JP2008198243A - 半導体記憶装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】センスアンプを活性化するタイミングを最適化する。
【解決手段】半導体記憶装置は、メモリセルを含む複数のメモリセルアレイ11と、複数のメモリセルアレイ11にそれぞれ設けられ、かつメモリセルアレイ11の列を選択する複数のローカルビット線と、メモリセルからローカルビット線を介して転送されるデータを検知する複数のローカルセンスアンプ回路13と、複数のメモリセルアレイ11に共有され、かつ複数のローカルセンスアンプ回路13からデータが転送されるグローバルビット線と、グローバルビット線のデータを検知するグローバルセンスアンプ回路15と、複数のローカルセンスアンプ回路13に対応して設けられた複数のダミーセル群14とを具備する。そして、ダミーセル群14を用いてグローバルビット線の活性化タイミングを制御する。
【選択図】 図2
【解決手段】半導体記憶装置は、メモリセルを含む複数のメモリセルアレイ11と、複数のメモリセルアレイ11にそれぞれ設けられ、かつメモリセルアレイ11の列を選択する複数のローカルビット線と、メモリセルからローカルビット線を介して転送されるデータを検知する複数のローカルセンスアンプ回路13と、複数のメモリセルアレイ11に共有され、かつ複数のローカルセンスアンプ回路13からデータが転送されるグローバルビット線と、グローバルビット線のデータを検知するグローバルセンスアンプ回路15と、複数のローカルセンスアンプ回路13に対応して設けられた複数のダミーセル群14とを具備する。そして、ダミーセル群14を用いてグローバルビット線の活性化タイミングを制御する。
【選択図】 図2
Description
本発明は、半導体記憶装置に係り、例えばスタティック型のメモリセルを備えた半導体記憶装置に関する。
近年、SRAM(Static Random Access Memory)の微細化及び高速化に伴い、階層ビット線方式を用いたSRAMが採用されるようになってきている。この階層ビット線方式を用いたSRAMは、複数のメモリセルアレイと、各メモリセルアレイからデータの読み出しを行うローカルセンスアンプと、各ローカルセンスアンプに対してデータの入出力を行うグローバルセンスアンプとを備えて構成されている。
すなわち、ビット線を細かく分割してビット線容量を減少させた複数のローカルビット線がそれぞれ複数のローカルセンスアンプに接続されており、このローカルセンスアンプがデータを増幅してグローバルビット線にデータを送る。そして、グローバルビット線に接続されているグローバルセンスアンプによってデータを確定するという、2段階のビット線/センスアンプによってセルのデータを読み出す方式である。このようにビット線を階層化することで、各ビット線の容量が削減できるため、セル電流を低減することができる。下記非特許文献1及び2には、この階層ビット線方式を用いたSRAMの一例が開示されている。
非特許文献1によれば、グローバルセンスアンプを活性化するためにグローバルSAE信号は、ローカルSAE信号に一定の遅延を加えた信号となっている。グローバルSAE信号を遅延素子を用いて生成する場合、トランジスタの閾値や電源電圧の変動の影響を大きく受ける。このため、最速条件にて十分なマージンが得られるようにグローバルセンスアンプの活性化タイミングを決定した場合、最遅条件では活性化タイミングが必要以上に遅くなり、SRAMのスピードスペックを満たせなくなる。これにより、歩留まりが悪化してしまう。
また、逆に最速条件でのグローバルセンスアンプの活性化タイミングのマージンを減らすことで歩留まりを確保しても、トランジスタの閾値や電源電圧の変動によりSRAMが不良を起こしてしまう。
Cangsang Zhao et al., "An 18-Mb,12.3-GB/s CMOS Pipeline-Burst Cache SRAM with 1.54Gb/s/pin", IEEE JOURNAL OF SOLID-STATE CIRCUITS, Vol.34, No.11, November 1999, pp.1564-1570 Byung-Do et al., "A Low-Power SRAM Using Hierarchical Bit Line and Local Sense Amplifiers", IEEE JOURNAL OF SOLID-STATE CIRCUITS, Vol.40, No.6, June 2005, pp.1366-1376
Cangsang Zhao et al., "An 18-Mb,12.3-GB/s CMOS Pipeline-Burst Cache SRAM with 1.54Gb/s/pin", IEEE JOURNAL OF SOLID-STATE CIRCUITS, Vol.34, No.11, November 1999, pp.1564-1570 Byung-Do et al., "A Low-Power SRAM Using Hierarchical Bit Line and Local Sense Amplifiers", IEEE JOURNAL OF SOLID-STATE CIRCUITS, Vol.40, No.6, June 2005, pp.1366-1376
本発明は、センスアンプを活性化するタイミングを最適化することが可能な半導体記憶装置を提供する。
本発明の一視点に係る半導体記憶装置は、それぞれが複数のメモリセルを含む複数のメモリセルアレイと、前記複数のメモリセルアレイにそれぞれ設けられ、かつメモリセルアレイの列を選択する複数のローカルビット線と、メモリセルからローカルビット線を介して転送されるデータを検知する複数のローカルセンスアンプ回路と、前記複数のメモリセルアレイに共有され、かつ前記複数のローカルセンスアンプ回路からデータが転送されるグローバルビット線と、前記グローバルビット線のデータを検知するグローバルセンスアンプ回路と、前記複数のローカルセンスアンプ回路に対応して設けられた複数のダミーセル群とを具備し、前記ダミーセル群を用いて前記グローバルビット線の活性化タイミングを制御する。
本発明によれば、センスアンプを活性化するタイミングを最適化することが可能な半導体記憶装置を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。なお、以下の説明において、同一の機能及び構成を有する要素については、同一符号を付し、重複説明は必要な場合にのみ行う。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係るSRAMの概略図である。SRAMは、複数の基本単位11(本実施形態では、4つの基本単位11−1〜11−4)を備えている。これら4つの基本単位11−1〜11−4はそれぞれ、同じ構成からなる。
図1は、本発明の第1の実施形態に係るSRAMの概略図である。SRAMは、複数の基本単位11(本実施形態では、4つの基本単位11−1〜11−4)を備えている。これら4つの基本単位11−1〜11−4はそれぞれ、同じ構成からなる。
1つの基本単位11−1は、2つのメモリセルアレイ12(12−1、12−2)、ローカルセンスアンプ回路13−1、及びダミーセル群14−1を備えている。2つのメモリセルアレイ12−1、12−2は、ローカルセンスアンプ回路13−1を挟んでY方向に隣接するように配置されており、またローカルセンスアンプ回路13−1を共有している。各メモリセルアレイは、スタティック型の複数のメモリセルMCがマトリックス状に配置されて構成されている。
本実施形態のSRAMは、階層ビット線構造を有している。なお、本実施形態のSRAMは、1つのメモリセルアレイ内において、1本のグローバルビット線GBLと、このグローバルビット線GBLに接続されるローカルビット線LBLとが「1:1」の場合のSRAMの構成例である。しかしこれに限定されず、1つのメモリセルアレイ内において、1本のグローバルビット線GBLと、このグローバルビット線GBLに接続されるローカルビット線LBLとが「1:n(nは2以上の整数)」の関係を有するSRAMであってもよい。
Y方向に隣接する2つの基本単位11−1、11−2には、これらに共有されるように、Y方向に延在する複数のグローバルビット線対GBL,BGBLが配設されている。各メモリセルアレイ12には、複数のグローバルビット線対GBL,BGBLに対応しかつY方向に延在する複数のローカルビット線対LBL,BLBLが配設されている。メモリセルアレイ12−1及び12−2に配設された複数のローカルビット線対LBL,BLBLは、ローカルセンスアンプ回路13−1を介して複数のグローバルビット線対GBL,BGBLにそれぞれ接続されている。メモリセルアレイ12−3及び12−4に配設された複数のローカルビット線対LBL,BLBLは、ローカルセンスアンプ回路13−2を介して複数のグローバルビット線対GBL,BGBLにそれぞれ接続されている。ローカルセンスアンプ回路13−1、13−2は、メモリセルMCからローカルビット線対LBL,BLBLに転送されたデータの検知及び増幅を行う。
複数のグローバルビット線対GBL,BGBLの一端には、グローバルセンスアンプ回路15−1が接続されている。グローバルセンスアンプ回路15−1は、各グローバルビット線対GBL,BGBLのデータを検知及び増幅する。
4つのメモリセルアレイ12−1〜12−4には、X方向に延在する複数のワード線WLが配設されている。これら複数のワード線WLには、ロウデコーダ16が接続されている。ロウデコーダ16は、制御回路18から供給されるデコード信号をデコードして、複数のワード線WLの1本を選択する。
ワード線WLの中間部には、ドライバ17が接続されている。ドライバ17は、ロウデコーダ16により一度駆動されたワード線WLを、ワード線WLの中間部で再度駆動する。これにより、ワード線WLの端に接続されたメモリセルMCを確実に選択することができる。
メモリセルアレイ12−1には、ダミーセル群14−1が配置されている。ダミーセル群14−1は、ローカルセンスアンプ回路13−1及びグローバルセンスアンプ回路15−1を活性化するタイミングを制御するために設けられている。SRAMの高速動作のためにはローカルセンスアンプ及びグローバルセンスアンプの活性化タイミングをできるだけ速くすることが望ましいが、この活性化タイミングが速すぎるとローカルビット線対及びグローバルビット線対の電位差が不十分となり、SRAMが誤動作してしまう。よって、高速動作のためにはローカルセンスアンプ及びグローバルセンスアンプの最適な活性化タイミングの制御が重要である。
ダミーセル群14−1は、ロウデコーダ16内の配線遅延も考慮して、グローバルセンスアンプ回路15−1から最も遠いメモリセルアレイ12−1に配置される。これにより、データ読み出し時に、グローバルセンスアンプ回路15−1から最も遠いメモリセルMCの遅延を再現することが可能となる。
メモリセルアレイ12−1とグローバルセンスアンプ回路15−1との間には、Y方向に延在するダミーグローバルビット線DGBLが配設されている。ダミーセル群14−1には、Y方向に延在するダミーローカルビット線DLBLが配設されている。また、ダミーセル群14−1には、X方向に延在するダミーワード線DWLが配設されている。
メモリセルアレイ12−3には、ダミーセル群14−2が配置されている。ダミーセル群14−2は、ローカルセンスアンプ回路13−2を活性化するタイミングを制御するために設けられている。ダミーセル群14−2は、ロウデコーダ16内の配線遅延も考慮して、基本単位11−2内でグローバルセンスアンプ回路15−1から最も遠いメモリセルアレイ12−3に配置される。ダミーセル群14−2には、Y方向に延在するダミーローカルビット線DLBLが配設されている。また、ダミーセル群14−2には、X方向に延在するダミーワード線DWLが配設されている。
ダミーローカルビット線DLBLは、ローカルビット線LBLと同じ長さ及び同じ配線幅に設定される。同様に、ダミーグローバルビット線DGBLは、グローバルビット線GBLと同じ長さ及び同じ配線幅に設定される。
基本単位11−3は、基本単位11−1のX方向にロウデコーダ16を挟んで配置されている。また、基本単位11−4は、基本単位11−2のX方向にロウデコーダ16を挟んで配置されている。基本単位11−3及び11−4は、複数のグローバルビット線対GBL,BGBLを共有し、これら複数のグローバルビット線対GBL,BGBLは、グローバルセンスアンプ回路15−2に接続されている。基本単位11−3及び11−4のその他の構成は、基本単位11−1及び11−2と同じである。
制御回路18は、SRAM内の各回路を制御する。制御回路18には、外部回路からアドレス信号及び制御信号などが入力されている。制御回路18は、アドレス信号をデコードして、ロウデコーダ16にデコード信号を供給する。また、制御回路18は、制御信号に基づいて、書き込み動作、及び読み出し動作等を制御する。
図2は、メモリセルアレイ、ローカルセンスアンプ回路及びグローバルセンスアンプ回路の構成を示す回路ブロック図である。なお、図2では、一例として、メモリセルアレイ12−1、ローカルセンスアンプ回路13−1及びグローバルセンスアンプ回路15−1を例示している。基本単位11−3及び11−4についても、図2と同じ構成である。
メモリセルアレイ12−1は、(M+1)行×(N+1)列に配置された複数のメモリセルMCを備えている。なお、図2には、1列分のメモリセルMC(0,P)〜(N,P)を一例として示している。
図3は、図2に示したメモリセルMCの構成を示す回路図である。メモリセルMCは、6個のMOSトランジスタから構成される6Tr.型SRAMセルである。
メモリセルMCは、第1のインバータ回路INV1及び第2のインバータ回路INV2を備えている。第1のインバータ回路INV1は、負荷用PチャネルMOSトランジスタ(PMOSトランジスタ)LD1と駆動用NチャネルMOSトランジスタ(NMOSトランジスタ)DV1とにより構成されている。PMOSトランジスタLD1及びNMOSトランジスタDV1は、電源電圧VDDが供給される電源端子と、接地電圧VSSが供給される接地端子との間に直列に接続されている。
第2のインバータ回路INV2は、負荷用PMOSトランジスタLD2と駆動用NMOSトランジスタDV2とにより構成されている。PMOSトランジスタLD2及びNMOSトランジスタDV2は、電源端子と接地端子との間に直列に接続されている。
具体的には、PMOSトランジスタLD1のソース端子は、電源端子に接続されている。PMOSトランジスタLD1のドレイン端子は、記憶ノードN1を介してNMOSトランジスタDV1のドレイン端子に接続されている。PMOSトランジスタLD1のゲート端子は、NMOSトランジスタDV1のゲート端子に接続されている。NMOSトランジスタDV1のソース端子は、接地されている。
PMOSトランジスタLD2のソース端子は、電源端子に接続されている。PMOSトランジスタLD2のドレイン端子は、記憶ノードN2を介してNMOSトランジスタDV2のドレイン端子に接続されている。PMOSトランジスタLD2のゲート端子は、NMOSトランジスタDV2のゲート端子に接続されている。NMOSトランジスタDV2のソース端子は、接地されている。
PMOSトランジスタLD1のゲート端子は、記憶ノードN2に接続されている。PMOSトランジスタLD2のゲート端子は、記憶ノードN1に接続されている。換言すると、第1のインバータ回路INV1の出力端子は第2のインバータ回路INV2の入力端子に接続され、第2のインバータ回路INV2の出力端子は第1のインバータ回路INV1の入力端子に接続されている。
記憶ノードN1は、NMOSトランジスタからなるトランスファーゲートXF1を介してローカルビット線LBLに接続されている。記憶ノードN2は、NMOSトランジスタからなるトランスファーゲートXF2を介してローカルビット線BLBLに接続されている。トランスファーゲートXF2,XF2のゲート端子は、ワード線WLに接続されている。
ダミーセル群14−1は、複数のダミーセルDCから構成されている。具体的には、ダミーセル群14−1は、ダミーワード線DWLに接続されかつX方向に配置されたダミーセルDC(D,0)〜DC(D,L)と、Y方向に配置されたダミーセルDC(0,0)〜DC(N,0)とから構成されている。
ダミーワード線DWLは、ワード線WLの半分の長さで折り返されている。そして、ダミーワード線DWLが選択されると、ダミーローカルビット線DLBLは、複数のダミーセルDCによりローレベル電圧に引き抜かれる。この引き抜き動作に複数のダミーセルDCを用いるのは、ローカルビット線LBLと違い、ダミーローカルビット線DLBLをフル振幅させるためである。
図4は、図2に示したX方向に配置されたダミーセルDC(D,0)〜DC(D,L)のうち1つの構成を示す回路図である。これらのダミーセルDCは、基本的には、メモリセルMCと同じ構成である。以下に、メモリセルMCと異なる構成を中心に説明する。
駆動用NMOSトランジスタDV1及び負荷用PMOSトランジスタLD1のゲート端子は、電源端子(VDD)に接続されている。よって、PMOSトランジスタLD1は常にオフ状態であり、NMOSトランジスタDV1は常にオン状態である。すなわち、ダミーセルDCは、フリップフロップ動作が固定されている。ダミーセルDCの記憶ノードN1にはデータ0が記憶され、記憶ノードN2にはデータ1が記憶される。
記憶ノードN1は、トランスファーゲートXF1を介してダミーローカルビット線DLBLに接続されている。トランスファーゲートXF1のゲート端子は、ダミーワード線DWLに接続されている。トランスファーゲートXF2のゲート端子及びソース端子は、接地されている。従って、トランスファーゲートXF2は、常にオフ状態である。
図5は、図2に示したY方向に配置されたダミーセルDC(0,0)〜DC(N,0)のうち1つの構成を示す回路図である。以下、図4に示したダミーセルと異なる構成を中心に説明する。トランスファーゲートXF1のゲート端子は、接地されている。負荷用PMOSトランジスタLD1、VD2のゲート端子はそれぞれ、電源端子(VDD)に接続されている。駆動用NMOSトランジスタDV1、DV2のゲート端子はそれぞれ、接地されている。
図5に示すように、Y方向に配置されたダミーセルDC(0,0)〜DC(N,0)は、ワード線WLには接続されない。これらダミーセルDC(0,0)〜DC(N,0)は、ダミーローカルビット線DLBLの容量をローカルビット線LBLのそれに揃えるために設けられている。これにより、ダミーローカルビット線DLBLは、ローカルビット線LBLの動きをモニタすることができるようになる。
メモリセルアレイ12−1に配置されたワード線WL0〜WLNには、ロウデコーダ16−0〜16−Nが接続されている。ダミーワード線DWLには、ダミーロウデコーダ16−Dが接続されている。ダミーロウデコーダ16−Dは、制御回路18の制御により、ダミーワード線DWLを選択する。
ローカルビット線対LBL,BLBLは、ローカルセンスアンプLSAに接続されている。ローカルセンスアンプ回路13−1領域内には、ローカルセンスアンプLSAごとにNMOSトランジスタ23、24が設けられている。NMOSトランジスタ23のドレイン端子は、グローバルビット線GBLに接続されている。NMOSトランジスタ23のゲート端子は、ローカルセンスアンプLSAに接続されている。NMOSトランジスタ23のソース端子は、接地されている。
NMOSトランジスタ24のドレイン端子は、グローバルビット線BGBLに接続されている。NMOSトランジスタ24のゲート端子は、ローカルセンスアンプLSAに接続されている。NMOSトランジスタ24のソース端子は、接地されている。ローカルセンスアンプ回路13−2についても同様に、ローカルセンスアンプLSAごとにNMOSトランジスタ23、24が設けられ、これらNMOSトランジスタ23、24は、グローバルビット線GBLに接続されている。
ローカルセンスアンプLSAは、メモリセルMCからローカルビット線対LBL,BLBLに転送されたデータを検知及び増幅すると共に、これらデータに基づいてNMOSトランジスタ23及び24のゲート端子にゲート電圧を供給する。具体的には、ローカルセンスアンプLSAは、ローカルビット線LBLのデータを反転した電圧をNMOSトランジスタ23のゲート端子に供給する。また、ローカルセンスアンプLSAは、ローカルビット線BLBLのデータを反転した電圧をNMOSトランジスタ24のゲート端子に供給する。これにより、データ0が転送されたローカルビット線に対応するグローバルビット線がローレベル電圧に設定される。
グローバルビット線対GBL,BGBLは、グローバルセンスアンプGSAに接続されている。グローバルセンスアンプGSAは、グローバルビット線対GBL,BGBLに転送されたデータを検知及び増幅する。
ダミーローカルビット線DLBLは、インバータ回路21を介してローカルセンスアンプ(LSA)活性回路22に接続されている。これらインバータ回路21及びLSA活性回路22は、ローカルセンスアンプ回路13−1領域内に配置されている。LSA活性回路22は、ダミーローカルビット線DLBLの電位に基づいて、ローカルセンスアンプLSAを活性化するための活性化信号LEを生成する。
ローカルセンスアンプ回路13−1領域内には、NMOSトランジスタ25が設けられている。NMOSトランジスタ25のドレイン端子は、ダミーグローバルビット線DGBLに接続されている。NMOSトランジスタ25のゲート端子は、インバータ回路21の出力端子に接続されている。NMOSトランジスタ25のソース端子は、接地されている。
ダミーグローバルビット線DGBLは、グローバルセンスアンプ(GSA)活性回路26に接続されている。GSA活性回路26は、グローバルセンスアンプ回路15−1領域内に配置されている。GSA活性回路26は、ダミーグローバルビット線DGBLの電位に基づいて、グローバルセンスアンプGSAを活性化するための活性化信号GEを生成する。
このように構成されたSRAMの動作について説明する。任意のメモリセルMCからデータを読み出すために、このメモリセルMCに接続されたワード線WLがロウデコーダ16によって選択される。これと同時に、ダミーワード線DWLがダミーロウデコーダ16−Dによって選択される。
すると、ダミーセルDC(D,0)〜DC(D,L)は、ダミーローカルビット線DLBLをローレベル電圧に設定する。これにより、LSA活性回路22にハイレベル電圧が供給され、LSA活性回路22は、活性化信号LEを活性化する。この活性化信号LEを受けて、ローカルセンスアンプLSAは、ローカルビット線対LBL,BLBLのデータの検知動作を開始する。さらに、ローカルセンスアンプLSAは、NMOSトランジスタ23及び24にゲート電圧を供給する。
一方、ダミーグローバルビット線DGBLは、NMOSトランジスタ25によりローレベル電圧に設定される。すると、GSA活性回路26は、活性化信号GEを活性化する。この活性化信号GEを受けて、グローバルセンスアンプGSAは、グローバルビット線対GBL,BGBLのデータの検知動作を開始する。
なお、NMOSトランジスタ23及び24は、同じサイズ(ゲート幅)に設定される。一方、NMOSトランジスタ25のサイズは、NMOSトランジスタ23のそれより大きく設定される。例えばNMOSトランジスタ25のサイズは、NMOSトランジスタ23のN倍(1≦N≦100)に設定される。これにより、ダミーグローバルビット線DGBLをローレベル電圧に設定する速度を速くすることができる。
これは、ローカルセンスアンプ及びグローバルセンスアンプの活性化タイミングをグローバルセンスアンプから最も遠いメモリセルMCに合わせているために必要な条件であり、ダミーグローバルビット線DGBLがローレベル電圧に遷移する速度が遅くなると、グローバルセンスアンプGSAを活性化するタイミングが遅くなってしまうからである。NMOSトランジスタ25のサイズをNMOSトランジスタ23より大きくすることで、グローバルセンスアンプGSAの活性化タイミングをより最適に設定することができる。
図6は、SRAMの動作波形を示す図である。まず、ワード線WLとダミーワード線DWLとが同時に選択される。すると、選択されたメモリセルからローカルビット線対LBL,BLBLにデータが転送され、このローカルビット線対LBL,BLBLの電位が変化する。同様に、ダミーセルDCのデータがダミーローカルビット線DLBLに転送され、ダミーローカルビット線DLBLの電位が低くなる。
ローカルビット線対LBL,BLBLに十分な電位差が現れたところで、ローカルセンスアンプLSAを活性化するための活性化信号LEがハイレベルになる。このタイミングでローカルセンスアンプLSAがデータ読み出し動作を開始する。
また、ダミーローカルビット線DLBLがローレベルになると、NMOSトランジスタ25によりダミーグローバルビット線DGBLをローレベル電圧に引き抜く動作が開始される。そして、グローバルビット線対GBL,BGBLに十分な電位差が現れたところで、グローバルセンスアンプGSAを活性化するための活性化信号GEがハイレベルになる。このタイミングでグローバルセンスアンプGSAがデータ読み出し動作を開始する。
以上詳述したように本実施形態によれば、ダミーグローバルビット線DGBLがグローバルビット線GBLと同様の構成を有することで、グローバルビット線GBLがトランジスタの閾値及び電源電圧の影響を受けた動作変動も、ダミーグローバルビット線DGBLが同様に再現することができる。これにより、グローバルセンスアンプの活性化タイミングを最適に設定することができる。
また、本実施形態の構成によれば、グローバルセンスアンプの活性化タイミングがダミーグローバルビット線の時定数(CR)で決まることになるので、トランジスタの閾値及び電源電圧の変動による影響を最小限に抑えることができる。これにより、歩留まりを向上させることができる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態は、1本のダミーグローバルビット線を用いて2つのグローバルセンスアンプ回路15−1、15−2の活性化タイミングを制御するようにしている。
第2の実施形態は、1本のダミーグローバルビット線を用いて2つのグローバルセンスアンプ回路15−1、15−2の活性化タイミングを制御するようにしている。
図7は、本発明の第2の実施形態に係るSRAMの概略図である。基本単位11−1、11−2、グローバルセンスアンプ回路15−1の構成は、第1の実施形態と同じである。一方、基本単位11−3、11−4には、ダミーグローバルビット線が配設されていない。よって、ダミーグローバルビット線に接続されるべきNMOSトランジスタ25及びGSA活性回路26も、基本単位11−3及びグローバルセンスアンプ回路15−2には設けられていない。
図8は、メモリセルアレイ、ローカルセンスアンプ回路及びグローバルセンスアンプ回路の構成を示す回路ブロック図である。ダミーグローバルビット線DGBLには、GSA活性回路26が接続されている。GSA活性回路26は、制御回路18内に配置されている。GSA活性回路26により生成された活性化信号GEは、グローバルセンスアンプ回路15−1、15−2にそれぞれ供給されている。
グローバルセンスアンプ回路15−1に含まれる複数のグローバルセンスアンプGSAは、GSA活性回路26から供給される活性化信号GEに基づいて、検知動作を開始する。同様に、グローバルセンスアンプ回路15−2に含まれる複数のグローバルセンスアンプGSAは、GSA活性回路26から供給される活性化信号GEに基づいて、検知動作を開始する。
本実施形態のように、1本のダミーグローバルビット線を用いて2つのグローバルセンスアンプ回路15−1、15−2の活性化タイミングを制御するようにしてもよい。このようにしてSRAMを構成することで、第1の実施形態と比べて、回路面積を縮小することが可能となる。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で、構成要素を変形して具体化できる。また、実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより種々の発明を構成することができる。例えば、実施形態に開示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよいし、異なる実施形態の構成要素を適宜組み合わせてもよい。
MC…メモリセル、DC…ダミーセル、LBL…ローカルビット線、GBL…グローバルビット線、WL…ワード線、DLBL…ダミーローカルビット線、DGBL…ダミーグローバルビット線、DWL…ダミーワード線、INV1,INV2…インバータ回路、LD1,LD2…負荷用PMOSトランジスタ、DV1,DV2…駆動用NMOSトランジスタ、N1,N2…記憶ノード、XF1,XF2…トランスファーゲート、11…基本単位、12…メモリセルアレイ、13…ローカルセンスアンプ回路、13…グローバルセンスアンプ回路、14…ダミーセル群、15…グローバルセンスアンプ回路、16…ロウデコーダ、17…ドライバ、18…制御回路、21…インバータ回路、22…LSA活性回路、23〜25…NMOSトランジスタ、26…GSA活性回路。
Claims (5)
- それぞれが複数のメモリセルを含む複数のメモリセルアレイと、
前記複数のメモリセルアレイにそれぞれ設けられ、かつメモリセルアレイの列を選択する複数のローカルビット線と、
メモリセルからローカルビット線を介して転送されるデータを検知する複数のローカルセンスアンプ回路と、
前記複数のメモリセルアレイに共有され、かつ前記複数のローカルセンスアンプ回路からデータが転送されるグローバルビット線と、
前記グローバルビット線のデータを検知するグローバルセンスアンプ回路と、
前記複数のローカルセンスアンプ回路に対応して設けられた複数のダミーセル群と
を具備し、
前記ダミーセル群を用いて前記グローバルビット線の活性化タイミングを制御することを特徴とする半導体記憶装置。 - 前記複数のダミーセル群にそれぞれ接続された複数のダミーローカルビット線と、
前記複数のダミーローカルビット線にそれぞれ接続され、かつ前記ダミーローカルビット線の電位に基づいて前記ローカルセンスアンプ回路を活性化する複数のローカル活性回路と、
前記複数のダミーローカルビット線のうち特定のダミーローカルビット線に対応して設けられたダミーグローバルビット線と、
前記特定のダミーローカルビット線の電位に基づいて前記ダミーグローバルビット線を接地電圧に設定する第1のMOSトランジスタと、
前記ダミーグローバルビット線に接続され、かつ前記ダミーグローバルビット線の電位に基づいて前記グローバルセンスアンプ回路を活性化するグローバル活性回路と
をさらに具備することを特徴とする請求項1に記載の半導体記憶装置。 - 前記特定のダミーローカルビット線に接続されたダミーセル群は、前記グローバルセンスアンプ回路から最も遠いメモリセルアレイ内に配置されることを特徴とする請求項2に記載の半導体記憶装置。
- 前記複数のローカルセンスアンプに対応してそれぞれ設けられ、かつ前記複数のローカルビット線の電位に基づいて前記グローバルビット線を接地電圧に設定する複数の第2のMOSトランジスタをさらに具備し、
前記第1のMOSトランジスタは、前記最も遠いメモリセルアレイに隣接して配置されることを特徴とする請求項3に記載の半導体記憶装置。 - 前記ローカルセンスアンプ回路は、2つのメモリセルアレイごとに1つ設けられることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の半導体記憶装置。
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2007
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