな径方向すきまを介して対峙する立板部からなり、鋼板からプレス加工によって断面が略L字状に形成されたスリンガとを備えた回転速度検出装置付き車輪用軸受装置の組立方法において、前記車輪取付フランジのアウター側の側面を鉛直方向下方にして台座に当接させた状態で前記車輪用軸受装置が載置され、前記センサホルダのコネクタが前記車体取付フランジの取付孔に対して所定の位相になるように設定されると共に、これら車体取付フランジの取付孔と同じピッチ円直径、同じ位相になるように支持棒が固定され、前記コネクタに対応する部位に軸方向に延びる切欠きが形成されたガイド治具と、このガイド治具にスライド自在に嵌挿され、前記コネクタに対応する部位に凹所が形成された圧入治具とを備え、これら切欠きと凹所の位置を一致させ、前記圧入治具を前記ガイド治具に嵌挿してユニットにした状態で、前記センサホルダを前記圧入治具に嵌合して保持する工程と、前記ガイド治具を前記外方部材のインナー側の端部に外嵌させ、前記支持棒を前記取付孔に挿入する工程と、前記ガイド治具と外方部材との軸心を一致させた状態で、前記センサホルダが保持された圧入治具を前記ガイド治具に沿ってスライドさせることにより、前記センサホルダを前記外方部材に圧入する工程とを備えている。 An outer member integrally having a vehicle body mounting flange for mounting to a suspension device on the outer periphery, a mounting hole formed in the vehicle body mounting flange, and an outer rolling surface of a double row integrally formed on the inner periphery, and one end A wheel mounting flange for mounting the wheel on the part, an inner rolling surface facing one of the outer rolling surfaces of the double row on the outer periphery, and a small diameter step portion extending in the axial direction from the inner rolling surface And an inner member comprising an inner ring that is press-fitted into a small-diameter step portion of the hub ring and has an inner rolling surface that faces the other of the double-row outer rolling surfaces, A double row rolling element housed movably between both rolling surfaces of the outer member and the outer member, and an opening in an annular space formed between the outer member and the inner member Attached to the inner side end of the outer member and synthetic resin for injection molding A ring-shaped holder main body, and a sensor holder that is formed integrally with the holder main body projecting at a predetermined circumferential position of the holder main body, and a rotational speed sensor embedded in the sensor holder. And a pulsar ring having a magnetic encoder composed of a rubber magnet in which magnetic powder is mixed in the elastomer and magnetic poles N and S are alternately magnetized in the circumferential direction. The seal on the side is opposed to the seal plate, an annular seal plate made of a core metal formed by press-molding the sensor holder and pressed from a steel plate, and a seal member integrally joined to the core metal. A cylindrical portion that is press-fitted into the outer diameter of the inner ring, and extends radially outward from the cylindrical portion and slightly between the inner periphery of the sensor holder. In a method of assembling a wheel bearing device with a rotational speed detecting device, comprising a slinger comprising a standing plate portion facing each other through a directional clearance and having a cross-section formed into a substantially L shape by pressing from a steel plate, the wheel mounting The wheel bearing device is mounted in a state where the outer side surface of the flange is in the vertical direction and is in contact with the pedestal, and the connector of the sensor holder is in a predetermined phase with respect to the mounting hole of the vehicle body mounting flange. The support rod was fixed so as to have the same pitch circle diameter and the same phase as the mounting holes of these vehicle body mounting flanges, and a notch extending in the axial direction was formed at a portion corresponding to the connector. A guide jig, and a press-fitting jig that is slidably inserted into the guide jig and has a recess formed in a portion corresponding to the connector, and the positions of the notch and the recess. A step of fitting and holding the sensor holder in the press-fitting jig in a state in which the press-fitting jig is inserted into the guide jig to form a unit. The sensor holder is held in a state in which the guide rod and the outer member are aligned with the step of fitting the end on the inner side end of the member and inserting the support rod into the mounting hole. And a step of press-fitting the sensor holder into the outer member by sliding the press-fitting jig along the guide jig.
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明に係る回転速度検出装置付き車輪用軸受装置の一実施形態を示す縦断面図、図2は、図1の要部拡大図、図3は、本発明に係る回転速度検出装置の組立方法を示す説明図、図4は、図1のIV−IV線から見た矢視図である。なお、以下の説明では、車両に組み付けた状態で車両の外側寄りとなる側をアウター側(図1の左側)、中央寄り側をインナー側(図1の右側)という。
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
FIG. 1 is a longitudinal sectional view showing an embodiment of a wheel bearing device with a rotational speed detection device according to the present invention, FIG. 2 is an enlarged view of a main part of FIG. 1, and FIG. 3 is a rotational speed detection according to the present invention. Explanatory drawing which shows the assembly method of an apparatus, FIG. 4 is the arrow line view seen from the IV-IV line of FIG. In the following description, the side closer to the outside of the vehicle in the state assembled to the vehicle is referred to as an outer side (left side in FIG. 1), and the side closer to the center is referred to as an inner side (right side in FIG.
この回転速度検出装置付き車輪用軸受装置は駆動輪用の第3世代構造と呼称され、ハブ輪1と内輪2からなる内方部材3と、この内方部材3に複列の転動体(ボール)4、4を介して外挿された外方部材5とを備え、等速自在継手10が連結されている。
This wheel bearing device with a rotational speed detection device is called a third generation structure for driving wheels, and includes an
内方部材3は、ハブ輪1と、このハブ輪1に固定された内輪2とからなる。ハブ輪1は、アウター側の端部に車輪(図示せず)を取り付けるための車輪取付フランジ6を一体に有し、外周にアウター側(一方)の内側転走面1aと、この内側転走面1aから軸方向に延びる円筒状の小径段部1bが形成され、内周にトルク伝達用のセレーション(またはスプライン)1cが形成されている。なお、車輪取付フランジ6の円周等配位置には車輪を締結するためのハブボルト6aが植設されている。
The
ハブ輪1はS53C等の炭素0.40〜0.80wt%を含む中高炭素鋼からなり、内側転走面1aをはじめ、後述するアウター側のシール8が摺接する車輪取付フランジ6のインナー側の基部6bから小径段部1bに亙って高周波焼入れによって表面硬さを58〜64HRCの範囲に硬化処理されている。なお、後述する加締部1dは未焼入れで鍛造後の表面硬さのままとされている。
The hub wheel 1 is made of medium-high carbon steel containing 0.40 to 0.80 wt% of carbon such as S53C, and includes an inner rolling surface 1a and an inner side of a wheel mounting flange 6 on which an
内輪2は、外周にインナー側(他方)の内側転走面2aが形成され、ハブ輪1の小径段部1bに所定のシメシロを介して圧入されている。そして、この小径段部1bの端部を径方向外方に塑性変形させて形成した加締部1dによってハブ輪1に対して所定の軸受予圧が付与された状態で軸方向に固定されている。なお、内輪2および転動体4はSUJ2等の高炭素クロム鋼で形成され、ズブ焼入れによって芯部まで58〜64HRCの範囲に硬化処理されている。
The
外方部材5はS53C等の炭素0.40〜0.80wt%を含む中高炭素鋼からなり、外周に懸架装置を構成するナックル(図示せず)に取り付けられるための車体取付フランジ5bを一体に有し、内周に前記内方部材3の複列の内側転走面1a、2aに対向する複列の外側転走面5a、5aが一体に形成されている。そして、少なくともこれら複列の外側転走面5a、5aが高周波焼入れによって表面硬さを58〜64HRCの範囲に硬化処理されている。
The
外方部材5の複列の外側転走面5a、5aと、これらに対向するハブ輪1の内側転走面1aおよび内輪2の内側転走面2a間には複列の転動体4、4が収容され、保持器7、7によって転動自在に保持されている。そして、内輪2の小径側(正面側)の端面がハブ輪1の肩部に突合せ状態で衝合し、所謂背面合せタイプの複列アンギュラ玉軸受を構成している。また、外方部材5と内方部材3との間に形成される環状空間の開口部にはシール8、9が装着され、軸受内部に封入された潤滑グリースの漏洩と、外部から軸受内部に雨水やダスト等が侵入するのを防止している。
Between the double-row
なお、ここでは、転動体4をボールとした複列アンギュラ玉軸受を例示したが、これに限らず転動体に円すいころを使用した複列円すいころ軸受であっても良い。また、ここでは、第3世代構造の車輪用軸受装置を例示したが、これに限らず、ハブ輪1の小径段部1bに一対の内輪2が圧入された第2世代構造であっても良い。
In addition, although the double row angular contact ball bearing which used the rolling element 4 as the ball | bowl was illustrated here, the double row tapered roller bearing which uses a tapered roller for the rolling element may be sufficient not only in this. Here, the third-generation wheel bearing device is exemplified, but the present invention is not limited to this, and a second-generation structure in which the pair of
等速自在継手10は、外側継手部材11と継手内輪12とケージ13およびトルク伝達ボール14とを備えている。外側継手部材11は、カップ状のマウス部15と、このマウス部15の底部をなす肩部16と、この肩部16から軸方向に延びる軸部17とを一体に有している。軸部17の外周にはハブ輪1のセレーション1cに係合するセレーション(またはスプライン)17aと、このセレーション17aの端部に雄ねじ17bが形成されている。そして、ハブ輪1に外側継手部材11の軸部17がセレーション1c、17aを介して加締部1dの端面と肩部16が衝合するまで内嵌され、雄ねじ17bに締結された固定ナット18によってハブ輪1と外側継手部材11がトルク伝達可能に、かつ着脱自在にユニット化されている。
The constant velocity
ここで、本実施形態では、環状のセンサホルダ19が外方部材5のインナー側の端部に装着されている。インナー側のシール9はこのセンサホルダ19の内径と内輪2の外径との間に形成される環状空間の開口部に装着されている。シール9は、図2に拡大して示すように、断面略L字状に形成された環状のシール板20とスリンガ21を備え、互いに対向して配置されている。シール板20は、センサホルダ19がインサート成形され、その露出した部分が外方部材5の端部に内嵌された芯金22と、この芯金22に加硫接着等で一体に接合されたシール部材23とからなる。そして、スリンガ21にはパルサリング24が外嵌されている。
Here, in the present embodiment, the
芯金22は、オーステナイト系ステンレス鋼鈑(JIS規格のSUS304系等)、フェライト系ステンレス鋼鈑(JIS規格のSUS430系等)、あるいは、防錆処理された冷間圧延鋼鈑(JIS規格のSPCC系等)をプレス加工にて形成され、センサホルダ19がインサート成形される円筒部22aと、この円筒部22aから径方向内方に延びる内径部22bとを有している。そして、円筒部22aの一部露出した部分が外方部材5の端部に内嵌されている。これにより、センサホルダ19の外方部材5への圧入時、センサホルダ19がこじれることなく精度良く圧入することができ、強固な抜け耐力を有して嵌合部の気密性を高めることができる。なお、芯金22は、後述する回転速度センサ27の感知性能に悪影響を及ぼさないように、非磁性体のオーステナイト系ステンレス鋼鈑で形成されるのが好ましい。
The
また、シール部材23は、NBR(アクリロニトリル−ブタジエンゴム)等の合成ゴムからなり、芯金22の内径部22bに加硫接着で一体に接合されている。このシール部材23は、サイドリップ23aと一対のラジアルリップ23b、23cを一体に有している。
The
スリンガ21は、オーステナイト系ステンレス鋼鈑(JIS規格のSUS304系等)、フェライト系ステンレス鋼鈑(JIS規格のSUS430系等)、あるいは、防錆処理された冷間圧延鋼鈑(JIS規格のSPCC系等)をプレス加工にて形成され、内輪2の外径に圧入される円筒部21aと、この円筒部21aから径方向外方に延びる立板部21bとを有している。そして、この立板部21bの外縁がセンサホルダ19の内周に僅かな径方向すきまを介して対峙し、ラビリンスシールを構成している。
The
パルサリング24は、スリンガ21に圧入される芯金25と、この芯金25の外径部25cに加硫接着により一体に接合された磁気エンコーダ26とからなる。芯金25は、強磁性体の鋼鈑、例えば、フェライト系ステンレス鋼鈑(JIS規格のSUS430系等)あるいは防錆処理された冷間圧延鋼鈑(JIS規格のSPCC系等)からなり、プレス加工によって断面が略コの字状に形成され、スリンガ21の円筒部21aに圧入される円筒状の内径部25aと、この内径部25aから径方向外方に延びる立板部25b、およびこの立板部25bから軸方向に延びる外径部25cを有している。そして、シール部材23のサイドリップ23aが芯金25の立板部25bに摺接されると共に、一対のラジアルリップ23b、23cがスリンガ21の円筒部21aに摺接されている。
The
磁気エンコーダ26は、ゴム等のエラストマにフェライト等の磁性体粉が混入されたゴム磁石からなり、周方向に交互に磁極N、Sが着磁され、車輪の回転速度検出用のロータリエンコーダを構成している。これにより、強磁性体の芯金25と相俟って出力信号が強くなり安定した検出精度を確保することができる。
The
こうしたシール9を構成することにより、パルサリング24がダスト等により汚れるのを防止することができると共に、このパルサリング24とスリンガ21に摺接するシール板20のサイドリップ23aおよびラジアルリップ23b、23cによって転動体4および各転走面から隔離されているので、転動体4の回転によって生じる金属摩耗粉等が磁気エンコーダ26に付着するのを防止することができ、検出精度の低下を回避することができる。
By constructing such a
また、センサホルダ19はポリフェニレンサルファイド(PPS)等の非磁性の樹脂材で形成され、GF(グラス繊維)からなる繊維状強化材が10〜45wt%充填されている。これにより、回転速度センサ27の感知性能に悪影響を及ぼさず、また、耐食性に優れ、長期間に亘って強度・耐久性を向上させることができる。また、GFを充填させることにより、半結晶性材料を、そのガラス転移温度を超える温度で使用することができるため耐熱性が向上すると共に、弾性率の増大により剛性が高くなる。
The
GFの充填量に関しては、10wt%未満ではその効果が発揮されず、また、45wt%を超えて充填されると、成形品内の繊維が異方性を引き起こして密度が大きくなって寸法安定性が低下し、外方部材5に直接圧入されるセンサホルダ19としては好ましくない。なお、センサホルダ29はPPS以外にもPA(ポリアミド)66、PBT(ポリブチレンテレフタレート)等の射出成形可能な合成樹脂を例示することができる。また、繊維状強化材としては、GFに限らず、CF(炭素繊維)やアラミド繊維、ホウ素繊維等が例示できる。
With regard to the GF filling amount, if less than 10 wt%, the effect is not exhibited, and if the filling amount exceeds 45 wt%, the fibers in the molded product cause anisotropy and the density increases, resulting in dimensional stability. Is not preferable as the
センサホルダ19には回転速度センサ27が包埋され、この回転速度センサ27は磁気エンコーダ26に所定の径方向すきま(エアギャップ)を介して対峙している。回転速度センサ27は、ホール素子、磁気抵抗素子(MR素子)等、磁束の流れ方向に応じて特性を変化させる磁気検出素子27aと、リード線27bを介してこの磁気検出素子27aの出力波形を整える波形成形回路が組み込まれたIC27cとからなる。
A
ここで、センサホルダ19は、環状のホルダ本体19aと、このホルダ本体19aの円周所定位置に突出した状態で一体に形成されたコネクタ19bとで構成されている。このコネクタ19bに回転速度センサ27が包埋され、回転速度センサ27と車体の電子回路に接続されたハーネス28(図4参照)とが結線されている。そして、センサホルダ19のホルダ本体19aの端面とスリンガ21における立板部21bのインナー側の側面が略面一になるように設定されている。ここで言う略面一とは、例えば、設計の狙い値であって実質的に段差がない状態、すなわち、加工誤差等によって生じる段差は当然許容されるべきものである。
Here, the
なお、本実施形態では、回転速度検出装置として、磁気エンコーダ26と、ホール素子等の磁気検出素子からなる回転速度センサ27とからなるアクティブタイプの回転速度検出装置を例示したが、本発明に係る回転速度検出装置はこれに限らず、例えば、歯車等と、磁石と巻回された環状のコイル等からなるパッシブタイプであっても良い。
In the present embodiment, as an example of the rotational speed detection apparatus, an active type rotational speed detection apparatus including the
次に図3を用いて回転速度検出装置を車輪用軸受装置に組み立てる方法を示す。
回転速度検出装置は車輪用軸受装置を縦型にして圧入されるが、まず、車輪取付フランジ6のアウター側の側面6cを鉛直方向下方(図中下側)にして台座29に当接させた状態で車輪用軸受装置を載置する。こうした縦置きの状態で組み立てることにより、車輪用軸受装置の組立ラインに連続して回転速度検出装置の組立工程を設けることができ、工程のレイアウトが簡素化できると共に、各部品や治具の軸心が一致し易くなり、精度良く組み立てることができる。
Next, a method of assembling the rotational speed detection device into the wheel bearing device will be described with reference to FIG.
The rotational speed detecting device is press-fitted with the wheel bearing device as a vertical type. First, the
次に、ガイド治具30に圧入治具31を嵌挿してユニットにした状態でシール板20を含むセンサホルダ19を圧入治具31に外嵌して保持する。ここで、ガイド治具30のコネクタ19bに対応する部位に切欠き30aが形成されると共に、圧入治具31のコネクタ19bに対応する部位には凹所31aが形成され、これら切欠き30aと凹所31aの位相を一致させてユニットする。圧入治具31の凹所31aは、コネクタ19bとホルダ本体19aとの段差以上に端面から凹ませて形成されており、圧入時には圧入治具31がホルダ本体19aを押圧してコネクタ19bと干渉するのを防止している。
Next, in a state where the press-fitting
その後、ガイド治具30を外方部材5に外嵌させ、外方部材5の車体取付フランジ5bに形成された取付孔5cに支持棒32を挿入し、外方部材5のインナー側の端面および車体取付フランジ5bのインナー側の側面のうち少なくとも一方に当接させた状態で載置する。ここで、回転速度検出装置を構成するセンサホルダ19のコネクタ19bが、予め車体取付フランジ5bの取付孔5cに対して所定の位相になるように設定されている。そして、これら車体取付フランジ5bの取付孔5cと同じピッチ円直径、同じ位相になるように支持棒32がガイド治具30に圧入固定されている。次に、圧入治具31をガイド治具30に沿って下方(矢印方向)にスライドさせることにより、センサホルダ19が外方部材5の端部に圧入固定される。最後に、図示はしないが、パルサリング24の芯金25がスリンガ21に圧入され、このスリンガ21を内輪2の外径に圧入して回転速度検出装置の組立を完了する。
Thereafter, the
本実施形態では、センサホルダ19のコネクタ19bが外方部材5の車体取付フランジ5bの取付孔5cに対して所定の位相になるように設定され、これら車体取付フランジ5bの取付孔5cと同じピッチ円直径、同じ位相になるように支持棒32がガイド治具30に固定されると共に、この圧入治具31をガイド治具30に嵌挿して切欠き30aと凹所31aの位相を一致させてユニットにした状態で、センサホルダ19を圧入治具31に嵌合して保持する工程と、ガイド治具30を外方部材5のインナー側の端部に外嵌させ、支持棒32を取付孔5cに挿入する工程と、ガイド治具30と外方部材5との軸心を一致させた状態で、センサホルダ19が保持された圧入治具31をガイド治具30に沿ってスライドさせることにより、センサホルダ19を外方部材5に圧入する工程とを備えているので、センサホルダ19のコネクタ19bを位置決めした状態で圧入するができ、外方部材5に対して所望の周方向位置にセンサホルダ19を装着することができる。したがって、車輪用軸受装置を車両に組み立てた後にハーネスの長さが不足して断線したり、また、逆にハーネスが弛んで周辺部品に干渉したりするのを確実に防止することができ、組立精度を高めて信頼性を向上させた回転速度検出装置付き車輪用軸受装置を提供することができる。
In the present embodiment, the
また、圧入治具31のコネクタ19bに対応する部位にコネクタ19bとホルダ本体19aとの段差以上に端面から凹ませて凹所31aが形成され、フラットに形成された端面(押圧面)をセンサホルダ19のホルダ本体19aに当接させて押圧するだけで、コネクタ19bに干渉することなく、ミスアライメントを防止して精度良く位置決め固定することができるので、センサホルダ19と外方部材5との嵌合部の気密性を向上させることができる。
In addition, a
また、本実施形態では、センサホルダ19のホルダ本体19aの端面とスリンガ21における立板部21bのインナー側の側面が略面一になるように設定されているので、パルサリング24の芯金25をスリンガ21に圧入し、このスリンガ21とシール板20を含むセンサホルダ19とを予め組み立てると共に、その全体を軸方向に押圧するだけで、すなわち、図4に示すように、端面がフラットに形成された圧入治具31(図中ハッチングにて示す)をセンサホルダ19のホルダ本体19aとスリンガ21の両方に当接させて押圧するだけで、組立工数を削減して精度良く、かつ、容易に回転速度検出装置を軸受部に組み立てることもできる。
In the present embodiment, the end surface of the
以上、本発明の実施の形態について説明を行ったが、本発明はこうした実施の形態に何等限定されるものではなく、あくまで例示であって、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、さらに種々なる形態で実施し得ることは勿論のことであり、本発明の範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の範囲に記載の均等の意味、および範囲内のすべての変更を含む。 The embodiment of the present invention has been described above, but the present invention is not limited to such an embodiment, and is merely an example, and various modifications can be made without departing from the scope of the present invention. Of course, the scope of the present invention is indicated by the description of the scope of claims, and further, the equivalent meanings described in the scope of claims and all modifications within the scope of the scope of the present invention are included. Including.
本発明に係る回転速度検出装置付き車輪用軸受装置は、パルサリングがシール構成部品等の回転側部材に嵌合されてユニット化された回転速度検出装置付き車輪用軸受装置に適用することができる。 The wheel bearing device with a rotation speed detection device according to the present invention can be applied to a wheel bearing device with a rotation speed detection device that is unitized by fitting a pulsar ring to a rotation side member such as a seal component.
1・・・・・・・・・・・・・・・・ハブ輪
1a、2a・・・・・・・・・・・・内側転走面
1b・・・・・・・・・・・・・・・小径段部
1c、17a・・・・・・・・・・・セレーション
1d・・・・・・・・・・・・・・・加締部
2・・・・・・・・・・・・・・・・内輪
3・・・・・・・・・・・・・・・・内方部材
4・・・・・・・・・・・・・・・・転動体
5・・・・・・・・・・・・・・・・外方部材
5a・・・・・・・・・・・・・・・外側転走面
5b・・・・・・・・・・・・・・・車体取付フランジ
5c・・・・・・・・・・・・・・・取付孔
6・・・・・・・・・・・・・・・・車輪取付フランジ
6a・・・・・・・・・・・・・・・ハブボルト
6b・・・・・・・・・・・・・・・基部
6c・・・・・・・・・・・・・・・車輪取付フランジのアウター側の側面
7・・・・・・・・・・・・・・・・保持器
8・・・・・・・・・・・・・・・・アウター側のシール
9・・・・・・・・・・・・・・・・インナー側のシール
10・・・・・・・・・・・・・・・等速自在継手
11・・・・・・・・・・・・・・・外側継手部材
12・・・・・・・・・・・・・・・継手内輪
13・・・・・・・・・・・・・・・ケージ
14・・・・・・・・・・・・・・・トルク伝達ボール
15・・・・・・・・・・・・・・・マウス部
16・・・・・・・・・・・・・・・肩部
17・・・・・・・・・・・・・・・軸部
17b・・・・・・・・・・・・・・雄ねじ
18・・・・・・・・・・・・・・・固定ナット
19・・・・・・・・・・・・・・・センサホルダ
19a・・・・・・・・・・・・・・ホルダ本体
19b・・・・・・・・・・・・・・コネクタ
20・・・・・・・・・・・・・・・シール板
21・・・・・・・・・・・・・・・スリンガ
21a、22a・・・・・・・・・・円筒部
21b、25b・・・・・・・・・・立板部
22、25・・・・・・・・・・・・芯金
22b、25a・・・・・・・・・・内径部
23・・・・・・・・・・・・・・・シール部材
23a・・・・・・・・・・・・・・サイドリップ
23b、23c・・・・・・・・・・ラジアルリップ
24・・・・・・・・・・・・・・・パルサリング
25c・・・・・・・・・・・・・・外径部
26・・・・・・・・・・・・・・・磁気エンコーダ
27・・・・・・・・・・・・・・・回転速度センサ
27a・・・・・・・・・・・・・・磁気検出素子
27b・・・・・・・・・・・・・・リード線
27c・・・・・・・・・・・・・・IC
28・・・・・・・・・・・・・・・ハーネス
29・・・・・・・・・・・・・・・台座
30・・・・・・・・・・・・・・・ガイド治具
30a・・・・・・・・・・・・・・切欠き
31・・・・・・・・・・・・・・・圧入治具
31a・・・・・・・・・・・・・・凹所
32・・・・・・・・・・・・・・・支持棒
50・・・・・・・・・・・・・・・回転速度検出装置付き車輪用軸受装置
51・・・・・・・・・・・・・・・外方部材
51a・・・・・・・・・・・・・・外側転走面
51b・・・・・・・・・・・・・・車体取付フランジ
52・・・・・・・・・・・・・・・ボール
53・・・・・・・・・・・・・・・内方部材
54・・・・・・・・・・・・・・・回転速度検出装置
55・・・・・・・・・・・・・・・ハブ輪
55a、56a・・・・・・・・・・内側転走面
55b・・・・・・・・・・・・・・小径段部
55c・・・・・・・・・・・・・・セレーション
56・・・・・・・・・・・・・・・内輪
56b・・・・・・・・・・・・・・小径部
57・・・・・・・・・・・・・・・車輪取付フランジ
58・・・・・・・・・・・・・・・保持器
59・・・・・・・・・・・・・・・アウター側のシール
60・・・・・・・・・・・・・・・インナー側のシール
61・・・・・・・・・・・・・・・磁気センサ
62・・・・・・・・・・・・・・・センサホルダ
63・・・・・・・・・・・・・・・第1のシールリング
64・・・・・・・・・・・・・・・第2のシールリング
65・・・・・・・・・・・・・・・芯金
66・・・・・・・・・・・・・・・シール部材
66a・・・・・・・・・・・・・・サイドリップ
66b、66c・・・・・・・・・・ラジアルリップ
67・・・・・・・・・・・・・・・スリンガ
67a・・・・・・・・・・・・・・円筒部
67b、68b・・・・・・・・・・立板部
68・・・・・・・・・・・・・・・パルサリング
68a・・・・・・・・・・・・・・内径部
68c・・・・・・・・・・・・・・外径部
69・・・・・・・・・・・・・・・多極磁石ロータ
70・・・・・・・・・・・・・・・コネクタ
71・・・・・・・・・・・・・・・圧入治具
δ1・・・・・・・・・・・・・・・センサホルダのホルダ本体とコネクタとの段差
δ2・・・・・・・・・・・・・・・センサホルダのホルダ本体とスリンガとの段差
1 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
28 ...
Claims (7)
一端部に車輪を取り付けるための車輪取付フランジを一体に有し、外周に軸方向に延びる小径段部が形成されたハブ輪、およびこのハブ輪の小径段部に圧入された少なくとも一つの内輪からなり、外周に前記複列の外側転走面に対向する複列の内側転走面が形成された内方部材と、
この内方部材と前記外方部材の両転走面間に転動自在に収容された複列の転動体と、
前記外方部材と内方部材との間に形成される環状空間の開口部に装着されたシールと、
前記外方部材のインナー側の端部に装着され、合成樹脂を射出成形によって形成された環状のホルダ本体、およびこのホルダ本体の円周所定位置に突出した状態で一体に形成され、回転速度センサが包埋されたコネクタからなるセンサホルダと、
前記回転速度センサにエアギャップを介して対峙し、円周方向に関する特性が交互にかつ等間隔に変化する被検出部を有するパルサリングとを備え、
前記シールのうちインナー側のシールが、前記センサホルダがインサート成形され、鋼板からプレス加工によって形成された芯金、およびこの芯金に一体に接合されたシール部材からなる環状のシール板と、
このシール板に対向して配置され、前記内輪の外径に圧入された円筒部、およびこの円筒部から径方向外方に延び、前記センサホルダの内周との間に僅かな径方向すきまを介して対峙する立板部からなり、鋼板からプレス加工によって断面がL字状に形成されたスリンガとを備えた回転速度検出装置付き車輪用軸受装置の組立方法において、
前記センサホルダのコネクタが前記車体取付フランジの取付孔に対して所定の位相になるように設定されると共に、これら車体取付フランジの取付孔と同じピッチ円直径、同じ位相になるように支持棒が固定され、前記コネクタに対応する部位に軸方向に延びる切欠きが形成されたガイド治具と、このガイド治具にスライド自在に嵌挿される圧入治具とを備え、
この圧入治具を前記ガイド治具に嵌挿してユニットにした状態で、前記センサホルダを前記圧入治具に嵌合して保持する工程と、
前記ガイド治具を前記外方部材に当接させ、前記支持棒を前記取付孔に挿入する工程と、
前記ガイド治具と外方部材との軸心を一致させた状態で、前記センサホルダが保持された圧入治具を前記ガイド治具に沿ってスライドさせることにより、前記センサホルダを前記外方部材に圧入する工程とを備えていることを特徴とする回転速度検出装置付き車輪用軸受装置の組立方法。 An outer member integrally having a vehicle body mounting flange for mounting to a suspension device on the outer periphery, a mounting hole formed in the vehicle body mounting flange, and a double row outer rolling surface formed integrally on the inner periphery;
From a hub wheel integrally having a wheel mounting flange for mounting a wheel at one end and having a small-diameter step portion extending in the axial direction on the outer periphery, and at least one inner ring press-fitted into the small-diameter step portion of the hub ring An inner member in which a double-row inner rolling surface facing the outer rolling surface of the double row is formed on the outer periphery,
A double row rolling element housed so as to be freely rollable between both rolling surfaces of the inner member and the outer member;
A seal attached to an opening of an annular space formed between the outer member and the inner member;
An annular holder body that is attached to the inner side end of the outer member and is formed by injection molding synthetic resin, and a rotation speed sensor that is integrally formed with the holder body protruding at a predetermined circumferential position. A sensor holder comprising a connector embedded with
A pulsar ring having a detected portion that faces the rotational speed sensor via an air gap and has characteristics in the circumferential direction that change alternately and at equal intervals,
The seal on the inner side of the seal, the sensor holder is insert-molded, a metal core formed by pressing from a steel plate, and an annular seal plate made of a seal member integrally joined to the metal core,
A cylindrical portion disposed opposite to the seal plate and press-fitted into the outer diameter of the inner ring, and a slight radial clearance between the cylindrical portion and the inner periphery of the sensor holder. In a method of assembling a wheel bearing device with a rotational speed detection device comprising a standing plate portion facing each other, and a slinger having a cross section formed into an L shape by pressing from a steel plate,
The connector of the sensor holder is set so as to be in a predetermined phase with respect to the mounting hole of the vehicle body mounting flange, and the support bar is arranged so as to have the same pitch circle diameter and the same phase as the mounting holes of the vehicle body mounting flange. A guide jig that is fixed and has a notch extending in the axial direction at a portion corresponding to the connector, and a press-fitting jig that is slidably inserted into the guide jig,
A process of fitting and holding the sensor holder in the press-fitting jig in a state where the press-fitting jig is fitted into the guide jig to form a unit;
Bringing the guide jig into contact with the outer member and inserting the support rod into the mounting hole;
By sliding the press-fitting jig holding the sensor holder along the guide jig in a state where the axial centers of the guide jig and the outer member are aligned, the sensor holder is moved to the outer member. And a method of assembling the wheel bearing device with a rotational speed detecting device.
Priority Applications (2)
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JP2007221958A JP2009052708A (en) | 2007-08-29 | 2007-08-29 | Assembly method for bearing device for wheel with rotating speed detection device |
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