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JP2008308349A - Iii族窒化物単結晶の製造方法、金属窒化物層を有する下地結晶基板、および多層構造ウエハ - Google Patents

Iii族窒化物単結晶の製造方法、金属窒化物層を有する下地結晶基板、および多層構造ウエハ Download PDF

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JP2008308349A JP2007155348A JP2007155348A JP2008308349A JP 2008308349 A JP2008308349 A JP 2008308349A JP 2007155348 A JP2007155348 A JP 2007155348A JP 2007155348 A JP2007155348 A JP 2007155348A JP 2008308349 A JP2008308349 A JP 2008308349A
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Abstract

【課題】高品質なIII族窒化物単結晶を簡便に製造する方法を提供する。
【解決手段】下地結晶基板として、(0001)面に対するm軸方向のオフ角度が0.15°である主面を有するサファイア基板を用意し、スパッタ法により、下地結晶基板の上に厚さ20nmの下地Cr層を堆積した。次いで、基板をHVPE装置のリアクターに配置して、1080℃まで昇温した後、N2のみからなるキャリアガスとNH3ガスを供給しながら30分間窒化しCrN膜を得た。窒化工程終了後に900℃まで降温して、実質的にH2のみからなるキャリアガスと、GaとHClの反応生成物であるGaClガスと、NH3ガスとを供給しながら、GaNバッファー層を約5分間成長させた。次いで、再び反応室の温度を1040℃まで上げ、GaN単結晶膜を成長させることにより、下地結晶基板上にCrN膜、GaNバッファー層を介して厚さが約20μmのGaN単結晶膜を得た。
【選択図】なし

Description

本発明は、III族窒化物単結晶の製造方法、該製造方法により製造されるIII族窒化物単結晶、該製造方法に用いる金属窒化物層を有する下地結晶基板、およびそれにIII族窒化物単結晶層を形成した多層構造ウエハに関する。
窒化ガリウム(GaN)に代表されるIII族窒化物単結晶は、発光ダイオード及びレーザーダイオード等の発光デバイスやHEMT及びHBT等の高周波及び高出力の電子デバイスに適用される物質として有用である。このため、結晶性の高いGaN等のIII族窒化物単結晶を効率よく製造することが必要とされている。
例えばGaN結晶の成長に用いることができる最も理想的な基板はGaN基板である。しかし、GaNは窒素の平衡蒸気圧がGaに比べて極端に高いために、従来の引き上げ法などを利用してバルク結晶を成長させることが困難である。そのため、GaNとは異なる材料からなる基板すなわち異種材料からなる基板(例えばサファイア基板、SiC基板、Si基板、GaAs基板等)上にGaN結晶を成長させた後、異種基板を除去することにより、GaNを作製する方法がとられている(特許文献1〜3参照)。
特開平10−256662号公報 特開2002−293697号公報 特開2003−7616号公報
しかしながら、成長させた結晶を異種基板から除去する工程は必ずしも簡便ではない。また、簡便な方法を採用しようとするとIII族窒化物単結晶の結晶性が低下してしまう問題もあった。
そこで本発明者らは、このような従来技術の課題を解決するために、高品質なIII族窒化物単結晶を簡便に製造する方法を提供することを目的として設定した。また、その製造方法に用いる基板を提供することも目的として設定した。
本発明者らは鋭意検討を重ねた結果、下地基板として低次の面に対するオフ角度を有する結晶を用いることにより従来技術の課題を解決しうることを見出した。すなわち、課題を解決する手段として、以下の本発明を提供するに至った。
[1] 低次の面に対するオフ角度が0.10°以上である主面を有する下地結晶基板の該主面上に金属層を形成する金属層形成工程と、該金属層を窒化して金属窒化物層とする窒化工程と、該金属窒化物層の上にIII族窒化物単結晶を成長するIII族窒化物層成長工程とを含むことを特徴とするIII族窒化物単結晶の製造方法。
[2] 前記下地結晶基板が六方晶系の結晶構造を有しており、(0001)面に対するオフ角度が0.10°以上である面を主面とすることを特徴とする[1]に記載のIII族窒化物単結晶の製造方法。
[3] 前記下地結晶基板がサファイアであることを特徴とする[1]または[2]に記載のIII族窒化物単結晶の製造方法。
[4] 前記オフ角度が0.15°〜0.50°であることを特徴とする[1]〜[3]のいずれか一項に記載のIII族窒化物単結晶の製造方法。
[5] 前記窒化工程をアンモニアを含むガスを用いて行うことを特徴とする[1]〜[4]のいずれか一項に記載のIII族窒化物単結晶の製造方法。
[6] 前記III族窒化物がGaNであることを特徴とする[1]〜[5]のいずれか一項に記載のIII族窒化物単結晶の製造方法。
[7] 前記III族窒化物層成長工程の後に、III族窒化物単結晶を分離する工程をさらに含むことを特徴とする[1]〜[6]のいずれか一項に記載のIII族窒化物単結晶の製造方法。
[8] 前記下地結晶基板の選択的化学エッチングによりIII族窒化物単結晶を分離することを特徴とする[7]に記載のIII族窒化物単結晶の製造方法。
[9] [7]または[8]に記載の製造方法により製造したIII族窒化物単結晶。
[10] 前記III族窒化物がGaNであることを特徴とする[9]に記載のIII族窒化物単結晶。
[11] 低次の面に対するオフ角度が0.10°以上である主面を有する下地結晶基板の該主面上に金属窒化物層を有することを特徴とする金属窒化物層を有する下地結晶基板。
[12] 前記下地結晶基板が六方晶系の結晶構造を有しており、前記主面が(0001)面に対するオフ角度が0.15°〜0.50°の範囲内にある面であることを特徴とする[11]に記載の金属窒化物層を有する下地結晶基板。
[13] 前記金属窒化物がCrNであることを特徴とする[11]または[12]に記載の金属窒化物層を有する下地結晶基板。
[14] 前記下地結晶基板がサファイアであることを特徴とする[11]〜[13]のいずれか一項に記載の金属窒化物層を有する下地結晶基板。
[15] 前記オフ角度が0.16°〜0.45°であることを特徴とする[11]〜[14]のいずれか一項に記載の金属窒化物層を有する下地結晶基板。
[16] [11]〜[15]のいずれか一項に記載の金属窒化物層を有する下地結晶基板からなることを特徴とする、III族窒化物単結晶の成長用基板。
[17] [11]〜[15]のいずれか一項に記載の金属窒化物層を有する下地結晶基板の金属窒化物層上にさらにIII族窒化物単結晶層を有することを特徴とする多層構造ウエハ。
[18] [17]に記載の多層構造ウエハを含むことを特徴とする半導体素子。
本発明のIII族窒化物単結晶の製造方法によれば、高品質なIII族窒化物単結晶を簡便に製造することができる。本発明の金属窒化物層を有する下地結晶基板は、高品質なIII族窒化物単結晶を成長させるための基板として有用である。
以下において、本発明のIII族窒化物単結晶の製造方法などについて詳細に説明する。以下に記載する構成要件の説明は、本発明の代表的な実施態様に基づいてなされることがあるが、本発明はそのような実施態様に限定されるものではない。なお、本明細書において「〜」を用いて表される数値範囲は、「〜」の前後に記載される数値を下限値および上限値として含む範囲を意味する。
[III族窒化物単結晶の製造方法]
(特徴)
本発明のIII族窒化物単結晶の製造方法は、低次の面に対するオフ角度が0.10°以上である主面を有する下地結晶基板の該主面上に金属層を形成する金属層形成工程と、該金属層を窒化して金属窒化物層とする窒化工程と、該金属窒化物層の上にIII族窒化物単結晶を成長するIII族窒化物層成長工程とを含むことを特徴とする。
(下地結晶基板)
本発明の製造方法では、低次の面に対するオフ角度が0.10°以上である主面を有する下地結晶基板を用いる。
ここで低次の面とは、面方位をミラー指数(hklm)で表した場合、それぞれの指数の絶対値が2以下(|h|≦2,|k|≦2,|l|≦2,|m|≦2)であり、かつそれぞれの指数の絶対値の和が6以下(|h|+|k|+|l|+|m|≦6)である面をいう。例えば、六方晶系の結晶構造を有する下地結晶基板を用いる場合は、低次の面として(0001)面およびそれと結晶学的に等価な面、(1−100)面およびそれと結晶学的に等価な面、(11−20)面およびそれと結晶学的に等価な面、(1−102)面およびそれと結晶学的に等価な面などを挙げることができ、好ましい低次の面は(0001)面である。
オフ角度は0.10°以上である。本発明の製造方法にしたがって望ましいIII族窒化物単結晶(例えばGaN)を成長する観点からは、オフ角度は0.15°〜0.50°が好ましく、0.16°〜0.47°がより好ましく、0.17°〜0.40°がさらに好ましく、0.18°〜0.35°がさらにより好ましく、0.20°〜0.30°が特に好ましい。また、本発明の製造方法にしたがって、望ましい金属窒化物層(例えばCrN層)を形成する観点からは、オフ角度は0.15°〜0.50°が好ましく、0.16°〜0.45°がより好ましく、0.17°〜0.40°がさらに好ましく、0.18°〜0.30°が特に好ましい。例えば、いったん金属窒化物層を形成した時点で製造物を取り出し、それをIII族窒化物単結晶の成長用基板として用いる場合は、金属窒化物層を形成する観点から好ましいオフ角度を採用することが望ましい。
下地結晶基板としては、六方晶系の結晶構造を有する結晶を用いることが好ましい。特に、(0001)面に対するm軸方向のオフ角度が上記の範囲内にある面を主面とする結晶が好ましい。ここで、六方晶系の結晶構造におけるm軸とは、M面である(1−100)面およびそれに結晶学的に等価な面に垂直な方向を意味する。また、ここでいうm軸方向とは、必ずしも厳密にm軸の方向である必要はなく、m軸の方向の±30°以内の方向を含み、±5°以内が好ましく、±1°以内がさらに好ましく、±0.5°以内がさらにより好ましく、±0.1°以内が特に好ましい。
下地結晶基板のサイズや形状は特に制限されないが、一般に1辺が10mm以上の角型または直径が10mm以上の丸型で、かつ厚さ100μm以上であるものを採用することが可能であり、直径2インチ以上の丸型で、かつ厚さ300μm以上であるものを用いることが好ましい。
下地結晶基板の表面は特に制限されないが、一般に表面を鏡面研磨仕上げした研磨基板、その研磨基板の表面をドライエッチング法やウエットエッチング法等により加工して凹凸を形成した加工基板、その研磨基板の表面に誘電体膜等でストライプ状や格子状のパターンを形成したパターン付き基板等を用いることができる。
(金属層形成工程)
金属層形成工程は、上記の下地結晶基板上に金属層を形成する工程である。
金属層を構成する金属は、窒化物を形成しうるものの中から選択する。具体的には、Ga、Co、Mn、Zn、Sn、Ge、Mg、Be、Ca、Sr、Ba、Nb、V、Ta、Zr、Hf、Sc、Ti、Al、Cr、Mo、W、Cu、Fe、Cなどを挙げることができる。これらの中で、好ましいのはCr、Sc、Ti、Al、Mo、W、Cuであり、より好ましいのはCr、Sc、Ti、Cuである。
金属層の形成方法は特に制限されないが、例えばスパッタ法、真空蒸着法、MBE法などを挙げることができ、好ましいのはスパッタ法である。
金属層形成工程において形成する金属層の厚みは、1nm〜500nmが好ましく、2nm〜100nmがより好ましく、5nm〜50nmがさらに好ましい。
(窒化工程)
窒化工程は、上で形成した金属層を窒化して金属窒化物層とする工程である。
金属層を形成した下地結晶基板を、例えばHVPE装置内にて600℃以上のアンモニア雰囲気中に置くことにより、窒化を行うことができる。キャリアガスとしては窒素などを用いることができる。
本発明の窒化工程によって、少なくとも金属層の表面が窒化物となる。本発明の窒化工程では、金属層全体が窒化していなくても少なくとも表面が窒化していればよい。
(III族窒化物層成長工程)
III族窒化物層成長工程は、上で形成した金属窒化物層の上にIII族窒化物単結晶を成長する工程である。
このとき、上で形成した金属窒化物層の上に直接III族窒化物単結晶を成長してもよいが、バッファ層を形成してからIII族窒化物単結晶を成長することが好ましい。例えば、成長させようとしているIII族窒化物単結晶と同じ単結晶を比較的低い温度で成長させることができる。具体的には、GaNであれば、600〜1000℃で数nmから数十μm形成することができる。
バッファ層を形成した後、好ましくは連続してIII族窒化物単結晶を成長させる。具体的には、バッファ層形成温度よりも高い温度で単結晶を成長させる。GaNであれば、通常1000℃以上に設定する。成長させるIII族窒化物単結晶の厚みは、目的や用途に応じて適宜調整することができる。例えば、数nmから数十μm成長させることが可能であるが、100μm以上の厚膜を形成して、III族窒化物単結晶の自立基板を得ることも可能である。
III族窒化物単結晶の成長法としては、HVPE法、MOCVD法などを採用することが可能であり、HVPE法を採用することが好ましい。図1に本発明で用いることができるHVPE装置の一例を挙げる。リアクター100内のサセプタ107上にサンプルを載せ、矢印の方向に回転させながらIII族原料と窒素原料をそれぞれ配管103,104から供給し、キャリアガスを配管101,102から供給する。温度はヒーター106により調整しつつIII族窒化物単結晶を成長させる。
成長させるIII族窒化物の種類は特に制限されない。例えばGaN、InN、AlN、InGaN、AlGaN、AlInGaNなどを挙げることができる。好ましいのはGaN、AlN、AlGaNであり、より好ましいのはGaNである。
(分離工程)
本発明の製造方法により成長させたIII族窒化物単結晶は、下地結晶基板などから分離することができる。分離法として、金属窒化物層を化学エッチング法により除去することが好ましい。化学エッチング法に用いるエッチング剤としては、金属窒化物層が化学エッチングできるものであれば特に制限はない。金属窒化物層がCrNの場合、エッチング剤としては、水(H2O)+過塩素酸(HClO4)+硝酸ニアンモニウムセリウム(Ce(NH42(NO36)などを挙げることができる。
本発明の製造方法により厚膜のIII族窒化物単結晶を成長した場合は、分離工程を行うことによって、自立性のあるIII族窒化物単結晶を得ることができ、自立基板等として有効に利用することができる。
[III族窒化物単結晶の成長用基板]
上記の本発明の製造方法の製造過程において、金属窒化物層を有する下地結晶基板が得られる。この金属窒化物層を有する下地結晶基板は、金属窒化物層上に高品質なIII族窒化物単結晶を成長させて多層構造ウエハを得ることができることから、III族窒化物単結晶の成長用基板として有用である。取得したいIII族窒化物単結晶の形状やサイズに応じて、成長用基板の形状やサイズを適宜調整することができる。
[III族窒化物単結晶]
本発明の製造方法により得られるIII族窒化物単結晶は、低次の面に対するオフ角度が0.10°以上である主面を有する下地結晶基板を用いて成長させているため、品質が高いという特徴を有する。オフ角度を有しない下地結晶基板の面に成長させたときに比べて、結晶性が優れている。また、このような高品質な結晶は、厚膜形成したときにも変わらずに得られる。
本発明のIII族窒化物単結晶やそれを含む多層構造ウエハは、高品質であることから様々な用途に利用することができる。例えば、LEDなどの半導体発光素子、半導体レーザ、電子デバイスなどの半導体素子形成に有効に用いられる。
以下に実施例と比較例を挙げて本発明の特徴をさらに具体的に説明する。以下の実施例に示す材料、使用量、割合、処理内容、処理手順等は、本発明の趣旨を逸脱しない限り適宜変更することができる。したがって、本発明の範囲は以下に示す具体例により限定的に解釈されるべきものではない。
本実施例において行った試験方法は以下のとおりである。なお、以下の実施例では、図1に示すHVPE装置を用いて行った。
(1)下地結晶基板の作製と評価
下地結晶基板として、(0001)面に対するm軸方向のオフ角度が0.15°である主面を有する厚さ430μm、直径2インチのサファイア基板を用意した。その後スパッタ法により、下地結晶基板の上に厚さ20nmの下地Cr層を堆積した。次いで、基板をHVPE装置のリアクター100内に配置して、1080℃まで昇温した後、N2のみからなるキャリアガスG2とNH3ガスG4を供給しながら30分間窒化しCrN膜を得た。この窒化工程において、成長圧力を1.01×105Paとし、N2ガスG2の分圧を7.76×104Paとし、NH3ガスG4の分圧を2.34×104Paとした。窒化工程が終了後に室温まで降温して、図2に示すような下地結晶基板上に堆積されたCrN膜を得た(実施例1)。
サファイア基板のオフ角度が0.20°、0.30°、0.50°、0.70°、0°である下地結晶基板を用いた点を変更し、その他は上記と同じ方法により下地結晶基板上にCrN膜を形成した(順に実施例2〜5、比較例1)。
得られた6種類のCrN膜について、(111)X線ロッキングカーブの半値幅を測定した。下地サファイア基板のオフ角度を横軸にとり、得られたCrN膜の(111)X線ロッキングカーブの半値幅の値を縦軸にとったグラフを図3に示す。CrN膜の結晶性を示す(111)X線ロッキングカーブの半値幅は小さいほど良好であることを示す。グラフは0.2°付近で極小値をとり、低オフ角度側は急激に半値幅が増大し、高オフ角度側はなだらかに半値幅が上昇する結果となった。
(2)窒化物単結晶の成長と評価
(1)のCr層堆積工程と窒化工程を実施して6種類のCrN膜付き下地結晶基板を作製した。窒化工程終了後に900℃まで降温して、実質的にH2のみからなるキャリアガスG1と、GaとHClの反応生成物であるGaClガスG3と、NH3ガスG4とを供給しながら、GaNバッファー層を約5分間成長させた。このバッファー層成長工程において、成長圧力を1.01×105Paとし、GaClガスG3の分圧を5.39×102Paとし、NH3ガスG4の分圧を6.73×103Paとした。
次いで、再び反応室の温度を1040℃まで上げ、GaN単結晶膜を成長させた。この単結晶成長工程においては成長圧力を1.01×105Paとし、GaClガスG3の分圧を2.69×102Paとし、NH3ガスG4の分圧を6.73×103Paとした。
単結晶成長工程が終了後、室温まで降温し、下地結晶基板上にCrN膜、GaNバッファー層を介して厚さが約20μmのGaN単結晶膜を得た(図4)。
得られた各GaN単結晶膜について、(002)X線ロッキングカーブの半値幅と(102)X線ロッキングカーブの半値幅をそれぞれ測定した。下地サファイア基板のオフ角度を横軸にとり、得られたGaN単結晶膜の(002)X線ロッキングカーブの半値幅及び(102)X線ロッキングカーブの半値幅をそれぞれ縦軸にとったグラフを図5に示す。GaN単結晶膜のチルト成分の結晶性を示す(002)X線ロッキングカーブの半値幅及び、ツイスト成分の結晶性を示す(102)X線ロッキングカーブの半値幅は、小さいほど良好であることを示す。共に0.25°付近で半値幅の極小値が得られた。
(3)LEDの作製と評価
下地結晶基板として、(0001)ジャスト面を主面とする厚さ430μm、直径2インチのサファイア基板、および(0001)面に対するm軸方向のオフ角度が0.20°である主面を有する厚さ430μm、直径2インチのサファイア基板を用意した。(2)と同様な方法で下地結晶基板上にCrN膜、GaNバッファー層を介して厚さが約20μmのGaN単結晶膜を得た。
上記下地結晶上のGaN単結晶膜を、MOCVD装置内でアンモニア雰囲気中で1050℃まで昇温した。1050℃になった段階でTMG(トリメチルガリウム)を供給して、アンドープGaN層を約2μm成長させた。次に適宜TMG、TMA(トリメチルアルミニウム)、アンモニア、シラン、Cp2Mg(シクロペンタジエニルマグネシウム)等を用いることにより、n型Al0.2GaN0.8Nクラッド層、InAlGaN MQW活性層、p型Al0.2Ga0.8Nクラッド層、p型GaNコンタクト層からなる多層膜を形成した。各々の膜厚はおおよそ200nm、10nm、100nm、20nmであった。その後酸素を含む雰囲気中で600℃でアニーリングを行い、p型層の低抵抗化を行った。次にp型コンタクト層の上にp電極を形成し、オーミックコンタクトするためのアニールを600℃でおこなった。またp電極以外の露出面は絶縁性のSiO2保護膜を形成した。次に導電性のSi基板上に上記p電極面をAu−Snの半田を用い加温およびプレス加圧することにより接合固着させた。
次に上記固着したウエハを、水(H2O)500ml、60%過塩素酸(HClO4)20ml、硝酸ニアンモニウムセリウム(Ce(NH42(NO36)80gからなる温度80℃の薬液に浸漬させ、CrNのエッチングを行いサファイア基板を剥離した。次に露出したHVPE厚膜層をエッチング、研磨することによりn型クラッド層を露出させた。次にn型クラッド層上にn電極を、Si基板裏面にnパッド電極を形成し、最後にダイシングで素子分離して電流を基板に対して垂直に流し、n電極側から光を取り出す構造のLEDを作製した。
(0001)ジャストのサファイア基板上に作製したLED(実施例6)と、(0001)面に対するm軸方向のオフ角度が0.20°である主面を有するサファイア基板上に作製したLED(比較例2)の外部光出力を比較したところ、後者が2.3倍大きい値であった。
本発明のIII族窒化物単結晶の製造方法によれば、高品質なIII族窒化物単結晶を簡便に製造することができる。本発明の金属窒化物層を有する下地結晶基板は、高品質なIII族窒化物単結晶を成長させるための基板として有用である。本発明のIII族窒化物単結晶は、半導体発光素子、半導体レーザ、電子デバイスなどの半導体素子形成に用いられる。したがって、本発明は産業上の利用可能性が高い。
本発明で用いることができるHVPE装置の概略断面図である。 「(1)下地結晶基板の作製と評価」で作製した製造物の断面図である。 CrN(111)X線ロッキングカーブの半値幅と下地結晶基板のオフ角度との関係を示すグラフである。 「(2)窒化物単結晶の成長と評価」で作製した製造物の断面図である。 GaN(002)X線ロッキングカーブの半値幅及びGaN(102)X線ロッキングカーブの半値幅と下地結晶基板のオフ角度との関係を示すグラフである。
符号の説明
100 リアクター
101 H2キャリアガス用配管
102 N2キャリアガス用配管
103 III族原料用配管
104 窒素原料用配管
105 III族原料用リザーバー
106 ヒーター
107 サセプター
108 排気管
200 表面にオフ角度を持った下地サファイア基板
201 CrN膜
400 表面にオフ角度を持った下地サファイア基板
401 CrN膜
402 GaNバッファー膜
403 GaN単結晶膜
G1 H2キャリアガス
G2 N2キャリアガス
G3 III族原料ガス
G4 V族原料ガス

Claims (18)

  1. 低次の面に対するオフ角度が0.10°以上である主面を有する下地結晶基板の該主面上に金属層を形成する金属層形成工程と、該金属層を窒化して金属窒化物層とする窒化工程と、該金属窒化物層の上にIII族窒化物単結晶を成長するIII族窒化物層成長工程とを含むことを特徴とするIII族窒化物単結晶の製造方法。
  2. 前記下地結晶基板が六方晶系の結晶構造を有しており、(0001)面に対するオフ角度が0.10°以上である面を主面とすることを特徴とする請求項1に記載のIII族窒化物単結晶の製造方法。
  3. 前記下地結晶基板がサファイアであることを特徴とする請求項1または2に記載のIII族窒化物単結晶の製造方法。
  4. 前記オフ角度が0.15°〜0.50°であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のIII族窒化物単結晶の製造方法。
  5. 前記窒化工程をアンモニアを含むガスを用いて行うことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のIII族窒化物単結晶の製造方法。
  6. 前記III族窒化物がGaNであることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載のIII族窒化物単結晶の製造方法。
  7. 前記III族窒化物層成長工程の後に、III族窒化物単結晶を分離する工程をさらに含むことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載のIII族窒化物単結晶の製造方法。
  8. 前記金属窒化物層の選択的化学エッチングによりIII族窒化物単結晶を分離することを特徴とする請求項7に記載のIII族窒化物単結晶の製造方法。
  9. 請求項7または8に記載の製造方法により製造したIII族窒化物単結晶。
  10. 前記III族窒化物がGaNであることを特徴とする請求項9に記載のIII族窒化物単結晶。
  11. 低次の面に対するオフ角度が0.10°以上である主面を有する下地結晶基板の該主面上に金属窒化物層を有することを特徴とする金属窒化物層を有する下地結晶基板。
  12. 前記下地結晶基板が六方晶系の結晶構造を有しており、前記主面が(0001)面に対するオフ角度が0.15°〜0.50°の範囲内にある面であることを特徴とする請求項11に記載の金属窒化物層を有する下地結晶基板。
  13. 前記金属窒化物がCrNであることを特徴とする請求項11または12に記載の金属窒化物層を有する下地結晶基板。
  14. 前記下地結晶基板がサファイアであることを特徴とする請求項11〜13のいずれか一項に記載の金属窒化物層を有する下地結晶基板。
  15. 前記オフ角度が0.16°〜0.45°であることを特徴とする請求項11〜14のいずれか一項に記載の金属窒化物層を有する下地結晶基板。
  16. 請求項11〜15のいずれか一項に記載の金属窒化物層を有する下地結晶基板からなることを特徴とする、III族窒化物単結晶の成長用基板。
  17. 請求項11〜15のいずれか一項に記載の金属窒化物層を有する下地結晶基板の金属窒化物層上にさらにIII族窒化物単結晶層を有することを特徴とする多層構造ウエハ。
  18. 請求項17に記載の多層構造ウエハを含むことを特徴とする半導体素子。
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