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JP2008244313A - 積層電子部品の製造方法 - Google Patents

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JP2008244313A JP2007085271A JP2007085271A JP2008244313A JP 2008244313 A JP2008244313 A JP 2008244313A JP 2007085271 A JP2007085271 A JP 2007085271A JP 2007085271 A JP2007085271 A JP 2007085271A JP 2008244313 A JP2008244313 A JP 2008244313A
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武尊 吉田
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Abstract

【課題】段差吸収層を、電極との間に隙間を生じることなく形成することにより、積層電子部品の変形を防止することができる積層電子部品の製造方法を提供すること。
【解決手段】セラミックグリーンシート1の面上に、電極2と、電極2を取り囲むように配置された枠3とを形成する。更に、セラミックグリーンシート1の面上において電極2と、枠3との間の領域に段差吸収用の流動性ペースト41を塗布する。そして、流動性ペースト41が塗布されたセラミックグリーンシート1を含む複数枚のセラミックグリーンシートを積層する。
【選択図】図4

Description

本発明は、積層電子部品の製造方法に関する。
一般に、積層セラミックコンデンサなどの積層電子部品は、セラミックグリーンシートの面上に電極を形成し、このセラミックグリーンシートを複数枚積層することによって製造される。このように積層電子部品においてはセラミックグリーンシートを積層することになるから、電極が形成されている部分と、電極が形成されていない部分との間で、積層数に応じて電極の厚みによる段差が累積し、最終製品としてみた積層電子部品に変形が生じがちである。そこで、セラミックグリーンシートの面上において電極の周囲に段差吸収層を形成することにより、電極の厚みによる段差の解消を図るのが一般的である。
ところで、近年、移動体通信機器などの電子機器に対する小型化の要求が強まるに伴い、それに搭載される積層電子部品に対しても小型化の要求が強まっている。特に、積層セラミックコンデンサの場合、小型化だけでなく大容量化も求められているから、限られた寸法で容量を確保するため、セラミックグリーンシートの薄層化及び多層化が進められている。このような状況下では、電極の厚みによる影響が大きくなるから、段差吸収層を、電極間の領域に一致するように形成することが望ましい。
ところが、段差吸収層を、電極間の領域に一致するように形成するのは難しい。例えば、段差吸収層を、スクリーン印刷で形成する場合、製版の位置ずれや伸び縮み等があるので、製版の開口部を、完全に、段差吸収層を形成すべき位置に合わせることは難しい。製版の開口部が、段差吸収層を形成すべき位置からずれた場合、段差吸収用のペーストが電極に乗り上げた状態で印刷されてしまい、かえって段差を生じる恐れがある。
かといって、製版の開口部を、電極間の領域よりも狭めに設定すると、特許文献1の図3に示されているように、段差吸収用ペーストが、電極との間に隙間を生じた態様で印刷されることになる。段差吸収用ペーストと電極との間に隙間があると、その隙間部分でセラミックグリーンシートが湾曲してしまうので、段差を完全には吸収できない。
特許文献2は、電極の周縁部を傾斜面として形成し、傾斜面に重なるように段差吸収用ペーストを塗布する技術を開示している。しかし、この開示技術によっても、段差吸収層を、電極間の領域に一致するように形成することは難しい。
特開2003−17362号公報 特開2000−311831号公報
本発明の課題は、段差吸収層を、電極との間に隙間を生じることなく形成することにより、積層電子部品の変形を防止することができる積層電子部品の製造方法を提供することである。
上述した課題を解決するため、本発明に係る積層電子部品の製造方法では、セラミックグリーンシートの面上に、少なくとも一つの電極と、前記電極を、間隔を隔てて取り囲む枠とを形成する。更に、前記枠内の領域であって前記電極が形成されていない領域に、段差吸収用の流動性ペーストを形成する。そして、前記流動性ペーストが形成された前記セラミックグリーンシートを含む複数枚のセラミックグリーンシートを積層する。
上述した本発明に係る積層電子部品の製造方法では、セラミックグリーンシートの面上に、少なくとも一つの電極と、電極を、間隔を隔てて取り囲む枠とを形成する。更に、枠内の領域であって電極が形成されていない領域に、段差吸収用の流動性ペーストを形成する。上記プロセスによれば、ペーストが、電極との間に隙間を生じた態様で塗布された場合でも、ペーストを、枠によって堰き止めながら流動させ、拡散させることができるので、電極との間の隙間を埋めることができる。従って、ペーストからなる段差吸収層を、電極との間に隙間を生じることなく形成することができるから、セラミックグリーンシートを積層することにより製造される積層セラミック電子部品の変形を防止することができる。
更に、段差吸収用のペーストを、枠によって堰き止めながら流動させ、電極が形成されていない領域の全面にわたって拡散させることができるので、段差吸収層を、電極が形成されていない領域内に均一な厚みで形成することができる。
以上述べたように、本発明によれば、段差吸収層を、電極との間に隙間を生じることなく形成することにより、積層電子部品の変形を防止することができる積層電子部品の製造方法を提供することができる。
図1は本発明に係る積層電子部品の製造方法を実施するのに用いられる積層電子部品製造装置を概略的に示す図である。図示の積層電子部品製造装置は、塗布ステージS1、乾燥ステージS2、電極/枠印刷ステージS3、乾燥ステージS4、段差吸収層印刷ステージS5、乾燥ステージS6、切断ステージS7及び積層ステージS8を備えている。ここでは、積層電子部品として積層セラミックコンデンサを製造するものとする。
ローラー91から繰り出された可撓性支持体9は、まず、塗布ステージS1に供給される。塗布ステージS1では、ドクターブレードなどの塗布装置81を用いて、可撓性支持体9上にセラミックペースト11を塗布する。これにより、可撓性支持体9上に連続的に形成されたセラミックグリーンシート1が得られる。セラミックペースト11は、セラミック粉、バインダ及び溶剤等を混合することにより調製できる。
次に、乾燥ステージS2で乾燥機82を用い、セラミックグリーンシート1を乾燥させる。
次に、セラミックグリーンシート1は、電極/枠印刷ステージS3に付される。電極/枠印刷ステージS3では、印刷機83を用いて、セラミックグリーンシート1に電極及び枠を印刷する。電極及び枠の印刷については、本発明の特徴に関わるため、図2及び図3を参照して詳しく説明する。
図2及び図3に示すように、セラミックグリーンシート1の面上に、複数の電極2及び枠3を形成する。電極2は、導体粉、溶剤及びバインダなどを混合した導体ペーストを、所定パターンで印刷し、乾燥させることにより形成することができる。印刷手法としては、スクリーン印刷法、グラビア印刷法や凸版印刷法等を採用できる。電極20は、互いにセラミックグリーンシート11の長さ方向Xに間隔を隔て、かつ、セラミックグリーンシート11の幅方向Yに間隔を隔てて、行列状の配置となるように形成される。
枠3も、電極と同様にして、ペーストを所定パターンで印刷し、乾燥させることにより形成することができる。枠3は、電極2のそれぞれを個別に取り囲み、かつ、電極2のそれぞれとの間に間隔D2を隔てるように形成される。枠3内の領域であって電極2が形成されていない領域を、参照符号6で示す。
図示実施形態の場合、枠3は、幅方向Yに延びる帯状部分31と、長さ方向Xに延びる帯状部分32とを格子状に組み合わせた形状となっており、第1の切断予定線C1及び第2の切断予定線C2に重なって形成される。第1の切断予定線C1は、長さ方向Xに隣り合う電極2の間で、幅方向Yに沿って延びる切断予定線である。また、第2の切断予定線C2は、幅方向Yに隣り合う電極2の間で、長さ方向Xに沿って延びる切断予定線である。
また、図示の枠3は、各電極2の周りを、切れ目なしに取り囲む態様で形成されるが、これと異なり、部分的に切れ目があってもよい。
枠3の形成に用いられるペーストとしては、任意に選択することができ、電極形成用のペーストとは異なるペースト、または、電極形成用のペーストと同じペーストの何れも採用することができる。
ただ、枠形成用のペーストとして電極形成用のペーストとは異なるペーストを採用した場合、電極2を印刷した後に枠3を印刷するか、または、枠3を印刷した後に電極2を印刷する必要があるので、印刷工程が増える。
これに対し、枠形成用のペーストとして電極と同じペーストを採用した場合、電極2及び枠3を同時に印刷することができるので、印刷工程を減らすことができる。スクリーン印刷法を例として具体的に説明すると、枠形成用のペースト及び電極形成用のペーストを、同一の製版を用いて印刷することができるから、電極2の形成及び枠3の形成を一つの印刷工程で同時に行なうことができる。
再び図1に戻る。電極2及び枠3が形成されたセラミックグリーンシート1は、乾燥ステージS4に付される。乾燥ステージS4では、乾燥機84を用いて、電極2を形成するペースト、及び、枠3を形成するペーストを乾燥させる。
次に、セラミックグリーンシート1は、段差吸収層印刷ステージS5に付される。段差吸収層印刷ステージS5では、印刷機85を用いて段差吸収用のペースト41を印刷する。この段差吸収層印刷ステージS5も、本発明の特徴に関わるため、図4〜図8を参照して詳しく説明する。ここでは、段差吸収用のペースト41を印刷するための手法として、スクリーン印刷法を採用するものとする。
まず、図4を参照すると、スクリーン印刷法に用いられる製版5が示されている。製版5は、版枠などに張られたスクリーンメッシュ51に樹脂52を塗布することにより製造することができる。更に製版5には、ペーストを被印刷物に印刷するための開口部53が、設けられている。開口部53には、スクリーンメッシュ51が現れている。
段差吸収用のペーストを塗布するにあたっては、製版5を、その開口部53が電極2と枠3との間隔D2に対応した位置となるように配置する。そして、製版5に段差吸収用のペースト41を載せ、矢印A1に示すように、スキージ57を製版5上で摺動させる。これにより、段差吸収用のペースト41を、製版5の開口部53から押し出し、図5に示すように、電極2と枠3との間隔D2内に塗布することができる。
段差吸収用のペースト41としては、基本的には、セラミックグリーンシート1の形成に用いられるセラミックペーストと同じものを用いることができる。例えば、セラミック粉、バインダ及び溶剤を混合したものを用いることができる。
従来、段差吸収用のペーストについては、ペーストを塗布した後、ペーストをその位置にとどまらせ、形状を保持することを前提としていた。このため、段差吸収用のペーストとしては、粘度が大きくて流動性の低いものを用いていた。
これに対し、本発明では、段差吸収用のペースト41を塗布した後、流動させて拡散させる必要があるので、粘度が小さくて流動性の高いものを用いる。ペースト粘度の数値例を挙げると、粘度計のせん断速度を8秒−1程度に設定した低速の領域でみて、ペーストの粘度が5〜15パスカル秒の範囲であることが好ましい。ペーストの粘度が15パスカル秒よりも大きい場合、必要な流動性を確保できない恐れがある。また、ペーストの粘度が5パスカル秒未満の場合、製版5のスクリーンメッシュ51からペーストが漏れ出してしまう恐れがある。
また、ペースト41の構成成分については、基本的には、セラミックグリーンシート1の形成に用いられるセラミックペーストと同じものを採用することができる。例えば、セラミック粉、バインダ及び溶剤を構成成分とすればよい。この場合、ペーストの粘度は、溶剤の種類または混合比などを変更することにより調整できる。
再び図4を参照すると、図示の製版5では、開口部53の開口寸法D1が、電極2と枠3との間隔D2よりも狭くなるように設定されている。詳しくは、開口部53の開口寸法D1とは、開口部53を、その下側から見たときの開口寸法を指す。また、電極2と枠3との間隔D2とは、電極2の上面21の高さ位置で見たときの電極2及び枠3間の間隔を指す。
製版5の開口部53の開口寸法D1が電極2と枠3との間隔D2よりも狭いという上記条件に加えて、製版5を、開口部53の中心位置531が電極2と枠3との間の中心位置61に一致するように狙って配置することによって、開口部53と電極2との間にギャップD21を生じさせ、かつ、開口部53と枠31との間にギャップD22を生じさせることができる。
そして、この状態で、製版5の開口部53から段差吸収用のペースト41を押し出すことにより、図5に示すように、ペースト41を、電極2からギャップD21を隔て、かつ、枠3からギャップD22を隔てた態様で塗布することができる。
図6は、段差吸収用のペーストを塗布した状態を、上側から示す平面図である。図5及び図6を参照すると、段差吸収用のペースト41は、電極2と枠3との間で、電極2を取り囲む環の形状となるように塗布される。ペースト41は、電極2の全周にわたり、電極2から長さ方向XのギャップD21及び幅方向YのギャップD23を隔て、かつ、枠3から長さ方向XのギャップD22及び幅方向YのギャップD24を隔てた態様で塗布される。
塗布されたペースト41は、それ自体が有する流動性によって、枠3で堰き止められながら流動し、矢印A2に示すように拡散する。この結果、図7に示すように、ペースト41でなる段差吸収層42を、電極2との間に隙間を生じることなく形成することができる。
また、ペースト42を、枠3によって堰き止めながら流動させ、電極2と、枠3との間の領域全面にわたって拡散させることができるので、図7に示すように、ペースト41でなる段差吸収層42を、電極2と、枠3との間の領域内に均一な厚みT1で形成することができる。
また、図8に示すように、セラミックグリーンシート1に対する電極2の段差T0を、段差吸収用ペースト41で完全に埋めるためには、段差吸収用ペースト41の塗布量V1が、電極2と、枠3との間に形成される容積V0とほぼ等しくなければならない。従って、ペースト41を塗布した後、拡散させることを考えると、塗布された時点での段差吸収用ペースト41の高さ位置Hは、電極2の上面21よりも高くしておく必要がある。
また、ペーストを塗布する方法としては、上述したスクリーン印刷法に限定されることはない。例えば、スクリーン印刷法以外の印刷方法として、マスクプレートを用いた印刷法、グラビア印刷法または凸版印刷法を採用することもできる。また、本発明で用いられる段差吸収用ペーストは、粘度が小さくて流動性が高いので、スプレーなどの噴射装置からペーストを噴射し、電極と枠との間の領域に吹き付けるといった方法を採用することもできる。
再び図1に戻る。電極2、枠3及び段差吸収層42が形成されたセラミックグリーンシート1は、乾燥ステージS6に付される。乾燥ステージS6では、乾燥機86を用いて、段差吸収層42を構成するペーストを乾燥させる。
乾燥ステージS6の後、可撓性支持体9がローラー92に巻き取られるとともに、セラミックグリーンシート1が可撓性支持体9から剥離され、切断ステージS7に付される。切断ステージS7では、連続的に形成されたセラミックグリーンシート1を、切断刃87によって、一定の長さごとに切断する。これにより、電極2、枠3及び段差吸収層42を備えたセラミックグリーンシート1が、複数枚得られる。
次に、積層ステージS8で、セラミックグリーンシート1を積層する。積層ステージS8を、図9に基づいて説明する。図9に示すように、積層台88上で、電極2、枠3及び段差吸収層42を備えたセラミックグリーンシート1を、長さ方向Xに交互に位置をずらして積み重ねる。また、幅方向Y(図2参照)でみると、セラミックグリーンシート1は、位置をずらすことなく積み重ねられる。このようにして、セラミックグリーンシート1を積層した構造のシート積層体10が得られる。
次に、シート積層体10を、その積層方向に加圧した後、切断予定線C1及びC2(図2参照)に沿って切断する。シート積層体を切断するための手法としては、円盤状の切断刃を回転させてシート積層体を切削する回転刃切断法などを採用することができる。切断予定線C1の両側には、切断の際に切削される切り代D4がある。図示実施形態の場合、枠3が形成されている部分は、その切り代D4内に含まれているので、切断の際に枠3を除去することができる。従って、枠3を形成するためのペーストとして、電極2と同じペーストを採用しても、電極2とのショートが生じる恐れはない。
このようにしてシート積層体を切断することにより、積層グリーンチップが得られる。この後、その積層グリーンチップに対して、脱バインダ、焼成及び端子電極形成などの周知の工程を行うと、積層電子部品が得られる。
図10は、本発明に係る積層電子部品の製造方法において、枠の形状パターンの別の例を示す図である。図示において、先の図2に現れた構成部分と同一性ある構成部分には、同一の参照符号を付し、重複説明を省略する。
図2との対比において、図10では、枠3は、切断予定線C1、C2の位置を除いた領域に形成されている。この態様の利点は、切断予定線C1、C2に沿ってシート積層体を切断する際、枠が形成されている部分に切断刃が入ることがないので、切断刃の磨耗を低減できる点にある。
図11は、本発明に係る積層電子部品の製造方法において、枠の形状パターンの更に別の例を示す図である。図示において、先の図2に現れた構成部分と同一性ある構成部分には、同一の参照符号を付し、重複説明を省略する。
図2との対比において、図11では、枠3は、長さ方向X及び幅方向Yに沿って行列状に配置された複数の電極2の全体を取り囲むように、形成されている。この態様の場合、段差吸収用の流動性ペーストを、電極2と枠3との間隔のみならず、電極2同士間の間隔にも塗布する。電極2間の間隔と、製版の開口部との関係について、図12を参照して説明する。
段差吸収用のペーストを塗布するにあたっては、製版5を、その開口部53が電極2間の間隔D6に対応した位置となるように配置する。図示の製版5では、開口部53の開口寸法D5が、電極2間の間隔D6よりも狭くなるように設定されている。電極2間の間隔D6とは、電極2の上面21の高さ位置で見たときの電極2間の間隔を指す。
製版5の開口部53の開口寸法D5が電極2間の間隔D6よりも狭いという上記条件に加えて、製版5を、開口部53の中心位置531が電極2間の中心位置62に一致するように狙って配置することによって、開口部53と電極2との間にギャップD61を生じさせることができる。
そして、この状態で、矢印A1に示すように、スキージ57を製版5上で摺動させ、製版5の開口部53からペースト41を押し出す。これにより、ペースト41を、電極2間の間隔D6内に、電極2からギャップD61を隔てた態様で塗布することができる。
その後の工程については、図5〜図8を参照して説明した通りであるので、説明を省略する。
以上、好ましい実施の形態を参照して本発明の内容を具体的に説明したが、本発明の基本的技術思想及び教示に基づいて、当業者であれば、種々の改変態様を採り得ることは自明である。
本発明に係る積層電子部品の製造方法を実施するのに用いられる積層電子部品製造装置を概略的に示す図である。 電極及び枠を形成する工程を説明するための図である。 図2の3−3線に沿った拡大断面図である。 段差吸収層を形成する工程を説明するための図である。 図4に示した後の工程を示す図である。 図5に示した工程において、段差吸収用のペーストを塗布した状態を、上側から示す平面図である。 図5及び図6に示した後の工程を示す図である。 段差吸収用ペーストの塗布量と、電極及び枠の間に形成される容積との関係を説明するための図である。 セラミックグリーンシートを積層する工程を説明するための図である。 枠の形状パターンの別の例を示す図である。 枠の形状パターンの更に別の例を示す図である。 図11に示された枠の形状パターンについて、電極間の間隔と、製版の開口部との関係を説明するための図である。
符号の説明
1 セラミックグリーンシート
2 電極
3 枠
41 段差吸収用の流動性ペースト

Claims (7)

  1. 積層電子部品の製造方法であって、
    セラミックグリーンシートの面上に、少なくとも一つの電極と、前記電極を、間隔を隔てて取り囲む枠とを形成し、
    前記枠内の領域であって前記電極が形成されていない領域に、段差吸収用の流動性ペーストを形成し、
    前記流動性ペーストが形成された前記セラミックグリーンシートを含む複数枚のセラミックグリーンシートを積層する、
    工程を含む製造方法。
  2. 請求項1に記載された製造方法であって、前記流動性ペーストは、前記電極及び前記枠からギャップを隔てて形成される、製造方法。
  3. 請求項1または2に記載された製造方法であって、前記流動性ペーストは、製版を用いて前記セラミックグリーンシートの面上に印刷される、製造方法。
  4. 請求項3に記載された製造方法であって、
    前記製版は、前記流動性ペーストを印刷するための開口部を有し、前記開口部の寸法が前記電極と前記枠との間隔よりも狭くなっており、
    前記流動性ペーストを印刷するにあたって前記製版を、前記開口部が前記電極と前記枠との間隔に対応した位置となるように配置する、
    製造方法。
  5. 請求項3に記載された製造方法であって、
    前記電極は、複数であり、互いに間隔を隔てて形成され、
    前記製版は、前記流動性ペーストを印刷するための開口部を有し、前記開口部の寸法が前記電極間の間隔よりも狭くなっており、
    前記流動性ペーストを印刷するにあたって前記製版を、前記開口部が前記電極間の間隔に対応した位置となるように配置する、
    製造方法。
  6. 請求項1乃至5の何れかに記載された製造方法であって、前記電極と前記枠とは、同じペーストから形成される、製造方法。
  7. 請求項6に記載された製造方法であって、前記電極と前記枠とは、同時に形成される、製造方法。
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