JP2008311163A - 保護装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】主に各種電子機器の電池ユニットに用いられる保護装置に関し、組立て易く安価で、確実な電子回路の保護が可能な保護装置を提供することを目的とする。
【解決手段】配線基板11にスイッチング素子2近傍に装着された温度ヒューズ5を載置する保持パターン12を設けることによって、製作の際、温度ヒューズ5が保持パターン12に載置されて保持されているため、端子6のランド7への半田付けが行い易く、安価に製作が行えると共に、確実な電子回路の保護が可能な保護装置を得ることができる。
【選択図】図1
【解決手段】配線基板11にスイッチング素子2近傍に装着された温度ヒューズ5を載置する保持パターン12を設けることによって、製作の際、温度ヒューズ5が保持パターン12に載置されて保持されているため、端子6のランド7への半田付けが行い易く、安価に製作が行えると共に、確実な電子回路の保護が可能な保護装置を得ることができる。
【選択図】図1
Description
本発明は、主に各種電子機器の電池ユニットに用いられる保護装置に関するものである。
近年、ノートパソコンやビデオカメラ等の携帯機器においては、充電可能な電池を装着すると共に、携帯時にはこの電池電源を用いて様々な操作が行われており、電池ユニットにおいても、安価で、確実な電子回路の保護を行えるものが求められている。
このような従来の保護装置について、図4及び図5を用いて説明する。
図4は従来の保護装置の断面図、図5は同分解斜視図であり、同図において、1は上下面に複数の配線パターン(図示せず)が形成された配線基板、2はFETやトランジスタ等のスイッチング素子で、配線基板1上面の複数のランド3に、スイッチング素子2の複数の端子4が半田付けによって実装接続されると共に、配線パターンを介してスイッチング素子2が電池(図示せず)や機器の電子回路(図示せず)に接続されている。
また、5は温度ヒューズで、左右の端子6がランド7に半田付けされて、スイッチング素子2と電池の間に接続され、スイッチング素子2右方近傍の配線基板1上面に載置されると共に、このスイッチング素子2と温度ヒューズ5との間には、これらを覆うようにシリコン等の熱伝導性樹脂8が塗布されて、保護装置が構成されている。
なお、このような保護装置を製作する際には、先ず、配線基板1のランド3にスイッチング素子2の端子4を実装し半田付けした後、スイッチング素子2とこの右方の配線基板1上面に、熱伝導性樹脂8を塗布する。
そして、このスイッチング素子2右方の配線基板1上に、温度ヒューズ5を熱伝導性樹脂8内に埋め込むように載置した後、手作業によって端子6をランド7に半田付けして、保護装置が完成する。
以上の構成において、機器を携帯時には、スイッチング素子2を介して電池から電子回路に電源が供給されて、機器の様々な操作が行われ、また、電池に充電を行う際には、スイッチング素子2が切換えられ、このスイッチング素子2を介して充電器等から電池に充電が行われる。
なお、このような機器の操作時や電池への充電時等に、万が一、回路の短絡等が生じスイッチング素子2に過電流が流れた場合、この過電流によってスイッチング素子2が発熱し、この熱が熱伝導性樹脂8を介して温度ヒューズ5に伝わる。
そして、過電流がある程度以上流れ、温度ヒューズ5に伝わる熱が所定温度以上になった場合には、温度ヒューズ5が溶断して、電池からのスイッチング素子2や電子回路への電源供給が遮断される。
つまり、電池とスイッチング素子2の間に接続された温度ヒューズ5が、過電流等によるスイッチング素子2の発熱を検出し、電池からの電源供給を遮断することによって、短絡等による機器の損傷を未然に防ぐように構成されているものであった。
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
特開平11−330665号公報
しかしながら、上記従来の保護装置においては、装置を製作する際、温度ヒューズ5が熱伝導性樹脂8に埋め込まれ、配線基板1上に載置されただけの状態で、端子6をランド7に半田付けしており、温度ヒューズ5が動き易く、作業がしづらく位置ズレも生じ易いため、これを防ぐには、片手で温度ヒューズ5を保持したり、あるいは事前に温度ヒューズ5を接着剤等で配線基板1に固着したりしておく必要があり、組立てに手間がかかり、高価なものになってしまうという課題があった。
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、組立て易く安価で、確実な電子回路の保護が可能な保護装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、以下の構成を有するものである。
本発明の請求項1に記載の発明は、配線基板にスイッチング素子近傍に装着された温度ヒューズを載置する保持パターンを設けて保護装置を構成したものであり、製作の際、温度ヒューズが保持パターンに載置されて保持されているため、端子のランドへの半田付けが行い易く、安価で、確実な電子回路の保護が可能な保護装置を得ることができるという作用を有する。
請求項2に記載の発明は、請求項1記載の発明において、保持パターン上面に半田層を形成したものであり、半田層によって温度ヒューズの保持箇所を高く形成できるため、さらに確実に温度ヒューズを保持することができるという作用を有する。
以上のように本発明によれば、組立て易く安価で、確実な電子回路の保護が可能な保護装置を実現することができるという有利な効果が得られる。
以下、本発明の実施の形態について、図1〜図3を用いて説明する。
なお、背景技術の項で説明した構成と同一構成の部分には同一符号を付して、詳細な説明を簡略化する。
(実施の形態)
図1は本発明の一実施の形態による保護装置の断面図、図2は同分解斜視図であり、同図において、11は紙フェノールやガラス入りエポキシ等の配線基板で、上下面には銅等によって複数の配線パターン(図示せず)が形成されると共に、上面には複数のランド3や7に加え、並行な一対の保持パターン12が設けられ、これらを除く全面をポリエステルやエポキシ等の絶縁層(図示せず)が覆っている。
図1は本発明の一実施の形態による保護装置の断面図、図2は同分解斜視図であり、同図において、11は紙フェノールやガラス入りエポキシ等の配線基板で、上下面には銅等によって複数の配線パターン(図示せず)が形成されると共に、上面には複数のランド3や7に加え、並行な一対の保持パターン12が設けられ、これらを除く全面をポリエステルやエポキシ等の絶縁層(図示せず)が覆っている。
そして、2はFETやトランジスタ等のスイッチング素子で、複数の端子4が配線基板11上面の複数のランド3に半田付けによって実装接続されると共に、配線パターンを介してスイッチング素子2が電池(図示せず)や機器の電子回路(図示せず)に接続されている。
また、5は略円筒状のセラミック等の筒内に可溶金属が内蔵された温度ヒューズで、左右の端子6がランド7に半田付けされて、スイッチング素子2と電池の間に接続されると共に、温度ヒューズ5が配線基板11上面の一対の保持パターン12に載置され位置決めされて、スイッチング素子2右方近傍に配置されている。
さらに、このスイッチング素子2と温度ヒューズ5との間には、これらを覆うようにシリコン等の熱伝導性樹脂8が塗布されて、保護装置が構成されている。
また、このような保護装置を製作する際には、先ず、配線基板11のランド3にスイッチング素子2の端子4を実装し半田付けした後、スイッチング素子2とこの右方の配線基板11上面に、熱伝導性樹脂8を塗布する。
そして、配線基板11上面の一対の保持パターン12上に、温度ヒューズ5を熱伝導性樹脂8に埋め込むように載置し、保持パターン12によって温度ヒューズ5が位置決めされた状態で、手作業によって端子6をランド7に半田付けして、保護装置が完成する。
つまり、端子6をランド7に半田付けする際、保持パターン12によって温度ヒューズ5が所定位置に保持され、ガタつきや位置ズレのない状態で半田付けが行えるようになっているため、作業が容易に行えると共に、温度ヒューズ5をスイッチング素子2から所定位置に、確実に固定できるようになっている。
以上の構成において、機器を携帯時には、スイッチング素子2を介して電池から電子回路に電源が供給されて、機器の様々な操作が行われ、また、電池に充電を行う際には、スイッチング素子2が切換えられ、このスイッチング素子2を介して充電器等から電池に充電が行われる。
また、このような機器の操作時や電池への充電時等に、万が一、回路の短絡等が生じスイッチング素子2に過電流が流れた場合、この過電流によってスイッチング素子2が発熱し、この熱が熱伝導性樹脂8を介して温度ヒューズ5に伝わる。
そして、例えば5A以上の過電流が流れ、温度ヒューズ5に伝わる熱が、例えば135℃以上になった場合には、温度ヒューズ5が溶断して、電池からのスイッチング素子2や電子回路への電源供給が遮断される。
なお、この時、上述したように、温度ヒューズ5が保持パターン12によって、スイッチング素子2から離れすぎず近づきすぎず、所定位置に保持されているため、所定温度で確実に温度ヒューズ5が溶断するようになっている。
つまり、電池とスイッチング素子2の間に接続されると共に、保持パターン12によって所定位置に保持された温度ヒューズ5が、過電流等によるスイッチング素子2の発熱を検出し、電池からの電源供給を確実に遮断することによって、短絡等による機器の損傷を未然に防ぐように構成されている。
このように本実施の形態によれば、配線基板11にスイッチング素子2近傍に装着された温度ヒューズ5を載置する保持パターン12を設けることによって、製作の際、温度ヒューズ5が保持パターン12に載置されて保持されているため、端子6のランド7への半田付けが行い易く、安価に製作が行えると共に、確実な電子回路の保護が可能な保護装置を得ることができるものである。
また、図3の断面図に示すように、配線基板11にスイッチング素子2を実装し半田付けする際、同時に保持パターン12上面に半田層13を形成することによって、温度ヒューズ5の保持箇所を高く形成できるため、さらに温度ヒューズ5の保持を確実に行うことができる。
本発明による保護装置は、組立て易く安価で、確実な電子回路の保護が可能なものが得られ、各種電子機器の電池ユニット用として有用である。
2 スイッチング素子
3、7 ランド
4、6 端子
5 温度ヒューズ
8 熱伝導性樹脂
11 配線基板
12 保持パターン
13 半田層
3、7 ランド
4、6 端子
5 温度ヒューズ
8 熱伝導性樹脂
11 配線基板
12 保持パターン
13 半田層
Claims (2)
- 上面または下面の少なくとも一方に配線パターンが形成された配線基板と、電池電源の切換えを行うスイッチング素子と、このスイッチング素子近傍に装着された温度ヒューズからなり、上記配線基板に上記温度ヒューズを載置する保持パターンを設けた保護装置。
- 保持パターン上面に半田層を形成した請求項1記載の保護装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007159794A JP2008311163A (ja) | 2007-06-18 | 2007-06-18 | 保護装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007159794A JP2008311163A (ja) | 2007-06-18 | 2007-06-18 | 保護装置 |
Publications (1)
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JP2008311163A true JP2008311163A (ja) | 2008-12-25 |
Family
ID=40238579
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007159794A Withdrawn JP2008311163A (ja) | 2007-06-18 | 2007-06-18 | 保護装置 |
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JP (1) | JP2008311163A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108488659A (zh) * | 2018-03-07 | 2018-09-04 | 江门市亿君鑫达光电科技有限公司 | 一种带保险装置的防水led灯条 |
-
2007
- 2007-06-18 JP JP2007159794A patent/JP2008311163A/ja not_active Withdrawn
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN108488659A (zh) * | 2018-03-07 | 2018-09-04 | 江门市亿君鑫达光电科技有限公司 | 一种带保险装置的防水led灯条 |
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