JP2008287276A - 光スイッチ装置の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 良品歩留まりの高い状態で可動する微細なミラーを備えた光スイッチ装置が製造できるようにする。
【解決手段】 ミラー基板100のミラー105が形成された表面に、粘着力が変化する粘着層を備えたマウントフィルム(第1粘着フィルム)106を貼り付けて保護した状態で、ミラー基板100を切断分割してミラーチップ109を形成し、マウントフィルム106の粘着層の粘着力を低下させてからミラーチップ109を取り外す。
【選択図】 図2
Description
まず、図3(a)に示すように、埋め込み絶縁層301を備えたSOI(Silicon on Insulator)基板を用い、可動するミラー302を備えたミラー基板303を作製する。ミラー302は、埋め込み絶縁層301の下の単結晶シリコンからなるSOI層304を微細加工して形成される。
ウエハ作製工程の最終工程を経た後、ミラー基板303は、まず、フィルム貼り付け装置に搬送され、図3(c)に示すように、ミラー基板303のシリコン基板層308にマウントフィルム309が貼り付けられる。
この後、フリップチップボンダーなどにより、図3(e)に示すように、予め用意してある電極チップ311の接合層312に、ミラーチップ310のSOI層304を当接させ、熱圧着することで、これらを接合する。
さらに、従来の製造方法では、ミラーの光を反射する面が露出した状態で行われるため、チップに分割するダイシングの際、微細なウエハの削り粉が連結部の隙間などを通ってミラー面に付着し、また実装までの保管時やハンドリング時にダストが付着し、光の反射率が低下するという問題を起こす。
この製造方法によれば、ミラー基板を分割してミラーチップにするときに、回動するミラーの部分が、この周囲の部分とともに第1粘着フィルムに貼り付いて固定された状態となっている。
また、第1粘着フィルムとして、所定の温度以下とすることで粘着層の状態が変化して粘着力が低下する感温性粘着フィルムを用い、第4の工程では、第1粘着フィルムを所定の温度以下とすることで粘着層の粘着力を低下させるようにしてもよい。
また、第2粘着フィルムとして、所定の温度以上または温度以下とすることで粘着層の状態が変化して粘着力が低下する感温性粘着フィルムを用い、第7の工程では、第2粘着フィルムを所定の温度以上または温度以下としてから第2粘着フィルムを剥離するようにしてもよい。
図1,2は、本実施の形態における光スイッチ装置の製造方法例を示す工程図である。まず、図1(a)に示すように、SOI基板101の埋め込み絶縁層102が形成されている側(主表面)より、公知のフォトリソグラフィ技術と、例えばDEEP RIEなどのエッチングによって溝103aを形成することで、埋め込み絶縁層102の上の単結晶シリコン層103にミラーおよび可動枠の形状を形成する。
また、マウントフィルム107によって保護されているので、切断時に切削粉がミラー105の部分に付着してミラー105の回動動作が阻止され、また劣化するなどのことがない。また、切断時の水流が、ミラー105に直接あたることもない。
また、ミラーチップの裏面側には、ミラーチップに分割する際に同時に分割した紫外線硬化性粘着フィルムが貼り付けられているので、ミラーチップと電極チップとを接合する際のハンドリングが容易になる。
Claims (7)
- SOI層と埋め込み絶縁層とシリコン基板層とが積層されたSOI基板が加工されて構成されたミラー基板であって、前記SOI基板の主表面である前記SOI層に、回動する複数のミラー構造体が配列されて形成され、前記ミラー構造体が形成された領域に対応する前記SOI基板の裏面の前記シリコン基板層の一部が除去されて開口が設けられ、かつ前記ミラー構造体に接する前記埋め込み絶縁層が除去されて、前記ミラー構造体のミラー反射面が前記開口内に露出するように構成されたミラー基板に対し、前記ミラー基板の前記SOI層側の面である主表面に粘着力が変化する粘着層を備えた第1粘着フィルムを貼り付けて、前記ミラー構造体を前記ミラー反射面の反対側の面で固定する第1の工程と、
前記第1の工程の後で前記ミラー基板の前記シリコン基板層側の面である裏面に、前記開口を覆いかつ前記ミラー構造体の前記ミラー反射面には接しないように第2粘着フィルムを貼り付ける第2の工程と、
前記第2の工程の後で前記第2粘着フィルム側より切り込みを入れることで前記ミラー基板を複数のミラーチップに分割する第3の工程と、
前記第3の工程の後で前記第1粘着フィルムの粘着層の粘着力を低下させる第4の工程と、
前記第4の工程の後で前記第1粘着フィルムの粘着層の粘着力が低下した状態で、前記第1粘着フィルムより前記ミラーチップを取り外す第5の工程と、
前記第5の工程の後で電極が設けられた電極チップを用意してこの電極チップに前記ミラーチップを接合する第6の工程と、
前記第6の工程の後で前記電極チップに接合した前記ミラーチップより第2粘着フィルムを剥離する第7の工程と
を備えたことを特徴とする光スイッチ装置の製造方法。 - 請求項1記載の光スイッチ装置の製造方法において、
前記第1粘着フィルムは、紫外線の照射により前記粘着層の粘着力が低下する紫外線硬化性粘着フィルムであり、
前記第4の工程では、前記第1粘着フィルムに紫外線を照射して前記粘着層の粘着力を低下させる
ことを特徴とした光スイッチ装置の製造方法。 - 請求項1記載の光スイッチ装置の製造方法において、
前記第1粘着フィルムは、所定の温度以上とすることで前記粘着層の状態が変化して粘着力が低下する感温性粘着フィルムであり、
前記第4の工程では、前記第1粘着フィルムを所定の温度以上とすることで前記粘着層の粘着力を低下させる
ことを特徴とした光スイッチ装置の製造方法。 - 請求項1記載の光スイッチ装置の製造方法において、
前記第1粘着フィルムは、所定の温度以下とすることで前記粘着層の状態が変化して粘着力が低下する感温性粘着フィルムであり、
前記第4の工程では、前記第1粘着フィルムを所定の温度以下とすることで前記粘着層の粘着力を低下させる
ことを特徴とした光スイッチ装置の製造方法。 - 請求項1〜4のいずれか1項に記載の光スイッチ装置の製造方法において、
前記第2粘着フィルムは、紫外線の照射により粘着層の粘着力が低下する紫外線硬化性粘着フィルムであり、
前記第7の工程では、前記第2粘着フィルムに紫外線を照射してから前記第2粘着フィルムを剥離する
ことを特徴とする光スイッチ装置の製造方法。 - 請求項1〜4のいずれか1項に記載の光スイッチ装置の製造方法において、
前記第2粘着フィルムは、所定の温度以上とすることで前記粘着層の状態が変化して粘着力が低下する感温性粘着フィルムであり、
前記第7の工程では、前記第2粘着フィルムを所定の温度以上としてから前記第2粘着フィルムを剥離する
ことを特徴とした光スイッチ装置の製造方法。 - 請求項1〜4のいずれか1項に記載の光スイッチ装置の製造方法において、
前記第2粘着フィルムは、所定の温度以下とすることで前記粘着層の状態が変化して粘着力が低下する感温性粘着フィルムであり、
前記第7の工程では、前記第2粘着フィルムを所定の温度以下としてから前記第2粘着フィルムを剥離する
ことを特徴とした光スイッチ装置の製造方法。
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