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JP2008102833A - 文字入力装置 - Google Patents

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JP2008102833A
JP2008102833A JP2006286375A JP2006286375A JP2008102833A JP 2008102833 A JP2008102833 A JP 2008102833A JP 2006286375 A JP2006286375 A JP 2006286375A JP 2006286375 A JP2006286375 A JP 2006286375A JP 2008102833 A JP2008102833 A JP 2008102833A
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Satoru Itani
悟 井谷
Atsushi Iizaka
篤 飯阪
Takeshi Furukawa
武志 古川
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

【課題】文字キー配列の距離が遠い文字を入力する場合に、直感的操作性を低下させずに操作を少なくさせる文字選択を可能にする文字入力装置を提供する。
【解決手段】代表キーと当該代表キーに関連する従属キーとから構成された文字キーの中から、隣り合う他の文字キーへ移動することで任意の文字キーを選択したり、あるいは選択された文字キーを決定したりするための入力を行うポインティングデバイスと、各文字キー毎に決定時および選択時の動作条件を記憶するキーボード記憶部と、ポインティングデバイスの入力とキーボード記憶部の記憶する各文字キー毎の動作条件とに基づいて各文字キーの決定時あるいは選択時の動作を制御する制御部とを備え、制御部は、第1の代表キーに関連する所定の従属キーから隣り合う第2の代表キーへ移動可能に制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、文字を選択して入力する文字入力装置に関するものである。
従来の文字入力装置では、文字入力を簡単にするために文字キーが縦横の2次元の配列に整列されており、まず横列の1行目(代表キー)、例えば「あかさたな・・・」が表示され、その中から目的の文字、例えば「た」を選択するとその文字に対応する縦列(従属キー)、「ちつてと」が表示され、その中から文字を選択して決定することで、簡単な操作の文字入力を可能にする、例えば、特許文献1が知られている。
特開2005−149452号公報
しかしながら、前記従来の構成では、文字を入力するためには、まず縦横に表示された文字キーの横列(代表キー)を一つずつ選択して所望の文字キーを選択し、次に縦列(従属キー)の所望の文字キーを選択して決定する必要があり、文字キー配列の距離が遠い文字を入力する場合には操作が非常に多くなってしまうという問題があった。例えば、「と」を入力した後に「り」を入力するためには、「と」の代表キーである「た」に戻った後に「た→な→は→ま→や→ら」と順に代表キーを選択して、「ら」の従属キーである「り」に「ら→り」と順に選択して決定するという操作が必要であり、非常に操作が多く分かりづらいものであった。
本発明は、上記問題に鑑みてなされた。すなわち、文字キー配列の距離が遠い文字を入力する場合に、直感的操作性を低下させずに操作を少なくさせる文字選択を可能にする文字入力装置を提供することを目的とする。
本発明の第1の局面は、文字入力装置に向けられている。本発明は、代表キーと当該代表キーに関連する従属キーとから構成された文字キーの中から、隣り合う他の文字キーへ移動することで任意の文字キーを選択したり、あるいは選択された文字キーを決定したりするための入力を行うポインティングデバイスと、各文字キー毎に決定時および選択時の動作条件を記憶するキーボード記憶部と、ポインティングデバイスの入力とキーボード記憶部の記憶する各文字キー毎の動作条件とに基づいて各文字キーの決定時あるいは選択時の動作を制御する制御部とを備え、制御部は、第1の代表キーに関連する所定の従属キーから隣り合う第2の代表キーへ移動可能に制御する。
また、文字キーは、1字の文字であることが好ましい。
また、文字キーは、2字以上の文字であることが好ましい。
また、代表キーは、あ段のかな文字であることが好ましい。
また、ポインティングデバイスは、ポインティングデバイス上の位置を指定することで文字キーを直接選択することが好ましい。
また、ポインティングデバイスは、方向と距離を入力することで文字キーを選択することが好ましい。
また、制御部の制御に応じて文字キーを表示する表示部をさらに備え、代表キーは複数のグループに分けて表示部に表示されることが好ましい。
また、代表キーは、2グループに分けられ、表示部の上下両端あるいは左右両端に表示されることが好ましい。
また、従属キーが表示される位置は他の従属キーが表示される位置と共有され、ある従属キーが表示されている場合に表示位置を共有する他の従属キーを表示しないことが好ましい。
また、第1の代表キーに関連する所定の従属キーから隣り合う第2の代表キーを選択する動作条件は、その他の文字キー間の選択の動作条件と異なることが好ましい。
また、第1の代表キーに関連する所定の従属キーから隣り合う第2の代表キーを選択する動作条件は、ポインティングデバイス上の上下両端あるいは左右両端の特定の領域内の位置を指定することであることが好ましい。
また、第1の代表キーに関連する所定の従属キーから隣り合う第2の代表キーを選択する動作条件は、ポインティングデバイスの方向と距離の入力が一定の加速度以上で行われることであることが好ましい、
また、第1の代表キーに関連する所定の従属キーから隣り合う第2の代表キーを選択する動作条件は、ポインティングデバイスを一定時間以上押下し続けることであることが好ましい。
本発明の第2の局面は、文字入力方法に向けられている。本発明は、代表キーと当該代表キーに関連する従属キーとから構成された文字キーの各文字キー毎に決定時および選択時の動作条件を記憶するキーボード記憶ステップと、キーボード記憶ステップで記憶する各文字キー毎の動作条件とに基づいて各文字キーの決定時あるいは選択時の動作を制御する制御ステップとを備え、制御ステップは、第1の代表キーに関連する所定の従属キーから隣り合う第2の代表キーへ移動可能に制御する。
本発明の第3の局面は、文字入力装置のコンピュータに実行させる文字入力プログラムに向けられている。本発明は、コンピュータに、代表キーと当該代表キーに関連する従属キーとから構成された文字キーの各文字キー毎に決定時および選択時の動作条件を記憶するキーボード記憶ステップと、キーボード記憶ステップで記憶する各文字キー毎の動作条件とに基づいて各文字キーの決定時あるいは選択時の動作を制御する制御ステップとを実行させ、制御ステップで、第1の代表キーに関連する所定の従属キーから隣り合う第2の代表キーへ移動可能に制御することを実行させる。
以上のように、本発明の各局面によれば、利用者は直感的かつ少ない操作で文字キー配列の距離が遠い文字を入力することができ操作性を大きく向上させることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
(実施の形態)
図1は、本発明の実施の形態に係る文字入力装置の構成の一例を示すブロック図である。図1において、文字入力装置1は、ポインティングデバイス11とキーボード記憶部12と制御部13と表示部14で構成される。
ポインティングデバイス11は、例えば押込み可能なタッチパッドであり、利用者はタッチパッドを操作して隣り合う文字キーへ一つずつ移動することで任意の文字キーを選択し、タッチパッドを押し込んで文字キーを決定する。
ここで文字キーの選択とは、所望の文字キーを決定するまでの過程において、ポインティングデバイス11を操作して1つの決定候補の文字キーを定める操作であり、文字キーの決定とは、決定候補となった文字キーを確定し、確定した文字キーの動作条件に基づいて実際に文字入力を行う操作である。
なお、ポインティングデバイス11はマウスやトラックボール、タッチパネル、タブレット、キーボード、ジョイスティック、ゲームパッドなどどのようなデバイスでも良く、例えばマウスを使う場合は、ポインタを操作して文字キーを選択し、マウスのボタンをクリックすることで決定することとしてもよい。
キーボード記憶部12には、少なくとも1つの仮想キーボード2が記憶されている。図2は、仮想キーボード2の構造の一例を示したものである。仮想キーボード2は、利用者が文字を入力するための複数の文字キーから構成されており、各文字キー毎に決定時および選択時の動作条件と表示属性を記憶している。図2の仮想キーボード2において、各文字キーは選択されているときの動作条件として、決定されたときに入力される文字と、ポインティングデバイス11の操作と次に選択される文字キーの番号の対応情報を設定項目として保持している。また表示属性として、表示する文字画像のファイル名、文字画像を表示する表示部14上の座標、文字画像を表示する幅と高さ、関連する代表キーの番号を設定項目として保持している。例えば文字キー1のデータでは、文字キー1が選択されているときの動作条件として、決定された場合に「あ」が表示部14の所定の領域に表示され、ポインティングデバイス11で左方向、右方向、上方向、下方向の操作をすると、それぞれ文字キー26、文字キー2、文字キー21、文字キー6が選択されるという情報を保持しており、表示属性として、文字キーの画像は“あ.jpg”を使用し、表示部14上の座標(100,100)に、幅80、高さ80で当該画像を表示し、文字キーが代表キーであるという情報を保持している。表示属性の最後の数字が入っていない場合は文字キーが代表キーであることを示す。代表キーは常に表示部14上に表示される。表示属性の最後の設定項目の数字が入っている場合は、その数字は関連する代表キーの番号であり、文字キーが従属キーであることを示す。従属キーは関連する代表キーが選択されてから、関連する代表キー以外の代表キーが選択されるまで表示される。
なお、動作条件、表示属性ともに、各設定項目の区別ができるのであれば設定項目の順序は問わない。また必要に応じて設定項目数を増減させても構わない。動作条件は、少なくとも1つのポインティングデバイス11の入力に対応していれば良いが、使用が想定される可能な限り多くのポインティングデバイス11に対応することが望ましい。例えば、マウスなどで入力される方向と距離、タッチパネルなどで入力されるデバイス上の位置、キーボードなどで入力される特定のキーに対応することが望ましい。
制御部13は、キーボード記憶部12から取得した文字キーの画像を文字キーの表示属性に基づいて表示部14上の所定の位置に表示する。そして、ポインティングデバイス11からの入力を取得すると、文字キーの動作条件に基づいて文字キーを選択し、文字画像の表示を変更してこの文字キーが選択されたことを示す。ポインティングデバイス11から決定情報を取得すると、選択されている文字キーの動作条件に基づいて文字が入力され、表示部14に表示される。
なお、文字キーが選択されたときの文字画像の表示変更は、制御部13が当該画像の色を変更することで行うが、他の文字キーと区別できて見分けられる方法であれば、形や大きさを変えたり、文字キーがあらかじめ指定した選択時用の画像を用いても良い。
表示部14は例えば液晶モニタやプロジェクタなどの表示装置が表示可能な領域全体、もしくはその一部分が該当し、文字キーの画像や入力された文字、本実施形態における処理において必要な情報等を表示する。
なお、文字キーの保持する画像はどのような画像でも良く、例えば、写真、イラスト、音楽ジャケットなどが記憶され、その画像が選択された場合にはそれぞれ対応するスライドショー、楽曲再生といった処理が行われるようにしても良い。また画像の代わりにテキストデータを用いても構わない。この場合、制御部13がテキストデータを画像に変換して表示部14に出力すれば良い。文字入力装置1の構成に表示部14が存在しない場合は、選択あるいは決定された文字キーや入力された文字を音声で案内してもよい。
次に、上記のように構成された文字入力装置1の動作の概要について説明する。
まず、制御部13は、キーボード記憶部12に記憶されている仮想キーボード2を読み込み、文字キーの表示属性に基づいて、画像を設定された座標と大きさで、例えば図3のように、表示部14の所定の位置に表示する。図3では、代表キーが表示部14の左端および右端の縦方向各一列ずつに表示されている。従属キーの表示される位置は他の従属キーの表示される位置とで共有されており、従属キーの保持する特定の条件を満たした場合に表示される。図3は文字入力装置1を起動した直後の画面であり、従属キーは表示されていない状態である。制御部13は、ポインティングデバイス11の入力を検知して、「あ」が選択された状態から文字入力装置1の動作を開始する。
なお、文字入力装置1の起動時は、「あ」が選択された状態など、特定の文字キーが選択された状態で開始しても構わない。また従属キーを表示させながら、どの文字キーも選択されていない状態で開始しても構わない。
文字キーを選択し、決定して入力される文字はひらがなの1文字である。これにより、自由自在に文字を組み合わせた言葉を入力することができる。なお、入力される文字はひらがな以外の文字でも良く、例えばカタカナ、アルファベット、数字などの文字でも構わない。
また、文字キーを決定して入力される文字は複数の文字でもかまわない。例えば、文字キーで入力される文字を名詞や動詞、接続詞などにすることによって、「今日」「は」「遅くなる」や、「もうすぐ」「家に」「着く」などの長い文章を簡単に作ることが可能となる。また入力される文字を文章自体としてもよい。携帯電話で用いられているような予測変換機能を利用して、これまでに入力した言葉やあらかじめ記憶しておいた語句を入力できるようにしてもよい。
代表キーは「あかさたな・・・」の「あ段」の文字であり、それに続く「い段」「う段」「え段」「お段」の文字は従属キーである。従属キーはそれぞれ代表キーと関連付けされている。例えば、従属キーである「い」「う」「え」「お」は、代表キーである「あ」に関連付けされており、従属キーである「き」「く」「け」「こ」は、代表キーである「か」に関連付けされている。
代表キーである「あ段」の文字キーが選択されると、関連する従属キーが表示部14に表示され、選択可能な状態となる。例えば、図3aのように代表キーである「た」を選択すると、「た」に関連する従属キーである「ち」「つ」「て」「と」が「た」の横に続いて表示され、選択することが可能となる。
本実施の形態では、従属キーが表示される条件は、関連する代表キーが選択されることであり、表示されなくなる条件は、関連する代表キー以外の代表キーが選択されることである。これにより、従属キー同志を表示するスペースを共有することが出来、利用者は表示部を有効に利用することができるため、少ない操作で文字キー配列の距離が遠い文字を入力することができ、操作性を大きく向上させることができる。
図3aの状態で、「た→ち→つ→て→と」と選択し、次に「ら」を選択すると、図3bのように「ち」「つ」「て」「と」が表示されなくなり、図3cのように「り」「る」「れ」「ろ」が表示される。他の従属キーについてもそれぞれ条件が満たされた場合に、関連する代表キーの横に続いて表示されるように表示属性が設定されている。
なお、文字キーの表示属性はどのように指定しても構わない。例えば表示部14上の左側に表示された代表キーに関連する従属キーに対しては「左側の代表キーが選択されたとき」に表示し、「右側の代表キーが選択されたとき」に表示しないようにするように設定し、表示部14上の右側に表示された代表キーに関連する従属キーに対しては「右側の代表キーが選択されたとき」に表示し、「左側の代表キーが選択されたとき」に表示しないようにするように設定してもよい。このように設定することで、図4のように「て」が選択されている状態から「か」を選択せずに「く」を選択することが可能となり、さらに操作を少なくさせることができる。
図3では、代表キーは表示部14上の左右両端に表示したが、上下両端に表示しても構わない。左右両端もしくは上下両端とすることで、ポインティングデバイスの端を手がかりとした操作が可能となり、操作性を向上させることができる。また、仮想キーボード2が円形状あるいは楕円形状の場合は、円周上に表示しても構わない。
ポインティングデバイス11の入力が行われると、制御部13はキーボード記憶部12に記憶されている仮想キーボード2の文字キーの動作条件に基づいて文字キーを選択する。例えば図2において、文字キー20の「と」の動作条件は、ポインティングデバイス11で「←」を指示する入力を行うと「て」、「↑」を指示する入力を行うと「そ」、「↓」を指示する入力を行うと「の」、「→」を指示する入力を行うと自身が関連しない代表キーである「ら」が選択されるように設定してある。このように「と」の隣に「ら」を表示して次に選択できるようにすることで、例えば「とり」と入力するときに、従来であれば「と→て→つ→ち→た→な→は→ま→や→ら→り」という選択操作をする必要があったのに比べ、「と→ら→り」と非常に少ない操作で行えるようになり操作性を大きく向上させることができる。「←」「↑」「↓」「→」を指示する入力は、押込み可能なタッチパッドを使用する場合は、タッチパッドの表面を左方向、上方向、下方向、右方向に指でなぞる操作が対応する。タッチパッドを押し込むと、選択されている文字キーが決定され、動作条件で設定された文字が表示部14の所定の位置に入力される。
マウスやトラックボール、カーソルキー、ロータリースイッチなどのような、ポインティングデバイス11上の位置と文字キーの対応が取れないデバイスを使用する場合には、ポインティングデバイス11の操作方向を入力として文字キーを選択するように動作条件を設定する。また、タッチパッドやタッチパネルのようにポインティングデバイス11上の位置と文字キーの対応が取れるデバイスを使用する場合においても、操作方向に入力として文字キーを選択するようにしてもよい。これにより、細かい操作が可能となり、ポインティングデバイスを小さくすることができる。
ポインティングデバイス11として、デバイス上の位置を入力するタッチパッドやタッチパネルを使用する場合、デバイス上の位置は図5a、図5bのように各文字キーに対応するようにキーボード記憶部12に仮想キーボード2として記憶されることが好ましい。
図5aは表示部14上の左側に表示された代表キーが選択されたときに用いられる「左側メニュー」の動作条件の対応図であり、図5bは表示部14上の右側に表示された代表キーが選択されたときに用いられる「右側メニュー」の動作条件の対応図である。図5aおよび図5bにより、制御部13は仮想キーボード2の動作条件の対応図に基づいて、デバイス上の位置に対応する文字キーを選択する。
図6は、ポインティングデバイス11にタッチパッドを使用した場合の、タッチパッド上の位置と操作する指3の位置を示したものである。タッチパッドは、タッチパッドと指3の接触した面積の重心位置を出力する。そのため通常の操作では指定しづらい領域31が存在する。この領域は、指先を使う、あるいはデバイスの内枠を利用して指を変形させるなど、通常とは異なる特殊な操作をすることで指定することができる。タッチパッド上の位置を利用して文字キーを選択する場合、隣り合う関連しない代表キーを通常操作では指定できない領域31に設定することで、関連しない代表キーを不用意に選択してしまわないようにでき、操作ミスを低減することができる。例えば、図5aの「左側メニュー」の状態において「右側メニュー」に切り替えるための「は」「ま」「や」「ら」「わ」の文字キーを、タッチパッド右側の通常操作では指定できない領域31に設定し、図5bの「右側メニュー」から「左側メニュー」に切り替えるための「あ」「か」「さ」「た」「な」の文字キーを、タッチパッド左側の通常操作では指定できない領域31に設定することで、「左側メニュー」を操作中に不用意に右側メニューを選択してしまうことや、「左側メニュー」を操作中に不用意に「右側メニュー」を選択してしまうことを防止し、操作性を向上させることができる。また「左側メニュー」の状態における「あ」「か」「さ」「た」「な」および「右側メニュー」の状態における「は」「ま」「や」「ら」「わ」を通常操作可能な領域に設定することで、関連する代表キーは選択しやすく、関連しない代表キーは選択しづらくすることができ、操作性を大きく向上させることができる。この場合、「左側メニュー」の操作時と「右側メニュー」の操作時でのタッチパッド上の位置と文字キーの対応は異なるものになる。
なお、マウスやトラックボール、ロータリースイッチなどのような、ポインティングデバイス11上の位置と文字キーの対応が取れないデバイスを使用する場合には、ポインティングデバイスの方向と距離の入力が一定の加速度以上になった場合に関連する代表キー以外の代表キーを選択できるようにしても同様の効果が得られる。
また、カーソルキーなどのような、スイッチを押して入力するデバイスを使用する場合には、キーを一定時間以上押下し続けることで関連する代表キー以外の代表キーを選択できるようにしても同様の効果が得られる。
このように関連する代表キー以外の代表キーを選択するときは、誤操作を防止するためにも通常の操作で簡単に選択してしまわないように設定しておいた方が望ましい。但し、関連する代表キー以外の代表キーの選択が容易に行えても良い場合には、簡単に選択できるように設定してもよい。
また、従属キーを選択した場合に、関連する代表キーが同じである従属キー以外の従属キーを選択できないように動作条件を設定してもよい。例えば、「て」を選択した場合には、他の代表キーを選択するまで、関連する代表キーが同じである従属キー「ち」「つ」「と」以外の従属キーを選択できないように設定する。ポインティングデバイス11としてデバイス上の位置を入力とするタッチパッドなどを使う場合は、図7のようにタッチパッド上の位置と文字キーの対応を動作条件として設定することで実現する。ポインティングデバイス11で方向を入力するデバイスを用いる場合には、図2の動作条件でポインティングデバイス11の「↑」および「↓」の入力に対する選択操作の設定をしないことで実現する。こうすることで、ポインティングデバイス11の入力により不用意に別の行の文字を選択してしまうことを防ぐことができ、操作性を向上させることができる。
以下、文字入力装置1における全体の動作を、図8〜図11のフローチャートを用いて説明する。
図8において、制御部13は、まず後述する図9の初期化処理を行う(ステップS100)。初期化処理が終了することで、文字を入力するための準備が完了する。
次に、制御部13は、ポインティングデバイス11によって決定操作が行われたかどうかを判定する(ステップS1)。決定操作が行われていれば(ステップS1でYes)、後述する文字キー決定処理を行い(ステップS200)、文字が入力される。
決定操作が行われていなければ(ステップS1でNo)、ポインティングデバイス11によって選択操作が行われたかどうかを判定する(ステップS2)。選択操作が行われていれば(ステップS2でYes)、後述する文字キー選択処理を行う(ステップS300)。
次に、制御部13は文字入力装置の終了操作が行われたか判定する(ステップS3)。終了操作が行われていれば(ステップS3でYes)、文字入力装置の処理は終了し、終了操作が行われていなければ(ステップS3でNo)、ステップS1の処理に戻り文字入力装置の処理を実行する。終了操作とは、文字入力装置1の動作を終了する指示であり、ポインティングデバイス11の特定の入力に対応する。
図9は、文字入力装置の初期化処理を示すフローチャートである。図9において、制御部13は、まずキーボード記憶部12から仮想キーボード2を読み込む(ステップS101)。
次に、制御部13は、仮想キーボード2の文字キーの表示条件に基づいて、文字キーの画像を表示部14に表示する(ステップS102)。
次に、初期状態として代表キーの「あ」が選択されている状態にし(ステップS103)、「あ」の画像の表示状態を変化させ「あ」に関連する従属キーを表示させる(ステップS104)。
図10は、文字キーの決定処理を示すフローチャートである。制御部13は、まず選択されている文字キーの動作条件を参照する(ステップS201)。次に動作条件に基づいて文字が入力され、表示部14の所定の領域に文字を表示して(ステップS202)、文字決定処理を終了する。決定した文字を文字入力装置1以外の機器あるいはプログラムに出力する場合にはこの文字キー決定処理フローチャート内で行う。
図11は、文字キーの選択処理を示すフローチャートである。制御部13は、まずポインティングデバイス11の入力を参照する(ステップS301)。
次に、現在選択されている文字キーの動作条件を参照し(ステップS302)、ポインティングデバイス11の入力と文字キーの動作条件に基づいて新たに文字キーを選択する(ステップS303)。
そして、直前に選択されていた文字キーの画像を元の画像に戻し、新しく選択した文字キーは選択されたことがわかるように文字画像の色を変えて表示して(ステップS304)、文字選択処理を終了する。
上記実施の形態で説明した構成は、単に具体例を示すものであり、本願発明の技術的範囲を制限するものではない。本願の効果を奏する範囲において、任意の構成を採用することが可能である。
以上のように、本発明にかかる文字入力装置、方法およびプログラムは、直感的かつ効率的な文字入力を可能とするため、例えば高い操作性が求められる車載端末や携帯電話等の携帯端末の文字入力等において有用である。
本発明の実施形態に係る文字入力装置1のブロック図 本発明の実施形態に係る仮想キーボード2の構造を表す説明図 本発明の実施形態に係る文字キーの一表示例を表す図 本発明の実施形態に係る文字キーの一表示例を表す図 本発明の実施形態に係る文字キーの一表示例を表す図 本発明の実施形態に係る文字キーの一表示例を表す図 本発明の実施形態に係るタッチパッド上の対応位置の一例を表す図 本発明の実施形態に係るタッチパッド上の対応位置の一例を表す図 本発明の実施形態に係るタッチパッド上の領域設定の一例を表す図 本発明の実施形態に係るタッチパッドと文字キーの一対応例を表す図 本発明の実施形態に係る文字入力装置の動作を表すフローチャート 本発明の実施形態に係る文字入力装置の初期化処理を表すフローチャート 本発明の実施形態に係る文字入力装置の決定処理を表すフローチャート 本発明の実施形態に係る文字入力装置の選択処理を表すフローチャート
符号の説明
1 文字入力装置
2 仮想キーボード
3 指
11 ポインティングデバイス
12 キーボード制御部
13 制御部
14 表示部
31 タッチパッド上の通常触れない領域

Claims (15)

  1. 代表キーと当該代表キーに関連する従属キーとから構成された文字キーの中から、隣り合う他の文字キーへ移動することで任意の文字キーを選択したり、あるいは選択された文字キーを決定したりするための入力を行うポインティングデバイスと、
    各文字キー毎に決定時および選択時の動作条件を記憶するキーボード記憶部と、
    前記ポインティングデバイスの入力と前記キーボード記憶部の記憶する各文字キー毎の動作条件とに基づいて各文字キーの決定時あるいは選択時の動作を制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、第1の代表キーに関連する所定の従属キーから隣り合う第2の代表キーへ移動可能に制御する、文字入力装置。
  2. 前記文字キーは、1字の文字であることを特徴とする、請求項1に記載の文字入力装置。
  3. 前記文字キーは、2字以上の文字であることを特徴とする、請求項1に記載の文字入力装置。
  4. 前記代表キーは、あ段のかな文字であることを特徴とする、請求項1に記載の文字入力装置。
  5. 前記ポインティングデバイスは、ポインティングデバイス上の位置を指定することで前記文字キーを直接選択することを特徴とする、請求項1に記載の文字入力装置。
  6. 前記ポインティングデバイスは、方向と距離を入力することで前記文字キーを選択することを特徴とする、請求項1に記載の文字入力装置。
  7. 前記制御部の制御に応じて前記文字キーを表示する表示部をさらに備え、前記代表キーは複数のグループに分けて前記表示部に表示されることを特徴とする、請求項1に記載の文字入力装置。
  8. 前記代表キーは、2グループに分けられ、前記表示部の上下両端あるいは左右両端に表示されることを特徴とする、請求項7に記載の文字入力装置。
  9. 前記従属キーが表示される位置は他の従属キーが表示される位置と共有され、ある従属キーが表示されている場合に表示位置を共有する他の従属キーを表示しないことを特徴とする、請求項7に記載の文字入力装置。
  10. 第1の代表キーに関連する所定の従属キーから隣り合う第2の代表キーを選択する動作条件は、その他の文字キー間の選択の動作条件と異なることを特徴とする、請求項1に記載の文字入力装置。
  11. 前記第1の代表キーに関連する所定の従属キーから隣り合う第2の代表キーを選択する動作条件は、前記ポインティングデバイス上の上下両端あるいは左右両端の特定の領域内の位置を指定することであることを特徴とする、請求項1に記載の文字入力装置。
  12. 前記第1の代表キーに関連する所定の従属キーから隣り合う第2の代表キーを選択する動作条件は、前記ポインティングデバイスの方向と距離の入力が一定の加速度以上で行われることであることを特徴とする、請求項1に記載の文字入力装置。
  13. 前記第1の代表キーに関連する所定の従属キーから隣り合う第2の代表キーを選択する動作条件は、前記ポインティングデバイスを一定時間以上押下し続けることであることを特徴とする、請求項1に記載の文字入力装置。
  14. 代表キーと当該代表キーに関連する従属キーとから構成された文字キーの各文字キー毎に決定時および選択時の動作条件を記憶するキーボード記憶ステップと、
    前記キーボード記憶ステップで記憶する各文字キー毎の動作条件とに基づいて各文字キーの決定時あるいは選択時の動作を制御する制御ステップとを備え、
    前記制御ステップは、第1の代表キーに関連する所定の従属キーから隣り合う第2の代表キーへ移動可能に制御する、文字入力方法。
  15. 文字入力装置のコンピュータに実行させる文字入力プログラムであって、
    前記コンピュータに、
    代表キーと当該代表キーに関連する従属キーとから構成された文字キーの各文字キー毎に決定時および選択時の動作条件を記憶するキーボード記憶ステップと、
    前記キーボード記憶ステップで記憶する各文字キー毎の動作条件とに基づいて各文字キーの決定時あるいは選択時の動作を制御する制御ステップとを実行させ、
    前記制御ステップで、第1の代表キーに関連する所定の従属キーから隣り合う第2の代表キーへ移動可能に制御することを実行させる、文字入力プログラム。
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