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JP2008121466A - 電動過給機 - Google Patents

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JP2008121466A
JP2008121466A JP2006304187A JP2006304187A JP2008121466A JP 2008121466 A JP2008121466 A JP 2008121466A JP 2006304187 A JP2006304187 A JP 2006304187A JP 2006304187 A JP2006304187 A JP 2006304187A JP 2008121466 A JP2008121466 A JP 2008121466A
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Tomoyuki Maeda
智之 前田
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Toyota Motor Corp
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Abstract

【課題】排熱を有効利用する電動過給機を提供する。
【解決手段】電動過給機は、ハウジング250と、ロータ212を支持するためのシャフト210と、シャフト210を回転可能に支持するためのベアリング222,224と、ハウジング250の内部に配置されている熱電素子1とを備える。熱電素子1は、低温側表面がハウジング250の内面に接するように配置され、高温側表面がシャフト210に向かうように配置されている。ロータ212は、ベアリング222,224に対向する端面212a,212bを有する。電動過給機は、ベアリング222,224に供給されたオイルがシャフト210を伝って端面212a,212bに導かれるように形成されている。電動過給機は、オイルが端面212a,212bで向きを変えて熱電素子1に向かうように形成されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、電動過給機に関する。
自動車用の内燃機関には自然吸気式エンジンと過給式エンジンとがある。過給式エンジンの過給機構としては、ターボチャージャと呼ばれる排気タービン駆動式のものと、スーパチャージャと呼ばれる機械駆動式のものとが実用化されている。ターボチャージャは、排気ガスのエネルギでタービンを回転させ、タービンと直結したコンプレッサで吸入空気を圧縮してエンジンに供給するものである。
ターボチャージャは、内燃機関の排気ガスを利用するため、内燃機関の回転数が低い排気エネルギが小さい状態では、十分な過給を行なうことができない。このため、電動機を配置して、電動機を併用してコンプレッサを回転させることにより、低回転域の過給圧を強制的に上昇させる電動過給機が検討されている。
特開昭60−195329号公報においては、内燃機関の排気ガスエネルギによって駆動されるタービンと、タービンの駆動によってシリンダ内に吸気過給するコンプレッサとを備え、電動−発電機を有する内燃機関のターボチャージャが開示されている。この電動−発電機は、内燃機関の運転状態に応じて電動機または発電機として作用することが開示されている。
また、内燃機関においては、燃焼に伴う熱が発生する。このような発熱を発電に利用することが検討されている。
特開2000−286469号公報においては、集熱側部材である集熱管と、冷却側部材との間に、熱電素子の一方側に高温側電極を設けるとともに、他方側に低温側電極を備えた熱電変換モジュールを、熱流方向に複数設置した発電装置が開示されている。
特開昭60−195329号公報 特開2000−286469号公報
コンプレッサを回転させるための電動機を備える電動過給機は、タービンの羽根車であるタービンホイールと、コンプレッサの羽根車であるコンプレッサホイールとを備える。タービンホイールおよびコンプレッサホイールは、シャフトに取り付けられている。電動機は、このシャフトを回転するように取り付けられている。
電動機に電気を供給することにより、電動機が駆動してコンプレッサホイールに回転力が付与される。この結果、内燃機関に対してより多くの空気を供給することができる。たとえば、自動車の発進時や追い越し加速時などには、エンジンの回転数が低い状態から高い状態に移行する。エンジンの回転数が低い状態においても電動機が駆動することにより十分な過給を行なうことができて加速性が向上する。
電動機においては、電気を供給して駆動することにより発熱する。また、電動機は、電気を供給しないときにおいても発電機となって発熱する。さらに、シャフトは、たとえば、1分間に数万回転〜数十万回転で回転する。このため、シャフトを支持する軸受けは発熱する。
このように、電動過給機は多くの熱を発する一方で、この熱は、排熱として大気中に放出されていた。または、この熱は、軸受けに供給される潤滑油に吸収され、潤滑油を介して大気中に放出されていた。
本発明は、排熱を有効利用する電動過給機を提供することを目的とする。
本発明における電動過給機は、ロータおよびステータを内部に配置するための筐体と、上記ロータを支持するためのシャフトと、上記筐体に支持され、上記シャフトを回転可能に支持するための軸受けとを備える。電動過給機は、上記筐体の内部に配置されている熱電素子を備える。上記熱電素子は、低温側表面および高温側表面を有する。上記熱電素子は、上記低温側表面が上記筐体の内面に接するように配置されている。上記熱電素子は、上記高温側表面が上記シャフトに向かうように配置されている。上記ロータは、上記軸受けに対向する端面を有する。電動過給機は、上記軸受けに潤滑油が供給されるように形成されている。電動過給機は、上記軸受けに供給された上記潤滑油が上記シャフトを伝って上記端面に導かれるように形成されている。電動過給機は、上記潤滑油が上記端面で向きを変えて上記高温側表面に向かうように形成されている。
上記発明において好ましくは、上記ステータは、コイルを含む。上記熱電素子は、上記高温側表面が上記コイルに接するように配置されている。
上記発明において好ましくは、上記筐体の上記内面の下部に接続された第1オイル排出路を備える。上記ステータは、コイルを含む。上記第1オイル排出路は、上記内面のうち上記コイルの下端よりも上側に接続されている。
上記発明において好ましくは、上記コイルの温度を測定するためのコイル温度測定装置を備える。上記潤滑油の温度を計測するための潤滑油温度測定装置を備える。上記筐体の内面の下部に接続されている第2オイル排出路を備える。上記第2オイル排出路の開閉を行なう開閉装置を備える。上記第2オイル排出路は、上記内面のうち上記コイルの下端よりも下側に接続されている。上記開閉装置は、上記コイルの温度が上記潤滑油の温度よりも低いときに、上記第2オイル排出路を開くように形成されている。
上記発明において好ましくは、上記筐体の内面のうち底部から突出する隔壁を有する。上記隔壁は、上記ステータを挟むように上記ステータの両側に配置されている。上記熱電素子は、上記隔壁同士の間に配置されている。上記隔壁は、上記熱電素子よりも高さが高くなるように形成されている。
本発明によれば、排熱を有効利用する電動過給機を提供することができる。
(実施の形態1)
図1から図6を参照して、実施の形態1における電動過給機について説明する。本実施の形態における電動過給機は、自動車のエンジンシステムに搭載されている。
図1は、本実施の形態におけるエンジンシステムの概略構成図である。本実施の形態におけるエンジンシステムは、内燃機関としてのエンジン100と、電動過給機200とを備える。また、本実施の形態におけるエンジンシステムは、インタークーラ162と、ECU(Electronic Control Unit)190とを備える。
ECU190は、車両に搭載された各種センサからの情報およびメモリに記憶されたマップおよびプログラムに基づいて演算処理を行なう。ECU190は、エンジン100および電動過給機200が所望の運転状態となるように制御を行なう。制御装置としては、この形態に限られず、エンジン100を制御するエンジンECUと、エンジンECUと双方向で通信可能に接続され、電動過給機200を制御する過給機ECUとを含んでいても構わない。
吸気口150から吸入される空気は、エアクリーナ152を通る。エアクリーナ152は、空気をろ過する。エアクリーナ152によりろ過された空気は、吸気通路156を介して電動過給機200に流入する。電動過給機200に流入した空気はコンプレッサ202において圧縮された後に、吸気通路160を通ってインタークーラ162に流入する。
インタークーラ162は、コンプレッサ202において圧縮されて温度が上昇した空気を冷却する。具体的には、インタークーラ162は、外部の空気と熱交換することにより内部を流通する空気の温度を低下させる。冷却された空気の体積は、冷却前に比べて小さくなるため、より多くの空気がエンジン100に送り込まれる。インタークーラ162により冷却された空気は、吸気通路102を通ってエンジン100に吸入される。
吸気通路102の途中には、吸気通路102に流通する空気の流量を調整するスロットルバルブ166が配置されている。スロットルバルブ166は、スロットルモータ168により駆動される。スロットルモータ168は、ECU190から受信する制御信号に応じて駆動する。
エンジン100は、複数の気筒を備える。それぞれの気筒内には、紙面上下方向に摺動可能にピストン114が設けられている。ピストン114は、コンロッド116を介してクランクシャフト120に連結される。ピストン114、コンロッド116およびクランクシャフト120によりクランク機構が形成される。
ピストン114の上部においては、燃焼室108が形成されている。燃焼室108に向けて点火プラグ110と燃料噴射インジェクタ(図示せず)とが配置されている。点火プラグ110は、ECU190の制御信号の受信に応じて点火する。
シリンダヘッドには、吸気通路102と排気通路130とがそれぞれ燃焼室108に接続するように設けられている。吸気通路102と燃焼室108との間には、吸気バルブ104が設けられる。排気通路130と燃焼室108との間には、排気バルブ128が設けられる。吸気バルブ104および排気バルブ128は、クランクシャフト120と連動して回転するカムシャフトにより駆動される。
吸気通路102を流通する空気は、ピストン114が下降するときに、吸気バルブ104が開かれて燃焼室108に吸引される。燃焼室108に流入する空気は、燃料噴射インジェクタから噴射された燃料と混合される。吸気バルブ104が閉じて、ピストン114が上死点付近まで上昇したときに点火プラグ110が点火して、空気と混合された燃料が燃焼する。燃焼による圧力によりピストン114が押し下げられる。このとき、ピストン114の上下運動がクランク機構を介してクランクシャフト120の回転運動に変換される。
ピストン114が下死点付近まで下降したときに、排気バルブ128が開く。ピストン114が再び上昇するときに、燃焼室108内で燃焼した空気、すなわち、排気ガスは、排気通路130に流入する。排気通路130に流入した空気は、電動過給機200のタービン204を駆動させた後に、排気管180を流通して触媒182に導かれる。排気ガスは、触媒182により浄化された後に車外に排出される。
電動過給機200は、筐体としてのハウジング250を備える。本実施の形態におけるハウジング250は、内部空間252を有する円筒形状である。内部空間252には、ロータ212およびステータ214が配置されている。
電動過給機200は、コンプレッサ202を備える。コンプレッサ202は、コンプレッサハウジングを含む。コンプレッサ202は、コンプレッサハウジング内に配置されているコンプレッサホイール206を含む。コンプレッサホイール206は、羽根車形状に形成されている。コンプレッサホイールは、コンプレッサロータ、またはコンプレッサブレードなどとも呼ばれる。コンプレッサホイール206は、回転することによりエアクリーナ152によりろ過された空気を圧縮(過給)するように形成されている。
電動過給機200は、タービン204を備える。タービン204は、タービンハウジングを含む。タービン204は、タービンハウジング内に配置されているタービンホイール208を含む。タービンホイール208は、羽根車形状に形成されている。タービンホイール208は、タービンロータ、またはタービンブレードなどとも呼ばれる。タービンホイール208は、エンジン100の排気ガスにより回転するように形成されている。
電動過給機200は、シャフト210を備える。シャフト210は、ハウジング250を貫通するように設けられる。シャフト210は、ハウジング250に固定された軸受けとしてのベアリング222,224により回転自在に支持されている。シャフト210の両端には、コンプレッサホイール206とタービンホイール208とがそれぞれ配置されている。電動過給機200は、排気ガスによりタービンホイール208が回転するとコンプレッサホイール206も回転するように形成されている。
電動過給機200は、回転電機216を備える。回転電機216は、たとえば、ブラシレスDCモータである。回転電機216は、電気を供給することにより回転力を出力して電動機になるように形成されている。また、回転電機216は、逆に回転力が入力されることにより回生運動を行なって発電機になるように形成されている。回転電機216は、コンプレッサ202とタービン204との間に配置されている。回転電機216は、シャフト210を回転させるように形成されている。
回転電機216は、ロータ212とステータ214とを含む。ロータ212は、シャフト210に固定される。ステータ214は、ハウジング250に固定されている。回転電機216には、インバータ193から電力が供給される。インバータ193は、ECU190の制御信号に応じてバッテリからの直流の電気を交流の電気に変換する。ロータ212およびステータ214は、磁界を形成してシャフト210に回転力を付与する。
コンプレッサホイール206とベアリング224との間には、シール(図示せず)が配置される。シールは、ハウジング250に固定されている。シールは、内部空間252に存在するオイルまたはオイル供給通路218からベアリング224に供給されるオイルがコンプレッサホイール206の配置されている空間に漏出することを防止する。
また、タービンホイール208とベアリング222との間には、シール(図示せず)が配置される。シールは、ハウジング250に固定されている。シールは、内部空間252に存在するオイルまたはオイル供給通路220からベアリング222に供給されたオイルがタービンホイール208の配置されている空間に漏出することを防止する。
ハウジング250は、オイル供給通路218,220を含む。ベアリング222,224の作動部分には、オイル供給通路218,220を介して潤滑油としてのオイルが供給される。オイルは、ベアリング222,224の潤滑および回転電機216の温度を低下させる冷却媒体として機能する。オイルは、電動ポンプ170により供給される。電動ポンプ170は、ECU190の制御信号を受信して作動する。
ベアリング222,224に供給されるオイルは、ハウジング250の内部空間252から排油通路221を通して排油される。オイルは、排油通路221に接続されている循環通路を介して電動ポンプ170まで流通する。この後に、オイルは、電動ポンプ170により、再びオイル供給通路218,220を介してベアリング222,224に供給される。
エンジン100で、燃料と混合された空気が燃焼された後に生じる排気ガスは、排気通路130からタービン204に導かれる。排気ガスは、タービン204でタービンホイール208を回転させ、回転力がシャフト210に伝達される。
一方、エアクリーナ152によってろ過された空気は、吸気通路156を流通して、コンプレッサ202に導かれる。空気は、シャフト210と一体となって回転するコンプレッサホイール206によって圧縮(過給)されて、インタークーラ162に送られる。
ECU190は、エンジン100の低回転域において、コンプレッサ202が圧縮する空気が所望の過給圧に到達しない場合(たとえば、エンジン100の回転数が予め定められた回転数以下である場合)に、インバータ193を介して回転電機216を駆動するように制御を行なう。回転電機216が駆動することにより、コンプレッサ202の過給圧が強制的に上昇する。電動ポンプ170は、ECU190から受信する制御信号に応じて作動して、ベアリング222,224に対してオイルを供給する。
図2に、本実施の形態における電動過給機の拡大概略断面図を示す。本実施の形態における電動過給機は、ハウジング250に冷却水を流すための冷却管路230が形成されている。冷却管路230は、ハウジング250の周方向に沿って形成されている。冷却管路230は、内部空間252の形状に沿って内部空間252を取巻くように形成されている。冷却管路230は、シャフト210の回転軸400の延びる方向に沿って延びるように形成されている。冷却管路230には、矢印304に示すように、冷却水が供給される。冷却管路230を冷却水が流れることにより、ハウジング250が冷却される。冷却水は、矢印305に示すように、冷却管路230から排出される。
ハウジング250のほぼ中央部分には、挿通穴が形成されている。この挿通穴には、ベアリング222,224が配置されている。この挿通穴には、シャフト210が挿通している。シャフト210は、回転軸400を回転中心にして回転するように形成されている。シャフト210は、ベアリング222,224を介してハウジング250に支持されている。
ロータ212は、シャフト210に固定されている。本実施の形態におけるロータ212は、円筒状に形成されている。ロータ212は、円筒形状の延びる方向が回転軸400に沿うように配置されている。ロータ212は、端面212a,212bを有する。それぞれの端面212a,212bは、ベアリング224,222に対向している。本実施の形態における端面212a,212bは、平面状に形成されている。端面212a,212bは、回転軸400にほぼ垂直になるように形成されている。
本実施の形態におけるシャフト210は、スペーサ210cを含む。スペーサ210cは、シャフト210のコンプレッサホイール206の側の端部に配置されている。スペーサ210cは、円筒状に形成されている。シャフト210は、タービンホイール208の側の端部に当接部210aを有する。当接部210aは、ベアリング222が当接する部分である。スペーサ210cは、当接部210bを有する。当接部210bは、ベアリング224が当接する部分である。シャフト210の当接部210a,210bの表面は、ロータ212の端面212a,212bに向かって延びている。
ハウジング250には、ベアリング222,224に潤滑油を供給するためのオイル供給通路218,220が形成されている。オイルは、矢印300に示すように、オイル供給通路218,220を通してベアリング222,224に供給される。
本実施の形態における電動過給機は、ベアリング222,224に供給されたオイルが、矢印301に示すように内部空間252に進むように形成されている。電動過給機は、オイルがシャフト210の回転軸400に沿った向きに進行するように形成されている。電動過給機は、オイルがシャフト210を伝ってロータ212の端面212a,212bに向かうように形成されている。
図3に、本実施の形態におけるロータの端部の拡大概略斜視図を示す。図3は、コンプレッサホイールの側の端部の斜視図である。
本実施の形態におけるシャフト210のコンプレッサ側の端部には、スペーサ210cが配置されている。本実施の形態におけるロータ212の端面212aには、曲面部212dが形成されている。曲面部212dは、断面形状が円弧状に形成されている。ロータ212の端面212aおよびシャフト210は、シャフト210の表面を流れるオイルが、矢印306に示すように向きを変えるように形成されている。
ロータ212のタービン側の端部においては、スペーサの部分が一体的に形成されている点を除いて、コンプレッサ側の端部と同様の構成を有する。ロータ212のタービン側の端面212bにおいても曲面部が形成され、オイルの向きが変わるように形成されている。
図2を参照して、本実施の形態における電動過給機は、熱電素子1を備える。熱電素子1は、温度差により電気を発する素子である。熱電素子1は、たとえば、ペルチェ素子を含む。本実施の形態における熱電素子1は、板状に形成されている。熱電素子1は、ハウジング250の内部空間252に配置されている。熱電素子1は、内部空間252の壁面のうち、周方向に沿った壁面に配置されている。
熱電素子1は、低温側部材1aと高温側部材1bとを有する。本実施の形態における熱電素子1は、低温側部材1aと高温側部材1bとの間にペルチェ素子が配置されている。低温側部材1aは、低温側表面を有する。熱電素子1は、低温側表面がハウジング250の内面に接するように配置されている。低温側表面は、冷却管路230と対向する内面に接触している。高温側部材1bは、高温側表面を有する。熱電素子1は、高温側表面が回転軸400に向かうように配置されている。
ハウジング250には、排油通路221が形成されている。ハウジング250の内部空間252に流入するオイルは、矢印303に示すように、排油通路221から排出される。排油通路221は、内部空間252の底部に接続されている。本実施の形態においては、熱電素子1に開口部が形成され、この開口部を通じて内部空間252と排油通路221とが連通している。
図4に、本実施の形態における熱電素子に接続される電気回路図を示す。回転電機216は、バッテリ192からインバータ193を介して電気が供給される。インバータ193は、ECU190によって制御されている。一方で、熱電素子1で発した電気は、DC−DCコンバータ191で電圧が変換されて、バッテリ192に蓄電される。このように、本実施の形態においては、電動過給機で消費する電力を熱電素子で補うことができる。
図2を参照して、矢印300に示すように流入するオイルは、ベアリング222,224で熱を奪う。ベアリング222,224を冷却したオイルは、矢印301に示すようにロータ212の端面212a,212bに向かう。オイルは、シャフト210の熱を奪うことができる。
図3を参照して、オイルは、矢印306に示すように、ロータ212の端面212aの曲面部212dで向きを変える。ベアリング224からの排油は、矢印306に示すように、シャフト210の回転軸方向に沿って進行した後に曲面部212dに沿って向きを変える。オイルは、90°向きを変えて、ロータ212の半径方向の外側に向かう。ロータ212の端面212aに、曲面部212dが形成されていることによりオイルの向きを滑らかに変更することができる。オイルは、ロータ212の熱を奪う。
ロータ212は、ハウジング250の内部で回転するために冷却が困難である。しかしながら、本実施の形態においては、ベアリングを冷却した排油を用いて、ロータ212を効果的に冷却することができる。
図2を参照して、ロータ212の端面212a,212bで向きを変えたオイルは、矢印302で示すように、熱電素子1の高温側表面に向かう。熱電素子1に向かうオイルは高温になっている。本実施の形態においては、オイルがハウジング250の内面に接することを抑制でき、熱が奪われることを抑制することができる。高温のオイルは、熱電素子1のうち高温側部材1bの高温側表面に衝突する。このため、高温側部材1bの温度を、効率よく高くすることができる。
一方で、低温側部材1aは、ハウジング250の内面に接触している。このため、低温側部材1aを低温に保つことができる。さらに、本実施の形態においては、低温側部材1aは、冷却管路230と対向するように配置されている。このため、低温側部材1aを効率よく冷却することができる。
本実施の形態においては、高温側部材がオイルによって効果的に加熱され、低温側部材がハウジングによって効果的に冷却されている。このため、発電効率を高くすることができる。このように、本実施の形態における電動過給機は、排熱を有効に利用することができる。
本実施の形態においては、ハウジングの内部に冷却管路が形成されてハウジングが冷却されているが、この形態に限られず、冷却管路は形成されていなくてもよい。また、ハウジングを冷却するために、たとえば、ハウジングの外面に冷却フィンが配置されていても構わない。または、冷却管がハウジングを取巻くように配置されていても構わない。このように、ハウジング冷却装置を配置することにより、低温側部材を効果的に冷却することができて発電効率が向上する。
本実施の形態においては、オイルがロータの端面に衝突して向きを変える部分に曲面部が形成されているが、この形態に限られず、シャフトおよびロータは、オイルが向きを変えるように形成されていれば構わない。
図5に、本実施の形態における他のロータの端部の拡大概略斜視図を示す。他のロータとしてのロータ231は、端面231aを有する。ロータ231の端面231aにおいては、曲面部が形成されておらず、全体的に平面状である。シャフト210の表面とロータ231の端面231aとは、ほぼ直角になるように形成されている。このようなロータ231においても、矢印307に示すように、ベアリングを冷却したオイルは、シャフト210に沿って進んだ後に端面231aによって向きを変えることができる。
図6に、本実施の形態におけるさらに他のロータの端部の拡大概略斜視図を示す。さらに他のロータとしてのロータ232は、端面232aを有する。端面232aは、全体的に曲面状に形成されている。端面232aは、シャフト210の表面から連続するように形成されている。オイルは、矢印308に示すように、端面232aにおいて向きを変える。このように、ロータの端面全体を曲面状に形成しても、オイルの進行する向きを変えることができる。
本実施の形態における熱電素子は、ハウジングにおいて、周方向に沿った内面全体に配置されているが、この形態に限られず、たとえば、内部空間の壁面の一部に熱電素子が配置されていても構わない。また、本実施の形態における熱電素子は、板状に形成されているが、この形態に限られず、任意の形状の熱電素子を採用することができる。
本実施の形態における駆動装置は、エンジンのうち直噴エンジンを例に取り上げて説明したが、直噴エンジンに限定されるものではない。エンジンは、たとえば、ポート噴射型のエンジンであっても、ディーゼルエンジンであっても構わない。
また、本実施の形態における駆動装置は、ガソリンエンジンであるが、この形態に限られず、ディーゼルエンジンなどの任意のエンジンに対して本発明を適用することができる。また、駆動装置としてモータおよびエンジンを備えるいわゆるハイブリッド自動車にも本発明を適用することができる。
(実施の形態2)
図7および図8を参照して、実施の形態2における電動過給機について説明する。
図7は、本実施の形態における第1の電動過給機のハウジングの下部の拡大概略断面図である。
本実施の形態における第1の電動過給機においては、ハウジング250の周方向に延びる内面250aに形成されている隔壁260を有する。隔壁260は、ハウジング250の内面250aのうち、底部から突出するように形成されている。隔壁260は、内部空間252の下部に形成されている。
隔壁260は、ステータ214の両側に配置されている。隔壁260は、ステータ214を挟むように配置されている。隔壁260は、ハウジング250の内面のうちロータの半径方向に延びる内面250bから離れて配置されている。隔壁260は、隔壁260とステータ214との間に、オイルが溜まるように形成されている。ステータ214は、コイル214aを含む。コイル214aは、鉄心などの芯材に巻回されている。本実施の形態における隔壁260は、コイル214aの下端よりも高さが高くなるように形成されている。
熱電素子1は、隔壁260同士の間に配置されている。隔壁260は、熱電素子1よりも高さが高くなるように形成されている。
本実施の形態における第1の電動過給機においては、オイルは、矢印302に示すように、ハウジング250の外側に向かって進行する。オイルは、隔壁260同士で挟まれる領域に溜まる。オイルは、隔壁260とステータ214との間の領域に溜まる。オイルは、油面が隔壁260の高さよりも高くなった場合には、隔壁260の外側に溢れて、排油通路221を通って排出される。
隔壁260が内面250bから離れて配置されることにより、貯留するオイルがハウジング250に接触することを回避することができ、オイルの温度が低下してしまうことを抑制できる。隔壁260とステータ214との間に貯留するオイルは、ステータ214の熱を奪うことができる。このため、オイルがさらに高温になり、高温側部材1bをより効果的に高温にすることができる。この結果、発電効率が向上する。
本実施の形態における隔壁260は、コイル214aの下端よりも高さが高くなるように形成されているため、貯留するオイルとコイル214aとが接触する。このため、コイル214aで発する熱を効果的にオイルに伝熱することができる。
本実施の形態における電動過給機は、回転電機のうち、ステータの温度がロータの温度よりも高くなる回転電機において有用である。このような回転電機において、熱電素子の高温側表面に接するオイルを高温にすることができ、発電効率を向上させることができるとともに、ステータの冷却を効果的に行なうことができる。
図8に、本実施の形態における第2の電動過給機のハウジングの下部の拡大概略断面図を示す。第2の電動過給機においては、ハウジング250の内面250aに、隔壁261が形成されている。隔壁261は、断面形状がL字型に形成されている。
隔壁261は、低温側部材1aと接する部分が内側に向かって突出するように形成されている。この構成により、隔壁260の外側を流れるオイルなどにより、隔壁261を介して低温側部材1aが加熱されることを抑制でき、低温側部材1aを低温に保つことができる。この結果、発電効率が向上する。
本実施の形態における第1の電動過給機または第2の電動過給機のそれぞれにおいて、隔壁260,261とハウジング250の内面250bとの間に断熱材が充填されていても構わない。この構成により、隔壁260,261を介して低温側部材1aに熱伝達することを抑制できる。この結果、低温側部材1aの温度を低く保つことができて発電効率が向上する。
その他の構成、作用および効果については実施の形態1と同様であるのでここでは説明を繰返さない。
(実施の形態3)
図9を参照して、実施の形態3における電動過給機について説明する。
図9は、本実施の形態における電動過給機の概略断面図である。本実施の形態におけるステータ214は、コイル214aを含む。本実施の形態においては、コイル214aが高温側部材1bの高温側表面に接触するように形成されている。この構成を採用することにより、コイル214aで発する熱を直接的に高温側部材1bに伝達することができ、高温側部材1bをより効率よく高温にすることができる。この結果、発電効率を向上させることができる。
本実施の形態における電動過給機は、特にコイルの熱を効果的に奪うことができるため、ロータの温度よりもコイルの温度が高温になる電動過給機に有用である。
その他の構成、作用および効果については、実施の形態1または2と同様であるのでここでは説明を繰返さない。
(実施の形態4)
図10および図11を参照して、実施の形態4における電動過給機について説明する。
図10は、本実施の形態における第1の電動過給機の概略断面図である。第1の電動過給機においては、ハウジング250に、第1オイル排出路としての排油通路225が形成されている。排油通路225は、ハウジング250の内面のうち熱電素子1よりも高い位置に接続されている。排油通路225は、ハウジング250の内面250bの下部に接続されている。排油通路225は、ステータ214のコイル214aの下端よりも上側に接続されている。排油通路225は、コイル214aの少なくとも一部がオイル3に浸るように接続されている。
本実施の形態における電動過給機は、ハウジング250の内部空間252の下部にオイル3を貯留することができる。内部空間252に貯留するオイル3を、コイル214aに接触させることができる。この構成により、コイル214aの熱をさらに効率よく高温側部材1bに伝達することができる。
図11は、本実施の形態における第2の電動過給機のハウジングの下部の拡大概略断面図である。第2の電動過給機においては、ハウジング250の内面のうち、周方向に延びる内面250aから立設するように形成された隔壁260を有する。隔壁260は、ハウジング250の内面のうち、ロータの半径方向に沿って延びる内面250bから離れて配置されている。この構成により、コイル214aに接触するオイルがハウジング250により冷やされることを回避でき、高温側部材1bに接触するオイルの温度を高くすることができる。
本実施の形態における電動過給機は、特にコイルの熱を効果的に奪うことができるため、ロータの温度よりもコイルの温度が高温になる電動過給機に有用である。
その他の構成、作用および効果については、実施の形態1から3のいずれかと同様であるので、ここでは説明を繰返さない。
(実施の形態5)
図12および図13を参照して、実施の形態5における電動過給機について説明する。
図12は、本実施の形態における電動過給機のハウジングの下部の第1の概略断面図である。本実施の形態における電動過給機は、ハウジング250の内面250aから立設するように形成されている隔壁262を有する。隔壁262は、高さがコイル214aの上端よりも高くなるように形成されている。
ハウジング250には、第1オイル排出路としての排油通路225が形成されている。排油通路225は、ハウジング250の内面250bに接続されている。排油通路225は、コイル214aの上端よりも高い位置に接続されるように形成されている。
本実施の形態における電動過給機は、第2オイル排出路としての排油通路226を有する。排油通路226は、内部空間252の底部に接続されている。排油通路226は、ハウジング250の内面のうち、コイル214aの下端よりも下側に接続されている。
排油通路226には、開閉装置としての電磁弁229が配置されている。電磁弁229は、排油通路226の開閉を行なうことができるように形成されている。本実施の形態における電磁弁229は、コイル214aの温度がオイル3の温度よりも低いときに開くように形成されている。
本実施の形態における電動過給機は、コイル214aの温度を測定するためのコイル温度測定装置270を備える。また、電動過給機は、オイル3の温度を測定するための潤滑油温度測定装置271を備える。潤滑油温度測定装置271は、内部空間252の底部に貯留するオイル3の温度を測定できるように形成されている。潤滑油温度測定装置271は、隔壁262同士の間に貯留するオイル3の温度を測定できるように形成されている。
図12は、コイルの温度がオイルの温度以上のときの概略断面図である。コイル214aの温度がオイル3の温度以上になる状態とは、たとえば、回転電機に電気が供給され駆動しているときの状態である。このような時には、コイル214aが大きく発熱する。電磁弁229は閉状態である。オイル3は排油通路225の高さまで貯留する。オイル3の油面が排油通路225に達すると、オイルは排油通路225を通って排出される。
このように、コイル214aの温度が高温のときには、電磁弁229を閉じることにより、コイル214aがオイル3に浸かる状態にする。コイル214aの熱をオイル3で奪うことができる。オイル3の温度は上昇して、熱電素子1の高温側部材1bをより高温にすることができる。
本実施の形態における電動過給機の排油通路225および隔壁262は、オイルの油面がロータ212の下端よりも下側に位置するように形成されている。すなわちオイルが貯留したときに油面がロータ212に接触しないように形成されている。この構成により、ロータ212がオイル3に接触して、引きずり損失が生じることを防止できる。
本実施の形態における隔壁262は、コイル214aの全体がオイル3に浸るように形成されているが、この形態に限られず、コイル214aの少なくとも一部がオイル3に浸るように形成されていれば構わない。
図13は、本実施の形態における電動過給機のハウジングの下部の第2の概略断面図である。図13は、第2オイル排出路に配置された電磁弁が開状態の概略断面図である。
コイル214aの温度が隔壁262同士の間のオイル3の温度より低い場合には、電磁弁229が開状態になる。たとえば、回転電機に電気が供給されずに連れ回っているときに、コイル214aの発熱量が小さい場合がある。このような場合には、コイル214aの温度はオイル3の温度より低くなる。
オイル3は、電磁弁229が開状態になることにより、矢印309に示すように排油通路226を通って排出される。オイル3は、ロータ212の端面から直接的に熱電素子1に向かう。この構成により、オイル3がステータ214に接触して、オイル3の熱がステータ214に奪われることを抑制でき、熱電素子1の高温側部材1bを効率よく高温にすることができる。
本実施の形態においては、排油通路に開閉装置として電磁弁が配置されているが、この形態に限られず、開閉装置は、第2オイル排出通路の開閉を行なうように形成されていれば構わない。または、開閉装置においては、第2オイル排出通路の開度を調整できるように形成されていても構わない。
本実施の形態における電動過給機は、電動過給機の内部に貯留するオイルの量を調整することができる。この結果、電動過給機の外部に存在するオイルの量を調整することができる。たとえば、電動過給機のベアリングに供給するオイルとしては、トルクを増幅するための変速機等のオイルを供給することができる。電動過給機の内部のオイルの量を調整することにより、変速機の内部に存在するオイルの量を調整することができる。
本実施の形態における電動過給機は、発電効率を考慮して内部に貯留するオイルの量が定められるが、この形態に限られず、内部に貯留するオイルの量は、発電効率と電動過給機の外部のオイル量とを総合的に判断することにより定められても構わない。
その他の構成、作用および効果については、実施の形態1から4のいずれかと同様であるのでここでは説明を繰返さない。
上述のそれぞれの図において、同一または相当する部分には、同一の符号を付している。また、それぞれの実施の形態の特徴部分を適宜組み合わせることができる。
なお、今回開示した上記実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではない。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更を含むものである。
実施の形態1におけるエンジンシステムの概略構成図である。 実施の形態1における電動過給機の概略断面図である。 実施の形態1におけるロータの端部の概略斜視図である。 実施の形態1における電気回路の概略図である。 実施の形態1における他のロータの端部の概略斜視図である。 実施の形態1におけるさらに他のロータの端部の概略斜視図である。 実施の形態2における第1の電動過給機下部の概略断面図である。 実施の形態2における第2の電動過給機下部の概略断面図である。 実施の形態3における電動過給機の概略断面図である。 実施の形態4における第1の電動過給機の概略断面図である。 実施の形態4における第2の電動過給機の下部の概略断面図である。 実施の形態5における電動過給機の下部の第1の概略断面図である。 実施の形態5における電動過給機の下部の第2の概略断面図である。
符号の説明
1 熱電素子、1a 低温側部材、1b 高温側部材、3 オイル、100 エンジン、102 吸気通路、104 吸気バルブ、108 燃焼室、110 点火プラグ、114 ピストン、116 コンロッド、120 クランクシャフト、128 排気バルブ、130 排気通路、150 吸気口、152 エアクリーナ、156,160 吸気通路、162 インタークーラ、166 スロットルバルブ、168 スロットルモータ、170 電動ポンプ、180 排気管、182 触媒、190 ECU、191 DC−DCコンバータ、192 バッテリ、193 インバータ、200 電動過給機、202 コンプレッサ、204 タービン、206 コンプレッサホイール、208 タービンホイール、210 シャフト、210a,210b 当接部、210c スペーサ、212,231,232 ロータ、212a,212b,231a,232a 端面、212d 曲面部、214 ステータ、214a コイル、216 回転電機、218,220 オイル供給通路、221,225,226 排油通路、222,224 ベアリング、229 電磁弁、230 冷却管路、250 ハウジング、250a,250b 内面、252 内部空間、260〜262 隔壁、270 コイル温度測定装置、271 潤滑油温度測定装置、300〜309 矢印、400 回転軸。

Claims (5)

  1. ロータおよびステータを内部に配置するための筐体と、
    前記ロータを支持するためのシャフトと、
    前記筐体に支持され、前記シャフトを回転可能に支持するための軸受けと、
    前記筐体の内部に配置されている熱電素子と
    を備え、
    前記熱電素子は、低温側表面および高温側表面を有し、
    前記熱電素子は、前記低温側表面が前記筐体の内面に接するように配置され、
    前記熱電素子は、前記高温側表面が前記シャフトに向かうように配置され、
    前記ロータは、前記軸受けに対向する端面を有し、
    前記軸受けに潤滑油が供給されるように形成され、
    前記軸受けに供給された前記潤滑油が前記シャフトを伝って前記端面に導かれるように形成され、
    前記潤滑油が前記端面で向きを変えて前記高温側表面に向かうように形成されている、電動過給機。
  2. 前記ステータは、コイルを含み、
    前記熱電素子は、前記高温側表面が前記コイルに接するように配置されている、請求項1に記載の電動過給機。
  3. 前記筐体の前記内面の下部に接続された第1オイル排出路を備え、
    前記ステータは、コイルを含み、
    前記第1オイル排出路は、前記内面のうち前記コイルの下端よりも上側に接続されている、請求項1または2に記載の電動過給機。
  4. 前記コイルの温度を測定するためのコイル温度測定装置と、
    前記潤滑油の温度を計測するための潤滑油温度測定装置と、
    前記筐体の内面の下部に接続されている第2オイル排出路と、
    前記第2オイル排出路の開閉を行なう開閉装置と
    を備え、
    前記第2オイル排出路は、前記内面のうち前記コイルの下端よりも下側に接続され、
    前記開閉装置は、前記コイルの温度が前記潤滑油の温度よりも低いときに、前記第2オイル排出路を開くように形成されている、請求項3に記載の電動過給機。
  5. 前記筐体の内面のうち底部から突出する隔壁を有し、
    前記隔壁は、前記ステータを挟むように前記ステータの両側に配置され、
    前記熱電素子は、前記隔壁同士の間に配置され、
    前記隔壁は、前記熱電素子よりも高さが高くなるように形成されている、請求項1から4のいずれかに記載の電動過給機。
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