[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JP2008290710A - 流れ制御方法およびシステム - Google Patents

流れ制御方法およびシステム Download PDF

Info

Publication number
JP2008290710A
JP2008290710A JP2008133108A JP2008133108A JP2008290710A JP 2008290710 A JP2008290710 A JP 2008290710A JP 2008133108 A JP2008133108 A JP 2008133108A JP 2008133108 A JP2008133108 A JP 2008133108A JP 2008290710 A JP2008290710 A JP 2008290710A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plasma actuator
plasma
coanda surface
boundary layer
voltage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008133108A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5354955B2 (ja
Inventor
Bradley Alan Osborne
ブラッドリー・アラン・オズボーン
Christopher Daniel Wilson
クリストファー・ダニエル・ウィルソン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Boeing Co
Original Assignee
Boeing Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=39561803&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP2008290710(A) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Boeing Co filed Critical Boeing Co
Publication of JP2008290710A publication Critical patent/JP2008290710A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5354955B2 publication Critical patent/JP5354955B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B64AIRCRAFT; AVIATION; COSMONAUTICS
    • B64CAEROPLANES; HELICOPTERS
    • B64C23/00Influencing air flow over aircraft surfaces, not otherwise provided for
    • B64C23/005Influencing air flow over aircraft surfaces, not otherwise provided for by other means not covered by groups B64C23/02 - B64C23/08, e.g. by electric charges, magnetic panels, piezoelectric elements, static charges or ultrasounds
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05HPLASMA TECHNIQUE; PRODUCTION OF ACCELERATED ELECTRICALLY-CHARGED PARTICLES OR OF NEUTRONS; PRODUCTION OR ACCELERATION OF NEUTRAL MOLECULAR OR ATOMIC BEAMS
    • H05H1/00Generating plasma; Handling plasma
    • H05H1/24Generating plasma
    • H05H1/2406Generating plasma using dielectric barrier discharges, i.e. with a dielectric interposed between the electrodes
    • H05H1/2439Surface discharges, e.g. air flow control
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B64AIRCRAFT; AVIATION; COSMONAUTICS
    • B64CAEROPLANES; HELICOPTERS
    • B64C2230/00Boundary layer controls
    • B64C2230/12Boundary layer controls by using electromagnetic tiles, fluid ionizers, static charges or plasma
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T50/00Aeronautics or air transport
    • Y02T50/10Drag reduction

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Plasma & Fusion (AREA)
  • Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
  • Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
  • Plasma Technology (AREA)
  • Crystals, And After-Treatments Of Crystals (AREA)

Abstract

【課題】コアンダ表面上で用いるために特に適合した流れ制御システムおよび方法を与える。
【解決手段】1つの実施例では、複数のプラズマアクチュエータが航空機の翼のコアンダ表面の上に配置される。アクチュエータは、コアンダ表面からの境界層流の剥離の開始を遅延させるか、または流れの剥離を促進するかのいずれかのために選択的に励起される。1つの実施例は、コアンダ表面でのデュアルモードプラズマアクチュエータの使用を開示する。このシステムおよび方法は、後縁表面上の境界層流の剥離に対する制御が望まれる場合の多様な空力学表面に適用可能である。
【選択図】図1

Description

関連出願の相互参照
この出願は、一般的主題において、2007年5月25日に同時出願された米国出願連続番号第11/753,876号(ボーイング社事件番号06−0438)および米国出願連続番号第11/753,869号(ボーイング社事件番号07−0455)に関連する。
この開示は、一般的主題において、4/12/06に出願されてボーイング会社に譲受された米国出願連続番号第11/403,252号にも関連する。
前述の出願はすべて、引用によって本願明細書の本開示に援用される。
分野
本開示はプラズマ流量アクチュエータに関し、より特定的には、コアンダ表面上の境界層流を修正するためにコアンダ表面に与えられるプラズマ流量アクチュエータを組込んだ流れ制御システムおよび方法に関する。
背景
この章における説明は、本開示に関連する背景情報を与えるのみであって、先行技術を構成するものではない。
空力学的に効率よくするために、航空機などの空中移動プラットフォームは高度に統合された、十分な性能、有効ペイロード、ならびに十分な安定性および制御特性を組合せた構成でなければならない。この目的を達成するために、飛行体構成は、効率的、効果的、かつ堅牢な制御エフェクタ機器を有しなければならない。従来の操縦面を取除くことによって空力学的および構造的効率が得られるが、飛行体の安定性および制御が低下しかねない。これは特に、ヒンジレスのヨー制御の概念が今日まで実現困難であった、無尾翼機構成にあてはまる。
空気圧始動の循環制御装置は従来の動きの制御と同様の潜在的空力制御をもたらすが、アクチュエータへの高圧空気の供給を必要とする。これは、空中移動プラットフォームの多くの部分において実装するのが困難な、嵩張って重い高温の供給下部構造を必要とする場合がある。電気始動の音響制御装置は境界層を変えるためには調和励振に依存する。調和励振はスピーカと同様の装置を用いて生成され、可動部品を含む。しかしながら移動プラットフォームの設計では、プラットフォームが典型的に採用する多様かつ多数のサブシステムに関連付けられた可動部品の数を減少させることに関心が寄せられる。
概要
本開示は、コアンダ表面に関連して用いるために特によく適合された流れ制御システムおよび方法に向けられる。1つの実現例では、移動プラットフォームの後縁表面にプラズマアクチュエータを配置することを含む、空中移動プラットフォームのための流れ制御方法が開示される。プラズマアクチュエータに電圧が加えられ、後縁に隣接したプラズマアクチュエータの近辺で空気をイオン化するよう制御される。これは、後縁表面上の境界層流の付着または剥離の少なくとも1つに影響を及ぼすよう動作する誘導流を引起す。1つの具体的実現例では、プラズマアクチュエータへの電圧の印加を制御するためにコントロ
ーラが用いられ、電圧は少なくとも約3000ボルトの交流(AC)電圧である。
上記の実現例の変形では、複数のプラズマアクチュエータが後縁表面に配置される。後縁表面はコアンダ表面を形成してもよい。プラズマアクチュエータは、境界層のコアンダ表面からの剥離を遅延させるかまたは境界層の剥離を引起すようにコアンダ表面の上の境界層流に影響を及ぼすよう選択的に励起されることができる。
1つの実施例では、移動プラットフォームのコアンダ表面の第1の部分に配置された少なくとも1つのプラズマアクチュエータおよびコアンダ表面の第2の部分に配置された第2のプラズマアクチュエータを利用する操縦系統が開示される。電源は選択的にプラズマアクチュエータを励起するよう用いられる。選択的にプラズマアクチュエータに励起することによって、励起されたアクチュエータはその近辺の空気のイオン化を引起すことができる。これは、コアンダ表面上の境界層流の剥離を遅延させるのを助けるか、またはコアンダ表面からの境界層流の剥離を促進するのを助けるかのいずれかである、コアンダ表面の上の特定の方向の流体流を誘導する。
1つの実施例では、少なくとも1つのプラズマアクチュエータが航空機のコアンダ表面に配置された操縦系統を利用する航空機が開示される。選択的にコアンダ表面上の境界層の流れに影響を及ぼすプラズマアクチュエータを励起するために電源が用いられる。
別の実施例では、境界層の剥離および付着に対する制御が必要な表面上に複数のデュアルモードプラズマアクチュエータが使用される。
本願明細書に記載された図面は例示目的のみであり、いかなる意味でも本開示の範囲を制限するようには意図されない。
詳細な説明
以下の説明は、本質において単に例示的で、本開示、出願、または使用を制限するようには意図されない。
図1を参照して、移動プラットフォーム12の翼14の上に用いられる流れ制御システム10が示される。この例において、移動プラットフォーム12は航空機であり、以下の説明の全体にわたって便宜上「航空機12」として参照される。しかしながら、本開示の教示が、商用機や軍用機などの翼を利用する空中移動プラットフォームと共に使用するためのみに限定されず、無人飛行体(UAV)、ミサイル、回転翼機、陸上車、および高速艦船にさえにも容易に適用可能であることがすぐに認識される。
図1では、システム10は、翼14のコアンダ表面(Coanda surface)18に沿い離間された複数のプラズマアクチュエータ16を利用する。4つのプラズマアクチュエータ16しか示されないが、具体的な用途の必要性を満たすためにより多く、またはより少ない複数のプラズマアクチュエータが利用され得る。この例において、2つのプラズマアクチュエータ16a、16bがコアンダ表面18の上半分に与えられる一方で、2つの追加的なプラズマアクチュエータ16c、16dがコアンダ表面の下半分に与えられる。コアンダ表面18が航空機の翼と関連付けられる必要はなく、その代り、いかなる要素、たとえば陸上車のリアスポイラと関連付けられてもよいことが認識される。プラズマアクチュエータが航空機または他の形状の移動プラットフォームの垂直尾翼に組込まれている場合、「上半分」「下半分」と言及する代りに「左舷側の半分」「右舷側の半分」と呼ばれ得ることが認識される。さらに、実際上、多くの用途において、翼14または他の形状の空力学表面に沿って翼幅方向に複数のアクチュエータ16a、16b、16c、16dの各々
が離間される必要があることが予想される。この構成の例が図1Aに示される。プラズマアクチュエータ16の正確な配置は、具体的な用途に適合するために必要に応じて変えられてもよい。たとえば、プラズマアクチュエータ16が長軸を翼弦方向に配置され、コヒーレント渦を伴うセパレーション制御(separation control)を容易にするためにアクチュエータの多くが翼幅に沿って配列されるアクチュエータの構成も可能である。
コントローラ20および高圧交流(AC)電源22は、各プラズマアクチュエータ16と通信可能である。コントローラ20は、好ましくは約3,000VACから最大約20,000VAC、またはこれよりさらに高いかもしれない高圧信号の各プラズマアクチュエータ16への印加を独立して制御する。プラズマアクチュエータ16のいずれか1つを励起することにより、アクチュエータがコアンダ表面18の外部表面18aに隣接する近辺の空気をイオン化するようにされる。印加されるAC電圧の大きさに正比例する電界もまた形成される。この電界はイオン化された空気に作用して、コアンダ表面上を動くにつれてコアンダ表面18に向かって境界層を引き寄せる傾向のある励起されたプラズマアクチュエータ16上の誘導流を生成する。これは、コアンダ表面18からの境界層の剥離を遅延させることを助ける。
図2を参照して、プラズマアクチュエータ16aの1つがさらに詳しく示される。アクチュエータのこの形状も、4/12/06に出願されてボーイング社に譲受された同時係属の米国出願連続番号第11/403,252号において説明され、本願明細書に引用によって援用される。しかしながら、要するにプラズマアクチュエータ16aは、第1の電極24と誘電材料28によって分離された第2の電極26とを含む。図2に示されるように、誘電材料28は、電極24と26の間で配置され、電極24および26を封止する、別の層を形成し得る。好ましくは、電極24および26は、コアンダ表面18の外部表面18aの滑らかな表面輪郭と干渉しないように凹部に埋め込んで取付けてある。しかしながら、少なくとも第1の電極24をコアンダ表面に直接取付けることも可能である。コアンダ表面18に直接取付けた場合、第1の電極24は典型的には誘電材料28によって完全には封止されない。プラズマアクチュエータ16の各々はさらに、第2の電極26が境界層流の方向に対して第1の電極24の下流に位置決めされるようにコアンダ表面18上に配置される。
コントローラ20と第2の電極26との間に交流電圧源22が結合される。交流電源22と第1の電極24との間にスイッチ30が配置される。スイッチ30は半導体スイッチであってもよく、または適切な電気信号によって始動される電気機械スイッチであってもよい。本質的に、具体的な用途の必要を満たすいかなる形のスイッチが用いられてもよい。
コントローラ20がスイッチ30を閉じると、電極24および26にわたって加えられた高圧AC信号(典型的には少なくとも約3,000VAC)は、電極24および26の近辺かつコアンダ表面18の外部表面18aの近くに隣接する空気のイオン化を引起す。電極24と26との間に電界も形成される。電界はイオン化された空気に作用して外部表面18aの近くに隣接する流れ32を誘導し、流れ32は第1の電極24から外部表面18aの上、および第2の電極26の上を動く。誘導流32は外部表面18aに対して境界層を下に引き寄せる役目をし、それがコアンダ表面18からの境界層剥離の開始を遅延させるのを助ける。
電極24および26の構造の特性は、特定の用途の必要性を満たすために相当に異なってもよい。電極24および26はいかなる導電材料から形成されてもよい。銅は特に好適な材料の1つである。電極24および26は薄いストリップ、恐らくはシート状ストリップとして形成されてもよく、典型的には約0.001−0.005インチ(0.0254
−0.127mm)のオーダの厚さを有し得る。各電極24および26の長さおよび幅は具体的な用途に適合するために異ってもよいが、多くの航空機用途では、各電極の寸法は、典型的には長さについて約1−20インチ(2.54cm−50.08cm)、幅について0.12−0.20インチ(3−5mm)のオーダであり得ることが予想される。誘電材料28はいかなる適切な誘電材料、たとえばクオーツ、KAPTON(登録商標)、TEFLON(登録商標)誘電材料を含んでもよい。他の誘電材料も使用に適し得、用いられる正確な誘電材料は、具体的な用途の必要によって決定付けられ得る。好ましくは、誘電材料28は、第1の電極24と第2の電極26との間で約0.005−1.0インチ(0.127−25.4mm)の厚さの層をそれぞれ与える。
ここで図3−図6を参照して、プラズマアクチュエータ16のさまざまな1つを選択的に励起することによって与えられる境界層流に対する影響が説明される。図3をまず参照して、プラズマアクチュエータ16(見えない)のいずれもが励起されない場合のコアンダ表面18の上を動く上面の流線36および下面の流線38が示される。この図では、システム10によって誘導された揚力係数の増分(ΔCL)は、システムによって引起されたピッチングモーメント係数の増分(ΔCM)と等しく、両方とも0である。
図4では、コアンダ表面18の上半分のアクチュエータ16aおよび16bは励起されていない一方、下半分のプラズマアクチュエータ16cおよび16dが励起されている。これは、矢印40に従って導かれる負の揚力係数(−ΔCL)および正のピッチングモーメント(+ΔCM)を形成する。流線42は、アクチュエータ16cおよび16dがコアンダ表面18からの境界層流の剥離を変えるために境界層流を僅かに修正した様子を示す。流線36の部分36aが図3に見えるものよりも僅かに上昇していることに注意されたい。
図5を参照して、プラズマアクチュエータ16cおよび16dが励起されない一方で、アクチュエータ16aおよび16bが励起される。これは正の揚力係数(+ΔCL)および負のピッチングモーメント(−ΔCM)を形成する(流線矢印46によって表示される)。流線42は、プラズマアクチュエータ16aおよび16bが境界層剥離の開始を遅延させたことを示し、流線36aおよび38aは僅かに下向きに導かれるよう修正された。
図6は、すべてのプラズマアクチュエータ16が励起された場合の流れの効果を示す。この例においては伴流剥離が減じられ、それにより翼14上の抗力が減少するが、ピッチングモーメントまたは揚力を変更することはない。
システム10には、商用機および軍用機、無人飛行体(UAV)およびミサイルを含む多数の用途がある。車やトラックなどの自動陸上車のさまざまな空力学表面上にも利益が実現されるであろう。
システム10は、非対称な抗力の発生により無尾翼機についてヒンジレスのヨー制御を与える。非対称な抗力は、循環制御翼の伴流における剥離を制御することにより、または、揚力もしくはピッチングモーメントの変化を伴わずに増大した誘導抗力を生成する正および負の循環インクリメント間の翼幅方向の変更を誘導することにより、生成される。
システム10は、空力学的および構造的効率を増加させるためのヒンジレスの空力学的制御を可能にする。翼のエレボン縁部、ヒンジ線ギャップおよび同様の空力学表面を除去することによって空力学的効率が向上する。トルクボックスのサイズを増加させることにより構造効率が向上し、たとえば重量を減じ、機械的始動重量および複雑さをなくし、かつ燃料などのための翼内部容積を増加させる。
システム10は、航空機(特に非常に複雑なマルチ要素フラップを有する商用輸送機)のための高揚力システムを単純化することができ、コスト、重量および複雑さを減じつつ低速性能を増加させる。システム10は潜在的に商用航空機のラダーまたはエレベータのトリムタブを置換するよう用いることができ、主操縦面上の第2の移動面の機械的複雑さをなくす。システム10は、フラップエフェクタの機械的運動ではなく自由流体流の対流速度によってのみ限定されているので、システム10の使用により従来の移動面エフェクタよりも高い制御率(高帯域コントローラ)を生成し得る。これにより、より極めて不安定な機体の制御が可能になり、機敏性および性能が増大する。本願明細書で説明されるシステム10は、低コストで複雑さが減じられた翼設計を可能にし、これは特に、制御作動設置の困難性のために従来の手法を用いて操縦面を組み込むのが困難な、薄い配備可能な翼(ミサイルまたは小さなUAV)に有用である。たとえばトレーラベースの抗力を減じるために始動を非活性化することによるセミトレーラのエアブレーキ補助など、またはコアンダ表面がトレーラベースの周囲に沿って設置されるときの下向きの力を誘導することによる牽引制御のように、飛行用でない車両での他の用途が可能である。
システム10はまた、空中移動プラットフォームの制御のためのさらに(構造的、空力学的な意味で)効率的な制御手段を与える結果、ミッション飛行時間または範囲を増大することが期待される。特に無尾翼機または配備可能な航空機表面を備えた飛行車両については、制御装置を新たに機械化することによって、さらなる設計上の柔軟性も可能になる。全体的な複雑さが減じられるとともに制御作動速度の増大も実現され得る。
図7を参照して、翼14のコアンダ表面18に組込まれた複数のデュアルモードプラズマアクチュエータ102を利用する、本開示の別のシステム100が示される。このシステム100は、デュアルモードアクチュエータ102の使用以外は図1および図1Aのシステム10と同一である。デュアルモードプラズマアクチュエータ102は、同時係属出願連続番号_(ボーイング社事件番号06−0438;HDP事件番号7784−001061)に詳細に説明されており、引用によって本願に援用される。この例において、1対のデュアルモードプラズマアクチュエータ102aおよび102bが翼14のコアンダ表面18の上半分に配置される。アクチュエータ102cおよび102dの第2の対は下半分に配置される。図1に関して記載されたシステム10のように、複数のデュアルモードプラズマアクチュエータ102がコアンダ表面18に沿って翼幅方向に離間されてもよい。採用されるデュアルモードプラズマアクチュエータ102の正確な数、間隔および構成は、具体的な用途の必要性を満たすように異なる。
図8および図9を参照して、デュアルモードプラズマアクチュエータ102はプラズマアクチュエータ16と同様であるが、2つの電極ではなく3つの電極104、106および108を含む。2つのスイッチ110および112は、AC電源22が第1の電極104および第2の電極108の対にわたって、または第2の電極106および第3の電極108の対の間のいずれかに与えられることを可能にする。第3の電極108は適切な誘電材料層109によって分離されるか、または適切な誘電材料で包まれている。
スイッチ110を閉じてスイッチ112を開くことによりAC電源22からのAC電圧が電極対104および108にわたって加えられると、プラズマアクチュエータ102はアクチュエータ16について記載されたのと同じ態様で動作する。すなわち誘導流体流114が形成される(図8)。誘導流114の方向はアクチュエータ102の上を流れる境界層流の方向と同じである。プラズマアクチュエータ16の場合のように、誘導流体流114は、コアンダ表面18からの境界層流の剥離を防ぐのを助けるように境界層流に作用する。しかしながら、電極対106および108がスイッチ112を閉じてスイッチ110を開くことにより励起されると、誘導流114の方向の反対方向にある誘導流116が形成される(図9)。この場合、誘導流116は、コアンダ表面の他方の半分上のプラズ
マアクチュエータと協力して動作すると、コアンダ表面18の後縁のさらにまわりの境界層の付着を促進することを助ける。
システム100はさらに高度な流れ制御の柔軟性をもたらす。なぜならば、プラズマアクチュエータ102のうちのさまざまな1つの多様な電極対104,106,108が、さらに著しく境界層流に影響する(すなわち、境界層流の付着または剥離のいずれかをより著しく促進する)よう励起され得るからである。たとえばプラズマアクチュエータ102のいくつか、たとえばコアンダ表面18の上半分に配置されたアクチュエータ102のいくつかは誘導流114を形成するよう(境界層付着の促進のため)励起されることができ、一方でコアンダ表面18の下半分に配置された他のアクチュエータ102は誘導流116を生成するために(コアンダ表面18のまわりの流れの回転の増強のため)励起されることができる。この具体的な例における全体的結果は、コアンダ表面18のまわりに後縁よどみ点をさらに相当に動かすためにプラズマアクチュエータ102のすべてが働くことである。コントローラ20は、システム100が採用される表面上の機首上げまたは機首下げモーメントを生成するように、必要に応じてプラズマアクチュエータ102の特定の電極対104,108または106,108の励起を制御することができる。
したがって、システム100は、空力学的流れ制御可能性の範囲の一層の強化をもたらす。境界層の剥離および/または付着に対する制御をさらに一層増強するために、たとえばコアンダ表面18などの表面上にプラズマアクチュエータ16および102のさまざまな組合せが使用可能であり得ることがさらに認識されるべきである。
さまざまな実施例が記載されたが、当業者は本開示から逸脱することなくなされるであろう修正または変形を認識するであろう。これらの例はさまざまな実施例を示し、本開示を制限するようには意図されない。したがって、この説明および請求項は、適切な先行技術を考慮して必要となる制限を用いてのみ自由に解釈されるべきである。
システムがコアンダ表面上に位置決めされる複数のプラズマアクチュエータを利用する場合の、航空機の翼のコアンダ表面上に採用されている飛行操縦系統の1つの例示的な実施例の側面図である。 図1に示される複数の離間した列のプラズマアクチュエータを利用する図1の翼の部分の斜視図を示す。 図1に示されるプラズマアクチュエータの1つの拡大側面図である。 プラズマアクチュエータのいずれもが始動していない場合の境界層流の現れ方を示す、図1の翼の側面図である。 図1の翼を示すが、下面のみにおいてプラズマアクチュエータの少なくとも1つが励起されており、結果としてコアンダ表面に沿った境界層流における変化と、翼型のまわりの循環および流線に関連した修正とを伴う(すなわち伴流が上向きに偏向されている)図である。 図1の翼を示すが、上面のみにおいてプラズマアクチュエータの少なくとも1つが励起されており、結果としてコアンダ表面に沿った境界層流における変化と、翼型のまわりの循環および流線に関連した修正とを伴う(すなわち伴流が下向きに偏向されている)図である。 上面および下面の両方の少なくとも1つのアクチュエータが始動している場合の翼を離れる境界層流を示す図1の翼の図である(すなわち、伴流の著しい変化はない)。 複数のデュアルモードプラズマアクチュエータがコアンダ表面上で利用される態様を示す図である。 図7のデュアルモードプラズマアクチュエータの1つをさらに詳しく示し、境界層剥離を遅延させるのを助ける流れを誘導するために第1および第3の電極がAC電源にわたって接続されている図である。 図8のデュアルモードプラズマアクチュエータを示すが、境界層を反対方向に促進するよう働く流れを誘導するために第2および第3の電極がAC電源にわたって接続されている図である。
符号の説明
12 航空機、14 翼、16 アクチュエータ、20 コントローラ、22 AC電源。

Claims (13)

  1. 移動プラットフォームのための流れ制御方法であって、
    移動プラットフォームの部分の後縁表面上に少なくとも1つのプラズマアクチュエータを配置するステップと、
    前記プラズマアクチュエータに電圧を加えるステップと、
    前記後縁に隣接した前記プラズマアクチュエータの近辺の空気をイオン化するため、前記後縁表面の上の境界層流の付着または剥離の少なくとも1つに影響を及ぼすよう動作する誘導流を引起すために、前記プラズマアクチュエータへの前記電圧を制御するステップとを含む、方法。
  2. 少なくとも1つのプラズマアクチュエータを配置するステップは、前記後縁表面上に単一モードプラズマアクチュエータを配置するステップを含む、請求項1に記載の方法。
  3. 少なくとも1つのプラズマアクチュエータを配置するステップは、前記後縁表面上にデュアルモードプラズマアクチュエータを配置するステップを含む、請求項1に記載の方法。
  4. 後縁表面上に少なくとも1つのプラズマアクチュエータを配置するステップは、コアンダ表面の上半分にプラズマアクチュエータを配置するステップを含む、請求項1に記載の方法。
  5. 後縁表面上に少なくとも1つのプラズマアクチュエータを配置するステップは、コアンダ表面の下半分にプラズマアクチュエータを配置するステップを含む、請求項1に記載の方法。
  6. 後縁表面上に少なくとも1つのプラズマアクチュエータを配置するステップは、
    コアンダ表面の上半分に第1のプラズマアクチュエータを配置するステップと、
    コアンダ表面の下半分に第2のプラズマアクチュエータを配置するステップと、
    前記コアンダ表面の上の前記境界層流に影響を及ぼすために前記プラズマアクチュエータの各々に加えられた電圧を制御するステップとを含む、請求項1に記載の方法。
  7. 前記プラズマアクチュエータの始動を制御するためにコントローラを用いるステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  8. 前記プラズマアクチュエータに電圧を加えるステップは、前記プラズマアクチュエータに少なくとも約3,000ボルトの交流(AC)電圧を加えるステップを含む、請求項1に記載の方法。
  9. 前記第1および第2のプラズマアクチュエータへの前記電圧の印加を独立して制御するコントローラを用いるステップをさらに含む、請求項6に記載の方法。
  10. コアンダ表面の上の境界層流に影響を及ぼすための流れ制御システムであって、
    前記コアンダ表面に配置された少なくとも1つのプラズマアクチュエータと、
    前記プラズマアクチュエータに前記プラズマアクチュエータの近辺で空気をイオン化させるのに十分に高い電圧を前記プラズマアクチュエータに加えるための電源とを含み、空気の前記イオン化は前記コアンダ表面の上の境界層流に影響を及ぼす、流れ制御システム。
  11. 前記プラズマアクチュエータに対する前記電圧の印加を制御するためのコントローラを
    さらに含む、請求項10に記載の流れ制御システム。
  12. 前記コアンダ表面の上に互いに離間した関係で配置された複数のプラズマアクチュエータをさらに含み、
    前記電源は、前記コアンダ表面からの前記境界層の剥離を遅延させるのを助けるかまたは前記コアンダ表面からの前記境界層の剥離を加速するために、前記プラズマアクチュエータのうち選択されたプラズマアクチュエータに前記コントローラによって加えられる、請求項11に記載の流れ制御システム。
  13. 前記電源は少なくとも約3,000ボルトのAC電圧を含む、請求項10に記載の流れ制御システム。
JP2008133108A 2007-05-25 2008-05-21 流れ制御方法およびシステム Active JP5354955B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US11/753,857 2007-05-25
US11/753,857 US7988101B2 (en) 2007-05-25 2007-05-25 Airfoil trailing edge plasma flow control apparatus and method

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008290710A true JP2008290710A (ja) 2008-12-04
JP5354955B2 JP5354955B2 (ja) 2013-11-27

Family

ID=39561803

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008133108A Active JP5354955B2 (ja) 2007-05-25 2008-05-21 流れ制御方法およびシステム

Country Status (7)

Country Link
US (1) US7988101B2 (ja)
EP (1) EP1995171B2 (ja)
JP (1) JP5354955B2 (ja)
CN (1) CN101332871B (ja)
AT (1) ATE555985T1 (ja)
ES (1) ES2387001T5 (ja)
RU (1) RU2474513C2 (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011024736A1 (ja) 2009-08-26 2011-03-03 ダイハツ工業株式会社 プラズマアクチュエータ
JP2012038587A (ja) * 2010-08-06 2012-02-23 Daihatsu Motor Co Ltd プラズマアクチュエータ
JP2012249510A (ja) * 2011-05-02 2012-12-13 Toshiba Corp 風力発電システムおよびその制御方法
WO2014178205A1 (ja) * 2013-04-30 2014-11-06 独立行政法人宇宙航空研究開発機構 表面流制御システムおよび表面流制御方法
KR101471241B1 (ko) * 2011-04-21 2014-12-09 가부시끼가이샤 도시바 풍력 발전 장치
JP2016015882A (ja) * 2011-05-02 2016-01-28 株式会社東芝 風力発電システムおよびその制御方法
JP2019188953A (ja) * 2018-04-23 2019-10-31 株式会社Subaru 翼構造体、翼構造体の制御方法及び航空機
JP2019189045A (ja) * 2018-04-25 2019-10-31 株式会社Subaru 翼構造体、翼構造体の制御方法及び航空機
JP2021054228A (ja) * 2019-09-30 2021-04-08 株式会社Subaru 整流装置
JP2021156497A (ja) * 2020-03-27 2021-10-07 株式会社富士通ゼネラル 空気調和機
US11214359B2 (en) 2018-03-27 2022-01-04 Subaru Corporation Flow control system, flow control method, and aircraft

Families Citing this family (55)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8348626B2 (en) * 2007-07-25 2013-01-08 University Of Florida Research Foundation, Inc. Method and apparatus for efficient micropumping
WO2009079470A2 (en) * 2007-12-14 2009-06-25 University Of Florida Research Foundation, Inc. Active film cooling for turbine blades
US8220753B2 (en) * 2008-01-04 2012-07-17 The Boeing Company Systems and methods for controlling flows with pulsed discharges
US9446840B2 (en) * 2008-07-01 2016-09-20 The Boeing Company Systems and methods for alleviating aircraft loads with plasma actuators
US8251318B2 (en) * 2008-11-19 2012-08-28 The Boeing Company Disbanded cascaded array for generating and moving plasma clusters for active airflow control
CN101784155B (zh) * 2009-01-21 2012-05-02 郝江南 一种等离子体双极性激励电极
US8157528B1 (en) 2009-04-29 2012-04-17 The Boeing Company Active directional control of airflows over rotorcraft blades using plasma actuating cascade arrays
US8162610B1 (en) 2009-05-26 2012-04-24 The Boeing Company Active directional control of airflows over wind turbine blades using plasma actuating cascade arrays
FR2952748B1 (fr) * 2009-11-17 2011-12-09 Thales Sa Dispositif de surveillance de bon fonctionnement d'une pluralite de dispositifs, notamment d'actionneurs
US10011344B1 (en) * 2009-12-31 2018-07-03 Orbital Research Inc. Plasma control and power system
US9975625B2 (en) * 2010-04-19 2018-05-22 The Boeing Company Laminated plasma actuator
US10112700B1 (en) * 2010-07-23 2018-10-30 Orbital Research Inc. Multi-mode mobility micro air vehicle
US8403271B2 (en) 2010-08-24 2013-03-26 Lockheed Martin Corporation Passive robust flow control micro device
CA2811476A1 (en) 2010-09-15 2012-03-22 Saab Ab Plasma-enhanced active laminar flow actuator system
US8636254B2 (en) 2010-09-29 2014-01-28 Lockheed Martin Corporation Dynamically controlled cross flow instability inhibiting assembly
US9090326B2 (en) * 2010-10-13 2015-07-28 The Boeing Company Active flow control on a vertical stabilizer and rudder
US8523115B2 (en) 2011-01-28 2013-09-03 Lockheed Martin Corporation System, apparatus, program product, and related methods for providing boundary layer flow control
US8916795B2 (en) * 2011-03-28 2014-12-23 Lockheed Martin Corporation Plasma actuated vortex generators
US20120312923A1 (en) * 2011-06-08 2012-12-13 Lockheed Martin Corporation Mitigating transonic shock wave with plasma heating elements
CN102756803B (zh) * 2012-07-04 2015-06-17 北京航空航天大学 基于等离子体壁面射流的气动式格尼襟翼
CN102887223B (zh) * 2012-09-24 2015-02-11 北京航空航天大学 适用于尖后缘机翼的等离子体环量控制方法
WO2014081355A1 (en) * 2012-11-20 2014-05-30 Saab Ab An erosion protection strip for a leading edge of an airfoil article
KR101589596B1 (ko) * 2013-02-01 2016-02-12 가부시끼가이샤 도시바 소용돌이 발생 장치 및 소용돌이 발생 방법
US9820369B2 (en) 2013-02-25 2017-11-14 University Of Florida Research Foundation, Incorporated Method and apparatus for providing high control authority atmospheric plasma
US20140321987A1 (en) * 2013-03-15 2014-10-30 Honeywell International Inc. Plasma actuated cascade flow vectoring
JP6021703B2 (ja) * 2013-03-21 2016-11-09 株式会社東芝 風力発電システム
CN103287575B (zh) * 2013-06-07 2016-01-13 上海交通大学 基于等离子体激励装置实现的减少表面阻力的方法
CN103523208A (zh) * 2013-10-12 2014-01-22 中国人民解放军空军工程大学 机翼增升装置等离子体流动控制方法
US20150232172A1 (en) * 2014-02-20 2015-08-20 Donald Steve Morris Airfoil assembly and method
JP6444740B2 (ja) * 2014-05-29 2018-12-26 株式会社東芝 風力発電システムおよび風力発電方法
EP2963241B1 (fr) * 2014-06-30 2019-03-06 Safran Aero Boosters SA Élément de guidage de flux gazeux de turbomachine
CN105329437A (zh) * 2014-08-04 2016-02-17 任军 垂直/水平飞行的喷口不动固定翼飞行器
WO2016025699A2 (en) * 2014-08-13 2016-02-18 University Of Florida Research Foundation Inc. Plasma actuated drag reduction
US10221720B2 (en) 2014-09-03 2019-03-05 Honeywell International Inc. Structural frame integrated with variable-vectoring flow control for use in turbine systems
JP6403156B2 (ja) * 2014-10-28 2018-10-10 東芝エネルギーシステムズ株式会社 気流発生装置、および、風力発電システム
US10464668B2 (en) 2015-09-02 2019-11-05 Jetoptera, Inc. Configuration for vertical take-off and landing system for aerial vehicles
KR20230145238A (ko) 2015-09-02 2023-10-17 제톱테라 잉크. 유체 추진 시스템
US11001378B2 (en) 2016-08-08 2021-05-11 Jetoptera, Inc. Configuration for vertical take-off and landing system for aerial vehicles
US9725159B2 (en) 2015-11-10 2017-08-08 The Boeing Company Mitigating shock using plasma
CN106564585B (zh) * 2016-10-26 2019-12-10 北京航空航天大学 高性能深失速机翼结构及飞行器
US10914559B1 (en) 2016-11-21 2021-02-09 Lockheed Martin Corporation Missile, slot thrust attitude controller system, and method
US10113844B1 (en) * 2016-11-21 2018-10-30 Lockheed Martin Corporation Missile, chemical plasm steering system, and method
CA3068569A1 (en) 2017-06-27 2019-01-03 Jetoptera, Inc. Configuration for vertical take-off and landing system for aerial vehicles
US10495121B2 (en) * 2017-11-10 2019-12-03 X Development Llc Method and apparatus for combined anemometer and plasma actuator
DE102017223882B4 (de) * 2017-12-29 2020-07-16 Airbus Defence and Space GmbH Strömungsaktuatormodul und Strömungskörpersystem
US10512150B2 (en) * 2018-05-03 2019-12-17 GM Global Technology Operations LLC Systems and apparatuses for high performance atmosphere thin film piezoelectric resonant plasmas to modulate air flows
US11046415B1 (en) * 2018-06-20 2021-06-29 United States of Americas as represented by the Secretary of the Air Force Multi-material printed control surface
US10694637B1 (en) * 2018-09-20 2020-06-23 Rockwell Collins, Inc. Modular antenna array system with thermal management
JP7335765B2 (ja) * 2019-09-30 2023-08-30 株式会社Subaru 整流装置
WO2021150755A1 (en) 2020-01-23 2021-07-29 Deep Science, Llc Systems and methods for active control of surface drag using intermittent or variable actuation
US11905983B2 (en) 2020-01-23 2024-02-20 Deep Science, Llc Systems and methods for active control of surface drag using electrodes
GB2602113A (en) * 2020-12-18 2022-06-22 Airbus Operations Ltd Stall trigger system
RU2769250C1 (ru) * 2021-02-10 2022-03-29 Роман Ефимович Либерзон Способ управления сцеплением автомобиля с дорожным покрытием и устройство для его осуществления
WO2022177960A1 (en) 2021-02-17 2022-08-25 Deep Science, Llc In-plane transverse momentum injection to disrupt large-scale eddies in a turbulent boundary layer
CN113120218A (zh) * 2021-05-25 2021-07-16 中国人民解放军空军工程大学 用于高亚音机翼流动分离控制的复合等离子体激励方法

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07508335A (ja) * 1992-06-26 1995-09-14 ブリティッシュ テクノロジイ グループ ユーエスエー,インク. 電磁装置と境界層制御法
WO2002081303A1 (en) * 2001-04-06 2002-10-17 Bae Systems Plc Turbulent flow drag reduction
US6570333B1 (en) * 2002-01-31 2003-05-27 Sandia Corporation Method for generating surface plasma
JP2006029336A (ja) * 2004-07-21 2006-02-02 United Technol Corp <Utc> 乗物のエアフォイルの見掛け速度および効率を増大する装置およびエアフォイル効率の増大方法
JP2007317656A (ja) * 2006-04-28 2007-12-06 Toshiba Corp 気流発生装置、気流発生ユニット、翼、熱交換装置、マイクロマシーン、ガス処理装置、気流発生方法および気流制御方法

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2946541A (en) * 1955-04-11 1960-07-26 John R Boyd Airfoil fluid flow control system
US3095163A (en) 1959-10-13 1963-06-25 Petroleum Res Corp Ionized boundary layer fluid pumping system
US3066894A (en) * 1960-08-16 1962-12-04 Power Jets Res & Dev Ltd Aircraft stabilising system
US3224375A (en) * 1962-10-11 1965-12-21 Hoff Marc Apparatus for establishing plasma boundary surfaces
US4014168A (en) * 1970-12-07 1977-03-29 Carpenter Donald G Electrical technique
US4398687A (en) * 1981-02-25 1983-08-16 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Navy Thrust deflector and force augmentor
US6247671B1 (en) * 1998-09-23 2001-06-19 Accurate Automation Corporation Ion doping apparatus and method for aerodynamic flow control
US6805325B1 (en) * 2003-04-03 2004-10-19 Rockwell Scientific Licensing, Llc. Surface plasma discharge for controlling leading edge contamination and crossflow instabilities for laminar flow
RU2271307C2 (ru) * 2004-05-17 2006-03-10 Владимир Александрович Иванов Способ управления аэродинамическим обтеканием летательного аппарата и генератор плазмы
EP1937552B1 (en) 2005-10-17 2011-06-15 Bell Helicopter Textron Inc. Plasma actuators for drag reduction on wings, nacelles and/or fuselage of vertical take-off and landing aircraft
US8006939B2 (en) 2006-11-22 2011-08-30 Lockheed Martin Corporation Over-wing traveling-wave axial flow plasma accelerator
US7736123B2 (en) 2006-12-15 2010-06-15 General Electric Company Plasma induced virtual turbine airfoil trailing edge extension

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07508335A (ja) * 1992-06-26 1995-09-14 ブリティッシュ テクノロジイ グループ ユーエスエー,インク. 電磁装置と境界層制御法
WO2002081303A1 (en) * 2001-04-06 2002-10-17 Bae Systems Plc Turbulent flow drag reduction
US6570333B1 (en) * 2002-01-31 2003-05-27 Sandia Corporation Method for generating surface plasma
JP2006029336A (ja) * 2004-07-21 2006-02-02 United Technol Corp <Utc> 乗物のエアフォイルの見掛け速度および効率を増大する装置およびエアフォイル効率の増大方法
JP2007317656A (ja) * 2006-04-28 2007-12-06 Toshiba Corp 気流発生装置、気流発生ユニット、翼、熱交換装置、マイクロマシーン、ガス処理装置、気流発生方法および気流制御方法

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
JPN6013007409; MOREAU Eric: 'Airflow control by non-thermal plasma actuators' Journal of Physics. D. Applied Physics Vol.30 No. 3, 20070207, 605-636 *

Cited By (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8941291B2 (en) 2009-08-26 2015-01-27 Daihatsu Motor Co., Ltd. Plasma actuator
WO2011024736A1 (ja) 2009-08-26 2011-03-03 ダイハツ工業株式会社 プラズマアクチュエータ
JP2012038587A (ja) * 2010-08-06 2012-02-23 Daihatsu Motor Co Ltd プラズマアクチュエータ
KR101471241B1 (ko) * 2011-04-21 2014-12-09 가부시끼가이샤 도시바 풍력 발전 장치
JP2012249510A (ja) * 2011-05-02 2012-12-13 Toshiba Corp 風力発電システムおよびその制御方法
JP2016015882A (ja) * 2011-05-02 2016-01-28 株式会社東芝 風力発電システムおよびその制御方法
KR101477213B1 (ko) 2011-05-02 2014-12-30 가부시끼가이샤 도시바 풍력 발전 시스템 및 그 제어 방법
JP2014214851A (ja) * 2013-04-30 2014-11-17 独立行政法人宇宙航空研究開発機構 表面流制御システムおよび表面流制御方法
WO2014178205A1 (ja) * 2013-04-30 2014-11-06 独立行政法人宇宙航空研究開発機構 表面流制御システムおよび表面流制御方法
US11214359B2 (en) 2018-03-27 2022-01-04 Subaru Corporation Flow control system, flow control method, and aircraft
JP2019188953A (ja) * 2018-04-23 2019-10-31 株式会社Subaru 翼構造体、翼構造体の制御方法及び航空機
US11208201B2 (en) 2018-04-23 2021-12-28 Subaru Corporation Wing structure for an aircraft including plasma actuators for controlling air flow through a slot, and method of controlling the same
JP7096698B2 (ja) 2018-04-23 2022-07-06 株式会社Subaru 翼構造体、翼構造体の制御方法及び航空機
JP2019189045A (ja) * 2018-04-25 2019-10-31 株式会社Subaru 翼構造体、翼構造体の制御方法及び航空機
JP2021054228A (ja) * 2019-09-30 2021-04-08 株式会社Subaru 整流装置
JP7324675B2 (ja) 2019-09-30 2023-08-10 株式会社Subaru 整流装置
JP2021156497A (ja) * 2020-03-27 2021-10-07 株式会社富士通ゼネラル 空気調和機

Also Published As

Publication number Publication date
ES2387001T3 (es) 2012-09-11
RU2008120780A (ru) 2009-11-27
EP1995171B1 (en) 2012-05-02
RU2474513C2 (ru) 2013-02-10
EP1995171A2 (en) 2008-11-26
US20090212164A1 (en) 2009-08-27
CN101332871A (zh) 2008-12-31
ATE555985T1 (de) 2012-05-15
CN101332871B (zh) 2013-06-26
EP1995171A3 (en) 2010-12-29
ES2387001T5 (es) 2016-05-27
JP5354955B2 (ja) 2013-11-27
EP1995171B2 (en) 2016-02-24
US7988101B2 (en) 2011-08-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5354955B2 (ja) 流れ制御方法およびシステム
JP5483830B2 (ja) キャビティ上の気流を制御する方法および流れ制御システム
EP1995173B1 (en) Plasma flow control actuator system and method
US9541106B1 (en) Plasma optimized aerostructures for efficient flow control
EP2321084B1 (en) System and method for aerodynamic flow control
JP5544441B2 (ja) 揚力増大システムおよび関連する方法
US7997538B2 (en) Aerodynamic fan control effector
US7992827B2 (en) Wings for aircraft
JP2008518828A (ja) 高揚力の分散型アクティブフローコントロールシステムおよび方法
JP7096698B2 (ja) 翼構造体、翼構造体の制御方法及び航空機
JP2013233921A (ja) 調整された境界層遷移を介した誘電体バリア放電飛行制御システム
US7416155B2 (en) Canard position and dihedral for boom reduction and pitch/directional control
US20050045764A1 (en) Canard position and dihedral for boom reduction and pitch/directional control
JPH07132891A (ja) 層流維持型高揚力装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20091111

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20100303

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20100303

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110405

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120918

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121204

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130226

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130520

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130730

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130827

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5354955

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250