JP2008100940A - 油中水型乳化化粧料 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】
次の成分(A)、(B)、(C)及び(D):
(A)シリコーン油を含有する油性成分 15〜70質量%
(B)下記式(i)で表されるモノマーとSP値が19〜24であるN原子含有ラジカル重合性モノマーを重合してなる共重合体であって、
式(i)で表されるモノマーの含有量が60〜96質量%である共重合体。
(aは式(i)で表されるモノマーの平均分子量を1000〜10000とする数である)
0.1〜20質量%
(C)粉体 0.1〜50質量%
(D)水 5〜70質量%
を含有する油中水型乳化化粧料である。
【選択図】なし
Description
しかし、この界面活性剤だけでは、シリコーン油を多量に含む乳化組成物を経時的に安定なものにすることは難しかった。その為、ワックスを配合したり、ゲル化剤である有機変性粘土鉱物を配合することが試みられたが(特許文献1及び2参照)、感触や使用性を満足し、且つ、経時安定性が良好なものは得難かった。また、これらの問題を解決すべく、油相成分中に特定のアクリル−シリコーン系グラフト共重合体と特定のポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサン系界面活性剤を組み合わせる試みが行われているが(特許文献3参照)、顔料、粉体等の分散性や使用感においては十分ではなかった。
しかしながら、この手法は、粉体の分散性を解決するにとどまり、上記ポリマーによる化粧料の乳化作用については一切開示がない。
すなわち、本発明は、次の成分(A)、(B)、(C)及び(D):
(A)シリコーン油を含有する油性成分 15〜70質量%
(B)下記式(i)で表されるモノマーとSP値が19〜24であるN原子含有ラジカル重合性モノマーを重合してなる共重合体であって、
式(i)で表されるモノマーの含有量が60〜96質量%である共重合体 0.1〜20質量%
(C)粉体 0.1〜50質量%
(D)水 5〜70質量%
を含有する油中水型乳化化粧料を提供するものである。
なお、式(i)で表されるモノマーとSP値(溶解度パラメーター)が19〜24であるN原子含有ラジカル重合性モノマーを重合してなる重合体は、ブロック体であっても、ランダム体であってもよい。
更に、上記のモノマーの中でもホモポリマーのTg値が90℃以下であることが好ましく、0℃以上90℃以下であることがさらに好ましい。Tgの値を90℃以下、さらには0℃以上90℃以下に設定することで、粉体の皮膚への粉体付着性が高くなり、且つ、化粧持続性を高める。具体的には、N,N-ジメチルアクリルアミド、N,N-ジエチルアクリルアミド、N,N-ジメチルアミノエチルアクリレート、N,N-ジメチルアミノエチルメタクリレート、N,N-ジメチルアミノプロピルアクリルアミドが挙げられる。この中で、特にN,N-ジメチルアクリルアミドが好ましい。
温度プログラム:
1.30 〜250℃:昇温速度 30℃/min,保持時間 1min
2.250〜−50℃:冷却速度200℃/min,保持時間10min
3.−50〜250℃:昇温速度 10℃/min,保持時間 1min
4.250〜 30℃:冷却速度 30℃/min,保持時間 2min
本発明で用いる成分(B)共重合体は、乳化安定性を有するとともに、粉体を皮丘と皮溝に均一に付着させる点から0.1〜20質量%、更には0.5〜5質量%が好ましい。
材質は、無機粉体、有機粉体いずれでも良く、顔料を含む。形状は、球状、針状、板状等いずれでもよい。また、粒子構造も特に制限はなく、多孔質、無孔質等いずれのものも使用することができる。
水溶性高分子又は水膨潤性高分子としては、アラビアゴム、トラガカント、ガラクタン、キャロブガム、グアーガム、カラヤガム、カラギーナン、ペクチン、寒天、クインスシード(マルメロ)、デンプン(コメ、トウモロコシ、バレイショ、コムギ)、アルゲコロイド、ローカストビーンガム等の植物系高分子;キサンタンガム、デキストラン、サクシノグルカン、プルラン等の微生物系高分子;コラーゲン、カゼイン、アルブミン、ゼラチン等の動物系高分子;カルボキシメチルデンプン、メチルヒドロキシプロピルデンプン等のデンプン系高分子;メチルセルロース、エチルセルロース、メチルヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、セルロース硫酸ナトリウム、カルボキシメチルセルロースナトリウム等のセルロース系高分子;アルギン酸ナトリウム、アルギン酸プロピレングリコールエステル等のアルギン酸系高分子;ポリビニルメチルエーテル、カルボキシビニルポリマー等のビニル系高分子;ポリオキシエチレン系高分子、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン共重合体系高分子;ポリアクリル酸ナトリウム、ポリエチルアクリレート、ポリアクリルアミド等のアクリル系高分子;ポリエチレンイミン、カチオンポリマーなどの他の合性水溶性高分子;シリコーン化プルラン等の半合成高分子等がある。また、この中には、ポリビニルアルコールやポリビニルピロリドン等の皮膜形成剤も含まれる。
(1)乳化保存安定性:各実施例及び比較例の油中水型乳化化粧料を100ml入りポリエチレン容器に約70g充填し、5℃、室温(20〜25℃)、40℃に1カ月保存後、各乳化物の安定性を、以下の基準に従って外観から判断した。
◎:変化なし
○:表面にムラが発生した。
△:表面に1mm以内の液体の分離がみられた。
×:完全に分離(1mm以上)した。
悪い・・・・スコア1
やや悪い・・スコア2
普通・・・・スコア3
やや良い・・スコア4
良い・・・・スコア5
カバー力が低い・・・・スコア1
カバー力がやや低い・・スコア2
普通・・・・スコア3
カバー力がやや高い・・スコア4
カバー力が高い・・・・スコア5
皮溝に落ちている量がかなり多い・・スコア1
皮溝に落ちている量がやや多い・・スコア2
皮溝に半分程度落ちている・・スコア3
皮溝に落ちている量がやや少ない・・スコア4
皮溝に落ちている量が少ない・・スコア5
発色性が低い・・・・スコア1
発色性がやや低い・・スコア2
普通・・・・・・・・スコア3
発色性がやや高い・・スコア4
発色性が高い・・・・スコア5
かなり化粧崩れしている・・・スコア1
化粧崩れしている・・・・・・スコア2
少し化粧崩れしている・・・・スコア3
殆ど化粧崩れしていない・・・スコア4
全く化粧崩れしていない・・・スコア5
ジメチルポリシロキシプロピルメタクリレート(チッソ(株)「FM0711」分子量1000)140g、N,N-ジメチルアクリルアミド((株)興人「DMAA」)60g、メチルエチルケトン200gをビーカーに取り、混合した後、2,2−アゾビス−2,4−ジメチルバレロニトリル(和工純薬工業(株)「V−65」)2.0gを加え、均一に溶解した。得られた混合モノマー溶液の10質量%を、還流冷却器、滴下ロート、撹拌機、温度計を付したガラス製4つ口フラスコに、仕込み、窒素置換した。
次いで、70℃に加熱した後、混合モノマー溶液の残り90質量%を2時間かけて滴下し、2,2−アゾビス−2,4−ジメチルバレロニトリル(和工純薬工業(株)「V−65」)0.4g、メチルエチルケトン20gからなる溶液を5分かけて滴下した。その後、さらに70℃にて2時間加熱することで重合を終了した。減圧下にて揮発性成分を加熱留去することにより(B)成分の共重合体を得た。該共重合体中のモノマー組成は仕込み組成とほぼ一致していた(重量平均分子量6.5万)。(式(i)で表されるモノマーの含有率:70質量%)
製造例1で使用したFM0711を160g、N,N-ジメチルアクリルアミド40gを仕込み、製造例1と同様にして、(B)成分の共重合体(2)を得た共重合体(2)中のモノマー組成は仕込み組成とほぼ一致していた(重量平均分子量6.1万)。(式(i)で表されるモノマーの含有率:80質量%)
製造例1で使用したFM0711を176g、N,N-ジメチルアクリルアミド24gを仕込み、製造例1と同様にして、(B)成分の共重合体(3)を得た。共重合体(3)中のモノマー組成は仕込み組成とほぼ一致していた(重量平均分子量6.3万)。(式(i)で表されるモノマーの含有率:88質量%)
製造例1で使用したFM0711を184g、N,N-ジメチルアクリルアミド16gを仕込み、製造例1と同様にして、(B)成分の共重合体(4)を得た。共重合体(4)中のモノマー組成は仕込み組成とほぼ一致していた(重量平均分子量4.0万)。(式(i)で表されるモノマーの含有率:92質量%)
製造例1で使用したFM0711に代えて、ジメチルポリシロキシプロピルメタクリレート(チッソ(株)「FM0721」分子量5000)を160g、N,N-ジメチルアクリルアミド40gを仕込み、製造例1と同様にして、(B)成分の共重合体(5)を得た。共重合体(5)中のモノマー組成は仕込み組成とほぼ一致していた(重量平均分子量7.4万)。(式(i)で表されるモノマーの含有率:80質量%)
製造例1で使用したFM0711に代えて、ジメチルポリシロキシプロピルメタクリレート(チッソ(株)「FM0725」分子量10000)を180g、N,N-ジメチルアクリルアミド20gを仕込み、製造例1と同様にして、(B)成分の共重合体(6)を得た。共重合体(6)中のモノマー組成は仕込み組成とほぼ一致していた(重量平均分子量6万)。(式(i)で表されるモノマーの含有率:90質量%)
製造例1で使用したFM0711を110g、N,N-ジメチルアクリルアミド90gを仕込み、製造例1と同様にして、共重合体(7)を得た。共重合体(7)中のモノマー組成は仕込み組成とほぼ一致していた(重量平均分子量5.6万)。(式(i)で表されるモノマーの含有率:55質量%)
製造例1で使用したFM0711を194g、N,N-ジメチルアクリルアミド6gを仕込み、製造例1と同様にして、共重合体(8)を得た。共重合体(8)中のモノマー組成は仕込み組成とほぼ一致していた(重量平均分子量3.8万)。(式(i)で表されるモノマーの含有率:97質量%)
第1表に示す組成の油中水型乳化組成物(ファンデーション)を下記方法により製造し、上記評価方法にて評価した。結果を第1表に示す。
(製造法)成分(1)〜(16)の油相成分を混合した。また、別に成分(21)〜(25)の粉体を粉砕機で粉砕・混合し、油相成分に添加、攪拌して粉体を分散させた。成分(17)〜(20)を混合して水相成分とし、粉体を分散させた油相に攪拌しながら水相成分をゆっくりと滴下しながら添加した。さらに10分間ホモミキサーで攪拌して乳化した。次いで脱泡してポリエチレン製容器に充填し、各油中水型乳化化粧料を調製した。
(成分) 質量(%)
1.パルミチン酸/2-エチルヘキサン酸デキストリン(注1) 9.0
2.トリイソオクタン酸グリセリル 22.0
3.ベントナイト 1.0
4.アクリルアミド変性シリコーン(製造例3) 1.5
5.デカメチルシクロペンタシロキサン 38.0
6.1,3−ブチレングリコール 5.0
7.塩化ナトリウム 0.5
8.精製水 10.0
9.着色顔料(平均粒径0.1〜0.3μm) 3.0
10.雲母チタン(平均粒径:8μm) 10.0
(注1)パルミチン酸/2-エチルヘキサン酸デキストリン:レオパールTT(千葉製粉(株))
(製造方法)
A:成分1、成分2の一部、成分3〜5を混合し、溶解する。
B:成分2の残部に、成分9を混合しローラーにて分散する。
C:Bと成分10をAに加え均一に混合する。
D:成分6〜8を混合し加温する。
E:DをCに加え乳化する。
以上のようにして得られた口紅は、化粧持続性に優れたW/O型のクリーム状口紅であり、のび広がりが軽くてべたつきや油っぽさがなく、更にはパール顔料の発色性が高いことがわかった。
(成分) 質量(%)
1.オクタメチルシクロテトラシロキサン 53.5
2.アクリルアミド変性シリコーン(製造例4) 3.0
3.シリコーン網状樹脂(注2) 15.0
4.ジメチルジステアリルアンモニウムヘクトライト 3.0
5.シリコーン処理黒酸化鉄(平均粒径:0.3μm)(注3) 10.0
6.1,3−ブチレングリコール 5.0
7.硫酸ナトリウム 0.5
8.防腐剤 適量
9.香料 微量
10.精製水 バランス
(注2)シリコーン網状樹脂:[Me3SiO1/2]/[SiO2]比が0.8のシリコーン網状化合物の50%−デカメチルペンタシロキサン溶液:KF−7312J(信越化学工業(株))
(注3)シリコーン処理黒酸化鉄;黒酸化鉄に対し、2%のメチルハイドロジェンポリシロキサンを添加後、加熱処理したもの
(製造方法)
A:成分1〜4を混合し、成分5を加えて均一に混合分散する。
B:成分6〜8及び10を混合する。
C:BをAに徐添して乳化した後、成分9を加えてアイライナーを得た。
以上のようにして得られたアイライナーは、のびが軽くて描きやすく、清涼感があってさっぱりとしてべたつきがない使用感で、温度や経時による変化もなく、使用性も安定性も非常に優れており、耐水性、耐汗性は共に優れ、化粧持ちも非常に良いことがわかった。
(成分) 質量(%)
1.デカメチルシクロペンタシロキサン 15.0
2.ジメチルポリシロキサン(6mm2/s(25℃)) 10.0
3.アクリルアミド変性シリコーン(製造例4) 2.0
4.PEG(10)ラウリルエ−テル 0.5
5.シリコーン処理酸化クロム(平均粒径:2.5μm)(注4) 6.2
6.シリコーン処理群青(平均粒径:0.3〜2.0μm)(注4) 4.0
7.シリコーン処理雲母チタン(平均粒径:8μm)(注4) 6.0
8.塩化ナトリウム 2.0
9.プロピレングリコール 8.0
10.防腐剤 適量
11.香料 微量
12.精製水 バランス
(注4)シリコーン処理;粉体に対して3%のメチルハイドロジェンポリシロキサン添加後、加熱処理したもの
(製造方法)
A:成分1〜4を混合し、成分5〜7を添加して均一に分散する。
B:成分8〜10及び12を均一溶解する。
C:攪拌下、AにBを徐添して乳化し、成分11を添加してアイシャドウを得た。
以上のようにして得られたアイシャドウは、のび広がりが軽くて油っぽさや粉っぽさがなく、みずみずしく、さっぱりとした使用感を与えると共にしっとりとしていて、耐水性や撥水性、耐汗性が良好で持ちも良く、化粧崩れしにくく、温度や経時的に変化がなく安定性にも優れ、更にパールの発色性が高く、使用感、化粧持続性、仕上がり共に優れていることがわかった。
(成分) 質量(%)
1.デカメチルシクロペンタシロキサン 17.5
2.アクリルシリコーン樹脂/デカメチルシクロペンタシロキサン 12.0
(注5)
3.トリイソオクタン酸グリセリル 5.0
4.パラメトキシケイ皮酸オクチル 6.0
5.架橋型ポリエーテル変性シリコーン(注6) 5.0
6.アクリルアミド変性シリコーン(製造例2) 1.0
7.親油化処理酸化亜鉛(平均粒径:0.1〜0.3μm) 20.0
8.塩化ナトリウム 0.5
9.1,3−ブチレングリコール 2.0
10.防腐剤 適量
11.香料 微量
12.精製水 バランス
(注5)アクリルシリコーン樹脂/デカメチルシクロペンタシロキサン:KP545(信越化学工業(株))
(注6)架橋型ポリエーテル変性シリコーン:KSG210(信越化学工業(株))
(製造方法)
A:成分1の一部に成分2を加えて均一にし、成分7を添加してビーズミルにて分散する。
B:成分1の残部と及び3〜6を混合し、均一に混合する。
C:成分8〜10及び12を混合、溶解する。
D:BにCを加えて乳化し、A及び成分11を添加してサンカットクリームを得た。
以上のようにして得られたサンカットクリームは、べたつきがなく、のび広がりも軽く、しかも、密着感に優れ、おさまりも良く、つやのある仕上がりで化粧持ちも非常に優れており、温度や経時的にも非常に安定であることがわかった。
(成分) 質量(%)
1.デカメチルシクロペンタシロキサン 3.0
2.ジメチルポリシロキサン(6mm2/s(25℃)) 5.0
3.トリイソオクタン酸グリセリル 5.0
4.アクリルアミド変性シリコーン(製造例1) 1.0
5.架橋型ポリエーテル変性シリコーン(注7) 3.0
6.酸化チタン/デカメチルシクロペンタシロキサン分散液(注8) 25.0
7.酸化亜鉛/デカメチルシクロペンタシロキサン分散液(注9) 35.0
8.ジプロピレングリコール 3.0
9.クエン酸ナトリウム 0.5
10.防腐剤 適量
11.香料 微量
12.精製水 バランス
(注7)架橋型ポリエーテル変性シリコーン:KSG−210(信越化学工業(株))
(注8)酸化チタン/デカメチルシクロペンタシロキサン分散液:SPD−T5(信越化学工業(株))酸化チタン平均粒径:0.01〜0.05μm
(注9)酸化亜鉛/デカメチルシクロペンタシロキサン分散液:SPD−Z5(信越化学工業(株))酸化亜鉛平均粒径:0.02μm
(製造方法)
A:成分1〜5を混合し、均一に混合する。
B:成分8〜10及び12を混合、溶解する。
C:AにBを加えて乳化し、成分6、7及び11を加添加してサンカット乳液を得た。
以上のようにして得られたサンカット乳液は、べたつきがなく、のび広がりも軽く、しかも、密着感に優れ、おさまりも良く、つやのある仕上がりで化粧持ちも非常に優れており、温度や経時的にも非常に安定であることがわかった。
(成分) 質量(%)
1.架橋型ポリエーテル変性シリコーン(注11) 5.0
2.架橋型ジメチルポリシロキサン(注12) 1.0
3.アクリルアミド変性シリコーン(製造例4) 0.5
4.ジメチルポリシロキサン(6mm2/s(25℃)) 6.0
5.ジメチルポリシロキサン(20mm2/s(25℃)) 2.0
6.デカメチルシクロペンタシロキサン 3.0
7.酸化チタン/シクロペンタシロキサン分散物(注13) 10.0
8.ジプロピレングリコール 5.0
9.クエン酸ナトリウム 0.2
10.メチルセルロ−ス(2%水溶液)(注14) 2.5
11.エタノール 3.0
12.防腐剤 適量
13.香料 微量
14.精製水 バランス
(注11)架橋型ポリエーテル変性シリコーン:KSG−210(信越化学工業(株))
(注12)架橋型ジメチルポリシロキサン:KSG−15(信越化学工業(株))
(注13)酸化チタン/シクロペンタシロキサン分散物:SPD−T5(信越化学工業(株))酸化チタン平均粒径:0.01〜0.05μm
(注14)メチルセルロ−ス:メトローズ65−SH4000(信越化学工業(株))(製造方法)
A:成分1〜7を加熱混合する。
B:成分8〜14を混合溶解し、Aに加えて攪拌乳化する。
以上のようにして得られたメイクアップ下地は、油っぽさ、べたつきがなく、のび広がりも軽く、みずみずしいさっぱりとした使用性を持ち、しかも、密着感に優れ、おさまりも良く、つや感のある仕上がりが得られ、さらに紫外線カット効果のある化粧持ちの良い優れたW/O型メイクアップ下地であることがわかった。
(成分) 質量(%)
1.架橋型ポリエーテル変性シリコーン 5.0
2.アクリルアミド変性シリコーン(製造例2) 0.5
3.トリオクタン酸グリセリル 4.0
4.ジメチルポリシロキサン(6mm2/s(25℃)) 5.0
5.デカメチルシクロペンタシロキサン 6.0
6.フェニル変性ハイブリッドシリコーン複合粉体(注15) 2.5
7.顔料 8.0
8.アクリルシリコーン樹脂(注16) 5.0
9.ジプロピレングリコール 5.0
10.クエン酸ナトリウム 0.2
11.防腐剤 適量
12.香料 微量
13.精製水 バランス
(注15)フェニル変性ハイブリッドシリコーン複合粉体:KSP−300(信越化学工業(株))平均粒径:5.0μm
(注16)アクリルシリコーン樹脂:KP−575(信越化学工業(株))
(製造方法)
A:成分1〜6を加熱混合する。
B:成分9〜13を混合溶解し、Aに加えて攪拌乳化する。
C:成分7〜8を混合し、Bに加えて均一にする。
以上のようにして得られたクリームファンデーションは、べたつきがなく、のび広がりも軽く、しかも、密着感に優れ、おさまりも良く、マット感のある仕上がりが得られるクリームファンデーションであることがわかった。
(成分) 質量(%)
1.シリコーン処理酸化亜鉛(平均粒径:0.1〜0.3μm) 20.0
2.アクリレート/ジメチルシリコーン共重合体(注17) 12.0
3.デカメチルシクロペンタシロキサン 20.0
4.トリオクタン酸グリセリル 3.0
5.架橋型ポリエーテル変性シリコーン(注18) 7.0
6.ポリエーテル変性シリコーン(注19) 1.0
7.アルキル・ポリエーテル共変性シリコーン(注20) 0.5
8.アクリルアミド変性シリコーン(製造例4) 0.5
9.メトキシ桂皮酸オクチル 6.0
10.クエン酸ナトリウム 0.2
11.ジプロピレングリコール 3.0
12.防腐剤 適量
13.香料 微量
14.精製水 バランス
(注17)アクリレート/ジメチルシリコーン共重合体:KP−545(信越化学工業(株))
(注18)架橋型ポリエーテル変性シリコーン:KSG−210(信越化学工業(株))
(注19)ポリエーテル変性シリコーン:KF−6017(商品名)(信越化学工業(株))
(注20)アルキル・ポリエーテル共変性シリコーン:KF−6026(商品名)(信越化学工業(株))
(製造方法)
A:成分3の一部、及び4〜9を加熱混合する。
B:成分10〜12、14を混合し、Aに加えて攪拌乳化する。
C:成分1、2及び3の残部を混合分散し、Bに成分13を加えて均一にする。
以上のようにして得られたUVカットクリームは、のびが軽くさっぱりとして、べたつきや油感がなく、透明感があり化粧持ちが良く、温度や経時による変化もなく、使用性も安定性も非常に優れているW/O型UVカットクリームであった。
(成分) 質量(%)
1.ジメチルポリシロキサン(6mm2/s(25℃)) 5.0
2.トリオクタン酸グリセリル 2.0
3.架橋型ポリグリセリン変性シリコーン(注21) 6.0
4.ポリグリセリン変性シリコーン(注22) 0.5
5.アクリルアミド変性シリコーン(製造例1) 0.5
6.酸化チタン/デカメチルシクロペンタシロキサン分散物(注23)30.0
7.酸化亜鉛/デカメチルシクロペンタシロキサン分散物(注24) 30.0
8.ジプロピレングリコール 3.0
9.クエン酸ナトリウム 0.2
10.防腐剤 適量
11.香料 微量
12.精製水 バランス
(注21)架橋型ポリグリセリン変性シリコーン:KSG−710(信越化学工業(株))
(注22)ポリグリセリン変性シリコーン:KF−6104(商品名)(信越化学工業(株))
(注23)酸化チタン/デカメチルシクロペンタシロキサン分散物:SPD−T5(信越化学工業(株))酸化チタン平均粒径:0.01〜0.05μm
(注24)酸化亜鉛/デカメチルシクロペンタシロキサン分散物:SPD−Z5(信越化学工業(株))酸化亜鉛平均粒径:0.02μm
(製造方法)
A:成分1〜5を加熱混合する。
B:成分8〜10、12を混合溶解し、Aに加えて攪拌乳化する。
C:成分6、7、11をBに加えて均一にする。
以上のようにして得られたUVカット乳液は、のびが軽くさっぱりとして、べたつきや油感がなく、透明感があり化粧持ちが良く、温度や経時による変化もなく、使用性も安定性も非常に優れているW/O型UVカット乳液であった。
(成分) 質量(%)
1.アクリレート/ジメチルシリコーン共重合体(注25) 10.0
2.アクリレート/ジメチルシリコーン共重合体(注26) 2.0
3.アクリルアミド変性シリコーン(製造例3) 0.3
4.ポリグリセリン変性シリコーン(注27) 1.5
5.デカメチルシクロペンタシロキサン 20.0
6.有機変性粘土鉱物(注28) 1.2
7.イソオクタン酸セチル 3.0
8.ポリアミド 3.0
9.タルク(平均粒径:13μm) 4.0
10.アクリルシリコーン樹脂(注29)処理顔料(平均粒径:0.5μm)20.0
11.エタノール 5.0
12.精製水 30.0
(注25)アクリレート/ジメチルシリコーン共重合体:KP−545(信越化学工業(株))
(注26)アクリレート/ジメチルシリコーン共重合体:KP−561P(信越化学工業(株))
(注27)ポリグリセリン変性シリコーン:KF−6105(信越化学工業(株))
(注28)有機変性粘土鉱物:ベントン38(NLインダストリー社)
(注29)アクリルシリコーン樹脂:KP−574(信越化学工業(株))
(製造方法)
A:成分1〜10を混合した。
B:成分10〜11を混合した後、Aに加えて均一に混合した。
以上のようにして得られたアイシャドウは、べたつきがなく、のび広がりも軽く、しかも、密着感に優れ、おさまりも良く、つやのある仕上がりが得られ、しっとりとした化粧持ちの良いクリームアイシャドウであることが確認された。
Claims (4)
- 前記成分(B)共重合体の重量平均分子量が5000〜200000である請求項1に記載の油中水型乳化化粧料。
- 前記成分(B)共重合体を構成するN原子含有ラジカル重合性モノマーにおいて、N原子含有ラジカル重合性モノマーのホモポリマーのTgが90℃以下である請求項1又は2に記載の油中水型乳化化粧料。
- 前記成分(B)共重合体を構成するN原子含有ラジカル重合性モノマーがN,N-ジメチルアクリルアミドである請求項1〜3のいずれかに記載の油中水型乳化化粧料。
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