JP2008122882A - ズームレンズ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 拡大側より順に、第1レンズ群、第2レンズ群及び第3レンズ群から構成され、前記第1レンズ群は負の屈折力を有し、負の屈折力を有するレンズ(以下負レンズ)である第1レンズ、及びメニスカス形状で正の屈折力を有するレンズ(以下正レンズ)である第2レンズを配して構成され、前記第2レンズ群は正の屈折力を有し、正レンズである第3レンズ、1面以上の非球面を持つパワーの小さな第4レンズ、正レンズである第5レンズ、前記第5レンズと接合状態で使用される負レンズの第6レンズを配して構成され、前期第3レンズ群は正レンズである第7レンズを配して構成され、前記第1レンズ群、第2レンズ群及び前記第3レンズ群の位置を移動することにより変倍を成していることを特徴とするズームレンズ。
【選択図】 図1
Description
(1) −0.6<fW /fI <−0.3
(2) 0.5<fW /fII <0.7
(3) (LI +LII )/fW <1.9
ただし、
fW : 広角端におけるレンズ全系の合成焦点距離
fI : 第1レンズ群の合成焦点距離
fII : 第2レンズ群の合成焦点距離
LI : 第1レンズ群の全長
LII : 第2レンズ群の全長
条件式(1)、(2)は、適切な群パワーで小型化と性能の両立できる各群のパワー配分を規定するものである。条件式(1)は、上限を越えると大型化してしまう。下限を越えるとパワー過大となり性能が低下する。条件式(2)は、上限を越えるとパワー過大となり性能が低下する。下限を越えると大型化してしまう。
条件式(3)は、収納時における組レンズ全長に関するものである。上限を越えると収納時の十分な小型化が困難となる。
(4) −0.9<fW /f1 <−0.5
(5) 0.8<fW /R3 <1.2
(6) 20<ν1 −ν2
(7) 1.65<n1
ただし、
f1 : 第1レンズの焦点距離
R3 : 第1レンズの縮小側の面の曲率半径
ν1 : 第1レンズのアッベ数
ν2 : 第2レンズのアッベ数
n1 : 第1レンズのd線における屈折率
条件式(4)は、負の屈折力を有する第1レンズ群へのパワーの適切な配分に関するものである。光学系全体の大きさと諸収差を適正に補正するための条件のバランスとなる。下限を越えると、第2群との空気間隔を大きくとらねばならず、光学系全体の大きさが大型化する事となりコンパクトなデジタルスチルカメラの用途に適さない。逆に上限を越えると、第1レンズ群の負のパワーが大きいことになり、これに伴い第2レンズ群の正のパワーを強めなければならず諸収差のバランスを取るのが困難となり性能が低下する。
条件式(5)は、曲率の大きい凹面である前記第1レンズの縮小側面の形状に関する条件式である。条件式(5)の範囲で曲率を与える事によって、入射瞳に対して同心的形状とすることにより諸収差の発生を基本的に小さくしている。上限を越えると、前記第1レンズの縮小側面の曲率半径が小さくなり加工が困難となると共に、負のパワーが過大になりすぎ、ペッツバール和が過小となってしまう。逆に下限を越えると、加工上は有利となるが、同心性が悪化し、歪曲収差や球面収差、コマ収差の補正が困難となる。
条件式(6)は、色収差補正に関するものである。下限を越えると第1レンズによる色収差が補正しきれず、第1群内での補正が困難になる。
条件式(7)は、像面湾曲補正、コマ収差補正に関するものである。下限を越えるとペッツバール和が大きくなってしまい、像面湾曲、コマ収差が補正しきれなくなってしまう。
(8) |fW |/f4 <0.2
(9) 0.6<fW /f3 <1.0
(10) (ν3 +ν5 )/2−ν6 <10
(11) n3 <1.6
(12) 60<ν3
(13) 0.7<R6 /R12 <1.0
ただし、
f3 : 第3レンズの焦点距離
f4 : 第4レンズの焦点距離
ν3 : 第3レンズのアッベ数
ν5 : 第5レンズのアッベ数
ν6 : 第6レンズのアッベ数
n3 : 第3レンズのd線における屈折率
R6 : 第6レンズの拡大側の面の曲率半径
R12 : 第12レンズの縮小側の面の曲率半径
条件式(8)は、第4レンズのパワーに関するものである。特に第4レンズを樹脂で構成する場合、範囲を越えると非球面製造誤差や温度変化に因る性能に与える影響が大きくなる。
条件式(9)は、強い正の屈折力を有する第3レンズへのパワーの適切な配分に関するものである。光学系全体の大きさと諸収差を適正に補正するための条件のバランスとなる。この条件からはずれると第3レンズの正のパワーが大きいことになり、これに伴い第1レンズ群の負のパワーを強めなければならず諸収差のバランスを取るのが困難となり性能が低下する。
条件式(10)は、第2レンズ群全体の色補正条件で、下限を越えると図無地の色収差の変動が大きくなる。
条件式(11)は、像面湾曲補正に関するものである。上限を越えるとペッツバール和が不適切になってしまい、像面湾曲が補正しきれなくなってしまう。
条件式(12)は、色収差補正を良好に維持するための条件式である。この条件を越えると色収差の補正が困難になる。
条件式(13)は、球面収差、コマ収差補正の用件である。第2群には太い軸上及び軸外光束が入るため、入射光束に対し、コンセトリックな面が必要となる。この条件からはずれると球面収差、コマ収差を良好に補正できない。
Z=(Y2 /r)/〔1+√{1−(Y/r)2 }〕
+A4 ・Y4 +A6 ・Y6 +A8 ・Y8 +A10・Y10
で与えられる曲線を光軸の回りに回転して得られる曲面で、近軸曲率半径:r、高次の非球面係数:A4 、A6 、A8 、A10を与えて形状を定義する。なお表中の高次の非球面係数の表記において「Eとそれに続く数字」は「10の累乗」を表している。例えば、「E−4」は10-4を意味し、この数値が直前の数値に掛かるのである。
表及び図面中、fはレンズ全系の焦点距離、FNoはFナンバー、2ωはレンズの全画角を表す。また、Rは曲率半径、Dはレンズ厚またはレンズ間隔、nd はd線の屈折率、νd はd線のアッベ数を示す。諸収差図中のC、d、e、F、gはそれぞれの波長における収差曲線である。またSはサジタル、Mはメリディオナルを示している。
Claims (4)
- 拡大側より順に、第1レンズ群、第2レンズ群及び第3レンズ群から構成され、前記第1レンズ群は負の屈折力を有し、縮小側を凹面とした負の屈折力を有する負レンズである第1レンズ、拡大側が凸面のメニスカス形状で正の屈折力を有する正レンズである第2レンズを配して構成され、前記第2レンズ群は正の屈折力を有し、拡大側を凸面とした正レンズである第3レンズ、1面以上の非球面を持つパワーの小さな第4レンズ、及び縮小側を凸面とした正レンズである第5レンズ、前記第5レンズと接合状態で使用される負レンズの第6レンズを配して構成され、前記第3レンズ群は正レンズである第7レンズを配して構成され、前記第1レンズ群、前記第2レンズ群及び前記第3レンズ群の位置を移動することにより変倍を成しているズームレンズにおいて、レンズ全系の光軸方向の寸法に関して下記条件式(1)、(2)及び(3)を満足していることを特徴とするズームレンズ。
(1) −0.6<fW /fI <−0.3
(2) 0.5<fW /fII <0.7
(3) (LI +LII )/fW <1.9
ただし、
fW : 広角端におけるレンズ全系の合成焦点距離
fI : 第1レンズ群の合成焦点距離
fII : 第2レンズ群の合成焦点距離
LI : 第1レンズ群の全長
LII : 第2レンズ群の全長 - 前記第1レンズ群を構成する前記第1レンズのパワーに関して下記条件式(4)を満足し、第1レンズの縮小側の面の形状に関して下記条件式(5)を満足し、前記第1レンズ及び第2レンズの材質に関し条件式(6)及び(7)を満足し、前記第1レンズの縮小側の面の形状が非球面であることを特徴とする請求項1記載のズームレンズ。
(4) −0.9<fW /f1 <−0.5
(5) 0.8<fW /R3 <1.2
(6) 20<ν1 −ν2
(7) 1.65<n1
ただし、
f1 : 第1レンズの焦点距離
R3 : 第1レンズの縮小側の面の曲率半径
ν1 : 第1レンズのアッベ数
ν2 : 第2レンズのアッベ数
n1 : 第1レンズのd線における屈折率 - 前記第2レンズ群を構成する前記第4レンズのパワーに関して下記条件式(8)を満足し、前記第3レンズのパワーに関して下記条件式(9)を満足し、前記第3レンズの材質に関して下記条件式(11)及び(12)を満足し、更に、前記第3レンズ及び前記第5レンズの材質に関して下記条件式(10)を満足し、前記第3レンズ及び前記第5レンズの形状に関して下記条件式(13)を満足し、前記第2レンズ群を構成するレンズ面の2面以上の形状が非球面であることを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
(8) |fW |/f4 <0.2
(9) 0.6<fW /f3 <1.0
(10) (ν3 +ν5 )/2−ν6 <10
(11) n3 <1.6
(12) 60<ν3
(13) 0.7<R6 /R12 <1.0
ただし、
f3 : 第3レンズの焦点距離
f4 : 第4レンズの焦点距離
ν3 : 第3レンズのアッベ数
ν5 : 第5レンズのアッベ数
ν6 : 第6レンズのアッベ数
n3 : 第3レンズのd線における屈折率
R6 : 第6レンズの拡大側の面の曲率半径
R12 : 第12レンズの縮小側の面の曲率半径 - 前記第4レンズが樹脂から形成されていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のズームレンズ。
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CN105259637A (zh) * | 2015-11-04 | 2016-01-20 | 福建福光股份有限公司 | 一种大靶面日夜共焦高清定焦镜头 |
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2006
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