JP2008247337A - Front cushion structure of motorcycle - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、自動二輪車の前部クッション構造であって、車幅方向水平に延ばして配設されるクッション構造に関する。 The present invention relates to a front cushion structure for a motorcycle, and relates to a cushion structure that extends horizontally in the vehicle width direction.
車体フレームから前方に揺動可能に延出するアーム部と、このアーム部の先端に設け前輪を操舵可能に支持するナックルアームと、車両が受ける力を吸収する前部クッションユニットと、を備える自動二輪車が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特許文献1の図2において、車体フレームの下部から前方に前スイングアーム39(符号は同公報のものを流用する。以下同じ。)を揺動可能に延設し、この前スイングアーム39の前部には、前輪15を操舵可能に支持するナックル部19が設けられ、前スイングアーム39の後部には、前スイングアーム39にかかる力の向きを変えるリンク46およびこのリンク46に連結する前部クッションユニット45が設けられている。
なお、前部クッションユニット45は、車幅方向水平に配設されている。
In FIG. 2 of
The
ところで、特許文献1の技術では、前スイングアーム39は、左アーム部40の延長部40bで前輪15を支持している。つまり、前輪15の片側のみを支持する構造を採っている。このため、前スイングアーム39には偏荷重が作用するので、構造を工夫する必要がある。結果として、前スイングアーム39の剛性を上げる必要があり、前スイングアーム39の小型化・軽量化が難しいという問題があった。
By the way, in the technique of
本発明は、前輪にかかる力を左右バランス良く吸収し、併せて、前スイングアームの小型化・軽量化が図れる自動二輪車の前部クッション構造を提供することを課題とする。 It is an object of the present invention to provide a front cushion structure for a motorcycle that absorbs the force applied to the front wheel with a good left-right balance and can reduce the size and weight of the front swing arm.
請求項1に係る発明は、車体フレームまたはエンジンから前方に揺動可能に延出するアーム部と、このアーム部の先端に設け前輪を操舵可能に支持するナックルアームと、アーム部にかかる力の向きを変える前部リンクと、この前部リンクに連結するとともに車幅方向水平に設けアーム部が受ける力を吸収する前部クッションユニットと、を備える自動二輪車の前部クッション構造において、アーム部は、左アーム部と右アーム部とからなり、車両を上面から見たときに、これら左アーム部と右アーム部とで略V字を呈し、この略V字の中心には、前部クッションユニットに力を伝達するロッド部材の上端部が連結され、前部リンクには、ロッド部材の下端部が連結されていることを特徴とする。 According to the first aspect of the present invention, there is provided an arm portion that extends swingably forward from a vehicle body frame or an engine, a knuckle arm that is provided at a tip of the arm portion and supports a front wheel so as to be steerable, and a force applied to the arm portion. In the front cushion structure of a motorcycle, comprising: a front link that changes direction; and a front cushion unit that is connected to the front link and that is provided horizontally in the vehicle width direction and absorbs the force received by the arm portion. The left arm portion and the right arm portion, and when the vehicle is viewed from above, the left arm portion and the right arm portion are substantially V-shaped. The upper end of the rod member that transmits force is connected to the front link, and the lower end of the rod member is connected to the front link.
請求項2に係る発明では、ロッド部材は、左ロッド部材と、右ロッド部材とからなり、
前部リンクは、左前部リンクと、右前部リンクとからなり、左ロッド部材は、左前部リンクを介して前部クッションユニットの一端に連結され、右ロッド部材は、右前部リンクを介して前部クッションユニットの他端に連結されていることを特徴とする。
In the invention which concerns on Claim 2, a rod member consists of a left rod member and a right rod member,
The front link includes a left front link and a right front link, the left rod member is connected to one end of the front cushion unit via the left front link, and the right rod member is connected to the front via the right front link. It is connected with the other end of the part cushion unit.
請求項3に係る発明は、車両を側面から見たときに、前部クッションユニットの外方に、エンジンの排気ガスを通す排気管が配置されていることを特徴とする。 The invention according to claim 3 is characterized in that when the vehicle is viewed from the side, an exhaust pipe through which the exhaust gas of the engine passes is arranged outside the front cushion unit.
請求項1に係る発明では、前部クッションユニットに力を伝達するロッド部材の上端部は、アーム部を形成する略V字の中心に連結されている。このため、アーム部にかかる力は車両の中心で受ける。また、前部リンクには、ロッド部材の下端部が連結されているので、この力はロッド部材により前部クッションユニットに伝達される。このとき、アーム部にかかる力は車両の中心で受けるようにしたので、左右バランス良く吸収することができる。
In the invention which concerns on
また、アーム部は、平面視で、略V字を呈し、車両幅方向に左右対称に配置され、V字の中心に力(荷重)がかかるようにしたので、このアーム部には偏荷重が作用し難い。アーム部に偏荷重が作用し難いため、偏荷重を考慮する場合に較べると、アーム部に必要な剛性を下げることが可能となる。アーム部の剛性を下げることができれば、アーム部の小型化・軽量化を図ることが可能となる。 In addition, the arm portion is substantially V-shaped in plan view, and is arranged symmetrically in the vehicle width direction so that force (load) is applied to the center of the V-shape. It is hard to act. Since the uneven load is unlikely to act on the arm portion, the rigidity required for the arm portion can be reduced as compared with the case where the uneven load is considered. If the rigidity of the arm portion can be reduced, the arm portion can be reduced in size and weight.
請求項2に係る発明では、ロッド部材は、左ロッド部材と、右ロッド部材とからなり、左ロッド部材は、左前部リンクを介して前部クッションユニットの一端に連結され、右ロッド部材は、右前部リンクを介して前部クッションユニットの他端に連結されている。 In the invention according to claim 2, the rod member includes a left rod member and a right rod member, the left rod member is connected to one end of the front cushion unit via a left front link, and the right rod member is It is connected to the other end of the front cushion unit via a right front link.
アーム部に伝達される力は左右のロッド部材で受け、左右のロッド部材で受ける力は、前部クッションユニットの一端および他端で受けるので、前輪にかかる力を左右一層バランス良く吸収することができる。 The force transmitted to the arm part is received by the left and right rod members, and the force received by the left and right rod members is received by one end and the other end of the front cushion unit, so that the force applied to the front wheel can be absorbed in a more balanced manner on the left and right. it can.
請求項3に係る発明では、前部クッションユニットの外方に、エンジンの排気ガスを通す排気管が配置されているので、これらの排気管により、高価な前部クッションユニットを保護することが可能となる。 In the invention according to claim 3, since the exhaust pipe through which the exhaust gas of the engine passes is arranged outside the front cushion unit, the expensive front cushion unit can be protected by these exhaust pipes. It becomes.
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。図中、「前」、「後」、「左」、「右」、「上」、「下」は各々乗員から見た方向を示す。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係る自動二輪車の左側面図、図2は本発明に係る自動二輪車の正面図である。以下、図1および図2を参照して説明を行う。
The best mode for carrying out the present invention will be described below with reference to the accompanying drawings. In the figure, “front”, “rear”, “left”, “right”, “upper”, and “lower” respectively indicate directions viewed from the occupant. The drawings are viewed in the direction of the reference numerals.
FIG. 1 is a left side view of a motorcycle according to the present invention, and FIG. 2 is a front view of the motorcycle according to the present invention. Hereinafter, description will be given with reference to FIGS. 1 and 2.
自動二輪車10の前部10Fには、車体フレーム11の構成要素としてのメインフレーム11aと、このメインフレーム11aの上部から前方に前上揺動軸12L、12Rを介して上下に揺動可能に延出するアッパアーム13L、13Rと、メインフレーム11aの下部から前方に前下揺動軸14L、14R(図手前側の符号14Lのみ示す。)を介して上下に揺動可能に延出するロアアーム15L、15Rと、これらのロアアーム15L、15Rの先端に設け前輪16を操舵可能に支持するハブステア機構20と、このハブステア機構20の上方に設け前輪16を操舵可能に支持するナックルアーム21L、21Rと、これらのナックルアーム21L、21Rの上端部に取り付けナックルアーム21L、21Rの上下動に対して伸縮可能に連結されているハンドルリンク22と、このハンドルリンク22の上端部22tに取り付け乗員が操舵するステアリングハンドル23と、アッパアーム13L、13Rとメインフレーム11aの間に設け前輪16が受ける力を吸収する前部クッション機構25と、が備えられている。
The
つまり、ナックルアーム21L、21Rの下端部は、ロアアーム15L、15Rによって支持され、ナックルアーム21L、21Rの上端部は、アッパアーム13L、13Rによって支持されている。
In other words, the lower ends of the
ステアリングハンドル23は、エンジン26から前方にハンドル支持フレーム27を延設し、このハンドル支持フレーム27の前端部にヘッドパイプ28を取り付け、このヘッドパイプ28に回動可能に設けられている部材である。ナックルアーム21L、21Rとステアリングハンドル23との間は、ハンドルリンク22にて伸縮可能に連結されており、ナックルアーム21L、21Rの上下動を吸収するようにした。
The
ハンドルリンク22を設けることによって、ナックルアーム21L、21Rにかかる力が、直接ステアリングハンドル23に伝わらないようにしたので、ハンドル支持フレーム27の軽量化を図ることができる。
By providing the
自動二輪車10の後部10Rには、メインフレーム11aから後方に上下のピボット軸31L、31R、32L、32R(手前側の符号31L、32Lのみ示す。)を介して揺動可能に延設される上下の腕部材33L、33R、34L、34R(手前側の符号33L、34Lのみ示す。)と、この上下の腕部材33L、33R、34L、34Rの後端部から後支持軸35、36L、36R(手前側の符号36Lのみ示す。)を介して後方に揺動可能に延設されるリヤスイングアーム37と、このリヤスイングアーム37の後端部に後輪車軸38を介して回動自在に取り付けられる後輪39と、リヤスイングアーム37とメインフレーム11aの間に設け後輪39にかかる力を吸収する後部クッション機構41と、が備えられている。上の腕部材33L、33R(手前側の符号33Lのみ示す。)は、メインフレーム11aの後端部の上部から延ばした部材であり、下の腕部材34L、34R(手前側の符号34Lのみ示す。)は、メインフレーム11aの後端部の下部から延ばした部材である。
A vertical portion of the
メインフレーム11aには、駆動源としてのエンジン26が懸架され、このエンジン26の後端部から後方には、後輪39を駆動するドライブシャフト42が延出されている。
なお、ハブステア機構20と前部クッション機構25の詳細については、後述する。
An
The details of the
エンジン26には、吸気系の構成要素としてのエアクリーナ44と、排気系の構成要素としてエンジン26の排気ガスを通す排気管45と、が備えられている。
また、前輪16には、フロントデイスクブレーキ47L、47R(手前側の符号47Lのみ示す。)が取り付けられている。フロントデイスクブレーキ47L、47Rは、前輪16に取り付ける前輪ブレーキデイスク48L、48Rと、ナックルアーム21L、21Rに取り付け、制動時に前輪ブレーキデイスク48L、48Rを挟持する前輪デイスクキャリパ49L、49R(手前側の符号49Lのみ示す。)とからなる。
The
Further,
後輪39には、リヤデイスクブレーキ51が取り付けられている。リヤデイスクブレーキ51は、後輪39に取り付ける後輪ブレーキデイスク52と、リヤスイングアーム37に取り付け、制動時に後輪ブレーキデイスク52を挟持する後輪デイスクキャリパ53と、からなる。
A
エンジン26と前輪16の間には、上下に配置されエンジン26を冷却する上下2つのラジエータ55T、55Bが設けられている。上のラジエータ55Tは、アッパアーム13L、13Rとロアアーム15L、15Rの間に配置され、下のラジエータ55Bは、ロアアーム15L、15Rの下方に配置されている。
Between the
上下のラジエータ55T、55Bの前方には、各々吸入するエアを各々のラジエータ55T、55Bにガイドする上下のダクト56T、56T、56B、56Bが設けられている。上下のラジエータ55T、55Bおよび上下のダクト56T、56T、56B、56Bは、各々ロアアーム15L、15Rに取り付けられている。
In front of the upper and
すなわち、車体フレーム11と前輪16の間は、アッパアーム13L、13Rとロアアーム15L、15Rの4本のアームで連結するようにしたので、エンジン26の前方に空間を確保することができる。空間が確保できれば、部品配置の自由度を確保することができる。例えば、この空間に上下のラジエータ55T、55Bが配置可能となり、十分な冷却能力を得ることができる。
図中、57はフロントカウル、58は燃料タンク、59はシートである。
That is, since the
In the figure, 57 is a front cowl, 58 is a fuel tank, and 59 is a seat.
本実施例では、エンジン26は、V型エンジンであるが、シリンダを直列に配置する直列エンジンでも良い。エンジンの配置は、クランク軸を車両の幅方向に配置する、いわゆる、横置き配置としたが、クランク軸を車両の長手方向に配置する、いわゆる、縦置き配置とすることは差し支えない。また、エンジンは、水冷式に限られず空冷式でも良い。つまり、エンジンの形式やその配置などについては、実施例に限定されることなく任意に設定可能なものとする。
In this embodiment, the
前部クッション機構25には、力を吸収する前部クッションユニット61が設けられ、この前部クッションユニット61の外方には、エンジン26の排気ガスを通す排気管45が配置されている。
The
前部クッションユニット61の外方あるいは前方には、エンジン26の排気ガスを通す排気管45が配置されているので、この排気管45により、高価な前部クッションユニット61を保護することが可能となる。
Since the
図3は本発明に係る自動二輪車前部の平面図、図4は本発明に係る自動二輪車前部の斜視図である。以下、図3および図4を参照して説明を行う。
メインフレーム11aから前方に左右のロアアーム15L、15Rを延設し、これらロアアーム15L、15Rの間に横部材62を掛け渡し、この横部材62に直角に下部操舵軸63を取り付け、この下部操舵軸63に左右操舵可能にハブステア機構20を取り付け、このハブステア機構20から前輪16を操舵可能に支持する左右のナックルアーム21L、21Rを斜め後上方に立ち上げ、このナックルアーム21L、21Rの上端部にメインフレーム11aから前方に延設した左右のアッパアーム13L、13Rをナックルアーム21L、21Rが左右に操舵可能且つ上下に揺動可能になるように連結する。
FIG. 3 is a plan view of the front part of the motorcycle according to the present invention, and FIG. 4 is a perspective view of the front part of the motorcycle according to the present invention. Hereinafter, description will be made with reference to FIGS. 3 and 4.
The left and right
左右のナックルアーム21L、21Rの上端部には、ハンドルリンク22の下端部22bが連結されており、ハンドルリンク22の上端部22tには、ステアリングハンドル23が連結され、ステアリングハンドル23の操舵による操舵力がナックルアーム21L、21Rに伝達されるように構成されている。
The
ハンドルリンク22は、ナックルアーム21L、21Rの上下の動きを吸収しつつステアリングハンドル23の操舵力をナックルアーム21L、21Rに伝達する部材であり、下リンクアーム64と、上リンクアーム65と、これら上下のリンクアーム64、65間を連結する連結ピン66とからなる。
The
アッパアーム13L、13R(以下、「アーム部13L、13R」とも云う。)は、左アーム部13Lと右アーム部13Rとからなり、車両を上面から見たときに、これら左アーム部13Lと右アーム部13Rとで略V字を呈し、この略V字の中心68には、前部クッションユニット61に力を伝達するロッド部材69の上端部69tが連結され、前部リンク71には、ロッド部材69の下端部69bが連結されている。
The
ロッド部材69の下端部69bには、略L字形状を有する前部リンク71の一端71aが連結され、この前部リンク71の他端71bには、前部クッションユニット61の一端61aが連結され、前部クッションユニット61の他端61bは、前クッションブラケット73を介してメインフレーム11aに取り付けられている。
One
前部リンク71は、ロッド部材69で受けた力の方向を変える部材であり、メインフレーム11aに取り付けた中間点74を軸に、回動可能に設けられている。
すなわち、前部クッションユニット61の一端61aを前部リンク71に連結し、前部クッションユニット61の他端61bを、メインフレーム11a側に連結する。
なお、左右に延設するロアアーム15L、15Rは、操舵時にブレーキデイスクなどとの干渉を避けるように車両の外方に張り出して形成されている。
The
That is, one
The left and right
図5は図3の5−5線断面図であり、ハブステア機構20は、左右のロアアーム(図3の符号15L、15R)の先端に掛け渡す横部材62と、この横部材62に直角に延設する下部操舵軸63と、この下部操舵軸63に前輪16を回動および左右に操舵可能に支持するハブ本体76と、を備えている。このハブ本体76には、前輪16を回動自在に支持する車軸用軸受77を含む。
下部操舵軸63の中心軸78は、前輪16の回転中心点79に対して長さPだけ後方に配置されている。81はナットである。
5 is a cross-sectional view taken along line 5-5 in FIG. 3. The
The
下部操舵軸63には、ハブ本体76を左右に操舵および上下に揺動可能に支持する第2の球面軸受82が配置されている。この第2の球面軸受82は、横部材62と下部操舵軸63の間に配置され、前輪16を回動自在に支持する車軸用軸受77は、ナックルアーム(図3の符号21L、21R)とハブ本体76の間に配置されている。
The
第2の球面軸受82は、横部材62により支持され、車軸用軸受77は、ナックルアーム21L、21Rにより支持されている。つまり、操舵支持用の軸受としての第2の球面軸受82と回動支持用の軸受としての車軸用軸受77とは、異なる部材によって支持されている。
第2の球面軸受82と車軸用軸受77とは、異なる部材で支持されているので、各々の軸受の着脱が容易になり、ハブステア機構20のメンテナンス性を高めることができる。
The second
Since the second
車軸用軸受77の内径Riは、車両を側面から見たときに、横部材62の大きさSよりも大きく、S<Riとなるようにした。
車軸用軸受77の内径Riは、横部材62の大きさSよりも大きくしたので、前輪16から受ける荷重を広い面積で分散して受けることができる。このため、車軸用軸受77の負荷を下げることができる。また、荷重を広い面積で分散して受けるので、車軸用軸受77の冷却性能が高まり、車軸用軸受77の耐久性を向上させることができる。
The inner diameter Ri of the axle bearing 77 is larger than the size S of the
Since the inner diameter Ri of the axle bearing 77 is larger than the size S of the
なお、本実施例において、横部材62は、左右2本のロアアーム15L、15Rにより支持されているが、左または右の1本のロアアームで支持するように構成することは差し支えない。
In the present embodiment, the
図6は図3の6−6線断面図であり、左右のナックルアーム21L、21Rは、上端部に設けられているアーム連結部83によって連結されている。
6 is a cross-sectional view taken along line 6-6 in FIG. 3, and the left and
アーム連結部83は、中心部に底部84と、この底部84から立ち上げる左右の壁部85L、85Rと、これら壁部85L、85Rの上を覆う天井部86と、前記左右の壁部85L、85Rの外方に配置し底部84から立ち上げる左右の外壁部87L、87Rと、からなる。
The
底部84と天井部86の間に、上部操舵軸88を上下に向けて掛け渡し、この上部操舵軸88に第1の球面軸受91を嵌め、この第1の球面軸受91の上下方向の位置を規制するスペーサ92、92を介在させ、第1の球面軸受91の外面91gにアッパアーム13L、13Rの先端に形成されている凹部93を嵌める。
An
また、左の壁部85Lと左の外壁部87L間に、ハンドルリンク22の下端部22bをピン部材94を介して回動可能に取り付け、右の壁部85Rと右の外壁部87R間に、ハンドルリンク22の下端部22bをピン部材94を介して回動可能に取り付ける。
Further, a
すなわち、アッパアーム13L、13Rの先端には、ナックルアーム21L、21Rの上部を揺動可能および操舵可能に支持する上部操舵軸88が備えられ、この上部操舵軸88には、ナックルアーム21L、21Rを操舵および揺動可能に支持する第1の球面軸受91が配置され、この第1の球面軸受91の周囲には、第1の球面軸受91の外面91gと嵌合する凹部93を有するアッパアーム13L、13Rの結合部が配置されている。上部操舵軸88は、軸部88zとナット部88nからなる。
That is, the
加えて、ナックルアーム21L、21Rの上部には、側方からボルト94b、94bおよびナット94n、94nからなるピン部材94、94を介してナックルアーム21L、21Rに操舵する力を伝達するハンドルリンク22が取り付けられている。
In addition, a
図7は本発明に係るナックルアームの上端部および下端部に備えられている操舵軸の作用説明図および比較例図である。実施例では、ナックルアーム(図3の符号21L、21R)の上端部および下端部に傾動機構が介在され、比較例では、ナックルアーム21L、21Rの上端部のみに傾動機構が介在されている。
FIG. 7 is an operation explanatory view and a comparative example diagram of the steering shaft provided at the upper end portion and the lower end portion of the knuckle arm according to the present invention. In the embodiment, a tilting mechanism is interposed at the upper and lower end portions of the knuckle arms (
(a)は実施例を説明する図であり、ナックルアーム21L、21Rの下端部には、車軸用軸受(図5の符号77)、ハブ本体(図5の符号76)および下部操舵軸(図5の符号63)を介して第2の球面軸受82が設けられ、ナックルアーム21L、21Rの上端部には、上部操舵軸(図6の符号88)を介して第1の球面軸受91が設けられている。このため、前輪(図5の符号16)が力を受けたときには、上端の水平面に対する角度は、θa11からθa21に変化することができ、下端部の角度は、θa12からθa22に変化することができる。つまり、ナックルアーム21L、21Rの上端部および下端部にて角度変位可能となる。図中、(A)は前輪から力を受ける前、(B)は前輪から力を受けた後における旋回軸95の状態を示す。
(A) is a figure explaining an Example, and the bearings for axles (code |
すなわち、車体フレーム側に第1および第2の球面軸受82を介してナックルアーム21L、21Rを取り付けて、これらの球面軸受82、91を結ぶ線を前輪(図3の符号16)の旋回軸95とし、ナックルアーム21L、21Rの上端部を車体側に揺動および旋回可能に設け、ナックルアーム21L、21Rの下端を車体側に揺動および旋回可能に設ける。
なお、前述のように、旋回軸95の軸線は仮想線である。旋回軸95の軸線と上部操舵軸88の軸線とは必ずしも一致するものではない。また、旋回軸95の軸線は、下部操舵軸63の軸線と必ずしも一致するものではない。
That is,
As described above, the axis of the turning
(b)は比較例を説明する図であり、ナックルアームの上端にのみ、ナックルアーム21L、21Rの傾動調整機構が設けられている。このため、前輪車軸が力を受けたときには、上端部の水平面に対する角度は、θb1からθb2に変化することができるが、下端部の角度は、傾動調整機構が設けられていないので、一定の角度のまま変化することができない。
(B) is a figure explaining a comparative example, and the tilt adjustment mechanism of the
(a)に戻って、ナックルアーム21L、21Rの上端部および下端部を揺動可能に構成し、前輪16が受ける力に対して、ナックルアーム21L、21Rの上端部および下端部で受けるようにした。従って、力に対する車体の変位量を大きくとることができ、車両の柔軟性を高めることができる。加えて、可動部を簡便で且つコンパクトな構造としたので、慣性を減らすことができ、車両の操縦性や旋回性を一層高めることが可能となる。
Returning to (a), the upper and lower ends of the
図8はハブステア機構に設けるステアリングストッパの構成およびその作用を説明する図である。
(a)において、横部材62の上面62aには、左右の所定位置にハブ本体76が操舵角度α以上にならないように規制するストッパ部96、96が設けられている。
(b)において、ハブ本体76には、ストッパ部96、96に当接するピン部97が形成されている。
FIG. 8 is a view for explaining the structure and operation of a steering stopper provided in the hub steering mechanism.
In (a), on the
In (b), the
つまり、ハブステア機構20には、ストッパ部96、96とピン部97からなり、前輪16の操舵角を規制するステアリンクストッパ98が設けられている。
ハブステア機構20にステアリンクストッパ98を付設するので、ハンドルリンク22に係る部品点数の増加を招くことなく、ストッパ付前輪操舵装置を構成することができる。従って、部品コストの低減を図ることが可能となる。
In other words, the
Since the
図9は本発明に係る自動二輪車前部の分解斜視図であり、横部材62の両端部は、第2の締結部材102・・・(・・・は複数を示す。以下同じ。)を介して左右のロアアーム15L、15Rによって支持されている。75は左右のロアアーム15L、15Rの間に掛け渡されているクロス部材である。
ハブ本体76と前輪16の間には、左右に2列の車軸用軸受77、77が配置されている。80は車軸用軸受77とナックルアーム間に配置されているシール部材である。
FIG. 9 is an exploded perspective view of the front portion of the motorcycle according to the present invention, and both end portions of the
Between the
また、左右のナックルアーム21L、21Rは、それらの下端部が車幅方向に延びる第1の締結部材101・・・(図右側の符号101・・・のみ示す。)で、ハブ本体76に着脱可能に設けられ、右のナックルアーム21Rの上端部が車幅方向に延びる第3の締結部材103・・・で、アーム連結部83に着脱可能に設けられている。
ロアアーム15L、15Rは、車両の外方から内方に延びる第2の締結部材102・・・で、横部材62に着脱可能に設けられている。
Further, the left and
The
前輪16のタイヤを交換するなどメンテナンス時において、車両の外方から第1の締結部材101・・・を外してナックルアーム21L、21Rをハブ本体76から取り外し、第3の締結部材103・・・を外してナックルアーム21Rを車両から取り外す。そして、車両の外方から第2の締結部材102・・・を外してロアアーム15L、15Rを横部材62から取り外すことにより前輪16を外すことができる。
During maintenance such as replacing the tire of the
このため、ハブステア機構20を有する車体であっても、前輪16に装着したタイヤの着脱性は低下する心配はなく、前輪16およびその周辺部のメンテナンス性が損なわれる心配はない。
For this reason, even with a vehicle body having the
以上に述べた自動二輪車の前部構造の作用を次に述べる。先ず、前輪操舵の作用を説明し、次に、自動二輪車前部の力吸収作用を説明し、最後に、左右のアーム部の作用を説明する。
先ず、図4〜図8を参照して、前輪操舵の作用を説明する。
The operation of the motorcycle front structure described above will be described next. First, the operation of front wheel steering will be described, then the force absorption operation of the front portion of the motorcycle will be described, and finally the operation of the left and right arm portions will be described.
First, the operation of front wheel steering will be described with reference to FIGS.
前輪16を操舵する場合において、ステアリングハンドル23を左又は右に回動すると、操舵する力は、ハンドルリンク22を介して左右のナックルアーム21L、21Rに伝達される。ナックルアーム21L、21Rは、第1の球面軸受91の中心と第2の球面軸受82の中心との間を結ぶ線を旋回軸95として回動し、ナックルアーム21L、21Rに車軸用軸受77を介して取り付けられる前輪16を又は右に回動させ、前輪16を左右に最大角度αだけ操舵することができる。
旋回軸95と前輪(図5の符号16)の回転中心点(図5の符号79)の間の距離は、いわゆる、オフセットであり、本実施例によれば、このオフセットを任意の量に設定することにより、操舵性を最適な特性にすることができる。
When the
The distance between the turning
次に、車両前部の力吸収作用について説明する。
図10は本発明に係る自動二輪車前部の作用説明図である。
(a)において、前輪16が路面から力を受けていないときの状態である。
(b)において、前輪16が矢印b方向に力をうけたとき、ナックルアーム21L、21R(手前側の符号21Lのみ示す。)に矢印p方向の力がかかり、前上揺動軸12L、12R(手前側の符号12Lのみ示す。)を中心にアッパアーム13L、13R(手前側の符号13Lのみ示す。)が揺動するとともに、前下揺動軸14L、14R(手前側の符号14Lのみ示す。)を中心にロアアーム15L、15R(手前側の符号15Lのみ示す。)が揺動する。このとき、ロッド部材69には矢印q方向の力がかかる。
(c)において、前輪16が(b)よりも大きな力をうけたときの状態であり、ロッド部材69はさらに上方に引っ張られる。
Next, the force absorbing action at the front of the vehicle will be described.
FIG. 10 is an explanatory diagram of the operation of the front portion of the motorcycle according to the present invention.
In (a), it is a state when the
In (b), when the
In (c), it is a state when the
図11は本発明に係る自動二輪車の前部クッション機構の作用図であり、図11(a)〜(c)は、各々、図10(a)〜(c)に対応している。例えば、図11(a)は図10(a)に対応している。 FIG. 11 is an operation diagram of the front cushion mechanism of the motorcycle according to the present invention, and FIGS. 11 (a) to 11 (c) correspond to FIGS. 10 (a) to 10 (c), respectively. For example, FIG. 11A corresponds to FIG.
(a)において、ロッド部材69には力はかかっていない状態である。
(b)において、前輪16が力をうけたとき、ロッド部材69には矢印q方向の力がかかり、前部リンク71を介して前部クッションユニット61を矢印r方向に縮めようとする力がかかる。
In (a), no force is applied to the
In (b), when the
(c)において、ロッド部材69には、(b)に較べてさらに大きな力がかかり、前部クッションユニット61を矢印r方向に縮めようとする力がかかる。
力がかからなくなったときには、前部クッションユニット61によって、前部リンク71に矢印rとは反対方向の力がかかり、(a)の位置に戻ろうとすることで、車両前部にかかる力を吸収することができる。
In (c), a greater force is applied to the
When the force is no longer applied, the
前部クッションユニット61は、その方向を乗員の着座する方向と略90°変えて車幅方向水平に配置することで、前輪16が受ける力は、その大きさおよび方向において、乗員に直接伝達され難くなる。力が乗員に直接伝達され難くなるので、乗員には姿勢の変化は少なくなり、車両の操縦性をより一層高めることができる。
The
図3〜図6を参照して、アッパアーム13L、13Rの先端には、ナックルアーム21L、21Rの上部を操舵可能および揺動可能に支持する上部操舵軸88と第1の球面軸受91とが備えられ、上部操舵軸88と第1の球面軸受91とで、上部操舵軸88の軸方向の力に加えて、軸周り方向の力を揺動可能に支持するようにした。
Referring to FIGS. 3 to 6,
従来例では、前輪の支持剛性を確保するため、前輪と車体フレームの間には、複数のアームが備えられていた。加えて、ナックルアームの上部には、例えば、玉継手とリンク機構とが設けられ、軸方向の力と軸周り方向の力とを揺動可能に支持していた。
つまり、前輪と車体フレームの間は、複数のアームにより連結されるとともに、ナックルアームの上部には、リンク機構をもつアッパアームが設けられており、部品点数が多いという問題があった。
In the conventional example, a plurality of arms are provided between the front wheel and the vehicle body frame in order to ensure the support rigidity of the front wheel. In addition, on the upper part of the knuckle arm, for example, a ball joint and a link mechanism are provided to support an axial force and a force in the direction around the shaft so as to be swingable.
That is, the front wheel and the vehicle body frame are connected by a plurality of arms, and an upper arm having a link mechanism is provided on the upper part of the knuckle arm, resulting in a large number of parts.
この点、本発明では、ナックルアーム21L、21Rの上部に、上部操舵軸88と第1の球面軸受91が設けられているので、ナックルアーム21L、21Rの上部において、部品点数を少なくすることができる。
In this regard, in the present invention, since the
また、上部操舵軸88と第1の球面軸受91とにより、操舵軸方向および操舵軸周り方向に十分な支持剛性が得られるので、前輪16を支持するアーム数を1本に済ませることができる。リンク機構が不要になり、前輪を支持するアーム数が少なくなれば、部品点数を少なくでき、前部支持構造をより簡便に構成することができる。
この結果、部品費用の低減および組立工数の低減が図れる。
Further, since the
As a result, it is possible to reduce component costs and assembly man-hours.
最後に、左右のアーム部の作用を説明する
図12は左右のアーム部で前輪にかかる力を均等に受けることを説明する作用図である。
前部クッションユニット61に力を伝達するロッド部材69の上端部69tは、アーム部13L、13Rを形成する略V字の中心に連結されている。このため、アーム部13L、13Rにかかる力Fは車両の中心で受ける。また、前部リンク71には、ロッド部材69の下端部69bが連結されているので、力Fはロッド部材69により前部クッションユニット61に伝達される。このとき、アーム部13L、13Rにかかる力Fは車両の中心で受けるので、力Fを左右バランス良く吸収することができる。
Lastly, the operation of the left and right arm portions will be described. FIG. 12 is an operation diagram illustrating that the left and right arm portions receive the force applied to the front wheels evenly.
An
また、アーム部13L、13Rは、平面視で、略V字を呈し、車両幅方向に左右対称に配置され、V字の中心に力(又は荷重)がかかるようにしたので、このアーム部13L、13Rには偏荷重が作用し難い。アーム部13L、13Rに偏荷重が作用し難いため、偏荷重を考慮する場合に較べると、アーム部13L、13Rに必要な剛性を下げることが可能となる。アーム部13L、13Rの剛性を下げることができれば、アーム部13L、13Rの小型化・軽量化を図ることが可能となる。
Further, the
図13は図4の別実施例図であり、図4と大きく異なる点は、ロッド部材69は、左ロッド部材69Lと、右ロッド部材69Rとからなり、前部リンク71は、左前部リンク71Lと、右前部リンク71Rとからなり、左ロッド部材69Lは、左前部リンク71Lを介して前部クッションユニット61の一端61aに連結され、右ロッド部材69は、右前部リンク71を介して前部クッションユニット61の他端61bに連結されている。
FIG. 13 is a diagram showing another embodiment of FIG. 4, and the point that differs greatly from FIG. 4 is that the
ロッド部材69は、左ロッド部材69Lと、右ロッド部材69Rとからなり、左ロッド部材69Lは、左前部リンク71Lを介して前部クッションユニット61の他端61bに連結され、右ロッド部材69は、右前部リンク71を介して前部クッションユニット61の一端61aに連結されている。
つまり、前部クッションユニット61は、左前部リンク71Lと右前部リンク71Rとによって伸縮可能に設けられている。
The
That is, the
アーム部13L、13Rに伝達される力は左右のロッド部材69L、69Rで受け、左右のロッド部材69L、69Rで受ける力は、前部クッションユニット61の一端61aおよび他端61bで受けるので、前輪16にかかる力を左右一層バランス良く吸収することができる。
The forces transmitted to the
図14は図1の別実施例図であり、図1と異なる点は、メインフレームを省略し、エンジン26にアッパアーム13L、13R、ロアアームおよび上下の腕部材33L、33R、34L、34Rを直接マウントした点にある。
エンジン26にメインフレームの機能をもたせることで、車両の軽量化を図ることができる。
FIG. 14 is a diagram of another embodiment of FIG. 1. The difference from FIG. 1 is that the main frame is omitted and the
By providing the
尚、本発明は、実施の形態では自動二輪車に適用したが、三輪車にも適用可能であり、一般の鞍乗り型車両に適用することは差し支えない。 Although the present invention is applied to a motorcycle in the embodiment, it can also be applied to a tricycle and can be applied to a general saddle type vehicle.
本発明は、自動二輪車の前部クッション構造に好適である。 The present invention is suitable for a front cushion structure of a motorcycle.
10…自動二輪車、11…車体フレーム、13L…左アーム部、13R…右アーム部、16…前輪、21L、21R…ナックルアーム、45…排気管、61…前部クッションユニット、61…前部クッションユニット、61a…前部クッションユニットの一端、61b…前部クッションユニットの他端、68…略V字の中心、69…ロッド部材、69t…ロッド部材の上端部、69b…ロッド部材の下端部、69L…左ロッド部材、69R…右ロッド部材、71…前部リンク、71L…左前部リンク、71R…右前部リンク。
DESCRIPTION OF
Claims (3)
前記アーム部は、左アーム部と右アーム部とからなり、車両を上面から見たときに、これら左アーム部と右アーム部とで略V字を呈し、
この略V字の中心には、前記前部クッションユニットに力を伝達するロッド部材の上端部が連結され、前記前部リンクには、前記ロッド部材の下端部が連結されていることを特徴とする自動二輪車の前部クッション構造。 An arm portion extending swingably forward from the body frame or the engine, a knuckle arm provided at the tip of the arm portion to support the front wheels so as to be steerable, and a front link for changing the direction of the force applied to the arm portion; A front cushion unit connected to the front link and horizontally disposed in the vehicle width direction to absorb the force received by the arm, and a front cushion structure of a motorcycle,
The arm portion is composed of a left arm portion and a right arm portion, and when the vehicle is viewed from above, the left arm portion and the right arm portion are substantially V-shaped,
The upper end of the rod member for transmitting force to the front cushion unit is connected to the substantially V-shaped center, and the lower end of the rod member is connected to the front link. The front cushion structure of a motorcycle.
前記前部リンクは、左前部リンクと、右前部リンクとからなり、
前記左ロッド部材は、前記左前部リンクを介して前記前部クッションユニットの一端に連結され、
前記右ロッド部材は、前記右前部リンクを介して前記前部クッションユニットの他端に連結されていることを特徴とする請求項1記載の自動二輪車の前部クッション構造。 The rod member includes a left rod member and a right rod member,
The front link consists of a left front link and a right front link,
The left rod member is connected to one end of the front cushion unit via the left front link,
The motorcycle front cushion structure according to claim 1, wherein the right rod member is connected to the other end of the front cushion unit via the right front link.
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