JP2008261938A - アクティブマトリクス基板、表示パネル、及び表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】矩形以外の異形の外形形状に用いられるときでも、広い表示領域を確保することができるアクティブマトリクス基板、及びこれを用いた表示パネル並びに表示装置を提供する。
【解決手段】アクティブマトリクス基板3において、表示パネルの円弧状の外形形状に応じて、円弧状に複数の絵素Pを設置する。さらに、データ線(第1の信号配線)S1、S2及び走査線(第2の信号配線)G0〜G8のうち、データ線S2を、上記表示パネルの外形形状に基づいて、非直線状に配線する。
【選択図】図2
【解決手段】アクティブマトリクス基板3において、表示パネルの円弧状の外形形状に応じて、円弧状に複数の絵素Pを設置する。さらに、データ線(第1の信号配線)S1、S2及び走査線(第2の信号配線)G0〜G8のうち、データ線S2を、上記表示パネルの外形形状に基づいて、非直線状に配線する。
【選択図】図2
Description
本発明は、複数の絵素が設けられるアクティブマトリクス基板、及びこれを用いた表示パネル並びに表示装置に関する。
近年、表示装置では、液晶表示装置に代表される薄型ディスプレイの普及に伴って、その用途も益々多様化している。例えば、自動車の計器盤(インストルメントパネル)などに液晶表示装置が用いられることもある。つまり、液晶表示装置では、用途の多様化に対応するために、既存の矩形の外形形状(液晶パネル形状)以外に、台形状、円形、円弧状、楕円状、あるいは五角形以上の多角形などの異形の外形形状を有する液晶パネルを構成することが望まれており、外形デザインの設計自由度を高めることが要望されている。
一方、従来の液晶表示装置には、例えば下記特許文献1に記載されているように、変形六角形等の矩形以外の異形の外形形状に形成された液晶パネルを備えたものが提案されている。
特開2004−212500号公報
ところが、上記のような従来の液晶表示装置では、矩形以外の異形の外形形状に用いられるときに、広い表示領域を確保できないことがあった。具体的には、上記従来の液晶表示装置では、最初に矩形の液晶表示装置を形成した後、前記矩形の液晶表示装置に対して分断処理を施すことにより、異形の外形形状を備えた液晶表示装置を製造していた。このため、従来の液晶表示装置では、表示領域以外の領域を小さくすることができずに、広い表示領域を確保できないことがあった。
上記の課題を鑑み、本発明は、矩形以外の異形の外形形状に用いられるときでも、広い表示領域を確保することができるアクティブマトリクス基板、及びこれを用いた表示パネル並びに表示装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明にかかるアクティブマトリクス基板は、複数の第1の信号配線と、前記第1の信号配線に交差するよう配線された複数の第2の信号配線と、前記第1及び第2の信号配線の交差部の近傍に設けられた複数の絵素を備え、表示パネルの基板として用いられるアクティブマトリクス基板であって、
前記複数の絵素は、矩形以外の形状に形成された表示パネルの外形形状に応じて、設置され、かつ、
前記第1及び第2の信号配線では、少なくとも一方の信号配線が前記表示パネルの外形形状に基づいて、非直線状に配線されていることを特徴とするものである。
前記複数の絵素は、矩形以外の形状に形成された表示パネルの外形形状に応じて、設置され、かつ、
前記第1及び第2の信号配線では、少なくとも一方の信号配線が前記表示パネルの外形形状に基づいて、非直線状に配線されていることを特徴とするものである。
上記のように構成されたアクティブマトリクス基板では、複数の絵素が矩形以外の形状に形成された表示パネルの外形形状に応じて設置されている。また、第1及び第2の信号配線のうち、少なくとも一方の信号配線が表示パネルの外形形状に基づいて、非直線状に配線されている。これにより、上記従来例と異なり、矩形以外の異形の外形形状に用いられるときでも、表示領域以外の領域を小さくすることができ、広い表示領域を確保することができる。
尚、上記絵素には、ユーザに視認される有効な上記表示領域に設けられる絵素だけでなく、ユーザに視認されない非表示領域(表示領域以外の箇所)に設けられるダミー絵素を含ませることができる。
また、上記アクティブマトリクス基板では、前記少なくとも一方の信号配線では、前記表示パネルに設けられた表示領域においては直線状に配線され、かつ、前記表示領域の外側領域においては非直線状の配線を有するように配線されていることが好ましい。
この場合、上記異形の外形形状に用いられるときでも、表示領域以外の領域を確実に小さくすることができ、広い表示領域を容易に確保することができる。
また、上記アクティブマトリクス基板では、前記少なくとも一方の信号配線では、前記表示パネルに設けられた表示領域における配線ピッチに比べ、前記表示領域の外側領域における配線ピッチが小さくされてもよい。
この場合、上記異形の外形形状に用いられるときでも、表示領域以外の領域をより確実に小さくすることができ、広い表示領域をより容易に確保することができる。
また、上記アクティブマトリクス基板では、前記絵素を検査するための検査用信号配線と、前記絵素を補修するための補修用信号配線とが、前記表示パネルの外形形状を基に配線されるとともに、
前記検査用信号配線及び前記補修用信号配線は、前記表示パネルに設けられた表示領域の外側領域で、前記第1及び第2の信号配線の一方の信号配線と交差するように配線されていることが好ましい。
前記検査用信号配線及び前記補修用信号配線は、前記表示パネルに設けられた表示領域の外側領域で、前記第1及び第2の信号配線の一方の信号配線と交差するように配線されていることが好ましい。
この場合、検査用信号配線及び補修用信号配線を備えたアクティブマトリクス基板において、上記異形の外形形状に用いられるときでも、広い表示領域を確保しつつ、コンパクト化を図ることができる。
また、上記アクティブマトリクス基板では、前記第1及び第2の信号配線、前記検査用信号配線、及び前記補修用信号配線が配線される基板本体と、
前記第1及び第2の信号配線、前記検査用信号配線、及び前記補修用信号配線の各々の信号配線に対し、対応する信号を入力させる複数の駆動回路が設置される回路設置部を備えてもよい。
前記第1及び第2の信号配線、前記検査用信号配線、及び前記補修用信号配線の各々の信号配線に対し、対応する信号を入力させる複数の駆動回路が設置される回路設置部を備えてもよい。
この場合、第1及び第2の信号配線、検査用信号配線、及び補修用信号配線と対応する駆動回路との接続作業を簡単に行えるとともに、コンパクトで取扱性に優れたアクティブマトリクス基板を構成することができる。
また、上記アクティブマトリクス基板では、前記複数の絵素では、外周部分に設置された絵素が円弧状に設けられてもよい。
この場合、円弧状の表示領域に対応したアクティブマトリクス基板において、広い表示領域を容易に確保することができる。
また、本発明の表示パネルは、上記いずれかのアクティブマトリクス基板を備えていることを特徴とするものである。
上記のように構成された表示パネルでは、矩形以外の異形の外形形状に用いられるときでも、広い表示領域を確保することができるアクティブマトリクス基板が使用されているので、絵素数が増加され、かつ、優れた表示性能をもつ表示パネルを容易に構成することができる。
また、上記表示パネルにおいて、外形形状が、矩形以外の形状に形成された表示領域の形状を基に定められていることが好ましい。
この場合、有効な表示領域の面積率を向上させた表示パネルを容易に構成することができる。
また、本発明の表示装置は、表示部を備えた表示装置であって、
前記表示部には、上記いずれかの表示パネルが用いられていることを特徴とするものである。
前記表示部には、上記いずれかの表示パネルが用いられていることを特徴とするものである。
上記のように構成された表示装置では、矩形以外の形状の表示領域を有し、かつ、優れた表示性能を有する表示パネルが表示部に用いられているので、矩形以外の形状の表示領域を備えた高性能な表示装置を容易に構成することができる。
本発明によれば、矩形以外の異形の外形形状に用いられるときでも、広い表示領域を確保することができるアクティブマトリクス基板、及びこれを用いた表示パネル並びに表示装置を提供することが可能となる。
以下、本発明の表示装置の好ましい実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の説明では、本発明を透過型の液晶表示装置に適用した場合を例示して説明する。また、各図中の構成部材の寸法は、実際の構成部材の寸法及び各構成部材の寸法比率等を忠実に表したものではない。
図1は、本発明の一実施形態にかかるアクティブマトリクス基板及びこれを用いた液晶表示装置の要部構成を示す平面図である。図において、本実施形態の液晶表示装置1は、文字や画像などの情報を表示する表示部としての液晶パネル2と、本発明のアクティブマトリクス基板3を備えており、液晶表示装置1には、複数の絵素Pが複数の行及び複数の列を有するマトリクス状に設けられている。また、液晶表示装置1では、図1に例示するように、同図の左上側及び右上側の2つの各コーナー部が円弧状に形成された、矩形以外の異形の外形形状を有する液晶パネル2が用いられている。
アクティブマトリクス基板3は、図1に例示するように、複数のデータ線S1、S2(以下、“Sm”にて総称する。)及び複数の走査線G0〜G8(以下、“Gn“にて総称する。)が配線された基板本体3aを備えている。データ線Sm及び走査線Gnは、それぞれ第1及び第2の信号配線を構成しており、互いに交差するように、基板本体3a上に配線されている。また、基板本体3aでは、データ線Smと走査線Gnとの交差部の近傍に複数の絵素Pが設けられている。これらの絵素Pには、赤色、緑色、及び青色をそれぞれ表示するためのRGB三色の絵素が含まれており、液晶表示装置1は、カラー表示可能に構成されている。また、これらの絵素Pは、上記2つの各コーナー部において、円弧状に設置されている(詳細は後述。)。
具体的には、走査線Gnは、マトリクス状の行方向と平行となるように、直線状に配線されている。一方、データ線Smでは、データ線S1は、マトリクス状の列方向と平行となるように、直線状に配線されている。また、データ線S2は、後に詳述するように、液晶パネル2に設けられた表示領域においては、データ線S1と平行となるように、直線状に配線され、上記表示領域の外側領域においては、非直線状に配線されている。尚、マトリクス状の行方向及び列方向は、液晶パネル2の表示面での横方向及び縦方向にそれぞれ合致する方向である。
また、基板本体3aには、当該基板本体3aの最外周部分に、複数の各絵素Pを検査するための検査用信号配線と、絵素Pを補修するための補修用信号配線とが配線されている。具体的には、検査用信号配線としてスイッチ線SW、赤色絵素用検査線R、緑色絵素用検査線G、及び青色絵素用検査線Bが配線され、補修用信号配線として絵素補修線J0が配線されている。さらに、基板本体3aには、図示を省略した共通電極に接続された共通電極用信号配線Comと、絵素P毎に補助容量を形成するための補助容量配線CSとがスイッチ線SW、赤色絵素用検査線R、緑色絵素用検査線G、青色絵素用検査線B、及び絵素補修線J0を挟むように、配線されている。
また、スイッチ線SW、赤色絵素用検査線R、緑色絵素用検査線G、青色絵素用検査線B、絵素補修線J0、共通電極用信号配線Com、及び補助容量配線CSは、液晶パネル2の外形形状に基づいて基板本体3a上に配線されている。すなわち、これらの信号配線は、基板本体3a上で液晶パネル2の外形形状に沿って、互いに平行に配線されている。尚、図1では、図面の簡略化のために、補助容量が絵素P毎に設けられるように、走査線Gと平行に配線されている補助容量配線CSの分岐配線については、その図示を省略している。
また、アクティブマトリクス基板3には、基板本体3aに一体的に構成された回路設置部としてのドライバ設置部3b、3cが設けられており、これらドライバ設置部3b、3cには、基板本体3a上に配線された上述の信号配線に対し、所定の信号を出力する駆動回路が載置されている。すなわち、ドライバ設置部3bには、データ線Smに接続されて、データ線Smに対し、データ信号を入力させるソースドライバ4が設置されている。
また、ドライバ設置部3bには、検査及び補修用ドライバ6が設けられており、検査及び補修用ドライバ6はスイッチ線SW、赤色絵素用検査線R、緑色絵素用検査線G、青色絵素用検査線B、及び絵素補修線J0に対して、切換信号や検査信号などの対応する信号を適宜入力させるようになっている。また、この検査及び補修用ドライバ6は、共通電極用信号配線Com、及び補助容量配線CSに対して、所定の電圧信号を各々入力させるようになっている。
一方、ドライバ設置部3cには、走査線Gnに接続されて、走査線Gnに対し、走査信号を入力させるゲートドライバ5が設置されている。尚、図1では、基板本体3aとドライバ設置部3b、3cとを明確にするために、それらの各境界線を実線にて示しているが、実際のアクティブマトリクス基板3では、基板本体3aとドライバ設置部3b、3cとは一体的に構成されており、上記境界線は存在しない。
また、基板本体3aでは、絵素P毎に、スイッチング素子(図示せず)が設けられており、液晶パネル2が絵素単位に駆動可能となるように構成されている。つまり、基板本体3aでは、データ線Smと走査線Gnとの交差部単位に、例えば薄膜トランジスタ(Thin Film Transistor)を使用した上記スイッチング素子が設けられている。
また、上記スイッチング素子では、ソース電極及びゲート電極がそれぞれデータ線Sm及び走査線Gnに接続されており、各絵素Pでは、走査線Gnから走査信号がゲート電極に入力されてスイッチング素子がオン状態にされたときに、表示すべき情報の階調に対応したデータ信号(電圧信号)がデータ線Smからソース電極に入力される。その後、データ信号はソース電極からスイッチング素子のドレイン電極を介して、絵素P毎に設けられた絵素電極(図示せず)に出力され、液晶層(図示せず)にて保持される。
また、液晶表示装置1では、上記液晶層は、周知のように、基板本体3aと、当該基板本体3aに対向配置された対向基板(図示せず)との間に設けられており、液晶層に対してバックライト装置(図示せず)からの光が照射されるようになっている。そして、液晶表示装置1では、液晶層が表示すべき情報に応じて、絵素単位に駆動されることにより、当該液晶層を通過する光量が制御されて、液晶パネル2の表示面に情報が表示される。
また、液晶パネル2では、隣接する2本のデータ線Sm及び隣接する2本の走査線Gnにて区画された領域が、各絵素Pの絵素領域を構成している。また、液晶パネル2では、上述の2つの各コーナー部が円弧状に形成された、矩形以外の異形の表示領域が設定されている。また、基板本体3aでは、液晶パネル2における、2つの1/4円状の表示領域と矩形状の表示領域とを組み合わせた上記異形の表示領域に対応するように、複数の絵素Pが設置されている。
具体的には、図1において、複数の絵素Pのうち、最も外側に設置された絵素Pは、同図に斜線部にて示されており、各コーナー部において、絵素Pは、円弧状に設置されている。これにより、本実施形態では、円弧状の表示領域に対応したアクティブマトリクス基板3において、広い表示領域を容易に確保することができる。
詳細にいえば、基板本体3aでは、データ線S1、S2と走査線G1〜G3との各交差部の近傍に設けられた複数の絵素Pにより、矩形状の表示領域を構成するようになっている。また、基板本体3aでは、図1に例示するように、同図の左上側及び右上側の各コーナー部における絵素Pの設置数が同図の上側に向かうにつれて順次減少されており、1/4円状の表示領域を各コーナー部に構成するようになっている。
つまり、基板本体3aでは、上記矩形状の表示領域での絵素Pの設置数に比べて、データ線S2と走査線G3、G4、G5、G6、及びG7との各交差部の近傍に設けられた絵素Pの設置数がこの順番で徐々に少なくなるように構成されている。また、走査線G8では、データ線S2との交差部の近傍には絵素Pが設けられずに、データ線S1との交差部の近傍にのみ絵素Pが設けられている。
以上のように、外周部分の絵素Pを円弧状に設置することにより、矩形状に絵素Pを設置する場合に比べ、デッドスペースが極力小さくなるように、液晶パネル2の外形形状の円弧状の縁に沿って絵素Pを設置することができ、アクティブマトリクス基板3において、広い表示領域を容易に確保することができる。
尚、走査線G0は、ダミー走査線であり、最外周、つまり図1の上端行の各絵素Pでの寄生容量が他の絵素Pの寄生容量と同様量になるように、基板本体3a上に設けられている。また、この走査線G0では、データ線S1との各交差部の近傍に図示を省略したスイッチング素子が接続されており、情報表示に寄与しないダミー絵素が構成されている。そして、上端行の各絵素Pにおいて、寄生容量の相異に起因して輝度ムラが発生するのを防いでいる。
さらに、液晶パネル2では、その外形形状が円弧状のコーナー部を有する上記異形の表示領域を基に定められている。これにより、液晶パネル2では、表示領域以外の領域を小さくすることが可能となり、有効な表示領域の面積率を容易に向上させることができる。
ここで、図2も参照して、アクティブマトリクス基板3の上記コーナー部の配線構造について具体的に説明する。なお、以下の説明では、左右対称に構成された左上側及び右上側のコーナー部のうち、左上側のコーナー部を例示して説明する。
図2は、上記アクティブマトリクス基板の要部構成を示す一部拡大平面図である。
アクティブマトリクス基板3では、図2に示すように、データ線Sのうち、表示領域の中央部に設けられるデータ線S1は、液晶パネル2の表示領域及びその外側領域において、液晶パネル2の表示面での縦方向と平行となるように直線状に配線されている。また、データ線S1では、配線ピッチ(隣接する2本のデータ線S1間の寸法)が一定の寸法で配線されている。
一方、コーナー部側に設けられるデータ線S2は、液晶パネル2の外形形状に基づいて、非直線状に配線されている。また、データ線S2では、表示領域の外側領域における配線ピッチが表示領域における配線ピッチに比べて小さくされている。
具体的にいえば、例えば最も外側(左側)のデータ線S2では、表示領域においては、上記表示面での縦方向と平行に配線された直線状部S2aが設けられている。また、外側領域においては、円弧状に配線された円弧状部S2b、上記縦方向に対して所定の角度で表示領域の中央部側に傾斜された傾斜部S2c、及び縦方向と平行に配線された直線状部S2dが、直線状部S2aに対して順次設けられている。
また、例えば最も内側(右側)のデータ線S2では、表示領域においては、上記表示面での縦方向と平行に配線された直線状部S2aが設けられている。また、外側領域においては、上記縦方向と平行に配線された直線状部S2b、縦方向に対して所定の角度で表示領域の中央部側に傾斜された傾斜部S2c、及び縦方向と平行に配線された直線状部S2dが、直線状部S2aに対して順次設けられている。
尚、この説明以外に、最も外側のデータ線S2と同様に、直線状部S2bに代えて、円弧状に配線された円弧状部S2bを設ける構成でもよい。
また、データ線S2では、外側領域における配線ピッチ(隣接する2本のデータ線S2d間の寸法)が、表示領域における配線ピッチ(隣接する2本のデータ線S2a間の寸法)に比べて小さく、例えば、1/2程度の寸法に設定されている。
また、アクティブマトリクス基板3では、データ線Sは、表示領域の外側領域において、補助容量配線CS、絵素補修線J0、青色絵素用検査線B、緑色絵素用検査線G、赤色絵素用検査線R、及びスイッチ線SWに順次交差するように、延設されている。これにより、アクティブマトリクス基板3では、データ線Sに接続されたRGBの各絵素Pを検査することができる。さらに、データ線Sに断線などの異常が生じたときでも、絵素補修線J0を使用することにより、異常を生じたデータ線Sに接続された絵素Pを正常に動作させることができる。
また、アクティブマトリクス基板3では、スイッチ線SW、赤色絵素用検査線R、緑色絵素用検査線G、青色絵素用検査線B、絵素補修線J0、共通電極用信号配線Com、及び補助容量配線CSは液晶パネル2の外形形状を基に配線されている。
具体的にいえば、補助容量配線CSには、上記表示面での縦方向と平行に配線された直線状部CS1と、円弧状に配線された円弧状部CS2と、表示面での横方向と平行に配線された直線状部CS3とが含まれており、補助容量配線CSは、液晶パネル2の外形形状に沿って配線されている。また、スイッチ線SW、赤色絵素用検査線R、緑色絵素用検査線G、青色絵素用検査線B、絵素補修線J0、及び共通電極用信号配線Comの各信号配線も同様に、上記縦方向と平行な直線状部、円弧状部、及び上記横方向と平行な直線状部が含まれており、液晶パネル2の外形形状に沿って配線されている。
以上のように構成された本実施形態のアクティブマトリクス基板3では、複数の絵素Pが2つの各コーナー部が円弧状に形成された液晶パネル(表示パネル)2の外形形状に応じて設置されている。また、データ線(第1の信号配線)S1、S2及び走査線(第2の信号配線)G0〜G8のうち、データ線S2が液晶パネル2の外形形状に基づいて、非直線状に配線されている。これにより、本実施形態のアクティブマトリクス基板3では、上記従来例と異なり、円弧状のコーナー部を有する異形の外形形状に用いられるときでも、表示領域以外の領域を小さくすることができ、広い表示領域を確保することができる。また、本実施形態のアクティブマトリクス基板3では、上記従来例と異なり、異形の液晶パネル2を構成することができるので、液晶パネル2の製造歩留まりを向上させつつ、製造コストを削減することができる。
また、本実施形態のデータ線S2には、図2に示したように、液晶パネル2の表示領域に設けられる直線状部S2aと、直線状部S2aに連続的に、かつ、表示領域の外側領域に順次設けられる円弧状部S2b、傾斜部S2c、及び直線状部S2dとが含まれている。このようにデータ線S2は、表示領域においては直線状に配線され、かつ、外側領域においては非直線状の配線を有するように配線されているので、本実施形態のアクティブマトリクス基板3では、上記異形の外形形状に用いられるときでも、表示領域以外の領域を確実に小さくすることができ、広い表示領域を容易に確保することができる。
また、本実施形態のデータ線S2では、外側領域における配線ピッチが、表示領域における配線ピッチに比べて小さくされているので、本実施形態のアクティブマトリクス基板3では、上記異形の外形形状に用いられるときでも、表示領域以外の領域をより確実に小さくすることができ、広い表示領域をより容易に確保することができる。
また、本実施形態のアクティブマトリクス基板3では、スイッチ線SW、赤色絵素用検査線R、緑色絵素用検査線G、及び青色絵素用検査線B(検査用信号配線)と、絵素補修線J0(補修用信号配線)とが液晶パネル2の外形形状を基に配線されている。また、これらの信号配線のうち、スイッチ線SW、赤色絵素用検査線R、緑色絵素用検査線G、及び青色絵素用検査線B、及び絵素補修線J0が表示領域の外側領域で、データ線Sと交差するように配線されている。これにより、本実施形態では、検査用信号配線及び補修用信号配線を備えたアクティブマトリクス基板3において、上記異形の外形形状に用いられるときでも、広い表示領域を確保しつつ、コンパクト化を図ることができる。
また、本実施形態の液晶パネル2では、上記2つの各コーナー部が円弧状に形成された異形の外形形状に用いられるときでも、広い表示領域を確保することができるアクティブマトリクス基板3が使用されている。これにより、本実施形態の液晶パネル2では、表示面での絵素Pの設置数が増やされ、かつ、優れた表示性能をもつ液晶パネル2を容易に構成することができる。
また、本実施形態の液晶表示装置1では、円弧状の形状を有する矩形以外の異形の表示領域を有し、かつ、優れた表示性能を有する液晶パネル2が表示部に用いられているので、矩形以外の形状の表示領域を備えた高性能な液晶表示装置1を容易に構成することができる。
尚、上記の実施形態はすべて例示であって制限的なものではない。本発明の技術的範囲は特許請求の範囲によって規定され、そこに記載された構成と均等の範囲内のすべての変更も本発明の技術的範囲に含まれる。
例えば、上記の説明では、本発明を透過型の液晶表示装置に適用した場合について説明したが、本発明の表示装置はアクティブマトリクス基板を具備した表示パネルを表示部に使用したものであれば何等限定されない。つまり、本発明の表示パネル及び表示装置は、互いに交差するように配線された複数の第1及び第2の信号配線と、これらの第1及び第2の信号配線の交差部の近傍に設けられた複数の絵素を有するアクティブマトリクス基板を使用したものであればよい。
具体的にいえば、本発明の表示パネル及び表示装置は、半透過型や反射型の液晶パネルあるいは有機EL(Electronic Luminescence)素子、無機EL素子、電界放出ディスプレイ(Field Emission Display)などのアクティブマトリクス基板を用いた各種表示パネル及びこれを表示部に用いた表示装置に適用することができる。
また、上記の説明では、データ線(第1の信号配線)及び走査線(第2の信号配線)のうち、データ線だけを非直線状に配線した場合について説明した。しかしながら、本発明のアクティブマトリクス基板は、これに限定されるものではなく、表示パネルの外形形状を基に第1及び第2の信号配線の少なくとも一方の信号配線を非直線状に配線したものであればよい。さらには、上記実施形態のように、少なくとも一方の信号配線(データ線Sm)に含まれた一部の信号配線(データ線S2)だけを、表示パネルの外形形状に基づき非直線状に配線したものでもよい。
また、上記の説明では、第1及び第2の信号配線、検査用信号配線、及び補修用信号配線が配線された基板本体と、この基板本体に配線された各々の信号配線に対し、対応する信号を入力させる複数の駆動回路が設置された回路設置部とを設けた場合について説明したが、本発明のアクティブマトリクス基板は、これに限定されるものではなく、少なくとも上記基板本体を備えたものであればよい。
但し、上記実施形態のように、基板本体と一体的に構成される回路設置部を設ける場合の方が、第1及び第2の信号配線、検査用信号配線、及び補修用信号配線と対応する駆動回路との接続作業を簡単に行えるとともに、コンパクトで取扱性に優れたアクティブマトリクス基板を構成することができる点で好ましい。
また、上記の説明では、図1に例示したように、スイッチ線、赤色絵素用検査線、緑色絵素用検査線、青色絵素用検査線、及び絵素補修線を挟むように、共通電極用信号配線と補助容量配線とを配線した場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、配線の順番(配線箇所)、配線長さ等は外形形状などに応じて適宜変更することができる。また、上記以外の検査用信号配線や補修用信号配線を用いてもよい。
また、上記の説明以外に、検査及び補修用ドライバと、共通電極用信号配線及び補助容量配線の各配線に電圧信号を入力させる駆動回路とを別々に設けてもよい。
また、上記の説明では、2つの各コーナー部が円弧状に形成された外形形状を有する液晶パネルに適用した場合について説明したが、本発明のアクティブマトリクス基板はこれに限定されない。具体的には、本発明のアクティブマトリクス基板は、三角形、平行四辺形、菱形、五角形以上の多角形、あるいは円形、半円等の円弧状の形状、または多角形と円弧状の形状とを組み合わせたものなどの矩形以外の形状である異形の外形形状をもつ表示パネルに適用することができる。
本発明は、矩形以外の異形の外形形状に用いられるときでも、広い表示領域を確保することができるアクティブマトリクス基板、及びこれを用いた高性能な表示パネル並びに表示装置に対して有用である。
1 液晶表示装置
2 液晶パネル(表示パネル)
3 アクティブマトリクス基板
3a 基板本体
3b、3c ドライバ設置部(回路設置部)
4 ソースドライバ(駆動回路)
5 ゲートドライバ(駆動回路)
6 検査及び補修用ドライバ(駆動回路)
P 絵素
S1、S2 データ線(第1の信号配線)
G0〜G8 走査線(第2の信号配線)
SW スイッチ線(検査用信号配線)
R 赤色絵素用検査線(検査用信号配線)
G 緑色絵素用検査線(検査用信号配線)
B 青色絵素用検査線(検査用信号配線)
J0 絵素補修線(補修用信号配線)
2 液晶パネル(表示パネル)
3 アクティブマトリクス基板
3a 基板本体
3b、3c ドライバ設置部(回路設置部)
4 ソースドライバ(駆動回路)
5 ゲートドライバ(駆動回路)
6 検査及び補修用ドライバ(駆動回路)
P 絵素
S1、S2 データ線(第1の信号配線)
G0〜G8 走査線(第2の信号配線)
SW スイッチ線(検査用信号配線)
R 赤色絵素用検査線(検査用信号配線)
G 緑色絵素用検査線(検査用信号配線)
B 青色絵素用検査線(検査用信号配線)
J0 絵素補修線(補修用信号配線)
Claims (9)
- 複数の第1の信号配線と、前記第1の信号配線に交差するよう配線された複数の第2の信号配線と、前記第1及び第2の信号配線の交差部の近傍に設けられた複数の絵素を備え、表示パネルの基板として用いられるアクティブマトリクス基板であって、
前記複数の絵素は、矩形以外の形状に形成された表示パネルの外形形状に応じて、設置され、かつ、
前記第1及び第2の信号配線では、少なくとも一方の信号配線が前記表示パネルの外形形状に基づいて、非直線状に配線されている、
ことを特徴とするアクティブマトリクス基板。 - 前記少なくとも一方の信号配線では、前記表示パネルに設けられた表示領域においては直線状に配線され、かつ、前記表示領域の外側領域においては非直線状の配線を有するように配線されている請求項1に記載のアクティブマトリクス基板。
- 前記少なくとも一方の信号配線では、前記表示パネルに設けられた表示領域における配線ピッチに比べ、前記表示領域の外側領域における配線ピッチが小さくされている請求項1または2に記載のアクティブマトリクス基板。
- 前記絵素を検査するための検査用信号配線と、前記絵素を補修するための補修用信号配線とが、前記表示パネルの外形形状を基に配線されるとともに、
前記検査用信号配線及び前記補修用信号配線は、前記表示パネルに設けられた表示領域の外側領域で、前記第1及び第2の信号配線の一方の信号配線と交差するように配線されている請求項1〜3のいずれか1項に記載のアクティブマトリクス基板。 - 前記第1及び第2の信号配線、前記検査用信号配線、及び前記補修用信号配線が配線される基板本体と、
前記第1及び第2の信号配線、前記検査用信号配線、及び前記補修用信号配線の各々の信号配線に対し、対応する信号を入力させる複数の駆動回路が設置される回路設置部を備えている請求項4に記載のアクティブマトリクス基板。 - 前記複数の絵素では、外周部分に設置された絵素が円弧状に設けられている請求項1〜5のいずれか1項に記載のアクティブマトリクス基板。
- 請求項1〜6のいずれか1項に記載されたアクティブマトリクス基板を備えていることを特徴とする表示パネル。
- 外形形状が、矩形以外の形状に形成された表示領域の形状を基に定められている請求項7に記載の表示パネル。
- 表示部を備えた表示装置であって、
前記表示部には、請求項7または8に記載の表示パネルが用いられていることを特徴とする表示装置。
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-
2007
- 2007-04-10 JP JP2007103041A patent/JP2008261938A/ja not_active Withdrawn
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