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JP2008267254A - スタータ - Google Patents

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JP2008267254A
JP2008267254A JP2007110534A JP2007110534A JP2008267254A JP 2008267254 A JP2008267254 A JP 2008267254A JP 2007110534 A JP2007110534 A JP 2007110534A JP 2007110534 A JP2007110534 A JP 2007110534A JP 2008267254 A JP2008267254 A JP 2008267254A
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JP2007110534A
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Tatsuya Saito
達彌 齋藤
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Denso Corp
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Denso Corp
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Abstract

【課題】レバーホルダ13とレバーシール14との組み付け性を向上でき、且つ、組み付け後の脱落を防止できる技術を提供する。
【解決手段】レバーシール14は、レバーホルダ13のプレート部13bの裏面側からリップ部14aを組付け孔13dに挿入してレバーホルダ13に組み付けられる。
リップ部14aは、組付け孔13dを通り抜けてプレート部13bの表面側へ突き出る圧入部14bと、組付け孔13dの内部に保持される固定部14cとが設けられている。圧入部14bは、先端に向かって次第に肉厚が小さくなるテーパ形状に設けられ、且つ、固定部14cとの間に段差14dが形成されている。これにより、圧入部14bがプレート部13bの表面側へ突き出た状態で、圧入部14bと固定部14cとの間に形成された段差14dが組付け孔13dの角部に係止されることにより、組付け孔13dからリップ部14aが外れることを防止できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、電磁スイッチの吸引力を利用してドライブレバーを駆動し、そのドライブレバーを介してピニオンギヤをリングギヤ側へ押し出す方式のスタータに関する。
従来技術として、特許文献1に記載されたスタータがある。
このスタータは、電磁スイッチによりドライブレバーを駆動してピニオンギヤをリングギヤ側へ押し出す方式であり、ドライブレバーは、レバーピンを介してレバーホルダに揺動自在に支持されている。
レバーホルダ100は、図6(a)に示す様に、板厚方向に貫通する貫通孔110が形成されたプレート部120を有し、このプレート部120にゴム製のシール部材130が密着して組み付けられる。
シール部材130は、図6(b)に示す様に、プレート部120に密着する表面から垂直方向に突き出る突起部140が設けられ、この突起部140を貫通孔110に軽圧入してレバーホルダ100に組み付けられる。
特許第3702780号公報
ところで、突起部140を貫通孔110に軽圧入するためには、貫通孔110と突起部140との間に適切な締め代を確保する必要がある。しかし、ゴム製品であるシール部材130の出来によっては、締め代が大きくなって挿入性が悪くなる問題があった。
また、貫通孔110に対する突起部140の圧入状態が不十分であり、レバーホルダ100のプレート部120にシール部材130が密着していない場合には、別工程へ搬送する際に、貫通孔110から突起部140が外れて、レバーホルダ100からシール部材130が脱落する恐れがあった。
本発明は、上記事情に基づいて成されたもので、その目的は、レバーホルダとシール部材との組み付け性を向上でき、且つ、組み付け後の脱落を防止できる技術を提供することにある。
(請求項1の発明)
本発明は、電磁スイッチの吸引力を利用してドライブレバーを駆動し、そのドライブレバーを介してピニオンギヤをエンジンのリングギヤ側へ押し出す方式のスタータであって、ドライブレバーを回動自在に支持するレバーホルダと、このレバーホルダに組み付けられるゴム製のシール部材とを有する。
レバーホルダは、シール部材に密着するプレート部を有すると共に、このプレート部を板厚方向に貫通する貫通孔が形成され、シール部材は、プレート部に密着する表面から垂直方向に突き出る突起部を有し、この突起部を貫通孔に挿入してレバーホルダに組み付けられ、突起部は、プレート部の板厚方向の一端側から貫通孔に圧入されて他端側へ突き出る圧入部と、貫通孔の内部に保持される固定部とが設けられると共に、圧入部と固定部との間に貫通孔の外側へ拡大する段差が形成されていることを特徴とする。
上記の構成によれば、突起部の圧入部と固定部との間に形成された段差に抜け止め機能を持たせることができる。つまり、圧入部が貫通孔に圧入されてプレート部の他端側へ突き出た状態で、圧入部と固定部との間に形成される段差が、プレート部の表面に開口する貫通孔の角部に係止されることにより、突起部が反挿入方向へ移動できなくなる。その結果、例えば、レバーホルダにシール部材を組み付けた後、別工程へ搬送する際に、貫通孔から突起部が外れる(抜ける)ことはなく、プレート部にシール部材が密着した状態を保持できるので、レバーホルダからシール部材が脱落することを防止できる。
(請求項2の発明)
本発明は、電磁スイッチの吸引力を利用してドライブレバーを駆動し、そのドライブレバーを介してピニオンギヤをエンジンのリングギヤ側へ押し出す方式のスタータであって、ドライブレバーを回動自在に支持するレバーホルダと、このレバーホルダに組み付けられるゴム製のシール部材とを有する。
レバーホルダは、シール部材に密着するプレート部を有すると共に、このプレート部を板厚方向に貫通する貫通孔が形成され、シール部材は、プレート部に密着する表面から垂直方向に突き出る突起部を有し、この突起部を貫通孔に挿入してレバーホルダに組み付けられ、突起部は、プレート部の板厚方向の一端側から貫通孔に圧入されて他端側へ突き出る圧入部と、貫通孔の内部に保持される固定部とが設けられると共に、この固定部の内部に空洞部が形成されていることを特徴とする。
上記の構成によれば、固定部の内部に空洞部が形成されているので、貫通孔の内部に保持される固定部が圧縮された状態で弾性変形する。一方、圧入部は、貫通孔に圧入された状態からプレート部の他端側へ突き出ることで弾性復帰する。これにより、圧入部と固定部との間に段差が形成され、その段差に抜け止め機能を持たせることができる。すなわち、圧入部と固定部との間に形成される段差が、プレート部の表面に開口する貫通孔の角部に係止されることによって、突起部が反挿入方向へ移動できなくなる。その結果、例えば、レバーホルダにシール部材を組み付けた後、別工程へ搬送する際に、貫通孔から突起部が外れる(抜ける)ことはなく、プレート部にシール部材が密着した状態を保持できるので、レバーホルダからシール部材が脱落することを防止できる。
また、突起部を貫通孔に挿入する際に、固定部の内部に空洞部が形成されているので、固定部が弾性変形しやすくなり、挿入性が向上する。
(請求項3の発明)
請求項1または2に記載したスタータにおいて、プレート部の板厚方向の他端側表面に開口する貫通孔の角部がR0.1以下のピン角に形成されていることを特徴とする。
この場合、圧入部と固定部との間に形成される段差が貫通孔の角部に引っ掛かりやすくなるため、より確実に抜け止め機能を持たせることができる。
(請求項4の発明)
本発明は、電磁スイッチの吸引力を利用してドライブレバーを駆動し、そのドライブレバーを介してピニオンギヤをエンジンのリングギヤ側へ押し出す方式のスタータであって、ドライブレバーを回動自在に支持するレバーホルダと、このレバーホルダに組み付けられるゴム製のシール部材とを有する。
レバーホルダは、シール部材に密着するプレート部を有すると共に、このプレート部を板厚方向に貫通する貫通孔が形成され、シール部材は、プレート部に密着する表面から垂直方向に突き出る突起部を有し、この突起部を貫通孔に挿入してレバーホルダに組み付けられ、突起部の外周には、貫通孔への挿入方向に沿って複数のリブが設けられ、この複数のリブが貫通孔に圧入されることを特徴とする。
上記の構成によれば、突起部を貫通孔へ挿入する際に、突起部と貫通孔との接触面積を低減できるので、挿入しやすくなる。つまり、突起部を貫通孔へ挿入する際に、複数のリブに圧入荷重が加わり、突起部と貫通孔との接触面積を低減できるので、貫通孔へ挿入しやすくなる。
本発明を実施するための最良の形態を以下の実施例により詳細に説明する。
図3は一部断面形状を含むスタータ1の側面図である。
本実施例のスタータ1は、図3に示す様に、回転力を発生するモータ2と、このモータ2の駆動トルクが伝達されて回転する出力軸3と、この出力軸3上にクラッチ4と一体に配置されるピニオンギヤ5と、モータ2の通電回路に設けられるメイン接点(後述する)を開閉する電磁スイッチ6等より構成され、この電磁スイッチ6の吸引力を利用してドライブレバー7を駆動し、そのドライブレバー7を介してピニオンギヤ5をクラッチ4と一体に反モータ方向(図示左方向)へ押し出してエンジンのリングギヤ(図示せず)に噛み合わせる方式である。
モータ2は、電磁力の働きによって電機子軸(図示せず)に回転力を発生する整流子型直流電動機である。
出力軸3は、電機子軸と同一軸線上に配置されて、一端側の端部が軸受8を介してフロントハウジング9に回転自在に支持され、他端側の端部が減速装置(図示せず)を介して電機子軸に連結されている。
減速装置は、電機子軸と同軸上で減速できる周知の遊星歯車減速装置であり、モータ2の駆動トルクを増幅して出力軸3に伝達する。なお、減速装置を介さずに出力軸3と電機子軸とを直結した構成でも良い。
クラッチ4は、出力軸3の外周にヘリカルスプライン結合され、出力軸3とピニオンギヤ5との間で動力の伝達を断続する働きを有する。つまり、エンジン始動時に出力軸3からピニオンギヤ5へ動力の伝達を行うと共に、エンジンの始動後、ピニオンギヤ5の回転速度が出力軸3の回転速度を上回ると、ピニオンギヤ5の回転が出力軸3に伝わらない様に、両者間の動力伝達を遮断する一方向クラッチとして構成されている。
ピニオンギヤ5は、クラッチ4の反モータ側に配置され、クラッチ4と一体に出力軸3上を反モータ方向へ移動してエンジンのリングギヤに噛み合った後、モータ2の駆動トルクをリングギヤに伝達する。
電磁スイッチ6は、始動スイッチ(図示せず)の閉操作によって車載バッテリから通電される電磁コイル(図示せず)と、この電磁コイルの内周を可動するプランジャ(図示せず)とを有し、電磁コイルへの通電によって電磁石が形成されると、その電磁石にプランジャが吸引されてメイン接点を閉操作する。また、電磁コイルへの通電が停止して電磁石の吸引力が消滅すると、図示しないリターンスプリングの反力によりプランジャが押し戻されてメイン接点を開操作する。
メイン接点は、2本の外部端子10、11を介してモータ回路に接続される一組の固定接点(図示せず)と、プランジャと一体に可動して一組の固定接点間を断続する可動接点(図示せず)とで形成され、この可動接点が一組の固定接点に当接して、両固定接点間が導通することでメイン接点が閉状態となり、可動接点が一組の固定接点から離れて、両固定接点間の導通が遮断されることでメイン接点が開状態となる。
2本の外部端子10、11は、バッテリケーブルを介して車載バッテリに接続されるB端子10と、モータ2から取り出されたモータリード線12が接続されるM端子11である。
ドライブレバー7は、図2に示す様に、レバーホルダ13およびレバーシール14(後述する)と共に、レバーアセンブリとして組み立てられている。
このドライブレバー7は、レバーホルダ13に回動自在に支持されるレバーピン7aを有し、このレバーピン7aより一端側のレバー端部が電磁スイッチ6のプランジャに組み付けられたシフト用ロッド15(図3参照)に連結され、レバーピン7aより他端側のレバー端部がクラッチ4のスプラインチューブに連結されている。このドライブレバー7は、プランジャが電磁石に吸引されて図3の右方向へ移動すると、シフト用ロッド15に連結された一方のレバー端部がプランジャに引かれることにより、クラッチ4に連結された他方のレバー端部がレバーピン7aを中心に揺動して、クラッチ4を反モータ方向へ押し出す働きを有する。
続いて、本発明に係るレバーホルダ13と、このレバーホルダ13に組み付けられるレバーシール14について説明する。
レバーホルダ13は、図1(a)に示す様に、一対のアーム部13aと、このアーム部13aを支持するプレート部13bとで構成される。アーム部13aには、ドライブレバー7に設けられたレバーピン7aに嵌合する円形の嵌合孔13cが形成されている。
プレート部13bには、レバーシール14を組み付けるための組付け孔13dが板厚方向に貫通して形成されている。この組付け孔13dは、例えば、高さ方向(図示上下方向)より横幅方向の方が大きい矩形状に形成されている。また、プレート部13bの表面に開口する組付け孔13dの角部がR0.1以下のピン角に形成されている。
レバーシール14は、プレート部13bの裏面(反アーム部側の面)に密着して組み付けられるゴム製のシール部品であり、レバーホルダ13が取り付けられるフロントハウジング9の反エンジン側をシールしている。
このレバーシール14は、図1(b)に示す様に、プレート部13bの裏面に密着する表面から垂直方向に突き出るリップ部14a(本発明の突起部)が設けられ、このリップ部14aをプレート部13bの裏面側から組付け孔13dに挿入してレバーホルダ13に組み付けられる〔同図(c)参照〕。
リップ部14aは、組付け孔13dを通り抜けてプレート部13bの表面側へ突き出る圧入部14bと、組付け孔13dの内部に保持される固定部14cとが設けられている。
固定部14cは、組付け孔13dの形状(矩形状)に対応した断面矩形状に設けられ、組付け孔13dに軽圧入される。
圧入部14bは、組付け孔13dの横幅方向に相当する幅方向の寸法が固定部14cと同一に設けられ、組付け孔13dの高さ方向に相当する厚さ方向の寸法(肉厚)が、圧入部14bの先端に向かって次第に小さくなるテーパ形状に設けられている。また、圧入部14bのテーパ後端の肉厚は、固定部14cの肉厚より大きく設けられて、固定部14cとの間に段差14dが形成されている。この段差14dは、リップ部14aの抜け止めとして機能する。つまり、組付け孔13dに挿入されたリップ部14aは、圧入部14bがプレート部13bの表面側へ突き出た状態で、図1(c)に示す様に、プレート部13bの表面に開口する組付け孔13dの角部に段差14dが係止されることにより、組付け孔13dから抜け止めされる。
次に、スタータ1の作動を説明する。
始動スイッチの閉操作により、電磁スイッチ6の電磁コイルに通電されてプランジャが吸引されると、そのプランジャの動きがドライブレバー7を介してクラッチ4に伝達される。これにより、クラッチ4とピニオンギヤ5が一体に出力軸3上を反モータ方向へ移動して、ピニオンギヤ5の端面がリングギヤの端面に当接して停止する。
一方、プランジャの移動によってモータ回路のメイン接点が閉じると、バッテリからモータ2に給電されて電機子に回転力が生じる。この電機子の回転が減速装置で減速されて出力軸3に伝達され、更に、出力軸3からクラッチ4を介してピニオンギヤ5に伝達される。その結果、ピニオンギヤ5が強制的に回されて、リングギヤに噛み合い可能な位置まで回転してリングギヤに噛み合うことにより、ピニオンギヤ5からリングギヤにモータ2の駆動トルクが伝達されて、エンジンをクランキングする。
クランキングからエンジンが完爆した後、始動スイッチが開操作されると、電磁コイルへの通電が停止されて吸引力が消滅する。その結果、リターンスプリングの反力でプランジャが押し戻されるため、メイン接点が開いてバッテリからモータ2への給電が停止され、電機子の回転が次第に減速して停止する。
また、プランジャが押し戻されると、エンジン始動時と反対方向にドライブレバー7が揺動してプランジャの動きがクラッチ4に伝達される。その結果、ピニオンギヤ5がリングギヤから離脱してクラッチ4と一体に出力軸3上を静止位置(図3に示す位置)まで後退して停止する。
(実施例1の効果)
本実施例のレバーシール14は、リップ部14aの圧入部14bと固定部14cとの間に形成された段差14dによってリップ部14aが組付け孔13dから外れる(抜ける)ことを防止できる。すなわち、リップ部14aは、圧入部14bが組付け孔13dに圧入されてプレート部13bの表面側へ突き出た状態で、図1(c)に示す様に、圧入部14bと固定部14cとの間に形成された段差14dが組付け孔13dの角部に係止されることにより、反挿入方向(図示右方向)への移動が規制される。
上記の結果、例えば、レバーホルダ13にレバーシール14を組み付けた後、別工程へ搬送する際に、組付け孔13dからリップ部14aが外れる(抜ける)ことはなく、プレート部13bにレバーシール14が密着した状態を保持でき、レバーホルダ13からレバーシール14が脱落することを防止できる。
また、プレート部13bの表面に開口する組付け孔13dの角部がR0.1以下のピン角に形成されているので、圧入部14bと固定部14cとの間に形成される段差14dが組付け孔13dの角部に引っ掛かりやすくなるため、より確実に抜け止め機能を働かせることができる。
図4(a)はレバーシール14の正面図、同図(b)はレバーシール14の断面図(A−A断面図)である。
本実施例のレバーシール14は、リップ部14aの圧入部14bと固定部14cとの間に実施例1に記載した様な段差は無く、リップ部14aの肉厚が圧入部14bの後端(テーパ形状の後端)から固定部14cまで同一寸法に設けられている。
また、レバーシール14には、図4に示す様に、レバーシール14の裏面(プレート部13bに密着する面と反対側の面)からリップ部14aの内部にかけて2本の空洞部14eが形成されている。この空洞部14eは、同図(b)に示す様に、固定部14cの内部まで形成され、圧入部14bまでは達していない。
上記の構成によれば、固定部14cの内部に空洞部14eが形成されているので、リップ部14aを組付け孔13dへ挿入する際に、組付け孔13dの内部に保持される固定部14cが圧縮された状態で弾性変形する。一方、圧入部14bは、組付け孔13dに圧入された状態(圧縮された状態)からプレート部13bの他端側へ突き出ることで弾性復帰する。これにより、圧入部14bと固定部14cとの間に段差14dが形成され、その段差14dが組付け孔13dの角部に係止されることで、実施例1と同じく、組付け孔13dからリップ部14aが抜けることを防止できる。
また、リップ部14aを組付け孔13dに挿入する際に、固定部14cの内部に空洞部14eが形成されているので、固定部14cが弾性変形しやすくなり、挿入性が向上する。
図5(a)はレバーシール14の断面図(B−B断面図)、同図(b)はレバーシール14の正面図である。
本実施例のレバーシール14は、リップ部14aの外周に複数のリブ14fが設けられている。このリブ14fは、図5に示す様に、リップ部14aの厚さ方向(図示上下方向)の両面に2カ所ずつ設けられ、且つ、組付け孔13dに対する挿入方向に沿って形成されている。
上記の構成によれば、リップ部14aを組付け孔13dへ挿入する際に、4ヶ所のリブ14fに圧入荷重が加わる。つまり、リップ部14aと組付け孔13dとの接触面積を低減できるので、組付け孔13dへの挿入を容易にできる。
(a)レバーホルダの断面図、(b)レバーシールの断面図、(c)レバーホルダにレバーシールを組み付けた状態を示す断面図である(実施例1)。 (a)レバーアセンブリの正面図、(b)レバーアセンブリの側面図である。 スタータの側面図である。 (a)レバーシールの正面図、(b)レバーシールの断面図(A−A断面図)である(実施例2)。 (a)レバーシールの断面図(B−B断面図)、(b)レバーシールの正面図である(実施例3)。 (a)レバーホルダの断面図、(b)レバーシールの断面図である(従来技術)。
符号の説明
1 スタータ
5 ピニオンギヤ
6 電磁スイッチ
7 ドライブレバー
13 レバーホルダ
13b レバーホルダのプレート部
13d プレート部に形成された組付け孔(貫通孔)
14 レバーシール(シール部材)
14a リップ部(突起部)
14b リップ部の圧入部
14c リップ部の固定部
14d 圧入部と固定部との間に形成された段差
14e 固定部の内部に形成された空洞部
14f リップ部に設けられたリブ

Claims (4)

  1. 電磁スイッチの吸引力を利用してドライブレバーを駆動し、そのドライブレバーを介してピニオンギヤをエンジンのリングギヤ側へ押し出す方式のスタータであって、
    前記ドライブレバーを回動自在に支持するレバーホルダと、
    このレバーホルダに組み付けられるゴム製のシール部材とを有し、
    前記レバーホルダは、前記シール部材に密着するプレート部を有すると共に、このプレート部を板厚方向に貫通する貫通孔が形成され、
    前記シール部材は、前記プレート部に密着する表面から垂直方向に突き出る突起部を有し、この突起部を前記貫通孔に挿入して前記レバーホルダに組み付けられ、
    前記突起部は、前記プレート部の板厚方向の一端側から前記貫通孔に圧入されて他端側へ突き出る圧入部と、前記貫通孔の内部に保持される固定部とが設けられると共に、前記圧入部と前記固定部との間に前記貫通孔の外側へ拡大する段差が形成されていることを特徴とするスタータ。
  2. 電磁スイッチの吸引力を利用してドライブレバーを駆動し、そのドライブレバーを介してピニオンギヤをエンジンのリングギヤ側へ押し出す方式のスタータであって、
    前記ドライブレバーを回動自在に支持するレバーホルダと、
    このレバーホルダに組み付けられるゴム製のシール部材とを有し、
    前記レバーホルダは、前記シール部材に密着するプレート部を有すると共に、このプレート部を板厚方向に貫通する貫通孔が形成され、
    前記シール部材は、前記プレート部に密着する表面から垂直方向に突き出る突起部を有し、この突起部を前記貫通孔に挿入して前記レバーホルダに組み付けられ、
    前記突起部は、前記プレート部の板厚方向の一端側から前記貫通孔に圧入されて他端側へ突き出る圧入部と、前記貫通孔の内部に保持される固定部とが設けられると共に、前記固定部の内部に空洞部が形成されていることを特徴とするスタータ。
  3. 請求項1または2に記載したスタータにおいて、
    前記プレート部の板厚方向の他端側表面に開口する前記貫通孔の角部がR0.1以下のピン角に形成されていることを特徴とするスタータ。
  4. 電磁スイッチの吸引力を利用してドライブレバーを駆動し、そのドライブレバーを介してピニオンギヤをエンジンのリングギヤ側へ押し出す方式のスタータであって、
    前記ドライブレバーを回動自在に支持するレバーホルダと、
    このレバーホルダに組み付けられるゴム製のシール部材とを有し、
    前記レバーホルダは、前記シール部材に密着するプレート部を有すると共に、このプレート部を板厚方向に貫通する貫通孔が形成され、
    前記シール部材は、前記プレート部に密着する表面から垂直方向に突き出る突起部を有し、この突起部を前記貫通孔に挿入して前記レバーホルダに組み付けられると共に、前記突起部の外周には、前記貫通孔への挿入方向に沿って複数のリブが設けられ、この複数のリブが前記貫通孔に圧入されることを特徴とするスタータ。
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