JP2008245037A - ノイズフィルタ - Google Patents
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Abstract
【課題】高周波成分に対するバイパス経路を確保しつつ、コモンモードリアクトルの自己共振周波数以上の帯域にあるノイズ成分に対する減衰特性を向上させる。
【解決手段】ノイズフィルタにはコモンモードリアクトルCL11を設けるとともに、コンデンサC11〜C13とリアクトルL14〜L16とがそれぞれ直列接続された直列回路を設け、これらの直列回路は3相電圧を供給する電源供給線と接地間にそれぞれ接続する。
【選択図】 図1
【解決手段】ノイズフィルタにはコモンモードリアクトルCL11を設けるとともに、コンデンサC11〜C13とリアクトルL14〜L16とがそれぞれ直列接続された直列回路を設け、これらの直列回路は3相電圧を供給する電源供給線と接地間にそれぞれ接続する。
【選択図】 図1
Description
本発明はノイズフィルタに関し、特に、電力変換回路に用いられるノイズフィルタに適用して好適なものである。
インバータを用いたモータ駆動システムなどでは、スイッチング動作に伴うノイズが電源側に流れ込み、同一系統に接続されている電気機器が誤動作するのを防止するため、インバータの前段にノイズフィルタを接続することが行われている。
図11は、従来のノイズフィルタを含むインバータを用いたモータ駆動システムの概略構成を示す回路図である。
図11は、従来のノイズフィルタを含むインバータを用いたモータ駆動システムの概略構成を示す回路図である。
図11において、モータ駆動システムには、3相電圧を供給する電源G、インバータIVおよびモータMが設けられ、インバータIVの前段にはノイズフィルタF111が接続されるとともに、3相電圧を供給する電源供給線の間には、デルタ結線された線間コンデンサC111〜C113がそれぞれ接続されている。また、インバータIVには、3相電圧を整流する整流器141が設けられるとともに、整流器141からの出力をスイッチング動作を行い交流電圧に変換するスイッチング素子142が設けられている。
ここで、ノイズフィルタF111には、3相電圧を供給する電源供給線をそれぞれ接地するコンデンサC114〜C116およびコモンモードリアクトルCL111が設けられている。
ここで、ノイズフィルタF111には、3相電圧を供給する電源供給線をそれぞれ接地するコンデンサC114〜C116およびコモンモードリアクトルCL111が設けられている。
そして、電源Gから供給された3相電圧はノイズフィルタF111を介してインバータIVに供給され、整流器141にて整流が行われた後、スイッチング素子142にて所望の周波数と振幅を持つ電圧に変換され、モータMに供給される。そして、スイッチング素子142のスイッチング動作に伴って、高周波電流が各部の浮遊容量を通して3相電圧を供給する電源供給線やアース線ALに流れ込む。
ここで、3相電圧を供給する電源供給線を通して電源G側に流れ込む高周波電流については、線間コンデンサC111〜C113にてバイパス経路を形成するとともに、コモンモードリアクトルCL111の漏れインダクタンス成分にて電源G側のインピーダンスを増大させることにより、電源G側への流出を防止することができる。
ここで、3相電圧を供給する電源供給線を通して電源G側に流れ込む高周波電流については、線間コンデンサC111〜C113にてバイパス経路を形成するとともに、コモンモードリアクトルCL111の漏れインダクタンス成分にて電源G側のインピーダンスを増大させることにより、電源G側への流出を防止することができる。
また、アース線ALを通して電源G側に流れ込む高周波電流については、コンデンサC114〜C116にてバイパス経路を形成するとともに、コモンモードリアクトルCL111にて電源G側のインピーダンスを増大させることにより、電源G側への流出を防止することができる。
また、ノイズフィルタの減衰量を大きくするために、線間コンデンサC111〜C113とコモンモードリアクトルCL111との多段構成を用いることもある(特許文献1)。
また、ノイズフィルタの減衰量を大きくするために、線間コンデンサC111〜C113とコモンモードリアクトルCL111との多段構成を用いることもある(特許文献1)。
図12は、図11のノイズフィルタの3段構成を示す回路図である。
図12において、ノイズフィルタには、3相入力端子T1〜T3および3相出力端子T4〜T6が設けられ、3つのコイルL1〜L3、L4〜L6、L7〜L9でそれぞれ構成されるコモンモードリアクトルと線間コンデンサC1〜C3、C4〜C6、C7〜C9との3段接続にてノイズフィルタが構成されている。また、3相電圧を供給する電源供給線はコンデンサC121〜C123にてそれぞれ接地されている。
図12において、ノイズフィルタには、3相入力端子T1〜T3および3相出力端子T4〜T6が設けられ、3つのコイルL1〜L3、L4〜L6、L7〜L9でそれぞれ構成されるコモンモードリアクトルと線間コンデンサC1〜C3、C4〜C6、C7〜C9との3段接続にてノイズフィルタが構成されている。また、3相電圧を供給する電源供給線はコンデンサC121〜C123にてそれぞれ接地されている。
そして、3相電圧を供給する電源供給線を通して電源側に流れ込む高周波電流については、線間コンデンサC1〜C3、C4〜C6、C7〜C9にてバイパス経路を形成するとともに、コモンモードリアクトルの漏れインダクタンス成分にて電源側のインピーダンスを増大させることにより、電源側への流出を防止することができる。
また、アース線を通して電源側に流れ込む高周波電流については、コンデンサC121〜C123にてバイパス経路を形成するとともに、コイルL1〜L3、L4〜L6、L7〜L9にて電源側のインピーダンスを増大させることにより、電源側への流出を防止することができる。
また、アース線を通して電源側に流れ込む高周波電流については、コンデンサC121〜C123にてバイパス経路を形成するとともに、コイルL1〜L3、L4〜L6、L7〜L9にて電源側のインピーダンスを増大させることにより、電源側への流出を防止することができる。
図13は、従来のノイズフィルタのその他の例を示す回路図である。
図13において、ノイズフィルタにはコモンモードリアクトルCL131が設けられ、コモンモードリアクトルCL131には、3相電圧を供給する電源供給線に直列接続されたコイルL131〜L133が設けられている。また、3相電圧を供給する電源供給線には、スター結線された線間コンデンサC131〜C133がそれぞれ接続され、その中性点と接地間には接地コンデンサC134が接続されている。
図13において、ノイズフィルタにはコモンモードリアクトルCL131が設けられ、コモンモードリアクトルCL131には、3相電圧を供給する電源供給線に直列接続されたコイルL131〜L133が設けられている。また、3相電圧を供給する電源供給線には、スター結線された線間コンデンサC131〜C133がそれぞれ接続され、その中性点と接地間には接地コンデンサC134が接続されている。
そして、3相電圧を供給する電源供給線を通して電源側に流れ込む高周波電流については、線間コンデンサC131〜C133にてバイパス経路を形成するとともに、コモンモードリアクトルCL131の漏れインダクタンス成分にて電源側のインピーダンスを増大させることにより、電源側への流出を防止することができる。
また、アース線を通して電源側に流れ込む高周波電流については、コンデンサC134にてバイパス経路を形成するとともに、コモンモードリアクトルCL131にて電源側のインピーダンスを増大させることにより、電源側への流出を防止することができる。
また、アース線を通して電源側に流れ込む高周波電流については、コンデンサC134にてバイパス経路を形成するとともに、コモンモードリアクトルCL131にて電源側のインピーダンスを増大させることにより、電源側への流出を防止することができる。
そして、スター結線された線間コンデンサC131〜C133の中性点と接地間に接地コンデンサC134を接続することにより、接地コンデンサC134の容量がばらつくのを防止するとともに、3相電圧を供給する電源供給線を通して電源側に流れ込む高周波電流のバイパス経路として機能させることができる。
ここで、図14に示すように、低周波(150kHz〜1MHz程度)対策に用いられるコモンモードリアクトルの自己共振周波数は、コンデンサの自己共振周波数により低い帯域に設定される。このため、ノイズフィルタにおいて設定どおりの減衰特性が得られるのは、コモンモードリアクトルの自己共振周波数以下の領域となる。
特許第2685141号公報
ここで、図14に示すように、低周波(150kHz〜1MHz程度)対策に用いられるコモンモードリアクトルの自己共振周波数は、コンデンサの自己共振周波数により低い帯域に設定される。このため、ノイズフィルタにおいて設定どおりの減衰特性が得られるのは、コモンモードリアクトルの自己共振周波数以下の領域となる。
しかしながら、コンデンサは自己共振周波数以上では容量成分として作用しないため、それ以上の周波数ではバイパス効果が低減する。一方、コモンモードリアクトルも自己共振周波数以上では誘導成分として作用しないため、それ以上の周波数では高周波電流が電源側に流出する。
このため、特許文献1に開示された方法では、ノイズの周波数スペクトルの共振ピークがコモンモードリアクトルの自己共振周波数以上の帯域にある場合、このノイズのピークを規制値以下に抑制することが困難であるという問題があった。
そこで、本発明の目的は、高周波成分に対するバイパス経路を確保しつつ、コモンモードリアクトルの自己共振周波数以上の帯域にあるノイズ成分に対する減衰特性を向上させることが可能なノイズフィルタを提供することである。
このため、特許文献1に開示された方法では、ノイズの周波数スペクトルの共振ピークがコモンモードリアクトルの自己共振周波数以上の帯域にある場合、このノイズのピークを規制値以下に抑制することが困難であるという問題があった。
そこで、本発明の目的は、高周波成分に対するバイパス経路を確保しつつ、コモンモードリアクトルの自己共振周波数以上の帯域にあるノイズ成分に対する減衰特性を向上させることが可能なノイズフィルタを提供することである。
上述した課題を解決するために、請求項1記載のノイズフィルタによれば、電力変換回路の電源供給線に接続された少なくとも1つのコモンモードリアクトルと、前記電源供給線と接地間に接続された少なくとも1組のコンデンサとリアクトルからなる直列回路とを備え、前記直列回路の共振周波数は、前記コモンモードリアクトルの自己共振周波数以上、かつノイズピーク近傍の周波数に設定されることを特徴とする。
また、請求項2記載のノイズフィルタによれば、電力変換回路の電源供給線に接続された少なくとも1つのコモンモードリアクトルと、前記電源供給線と接地間に接続された少なくとも1組の第1コンデンサとリアクトルからなる直列回路と、前記直列回路に並列接続された第2コンデンサとを備え、前記直列回路の共振周波数は、前記コモンモードリアクトルの自己共振周波数以上、かつノイズピーク近傍の周波数に設定され、前記第2コンデンサは少なくともノイズ規制周波数帯域で、容量性を示すものを使用することを特徴とする。
また、請求項3記載のノイズフィルタによれば、電力変換回路の電源供給線に接続された少なくとも1つのコモンモードリアクトルと、前記電源供給線と接地間の少なくとも1相に接続された少なくとも1組の第1コンデンサとリアクトルからなる直列回路と、前記電源供給線と接地間の残りの少なくとも1相に接続された第2コンデンサとを備え、前記直列回路の共振周波数は、前記コモンモードリアクトルの自己共振周波数以上、かつノイズピーク近傍の周波数に設定され、前記第2コンデンサは少なくともノイズ規制周波数帯域で、容量性を示すものを使用することを特徴とする。
また、請求項4記載のノイズフィルタによれば、電力変換回路の電源供給線に接続された少なくとも1つのコモンモードリアクトルと、前記電源供給線と接地間に接続された少なくとも1つのコンデンサとを備え、前記コンデンサの自己共振周波数は前記コモンモードリアクトルの自己共振周波数以上に設定されることを特徴とする。
また、請求項5記載のノイズフィルタによれば、電力変換回路の電源供給線に接続された少なくとも1つのコモンモードリアクトルと、前記電源供給線と接地間に接続された少なくとも1つの第1コンデンサと、前記第1コンデンサに並列接続された第2コンデンサとを備え、前記第1コンデンサの自己共振周波数は、前記コモンモードリアクトルの自己共振周波数以上、かつノイズピーク近傍の周波数に設定され、前記第2コンデンサは少なくともノイズ規制周波数帯域で、容量性を示すものを使用することを特徴とする。
また、請求項6記載のノイズフィルタによれば、電力変換回路の電源供給線に接続された少なくとも1つのコモンモードリアクトルと、前記電源供給線と接地間の少なくとも1相に接続された少なくとも1つの第1コンデンサと、前記電源供給線と接地間の残りの少なくとも1相に接続された第2コンデンサとを備え、前記第1コンデンサの自己共振周波数は、前記コモンモードリアクトルの自己共振周波数以上、かつノイズピーク近傍の周波数に設定され、前記第2コンデンサは少なくともノイズ規制周波数帯域で、容量性を示すものを使用することを特徴とする。
以上説明したように、本発明によれば、コモンモードリアクトルの自己共振周波数以上の帯域にあるノイズ成分に対してバイパス経路を形成することが可能となり、コモンモードリアクトルが誘導成分として作用しない帯域においても、ノイズ成分を有効に減衰させることが可能となる。
以下、本発明の実施形態に係るノイズフィルタについて図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係るノイズフィルタの概略構成を示す回路図である。
図1において、ノイズフィルタには、コモンモードリアクトルCL11が設けられ、コモンモードリアクトルCL11には、3相電圧を供給する電源供給線にそれぞれ直列接続されたコイルL11〜L13が設けられている。また、ノイズフィルタには、コンデンサC11〜C13とリアクトルL14〜L16とがそれぞれ直列接続された直列回路が設けられ、これらの直列回路は3相電圧を供給する電源供給線と接地間にそれぞれ接続されている。
図1は、本発明の第1実施形態に係るノイズフィルタの概略構成を示す回路図である。
図1において、ノイズフィルタには、コモンモードリアクトルCL11が設けられ、コモンモードリアクトルCL11には、3相電圧を供給する電源供給線にそれぞれ直列接続されたコイルL11〜L13が設けられている。また、ノイズフィルタには、コンデンサC11〜C13とリアクトルL14〜L16とがそれぞれ直列接続された直列回路が設けられ、これらの直列回路は3相電圧を供給する電源供給線と接地間にそれぞれ接続されている。
ここで、これらの直列回路の共振周波数f=1/(2π√(LC))がコモンモードリアクトルCL11の自己共振周波数以上になるように、コンデンサC11〜C13の容量CとリアクトルL14〜L16のインダクタンスLを設定することができ、コモンモードリアクトルCL11の自己共振周波数以上の帯域にあるノイズスペクトルのピーク周波数の近傍に、これらの直列回路の共振周波数fを設定することが好ましい。
これにより、コモンモードリアクトルCL11の自己共振周波数以上の帯域にあるノイズピーク成分に対してバイパス経路を形成することが可能となり、コモンモードリアクトルCL11が誘導成分として作用しない帯域においても、ノイズ成分を有効に減衰させることが可能となる。この結果、インバータのスイッチング動作に伴うノイズ成分を広帯域に渡って減衰させることが可能となり、インバータのスイッチング動作に伴うノイズ成分が電源側に流れ込み、同一系統に接続されている電気機器が誤動作するのを防止することができる。
なお、上述した実施形態では、コンデンサC11〜C13とリアクトルL14〜L16とがそれぞれ直列接続された直列回路をコモンモードリアクトルCL11の後段に設ける方法について示したが、コンデンサC11〜C13とリアクトルL14〜L16とがそれぞれ直列接続された直列回路をコモンモードリアクトルCL11の前段に設けるようにしてもよい。
図2は、本発明の第2実施形態に係るノイズフィルタの概略構成を示す回路図である。
図2において、ノイズフィルタF21には、コモンモードリアクトルCL21が設けられ、コモンモードリアクトルCL21には、3相電圧を供給する電源供給線に直列接続されたコイルL21〜L23が設けられている。また、ノイズフィルタF21には、コンデンサC24とリアクトルL24とが直列接続された直列回路が設けられ、この直列回路は3相電圧を供給する電源供給線の1相分と接地間に接続されている。また、3相電圧を供給する電源供給線の間には、デルタ結線された線間コンデンサC21〜C23がそれぞれ接続されている。
図2において、ノイズフィルタF21には、コモンモードリアクトルCL21が設けられ、コモンモードリアクトルCL21には、3相電圧を供給する電源供給線に直列接続されたコイルL21〜L23が設けられている。また、ノイズフィルタF21には、コンデンサC24とリアクトルL24とが直列接続された直列回路が設けられ、この直列回路は3相電圧を供給する電源供給線の1相分と接地間に接続されている。また、3相電圧を供給する電源供給線の間には、デルタ結線された線間コンデンサC21〜C23がそれぞれ接続されている。
また、ノイズフィルタF21の後段には、3相電圧を整流するダイオードブリッジDB21および直流中間コンデンサC25が設けられ、ダイオードブリッジDB21には、ダイオードD21〜D26が設けられている。
なお、図2の例では、線間コンデンサC21〜C23をデルタ結線する方法について示したが、線間コンデンサC21〜C23はデルタ結線またはスター結線のどちらでもよい。また、図2の例では、線間コンデンサC21〜C23および直流中間コンデンサC25の双方を設ける方法について示したが、線間コンデンサC21〜C23および直流中間コンデンサC25のいずれかを設ければよい。また、上述した実施形態では、コンデンサC24とリアクトルL24とが直列接続された直列回路をコモンモードリアクトルCL21の後段に設ける方法について示したが、コンデンサC24とリアクトルL24とが直列接続された直列回路をコモンモードリアクトルCL21の前段に設けるようにしてもよい。
なお、図2の例では、線間コンデンサC21〜C23をデルタ結線する方法について示したが、線間コンデンサC21〜C23はデルタ結線またはスター結線のどちらでもよい。また、図2の例では、線間コンデンサC21〜C23および直流中間コンデンサC25の双方を設ける方法について示したが、線間コンデンサC21〜C23および直流中間コンデンサC25のいずれかを設ければよい。また、上述した実施形態では、コンデンサC24とリアクトルL24とが直列接続された直列回路をコモンモードリアクトルCL21の後段に設ける方法について示したが、コンデンサC24とリアクトルL24とが直列接続された直列回路をコモンモードリアクトルCL21の前段に設けるようにしてもよい。
ここで、コンデンサC24とリアクトルL24とからなる直列回路の共振周波数f=1/(2π√(LC))がコモンモードリアクトルCL21の自己共振周波数以上になるように、コンデンサC24の容量CとリアクトルL24のインダクタンスLを設定することができ、コモンモードリアクトルCL21の自己共振周波数以上の帯域にあるノイズスペクトルのピーク周波数の近傍に、この直列回路の共振周波数fを設定することが好ましい。これにより、コモンモードリアクトルCL21の自己共振周波数以上の帯域にあるノイズ成分に対してバイパス経路を形成することが可能となり、ノイズ成分を有効に減衰させることが可能となる。
また、3相電圧を供給する電源供給線の1相分と接地間にコンデンサC24とリアクトルL24とからなる直列回路を接続することにより、電源供給線と接地間の構成がアンバランス化された場合においても、線間コンデンサC21〜C23または直流中間コンデンサC25にて3相がバランスするように電流が分配され、図1の構成と同様の効果を得ることができる。
図3は、本発明の第3実施形態に係るノイズフィルタの概略構成を示す回路図である。
図3において、ノイズフィルタには、コモンモードリアクトルCL31が設けられ、コモンモードリアクトルCL31には、3相電圧を供給する電源供給線にそれぞれ直列接続されたコイルL31〜L33が設けられている。また、ノイズフィルタには、コンデンサC31、C33、C35とリアクトルL34〜L36とがそれぞれ直列接続された直列回路が設けられ、これらの直列回路は3相電圧を供給する電源供給線と接地間にそれぞれ接続されるとともに、これらの直列回路にはコンデンサC32、C34、C36がそれぞれ並列接続されている。
図3において、ノイズフィルタには、コモンモードリアクトルCL31が設けられ、コモンモードリアクトルCL31には、3相電圧を供給する電源供給線にそれぞれ直列接続されたコイルL31〜L33が設けられている。また、ノイズフィルタには、コンデンサC31、C33、C35とリアクトルL34〜L36とがそれぞれ直列接続された直列回路が設けられ、これらの直列回路は3相電圧を供給する電源供給線と接地間にそれぞれ接続されるとともに、これらの直列回路にはコンデンサC32、C34、C36がそれぞれ並列接続されている。
ここで、これらの直列回路の共振周波数f=1/(2π√(LC))がコモンモードリアクトルCL31の自己共振周波数以上になるように、コンデンサC31、C33、C35の容量CとリアクトルL34〜L36のインダクタンスLを設定することができ、コモンモードリアクトルCL31の自己共振周波数以上の帯域にあるノイズスペクトルのピーク周波数の近傍に、これらの直列回路の共振周波数fを設定することが好ましい。これにより、コモンモードリアクトルCL31の自己共振周波数以上の帯域にあるノイズ成分に対してバイパス経路を形成することが可能となり、ノイズ成分を有効に減衰させることが可能となる。
また、コンデンサC32、C34、C36は、高周波帯域においても容量成分を持つように周波数特性を設定することができる。これにより、高周波帯域においてもノイズフィルタの減衰効果を維持することができ、電源側に流出するノイズスペクトルを規格内に抑制することができる。
また、コンデンサC32、C34、C36は、高周波帯域においても容量成分を持つように周波数特性を設定することができる。これにより、高周波帯域においてもノイズフィルタの減衰効果を維持することができ、電源側に流出するノイズスペクトルを規格内に抑制することができる。
なお、上述した実施形態では、コンデンサC31、C33、C35とリアクトルL34〜L36とがそれぞれ直列接続された直列回路およびこれらの直列回路にそれぞれ並列接続されたコンデンサC32、C34、C36をコモンモードリアクトルCL31の後段に設ける方法について示したが、コンデンサC31、C33、C35とリアクトルL34〜L36とがそれぞれ直列接続された直列回路およびコンデンサC31、C33、C35にそれぞれ並列接続されたコンデンサC32、C34、C36をコモンモードリアクトルCL31の前段に設けるようにしてもよい。
図4は、本発明の第4実施形態に係るノイズフィルタの概略構成を示す回路図である。
図4において、ノイズフィルタにはコモンモードリアクトルCL41が設けられ、コモンモードリアクトルCL41には、3相電圧を供給する電源供給線に直列接続されたコイルL41〜L43が設けられている。また、3相電圧を供給する電源供給線には、スター結線された線間コンデンサC41〜C43がそれぞれ接続され、その中性点と接地間には、コンデンサC44とリアクトルL44とが直列接続された直列回路が設けられるとともに、この直列回路にはコンデンサC45が並列接続されている。
図4において、ノイズフィルタにはコモンモードリアクトルCL41が設けられ、コモンモードリアクトルCL41には、3相電圧を供給する電源供給線に直列接続されたコイルL41〜L43が設けられている。また、3相電圧を供給する電源供給線には、スター結線された線間コンデンサC41〜C43がそれぞれ接続され、その中性点と接地間には、コンデンサC44とリアクトルL44とが直列接続された直列回路が設けられるとともに、この直列回路にはコンデンサC45が並列接続されている。
ここで、これらの直列回路の共振周波数f=1/(2π√(LC))がコモンモードリアクトルCL41の自己共振周波数以上になるように、コンデンサC44の容量CとリアクトルL44のインダクタンスLを設定することができ、コモンモードリアクトルCL41の自己共振周波数以上の帯域にあるノイズスペクトルのピーク周波数の近傍に、この直列回路の共振周波数fを設定することが好ましい。これにより、コモンモードリアクトルCL41の自己共振周波数以上の帯域にあるノイズ成分に対してバイパス経路を形成することが可能となり、ノイズ成分を有効に減衰させることが可能となる。
また、コンデンサC45は、高周波帯域においても容量成分を持つように周波数特性を設定することができる。これにより、高周波帯域においてもノイズフィルタの減衰効果を維持することができ、電源側に流出するノイズスペクトルを規格内に抑制することができる。
さらに、スター結線された線間コンデンサC41〜C43の中性点と接地間にコンデンサC44とリアクトルL44とが直列接続された直列回路を設けることにより、コンデンサとリアクトルの部品点数を削減することができ、低コスト化および小型軽量化を図ることができる。
さらに、スター結線された線間コンデンサC41〜C43の中性点と接地間にコンデンサC44とリアクトルL44とが直列接続された直列回路を設けることにより、コンデンサとリアクトルの部品点数を削減することができ、低コスト化および小型軽量化を図ることができる。
なお、上述した実施形態では、スター結線された線間コンデンサC41〜C43、コンデンサC44とリアクトルL44とが直列接続された直列回路およびこれらの直列回路にそれぞれ並列接続されたコンデンサC45をコモンモードリアクトルCL41の後段に設ける方法について示したが、スター結線された線間コンデンサC41〜C43、コンデンサC44とリアクトルL44とが直列接続された直列回路およびこれらの直列回路にそれぞれ並列接続されたコンデンサC45をコモンモードリアクトルCL41の前段に設けるようにしてもよい。
図5は、本発明の第5実施形態に係るノイズフィルタの概略構成を示す回路図である。
図5において、ノイズフィルタF51には、コモンモードリアクトルCL51が設けられ、コモンモードリアクトルCL51には、3相電圧を供給する電源供給線に直列接続されたコイルL51〜L53が設けられている。また、ノイズフィルタF51には、コンデンサC54とリアクトルL54とが直列接続された直列回路が設けられ、この直列回路は3相電圧を供給する電源供給線の1相分と接地間に接続されている。さらに、ノイズフィルタF51には、3相電圧を供給する電源供給線の他の1相分と接地間に接続されたコンデンサC55が接続されている。また、3相電圧を供給する電源供給線の間には、デルタ結線された線間コンデンサC51〜C53がそれぞれ接続されている。
また、ノイズフィルタF51の後段には、3相電圧を整流するダイオードブリッジDB51および直流中間コンデンサC56が設けられ、ダイオードブリッジDB51には、ダイオードD51〜D56が設けられている。
図5において、ノイズフィルタF51には、コモンモードリアクトルCL51が設けられ、コモンモードリアクトルCL51には、3相電圧を供給する電源供給線に直列接続されたコイルL51〜L53が設けられている。また、ノイズフィルタF51には、コンデンサC54とリアクトルL54とが直列接続された直列回路が設けられ、この直列回路は3相電圧を供給する電源供給線の1相分と接地間に接続されている。さらに、ノイズフィルタF51には、3相電圧を供給する電源供給線の他の1相分と接地間に接続されたコンデンサC55が接続されている。また、3相電圧を供給する電源供給線の間には、デルタ結線された線間コンデンサC51〜C53がそれぞれ接続されている。
また、ノイズフィルタF51の後段には、3相電圧を整流するダイオードブリッジDB51および直流中間コンデンサC56が設けられ、ダイオードブリッジDB51には、ダイオードD51〜D56が設けられている。
なお、図5の例では、線間コンデンサC51〜C53をデルタ結線する方法について示したが、線間コンデンサC51〜C53はデルタ結線またはスター結線のどちらでもよい。また、図5の例では、線間コンデンサC51〜C53および直流中間コンデンサC56の双方を設ける方法について示したが、線間コンデンサC51〜C53および直流中間コンデンサC56のいずれかを設ければよい。また、上述した実施形態では、コンデンサC54とリアクトルL54とが直列接続された直列回路およびコンデンサC55をコモンモードリアクトルCL51の後段に設ける方法について示したが、コンデンサC54とリアクトルL54とが直列接続された直列回路およびコンデンサC55をコモンモードリアクトルCL51の前段に設けるようにしてもよい。
ここで、コンデンサC54とリアクトルL54とからなる直列回路の共振周波数f=1/(2π√(LC))がコモンモードリアクトルCL51の自己共振周波数以上になるように、コンデンサC54の容量CとリアクトルL54のインダクタンスLを設定することができ、コモンモードリアクトルCL51の自己共振周波数以上の帯域にあるノイズスペクトルのピーク周波数の近傍に、この直列回路の共振周波数fを設定することが好ましい。これにより、コモンモードリアクトルCL51の自己共振周波数以上の帯域にあるノイズ成分に対してバイパス経路を形成することが可能となり、ノイズ成分を有効に減衰させることが可能となる。
また、3相電圧を供給する電源供給線の1相分と接地間にコンデンサC54とリアクトルL54とからなる直列回路を接続することにより、電源供給線と接地間の構成がアンバランス化された場合においても、線間コンデンサC51〜C53または直流中間コンデンサC56にて3相がバランスするように電流が分配され、図1の構成と同様の効果を得ることができる。
また、コンデンサC55は、高周波帯域においても容量成分を持つように周波数特性を設定することができる。これにより、高周波帯域においてもノイズフィルタの減衰効果を維持することができ、電源側に流出するノイズスペクトルを規格内に抑制することができる。
また、コンデンサC55は、高周波帯域においても容量成分を持つように周波数特性を設定することができる。これにより、高周波帯域においてもノイズフィルタの減衰効果を維持することができ、電源側に流出するノイズスペクトルを規格内に抑制することができる。
図6は、本発明の第6実施形態に係るノイズフィルタの概略構成を示す回路図である。
図6において、ノイズフィルタには、コモンモードリアクトルCL61が設けられ、コモンモードリアクトルCL61には、3相電圧を供給する電源供給線にそれぞれ直列接続されたコイルL61〜L63が設けられている。また、ノイズフィルタには、3相電圧を供給する電源供給線と接地間にそれぞれ接続されたコンデンサC61〜C63が設けられている。
図6において、ノイズフィルタには、コモンモードリアクトルCL61が設けられ、コモンモードリアクトルCL61には、3相電圧を供給する電源供給線にそれぞれ直列接続されたコイルL61〜L63が設けられている。また、ノイズフィルタには、3相電圧を供給する電源供給線と接地間にそれぞれ接続されたコンデンサC61〜C63が設けられている。
ここで、コモンモードリアクトルCL61の自己共振周波数以上になるように、コンデンサC61〜C63の自己共振周波数を設定することができ、コモンモードリアクトルCL61の自己共振周波数以上の帯域にあるノイズスペクトルのピーク周波数の近傍に、コンデンサC61〜C63の自己共振周波数を設定することが好ましい。これにより、コモンモードリアクトルCL61の自己共振周波数以上の帯域にあるノイズ成分に対してバイパス経路を形成することが可能となり、ノイズ成分を有効に減衰させることが可能となる。
なお、コモンモードリアクトルCL61とコンデンサC61〜C63との接続は前後してもよい。また、コンデンサの自己共振周波数は、リード線長またはプリントパターン長によっても調整することができ、リード線長またはプリントパターン長の影響が含まれるようにしてコンデンサの自己共振周波数を設定するようにしてもよい。
図7は、本発明の第7実施形態に係るノイズフィルタの概略構成を示す回路図である。
図7において、ノイズフィルタF71には、コモンモードリアクトルCL71が設けられ、コモンモードリアクトルCL71には、3相電圧を供給する電源供給線に直列接続されたコイルL71〜L73が設けられている。また、ノイズフィルタF71には、3相電圧を供給する電源供給線の1相分と接地間に接続されたコンデンサC74が設けられている。また、3相電圧を供給する電源供給線の間には、デルタ結線された線間コンデンサC71〜C73がそれぞれ接続されている。
図7において、ノイズフィルタF71には、コモンモードリアクトルCL71が設けられ、コモンモードリアクトルCL71には、3相電圧を供給する電源供給線に直列接続されたコイルL71〜L73が設けられている。また、ノイズフィルタF71には、3相電圧を供給する電源供給線の1相分と接地間に接続されたコンデンサC74が設けられている。また、3相電圧を供給する電源供給線の間には、デルタ結線された線間コンデンサC71〜C73がそれぞれ接続されている。
また、ノイズフィルタF71の後段には、3相電圧を整流するダイオードブリッジDB71および直流中間コンデンサC75が設けられ、ダイオードブリッジDB71には、ダイオードD71〜D76が設けられている。
なお、図7の例では、線間コンデンサC71〜C73をデルタ結線する方法について示したが、線間コンデンサC71〜C73はデルタ結線またはスター結線のどちらでもよい。また、図7の例では、線間コンデンサC71〜C73および直流中間コンデンサC75の双方を設ける方法について示したが、線間コンデンサC71〜C73および直流中間コンデンサC75のいずれかを設ければよい。
なお、図7の例では、線間コンデンサC71〜C73をデルタ結線する方法について示したが、線間コンデンサC71〜C73はデルタ結線またはスター結線のどちらでもよい。また、図7の例では、線間コンデンサC71〜C73および直流中間コンデンサC75の双方を設ける方法について示したが、線間コンデンサC71〜C73および直流中間コンデンサC75のいずれかを設ければよい。
ここで、コモンモードリアクトルCL71の自己共振周波数以上になるように、コンデンサC74の自己共振周波数を設定することができ、コモンモードリアクトルCL71の自己共振周波数以上の帯域にあるノイズスペクトルのピーク周波数の近傍に、コンデンサC74の自己共振周波数を設定することが好ましい。これにより、コモンモードリアクトルCL71の自己共振周波数以上の帯域にあるノイズ成分に対してバイパス経路を形成することが可能となり、ノイズ成分を有効に減衰させることが可能となる。
なお、コモンモードリアクトルCL71とコンデンサC74との接続は前後してもよい。また、コンデンサの自己共振周波数は、リード線長またはプリントパターン長によっても調整することができ、リード線長またはプリントパターン長の影響が含まれるようにしてコンデンサの自己共振周波数を設定するようにしてもよい。
なお、コモンモードリアクトルCL71とコンデンサC74との接続は前後してもよい。また、コンデンサの自己共振周波数は、リード線長またはプリントパターン長によっても調整することができ、リード線長またはプリントパターン長の影響が含まれるようにしてコンデンサの自己共振周波数を設定するようにしてもよい。
図8は、本発明の第8実施形態に係るノイズフィルタの概略構成を示す回路図である。
図8において、ノイズフィルタには、コモンモードリアクトルCL81が設けられ、コモンモードリアクトルCL81には、3相電圧を供給する電源供給線にそれぞれ直列接続されたコイルL81〜L83が設けられている。また、ノイズフィルタには、3相電圧を供給する電源供給線と接地間にそれぞれ接続されたコンデンサC81、C83、C85が設けられるとともに、これらのコンデンサC81、C83、C85にはコンデンサC82、C84、C86がそれぞれ並列接続されている。
図8において、ノイズフィルタには、コモンモードリアクトルCL81が設けられ、コモンモードリアクトルCL81には、3相電圧を供給する電源供給線にそれぞれ直列接続されたコイルL81〜L83が設けられている。また、ノイズフィルタには、3相電圧を供給する電源供給線と接地間にそれぞれ接続されたコンデンサC81、C83、C85が設けられるとともに、これらのコンデンサC81、C83、C85にはコンデンサC82、C84、C86がそれぞれ並列接続されている。
ここで、コモンモードリアクトルCL81の自己共振周波数以上になるように、コンデンサC81、C83、C85の自己共振周波数を設定することができ、コモンモードリアクトルCL81の自己共振周波数以上の帯域にあるノイズスペクトルのピーク周波数の近傍に、コンデンサC81、C83、C85の自己共振周波数を設定することが好ましい。これにより、コモンモードリアクトルCL81の自己共振周波数以上の帯域にあるノイズ成分に対してバイパス経路を形成することが可能となり、ノイズ成分を有効に減衰させることが可能となる。
また、コンデンサC82、C84、C86は、高周波帯域においても容量成分を持つように周波数特性を設定することができる。これにより、高周波帯域においてもノイズフィルタの減衰効果を維持することができ、電源側に流出するノイズスペクトルを規格内に抑制することができる。
なお、コモンモードリアクトルCL81とコンデンサC81〜C86との接続は前後してもよい。また、コンデンサの自己共振周波数は、リード線長またはプリントパターン長によっても調整することができ、リード線長またはプリントパターン長の影響が含まれるようにしてコンデンサの自己共振周波数を設定するようにしてもよい。
なお、コモンモードリアクトルCL81とコンデンサC81〜C86との接続は前後してもよい。また、コンデンサの自己共振周波数は、リード線長またはプリントパターン長によっても調整することができ、リード線長またはプリントパターン長の影響が含まれるようにしてコンデンサの自己共振周波数を設定するようにしてもよい。
図9は、本発明の第9実施形態に係るノイズフィルタの概略構成を示す回路図である。
図9において、ノイズフィルタにはコモンモードリアクトルCL91が設けられ、コモンモードリアクトルCL91には、3相電圧を供給する電源供給線に直列接続されたコイルL91〜L93が設けられている。また、3相電圧を供給する電源供給線には、スター結線された線間コンデンサC91〜C93がそれぞれ接続され、その中性点と接地間には、コンデンサC94が接続されるとともに、このコンデンサC94にはコンデンサC95が並列接続されている。
図9において、ノイズフィルタにはコモンモードリアクトルCL91が設けられ、コモンモードリアクトルCL91には、3相電圧を供給する電源供給線に直列接続されたコイルL91〜L93が設けられている。また、3相電圧を供給する電源供給線には、スター結線された線間コンデンサC91〜C93がそれぞれ接続され、その中性点と接地間には、コンデンサC94が接続されるとともに、このコンデンサC94にはコンデンサC95が並列接続されている。
ここで、コモンモードリアクトルCL91の自己共振周波数以上になるように、コンデンサC94の自己共振周波数を設定することができ、コモンモードリアクトルCL91の自己共振周波数以上の帯域にあるノイズスペクトルのピーク周波数の近傍に、コンデンサC94の自己共振周波数を設定することが好ましい。これにより、コモンモードリアクトルCL91の自己共振周波数以上の帯域にあるノイズ成分に対してバイパス経路を形成することが可能となり、ノイズ成分を有効に減衰させることが可能となる。
また、コンデンサC95は、高周波帯域においても容量成分を持つように周波数特性を設定することができる。これにより、高周波帯域においてもノイズフィルタの減衰効果を維持することができ、電源側に流出するノイズスペクトルを規格内に抑制することができる。
なお、コモンモードリアクトルCL91とコンデンサC91〜C95との接続は前後してもよい。また、コンデンサの自己共振周波数は、リード線長またはプリントパターン長によっても調整することができ、リード線長またはプリントパターン長の影響が含まれるようにしてコンデンサの自己共振周波数を設定するようにしてもよい。
なお、コモンモードリアクトルCL91とコンデンサC91〜C95との接続は前後してもよい。また、コンデンサの自己共振周波数は、リード線長またはプリントパターン長によっても調整することができ、リード線長またはプリントパターン長の影響が含まれるようにしてコンデンサの自己共振周波数を設定するようにしてもよい。
図10は、本発明の第10実施形態に係るノイズフィルタの概略構成を示す回路図である。
図10において、ノイズフィルタF101には、コモンモードリアクトルCL101が設けられ、コモンモードリアクトルCL101には、3相電圧を供給する電源供給線に直列接続されたコイルL101〜L103が設けられている。また、ノイズフィルタF101には、3相電圧を供給する電源供給線の1相分と接地間に接続されたコンデンサC104が設けられている。さらに、ノイズフィルタF101には、3相電圧を供給する電源供給線の他の1相分と接地間に接続されたコンデンサC105が接続されている。また、3相電圧を供給する電源供給線の間には、デルタ結線された線間コンデンサC101〜C103がそれぞれ接続されている。
図10において、ノイズフィルタF101には、コモンモードリアクトルCL101が設けられ、コモンモードリアクトルCL101には、3相電圧を供給する電源供給線に直列接続されたコイルL101〜L103が設けられている。また、ノイズフィルタF101には、3相電圧を供給する電源供給線の1相分と接地間に接続されたコンデンサC104が設けられている。さらに、ノイズフィルタF101には、3相電圧を供給する電源供給線の他の1相分と接地間に接続されたコンデンサC105が接続されている。また、3相電圧を供給する電源供給線の間には、デルタ結線された線間コンデンサC101〜C103がそれぞれ接続されている。
また、ノイズフィルタF101の後段には、3相電圧を整流するダイオードブリッジDB101および直流中間コンデンサC106が設けられ、ダイオードブリッジDB101には、ダイオードD101〜D106が設けられている。
なお、図10の例では、線間コンデンサC101〜C103をデルタ結線する方法について示したが、線間コンデンサC101〜C103はデルタ結線またはスター結線のどちらでもよい。また、図10の例では、線間コンデンサC101〜C103および直流中間コンデンサC106の双方を設ける方法について示したが、線間コンデンサC101〜C103および直流中間コンデンサC106のいずれかを設ければよい。
なお、図10の例では、線間コンデンサC101〜C103をデルタ結線する方法について示したが、線間コンデンサC101〜C103はデルタ結線またはスター結線のどちらでもよい。また、図10の例では、線間コンデンサC101〜C103および直流中間コンデンサC106の双方を設ける方法について示したが、線間コンデンサC101〜C103および直流中間コンデンサC106のいずれかを設ければよい。
ここで、コモンモードリアクトルCL101の自己共振周波数以上になるように、コンデンサC104の自己共振周波数を設定することができ、コモンモードリアクトルCL101の自己共振周波数以上の帯域にあるノイズスペクトルのピーク周波数の近傍に、コンデンサC104の自己共振周波数を設定することが好ましい。これにより、コモンモードリアクトルCL101の自己共振周波数以上の帯域にあるノイズ成分に対してバイパス経路を形成することが可能となり、ノイズ成分を有効に減衰させることが可能となる。
また、3相電圧を供給する電源供給線の1相分と接地間にコンデンサC104を接続することにより、電源供給線と接地間の構成がアンバランス化された場合においても、線間コンデンサC101〜C103または直流中間コンデンサC106にて3相がバランスするように電流が分配され、図1の構成と同様の効果を得ることができる。
また、コンデンサC105は、高周波帯域においても容量成分を持つように周波数特性を設定することができる。これにより、高周波帯域においてもノイズフィルタの減衰効果を維持することができ、電源側に流出するノイズスペクトルを規格内に抑制することができる。
また、コンデンサC105は、高周波帯域においても容量成分を持つように周波数特性を設定することができる。これにより、高周波帯域においてもノイズフィルタの減衰効果を維持することができ、電源側に流出するノイズスペクトルを規格内に抑制することができる。
なお、コモンモードリアクトルCL101とコンデンサC104、C105との接続は前後してもよい。また、コンデンサの自己共振周波数は、リード線長またはプリントパターン長によっても調整することができ、リード線長またはプリントパターン長の影響が含まれるようにしてコンデンサの自己共振周波数を設定するようにしてもよい。
CL1、CL21、CL31、CL41、CL51、CL61、CL71、CL81、CL91、CL101 コモンモードリアクトル
L11〜L13、L21〜L23、L31〜L33、L41〜L43、L51〜L53、L61〜L63、L71〜L73、L91〜L93、L101〜L103 コイル
C11〜C13、C24、C31〜C36、C44、C45、C54、C55、C61〜C63、C74、C81〜C86、C94、C95、C104、C105 コンデンサ
L14〜L16、L24、L34〜L36、L44、L54 リアクトル
F21、F51、F71、F101 ノイズフィルタ
DB21、DB51、DB71、DB101 ダイオードブリッジ
C21〜C23、C41〜C43、C51〜C53、C71〜C73、C91〜C93、C101〜C103 線間コンデンサ
D21〜D26、D51〜D56、D71〜D76、D101〜D106 ダイオード
C25、C56、C75、C106 直流中間コンデンサ
L11〜L13、L21〜L23、L31〜L33、L41〜L43、L51〜L53、L61〜L63、L71〜L73、L91〜L93、L101〜L103 コイル
C11〜C13、C24、C31〜C36、C44、C45、C54、C55、C61〜C63、C74、C81〜C86、C94、C95、C104、C105 コンデンサ
L14〜L16、L24、L34〜L36、L44、L54 リアクトル
F21、F51、F71、F101 ノイズフィルタ
DB21、DB51、DB71、DB101 ダイオードブリッジ
C21〜C23、C41〜C43、C51〜C53、C71〜C73、C91〜C93、C101〜C103 線間コンデンサ
D21〜D26、D51〜D56、D71〜D76、D101〜D106 ダイオード
C25、C56、C75、C106 直流中間コンデンサ
Claims (6)
- 電力変換回路の電源供給線に接続された少なくとも1つのコモンモードリアクトルと、
前記電源供給線と接地間に接続された少なくとも1組のコンデンサとリアクトルからなる直列回路とを備え、
前記直列回路の共振周波数は、前記コモンモードリアクトルの自己共振周波数以上、かつノイズピーク近傍の周波数に設定されることを特徴とするノイズフィルタ。 - 電力変換回路の電源供給線に接続された少なくとも1つのコモンモードリアクトルと、
前記電源供給線と接地間に接続された少なくとも1組の第1コンデンサとリアクトルからなる直列回路と、
前記直列回路に並列接続された第2コンデンサとを備え、
前記直列回路の共振周波数は、前記コモンモードリアクトルの自己共振周波数以上、かつノイズピーク近傍の周波数に設定され、前記第2コンデンサは少なくともノイズ規制周波数帯域で、容量性を示すものを使用することを特徴とするノイズフィルタ。 - 電力変換回路の電源供給線に接続された少なくとも1つのコモンモードリアクトルと、
前記電源供給線と接地間の少なくとも1相に接続された少なくとも1組の第1コンデンサとリアクトルからなる直列回路と、
前記電源供給線と接地間の残りの少なくとも1相に接続された第2コンデンサとを備え、
前記直列回路の共振周波数は、前記コモンモードリアクトルの自己共振周波数以上、かつノイズピーク近傍の周波数に設定され、前記第2コンデンサは少なくともノイズ規制周波数帯域で、容量性を示すものを使用することを特徴とするノイズフィルタ。 - 電力変換回路の電源供給線に接続された少なくとも1つのコモンモードリアクトルと、
前記電源供給線と接地間に接続された少なくとも1つのコンデンサとを備え、
前記コンデンサの自己共振周波数は前記コモンモードリアクトルの自己共振周波数以上、かつノイズピーク近傍の周波数に設定されることを特徴とするノイズフィルタ。 - 電力変換回路の電源供給線に接続された少なくとも1つのコモンモードリアクトルと、
前記電源供給線と接地間に接続された少なくとも1つの第1コンデンサと、
前記第1コンデンサに並列接続された第2コンデンサとを備え、
前記第1コンデンサの自己共振周波数は、前記コモンモードリアクトルの自己共振周波数以上、かつノイズピーク近傍の周波数に設定され、前記第2コンデンサは少なくともノイズ規制周波数帯域で、容量性を示すものを使用することを特徴とするノイズフィルタ。 - 電力変換回路の電源供給線に接続された少なくとも1つのコモンモードリアクトルと、
前記電源供給線と接地間の少なくとも1相に接続された少なくとも1つの第1コンデンサと、
前記電源供給線と接地間の残りの少なくとも1相に接続された第2コンデンサとを備え、
前記第1コンデンサの自己共振周波数は、前記コモンモードリアクトルの自己共振周波数以上、かつノイズピーク近傍の周波数に設定され、前記第2コンデンサは少なくともノイズ規制周波数帯域で、容量性を示すものを使用することを特徴とするノイズフィルタ。
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