JP2008253553A - 不正容疑者絞込みシステムおよび不正容疑者情報処理装置および不正容疑者情報処理プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】
不正容疑者の監視を効率よく行えるようにした不正容疑者絞込みシステムおよび不正容疑者情報処理装置および不正容疑者情報処理プログラムを提供する。
【解決手段】
動体認識装置20は、監視カメラ10からの撮影映像を解析し、不正容疑者の判別を行なう。ここで、動体認識装置20において、不正容疑者が判別されると、その旨の情報がシステムサーバ40へと送信される。これを受けたシステムサーバ40では、受信した情報を通報データ用データベース52に登録するとともに、当該不正容疑者を撮影した監視カメラ10からの映像を含む画面を表示する等してアラート処理を行う。また、システムサーバ40は、ホールコンピュータ71に向けて不正容疑者に係わる情報(例えば、不正容疑者の顔情報(顔映像、顔画像等)が含まれる)の送信を行い、遊技システムと不正容疑者に係わる情報の連携を行なう。
【選択図】 図2
不正容疑者の監視を効率よく行えるようにした不正容疑者絞込みシステムおよび不正容疑者情報処理装置および不正容疑者情報処理プログラムを提供する。
【解決手段】
動体認識装置20は、監視カメラ10からの撮影映像を解析し、不正容疑者の判別を行なう。ここで、動体認識装置20において、不正容疑者が判別されると、その旨の情報がシステムサーバ40へと送信される。これを受けたシステムサーバ40では、受信した情報を通報データ用データベース52に登録するとともに、当該不正容疑者を撮影した監視カメラ10からの映像を含む画面を表示する等してアラート処理を行う。また、システムサーバ40は、ホールコンピュータ71に向けて不正容疑者に係わる情報(例えば、不正容疑者の顔情報(顔映像、顔画像等)が含まれる)の送信を行い、遊技システムと不正容疑者に係わる情報の連携を行なう。
【選択図】 図2
Description
本発明は、遊技客に遊技サービスを提供する遊技場において、不正行為を働く蓋然性の高い者を絞り込むようにした不正容疑者絞込みシステムおよび不正容疑者情報処理装置および不正容疑者情報処理プログラムに関する。
遊技場においては、不正な方法で出玉等を獲得するゴト行為などと称される不正行為を働く者(以下、不正行為者と言う)に対して様々な策を講じている。不正行為者は、例えば、駐車場が設けられた遊技場において不正行為を働く場合、駐車場を利用せずに徒歩で来場したり、他の人の運転により来場したりすることが多い。これは、自動車で来場した場合、ナンバープレート等から足が付いたり、逃亡が困難になったりするためである。
このような遊技場における対応策としては、
1)遊技場に設けられた監視カメラをモニタリングする
2)遊技場の入口にガードマンを立たせて来場者を監視する
3)駐車場内に入庫する車両の車番(ナンバープレート)と、予め不審者と判定された人物(運転者)が所有する車両の車番が格納されたデータベースとを比較することで、不審者を監視する(例えば、特許文献1参照)
等が挙げられる。
特開2005−222159号
1)遊技場に設けられた監視カメラをモニタリングする
2)遊技場の入口にガードマンを立たせて来場者を監視する
3)駐車場内に入庫する車両の車番(ナンバープレート)と、予め不審者と判定された人物(運転者)が所有する車両の車番が格納されたデータベースとを比較することで、不審者を監視する(例えば、特許文献1参照)
等が挙げられる。
しかし、1)の場合、遊技客全員を監視する必要があり、また常時、監視映像を見ておかないといけないため、労力面や効率面から考えてみて現実的な対応策であるとは言えない。
また、2)の場合、ガードマンを雇う必要があるため、人件費(例えば、500万円/人年)がかさむ。例えば、入口が複数あればその分ガードマンを多く雇わなければならない。
また、3)の場合、監視対象車両の車番を予め把握していなければ不正行為を働く者の特定には至らないため、レンタカー等で来場された場合には対応できず、十分な対応策であるとは言い難い。
そこで、本発明は、不正容疑者の監視を効率よく行えるようにした不正容疑者絞込みシステムおよび不正容疑者情報処理装置および不正容疑者情報処理プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1の不正容疑者絞込みシステムの発明は、遊技場敷地内の所定領域の映像を撮影する撮影手段と、前記撮影手段により撮影された映像を解析し移動体を検知する検知手段と、前記検知手段により検知された移動体の動作に基づき不正容疑者を判別する判別手段と、前記判別手段により判別された不正容疑者に係わる情報を出力する出力手段とを具備する。
また、請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記撮影手段は、遊技場敷地内に来場する移動体を撮影し、前記判別手段は、前記検知手段により検知された移動体が人であるかを判別する第1の判別手段と、前記第1の判別手段により人であると判別された移動体が前記撮影手段の撮影映像内に設定された所定のラインを所定方向に通過した場合に、当該移動体を前記不正容疑者であると判別する第2の判別手段とを具備する。
また、請求項3の発明は、請求項2の発明において、前記第1の判別手段は、前記移動体の大きさ若しくは該移動体の移動速度の少なくとも1つに基づき人であるかの判別を行う。
また、請求項4の発明は、請求項1の発明において、前記撮影手段は、遊技場敷地内の駐車場の出入り口を入出庫する移動体を撮影し、前記判別手段は、前記検知手段により検知された移動体が車両であるかを判別する第1の判別手段と、前記第1の判別手段により車両と判別された移動体が前記駐車場に入庫してから所定の時間以内に出庫した場合に、該車両に搭乗していた人を前記不正容疑者であると判別する第2の判別手段とを具備する。
また、請求項5の発明は、請求項4の発明において、前記撮影手段は、前記車両の少なくとも車番を撮影する。
また、請求項6の発明は、請求項4の発明において、前記第2の判別手段は、前記撮影手段により撮影された車両の入庫時刻と出庫時刻との差が所定の時間以内の車両に搭乗していた人を前記不正容疑者であると判別する。
また、請求項7の発明は、請求項4の発明において、前記撮影手段により撮影された前記駐車場の出入り口を入出庫する車両の入出庫時刻に基づき時間帯別の来場者の推移を示す情報を出力する来場者推移情報出力手段を更に具備する。
また、請求項8の発明は、請求項1の発明において、前記出力手段は、前記不正容疑者に係わる情報を外部記録媒体若しくは紙媒体に出力する。
また、請求項9の発明は、請求項1の発明において、前記不正容疑者に係わる情報を記憶する記憶手段を更に具備し、前記記憶手段は、遊技場における遊技客による遊技を統括制御する遊技システムから前記不正容疑者の遊技情報の連携を受けて、該遊技情報と前記不正容疑者に係わる情報とを対応付けて記憶する。
また、請求項10の発明は、請求項1の発明において、前記撮影手段により撮影された映像を録画する録画手段を更に具備し、前記出力手段は、前記録画手段により録画された不正容疑者の顔情報を含む情報を出力する。
また、請求項11の発明は、請求項1の発明において、前記出力手段は、遊技場における遊技客による遊技を統括制御する遊技システムに対して当該不正容疑者に係わる情報を出力し、前記遊技システムは、前記不正容疑者に係わる情報に基づき不正容疑者の監視を従業員へ指示若しくは場内撮影手段による前記不正容疑者に係わる情報に基づく不正容疑者の撮影を指示の内の少なくとも1つを実施する。
また、請求項12の発明は、請求項1から11のいずれかの発明において、前記不正容疑者に係わる情報は、当該不正容疑者が判別された年月日、時刻、判別された要因、当該不正容疑者の顔情報の少なくとも1つを含む。
また、請求項13の発明は、請求項1の発明において、前記撮影手段により撮影された移動体が人であると判別された場合に、当該人であると判別された移動体が所定区域内に所定時間存在する場合に、当該移動体を不審者であると判別する不審者判別手段を更に具備する。
また、請求項14の不正容疑者情報処理装置の発明は、遊技場敷地内の所定領域の撮影映像内における移動体の動作に基づき判別された不正容疑者に係わる情報を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された不正容疑者に係わる情報に基づき前記不正容疑者の撮影映像を取得する取得手段と、前記記憶手段に記憶された不正容疑者に係わる情報及び前記取得手段により取得された不正容疑者の撮影映像に基づく情報の内の少なくとも一部を出力する出力手段とを具備する。
また、請求項15の不正容疑者情報処理装置の発明は、遊技場敷地内の所定領域の撮影映像内における移動体の動作に基づき不正容疑者を判別する判別手段と、前記判別手段により判別された不正容疑者に係わる情報を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された不正容疑者に係わる情報に基づき前記不正容疑者の撮影映像を取得する取得手段と、前記記憶手段に記憶された不正容疑者に係わる情報及び前記取得手段により取得された不正容疑者の撮影映像に基づく情報の内の少なくとも一部を出力する出力手段とを具備する。
また、請求項16の不正容疑者情報処理プログラムの発明は、コンピュータを、遊技場敷地内の所定領域の撮影映像内における移動体の動作に基づき判別された不正容疑者に係わる情報を記憶する記憶手段、前記記憶手段に記憶された不正容疑者に係わる情報に基づき前記不正容疑者の撮影映像を取得する取得手段、前記記憶手段に記憶された不正容疑者に係わる情報及び前記取得手段により取得された不正容疑者の撮影映像に基づく情報の内の少なくとも一部を出力する出力手段として機能させる。
また、請求項17の不正容疑者情報処理プログラムの発明は、コンピュータを、遊技場敷地内の所定領域の撮影映像内における移動体の動作に基づき不正容疑者を判別する判別手段、前記判別手段により判別された不正容疑者に係わる情報を記憶する記憶手段、前記記憶手段に記憶された不正容疑者に係わる情報に基づき前記不正容疑者の撮影映像を取得する取得手段、前記記憶手段に記憶された不正容疑者に係わる情報及び前記取得手段により取得された不正容疑者の撮影映像に基づく情報の内の少なくとも一部を出力する出力手段として機能させる。
請求項1〜6、10、12の不正容疑者絞込みシステムによれば、不正行為を働く蓋然性の高い人物を重点的に監視できることになり、監視効率の向上と監視労力の軽減とを図ることができる。また、この監視により不正行為を未然に防止できることになる。
また、請求項7の不正容疑者絞込みシステムによれば、時間帯別の遊技客の動向を知ることができ、更に入庫後、出庫していない不法駐車車両等の特定も可能となる。
また、請求項8の不正容疑者絞込みシステムによれば、警察等から不正容疑者(場合によっては不正行為者)に係わる捜査資料や証拠資料等の提出を求められた場合等にも、容易に対応できる。
また、請求項9、11の不正容疑者絞込みシステムによれば、遊技システムからの情報入力、遊技システムへの情報出力といった遊技システム間との連携が可能となる。
また、請求項13の不正容疑者絞込みシステムによれば、駐車場内を徘徊する不審者や、車上荒らし等に対しても対応できる。
また、請求項14、15の不正容疑者情報処理装置によれば、不正行為を働く蓋然性の高い人物を重点的に監視できることになり、監視効率の向上と監視労力の軽減とを図ることができる。また、この監視により不正行為を未然に防止できることになる。
また、請求項16、17の不正容疑者情報処理プログラムによれば、不正行為を働く蓋然性の高い人物を重点的に監視できることになり、監視効率の向上と監視労力の軽減とを図ることができる。また、この監視により不正行為を未然に防止できることになる。
以下、本発明に係わる不正容疑者絞込みシステムおよび不正容疑者情報処理装置および不正容疑者情報処理プログラムの実施例について添付図面を参照して詳細に説明する。なお、本実施例においては、本発明に係わる不正容疑者絞込みシステムをパチンコホールに適用する場合を例に挙げて説明するが、これに限られず、パチンコホールに類する遊技サービスを提供するアミューズメント施設や、カジノ施設等にも適用することができる。
図1は、パチンコホール敷地内(パチンコホール、駐車場)を俯瞰した図である。
パチンコホールに設けられた駐車場には、1または複数の入出庫ゲート(この場合、入出庫ゲートは2つ)が設けられており、遊技客はこのゲートを自動車(以下、車両と言うこともある)で通過して駐車場を入出庫する。入出庫ゲートには、監視カメラが設けられており、当ゲートを通過する車両や人の撮影を行う。監視カメラは、入出庫ゲートに限られず、様々な場所に設置することができる(例えば、監視カメラ3、監視カメラ4)。これは、敷地内への不審者の侵入や、車上荒らし等の監視を行うためである。
ここで、図2を用いて、図1に示すパチンコホール、駐車場におけるシステム構成の概要について説明する。
本システム構成は大きく、遊技システムと不正容疑者絞込みシステムとに分けられる。なお、遊技システム、不正容疑者絞込みシステム、またこれらシステムに組み込まれた各装置は、LAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)等で構成されたネットワーク14や、パルス接続ケーブル(台間ユニット73、遊技台74間)、BNC接続ケーブル(監視カメラ10、分配器11、カメラ映像録画装置12、動体認識装置20間)等を介して通信可能に接続されている。
遊技システムには、ホールコンピュータ71を中心として、パチンコ、スロット等の遊技台74、台間ユニット73、島ユニット72、インカム装置75、店内監視カメラ76、等の各装置が接続されている。遊技システムは、遊技台を通して遊技客に遊技サービスを提供する機能を果たす。なお、遊技システムを構成する各装置は、従来のものと略同様の機能となるため、その説明については省略する。
不正容疑者絞込みシステムには、システムサーバ40を中心として、監視カメラ10、分配器11、カメラ映像録画装置12、動体認識装置20、プリンタ13、等の各装置が接続されている。不正容疑者絞込みシステムは、監視カメラ10で撮影された映像に基づき不正行為を働く蓋然性の高い者(以下、このような人物を不正容疑者と言う)を絞り込む機能を果たす。
ここで、本実施例における不正容疑者絞込みシステムの説明を分かり易くするために、不正容疑者を絞り込む際の動作の流れについて簡単に説明する。なお、本実施例では、パチンコホール敷地内に徒歩で来場する人物を不正容疑者として判別することとする。
監視カメラ10では、駐車場に設けられた入出庫ゲート近傍を撮影している。撮影された映像は分配器11を介して順次、カメラ映像録画装置12、動体認識装置20へと入力される。カメラ映像録画装置12に入力された撮影映像は、カメラ映像データとして記憶されることになり、動体認識装置20に入力された撮影映像は、当該撮影映像を元にして不正容疑者の判別が行なわれる。
ここで、不正容疑者の判別方法について説明する。監視カメラ10により図3に示す映像が撮影されたとした場合、この撮影映像を受けた動体認識装置20はまず、当該映像内における移動体を検知し、この移動体が人であるか否かの判別を行なう。ここで、人であると判別した場合には更に、撮像映像内に設けられた図4に示す禁止ラインを当該人物が所定方向に通過するまで監視を行なう。そして、当該人物が禁止ラインを所定方向に向けて通過した旨確認すると、当該人物を不正容疑者と判別することになる。なお、撮影映像内の移動体が人であるか否かの判別は、人の平均的なサイズに相当するサイズ情報、人の平均的な移動速度に相当する移動速度情報が設定情報として予め保持されており、この情報と比較することで行なわれる。これにより、動物、バイク等が禁止ラインを所定方向に通過したとしてもそれらは除外されることになる。
さてここで、人が禁止ラインを所定方向に向けて通過した旨確認されると、これを受けた動体認識装置20は、当該人物を不正容疑者として判別するとともに、その判別した年月日、時刻、当該映像を撮影した監視カメラ番号、判別要因(判別情報、詳細情報)等を含む情報(以下、この情報のことを不正容疑者判別情報と言う)をシステムサーバ40へ送信する。
システムサーバ40では、受信した不正容疑者判別情報を通報データ用データベース52(図7参照)に登録するとともに、当該不正容疑者判別情報と対応する撮影映像をカメラ映像録画装置12から取得し、当該不正容疑者を撮影した監視カメラ10からの映像を含む画面(図8参照)を表示する等してアラート処理を行う。また、この通報データ用データベース52へのデータ登録が済むとシステムサーバ40は、その旨を動体認識装置20に通知する。これは、動体認識装置20内に保持された当該通知と対応する不正容疑者判別情報を削除するためである。これにより、動体認識装置20に不要な不正容疑者判別情報が残らないため、動体認識装置20におけるシステムリソース(記憶領域)を有効利用できることになる。
この一連の処理が終わるとシステムサーバ40は、ホールコンピュータ71に向けて不正容疑者に係わる情報(例えば、不正容疑者の顔情報(顔映像、顔画像等)が含まれる)の送信を行う。すなわち、不正容疑者絞込みシステムから遊技システムに向けて不正容疑者に係わる情報の連携を行なう。この連携が行われることで、従業員のインカムに不正容疑者に係わる情報が伝えられたり、また、パチンコホール内の店内監視カメラ76による当該不正容疑者に対する監視が重点的に行われたりすることになる。なお、システムサーバ40とホールコンピュータ71とがネットワーク14接続されていない等により当該連携が行えない場合には、カメラ映像録画装置12を介すなどしてパルス信号を用いて台間ユニット73、島ユニット72に不正容疑者に係わる情報を送信するようにすれば、上記同様のシステム間連携を実現できる。
監視の結果、従業員の目視や監視カメラの映像により当該不正容疑者が不正行為を働いた旨確認された場合には、システムサーバ40の通報データ用データベース52に登録されたデータや、当該データと対応するカメラ映像録画装置12内の録画映像若しくはそのキャプチャ画像をプリンタ13から印刷したり、また、CD/DVDドライブ等を用いて外部記録媒体へ書き込みを行ったりする。これにより、不正行為者(不正容疑者であってもよい。)に係わる情報の捜査資料や証拠資料等を警察官やガードマンなどに求められた場合にも容易に対応できる。
次に、図5および図6を用いて、図2に示す動体認識装置20、システムサーバ40の構成について詳述する。
まず、図5を用いて、動体認識装置20の機能的な構成の一部について説明する。
動体認識装置20は、その機能構成として、制御部21と、記憶部22と、通信部23とを具備して構成される。なお、動体認識装置20には、表示部や操作部等の処理機能が設けられていてもよいが、必須の構成要素ではないため、ここでは当該処理機能の図示、説明については省略する。
制御部21は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)等のメモリ等から構成され、動体認識装置20における処理を統括制御する機能を果たす。
記憶部22は、HDD(Hard Disk Drive)等から構成され、各種データを記憶する記憶装置としての機能を果たす。記憶部22には各種プログラムやOS(Operating System)が記憶される他、各種設定情報や不正容疑者判別情報(一時的)等が記憶される。設定情報には、上記図4で説明した禁止ラインの位置情報、禁止ラインの通過方向の方向情報、人の平均的なサイズに相当するサイズ情報、人の平均的な移動速度に相当する移動速度情報が含まれる。
通信部23は、ネットワークカード、BNC接続端子等で構成され、動体認識装置20とその他各装置との通信を制御する通信インターフェースとしての機能を果たす。以上が、動体認識装置20を構成する各種処理機能の説明である。なお、図5においては、説明を分かり易くするために、各処理機能を具体的に実現する構成を例示しているが、これはあくまで一例であり、これ以外の構成により各処理機能が実現されてもよい。
続いて、制御部21の機能的な構成の一部について説明する。なお、この制御部21上に実現される各種処理機能は主に、CPUが記憶部22に記憶されたプログラムを実行することで実現される。
制御部21は、その機能構成として、移動体検知部31と、人判別部32と、不正容疑者判別部33と、判別情報作成部34と、判別情報削除部35と、判別情報送信部36とを具備して構成される。
移動体検知部31は、監視カメラ10で撮影された映像を解析し移動体を検知する機能を果たし、人判別部32は、当該検知された移動体が人であるか否かを判別する機能を果たし、不正容疑者判別部33は、当該人と判別された移動体が不正容疑者であるか否かを判別する機能を果たす。不正容疑者判別部33では、上記図4で説明した禁止ラインを所定方向に向けて通過する人物を不正容疑者として判別することになる。なお、不正容疑者の判別に必ずしも、禁止ライン、所定方向、人を特定するためのサイズや速度等の条件を用いる必要はなくこれらを選択的あるいは、これ以外の条件を用いてもよい。例えば、禁止ラインを使用せず所定サイズかつ所定速度で移動する移動体が撮影映像内に現れた場合に、当該移動体を一律に不正容疑者と判定するようにしてもよい。
判別情報作成部34は、不正容疑者判別情報を作成する機能を果たす。上記説明した通り、不正容疑者判別情報には、年月日、時刻、監視カメラ番号、判別要因(判別情報、詳細情報)等が含まれる。
判別情報削除部35は、不正容疑者判別情報を削除する機能を果たす。上記説明した通り、不正容疑者判別情報の削除は、システムサーバ40の通報データ用データベース52に該当する不正容疑者判別情報の登録が済んだ後、その旨の通知がシステムサーバ40から送られてきたタイミングで行われる。
判別情報送信部36は、通信部23を介して不正容疑者判別情報をシステムサーバ40に送信する機能を果たす。
次に、図6を用いて、システムサーバ40の機能的な構成の一部について説明する。
システムサーバ40は、その機能構成として、表示部41と、操作部42と、制御部43と、記憶部44と、外部記録媒体処理部45と、通信部46とを具備して構成される。
表示部41は、ディスプレイ等の表示装置であり、各種情報の表示を行う機能を果たす。操作部42は、キーボードやマウス等の入力装置であり、操作者からの指示を装置内に入力する機能を果たす。
制御部43は、CPU、ROMやRAM等のメモリ等から構成され、システムサーバ40における処理を統括制御する機能を果たす。
記憶部44は、HDD等から構成され、各種データを記憶する記憶装置としての機能を果たす。記憶部44には各種プログラムやOSが記憶される他、監視カメラマッピングデータ51、通報データ用データベース52、アラート動作設定情報53が記憶される。監視カメラマッピングデータ51とは、監視カメラの番号と、当該監視カメラの設置場所とを関連付けた情報であり、通報データ用データベース52とは、動体認識装置20からの不正容疑者判別情報に基づくデータが管理されたデータベースであり、図7に示すデータ構成(年月日、時刻、監視カメラ番号、判別要因(判別情報、詳細情報))を採る。また、アラート動作設定情報53とは、不正容疑者を確認した際にどのようなアラート処理を行うのかを示す情報である。なお、本実施例においては、システムサーバ40の記憶部44で通報データ用データベース52を記憶管理する場合について説明するが、これに限られず、データベース専用サーバ等を別途設け、当該サーバにおいて通報データ用データベース52を記憶管理するようにしてもよい。
外部記録媒体処理部45は、CD/DVDドライブ等から構成され、CD−RやDVD−RW/−RAM等の外部記録媒体へデータの書き込み/読み込み等を行なう機能を果たす。なお、外部記録媒体は、システムサーバ40内のデータをサーバ外部に持ち出す役割を果たせる記録媒体であればよく、例えば、MO(Magneto-Optical disk)や、USB(Universal Serial Bus)メモリ等であってもよい。
通信部46は、ネットワークカード等で構成され、システムサーバ40とネットワークとの通信を制御する通信インターフェースとしての機能を果たす。以上が、システムサーバ40を構成する各種処理機能の説明である。なお、図6においては、説明を分かり易くするために、各処理機能を具体的に実現する構成を例示しているが、これはあくまで一例であり、これ以外の構成により各処理機能が実現されてもよい。
続いて、上述した制御部43の機能的な構成の一部について説明する。なお、この制御部43上に実現される各種処理機能は主に、CPUが記憶部44に記憶されたプログラムを実行することで実現される。
制御部43は、その機能構成として、不正容疑者情報取得部60と、通報データ登録部61と、警告音鳴動処理部62と、表示処理部63と、不正容疑者情報送信部64と、印刷出力処理部65と、外部記録媒体出力処理部66と、アラート処理制御部67とを具備して構成される。
不正容疑者情報取得部60は、不正容疑者に係わる情報を取得する機能を果たす。すなわち、動体認識装置20から不正容疑者判別情報を取得(受信)したり、当該不正容疑者判別情報と対応する撮影映像(不正容疑者が撮影された映像)をカメラ映像録画装置12から取得したりする。
通報データ登録部61は、通報データ用データベース52にデータを登録する機能を果たす。すなわち、動体認識装置20からの不正容疑者判別情報に基づき通報データ用データベース52にデータの登録を行なう。
警告音鳴動処理部62は、スピーカー(不図示)等から警告音を鳴動させる機能を果たす。
表示処理部63は、各種画面を表示部41に表示させる機能を果たす。ここで、図8を用いて不正容疑者監視画面について説明する。不正容疑者監視画面では、不正容疑者が撮影された映像とともに、監視カメラマッピングデータ51に基づき当該不正容疑者を撮影したカメラの設置場所が併せて表示される。この場合、監視カメラ番号2の監視カメラの映像が表示されている旨示されている。また、画面下部(左側)には、不正容疑者を判別した旨の情報が随時表示され、画面下部(右側)には、不正容疑者が判別された直後から所定時間内、警告文言が表示される。なお、この文言の表示とともに、当該文言の背景色を変える(例えば、黒色背景から赤色背景)などして操作者に注意を喚起するようにしてもよい。
不正容疑者情報送信部64は、不正容疑者に係わる情報を遊技システムに送信する機能を果たす。不正容疑者に係わる情報は、通報データ用データベース52に登録されたデータ、当該データと対応するカメラ映像録画装置12内の録画映像若しくはそのキャプチャ画像、の全部若しくはその一部を含んで構成される。なお、本実施例における不正容疑者情報送信部64では不正容疑者に係わる情報の送信先を遊技システムとしているが、この送信先は適宜変更できる。例えば、送信先を警備会社としてもよい。
印刷出力処理部65は、不正容疑者に係わる情報をプリンタ13から印刷させる機能を果たす。すなわち、不正容疑者に係わる情報に対する印刷をプリンタ13に指示する。
外部記録媒体出力処理部66は、不正容疑者に係わる情報を外部記録媒体へ出力させる機能を果たす。外部記録媒体出力処理部66による外部記録媒体へのデータ出力は、上記説明した外部記録媒体処理部45を制御することで行なわれる。
アラート処理制御部67は、システムサーバ40におけるアラート処理を統括制御する機能を果たす。アラート処理に際して、上記説明した制御部43上に構成される各処理機能は、アラート処理制御部67の制御に基づき動作することになる。なお、アラート処理制御部67におけるアラート制御は、アラート動作設定情報53に基づき行われる。
以上が、システムサーバ40についての説明である。なお、上記図5、図6を用いて、動体認識装置20、システムサーバ40の機能的な構成について説明したが、これら各装置に設けられた機能的な構成は、必ずしも上記図示した通りに実現される必要はなく、システム内におけるいずれかの装置にその全部若しくは一部が実現されていればよい。
ここで、図9、図10および図11を用いて、図2に示す不正容疑者絞込みシステムにおける処理の流れについて説明する。
まず、図9を用いて、動体認識装置20おける処理の流れについて説明する。
動体認識装置20は、監視カメラ10から入力されてくる撮影映像を解析し、当該映像内に現れる移動体の監視を行なう。なお、この監視中にシステムサーバ40から通報データの登録が済んだ旨受信した場合には(ステップS101でNOの後、ステップS102でYES)、判別情報削除部35において、当該受信した通知と対応する不正容疑者判別情報を削除することになる(ステップS103)。
ここで、撮影映像内に移動体が現れると動体認識装置20は、移動体検知部31において当該移動体を検知するとともに(ステップS101でYES)、人判別部32において当該検知された移動体が人であるか否かの判別を行なう。判別の結果、検知された移動体が人でない場合(ステップS104でNO)、動体認識装置20は再び、ステップS101における監視処理に戻ることになるが、検知された移動体が人である場合には(ステップS104でYES)、動体認識装置20は、不正容疑者判別部33において当該人物が不正容疑者であるか否かの判別を行なう。すなわち、人と判別された移動体が禁止ラインを所定方向に向けて通過するか否かの監視を行なう(ステップS105)。
監視の結果、所定方向に向けた禁止ラインの通過が確認されなかった場合には(ステップS106でNO)、動体認識装置20は再び、ステップS101における監視処理に戻ることになるが、所定方向に向けた禁止ラインの通過が確認された場合には(ステップS106でYES)、動体認識装置20は、当該人物を不正容疑者であると判別し、判別情報作成部34において不正容疑者判別情報を作成する(ステップS107)。そして、この作成した不正容疑者判別情報を記憶部22に記憶した後(ステップS108)、判別情報送信部36において、システムサーバ40に向けて送信する(ステップS109)。その後、動体認識装置20は再び、ステップS101における監視を継続して行なうことになる。
次に、図10を用いて、システムサーバ40における処理の流れについて説明する。
システムサーバ40では、動体認識装置20から不正容疑者判別情報を受信するか、操作者による外部記録媒体等への出力指示を受けるかするまで待機している(ステップS201でNOの後、ステップS202でNO)。ここで、外部記録媒体への出力指示を受けた場合には(ステップS202でYES)、外部記録媒体処理部45において、外部記録媒体出力処理部66の制御に基づき当該指示された不正容疑者に係わる情報を外部記録媒体に書き込む。その後、システムサーバ40は再び、ステップS201およびステップS202における待機状態に移行する。なお、操作者から受けた出力指示が紙媒体への出力指示であれば、印刷出力処理部65において、不正容疑者に係わる情報の印刷をプリンタ13に指示することになる。
また、ステップS201およびステップS202における待機中に不正容疑者判別情報を受信した場合には(ステップS201でYES)、システムサーバ40は、通報データ登録部61において、当該受信した不正容疑者判別情報を通報データ用データベース52に登録するとともに(ステップS204)、当該登録が済んだ旨を動体認識装置20に通知する(ステップS205)。
この通知が済むとシステムサーバ40は、後述するアラート処理を行った後(ステップS206)、再びステップS201およびステップS202における待機状態に移行する。
ここで、図11を用いて、ステップS206におけるアラート処理の流れについて説明する。
この処理が開始されるとアラート処理制御部67は、アラート動作設定情報53に基づき不正容疑者を撮影した映像を表示部41に表示させるか否かの判断を行なう。この結果、表示しない旨の設定がなされていた場合には(ステップS301でNO)、次のアラート処理に対する判断に移ることになるが、表示する旨の設定がなされていた場合には(ステップS301でYES)、不正容疑者情報取得部60において当該不正容疑者判別情報と対応する撮影映像をカメラ映像録画装置12から取得し(ステップS302)、表示処理部63において、当該取得した撮影映像を含む画面を表示部41に表示する(ステップS303)。このとき、操作者に注意を喚起するために、警告表示等を同時に行ってもよい。
続いて、アラート処理制御部67は、アラート動作設定情報53に基づきスピーカーから警告音を鳴動させるか否かの判断を行なう。この結果、鳴動しない旨の設定がなされていた場合には(ステップS304でNO)、次のアラート処理に対する判断に移ることになるが、鳴動する旨の設定がなされていた場合には(ステップS304でYES)、警告音鳴動処理部62においてスピーカーから警告音を鳴動させる(ステップS305)。
続いて、アラート処理制御部67は、アラート動作設定情報53に基づき遊技システムへの連携を行うか否かの判断を行なう。この結果、連携しない旨の設定がなされていた場合には(ステップS306でNO)、そのままこの処理を終了することになるが、連携する旨の設定がなされていた場合には(ステップS306でYES)、不正容疑者情報送信部64において、不正容疑者に係わる情報をホールコンピュータ71に向けて送信し、システム間連携を行う(ステップS307)。その後、この処理は終了する。
なお、上記図11で説明したシステムサーバ40におけるアラート処理はあくまで一例であり、これ以外のアラート処理を行うようにしてもよい。例えば、パトランプを点灯させる等のアラート処理を行うようにしてもよい。
次に実施例2について説明する。まず、図12を用いて、実施例2に係わるパチンコホール、駐車場におけるシステム構成の概要について説明する。なお、上記実施例1で説明した図2と同一の符号が付されているものは略同様に動作するため、その説明を省略するものもある。ここでは、実施例1との相違点についてのみ説明する。
実施例2に係わる監視カメラ10では、徒歩来場者ではなく、入出庫ゲートを通過する自動車の車両を撮影する。この撮影映像は、図13に示すように、入庫時には搭乗者と当該車両のナンバープレート(以下、車番と言う)とを含むものとなり、出庫時には当該車両の車番を含むものとなる。
また、実施例2においては、実施例1における動体認識装置20の代わりに車番認識装置80が設けられる。車番認識装置80では、監視カメラ10から受けた撮影映像内から車番の認識等を行う。また更に、実施例2においては、実施例1における通報データ用データベース52に加えて車両データ用データベース54が設けられる。
ここで、実施例2に係わる不正容疑者絞込みシステムの説明を分かり易くするために、不正容疑者を絞り込む際の動作の流れについて簡単に説明する。なお、実施例2では、駐車場に滞在した時間が所定時間以内であった車両に搭乗していた人物を不正容疑者として判別することとする。
監視カメラ10では、駐車場に設けられた入出庫ゲート近傍を撮影している。撮影された映像は分配器11を介して順次、カメラ映像録画装置12、車番認識装置80へと入力される。カメラ映像録画装置12に入力された撮影映像は、カメラ映像データとして記憶されることになり、車番認識装置80に入力された撮影映像は、当該撮影映像を元にして車番の認識等が行われる。
車番認識装置80において、入出庫ゲートを通過して入庫してきた車両の車番が認識されると、車番認識装置80は、その認識した年月日、時刻、当該映像を撮影したカメラ番号、車番情報(地域、車種、用途、通番)、当該車両が入庫、出庫のいずれであるかを示す入出庫フラグ等を含む情報(以下、この情報のことを入出庫車両情報と言う)をシステムサーバ40へ送信する。
システムサーバ40では、受信した入出庫車両情報を車両データ用データベース54に登録するとともに、車両データ用データベース54へのデータ登録が済んだ旨を車番認識装置80に通知する。これは、車番認識装置80内に保持された当該通知と対応する入出庫車両情報を削除するためである。これにより、車番認識装置80に不要な入出庫車両情報が残らないため、車番認識装置80におけるシステムリソース(記憶領域)を有効利用できることになる。
この上述した入出庫ゲートを入庫する車両に対して行った処理は、当該車両が入出庫ゲートを出庫する際にも行われる。ここで、出庫する車両から認識された入出庫車両情報がシステムサーバ40に向けて送信されると、これを受信したシステムサーバ40では、当該車両の車番に基づき当該車両が駐車場に滞在した時間を算出するとともに、当該算出した時間に基づき当該車両に不正容疑者が搭乗していたか否かの判別を行う。具体的には、駐車場滞在時間が予め決められた時間(例えば、5分間)よりも短ければ、当該車両に不正容疑者が搭乗していたと判別することになる。これは、不正行為者の多くが他の人の運転で来場する傾向にあり、またこのような車両は不正行為者を駐車場内で降ろした後、短時間で出庫することが多いためである。
判別の結果、当該車両に搭乗していた人物が不正容疑者であると判別された場合には、システムサーバ40は、車両データ用データベース54に登録されたデータ等に基づき通報データ用データベース52に不正容疑者に係わる情報を登録するとともに、当該車両入庫時に録画された撮影映像をカメラ映像録画装置12から取得し、不正容疑者搭乗車両を撮影した監視カメラ10からの映像を含む画面を表示する等してアラート処理を行う。ここで車両入庫時の撮影映像を取得するのは、車両入庫時の撮影映像には、上記図13で説明した通り、搭乗者の顔映像が含まれているためである。
この一連の処理が終わるとシステムサーバ40は、ホールコンピュータ71に向けて不正容疑者に係わる情報(例えば、不正容疑者の顔情報が含まれる)の送信を行う。すなわち、不正容疑者絞込みシステムから遊技システムに向けて不正容疑者に係わる情報の連携を行なう。この連携が行われることで、従業員のインカムに不正容疑者に係わる情報が伝えられたり、また、パチンコホール内の店内監視カメラ76による当該不正容疑者に対する監視が重点的に行われたりすることになる。なお、システムサーバ40とホールコンピュータ71とがネットワーク14接続されていない等により当該連携が行えない場合には、カメラ映像録画装置12を介すなどしてパルス信号を用いて台間ユニット73、島ユニット72に不正容疑者に係わる情報を送信するようにすれば、上記同様のシステム間連携を実現できる。
監視の結果、従業員の目視や監視カメラの映像により当該不正容疑者が不正行為を働いた旨確認された場合には、システムサーバ40の通報データ用データベース52に登録されたデータや、当該データと対応するカメラ映像録画装置12内の録画映像若しくはそのキャプチャ画像をプリンタ13から印刷したり、また、CD/DVDドライブ等を用いて外部記録媒体へ書き込みを行ったりする。これにより、不正行為者(不正容疑者であってもよい。)に係わる情報の捜査資料や証拠資料等を警察官やガードマンなどに求められた場合にも容易に対応できる。
次に、図14および図15を用いて、図12に示す車番認識装置80、システムサーバ40の構成について詳述する。
まず、図14を用いて、車番認識装置80の機能的な構成の一部について説明する。
車番認識装置80は、その機能構成として、制御部81と、記憶部82と、通信部83とを具備して構成される。なお、車番認識装置80には、表示部や操作部等の処理機能が設けられていてもよいが、必須の構成要素ではないため、ここでは当該処理機能の図示、説明については省略する。
制御部81は、CPU、ROMやRAM等のメモリ等から構成され、車番認識装置80における処理を統括制御する機能を果たす。
記憶部82は、HDD等から構成され、各種データを記憶する記憶装置としての機能を果たす。記憶部82には各種プログラムやOSが記憶される他、各種設定情報や入出庫車両情報(一時的)等が記憶される。
通信部83は、ネットワークカード、BNC接続端子等で構成され、車番認識装置80とその他各装置との通信を制御する通信インターフェースとしての機能を果たす。以上が、車番認識装置80を構成する各種処理機能の説明である。なお、図14においては、説明を分かり易くするために、各処理機能を具体的に実現する構成を例示しているが、これはあくまで一例であり、これ以外の構成により各処理機能が実現されてもよい。
続いて、制御部81の機能的な構成の一部について説明する。なお、この制御部81上に実現される各種処理機能は主に、CPUが記憶部82に記憶されたプログラムを実行することで実現される。
制御部81は、その機能構成として、移動体検知部91と、車両判別部92と、車番認識部93と、入出庫判定部94と、車両情報作成部95と、車両情報削除部96と、車両情報送信部97とを具備して構成される。
移動体検知部91は、監視カメラ10で撮影された映像を解析し移動体を検知する機能を果たし、車両判別部92は、当該検知された移動体が車両であるか否かを判別する機能を果たし、車番認識部93は、当該車両と判別された車両の車番を認識する機能を果たす。なお、車番認識については従来用いられている技術で実現できるため、詳細については省略する。
入出庫判定部94は、監視カメラ10で撮影された映像が入庫車両を撮影したものであるのか、出庫車両を撮影したものであるのかを判定する機能を果たす。判定方法としてはいくつか挙げられるが、例えば、撮影映像の解析により判定する場合には、撮影映像内の上部から移動体が現れ当該移動体が徐々に大きくなる場合に入庫、撮影映像内の下部から移動体が現れ当該移動体が徐々に小さくなる場合には出庫と判定する。また、入庫車両、出庫車両を撮影する監視カメラを別々に設けた場合には、監視カメラの番号等から入庫車両であるか出庫車両であるかの判定が行える。
車両情報作成部95は、入出庫車両情報を作成する機能を果たす。上記説明した通り、入出庫車両情報には、年月日、時刻、当該映像を撮影した監視カメラ番号、車番情報(地域、車種、用途、通番)、当該車両が入庫、出庫のいずれであるかを示す入出庫フラグ等が含まれる。
車両情報削除部96は、入出庫車両情報を削除する機能を果たす。上記説明した通り、入出庫車両情報の削除は、システムサーバ40の車両データ用データベース54に該当する入出庫車両情報の登録が済んだ後、その旨の通知がシステムサーバ40から送られてきたタイミングで行われる。
車両情報送信部97は、通信部83を介して入出庫車両情報をシステムサーバ40に送信する機能を果たす。
次に、図15を用いて、システムサーバ40の機能的な構成の一部について説明する。ここでは、制御部43、記憶部44以外の構成については特に相違点がないため、制御部43、記憶部44の構成についてのみ説明する。
制御部43には、不正容疑者判別部68と、車両データ登録部69とが新たに設けられる。不正容疑者判別部68は、車両に搭乗していた人物が不正容疑者であるか否かを判別する機能を果たす。上記説明した通り、この判定は、車両が駐車場に滞在していた時間に基づき行なわれる。
車両データ登録部69は、車両データ用データベース54にデータを登録する機能を果たす。すなわち、車番認識装置80からの入出庫車両情報に基づき車両データ用データベース54にデータの登録を行なう。
記憶部44には、車両データ用データベース54が設けられる。車両データ用データベース54とは、車番認識装置80からの入出庫車両情報に基づくデータが管理されたデータベースであり、図16(上側)に示すデータ構成(年月日、時刻、監視カメラ番号、車番情報(地域、車種、用途、通番)、入出庫フラグ)を採る。また、実施例2に係わる通報データ用データベース52では、不正容疑者と判別された人物が搭乗していた車両に係わるデータが管理され、図16(下側)に示すデータ構成(年月日、時刻、監視カメラ番号、判別要因、車番情報(地域、車種、用途、通番))を採る。なお、上記実施例1で説明した通り、これらデータベースを専用サーバ等で管理するようにしてもよい。
以上が、システムサーバ40についての説明である。なお、上記図14、図15を用いて、車番認識装置80、システムサーバ40の機能的な構成について説明したが、これら各装置に設けられた機能的な構成は、必ずしも上記図示した通りに実現される必要はなく、システム内におけるいずれかの装置にその全部若しくは一部が実現されていればよい。
ここで、図17、図18を用いて、図12に示す不正容疑者絞込みシステムにおける処理の流れについて説明する。
まず、図17を用いて、車番認識装置80おける処理の流れについて説明する。
車番認識装置80は、監視カメラ10から入力されてくる撮影映像を解析し、当該映像内に現れる移動体の監視を行なう。なお、この監視中にシステムサーバ40から車両データの登録が済んだ旨受信した場合には(ステップS401でNOの後、ステップS402でYES)、車両情報削除部96において、当該受信した通知と対応する入出庫車両情報を削除することになる(ステップS403)。
ここで、撮影映像内に移動体が現れると車番認識装置80は、移動体検知部91において当該移動体を検知するとともに(ステップS401でYES)、車両判別部92において当該検知された移動体が車両であるか否かの判別を行なう。判別の結果、検知された移動体が車両でない場合には(ステップS404でNO)、車番認識装置80は再び、ステップS401における監視処理に戻ることになるが、検知された移動体が車両である場合には(ステップS404でYES)、車番認識装置80は、車番認識部93において、当該車両の車番の認識を行なうとともに(ステップS405)、入出庫判定部94において、入庫であるか出庫であるかの判定を行なう(ステップS406)。
この判定が済むと車番認識装置80は、車両情報作成部95において入出庫車両情報を作成する(ステップS407)。そして、この作成した入出庫車両情報を記憶部82に記憶した後(ステップS408)、車両情報送信部97において、システムサーバ40に向けて送信する(ステップS409)。その後、車番認識装置80は再び、ステップS401における監視を継続して行なうことになる。
次に、図18を用いて、システムサーバ40における処理の流れについて説明する。
システムサーバ40では、車番認識装置80から入出庫車両情報を受信するか、操作者による外部記録媒体等への出力指示を受けるかするまで待機している(ステップS501でNOの後、ステップS502でNO)。ここで、外部記録媒体への出力指示を受けた場合には(ステップS502でYES)、外部記録媒体処理部45において、外部記録媒体出力処理部66の制御に基づき当該指示された不正容疑者に係わる情報を外部記録媒体に書き込む。その後、システムサーバ40は再び、ステップ501およびステップS502における待機状態に移行する。なお、操作者から受けた出力指示が紙媒体への出力指示であれば、印刷出力処理部65において、不正容疑者に係わる情報の印刷をプリンタ13に指示することになる。
また、ステップS501およびステップS502における待機中に入出庫車両情報を受信した場合には(ステップS501でYES)、システムサーバ40は、車両データ登録部69において、当該受信した入出庫車両情報を車両データ用データベース54に登録するとともに(ステップS504)、当該登録が済んだ旨を車番認識装置80に通知する(ステップS505)。
この通知が済むとシステムサーバ40は、同一車番のデータが既に車両データ用データベース54に登録されているか確認する(ステップS506)。確認の結果、同一車番のデータがなければ(ステップS507でNO)、システムサーバ40は再び、ステップS501およびステップS502における待機状態に戻ることになるが、同一車番のデータがあれば(ステップS507でYES)、システムサーバ40は、不正容疑者判別部68において当該車両に搭乗していた人物が不正容疑者であるか否かの判別を行なう。具体的には、車両データ用データベース54から同一車番の車両に係わる情報を取得し、当該車両の入庫時刻と出庫時刻の差から駐車場に滞在した時間を算出し(ステップS508)、当該滞在時間が所定時間以内であるか否かに基づき不正容疑者の判別を行なう。
判別の結果、当該車両の駐車場滞在時間が所定時間を越えている場合には(ステップS509でNO)、システムサーバ40は再び、ステップS501およびステップS502における待機状態に移行することになるが、当該車両の駐車場滞在時間が所定時間以内である場合には(ステップS509でYES)、システムサーバ40は、当該搭乗人物を不正容疑者であると判別し、通報データ登録部61において、車両データ用データベース54に登録されたデータ等に基づき通報データ用データベース52に不正容疑者に係わる情報を登録する(ステップS510)。その後、システムサーバ40は、アラート処理を行った後(ステップS511)、再びステップS501およびステップS502における待機状態に移行する。なお、ステップS510におけるアラート処理では、上記実施例1の図11と同様の処理が行われるため、その説明については省略する。
以上が本発明の代表的な実施形態の一例であるが、本発明は、上記および図面に示す実施例に限定することなく、その要旨を変更しない範囲内で適宜変形して実施できるものである。
例えば、上記実施例1と上記実施例2とを組み合わせて実施してもよい。すなわち、徒歩来場者、車両来場者、の両方を対象として不正容疑者を絞りこむようにしてもよい。
また、不正容疑者絞込みシステムから遊技システムに不正容疑者に係わる情報の連携後、当該不正容疑者の遊技データ(入金額、大当たり回数等)を遊技システムから不正容疑者絞込みシステムに連携し、システムサーバ40における通報データ用データベース52で遊技データを対応付けて管理するようにしてもよい。この場合、通報データ用データベース52は、図19に示すように、遊技データ(遊技時間、大当たり回数、入金額)等が追加されることになる。なお、図19では更に、当該不正容疑者の顔情報も対応付けて管理されている。ここで、この顔情報は、遊技中の不正容疑者を所定のタイミング(入金、アウト発生、カード挿入等)で撮影した画像である。この場合、顔認証サーバ(顔認証アプリケーションでも可)等を新たに設け、この遊技システムから連携を受けた顔画像を認証し、不正容疑者絞込みシステムにおける顔情報(この場合、カメラ映像録画装置12内の顔映像)と整合性がとれているか否かを確認するようにしてもよい。なお、図19に示す通報データ用データベース52の構成は、実施例1の図7で説明した通報データ用データベース52に遊技データ等を追加したものであるが、実施例2における通報データ用データベース52に対しても同様に当該データの追加が可能である。
また、駐車場内の任意の場所に設置された監視カメラ(例えば、図1で説明した監視カメラ3、監視カメラ4等)により、駐車場内を徘徊する不審者(車上荒らしやいたずらを行なう恐れがある)を判別するようにしてもよい。この場合、図20に示すように、動体認識装置20において、人が所定区域内に所定時間以上徘徊している場合に不審者であると判別するようにすれば、このような不審者を判別することができる。
また、車両データ用データベース54においては、駐車場を入出庫する車両に係わる情報が管理されているので、この情報に基づく時間帯別の来場者の推移を示す情報を出力するようにしてもよい。例えば、図21に示す画面レイアウトで表示等することができる。この場合、各時間における入庫車両がグラフ化されている。
また、実施例2で説明した入庫時の撮影映像内(図13参照)に搭乗者までは撮影されていなかった場合には(カメラの解像能力不足や後部座席の搭乗者を想定)、当該車両の出庫時刻(アラートのタイミング)に、パチンコホールに入場した遊技客に注意を向けるよう従業員に注意を促すようにしてもよい。
また、上記説明したシステムサーバ40、動体認識装置20、車番認識装置80において動作するプログラムは、ネットワーク等の通信手段により提供することは勿論、CD−ROM等の外部記録媒体に管理して提供することも可能である。
10 監視カメラ
11 分配器
12 カメラ映像録画装置
13 プリンタ
14 ネットワーク
20 動体認識装置
21、43、81 制御部
22、44、82 記憶部
23、46、83 通信部
31 移動体検知部
32 人判別部
33 不正容疑者判別部
34 判別情報作成部
35 判別情報削除部
36 判別情報送信部
40 システムサーバ
41 表示部
42 操作部
45 外部記録媒体処理部
51 監視カメラマッピングデータ
52 通報データ用データベース
53 アラート動作設定情報
54 車両データ用データベース
60 不正容疑者情報取得部
61 通報データ登録部
62 警告音鳴動処理部
63 表示処理部
64 不正容疑者情報送信部
65 印刷出力処理部
66 外部記録媒体出力処理部
67 アラート処理制御部
68 不正容疑者判別部
69 車両データ登録部
71 ホールコンピュータ
72 島ユニット
73 台間ユニット
74 遊技台
75 インカム装置
76 店内監視カメラ
80 車番認識装置
91 移動体検知部
92 車両判別部
93 車番認識部
94 入出庫判別部
95 車両情報作成部
96 車両情報削除部
97 車両情報送信部
11 分配器
12 カメラ映像録画装置
13 プリンタ
14 ネットワーク
20 動体認識装置
21、43、81 制御部
22、44、82 記憶部
23、46、83 通信部
31 移動体検知部
32 人判別部
33 不正容疑者判別部
34 判別情報作成部
35 判別情報削除部
36 判別情報送信部
40 システムサーバ
41 表示部
42 操作部
45 外部記録媒体処理部
51 監視カメラマッピングデータ
52 通報データ用データベース
53 アラート動作設定情報
54 車両データ用データベース
60 不正容疑者情報取得部
61 通報データ登録部
62 警告音鳴動処理部
63 表示処理部
64 不正容疑者情報送信部
65 印刷出力処理部
66 外部記録媒体出力処理部
67 アラート処理制御部
68 不正容疑者判別部
69 車両データ登録部
71 ホールコンピュータ
72 島ユニット
73 台間ユニット
74 遊技台
75 インカム装置
76 店内監視カメラ
80 車番認識装置
91 移動体検知部
92 車両判別部
93 車番認識部
94 入出庫判別部
95 車両情報作成部
96 車両情報削除部
97 車両情報送信部
Claims (17)
- 遊技場敷地内の所定領域の映像を撮影する撮影手段と、
前記撮影手段により撮影された映像を解析し移動体を検知する検知手段と、
前記検知手段により検知された移動体の動作に基づき不正容疑者を判別する判別手段と、
前記判別手段により判別された不正容疑者に係わる情報を出力する出力手段と
を具備する不正容疑者絞込みシステム。 - 前記撮影手段は、
遊技場敷地内に来場する移動体を撮影し、
前記判別手段は、
前記検知手段により検知された移動体が人であるかを判別する第1の判別手段と、
前記第1の判別手段により人であると判別された移動体が前記撮影手段の撮影映像内に設定された所定のラインを所定方向に通過した場合に、当該移動体を前記不正容疑者であると判別する第2の判別手段と
を具備する請求項1記載の不正容疑者絞込みシステム。 - 前記第1の判別手段は、
前記移動体の大きさ若しくは該移動体の移動速度の少なくとも1つに基づき人であるかの判別を行う
請求項2記載の不正容疑者絞込みシステム。 - 前記撮影手段は、
遊技場敷地内の駐車場の出入り口を入出庫する移動体を撮影し、
前記判別手段は、
前記検知手段により検知された移動体が車両であるかを判別する第1の判別手段と、
前記第1の判別手段により車両と判別された移動体が前記駐車場に入庫してから所定の時間以内に出庫した場合に、該車両に搭乗していた人を前記不正容疑者であると判別する第2の判別手段と
を具備する請求項1記載の不正容疑者絞込みシステム。 - 前記撮影手段は、
前記車両の少なくとも車番を撮影する
請求項4記載の不正容疑者絞込みシステム。 - 前記第2の判別手段は、
前記撮影手段により撮影された車両の入庫時刻と出庫時刻との差が所定の時間以内の車両に搭乗していた人を前記不正容疑者であると判別する
請求項4記載の不正容疑者絞込みシステム。 - 前記撮影手段により撮影された前記駐車場の出入り口を入出庫する車両の入出庫時刻に基づき時間帯別の来場者の推移を示す情報を出力する来場者推移情報出力手段
を更に具備する請求項4記載の不正容疑者絞込みシステム。 - 前記出力手段は、
前記不正容疑者に係わる情報を外部記録媒体若しくは紙媒体に出力する
請求項1記載の不正容疑者絞込みシステム。 - 前記不正容疑者に係わる情報を記憶する記憶手段
を更に具備し、
前記記憶手段は、
遊技場における遊技客による遊技を統括制御する遊技システムから前記不正容疑者の遊技情報の連携を受けて、該遊技情報と前記不正容疑者に係わる情報とを対応付けて記憶する
請求項1記載の不正容疑者絞込みシステム。 - 前記撮影手段により撮影された映像を録画する録画手段
を更に具備し、
前記出力手段は、
前記録画手段により録画された不正容疑者の顔情報を含む情報を出力する
請求項1記載の不正容疑者絞込みシステム。 - 前記出力手段は、
遊技場における遊技客による遊技を統括制御する遊技システムに対して当該不正容疑者に係わる情報を出力し、
前記遊技システムは、
前記不正容疑者に係わる情報に基づき不正容疑者の監視を従業員へ指示若しくは場内撮影手段による前記不正容疑者に係わる情報に基づく不正容疑者の撮影を指示の内の少なくとも1つを実施する
請求項1記載の不正容疑者絞込みシステム。 - 前記不正容疑者に係わる情報は、
当該不正容疑者が判別された年月日、時刻、判別された要因、当該不正容疑者の顔情報の少なくとも1つを含む
請求項1から11のいずれかに記載の不正容疑者絞込みシステム。 - 前記撮影手段により撮影された移動体が人であると判別された場合に、当該人であると判別された移動体が所定区域内に所定時間存在する場合に、当該移動体を不審者であると判別する不審者判別手段
を更に具備する請求項1記載の不正容疑者絞込みシステム。 - 遊技場敷地内の所定領域の撮影映像内における移動体の動作に基づき判別された不正容疑者に係わる情報を記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶された不正容疑者に係わる情報に基づき前記不正容疑者の撮影映像を取得する取得手段と、
前記記憶手段に記憶された不正容疑者に係わる情報及び前記取得手段により取得された不正容疑者の撮影映像に基づく情報の内の少なくとも一部を出力する出力手段と
を具備する不正容疑者情報処理装置。 - 遊技場敷地内の所定領域の撮影映像内における移動体の動作に基づき不正容疑者を判別する判別手段と、
前記判別手段により判別された不正容疑者に係わる情報を記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶された不正容疑者に係わる情報に基づき前記不正容疑者の撮影映像を取得する取得手段と、
前記記憶手段に記憶された不正容疑者に係わる情報及び前記取得手段により取得された不正容疑者の撮影映像に基づく情報の内の少なくとも一部を出力する出力手段と
を具備する不正容疑者情報処理装置。 - コンピュータを、
遊技場敷地内の所定領域の撮影映像内における移動体の動作に基づき判別された不正容疑者に係わる情報を記憶する記憶手段、
前記記憶手段に記憶された不正容疑者に係わる情報に基づき前記不正容疑者の撮影映像を取得する取得手段、
前記記憶手段に記憶された不正容疑者に係わる情報及び前記取得手段により取得された不正容疑者の撮影映像に基づく情報の内の少なくとも一部を出力する出力手段
として機能させるための不正容疑者情報処理プログラム。 - コンピュータを、
遊技場敷地内の所定領域の撮影映像内における移動体の動作に基づき不正容疑者を判別する判別手段、
前記判別手段により判別された不正容疑者に係わる情報を記憶する記憶手段、
前記記憶手段に記憶された不正容疑者に係わる情報に基づき前記不正容疑者の撮影映像を取得する取得手段、
前記記憶手段に記憶された不正容疑者に係わる情報及び前記取得手段により取得された不正容疑者の撮影映像に基づく情報の内の少なくとも一部を出力する出力手段
として機能させるための不正容疑者情報処理プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007099301A JP2008253553A (ja) | 2007-04-05 | 2007-04-05 | 不正容疑者絞込みシステムおよび不正容疑者情報処理装置および不正容疑者情報処理プログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007099301A JP2008253553A (ja) | 2007-04-05 | 2007-04-05 | 不正容疑者絞込みシステムおよび不正容疑者情報処理装置および不正容疑者情報処理プログラム |
Publications (1)
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ID=39977787
Family Applications (1)
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JP2007099301A Pending JP2008253553A (ja) | 2007-04-05 | 2007-04-05 | 不正容疑者絞込みシステムおよび不正容疑者情報処理装置および不正容疑者情報処理プログラム |
Country Status (1)
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---|---|
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010268840A (ja) * | 2009-05-19 | 2010-12-02 | Daikoku Denki Co Ltd | 遊技場用システム |
CN111368106A (zh) * | 2018-12-26 | 2020-07-03 | 中兴通讯股份有限公司 | 野广告处理方法、装置以及计算机可读存储介质 |
CN111587136A (zh) * | 2017-12-28 | 2020-08-25 | 世嘉股份有限公司 | 游戏装置 |
-
2007
- 2007-04-05 JP JP2007099301A patent/JP2008253553A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN111587136A (zh) * | 2017-12-28 | 2020-08-25 | 世嘉股份有限公司 | 游戏装置 |
CN111587136B (zh) * | 2017-12-28 | 2023-10-03 | 世嘉股份有限公司 | 游戏装置 |
CN111368106A (zh) * | 2018-12-26 | 2020-07-03 | 中兴通讯股份有限公司 | 野广告处理方法、装置以及计算机可读存储介质 |
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