JP2008234870A - バッテリの車両搭載構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】車両外部から加わる衝撃に対してバッテリが適切に保護されるバッテリの車両搭載構造、を提供する。
【解決手段】バッテリの車両搭載構造は、車両に搭載され、略直方体形状を有するバッテリモジュール22を備える。複数のバッテリモジュール22が、バッテリモジュール22が有する複数の側面のうち最も広い面積を有する側面22a同士または側面22b同士が向かい合わせになるように積層される。バッテリモジュール22は、充放電電流が流れる外部正極端子26および外部負極端子27を含む。外部正極端子26および外部負極端子27が、バッテリモジュール22の、車両幅方向を向く側面22cおよび側面22dにそれぞれ配置される。
【選択図】図3
【解決手段】バッテリの車両搭載構造は、車両に搭載され、略直方体形状を有するバッテリモジュール22を備える。複数のバッテリモジュール22が、バッテリモジュール22が有する複数の側面のうち最も広い面積を有する側面22a同士または側面22b同士が向かい合わせになるように積層される。バッテリモジュール22は、充放電電流が流れる外部正極端子26および外部負極端子27を含む。外部正極端子26および外部負極端子27が、バッテリモジュール22の、車両幅方向を向く側面22cおよび側面22dにそれぞれ配置される。
【選択図】図3
Description
この発明は、一般的には、バッテリの車両搭載構造に関し、より特定的には、車両の動力源として利用されるバッテリの車両搭載構造に関する。
従来のバッテリの車両搭載構造に関して、たとえば特開2003−249202号公報には、冷却効率の低下を抑制することを目的とした集合電池および電池システムが開示されている(特許文献1)。特許文献1では、電気自動車やハイブリッドカーなどの自動車にモジュール集合体が搭載されている。モジュール集合体は、箱型の電池モジュールを複数個積層することにより構成されている。電池モジュールの側面上には、電池モジュールに充放電を行なうための端子が配置されている。モジュール集合体は、端子が車両の前後方向に配置されるように自動車に搭載されている。
また、特開2006−107764号公報には、電池モジュールの全体の温度差を小さくし、細長い電池モジュールの温度差を少なくしながら全体をより均一に冷却することを目的とした電源装置が開示されている(特許文献2)。特許文献2に開示された電源装置は、電池モジュールを備える。電池モジュールは、円筒型の素電池を直線状に連結して構成されている。
また、特開2006−210245号公報には、簡易な構成で、冷却効率の向上を十分に図ることを目的とした電池モジュールの冷却装置が開示されている(特許文献3)。特許文献3に開示された冷却装置は、正極端子および負極端子を有し、一方向に配列される複数の電池セルを備える。正極端子および負極端子は、電池セルの上方に配置されている。
また、特開2003−317812号公報には、最適な冷却を実現することを目的とした集合電池および電池システムが開示されている(特許文献4)。
特開2003−249202号公報
特開2006−107764号公報
特開2006−210245号公報
特開2003−317812号公報
上述の特許文献1では、充放電電流が流れる端子が電池モジュールの車両前後方向に配置されている。しかしながら、このような構成では、モジュール集合体を搭載する自動車が後方から衝突された場合に、その衝突時の衝撃が端子に直接的に加わる。これにより、電池モジュールにも衝撃が及ぶおそれがある。
そこでこの発明の目的は、上記の課題を解決することであり、車両外部から加わる衝撃に対してバッテリが適切に保護されるバッテリの車両搭載構造を提供することである。
この発明に従ったバッテリの車両搭載構造は、車両に搭載され、略直方体形状を有するバッテリを備える。複数のバッテリが、バッテリが有する複数の側面のうち最も広い面積を有する側面が向かい合わせになるように積層される。バッテリは、充放電電流が流れる外部端子を含む。外部端子が、バッテリの、車両幅方向を向く側面に配置される。
このように構成されたバッテリの車両搭載構造によれば、外部端子がバッテリの車両幅方向を向く側面に配置されるため、バッテリを搭載する車両が車両前方または後方から衝撃を受けた場合に、外部端子に加わる衝撃を小さく抑えることができる。これにより、バッテリを適切に保護することができる。
また好ましくは、バッテリの車両搭載構造は、左右のタイヤをそれぞれ収容し、車両のボディを構成する一対のホイルハウスをさらに備える。バッテリは、一対のホイルハウス間に配置される。このように構成されたバッテリの車両搭載構造によれば、バッテリを搭載する車両が車両側方から衝撃を受けた場合に、タイヤおよびホイルハウスによって、バッテリに加わる衝撃を小さく抑えることができる。
また好ましくは、複数のバッテリは、車両進行方向に積層されている。バッテリの車両搭載構造は、積層された複数のバッテリの両側に配置され、複数のバッテリを一体に保持するプレート部材をさらに備える。このように構成されたバッテリの車両搭載構造によれば、バッテリを搭載する車両が車両前方または後方から衝撃を受けた場合に、プレート部材によって、バッテリに加わる衝撃を小さく抑えることができる。
また好ましくは、バッテリは、車両幅方向に並ぶ複数のバッテリセルを含む。バッテリセルは、車両幅方向において互いに反対側に配設され、隣り合うバッテリセル間で接続される正極端子および負極端子を有する。外部端子は、第1外部端子と第2外部端子とを含む。第1外部端子は、車両幅方向の一方端に配置されるバッテリセルの正極端子に接続される。第2外部端子は、車両幅方向の他方端に配置されるバッテリセルの負極端子に接続される。
このように構成されたバッテリの車両搭載構造によれば、複数のバッテリセルが並ぶ方向と、第1外部端子および第2外部端子が配置される方向とが一致する。このため、車両幅方向の両端に配置されるバッテリセルの形状を他のバッテリセルと変えることなく、正極端子および負極端子をそれぞれ第1外部端子および第2外部端子に接続することができる。
また好ましくは、バッテリは、車両のラゲージルームに搭載される。このように構成されたバッテリの車両搭載構造によれば、特に車両が車両後方から衝突された場合に、バッテリを適切に保護することができる。
以上説明したように、この発明に従えば、車両外部から加わる衝撃に対してバッテリが適切に保護されるバッテリの車両搭載構造を提供することができる。
この発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、以下で参照する図面では、同一またはそれに相当する部材には、同じ番号が付されている。
図1は、この発明の実施の形態におけるバッテリの車両搭載構造が適用されたハイブリッド車両を示す斜視図である。図中に示すハイブリッド車両は、充放電可能なバッテリから電力供給されるモータと、ガソリンエンジンやディーゼルエンジン等の内燃機関とを動力源として駆動する。図中には、車両室内のリヤシートを、車両前方から見た様子が示されている。
図1を参照して、ハイブリッド車両は、人が搭乗するスペースである車両室内12と、パッケージトレイ14により車両室内12と区画されたラゲージルーム13とを含む。ラゲージルーム13は、リヤシート11の後方に配置されている。ラゲージルーム13は、車両後方側に配置されている。ラゲージルーム13は、パッケージトレイ14の下方に配置されている。
パッケージトレイ14には、吸気口15が形成されている。吸気口15は、車両室内12に向けて開口している。吸気口15は、鉛直上方向に開口している。図示されていないが、パッケージトレイ14上には、吸気口15を覆うようにエアインテーク用のダクトが設けられている。
ラゲージルーム13には、空調装置としてのリヤクーラ16が配置されている。リヤクーラ16は、温度調節された気流をリヤシート11の乗員に向けて導入する。
図2は、図1中の矢印IIに示す方向から見たラゲージルーム内を示す斜視図である。図1および図2を参照して、ラゲージルーム13には、バッテリパック20が配置されている。バッテリパック20は、バッテリ部21と機器部49とを含む。バッテリ部21と機器部49とは、車両幅方向に並ぶ。
バッテリ部21は、発進時、加速時、登坂時などにモータに電力供給するとともに、減速時にモータジェネレータにより回生発電した電力を蓄える機能を有する。機器部49は、バッテリコンピュータ、バッテリ部21の高電圧回路を制御するリレー、バッテリ部21の総電圧と充放電電流とを検知する各種センサ、バッテリパック20の点検・整備時に高電圧回路を遮断するサービスプラグ等の複数の機器から構成されている。
ラゲージルーム13には、ファン61が配置されている。ファン61は、後述のホイルハウス51pの壁面に固定されている。ファン61は、回転ファンの中央部から回転軸方向に吸気して、回転軸の半径方向に空気を排出する電動のシロッコファンである。ファン61の種類は、シロッコファンに限られず、たとえば、クロスフロー型のファンやプロペラファンであってもよい。ファン61は、バッテリパック20に向けて冷却風を供給する。
吸気口15とファン61との間は、吸気ダクト17により接続されている。リヤクーラ16とファン61との間は、吸気ダクト18により接続されている。ファン61とバッテリパック20との間が、吸気ダクト19により接続されている。図示しない切り替えバルブにより、吸気ダクト17を通じて導かれる車両室内12の空気と、リヤクーラ16で温度調整され、吸気ダクト18を通じて導かれる冷気とが選択的に冷却風としてファン61に導入される。ファン61に導入された冷却風は、吸気ダクト19を通ってバッテリパック20に供給される。
図3は、図2中のバッテリパックに設けられたバッテリ部の平面図である。図2および図3を参照して、バッテリ部21は、複数のバッテリモジュール22を含む。バッテリモジュール22は、ニッケル水素電池である。バッテリモジュール22は、充放電可能な2次電池であれば特に限定されず、たとえばリチウムイオン電池であってもよい。
バッテリモジュール22は、略直方体形状を有する。バッテリモジュール22は、車両前後方向に短辺を有し、車両幅方向に長辺を有する略直方体形状を有する。バッテリモジュール22は、扁平の角型形状を有する。
バッテリモジュール22は、側面22aおよび22bを含む。側面22aと側面22bとは、互いに反対方向を向く一対の側面である。側面22aおよび22bは、車両前後方向を向く。側面22aおよび22bは、バッテリモジュール22が有する側面のうち最も広い面積を有する。バッテリモジュール22は、側面22cおよび22dを含む。側面22cと側面22dとは、互いに反対方向を向く一対の側面である。側面22cおよび22dは、車両幅方向を向く。側面22a〜22dは、バッテリモジュール22の外殻をなす。
バッテリ部21は、側面21eおよび21fを含む。側面21eと側面21fとは、互いに反対方向を向く一対の側面である。側面21eおよび21fは、車両幅方向を向く。側面21eは、機器部49と向い合う。側面21eおよび21fは、バッテリモジュール22の側面22cおよび21dを含んで構成されている。
バッテリモジュール22は、外部正極端子26および外部負極端子27を含む。外部正極端子26および外部負極端子27は、金属から形成されている。外部正極端子26は、たとえばアルミニウムから形成されており、外部負極端子27は、たとえば銅から形成されている。外部正極端子26および外部負極端子27には、充放電電流が流れる。充放電電流は、高圧電流であり、たとえば200V以上の電圧を有する。
外部正極端子26および外部負極端子27は、それぞれ側面22cおよび側面22dに配置されている。外部正極端子26および外部負極端子27は、それぞれ側面22cおよび側面22dから突出する。外部正極端子26および外部負極端子27は、それぞれ側面22cおよび側面22dから車両幅方向に延出する。外部正極端子26および外部負極端子27は、バッテリモジュール22の外殻をなすケース体の外側に配置されている。外部正極端子26および外部負極端子27は、バッテリ部21の側面21eおよび21fに配置されている。側面21eに配置される外部正極端子26および外部負極端子27は、機器部49と対向するように設けられている。
複数のバッテリモジュール22は、一方向に積層されている。複数のバッテリモジュール22は、車両前後方向に積層されている。複数のバッテリモジュール22は、互いに隣り合うバッテリモジュール22間で、側面22a同士または側面22b同士が向い合うように積層されている。複数のバッテリモジュール22は、互いに隣り合うバッテリモジュール22間で外部正極端子26と外部負極端子27とが並ぶように積層されている。互いに隣り合うバッテリモジュール22間で外部正極端子26と外部負極端子27とが、バスバー34により接続されている。複数のバッテリモジュール22は、互いに電気的に直列に接続されている。
互いに隣り合うバッテリモジュール22間に図示しないスペーサが配置されることにより、冷却風通路23が形成されている。バッテリパック20に供給された冷却風は、冷却風通路23を流れ、この間にバッテリモジュール22を冷却する。
積層された複数のバッテリモジュール22の両側には、エンドプレート31および32が配置されている。エンドプレート31および32は、ポリプロピレンやポリプロピレンの重合体等の樹脂材料から形成されている。エンドプレート31および32は、金属から形成されてもよい。エンドプレート31とエンドプレート32とは、拘束バンド36により互いに結合されている。拘束バンド36は、バッテリモジュール22にその積層方向に沿った拘束力を作用させている。このような構成により、複数のバッテリモジュール22が、エンドプレート31とエンドプレート32とに挟まれて一体に保持されている。
なお、エンドプレート31とエンドプレート32との結合には、拘束バンド36に限られず、たとえばバッテリモジュール22の積層方向に軸力を発生させるボルトや、締め付け力を発生させるゴムや紐、テープ等が用いられてもよい。
図4は、図1中のIV−IV線上に沿ったハイブリッド車両の断面図である。図4を参照して、ハイブリッド車両は、サイドメンバ53pおよび53qと、ホイルハウス51pおよび51qとを含む。サイドメンバ53pおよび53qは、車両のボディの強度を上げるためのフレーム部材である。サイドメンバ53pおよび53qは、車両前後方向に延びる。サイドメンバ53pとサイドボディ53qとは、車両幅方向に間隔を隔てて配置されている。
ホイルハウス51pおよび51qは、車両のボディを構成する。ホイルハウス51pは、右側のタイヤ56pと、タイヤ56pに接続され、車体を支持するサスペンションとを収容する。ホイルハウス51qは、左側のタイヤ56qと、タイヤ56qに接続され、車体を支持するサスペンションとを収容する。サイドメンバ53pとホイルハウス51pとは、車両幅方向に並んで配置されている。サイドメンバ53qとホイルハウス51qとは、車両幅方向に並んで配置されている。
バッテリパック20は、車両のフロアパネル66上に設置されている。ホイルハウス51pとホイルハウス51qとの間に、バッテリモジュール22を含むバッテリパック20が配置されている。サイドメンバ53pとサイドメンバ53qとの間に、バッテリパック20が配置されている。タイヤ56pとタイヤ56qとの間に、バッテリパック20が配置されている。タイヤ56p、ホイルハウス51p、サイドメンバ53p、バッテリパック20、サイドメンバ53q、ホイルハウス51qおよびタイヤ56qは、水平方向に並んで配置されている。ホイルハウス51pとホイルハウス51qとの間に、機器部49が配置されている。
本実施の形態では、外部正極端子26および外部負極端子27が、バッテリモジュール22の、車両幅方向を向く側面22cおよび22dに配置されている。このような構成により、ハイブリッド車両が車両後方から衝突される場合があっても、衝突時に生じる衝撃が外部正極端子26および外部負極端子27に加わることを抑制できる。これにより、バッテリモジュール22に衝撃が及ぶことを抑制し、バッテリモジュール22の保護を図ることができる。また、外部正極端子26および外部負極端子27を保護するためのカバーを設ける必要がないため、バッテリパック20を簡易な構成とできる。
また、複数のバッテリモジュール22は、バッテリモジュール22の、最も広い面積を有する側面22a同士または側面22b同士が向かい合わせになるように積層されている。このような構成により、ハイブリッド車両がバッテリモジュール22の積層方向、本実施の形態では特に車両後方から衝突された場合に、その衝撃を側面22aおよび22bで効率的に分散させて受けることができる。また、積層されたバッテリモジュール22の車両後方側には、エンドプレート32が配置されているため、バッテリモジュール22に加わる衝撃をエンドプレート32によって小さく抑えることができる。
また、本実施の形態では、バッテリパック20がホイルハウス51pとホイルハウス51qとの間に配置されている。このような構成により、ハイブリッド車両が車両側方から衝突される場合があっても、バッテリパック20に加わる衝撃を、ホイルハウス51pおよび51qと、タイヤ56pおよび56qとにより小さい抑えることができる。また同様に、高圧電流が流れる機器部49に加わる衝撃を、小さく抑えることができる。
図5は、図2中のバッテリモジュールの内部構造を示す断面図である。図5を参照して、バッテリモジュール22は、複数のバッテリセル42を含む。バッテリセル42は、充放電可能な2次電池として機能しうる最小単位である。複数のバッテリセル42は、バッテリモジュール22の外殻をなすケース体41に収容されている。複数のバッテリセル42は、車両幅方向に並ぶ。車両幅方向に並ぶ一方端にはバッテリセル42gが配置され、他方端にはバッテリセル42hが配置されている。
バッテリセル42は、正極端子43および負極端子44を含む。正極端子43および負極端子44は、車両幅方向において各バッテリセル42の互いに反対側に配設されている。互いに隣り合うバッテリセル42間で、正極端子43と負極端子44とが接続されている。複数のバッテリセル42は、互いに電気的に直列に接続されている。バッテリセル42gの正極端子43が、接続板46を介在させて、第1外部端子としての外部正極端子26に接続されている。バッテリセル42hの負極端子44が、接続板47を介在させて、第2外部端子としての外部負極端子27に接続されている。
本実施の形態では、複数のバッテリセル42が並ぶ車両幅方向に外部正極端子26および外部負極端子27が配置される。このため、車両幅方向の両端に配置されたバッテリセル42の形状を他のバッテリセル42の形状と変えることなく、正極端子43および負極端子44を隣り合うバッテリセル42間で向かい合わせ、さらに各端子を外部正極端子26および外部負極端子27に接続することができる。
この発明の実施の形態1におけるバッテリの車両搭載構造は、車両としてのハイブリッド車両に搭載され、略直方体形状を有するバッテリとしてのバッテリモジュール22を備える。複数のバッテリモジュール22が、バッテリモジュール22が有する複数の側面のうち最も広い面積を有する側面22a同士または側面22b同士が向かい合わせになるように積層される。バッテリモジュール22は、充放電電流が流れる外部端子としての外部正極端子26および外部負極端子27を含む。外部正極端子26および外部負極端子27が、バッテリモジュール22の車両幅方向を向く側面22cおよび側面22dにそれぞれ配置される。
このように構成された、この発明の実施の形態におけるバッテリの車両搭載構造によれば、車両外部から加わる衝撃からバッテリモジュール22を適切に保護することができる。
なお、本実施の形態では、本発明をラゲージルーム13に配置されるバッテリパック20に適用した場合について説明したが、これに限られず、たとえば車両室内12に設置されたシートの下や、運転席と助手席との間に設置されるコンソールボックスに配置されるバッテリパックに本発明を適用することもできる。
また、本発明を、燃料電池とバッテリとを駆動源とする燃料電池ハイブリッド車両(FCHV:Fuel Cell Hybrid Vehicle)または電気自動車(EV:Electric Vehicle)に適用することもできる。本実施の形態におけるハイブリッド車両では、燃費最適動作点で内燃機関を駆動するのに対して、燃料電池ハイブリッド車両では、発電効率最適動作点で燃料電池を駆動する。また、バッテリの使用に関しては、両方のハイブリッド車両で基本的に変わらない。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
22 バッテリモジュール、22a,22b,22c,22d 側面、26 外部正極端子、27 外部負極端子、31,32 エンドプレート、42,42g,42h バッテリセル、43 正極端子、44 負極端子、51p,51q ホイルハウス、56p,56q タイヤ。
Claims (5)
- 車両に搭載され、略直方体形状を有するバッテリを備え、
複数の前記バッテリが、前記バッテリが有する複数の側面のうち最も広い面積を有する側面が向かい合わせになるように積層され、
前記バッテリは、充放電電流が流れる外部端子を含み、
前記外部端子が、前記バッテリの、車両幅方向を向く側面に配置される、バッテリの車両搭載構造。 - 左右のタイヤをそれぞれ収容し、ボディを構成する一対のホイルハウスをさらに備え、
前記バッテリは、前記一対のホイルハウス間に配置される、請求項1に記載のバッテリの車両搭載構造。 - 複数の前記バッテリは、車両進行方向に積層され、
積層された複数の前記バッテリの両側に配置され、複数の前記バッテリを一体に保持するプレート部材をさらに備える、請求項1または2に記載のバッテリの車両搭載構造。 - 前記バッテリは、車両幅方向に並ぶ複数のバッテリセルを含み、
前記バッテリセルは、車両幅方向において互いに反対側に配設され、隣り合う前記バッテリセル間で接続される正極端子および負極端子を有し、
前記外部端子は、第1外部端子と第2外部端子とを含み、
前記第1外部端子は、車両幅方向の一方端に配置される前記バッテリセルの前記正極端子に接続され、前記第2外部端子は、車両幅方向の他方端に配置される前記バッテリセルの前記負極端子に接続される、請求項1から3のいずれか1項に記載のバッテリの車両搭載構造。 - 前記バッテリは、車両のラゲージルームに搭載される、請求項1から4のいずれか1項に記載のバッテリの車両搭載構造。
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