JP2008209121A - 温度測定装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】プラント等の機器の発熱部の温度測定を、小型で安価な測定装置とし、かつ測定装置の取り換えを容易とする。
【解決手段】温度計測装置100であって測温抵抗体センサ50と温度計測用モジュール60とを備え、センサ50の第1、第2の配線1、2につながる温度計測用モジュール60にはブリッジ回路17の出力を演算し、センサ出力を温度換算する演算部16と、センサ50の第1〜第3の配線1〜3の抵抗値を記憶する記憶部20と通信部21とが設けられている。
【選択図】図1
【解決手段】温度計測装置100であって測温抵抗体センサ50と温度計測用モジュール60とを備え、センサ50の第1、第2の配線1、2につながる温度計測用モジュール60にはブリッジ回路17の出力を演算し、センサ出力を温度換算する演算部16と、センサ50の第1〜第3の配線1〜3の抵抗値を記憶する記憶部20と通信部21とが設けられている。
【選択図】図1
Description
この発明は温度測定装置に係るもので、特に原子力や火力発電プラントにおける各種システム構成機器の発熱体温度を、高精度、高信頼性で測定する3線式の測温抵抗体を使用した温度測定装置に関するものである。
測温抵抗体を用いた3線式の温度測定装置であって、複数の基準抵抗体を用意し、測温抵抗体に接続された第1、第2の配線と共に、基準抵抗体も定電流電源に接続し、基準抵抗により発生する電圧と測温抵抗体により発生する電圧を比較することにより温度を求める技術が開示されている(例えば、特許文献1)。
原子力や火力発電所等の発電プラントの運転制御は高い信頼性が要求されており、その内、例えば、プラントからの温排水の温度や、プラントを構成する各機器の発熱部の温度の高精度測定が、高い信頼性の運転制御を継続する要因の1つでもあり、その為従来より3線式温度測定装置が使用されている。ところが前記発電プラントでは最近特に、より信頼性の高い運転制御を行うことが要求されてきていることから、温度測定対象体が格段に増加し、その数が数百体に及ぶことがある。
このような多数の温度測定装置の設置要求に対して前記特許文献1に示されたものでは、以下に記すような問題点があった。すなわち、配線の抵抗を補正するため複数の基準抵抗体や、複数の切り換えスイッチを設けているため、高コストとなり、多数台設置のプラント仕様には適さない。また、切り換えスイッチが発電プラントの環境下において、経時変化により劣化することが考えられ、高精度の温度測定を保証することが困難となる。さらには、何らかの理由によってモジュールに不具合が発生した際、迅速な取り換え処理を可能とする構成でない等の問題があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであって、簡単な構成で低コスト化をはかり、かつ、モジュールに不具合発生時に、不具合発生以前に行っていた高精度測定を引き続いて再現可能で、かつ容易に取り換え可能な構成の温度計測装置を提供することを目的とする。
この発明に係る温度計測装置は、測温抵抗体の両端に接続される第1、第2の配線と、第2の配線に並列接続される第3の配線とを有する3線式の測温抵抗体センサと、温度計測用のモジュールとを備え、
モジュールには第1〜第3の配線がコネクタを介して接続されるとともに、第1、第2の配線につながるブリッジ回路の出力を演算し、測温抵抗体センサの出力を温度換算する演算部と、第1〜第3の配線の抵抗値を記憶する記憶部と、通信部とが設けられているものである。
モジュールには第1〜第3の配線がコネクタを介して接続されるとともに、第1、第2の配線につながるブリッジ回路の出力を演算し、測温抵抗体センサの出力を温度換算する演算部と、第1〜第3の配線の抵抗値を記憶する記憶部と、通信部とが設けられているものである。
この発明の温度計測装置は、測温抵抗体の両端に接続される第1、第2の配線と、第2の配線に並列接続される第3の配線とを有する3線式の測温抵抗体センサと、温度計測用のモジュールとを備え、
モジュールには第1〜第3の配線がコネクタを介して接続されるとともに、第1、第2の配線につながるブリッジ回路の出力を演算し、測温抵抗体センサの出力を温度換算する演算部と、第1〜第3の配線の抵抗値を記憶する記憶部と、通信部とが設けられているので、簡単な構成で第1〜第3の配線抵抗を配慮に入れた温度換算を行うので高精度の温度計測が可能となり、装置の低価格化が達成できる。また、モジュールに不具合が発生した場合、第1〜第3の配線抵抗値を記憶部が記憶しているので、モジュールの取り換え時に、前記記憶部の記憶する抵抗値を代替モジュールに取り込むことが出来、不具合発生以前に行っていた高精度測定を引き続いて容易に、かつ短時間に再現できるという効果がある。
モジュールには第1〜第3の配線がコネクタを介して接続されるとともに、第1、第2の配線につながるブリッジ回路の出力を演算し、測温抵抗体センサの出力を温度換算する演算部と、第1〜第3の配線の抵抗値を記憶する記憶部と、通信部とが設けられているので、簡単な構成で第1〜第3の配線抵抗を配慮に入れた温度換算を行うので高精度の温度計測が可能となり、装置の低価格化が達成できる。また、モジュールに不具合が発生した場合、第1〜第3の配線抵抗値を記憶部が記憶しているので、モジュールの取り換え時に、前記記憶部の記憶する抵抗値を代替モジュールに取り込むことが出来、不具合発生以前に行っていた高精度測定を引き続いて容易に、かつ短時間に再現できるという効果がある。
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1を図に基づいて説明する。
図1に実施の形態1による温度計測装置100のブロック図を示す。図1において、測温抵抗体(RRTD)7の両端は第1の配線1と第2の配線2が接続されているとともに、第3の配線3が第2の配線2に並列に接続されている。前記第1の配線1は第1の配線抵抗(RL1)4、第2の配線は第2の配線抵抗(RL2)5、第3の配線は第3の配線抵抗(RL3)6をそれぞれに有している。
前記測温抵抗体(RRTD)7、第1〜第3の配線1〜3によって、3線式の測温抵抗体センサ50を構成している。前記測温抵抗体センサ50には温度計測用モジュール60が接続されており、この測温抵抗体50と温度計測用モジュール60とで温度計測装置100を構成する。
以下、この発明の実施の形態1を図に基づいて説明する。
図1に実施の形態1による温度計測装置100のブロック図を示す。図1において、測温抵抗体(RRTD)7の両端は第1の配線1と第2の配線2が接続されているとともに、第3の配線3が第2の配線2に並列に接続されている。前記第1の配線1は第1の配線抵抗(RL1)4、第2の配線は第2の配線抵抗(RL2)5、第3の配線は第3の配線抵抗(RL3)6をそれぞれに有している。
前記測温抵抗体(RRTD)7、第1〜第3の配線1〜3によって、3線式の測温抵抗体センサ50を構成している。前記測温抵抗体センサ50には温度計測用モジュール60が接続されており、この測温抵抗体50と温度計測用モジュール60とで温度計測装置100を構成する。
温度計測用モジュール60のコネクタ8には、前記測温抵抗体センサ50の第1〜第3の配線1〜3が接続されているとともに、温度計測用モジュール60のブリッジ回路17には、前記第1、第2の配線1、2がそれぞれ接続されており、第3の配線3はグランド13につながる。前記ブリッジ回路17は、ブリッジ回路抵抗(RA)、(RB)、(Rref)9〜11および電圧VCCを出力する定電圧電源12で構成される。ブリッジ回路17の出力はAMP14およびA/Dコンバータ15を介して演算部16に入力される。
また、記憶部20は前記第1〜第3の配線抵抗(RL1)〜(RL3)4〜6の抵抗値を記憶しており、通信部21は前記記憶部20の記憶する抵抗値あるいは前記演算部16の演算結果を外部に設けられた外部機器22に出力する。
また、記憶部20は前記第1〜第3の配線抵抗(RL1)〜(RL3)4〜6の抵抗値を記憶しており、通信部21は前記記憶部20の記憶する抵抗値あるいは前記演算部16の演算結果を外部に設けられた外部機器22に出力する。
演算部16は、第1〜第3の配線抵抗値RL1〜RL3を考慮した線抵抗補正処理や、演算結果の電圧を抵抗値に変換処理する等の機能を有している。この演算部16の行う演算を以下説明する。
図1に示した各部の抵抗値および定電圧電源12の出力電圧VCCとの関係は式(1)、式(2)に示される。
ここで、
である。
図1に示した各部の抵抗値および定電圧電源12の出力電圧VCCとの関係は式(1)、式(2)に示される。
ここで、
である。
この実施の形態1において、第1〜第3の配線1〜3の各配線抵抗値RL1、RL2、RL3は、例えば火力発電プラントにおける測温対象の各機器と運転制御を行う制御空間の距離とから算出した値を参考として、実体配線施工後に測定された実抵抗値を用いる。演算部16は上記式(1)、式(2)に基づく演算結果の電圧値VRTDを温度に変換処理し、通信部21を介して外部機器、例えば制御室の監視盤に送信する。
ここで記憶部20は、前記第1〜第3の配線1〜3の実抵抗値RL1、RL2、RL3を記憶する。
ここで記憶部20は、前記第1〜第3の配線1〜3の実抵抗値RL1、RL2、RL3を記憶する。
この実施の形態1による温度計測装置100に何らかの理由によって不具合が発生した場合、発電プラント等では迅速な復旧処理が必要とされることから、予備用の温度計測用モジュール60で取り換えが行われる。すなわち、コネクタ8で測温抵抗体センサ50とモジュール60とが切り離されるとともに、記憶部20に記憶されている抵抗値を新規取り換え用のモジュールに入力させる。図2にその要領を示す。
図2において、不具合発生のモジュール60Aの通信部21から外部機器の端末22に前記記憶している抵抗値RL1、RL2、RL3を読み出し、次に新規取り換えモジュール60Bの通信部21を介して書き込みを行う。このようにして取り換えられたモジュール60Bは、既設の配線抵抗値の再計測や、抵抗値の再入力による補正、調整作業を必要とすることなく、容易に不具合発生前のモジュールと同等の機能を発揮可能となる。
図2において、不具合発生のモジュール60Aの通信部21から外部機器の端末22に前記記憶している抵抗値RL1、RL2、RL3を読み出し、次に新規取り換えモジュール60Bの通信部21を介して書き込みを行う。このようにして取り換えられたモジュール60Bは、既設の配線抵抗値の再計測や、抵抗値の再入力による補正、調整作業を必要とすることなく、容易に不具合発生前のモジュールと同等の機能を発揮可能となる。
このようにこの実施の形態1の温度計測装置100は、測温抵抗体センサ50の出力を、温度計測用モジュール60の演算部で配線抵抗値を配慮して補正を行うので小型で安価、かつ高精度の温度計測装置となり、また、配線抵抗値を記憶部に記憶し、装置に不具合発生した際の取り換え時に、前記記憶した配線抵抗値を書き込み可能な構成を有しているので、再調整作業が不要となり、前記低価格化と合わせ、大規模プラント等において特に優れた効果がある。
この発明の温度計測装置は、発熱体の温度を電気的に計測する3線式温度計測装置に利用可能である。
1 第1の配線、2 第2の配線、3 第3の配線、7 測温抵抗体、8 コネクタ、
16 演算部、17 ブリッジ回路、20 記憶部、21 通信部、
50 測温抵抗体センサ、60 温度計測用モジュール、100 温度計測装置。
16 演算部、17 ブリッジ回路、20 記憶部、21 通信部、
50 測温抵抗体センサ、60 温度計測用モジュール、100 温度計測装置。
Claims (3)
- 測温抵抗体の両端に接続される第1、第2の配線と、前記第2の配線に並列接続される第3の配線とを有する3線式の測温抵抗体センサと、温度計測用のモジュールとを備えた温度計測装置であって、
前記モジュールには前記第1〜第3の配線がコネクタを介して接続されるとともに、前記第1、第2の配線につながるブリッジ回路の出力を演算し、前記測温抵抗体センサの出力を温度換算する演算部と、前記第1〜第3の配線の抵抗値を記憶する記憶部と、通信部とが設けられていることを特徴とする温度計測装置。 - 前記記憶部に記憶された前記抵抗値は、前記通信部につながる外部機器を介して読み出し、書き込みが行われることを特徴とする請求項1に記載の温度計測装置。
- 前記通信部は、前記演算部が前記測温抵抗体センサの出力を換算した温度を外部に読み出すことを特徴とする請求項1に記載の温度計測装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007043515A JP2008209121A (ja) | 2007-02-23 | 2007-02-23 | 温度測定装置 |
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Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59216026A (ja) * | 1983-05-25 | 1984-12-06 | Toray Ind Inc | 多点温度測定方式 |
JPS6336447B2 (ja) * | 1982-04-12 | 1988-07-20 | Yokokawa Denki Kk | |
JPS63170730U (ja) * | 1987-04-27 | 1988-11-07 | ||
JPH09326871A (ja) * | 1996-06-05 | 1997-12-16 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 伝送制御装置 |
JP2000241258A (ja) * | 1999-02-25 | 2000-09-08 | T & D:Kk | 温度測定装置および測定方法 |
-
2007
- 2007-02-23 JP JP2007043515A patent/JP2008209121A/ja active Pending
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