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JP2009044616A - 画像処理装置および画像処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】文字領域判別において、精度の高い孤立点ノイズの除去が可能な画像処理装置を提供する。
【解決手段】孤立点判別部11は、画像データ調整部5から入力された画像データのうちの孤立点を検出する。孤立点除去部12は、孤立点判別部11により検出された孤立点の箇所において画像データの置換を行なう。エッジ判別部13は、孤立点除去部12により孤立点が除去された画像データに対して文字領域を判別するためのエッジ判別を行なう。エッジ判別の前段階として、孤立点判別を実行して孤立点を消去した後、さらにエッジ判別を実行する方式であるため精度の高い孤立点ノイズの除去を実行することが可能である。
【選択図】図2

Description

本発明は、画像処理装置に関し、特に、画像データに対して、画像中の孤立点ノイズを除去して文字領域判別を行なう画像処理装置および画像処理方法に関する。
従来より紙の文書をスキャナで読取り読取った画像データをホストコンピュータに入力し、ホストコンピュータにおいて入力された画像データ(複写画像)に対するページハンドリングを行ない印刷するシステムが存在している。
ホストコンピュータで処理される文書は近年では電子データとして入稿されることが多いが、依然として紙原稿として入稿されることも多い。
しかし、紙原稿で入稿された場合には、スキャナで読取を行なわなければならず、読取った画像データに黒点等の孤立点ノイズが載ってしまうという問題がある。
従来においては、特開2000−253257号公報にも示されるように、文字領域判別において、エッジ強調を行なうフィルター処理結果により孤立点と判断されなかった箇所には、エッジ強調を行なったデータを選択し、孤立点と判断された箇所には、エッジ強調を行なわなかったデータを選択する方式が採用されていた。すなわち、エッジ強調を行なうフィルター処理結果により孤立点ノイズを除去する方式が実行されていた。
特開2000−253257号公報
しかしながら、従来の方式においては、孤立点である箇所と、エッジ強調を行なうフィルター処理結果とが完全に等価ではないため、孤立点ノイズを完全に除去することができないという問題があった。
本発明は上記のような問題を解決するためになされたものであって、文字領域判別において、精度の高い孤立点ノイズの除去が可能な画像処理装置および画像処理方法を提供することを目的とする。
本発明に係る画像処理装置は、入力画像を読み取った読み取り画像データのうちの文字領域を判別する文字領域判別部を備える。文字領域判別部は、読み取り画像データのうちの孤立点を検出するための孤立点判別部と、孤立的判別部の検出結果箇所において画像データの置換を行なうための孤立点除去部と、孤立点が除去された読み取り画像データのエッジ判別を行なうエッジ判別部と、エッジ判別後、読み取り画像データの文字領域を特定する文字領域特定部とを含む。
好ましくは、孤立点判別部は、読み取り画像データのうちの注目画素領域およびその注目画素領域の周辺領域の階調演算を実行する孤立点フィルタ演算部と、孤立点フィルタ演算部の演算結果に基いて、互いの階調比較に基いて孤立点を判別する判定部とを含む。孤立点除去部は、注目画素領域の周辺領域の画素のうち最大の階調を有する画素を特定する第1の画素特定部と、注目画素領域の周辺領域の画素のうち最小の階調を有する画素を特定する第2の画素特定部と、判定部の判定結果に基いて注目画素領域をそのまま出力するあるいは、注目画素領域を第1および第2の画素特定部の一方により特定された画素に置換して出力する選択部とを含む。
特に、判定部は、注目画素領域の画素の平均階調と、注目画素領域の周辺領域の画素のうちの最大の階調および最小の階調との差分の絶対値が閾値以上であるか否かに基いて孤立点か否かを判別する。
特に、判定部は、さらに注目画素領域の周辺領域の画素のうちの最大の階調および最小の階調と注目画素領域の画素の平均階調との差分が正である場合には、白孤立点と判定し、注目画素領域の周辺領域の画素のうちの最大の階調および最小の階調と注目画素の平均階調との差分が負である場合には、黒孤立点と判定する。
特に、選択部は、注目画素領域において、判定部の判定結果に基いて白孤立点と判定された場合には、第1の画素特定部により特定された画素に置換して出力し、判定部の判定結果に基いて黒孤立点と判定された場合には、第2の画素特定部により特定された画素に置換して出力する。
好ましくは、孤立点判別部は、読み取り画像データのうちの注目画素領域およびその注目画素領域の周辺領域の階調演算を実行する孤立点フィルタ演算部と、孤立点フィルタ演算部の演算結果に基いて、互いの階調比較に基いて孤立点を判別する判定部とを含む。孤立点除去部は、周辺領域に対して注目画素領域をスムージング処理するスムージング処理部と、判定部の判定結果に基いて注目画素領域をそのまま出力するあるいは、注目画素領域をスムージング処理部により処理した結果に置換して出力する選択部とを含む。
好ましくは、読み取り画像データは、複数色それぞれに対応する複数のプレーンデータを含み、複数のプレーンデータそれぞれに対応して孤立点を検出するための複数の孤立点判別部をさらに設ける。孤立点除去部は、複数の孤立点判別部の判別結果に基いて検出結果箇所において画像データの置換を行なう。
好ましくは、孤立点判別部は、読み取り画像データのうちの第1の注目画素領域およびその注目画素領域の周辺領域の階調演算を実行する第1の孤立点フィルタ演算部と、読み取り画像データのうちの第2の注目画素領域およびその注目画素領域の周辺領域の階調演算を実行する第2の孤立点フィルタ演算部と、第1の孤立点フィルタ演算部の演算結果に基いて互いの階調比較に基いて第1の孤立点を判別する第1の判定部と、第2の孤立点フィルタ演算部の演算結果に基いて互いの階調比較に基いて第2の孤立点を判別する第2の判定部とを含む。孤立点除去部は、第1の注目画素領域の周辺領域の画素のうち最大の階調を有する画素を特定する第1の画素特定部と、第1の注目画素領域の周辺領域の画素のうち最小の階調を有する画素を特定する第2の画素特定部と、第2の注目画素領域の周辺領域の画素のうち最大の階調を有する画素を特定する第3の画素特定部と、第2の注目画素領域の周辺領域の画素のうち最小の階調を有する画素を特定する第4の画素特定部と、第1および第2の判定部の判定結果に基いて注目画素領域をそのまま出力するあるいは、注目画素領域を第1〜第4の画素特定部の一方により特定された画素に置換して出力する選択部とを含む。
特に、第1の注目画素領域と第2の注目画素領域のサイズは異なる。
本発明に係る画像処理方法は、入力画像を読み取った読み取り画像データのうちの文字領域を判別する画像処理方法であって、読み取り画像データのうちの孤立点を検出するステップと、孤立的を検出した検出結果箇所において画像データの置換を行なうステップと、孤立点が除去された読み取り画像データのエッジ判別を行なうステップと、エッジ判別後、前記読み取り画像データの文字領域を特定するステップとを含む。
本発明に係る画像処理装置は、入力画像を読み取った読み取り画像データのうちの文字領域を判別する文字領域判別部を含む。文字領域判別部は、読み取り画像データのうちの孤立点を検出するための孤立点判別部と、孤立的判別部の検出結果箇所において画像データの置換を行なうための孤立点除去部と、孤立点が除去された読み取り画像データのエッジ判別を行なうエッジ判別部と、エッジ判別後、読み取り画像データの文字領域を特定する文字領域特定部とを含む。エッジ判別の前段階として、孤立点判別を実行して孤立点を消去した後、さらにエッジ判別を実行する方式であるため精度の高い孤立点ノイズの除去を実行することが可能である。
以下に図面を参照しつつ本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では同一の部品および構成要素には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態においては、本発明の画像処理装置をデジタルカラー複写機(以下、複写機という)で適用する場合について説明する。
しかしながら、本発明に係る画像処理装置は、複写機に限定されず、プリンタやファクシミリ装置やそれらの複合機であるMFP(Multi Function Peripheral)などに適用される構成とすることも可能である。
図1は、本発明の実施の形態に従う画像処理を実行する画像形成装置1の概略構成を説明する図である。
図1を参照して、本発明の実施の形態に従う画像処理装置は、制御部100と、メモリ部102と、画像読取部104と、プリント部106と、通信インターフェイス部108と、データ格納部110とを含む。
制御部100は、代表的にCPU(Central Processing Unit)などの演算装置から構
成され、プログラムを実行することで本実施の形態に従う画像処理方法を実現する。
メモリ部102は、代表的にDRAM(Dynamic Random Access Memory)などの揮発性の記憶装置であり、制御部100で実行されるプログラムやプログラムの実行に必要なデータなどを保持する。
通信インターフェイス部108は、代表的に、ネットワークを介してパーソナルコンピュータ等との間でデータを送受信するための部位であり、たとえば、LANアダプタおよびそれを制御するドライバソフトなどを含む。
プリント部106は、プリント処理を行なうための部位であり、プリント処理に係るハードウェア構成に加えて、各部の作動を制御するための制御装置をも含む。
データ格納部110は、代表的にハードディスク装置やフラッシュメモリなどの不揮発性の記憶装置であり、制御部100で生成された画像データ等を格納する。
図2は、本発明の実施の形態1に従う画像処理方法を実行する制御部の機能ブロック図である。
図2を参照して、ここでは、例えばメモリ部102に予め格納されている画像処理プログラムをロードすることにより制御部100内で実現されるものとする。
具体的には、制御部100は、画像データ調整部5と、文字領域判別部9と、網点領域判別部20と、色空間変換部30と、画像データ補正部40と、スクリーン/誤差拡散処理部50とを含む。
画像読取部104で読み取られたすなわちスキャニングされた画像データは、画像スキャン入力として画像データ調整部5に入力される。
画像データ調整部5において、入力された画像データに対して文字を鮮明化するために下地を白くするいわゆる下地飛ばし処理や色調整処理等が実行される。
そして、画像データ調整部5で調整された画像データが、文字領域判別部9と、網点領域判別部20と、出力用のYMCKデータやsRGB色空間データなどに変換する色空間変換部30とにそれぞれ出力される。
文字領域判別部9は、入力された画像データに基づいて孤立点の除去を実行するとともに文字領域を判別する。
また、網点領域判別部20は、孤立点を判別してその周期性を特定することにより網点領域を判別する。
色空間変換部30は、入力された画像データについて出力用のYMCKデータやsRGB色空間データなどに変換して色情報を出力する。
文字領域判別部9は、孤立点判別部11と、孤立点除去部12と、エッジ判別部13と、文字色判別部14と、文字領域特定部15とを含む。
孤立点判別部11は、画像データ調整部5から入力された画像データのうちの孤立点を検出する。
孤立点除去部12は、孤立点判別部11により検出された孤立点の箇所において画像データの置換を行なう。
エッジ判別部13は、孤立点除去部12により孤立点が除去された画像データに対していわゆる微分フィルタ等を用いて文字領域を判別するためのエッジ判別を行なう。
文字色判別部14は、エッジ判別により判別された文字領域の明度および彩度等を判別する。
文字領域特定部15は、エッジ判別等により判別された文字領域について、線、点、文字の線幅等に関して、部分毎に分類して、判別結果を画像データ補正部40に出力する。
網点領域判別部20は、孤立点判別部21と、周期性判別部22と、網点領域特定部23とを含む。
孤立点判別部21は、入力された画像データについて孤立点を検出する。
周期性判定部22は、検出された孤立点の周期性を判定する。
網点領域特定部23は、周期性判定部22における判定結果に基いて、孤立点がある一定の密度範囲で規則的に並んでいる場合には網点領域であると判定する。
そして、その結果は画像データ補正部40に出力される。
画像データ補正部40は、色空間変換部30の出力結果に対して、文字領域判別部9と網点領域判別部20の結果を参照し、画像データ補正処理を行なう。例えば、文字領域においては、視認性を上げるためにエッジ強調処理を実行したり、網点領域に対しては、孤立点によるモアレを抑制するためにスムージング処理等を実行する。
そして、次にスクリーン/誤差拡散処理部50において、実際にプリント部106でプリンタエンジンによって印字されるデータ形式に変換されて出力される。
そして、出力されたデータがプリント部106に与えられて、プリント部106に設けられているプリンタエンジンにより画像がプリントアウト(画像出力)される。
図3は、本発明の実施の形態1に従う孤立点判別部および孤立点除去部の機能ブロック図である。
図3を参照して、孤立点判別部11は、孤立点フィルタ演算部61と、孤立点判定部62とを含む。
孤立点除去部12は、孤立点周辺領域Max値特定部63と、孤立点周辺領域Min値特定部64と、セレクタ65とを含む。
孤立点フィルタ演算部61は、画像データのうちの注目している注目画素領域およびその注目画素領域の周辺領域の階調演算を実行する。
孤立点判定部62は、孤立点フィルタ演算部61の演算結果に基づいて、互いの階調比較に基づいて孤立点を判別する。
孤立点周辺領域Max値特定部63は、注目画素領域の周辺領域の画素のうち最大の階調を有する画素を特定する。
孤立点周辺領域Min値特定部64は、注目画素領域の周辺領域の画素のうち最小の階調を有する画素を特定する。
セレクタ65は、孤立点判定部62の判定結果に基づいて孤立点周辺領域Max値特定部63からの出力と、孤立点周辺領域Min値特定部64からの出力と、画像データ入力そのものとの入力のいずれか1つを選択して画像データ出力として出力する。
すなわち、セレクタ65は、孤立点判定部62の判定結果に基づいて注目画素領域の画像データについて、そのままの画像データを出力する。あるいは、注目画素領域の画像データについて、孤立点周辺領域Max値特定部63により特定された画素の画像データに置換して出力する。あるいは孤立点周辺領域Min値特定部64により特定された画素の画像データに置換して出力する。
図4は、孤立点フィルタ演算部61において演算処理を実行する孤立点フィルタの形状を説明する図である。
図4を参照して、ここでは1×1の孤立点フィルタ、2×1の孤立点フィルタ、2×2の孤立点フィルタおよび2×3の孤立点フィルタがそれぞれ示されている。
ここで、2×2の孤立点フィルタが4種類あるのは、注目画素が孤立点位置にあるとすると、注目画素となり得る孤立点位置が4画素あるため図の4種類の孤立点フィルタ全てを使用することにより、注目画素の位置に関わらずに2×2の孤立点を検出するためである。なお、1×1の孤立点フィルタが1種類であるのは、注目画素となり得る孤立点位置が1箇所しかないからである。
また、2×1の孤立点フィルタおよび2×3の孤立点フィルタを用いる理由は、原稿をスキャナ等で読み取る際、CCDの画素と原稿の孤立点の位置のズレにより、孤立点が真円にならず、楕円になる場合もあるためである。なお、2×1の孤立点フィルタは、1×1の孤立点の位置のズレに対応しており、2×3の孤立点フィルタは、2×2の孤立点の位置のズレに対応するものである。
ここで斜線で描かれる領域は、注目画素領域の周辺領域であり、斜線で囲まれる領域(白領域)は、注目画素領域である。
これらの孤立点フィルタは、予めメモリ部102等に格納されているものとする。そして、文字領域判別する文字の大きさ等に合わせて最適な孤立点除去を実行するための孤立点フィルタが選択されて孤立点フィルタ演算部で用いられるものとする。
ここで孤立点フィルタを用いた孤立点の判別および除去を実行する方式について図3を用いて説明する。
まず、孤立点には、黒孤立点と白孤立点の2種類あり、孤立点の階調が周辺領域の画素より低い(暗い)孤立点を黒孤立点と呼び、孤立点の階調が周辺領域の画素より高い(明るい)孤立点を白孤立点と呼ぶこととする。
孤立点フィルタ演算部61は、選択された孤立点フィルタを用いて孤立点フィルタのフィルタ演算処理を実行するための注目している画素領域(注目画素領域とも称する)の画素の平均階調および注目画像領域の周辺領域の画素の階調をそれぞれ算出する。
そして、孤立点判定部62は、注目画素領域の周辺領域の画素のうちの最小の階調に対する注目画素領域の画素の平均階調の差分の値がしきい値以上であるか、あるいは注目画素領域の画素の平均階調に対する注目画素領域の周辺領域の画素の差分の値がしきい値以上であるか否かに基づいて孤立点か否かを判別する。
上記差分の値がしきい値以上である場合には、孤立点であると判定する。
一方、差分の値がしきい値未満の場合には、孤立点ではないと判定する。
すなわち、差分の値がしきい値未満の場合には、周辺領域の画素の階調と注目画素領域の画素の平均階調の差が小さいため黒孤立点あるいは白孤立点のいずれでもないと推定される。一方、差分の値がしきい値以上の場合には、周辺領域の画素の階調と注目画素領域の画素の平均階調の差が大きいため孤立点であると推定される。なお、このしきい値の値は孤立点と判別される階調差として適切な値に設定されるものとする。
より具体的には、孤立点判定部62は、注目画素領域の周辺領域の画素のうち最小の階調に対する注目画素領域の画素の平均階調の差分の値がしきい値以上である場合には黒孤立点と判定する。この場合には、注目画素領域の周辺領域の画素の最小の階調>注目画素領域の画素の平均階調が成り立つ。
また、注目画素領域の画素の平均階調に対する注目画素領域の周辺領域の画素のうち最大の階調の差分の値がしきい値以上である場合には白孤立点と判定する。この場合には、注目画素領域の画素の平均階調>注目画素領域の周辺領域の画素の最大の階調が成り立つ。
孤立点周辺領域Max値特定部63は、上述した孤立点フィルタを用いて注目画素領域の周辺領域において、最大の階調を有する画素を特定して当該画素データをセレクタ65に出力する。
孤立点周辺領域Min値特定部64は、上述した孤立点フィルタを用いて注目画素領域の周辺領域において、最小の階調を有する画素を特定して当該画素データをセレクタ65に出力する。
そして、セレクタ65は、孤立点判定部62の判別結果に基いて、画像データ入力により孤立点フィルタによりフィルタ処理される注目している注目画素領域の画素データの入力、孤立点周辺領域Max値特定部63の出力、孤立点周辺領域Min値特定部64の出力のうちのいずれか1つを選択して画像データとして出力される。
具体的には、セレクタ65は、孤立点判定部62において、黒孤立点と判定された場合には、孤立点フィルタによりフィルタ演算処理される画素について、周囲のより明るい階調のデータで置換する。具体的には、孤立点周辺領域Max値特定部63の出力結果に置換して画像データとして出力する。当該変換処理により黒孤立点と判定された箇所は、周囲のより明るい階調のデータで置換されるため黒孤立点が消去される。
一方、孤立点判定部62において、白孤立点と判定された場合には、孤立点フィルタによりフィルタ演算処理される画素について、周囲のより暗い階調のデータで置換する。具体的には、孤立点周辺領域Min値特定部64の出力結果に置換して画像データとして出力する。
図3において孤立点判定部62で黒孤立点と判定された場合には、注目画素領域について孤立点周辺領域Max値特定部63により特定された画素により置換する。白孤立点と判定された場合には、孤立点周辺領域Min値特定部64により特定された画素に置換されて出力されることになる。当該変換処理により白孤立点と判定された箇所は、周囲のより暗い階調のデータで置換されるため白孤立点が消去される。
したがって、本発明の実施の形態に従う画像処理方法は、文字領域判別を実行する前に孤立点の判別を実行して、孤立点と判別された箇所については、周辺領域の画素データに置換することにより孤立点となる箇所を消去して、置換された画像データに基づいてエッジ判別を実行する方法である。従来方式の場合には、エッジ判別により孤立点ノイズの除去を実行する方式であったために場合によっては、孤立点ノイズであるにも拘らずエッジ判別により文字領域と判別される可能性もあったが、本発明は、エッジ判別の前段階として、孤立点判別を実行して孤立点を消去した後、さらにエッジ判別を実行する画像処理方法であるため精度の高い孤立点ノイズの除去を実行することが可能である。
(実施の形態1の変形例)
図5は、本発明の実施の形態1の変形例に従う孤立点判別部11および孤立点除去部12♯を説明する図である。
図5を参照して、ここでは、孤立点除去部12を孤立点除去部12#に置換した点が異なる。その他の点については同様であるのでその詳細な説明は繰り返さない。
孤立点除去部12#は、スムージング処理部66と、セレクタ65とを含む。
スムージング処理部66は、孤立点フィルタの注目画素領域の周辺領域の階調差との比較に基づいて注目画素領域に対してスムージング処理を実行する。
セレクタ65はスムージング処理部66によりスムージング処理された注目画素領域の画像データと、そのまま入力された画像データとを、孤立点判定部62の判定結果に基づいていずれか一方を選択して画像データ出力として出力する。
具体的には、孤立点判定部62は、孤立点フィルタを用いて注目画素領域のフィルタ演算処理結果に基いて黒孤立点あるいは白孤立点と判定された場合には、スムージング処理部66の出力結果を画像データとして出力する。一方、黒孤立点あるいは白孤立点ではないと判定された場合には、そのまま入力された画像データを出力する。
なお、本例においては、孤立点判定部62において、黒孤立点あるいは白孤立点と判定する必要は無く孤立点と判定された場合に、セレクタ65において、スムージング処理部66の出力結果を画像データとして出力することも可能である。例えば、上述したように注目画素領域の周辺領域の画素のうちの最小の階調に対する注目画素領域の画素の平均階調の差分の値がしきい値以上であるか、あるいは注目画素領域の画素の平均階調に対する注目画素領域の周辺領域の画素の差分の値がしきい値以上であるか否かに基づいて孤立点であると判定して、スムージング処理部66の出力結果を画像データとして出力する。一方、セレクタ65において、差分の値がしきい値未満の場合には、孤立点ではないと判定して、入力された画像データをそのまま出力する。
したがって、本発明の実施の形態1の変形例に従う文字領域判別においては、文字領域判別を実行する前に孤立点の判別を実行して、孤立点と判別された箇所については、スムージング処理した画像データに置換することにより孤立点となる箇所を消去して、置換された画像データに基づいてエッジ判別が実行される方式であるため精度の高い孤立点ノイズの除去を実行することが可能である。
(実施の形態2)
上記の実施の形態においては入力画像をモノクロモードで読み取った1プレーンの明度信号に対して孤立点の判別をして、置換された画像データに基づいてエッジ判別を実行する方式について説明したが、入力画像をカラーモードで読み取ったRGB入力の3プレーンに対して個別に孤立点の判別をして、明度信号を生成した後、エッジ判別を実行することも可能である。
ここで、明度信号は、カラー画像入力(RGB入力)の線形結合αR+βG+γB=V(明度)で示される。あるいは明度は、RGB入力の最小の階調Min(RGB)の値を使用することが一般的である。
ここで、生成された入力画像(入力原稿)がシアン、マゼンタ、イエローなどの複数の色の重ね合わせで生成されている場合には、以下の問題が生じる可能性がある。例えば、入力原稿のうち青色の部分は、マゼンタトナーとシアントナーとを重ねて青色を再現することになる。この2色のトナーの重ね合わせでは、トナーが少しずれて重なっている場合がある。
図6は、入力原稿においてマゼンタトナーの孤立点と、シアントナーの孤立点とがずれて重なっている入力原稿について明度信号に対する孤立点除去を実行する場合について説明する図である。
ここで、マゼンタトナーの孤立点は、CCD(RGB各色の階調について8ビットで読みとるとする)で読み取ると、赤色の光が吸収されるのでRGB=(10,200,200)となる。また、シアントナーの孤立点は、CCDで読み取ると、緑色の光が吸収されるのでRGB=(200,10,200)となる。この2つの孤立点が重なった場合、重なったブルーの領域(マゼンタトナーとシアントナーとが混ぜ合わされた領域)は、赤色と緑色の光が吸収されて例えばRGB=(10,10,200)となるため、重なったブルーの領域と、それ以外のマゼンタあるいはシアンの領域とで、明度として最小の階調Min(RGB)を用いた場合、マゼンタ、シアンおよびブルーの3つの領域で同じ値となる。したがって、明度を利用した孤立点判別では、円形状の孤立点として検出されないため結果として図4のような孤立点フィルタ形状では検出できず、孤立点を除去することができない可能性がある。
図7は、本発明の実施の形態2に従う画像処理を実行する制御部の機能ブロック図である。
図7を参照して、図2で説明した本発明の実施の形態1に従う画像処理を実行する制御部の機能ブロック図と比較して、文字領域判別部9を文字領域判別部9#に置換した点が異なる。その他の点については同様であるのでその詳細な説明は繰り返さない。
また、文字領域判別部9#は、孤立点判別部11pと、孤立点除去部12pと、明度生成部69と、エッジ判別部13と、文字色判別部14と、文字領域特定部15とを含む。
図8は、本発明の実施の形態2に従う孤立点判別部、孤立点除去部および明度生成部を説明する図である。
図8を参照して、ここではカラー画像入力(RGB入力)の各RGBそれぞれにおけるプレーンデータにそれぞれ対応して孤立点判別部を設け、孤立点判別部の結果に基づいて孤立点除去を実行する構成が示されている。
具体的には、R画像入力であるR画像プレーンデータに対応して、R画像の孤立点を判別する孤立点判別部11rと、G画像入力であるG画像プレーンデータに対応して、G画像の孤立点を判別する孤立点判別部11gと、B画像入力であるB画像プレーンデータに対応して、B画像の孤立点を判定する孤立点判別部11bとが設けられる。
また、孤立点判別部11r,11g,11bの孤立点の判定結果に基いて孤立点を除去する孤立点除去部12pが設けられる。
孤立点除去部12pは、R画像、G画像およびB画像のプレーンデータに関してそれぞれ孤立点周辺領域Max値特定部63r,63g,63bとが設けられる。また、同様にR画像、G画像およびB画像のプレーンデータに関してそれぞれ孤立点周辺領域Min値特定部64r、64g,64bとがそれぞれ設けられる。
また、孤立点判定部62r,62g,62bのそれぞれの判別結果を受けて、セレクタ部68における選択動作を指示する結果判定部67を設ける。
ここで、孤立点判別部11r,11g,11bは、上述した孤立点判別部11と同様であるのでその詳細な説明は繰り返さない。
また、孤立点周辺領域Max値特定部63r,63g,63bおよび孤立点周辺領域Min値特定部64r、64g,64bについてもそれぞれ孤立点周辺領域Max値特定部63および孤立点周辺領域Min値特定部64と同様であるのでその詳細な説明は繰り返さない。
本発明の実施の形態2においては、孤立点判定部62r,62g,62bからの判定結果に基いて、セレクタ群68の選択動作を指示する結果判定部67を設ける。
結果判定部67は、R画像プレーンデータ入力およびG画像プレーンデータ入力、B画素プレーンデータ入力それぞれにおける孤立点判別部11r,11g,11bからの判定結果に基づいて、いずれか1つの孤立点判別部11r,11g,11bにおいて孤立点が検出された場合には、R画像プレーンデータおよびG画像プレーンデータおよびB画素プレーンデータそれぞれにおいて置換データとの変換処理を実行する。
具体的には、置換データとの変換処理は、上述したようにセレクタ65r,65g,65bで実行する。
たとえば、いずれかの画像プレーンデータ入力に対して、孤立点判定部において、黒孤立点と判定されれば、結果判定部67は、3プレーンとも黒孤立点と判別されたとして、セレクタ65r,65g,65bに対して孤立点周辺領域Max値特定部63r,63g,63bからそれぞれ出力された画素データと置換して明度生成部69に出力する。
また、例えば、いずれかの画像プレーンデータ入力に対して、孤立点判定部において、白孤立点と判定されれば、結果判定部67は、3プレーンとも白孤立点と判別されたとして、セレクタ65r,65g,65bに対して孤立点周辺領域Min値特定部64r,64g,64bからそれぞれ出力された画素データと置換して明度生成部69に出力する。
それ以外の場合、すなわち、いずれの画像プレーンデータ入力に対しても、孤立点判定部において、孤立点と判定されない場合に、画像プレーンデータがそのまま明度生成部69に出力される。
そして、明度生成部69において、明度信号が生成された後、エッジ判別が実行される。
当該処理により、例えば、青色の孤立点と赤色の孤立点がずれて重なって構成される入力画像においてもそれぞれの孤立点を除去することが可能であるため、RGB画像プレーンデータの相関関係を維持しつつ精度の高い孤立点ノイズの除去を実行することが可能である。すなわち、青色の孤立点と赤色の孤立点がずれて重なって構成される入力画像において、明度変換処理を実行した場合に孤立点形状が残る問題を解消することができる。
(実施の形態3)
上記の実施の形態においては、黒孤立点と白孤立点を判別する孤立点フィルタとして、同一形状のフィルタを用いて黒孤立点および白孤立点を判定してそれぞれを除去する方式について説明したが、文字の種類等によっては黒孤立点と白孤立点のフィルタのフィルタ形状を代えて孤立点を除去することが望ましい場合も考えられる。
例えば、白い下地状の黒い文字「i」に含まれる孤立点「・」や濁点、句読点等は黒孤立点で、例えば漢字の「田」の4つの矩形に囲まれる領域等は白孤立点形状であり下地部分である。このように文字に含まれる黒孤立点と白孤立点等の条件が異なる場合があるため文字に影響を与えないサイズで黒孤立点用の孤立点フィルタと白孤立点用の孤立点フィルタを構成することが望ましい。
図9は、本発明の実施の形態3に従う孤立点判別部11#および孤立点除去部12Qを説明する機能ブロック図である。
図9を参照して、本発明の実施の形態3に従う孤立点判別部11#は、図2の孤立点判別部11と置換される。また、孤立点除去部12Qは、図2の孤立点除去部12と置換される。
孤立点除去部11#は、黒孤立点フィルタ演算部70と、黒孤立点判定部71と、白孤立点フィルタ演算部72と、白孤立点判定部73とを含む。
黒孤立点フィルタ演算部70は、黒孤立点に対応して設けられた孤立点フィルタにおいて上記と同様のフィルタ演算処理を実行する。
また、白孤立点フィルタ演算部72は、白孤立点に対応して設けられた孤立点フィルタにおいて上記と同様のフィルタ演算処理を実行する。
黒孤立点判定部71は、黒孤立点フィルタ演算部70により演算処理された結果に基づいて黒孤立点を判定する。
具体的には、黒孤立点判定部71は、注目画素領域の周辺領域の画素のうちの最小の階調に対する注目画素領域の画素の平均階調の差分の値がしきい値以上であるか否かに基いて孤立点か否かを判別し、差分の値がしきい値以上である場合には黒孤立点と判定する。一方、差分の値がしきい値未満の場合には、孤立点ではないと判定する。
白孤立点判定部73は、白孤立点フィルタ演算部70により演算処理された結果に基いて白孤立点を判定する。
具体的には、白孤立点判定部73は、注目画素領域の画素の平均階調に対する注目画素領域の周辺領域の画素の差分の値がしきい値以上であるか否かに基づいて孤立点か否かを判別し、差分の値がしきい値以上である場合には白孤立点と判定する。一方、差分の値がしきい値未満の場合には、孤立点ではないと判定する。
孤立点除去部12Qは、黒孤立点周辺領域Max値特定部74と、白孤立点周辺領域Min値特定部76と、セレクタ78,79とを含む。
黒孤立点周辺領域Max値特定部74は、黒孤立点に対応して設けられた孤立点フィルタにおいて注目画素領域の周辺領域の画素のうち最大の階調を有する画素を特定する。
白孤立点周辺領域Min値特定部76は、白孤立点に対応して設けられた孤立点フィルタにおいて注目画素領域の周辺領域の画素のうち最大の階調を有する画素を特定する。
セレクタ78は、黒孤立点判定部71の判定結果に基づいて画像データ入力をそのまま出力するか、あるいは黒孤立点周辺領域Max値特定部74から出力された画素に置換して出力する。
また、セレクタ79は、白孤立点判定部73の判定結果に基いて画像データ入力をそのまま出力するか、あるいは白孤立点周辺領域Min値特定部76から出力された画素に置換して出力する。
そして、図示しないがセレクタ78により必要に応じて置換された画像データ出力と、セレクタ79により必要に応じて置換された画像データ出力とが合成されて黒孤立点および白孤立点がそれぞれ除去されて、エッジ判別部13に出力される。
本発明の実施の形態に従う構成により、黒孤立点フィルタと白孤立点フィルタとを異なるサイズで構成するにより、文字領域に対応して孤立点フィルタを適切に対応させてフィルタ演算処理を実行することができるため、孤立点ノイズを入力データに従って精度よく除去することが可能である。
なお、本例においては、黒孤立点および白孤立点の判定についてそれぞれ独立に判定される方式について説明したが、2つの判定処理を順番に行い、そしてその結果を用いて置換処理することも可能である。
なお、本発明にかかる画像形成装置は上述したようにMFPに限定されず、画像形成装置であれば、プリンタやファクシミリ装置等であってもよい。なお、コンピュータを機能させて、上述したような制御部100の機能を実行させるプログラムを提供することもできる。このようなプログラムは、コンピュータに付属するフレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disk-Read Only Memory)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)およびメモリカードなどのコンピュータ読取り可能な記録媒体にて記録させて、プログラム製品として提供することもできる。あるいは、コンピュータに内蔵するハードディスクなどの記録媒体にて記録させて、プログラムを提供することもできる。また、ネットワークを介したダウンロードによって、プログラムを提供することもできる。
なお、本発明にかかるプログラムは、コンピュータのオペレーションシステム(OS)の一部として提供されるプログラムモジュールのうち、必要なモジュールを所定の配列で所定のタイミングで呼出して処理を実行させるものであってもよい。その場合、プログラム自体には上記モジュールが含まれずOSと協働して処理が実行される。このようなモジュールを含まないプログラムも、本発明にかかるプログラムに含まれ得る。
また、本発明にかかるプログラムは他のプログラムの一部に組込まれて提供されるものであってもよい。その場合にも、プログラム自体には上記他のプログラムに含まれるモジュールが含まれず、他のプログラムと協働して処理が実行される。このような他のプログラムに組込まれたプログラムも、本発明にかかるプログラムに含まれ得る。
提供されるプログラム製品は、ハードディスクなどのプログラム格納部にインストール
されて実行される。なお、プログラム製品は、プログラム自体と、プログラムが記録された記録媒体とを含む。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の実施の形態に従う画像処理を実行する画像形成装置1の概略構成を説明する図である。 本発明の実施の形態に従う画像処理を実行する制御部の機能ブロック図である。 本発明の実施の形態1に従う孤立点判別部および孤立点除去部の機能ブロック図である。 孤立点フィルタ演算部61において演算処理を実行する孤立点フィルタの形状を説明する図である。 本発明の実施の形態1の変形例に従う孤立点判別部11および孤立点除去部12♯を説明する図である。 青色の孤立点と赤色の孤立点がずれて重なって構成される入力画像において、明度変換処理を実行した場合を説明する図である。 本発明の実施の形態2に従う画像処理を実行する制御部の機能ブロック図である。 本発明の実施の形態2に従う孤立点判別部、孤立点除去部および明度生成部69を説明する図である。 本発明の実施の形態3に従う孤立点判別部11#および孤立点除去部12Qを説明する機能ブロック図である。
符号の説明
1 画像形成装置、5 画像データ調整部、9 文字領域判別部、69 明度生成部、11,11#,11p 孤立点判別部、12,12#,12p,21 孤立点除去部、13 エッジ判別部、14 文字色判別部、15 文字領域特定部、20 網点領域判別部、22 周期性判定部、23 網点領域特定部、30 色空間変換部、40 画像データ補正部、50 スクリーン/誤差拡散処理部、61 孤立点フィルタ演算部、62 孤立点判定部、63 孤立点周辺領域Max値特定部、64 孤立点周辺領域Min値特定部、65,78,79 セレクタ、66 スムージング処理部、67 結果判定部、100 制御部、102 メモリ部、104 画像読取部、106 プリント部、108 通信インターフェイス部、110 データ格納部。

Claims (10)

  1. 入力画像を読み取った読み取り画像データのうちの文字領域を判別する文字領域判別部を備え、
    前記文字領域判別部は、
    前記読み取り画像データのうちの孤立点を検出するための孤立点判別部と、
    前記孤立的判別部の検出結果箇所において画像データの置換を行なうための孤立点除去部と、
    孤立点が除去された読み取り画像データのエッジ判別を行なうエッジ判別部と、
    前記エッジ判別後、前記読み取り画像データの文字領域を特定する文字領域特定部とを含む、画像処理装置。
  2. 前記孤立点判別部は、
    前記読み取り画像データのうちの注目画素領域およびその注目画素領域の周辺領域の階調演算を実行する孤立点フィルタ演算部と、
    前記孤立点フィルタ演算部の演算結果に基いて、互いの階調比較に基いて孤立点を判別する判定部とを含み、
    前記孤立点除去部は、
    前記注目画素領域の周辺領域の画素のうち最大の階調を有する画素を特定する第1の画素特定部と、
    前記注目画素領域の周辺領域の画素のうち最小の階調を有する画素を特定する第2の画素特定部と、
    前記判定部の判定結果に基いて前記注目画素領域をそのまま出力するあるいは、前記注目画素領域を前記第1および第2の画素特定部の一方により特定された画素に置換して出力する選択部とを含む、請求項1記載の画像処理装置。
  3. 前記判定部は、前記注目画素領域の画素の平均階調と、前記注目画素領域の周辺領域の画素のうちの最大の階調および最小の階調との差分の絶対値が閾値以上であるか否かに基いて孤立点か否かを判別する、請求項2記載の画像処理装置。
  4. 前記判定部は、さらに前記注目画素領域の周辺領域の画素のうちの最大の階調および最小の階調と前記注目画素領域の画素の平均階調との差分が正である場合には、白孤立点と判定し、前記注目画素領域の周辺領域の画素のうちの最大の階調および最小の階調と前記注目画素の平均階調との差分が負である場合には、黒孤立点と判定する、請求項3記載の画像処理装置。
  5. 前記選択部は、前記注目画素領域において、前記判定部の判定結果に基いて白孤立点と判定された場合には、前記第2の画素特定部により特定された画素に置換して出力し、前記判定部の判定結果に基いて黒孤立点と判定された場合には、前記第1の画素特定部により特定された画素に置換して出力する、請求項4記載の画像処理装置。
  6. 前記孤立点判別部は、
    前記読み取り画像データのうちの注目画素領域およびその注目画素領域の周辺領域の階調演算を実行する孤立点フィルタ演算部と、
    前記孤立点フィルタ演算部の演算結果に基いて、互いの階調比較に基いて孤立点を判別する判定部とを含み、
    前記孤立点除去部は、
    前記周辺領域に対して前記注目画素領域をスムージング処理するスムージング処理部と、
    前記判定部の判定結果に基いて前記注目画素領域をそのまま出力するあるいは、前記注目画素領域をスムージング処理部により処理した結果に置換して出力する選択部とを含む、請求項1記載の画像処理装置。
  7. 前記読み取り画像データは、複数色それぞれに対応する複数のプレーンデータを含み、
    前記複数のプレーンデータそれぞれに対応して孤立点を検出するための複数の孤立点判別部をさらに設け、
    前記孤立点除去部は、前記複数の孤立点判別部の判別結果に基いて検出結果箇所において画像データの置換を行なう、請求項1記載の画像処理装置。
  8. 前記孤立点判別部は、
    前記読み取り画像データのうちの第1の注目画素領域およびその注目画素領域の周辺領域の階調演算を実行する第1の孤立点フィルタ演算部と、
    前記読み取り画像データのうちの第2の注目画素領域およびその注目画素領域の周辺領域の階調演算を実行する第2の孤立点フィルタ演算部と、
    前記第1の孤立点フィルタ演算部の演算結果に基いて互いの階調比較に基いて第1の孤立点を判別する第1の判定部と、
    前記第2の孤立点フィルタ演算部の演算結果に基いて互いの階調比較に基いて第2の孤立点を判別する第2の判定部とを含み、
    前記孤立点除去部は、
    前記第1の注目画素領域の周辺領域の画素のうち最大の階調を有する画素を特定する第1の画素特定部と、
    前記第1の注目画素領域の周辺領域の画素のうち最小の階調を有する画素を特定する第2の画素特定部と、
    前記第2の注目画素領域の周辺領域の画素のうち最大の階調を有する画素を特定する第3の画素特定部と、
    前記第2の注目画素領域の周辺領域の画素のうち最小の階調を有する画素を特定する第4の画素特定部と、
    前記第1および第2の判定部の判定結果に基いて前記注目画素領域をそのまま出力するあるいは、前記注目画素領域を前記第1〜第4の画素特定部の一方により特定された画素に置換して出力する選択部とを含む、請求項1記載の画像処理装置。
  9. 前記第1の注目画素領域と前記第2の注目画素領域のサイズは異なる、請求項8記載の画像処理装置。
  10. 入力画像を読み取った読み取り画像データのうちの文字領域を判別する画像処理方法であって、
    前記読み取り画像データのうちの孤立点を検出するステップと、
    前記孤立的を検出した検出結果箇所において画像データの置換を行なうステップと、
    孤立点が除去された読み取り画像データのエッジ判別を行なうステップと、
    前記エッジ判別後、前記読み取り画像データの文字領域を特定するステップとを備える、画像処理方法。
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