JP2008536069A - ケーブルベア装置と該ケーブルベア装置を収容する保持装置とを含むケーブルベアシステム - Google Patents
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Abstract
2つのリンクプレート(3)を所定間隔で接続してなるリンク部材(2)同士が互いに回転可能に接続され、長手方向前後に移動されたときに、各リンク部材(2)が直線的に連結される上下ストランド(6、8)と、各リンク部材(2)が所定角度曲げられる反転ゾーン(7)が形成され、少なくともいくつかのリンク部材(2)のリンクプレート(3)には、リンク部材が直線的な位置にあるときには外側へ突出されると共に所定角度に曲げられた位置にあるときには外側へ突出されないように進退する支持エレメントが形成されており、隣接するリンク部材には支持エレメント(9)をリンク部材の相対位置関係に応じて突出させる調整装置(11)を形成した。
【選択図】図1a
Description
リボンケーブルは、その両面に、位置決めスリーブ内に装着されると共にばねで付勢されたスライディング要素を有しており、それらが長手方向に沿って所定間隔で設けられている。
リボンケーブルを案内するために、下ストランド案内用の下チャネルと、上ストランド用の上チャネルと、リボンケーブルの反転ゾーンとなる幅のより狭い反転チャネルが形成されている。
リボンケーブルが移動するとき、反転ゾーンは移動されるため、反転チャネルは、上下ストランドのための上下チャネルの間で、スライディングブロックによりスライドするように取り付けられる。
ケーブルベア装置の進行中に、リンク部材が上ストランドから反転ゾーン内へ移動し、隣接するリンク部材に対して所定角度に曲げられると、本発明では、当該チャネルの中ではリンクプレートの外面よりも突出しない支持エレメントが、リンクプレートの外面よりも突き出さない位置へ移動する。これにより、リンク部材は保持装置の内側へ突き出た壁領域によって形成された狭窄部を通過し、保持装置の壁領域によって生じる摩擦にさらされることなく反転ゾーンに入ることができる。
図1aはケーブルベア装置のリンク部材の透視図、
図2aは図1aに示されたリンク部材の側面図、
図3aは図2aの矢印Aの方向の上面図、
図4aは図2aに示されたリンク部材の左端面図、
図5aは図2aに示されたリンク部材の右端面図、
図1bは図1aの支持エレメントを拡げた状態を示す透視図、
図2bは図1bに示されたリンク部材の側面図、
図3bは図2bの矢印Bの方向の上面図、
図4bは図2bに示されたリンク部材の左端面図、
図5bは図2bに示されたリンク部材の右端面図、
図6は図1a〜5bのリンク部材を有するケーブルベア装置と保持装置とを含むシステムの透視図、
図7は図6に示されたシステムの左端面図、
図8は図6に示されたシステムの側面図、
図9は図7のD部拡大図である。
後でさらに詳述するように、そのリンク部材の支持エレメント9の異なる位置関係は、隣接するリンク部材上の調整デバイス11によって、互いに関連するリンク部材同士の位置に起因する作用として達成される。
端縁部14は、一端が外セグメント12に接続され、それ以外はスリットによって外セグメント12の他の領域から分離され、その他端に支持縁15が形成されている。この支持縁15は、外側に面したなだらかな斜面16及び内側に面したなだらかな斜面が形成される。
2 リンク部材
3 リンクプレート
4 下クロスメンバ
5 上クロスメンバ
6 下ストランド
7 反転ゾーン
8 上ストランド
9 支持エレメント
10 外面
11 調整装置
12 外セグメント
13 内セグメント
14 端縁部
15 支持縁
16 傾斜面
17 端縁部
18 凹み
19 側壁
20 側壁
21 ストップ面
22 ストップ面
23 係止部
24 スキッド
25 ピボットピン
26 ピボット穴
27 ばね要素
28 保持装置
29 チャネル
30 第1の領域
31 第2の領域
32 段差
33 可動連結部
34 チャネル
35 壁領域
36 開口
37 固定要素
Claims (23)
- 2つのリンクプレート(3)をクロスメンバで接続してなるリンク部材(2)同士が、互いにピボット回転するように複数接続されてなり、前後に移動されたときに下ストランド(6)と、これに続く反転ゾーン(7)と、さらに反転ゾーン(7)に続く上ストランド(8)が、それぞれのストランドの長手方向に形成され、この場合に、上下のストランド(6、8)において実質的に直線的に連結されている各リンク部材(2)は、反転ゾーンにおいてはピボット回転されて所定角度曲げられることとなる電線案内用のケーブルベア装置(1)において、
少なくともいくつかのリンク部材(2)のリンクプレート(3)が支持エレメント(9)を備え、支持エレメント(9)は、隣接するリンク部材に対して実質的に直線的な位置にあるときにはリンクプレート(3)の外面(10)の他の領域よりも外側へ突出され、隣接するリンク部材に対してある角度に曲げられた位置にあるときにはリンクプレート(3)の外面(10)の他の領域よりも外側へ突出されず、隣接するリンク部材には、支持エレメント(9)をリンク部材の相対位置関係に応じて突出させる調整装置(11)が形成されていることを特徴とするケーブルベア装置。 - 前記支持エレメント(9)が、前記リンク部材の縦方向に形成されると共にピボット回転方向を向いた支持縁(15)を備え、当該支持縁(15)は、そのリンク部材(2)が隣接するリンク部材に対して実質的に直線的な位置にあるときに外側へ突出するように形成された請求項1に記載のケーブルベア装置。
- リンクプレート(3)は二つの隣接するリンク部材と重なり合い、その重なり領域を形成する夫々のセグメントは、隣接する一方のリンク部材の外側及び他方のリンク部材の内側に位置する場合に、前記支持エレメント(9)は外セグメント(12)の横方向外側へ拡幅可能な領域に形成され、前記調整装置(11)は内セグメント(13)の外面に位置された請求項1又は2に記載のケーブルベア装置。
- 前記調整装置(11)が外側を向いた突起として設計され、前記外セグメント(12)の一領域としての支持エレメント(9)及び前記内セグメント(13)上の前記突起は、リンク部材(2)同士が実質的に直線的な相対位置にピボット回転されたときに、その突起が支持エレメント(9)の下に案内されて前記支持エレメント(9)を外側へ拡げるように配置された請求項3記載のケーブルベア装置。
- 前記支持エレメント(9)が、外セグメント(12)の外側へ曲がることができる領域として設計された請求項3又は4記載のケーブルベア装置。
- 前記突起が、前記支持エレメント(9)のための傾斜面(16)を備えた請求項4又は5記載のケーブルベア装置。
- 前記支持エレメント(9)が外セグメント(12)の帯状端縁部を形成し、その帯状端縁部は、一端が外セグメント(12)の他の領域に接続され、それ以外はスリットによって外セグメント(12)の他の領域から分離され、他端に前記支持縁(15)が形成された請求項5又は6記載のケーブルベア装置。
- 前記支持エレメント(9)を形成する前記帯状端縁部が、隣接するリンクプレートと向かい合った外セグメント(12)の他端縁部と同様に、セグメント面内の基準円に沿って湾曲している請求項7記載のケーブルベア装置。
- 前記支持縁(15)を形成する前記帯状端縁部の端部が、前記リンクプレート(3)の中心縦軸上にある請求項8に記載のケーブルベア装置。
- 支持エレメント(9)を形成する帯状端縁部の端部が、前記リンクプレート(3)の中心縦軸に垂直に走る基準円の半径上に位置して、外セグメント(12)の他の領域に接続された請求項8又は9記載のケーブルベア装置。
- 前記突起が、基準円に沿って湾曲し、前記リンクプレート(3)の前記中心縦軸に向かって高くなる傾斜面(16)を有するストリップとして設計されている請求項8乃至10いずれか記載のケーブルベア装置。
- 前記支持エレメント(9)を形成する帯状端縁部の支持縁(15)から続く外セグメント(12)の端縁部(17)が、その内面に、支持縁(15)に向かって開いた凹み(18)を有し、支持縁(15)から遠い側の凹み(18)の側壁(19)が、隣接するリンク部材(2)を所定角度に曲げられる位置へのピボット回転を制限するための突起に対するストップ面を形成している請求項7乃至11いずれか記載のケーブルベア装置。
- 前記外セグメント(12)の内面のストップ(23)と相互作用して、実質的に直線的な配置及び/又は所定角度に曲げられた位置への隣接するリンク部材(2)の前記ピボット回転を制限するストップ面(21、22)が、前記内セグメント(13)上に位置することを特徴とする、請求項3乃至12いずれか記載のケーブルベア装置。
- 前記リンク部材(2)が、クランク状に内側へ曲げられた内セグメント(13)とクランク状に外側へ曲げられた外セグメント(12)とを有するクランク状に曲げられたリンクプレート(3)を備え、前記支持エレメント(9)が、クランク状に外側へ曲げられた外セグメント(12)上に位置し、前記調整装置(11)が、クランク状に内側へ曲げられた内セグメント(13)上に位置する請求項1乃至13いずれか記載のケーブルベア装置。
- 前記リンク部材(2)が、外側に位置する外側バー及び内側に位置する内側バーを交互に示し、前記支持エレメント(9)が前記外側バー上に位置し、前記調整装置(11)が前記内側バー上に位置することを特徴とする、請求項1乃至13いずれか記載のケーブルベア装置。
- 請求項1乃至15のいずれか記載のケーブルベア装置(1)と、そのケーブルベア装置(1)の上ストランド(8)の保持装置(28)とを含むシステムであって、
前記保持装置(28)が上ストランド(8)の縦方向に延びるチャネル(29)を備え、
そのチャネル(29)は、支持エレメント(9)を拡幅していないリンク部材(2)の幅とわずかな遊びを除いて一致する幅の第1の領域(30)と、その上方に位置して段差をつけることによって拡幅され、少なくとも支持エレメント(9)を拡幅したリンク部材(2)の幅と一致する幅の第2の領域(31)とを備え、
これにより、リンク部材(2)の両側の支持エレメント(9)を支持することができる拡幅領域の段差(32)が形成されたことを特徴とするシステム。 - 前記保持装置(28)がさらに、下ストランド(6)の長手方向に延びるチャネル(34)内にケーブルベア装置(1)の下ストランド(6)を収容し、
そのチャネル(34)は、下ストランド(6)のリンク部材(2)の少なくとも底面及び側面領域を支持するための底面及び内壁面を備えると共に、少なくとも支持エレメント(9)を拡幅したリンク部材(2)の幅に対応する幅に形成された請求項16に記載のシステム。 - 前記保持装置(28)は、
前記上ストランド(8)のための上チャネル(29)と前記下ストランド(6)のための下チャネル(34)が一体化されたトラフとして設計されており、
前記上チャネル(29)の第1の領域(30)が下チャネル(34)まで延び、前記下チャネル(34)が、第1の領域(30)と比較して、段差をつけることによって拡幅されて成る請求項17記載のシステム。 - 前記保持装置(28)が一体型の断面材として設計されて成る請求項18に記載のシステム。
- 前記保持装置(28)は、上側又は下側の幅狭面に、ケーブルベア装置(1)の可動連結部(33)のためのキャッチを通過させる縦方向に延びる開口(36)を有し、前記キャッチが、前後に動かすことができるケーブルベア装置(1)の下ストランド(6)又は前後に動かすことができるケーブルベア装置(1)の上ストランド(8)に接続されて成る請求項18又は19記載のシステム。
- 前記保持装置(28)は、前記開口(36)を有する幅狭面とは反対側の幅狭面に、前記保持装置(28)に対して水平に走る表面及び/または前記保持装置(28)に対して垂直に走る表面に前記保持装置(28)を保持することを可能にする固定要素(37)を備えた請求項20記載のシステム。
- 前記上ストランド(8)のためのチャネル(29)の第2の領域(31)が、支持エレメント(9)を拡幅したリンク部材(2)の幅とわずかな遊びを除いて一致する幅に形成された請求項16乃至21記載のシステム。
- 前記下ストランド(6)のためのチャネル(34)が、支持エレメント(9)を拡幅したリンク部材(2)の幅とわずかな遊びを除いて一致する幅に形成された請求項17乃至22いずれか記載のシステム。
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